2010/02/20

シャトー・ド・ヴィルクール 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル(フランス:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\926 (6本セット5555円)
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:09)\926 (6本セット5555円)
(3)シュナン・ブラン、ユニ・ブラン(アルゼンチン:メンドーサ州:08)\428
(4)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー:NV)\398

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・ド・ヴィルクール 2008
【外観】
やや淡い、グリーンがかったレモンイエロー。
輝きはあるが少し大人しい。
単調な色合い。
粘性はやや強く、脚があとから降りてくる。
ディスクは厚め。
小さな気泡が少し見られる。

【香り】
石油香。
グリーン香。
スモーキーな印象。
グラスを回すと柑橘系のフルーツ香。
カリンっぽい感じもある。
落ち着いてくるとミネラル感や白い花のような印象。

【味わい】
ほとんど残糖を感じないセック。
やや軽い飲み口で、酸味は強い。
苦味が最初から広がり、甘くないグレープフルーツのよう。
かなりドライで、フルーティさは少ない。
やや力の弱いボディ感。
後味が少し頼りない感じ。
余韻は少し残る。

【判定】
やや淡くてグリーンがかっているところは若いワインはほとんど入るが、微妙にソーヴィニヨン・ブランっぽい。
香りは完全にソーヴィニヨン・ブラン。
ほんのりとペトロール香があって、スモーキーさを伴った青草香。
味わいもシャープで酸味が強く、グレープフルーツのような味わいはまさにソーヴィニヨン・ブラン。
他には選択肢がないかも。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン チリ
で、ブー

あれ? ボルドー?

【総評】
シャトー・ド・ヴィルクール 2008
CHATEAU DE VIRECOURT Blanc 2008

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル

ワインの店ちどり屋の通販で、6本セット5555円、1本あたり926円で購入。

ボルドーという選択肢が、すっかり頭にありませんでした。
完全にソーヴィニヨン・ブランの単一品種かと思ってましたね。
それくらいソーヴィニヨン・ブランの印象が強かったもので・・

チリにしてはドライだなって、思ってたんですよね~。
いやー、残念。

そうそう、このワインのボルドーらしくないポイントは樽の影響をほとんど感じないって点でしょうか。
品種の印象がダイレクトに出てる感じです。

このワインの第一印象は、薄めたボルドー・・・
ちょっと軽すぎるかな、って感じ。

ところが、飲み進むといい感じになってきました。

後味がすっきりしているのもポイントが高いですね。どんどん飲んでしまいます。

辛口なので、いろいろな料理との相性も良さそう。

カミさんに聞いたら、ライムのような柑橘系の爽やかさがあって後味がいいので、軽いけど美味しい、という評価でした。

確かにこのすっきり感はなかなかいいですね。

低価格なボルドーなのですが、軽さをうまく長所にしています。

ボルドーでも、メドックの白ではなくて、アントル・ドゥ・メールの印象。
グラーヴって感じでもありません。

1本飲むと良さが出てくるワインですね。

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シャトー・ド・ヴィルクール[2005] 白 税込 980 円 送料別

※サイトより引用
A.O.C.ボルドー
ブドウ品種 セミヨン 56%/
ソーヴィニヨン・ブラン 29%/ミュスカデル 15%
醸造・熟成 収穫後かもしを24時間行い、アルコール発酵は16~18℃に温度を設定。
熟成はステンレスタンクの中で最低3ヶ月間行う。
味わい やや辛口 飲み頃温度 8℃
コメント ボルドー地方の家族経営のシャトーが高品質かつ値頃に、というのを信念に造っています。フレッシュな口当たりで、飲みやすい1本。現地フランスでも大人気です。

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