(1)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(2)ピノ・ノワール(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(3)シラー、テンプラニーリョ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:07)\1280
(4)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\990
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
鮮やかなピンクのフチの濃いガーネット。
深い透明感があるが、底はギリギリ見えないくらい。
ほとんど黒だが、フチはピンクで若々しさがある。
ディスクは薄く、粘性は中庸。
【香り】
濃縮感のあるジャムのような果実香。
タバコやチョコレートのような焦げ臭。
グラスを回すと赤味の肉のような動物香。
フレッシュな果実香も出てくる。
ヴァニラのようなキャンディのような甘い印象もあり。
香りはそれほど強くないが、ボリューム感を感じる。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
思いのほか辛口。
ただフルーティさは強い。
酸味もしっかりと強く、後味まで残る。
アルコール度も強めで、喉が少し熱くなる。
余韻は少し続く。
【判定】
濃い外観からはシラーの2本。
香りもシラーっぽい。
でも味わいが思いのほか辛口。
ドライでフルーティ。
ほぼコルビエールかスペインで絞られるが、ちょっとボルドーが気になる。
そう、飲み口がシラーっぽくない。
どちらかというとボルドー?
飲めば飲むほどシラーじゃない。
香りも最初のシラーっぽさが消えて、茎のようなグリーン香が出てきた。
やっぱりボルドー?
香りの要素の中に、カリニャンとかテンプラニーリョの、ローカル品種の独特な香りが混ざってない。
高貴品種だけでまとめた香りの印象。
ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン
最近多いんですよね、シラーっぽさを感じるメルロー。
【総評】
シャトー・デュ・シャロン 2008
Chateau Du Charron 2008
フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン
リカーランドトップで、990円で購入。
軽くてすっきりしている、カジュアルなボルドーです。
ボリューム感や、複雑な味わいではありませんが、シンプルに飲みやすくまとまってます。
価格も手頃だし、なかなかいいのでは。
ボルドーらしさを微妙に残しつつ、ニューワールドのフルーティで飲みやすい感じを持ってます。
伝統と流行がうまく融合している、モダンなタイプのボルドーですね。
今日の晩ご飯はヒレカツだったのですが、さすがにこれは合わない。
トンカツに合うのはやっぱりロゼ?
このワインは食事が無くても美味しく飲めるタイプですね。
すっきりとしていて重さが無いので、スイスイ飲めてしまいます。
若干水っぽい感じはありますが、後味がキレイなのでそれほど気になりません。
軽いので家庭の肉料理にも良く合いそうです。
いわゆるボルドーテイストを期待するとちょっと違いますが、ワインとしては良くまとまっていると思います。
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