2015/02/28

ロス・ヴァスコス シャルドネ 2013

ロス・ヴァスコス シャルドネ 2013
ロス・ヴァスコス シャルドネ 2013
LOS VASCOS CHARDONNAY 2013

チリ:アコンカグア地方:カサブランカ・ヴァレー
アルコール度:14%
ブドウ品種:シャルドネ

うきうきワインの玉手箱の通販で、6本セット4094円で購入、1本あたり682円。
参考価格は、1,274円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きは弱め、ギラギラした金属質な輝きがある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>カリン、南国系の果実、パイナップル
<花・植物>すいかずら
<香辛・芳香>硝煙、小石のようなミネラル、ちょっとシナモン?
<化学物質>なし
香りの印象:それほど強くないが、しっかりした香り

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:しっかり強め
苦味:コク(深み)をあたえる
バランス:ボリューム感があるが、ややアルコールが浮き気味
アルコール:強め
余韻:少し長めに続く

【フレーヴァー】
グレープフルーツやオレンジのような果実感

【評価】
しっかり強めで、厚みのある果実感があるが、アルコール度が高いので、後味は辛さが残る

【供出温度】
10-14度 アルコール度が極端に高いので、ちょっと温度高めで辛さを楽しむタイプ

【グラス】
中庸

【総評】
外観は淡めで、グリーンがかったイエロー、ギラギラした金属質の強い輝きがあります。

香りはやや弱めで、カリンや南国系の果実香、硝煙、ミネラル、アルコールのエーテル香も若干あります。

味わいは、やや強めのフルーツ感のあるアタックから、残糖の甘みが広がり、しっかりした酸と強めのボディが支えて、その後アルコールの印象が強く出てきて、辛い乾く感じのフィニッシュ。

白ワインで14%は相当高めですが、やはりちょっとアルコールが浮いた印象があるんですよね。
2杯も飲むと、だいぶ酔ってきます。

今日の晩御飯は、サーモンとイクラの海鮮親子丼、おまけでハマチ入り。
ワインと生魚はちょっと難しい組み合わせですが、このワインは意外と大丈夫みたい。

ただ、あまり馴染んで高め合うような合い方はしないので、やはりもうちょっと違う料理が良さそうですね。
付け合せにあったマカロニサラダもイマイチでした。

おつまみで、クラッカーにキリのクリームチーズ、ハーブ&ガーリック、それに生ハムを乗せたオードブルに合わせると、生ハムの塩気とちょっとケンカ。
生ハムなしで、クラッカーにクリームチーズだけの方が良く合いますが、やはりワインの強さをカバーしきれない感じがあります。

この強さに合う食事は家庭料理だとなかなか難しいかも。
鶏のハーブ焼きみたいな肉系で、香草の香りがあるような料理でしょうか。
焼き鳥に七味をつけて合わせる、という手もあるかも。

基本的にしっかりしたワインなので、品質感は良く、コストパフォーマンスも高いと思います。
あとはどう活かすかでしょうね。

パーティワインとしてはやや強めで、男子会に合いそうなイメージです。

人に例えると、華やかさがあって気が強い、南米系の美女って感じ?
コストパフォーマンスは良いと思います。

■楽天ショップへのリンク

ロス ヴァスコス シャルドネ 2013 750ml WWINE

※サイトより引用
「ロス・ヴァスコス」は、チリに移住したスペイン・バスク地方出身のエチェニケ家により1750年に創業された、歴史と格式のあるワイナリーです。
1988年、ボルドー5大シャトーの筆頭「シャトー・ラフィット・ロスシルド」を擁する「ドメーヌ・バロン・ド・ロスシルド」が経営権を取得。経営パートナーとなり、新しい時代を迎えます。チリのテロワールに魅了され、チリで本格的なワインを造りたいと考えていたボルドーの名門シャトーに選ばれたのが、「ロス・ヴァスコス」だったのです。
新星「ロス・ヴァスコス」が目指したのは、チリで造るワインを世界の最高峰レベルにまで高めること。以降、上質のワイン造りに最適なテロワールの魅力を最大限に活かせるよう徹底的な改革が行われました。その結果、今ではボルドーのシャトーものにもひけをとらないエレガントなチリワインを生み出しています。
コルチャグア・ヴァレー中部に所有するブドウ畑は、作付面積640haと同地区では最大規模。広大な畑を持ちながら、殺虫剤や除草剤などの化学物質を使わない栽培方法を採用し、グリーンハーヴェストによる収量制限を行うなど、手間のかかる栽培を行っているのも品質にこだわる証し。 ボルドーのトップシャトーに磨かれて四半世紀、そのクオリティーは今もなお向上し続けています。
ロス・ヴァスコス・シャルドネは、果実の素晴らしい調和を備えた、風味の瑞々しさと繊細さを特徴とするワインです。
自社畑の冷涼な区画と、カサブランカ・ヴァレーなど、チリを代表するシャルドネ産地の契約農家の精選ブドウを使用。
オイスターや鶏肉料理、魚やチーズとの相性はぴったり。
10~12℃に冷やしてお楽しみください。
芳醇で瑞々しく、飲み心地の良さは抜群。
メロン、バナナ、グレープフルーツ、その他南国系果実のノートを基調に、弾けんばかりのアロマ表現が楽しめます。
シャルドネならではのフレッシュで爽やかな酸味とほのかな苦みが感じられ、上質な果実味の余韻も長く続きます。

2015/02/26

サントリー デリカメゾン デリシャス 赤 NV

サントリー デリカメゾン デリシャス 赤 NV
サントリー デリカメゾン デリシャス 赤 NV
Delica Maison Delicious Red NV

日本:輸入ぶどう果汁・輸入ワイン使用
アルコール度:10%
ブドウ品種:不明

グルメシティで、税込み340円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱い
色調:落ち着いた色調の、淡いルビー
濃淡:淡い
粘性:弱め
外観の印象:底がはっきり見えるくらいの明るさで、全体的に大人しい

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:
<果実>イチゴ、キャンディ
<花・植物>ドライフラワー
<香辛・芳香>なめし革
<化学物質>ややケミカル
香りの印象:弱く、やや人工的

【味わい】
アタック:かなり軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):添加したような甘み
酸味:やさしい、弱め
タンニン分:弱め
バランス:弱い、半分ジュース
アルコール度:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
人工的な果実感

【評価】
ほぼジュースのような飲み口で、香りも酸味もタンニンもボディも全て弱いけど、バランスは悪くない印象

【供出温度】
7度以下 ワインらしくないので、しっかり冷やして飲む方がいいのでは

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観はかなり明るく、落ち着いた色調のルビーで、沈んだ大人しい印象です。

香りは弱く、人工的でちょっとケミカル、いちごやキャンディ、ちょっとなめし革、ドライフラワーのような印象もあります。

味わいは、かなり軽めで半分ジュースのような飲み口、変な甘みと頼りない酸味、やや水っぽさがある消え入るようなフィニッシュ。

これはワイン風アルコール飲料って印象ですね。
ワインと思って飲むとがっかりしますが、飲み物としてはバランスよくまとまっているかも。

今日の晩御飯は、麻婆春雨。
合わせると、なんだか妙な合い方をして、食事の邪魔をする感じです。
食事と合わせると、ジュースっぽさが気になりますね。

というか食事と合わせると、それまで平和だった味わいが急に乱れて、ちょっと臭みが出てきたりで、バランスを崩してしまうようです。
ワインだけだと気が付かないアラが表面に出てくる感じ。
おつまみでビーフジャーキーに合わせても最悪の感じで、肉が生っぽくなってワインもガタガタ。

食事が終わって、ワインだけになると、また平和な雰囲気に戻ります。

ワインを飲みたいと思って買うと後悔しますね。
食事との相性もなかなか微妙です。

人に例えると、まだ大人になっていない、ふわふわした印象の少女で、子供の会話しかできない、みたいな。

日頃ワインを飲まない人にも飲みやすい国産タイプなので、ワインの裾野を広げる役目はあると思います。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)

2015/02/25

センシィ ボルゴシプレッシ ロッソ NV (2015年購入)

センシィ ボルゴシプレッシ ロッソ NV
センシィ ボルゴシプレッシ ロッソ NV
SENSI BORGO CIPRESSI ROSSO NV

イタリア:トスカーナ州
アルコール度:13%
ブドウ品種:不明

ローソンで、税込み576円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:落ち着いた黒っぽい色調の、やや濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや弱め
外観の印象:落ち着いた色調、底がうっすら見えるくらいの透明感

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:
<果実>赤い果実、キャンディ
<花・植物>グリーン系のスパイス
<香辛・芳香>エーテル香、カラメル
<化学物質>やや硫黄
香りの印象:弱くて控えめ、地味な印象ながら、悪い要素はない

【味わい】
アタック:かなり軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:おだやか、やわらか
タンニン分:弱め、サラサラした
バランス:ライトでやわらか
アルコール度:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
ちょっとゴムっぽい印象が残る

【評価】
かなり軽く、全体に大人しい印象ながら、バランスよくまとまっている

【供出温度】
10-13度 冷蔵庫で冷やしても飲めそうだけど、ちょっと温度高めの方がワインらしい味わいになる

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、落ち着いた黒っぽい色調の、やや濃いルビーで、底が見えるくらいの透明感があります。

香りは弱く、最初は硫黄やアルコール香がありますが、時間が経つと「べっこう飴」のような甘い印象が出てきました。

味わいは、かなり軽めのアタックからじわっと甘みが広がり、やさしい酸味がふわっと支えて、ソフトなタンニンが後半グッと収斂性を出して、ちょっとゴムっぽいケミカルな印象でフィニッシュ。

相当軽いワインですがファーストアタックはバランスが良く、意外といけるじゃん、と思っていると、最後のフィニッシュでゴムっぽい印象が出てきて、ちょっとガッカリ。

軽くて飲みやすいのですが、ワインだけで飲んでると、どんどんゴムっぽい後味が強くなってきました。

今日の晩御飯は、コンビニのマッサマンカレー。
アメリカの情報サイト『CNNGo』で、世界で最もおいしい食べ物に選ばれたというタイカレーですね。

ココナッツミルクの甘みと、カルダモンやシナモン、クローブなどスパイスが強く、赤ワインに合うメニューではありません。
どちらかというと、アロマティックな白ワインの方がすっと馴染む感じ。
ゲヴュルツトラミネールとか、華やかさのある白ワインが良さそうなメニューですね。

このワインを合わせてみると、とても控えめに、地味に仕事をこなします。
香りの強い華やかさのあるメニューに、乗って行くのではなくて、大人しい方向に抑えこむような合い方ですね。
イケイケなメニューに、ブレーキをかける合い方で、それでいて食事との相性は悪くありません。

ワイン自体が控えめなので、完全に裏方に回る感じで料理をサポートします。

それにしても何とも献身的に働くというか、よくやってる感があって、なかなか好印象。
バタバタ走り回ってる感じ?

食事が終わって、歌舞伎揚げに合わせてみると、さすがにワインらしさが出て、突き放す感じで、バカにするなって感じになります。
このワイン、軽いけどワインらしさがしっかりあるんですよね。

ナッツの入ったチョコウエハースに合わせると、抱きあうようにしっかり合います。
フィットするポイントがいろいろありそうですが、ナッツ、チョコ、ウェハースそれぞれがワインに合う要素をもってて、そこにうまく馴染んで、アルコールの深みを与えるような、スイーツ的な合い方。
いろいろ合わせた中ではこれが一番いい感じですね。

このワイン、家庭の肉料理系だと大体合いそうな気がします。
ハンバーグとかカレーとか、豚肉系の料理もいけそうで、ポークチャップなんて良さそう。

このワイン軽いのでスイスイ飲んで、へたすると1本明けそうな勢いで飲んでしまうのですが、なんとアルコール度は13%。
1本開けたら次の日は仕事になりませんね。これは危ない。

ワインだけになると、食事中は気にならなかったゴムっぽいケミカルな後味が、また気になりだしました。
とはいえ、全体的になまとまりは良いと思いますね。

人に例えると、落ち着いた雰囲気の、飾りっけのない、大人な女性で、いろいろ相談したくなるタイプ?

この価格帯で、ニューワールドタイプじゃない、軽い伝統的なタイプを好む人にはオススメでしょうか。

■関連リンク(ローソンのワイン)


2015/02/22

シャトー・オー・カントルー 2011

シャトー・オー・カントルー 2011
シャトー・オー・カントルー 2011
Chateau Haut-Canteloup 2011

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ブライ・コート・ド・ボルドー
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー

うきうきワインの玉手箱の通販で、6本セット4094円で購入、1本あたり682円。
参考価格は、1598円。

【外観】
清澄度:たぶん澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫がかったフチの、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが良い、輝きとツヤがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>カシス、黒い果実、ブルーベリージャム
<花・植物>スミレ、針葉樹、メントール
<香辛・芳香>赤身の肉、なめし革
<化学物質>なし
香りの印象:若干還元的な印象があるが、華やかさがあり強め

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):わずかに残糖の甘み
酸味:やわらかな、はっきりした
タンニン分:きめ細やか、サラサラした
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
軽めですっきりフレッシュな飲み口ながら、タンニンは強く、収斂性のある乾く印象のフィニッシュ

【供出温度】
14-17度 ワイン自体にクールな印象があり、タンニンが強めなので、少し温度高めの方が飲みやすそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
ひょっとしたら飲む直前にデキャンタージュすると飲みやすくなるかも

【総評】
外観は、若々しい紫がかったフチの濃いガーネットで、輝きと液面のツヤがあります。

香りは、スミレやバラのようなボルドーらしいフローラル、針葉樹やメントールのような揮発性のある感じ、肉系の印象もあり、複雑で華やか。

味わいは見た目と違い、すっきりライトでクールなアタックから、ふわっと華やかな香りが広がり、優しい酸味とスレンダーなボディが支えて、その後強めのタンニンが出てきて、収斂性のある乾く印象でのフィニッシュ。

1500円のクラスにしては、香りもしっかりあり、口当たりもよく、やや渋みが強く残るもののしっかりワインらしさのあるフィニッシュで、これは美味しいですね。
アフターフレーバーにも華やかさがあります。

でも、香りが華やかで渋みが強めなので、これは家庭料理には合わせにくいかも。

今日の晩御飯は、鶏肉のオーロラソース炒め。
白ワインに合いそうなメニューなので、やはりこのワインだとバランスが悪いですね。
ワインが完全に勝ってしまいます。

サイドメニューの、餃子の皮のウィンナー巻きはちょっと合いました。

やはりしっかりした肉料理が良さそうですね。
ビーフシチューとか合いそう。
ハッシュドビーフとか、カレーも悪くないかもしれません。

香りの主張が強めですが、全体のボリューム感が無いので、家庭の肉料理でもちょっと工夫すれば十分合いそうですね。

おつまみで、キリのクリームチーズ、ハーブ&ガーリックをグリッシーニにつけて合わせると、ピッタリフィットはしないけど、方向性は同じで悪くありません。
ビーフジャーキーは、バランスはバッチリですが、お互いに香りが強めなのでパーティ的な合い方になります。
メルティーキッスは、ワインが完全に飲み込まれるけど、味わい深い大人のスイーツって感じで、悪くありません。

最初は、後味の渋みが気になりましたが、飲み進むとだんだん味が馴染んできて、ひんやりクールですっきり爽やかな味わいになってきました。

このワイン、いいですね。

安いボルドーって、当たり外れが大きいですが、やはりワインのトレンドを引っ張ってる感があって、このワインも普及価格帯のワインのお手本を示しているというか、教科書的で品質感はとても良いですね。

美味しい食事に合わせたい、造り手のセンスを感じるワインです。

人に例えると、知的で冷静、セクシーなんだけど浮ついていない、30代の男子、って感じ?
日曜美術館に出ている、井浦 新をイメージしてしまいました。

このワイン、オススメです。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・オー・カンテループ[2011]年・AOC・ブライ・コート・ド・ボルドー・パリ農業コンクール金賞受賞酒(ゴールドメダル)・シャトー元詰(ボルドナーヴ家)Chateau Haut Canteloup [2011]

※サイトより引用
ボルドーこだわり注目AOCフルボディ辛口赤ワイン愛好家大注目!フランス アシェット・ガイド2013年版でなんと!この2010年のシャトー・オー・カンテループが星付で掲載大注目!
ボルドーAOCの数ランク上の人気急上昇高級AOC地区!!からパリ農業コンクール金賞受賞酒!!造り手は、プルミエ・コート・ド・ブライ(現ブライ・コート・ド・ボルドー)の中心部“サン・パライス”村に4世代続く名門!ボルドナーヴ家(現当主夫妻と2人の息子が運営)!!
AOCブライ・コート・ド・ボルドーに、石灰粘土質土壌の畑を44ha所有!!密植度驚異の4,500~6000本!
この2011年ものは、メルロー75%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%をオーク樽熟成!!きれいに輝くレッドカラー!
熟した赤いフルーツのアロマとトーストやヴァニラのニュアンスの華やかなブーケ!にきれいなアタック!そしてしっかりとしたこなれたタンニンとシルキーなフィニッシュを伴う非常にすばらしいストラクチャーを感じさせる究極フルボディ赤ワイン!が限定でしかもゴールドメダル&アシェット・ガイド誌大注目のスーパーグレイト2011年で少量入荷!

2015/02/21

カバ・レセルバ・ブリュット カスティージョ・ペレラーダ NV

カバ・レセルバ・ブリュット カスティージョ・ペレラーダ NV
カバ・レセルバ・ブリュット カスティージョ・ペレラーダ NV
CAVA Reserva Brut Castillo Perelada NV

スペイン:カタルーニャ州
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:マカベオ40%、チャレッロ30%、パレリャーダ30%

うきうきワインの玉手箱の通販で、6本セット4094円で購入、1本あたり682円。
参考価格は、1598円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:わずかにオレンジっぽさのある、イエロー
濃淡:中庸
粘性:弱め
泡立ち:発泡性 少なめの泡が長続きする
外観の印象:若い、艶と輝きがある、泡立ちが続く

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>青りんご、シードル
<花・植物>グリーン系ハーブ
<香辛・芳香>ミネラル、ナッティ
<化学物質>なし
香りの印象:独特なグリーン感がある

【味わい】
アタック:やや強め 泡立ちは強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱め(ドライ)
酸味:爽やかな、シャープな
苦味:コク(深み)を与える
バランス:溌剌とした、ドライな
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
苦味のある柑橘系

【評価】
しっかりした泡立ちで、ドライでやや強めの口当たり、しっかりした酸味をボディがあり、力強さを感じる味わい

【供出温度】
7度以下

【グラス】
ドライなので、フルート型グラスでもいいかも

【総評】
外観は、ややオレンジっぽさを感じる中庸なイエローで、泡立ちは長く続きます。

香りは弱めで、ちょっと酸化をイメージさせるリンゴやシードル、独特のグリーン感があり、ミネラルの印象もあります。

味わいは、しっかりした泡立ちで、やや強めのアタックから、しっかりした酸とボディが支えて、ドライな味わいの、えぐ味と苦味を強めに感じるフィニッシュ。

もうちょっとフルーティなカジュアルな味をイメージしてましたが、辛口で泡立ちも強く、日頃スパークリングを飲み慣れてない私にはやや手強い感じ。

個人的には、優しい泡立ちのフルーティなタイプの方が好きですが、ワインとしてはしっかりしていると思います。

今日の晩御飯は、自家製のぎょうざ。
つけダレは、お醤油・お酢・ラー油の普通のタレと、お酢にコショウを溶かしたサッパリだれ。

お酢+コショウはワインにもよく合いますね。
普通のタレでも特に問題ありませんが、ワインが本格的な印象なので、料理もハーブの効いた洋食の方が良さそうです。

おつまみで、キリ ハーブ&ガーリックのクリームチーズを、グリッシーニに合わせておつまみにすると、ちょうどいい感じで良く合いました。
ガーリックやハーブ、オリーブオイルが効いた料理とか、チーズ系が合いますね。

薄皮付きピーナッツにも合わせてみると、もうちょっと香りが欲しくなります。
メルティーキッスの抹茶味は、ワインが完全に負けてダメ。
ビーフジャーキーもワインが負けるけど、パーティ的な合い方としては悪くありません。

泡嫌いのカミさんは「ちょっと炭酸が強すぎる。」という感想。
まあ、それだけしっかりしてる、ってことでしょうけど。

しっかりした泡立ちの、ドライで本格的な味わいなので、食事に合わせたいスパークリングです。
好みの問題はあると思いますが、コストパフォーマンスは良いと思います。

■楽天ショップへのリンク

カバ・レセルバ・ブリュット・カスティージョ・ペレラーダ社・シャンパン瓶内二次発酵方式・15ヶ月熟成・ブリュッセル・モンディアル・国際コンクール・最高金賞受賞酒(最高ゴールドメダル受賞酒)CAVA Reserva Brut Castillo Perelada

※サイトより引用
スペイン辛口シャンパン方式愛好家大注目!スペイン高級カバ!!
しかもこのレセルバ・ブリュットがブリュッセル国際コンクールで、全体のわずか1%のみ(8,397ワイン中84アイテムのみ)に与えられる最高金賞(特別ゴールド・メダル)を受賞!!
造り手は、スペイン権威評価本“ペニン”2012年版でも多数掲載(90点以上多数)!!
ワイン評論家のヒュー・ジョンソン氏もおすすめ生産者のひとつに挙げる人気生産者であり、世界中から高評価!連発!!の大人気造り手“カスティージョ・ペレラーダ”から、綺麗な酸味とキメ細かく長い泡立ち、深みのある味わいの究極レセルバ・ブリュット!!
マカベオ40%にチャレッロ30%、パレリャーダ30%を発酵後、瓶内二次醗酵で約15ヶ月熟成!
シトラスやオレンジの柑橘系に、熟した洋梨やゴールデンデリシャスのような甘いフルーツやナッツ、カラメルなどの複雑なアロマ。フレッシュな酸ときめ細かい泡立ちが楽しめる究極カバ!!
しかもサクラアワード2015で金賞受賞!の最高評価ブリュットが限定で極少量入荷!

2015/02/20

センダス・デル・レイ 赤 2012

センダス・デル・レイ 赤 2012
センダス・デル・レイ 赤 2012
SENDAS DEL REY RED 2012

スペイン:カスティーリャ・イ・レオン地方:ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ70%、ガルナッチャ30%

サークルKで、税込み698円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:若さがあるが落ち着いたルージュの、やや濃いルビー
濃淡:やや淡い
粘性:弱め
外観の印象:若さがある、色付きが弱い、透明感がある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>プルーン、干しぶどう
<花・植物>しおれたバラ、ヴェジェタル
<香辛・芳香>ややセメダイン
<化学物質>硫黄、ケミカル
香りの印象:ややケミカル

【味わい】
アタック:極端に軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:やさしい、やや弱め
タンニン分:弱めだけど、ざらついて、収斂性がある
バランス:弱い、流れるような
アルコール度:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
チャーミングな赤い果実

【評価】
ライトでドライ、辛味と渋みと収斂性があって、全体的にキューっと締まった味わい

【供出温度】
10-13度 温度があまり低いと渋みが強くなるけど、温度上げても力不足

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若さがあるけど落ち着いたルージュの、透明感のある、やや濃いルビー。

香りは、硫黄やケミカルな印象があって、ちょっとセメダイン、プルーンや干しぶどうの果実感、時間が経つとカラメルの印象も出てきます。

味わいは、かなりライトなアタックでドライ、抑えたフルーツ感で余韻は短く、後半渋みが強く出て、えぐ味が強く残るフィニッシュ。

かなり軽く、ケミカルな香りとぎくしゃくしたバランス、強い後味の渋み、第一印象はワンコインクラスですね。
ただ、しっかり自分のスタイルを持っている印象なので、それを個性として捉えられるかで評価が変わってきそうです。

今日の晩御飯は豚のしょうが焼き。
おかずだけで合わせると、ちょっとワインの辛さが強く出ますが、普通にご飯と合わせるとちょうど良い感じ。

キャベツとオニオンが入ったマカロニサラダに合わせると、馴染まないけど拒絶もしません。

おつまみの薄皮付きピーナッツは渋みがケンカするけど何とか大丈夫で、ビーフジャーキーは完全に負けるけどワインが活かせる取り合わせ。
ジャンキーな味にも負けませんね。

メルティーキッスは渋みがケンカして、後味にタンニンが強く残ります。
抹茶味のチョコレートは渋みがケンカして途中は最悪ですが、フィニッシュでは和解するみたいな合い方。

飲み進むと案外悪くないのが分かりますが、やはりちょっと700円は高いかな~。
最後までケミカルな印象も変わりませんでしたね。

■楽天ショップへのリンク

【スペインワイン】センダス デル レイ 赤 750ml

※サイトより引用
バルデペーニャスの主要都市、アルマグロに所在する世界最大級規模ワイナリー、「フェリックス・ソリス」のワイン。「センダス・デル・レイ」とは「王の道」の意味。価格以上の味わいが魅力です。

■関連リンク(サークルKサンクスのワイン)

2015/02/18

サン・オブ・アフリカ 白 NV

サン・オブ・アフリカ 白 NV
サン・オブ・アフリカ 白 NV
Sun of Africa Cape White NV

南アフリカ:ウェスタン・ケープ州
アルコール度:13%
ブドウ品種:シュナン・ブラン、コロンバール

肉のハナマサで、税込み537円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若い、輝きがある

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:
<果実>白い果実、過熟した果実
<花・植物>白い花
<香辛・芳香>石鹸のようなミネラル感、
<化学物質>ちょっと人工的
香りの印象:弱めながら、アロマティック品種の印象がある

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:爽やかな、シャープな
苦味:後味を締める
バランス:溌剌とした、やや強め
アルコール:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
甘い果実感と、ややアルコール臭

【評価】
カジュアルでフルーティだが、やや荒く強い口当たりで、しっかりした酸と強いアルコール感がある

【供出温度】
11-14度 強くてバランスが荒い印象なので、ちょっと温度高めの方がまったり飲めそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、若々しくグリーンがかったイエローで、輝きがあります。

香りは弱く、人工的な石鹸っぽいミネラル感や白い花や白い果実、時間が経つと熟した果実の印象が出てきますが、ちょっと傷みかけた果実のようなギリギリのライン。

味わいは、強めで荒いアタックから、ジューシーなフルーツ感とほんのり甘みが広がり、強い酸が支えて、ちょっとアルコール感を感じながら、苦味とえぐ味の残るフィニッシュ。

全体的に荒いまとまりながら、そんなに悪くありません。
ラベルデザインがあまりにぞんざいなので、全然期待しないで買ったのですが、まあ良い方って感じでしょうか。

ちょっと傷んだ果実のような印象をふっと感じたのですが、飲み進むと、ちょっと雑な感じというか、変なものが混ざってる感というか、いろいろ気になりだしました。
少なくともクリーンさは無いようです。

今日の晩御飯は、コンビニのクラムチャウダーのパスタ。
合わせると、果実感が強調されてワインが常に勝つ感じですが、食べ物があった方がワインの欠点が隠れて飲みやすくなりますね。

口当たりが荒っぽいのと、果実感が強めに出るので、合わせる食事はちょっと気を使いそう。
和食系だったら、豚の角煮にからしをつけたものとか、あとは中華系、ドライカレーとかスパイス系料理でしょうか。

価格のわりにアルコール度数は高く、力もあるので、強めのお酒が好きな人にはいいかもしれません。
コストパフォーマンスは悪くないのではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

【500均】サン・オブ・アフリカ・“シュナン・ブラン&コロンバール”Sun of Africa Chenin Blanc & Colombard

※サイトより引用
今!まさに新鮮な風が吹いている南アフリカ ウエスタン・ケープから、コストパフォーマンス抜群!非常にバランスのとれたフレッシュで美しいフルーツの香りが漂う
大人気辛口白ワインがびっくりプライス!
フランスのロワール地方で有名な芳しい香りにしっかりとした酸がフレッシュさを引き出すシュナン ブラン種と低めの酸に豊かな果実味が持ち味のコロンバール種がブレンドから造られます。
非常にバランスのとれたフレッシュでそして美しいフルーツの香り漂う、人気辛口白ワインが信じられないプライス!

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)

2015/02/17

サン・ディヴァン ルージュ NV

サン・ディヴァン ルージュ NV
サン・ディヴァン ルージュ NV
Sens Divin Rouge NV

フランス:地理的表示無し
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

うきうきワインの玉手箱の通販で、6本セット4094円で購入、1本あたり682円。
参考価格は、599円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい色調の紫色のフチをした、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:やや弱い
外観の印象:若々しい、色付きが良い、深い透明感がある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>黒い果実、ブラックベリー
<花・植物>ドライフラワー
<香辛・芳香>黒胡椒のようなスパイス、シナモン
<化学物質>やや硫黄
香りの印象:第1アロマが強め

【味わい】
アタック:かなり軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:やさしい、はっきりした
タンニン分:軽い、サラサラした
バランス:流れるような、ちょっと物足りない
アルコール度:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
ちょっと水っぽい赤い果実

【評価】
びっくりするくらい軽い飲み口で水っぽさがあるが、嫌な感じはなく心地よい飲み口で、後味はしっかり渋い

【供出温度】
10-13度、冷蔵庫でキンキンに冷やすと渋みが強くなりそうなので、野菜室とか床下収納くらいが良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫色のフチをした濃いガーネットで、深い透明感と輝きがあります。

香りは弱く、鉄さび系とか、生っぽいグリーン香で、スパイシーな印象も少しあります。

味わいは、びっくりするくらい軽い飲み口で甘み少なめのドライ、フルーツ感も弱めで酸味は穏やかでほどほど、ボディはスレンダーでタンニンは軽いけど、後味にはしっかり渋みを残します。

飲んだ瞬間「これはハズレだ・・」と思いましたが、すっきりと軽めで、嫌な印象や人工的なイメージもなくクールで品の良い軽さなので、これは意外といけるかも。
赤ワインだけど、スーッと飲んじゃう感じです。

今日の晩御飯は、鶏肉のカレー炒め。
合わせると、ワインが完全に負けるけど、とても潔い負け方で、あとから酸味とタンニンがフォローします。

なんとも上品な軽さで、食事の裏方にまわりながらも、しっかり印象を残す感じが、伝統産地の底力って感じですね。
この味わい深い軽さは、なかなか真似できません。

クリーンでフレッシュなので、水替わりにグイグイ飲んでしまって、気が付くと結構酔っ払ってるかも。
赤ワインでは低めの11.5%だけど、グビグビ飲んだらそれは酔っ払います。

おつまみで、ロッテリアエビバーガー味のかっぱえびせんに合わせると、ピクルス風の酸味がワインとケンカします。
でもまあ、軽いワインなので、特に問題ないかな。
かっぱえびせんに合う赤ワインなんて、前代未聞ですね。

メルティーキッスに合わせると、ワインは完全に消えるけど、渋みがぶつからずに最後までよりそって、フィニッシュで存在感を出します。
油脂分が多いチョコレートは赤ワインにも合わせやすいですよね。
メルティーキッスの抹茶味は、口に含んだときはなかなかいい雰囲気なのですが、フィニッシュでタンニンと渋みが完全にバッティングして、渋々な感じで、これはイマイチ。
黒胡椒あられにあわせると、やっぱり後味の渋みが強くなってこれもダメでした。

人に例えると、自己主張が無く質素で倹約家、芯の強さを持っている上品で物静かな女性、って感じ?

チョー軽いですが、500円台だったら悪くないですね。

■楽天ショップへのリンク

【555均】サン ディヴァン ルージュSENS DIVIN ROUGE

※サイトより引用
このワインは豊かでパワフルな香りと、円やかなタンニンが感じられます。バランスのとれた味わいで、さわやかでフレッシュな後味です。
飲み頃温度は室温です。基本的にはどのような料理何にでも合いますが、特に牛肉や鴨肉と相性が良いです。

2015/02/15

ヴィア・ラティーナ・ヴィーニョ・ヴェルデ 2013

ヴィア・ラティーナ・ヴィーニョ・ヴェルデ 2013
ヴィア・ラティーナ・ヴィーニョ・ヴェルデ 2013
VIA LATINA VINHO VERDE 2013

ポルトガル:ヴィーニョ・ヴェルデ地方:D.O.C.ヴィーニョ・ヴェルデ
アルコール度:11%
ブドウ品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ、ペデルナン

メルカード・ポルトガルの通販で、5本セット4800円、1本あたり960円で購入
参考価格は、1,080円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:少しオレンジがかった、やや濃い目のイエロー
濃淡:やや濃い
粘性:弱め
泡立ち:微発泡 グラスに注いだ時に泡立つが、すぐに消えてグラスの内側にも付着しない
外観の印象:色付きが強め、オレンジっぽいのが気になる

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>白い果実
<花・植物>針葉樹のようなグリーン香
<香辛・芳香>石油系のミネラル
<化学物質>ちょっと硫黄?
香りの印象:石油系の印象が強く、他の香りを覆っていて重い印象

【味わい】
アタック:軽め、発泡感は弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:爽やかな、スムーズな
苦味:やや弱め
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
さわやかな柑橘系のイメージ

【評価】
微発泡ながら炭酸は弱めで、リンゴや柑橘系のさわやかなフルーツ感と、ややドライで爽やかな味わい

【供出温度】
7度以下 微発泡ワインなので、しっかり冷やして飲むタイプ

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観はやや濃いめで、オレンジがかったイエロー。
グラスに注いだときはしっかり泡立ちますが、すぐに消えてグラスの内側にも炭酸は付着しません。

香りは、石油系の印象が強くて、白い果実とか松のようなグリーン香がかすかにあり、全体的にやや重い印象。

味わいは、発泡弱めのフレッシュなアタックから、爽やかな果実感が広がり、ドライでスリムなボディで、少し苦味を残すフィニッシュ。

見た目がオレンジがかっていたので、ちょっと酸化してるかと心配しましたが、そんなことはなく、さわやかで普通に美味しい、微発泡ワインです。
アルコール度も低めなので、ワインだけで、スイスイ飲んでしまいますね。

ただ、スクリューキャップのミシン目が切れずに、くるくる空回りしてしまいました。
まるごと取れたので飲めましたが、これがとれなかったら飲めなかったところです。

さわやかで、あまり酔わない感じ、昼間から飲んでも良さそうなタイプです。
微発泡だし、見た目もちょっとオシャレなので、昼間からのパーティとか、ピクニックとかでも良さそうですね。
バケットのサンドイッチに合いそう。
それでいて、ちょっとコクのある味わいで、これはなかなか美味しいかも。

今日の晩御飯は、とんかつ。
中濃ソースと辛子をつけて食べます。

合わせると、食事に負けて存在感がなくなりますが、悪さはしない感じ。
ピッタリ合うって感じではありませんが、邪魔はしません。

時間が経って、すっかり炭酸が抜けても飲めなくはありませんが、やはり早めに飲みきった方が良さそうですね。

品の良いフレッシュ感があって、素敵なワインだと思います。
これから暖かくなってきたら、ピクニックに持って行くと良さそう。

人に例えると、さわやかで気さくな笑顔が素敵なお姉さん、って感じでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

【よりどり6本以上送料無料】ヴィア・ラティーナ・ヴィーニョ・ヴェルデ[2013]【ヴェルデ】750ml【あす楽対応】【RCP】

※サイトより引用
2014年、≪ヴィア・ラティーナ2012≫が、女性の審査員だけで選ぶSAKURAワインアワードで金賞受賞!同時に、ベスト・バリュー・ワインにも選ばれました。
29か国から1922アイテムのワインのエントリーがあった中、メダルを受賞した唯一のヴィーニョ・ヴェルデでした。ワイン業界をけん引する女性たちに、これだけ評価していただき、とても嬉しく思っています。
ヴィア・ラティーナは、ヴィーニョ・ヴェルデ地方の協同組合ヴェルクープで作られており、自信を持っておすすめできる低価格&高品質のワインです。
フレッシュ&フルーティ♪さわやかな喉越しなので、食前酒としても、お食事と合わせてもお楽しみいただけます。料理のジャンルを問わず、1年を通して美味しく飲んでいただけます。よく冷やしてお飲みください。
★★★★★受賞歴★★★★★
■さくらワインアワード2014金賞受賞(2012)
■さくらワインアワード2014 Best Value Wine 受賞(2012)
■インターナショナル・ワインチャレンジ2013銅賞受賞(2012)
■インターナショナル・サマーワイン2013 三ツ星★★★受賞(2012)
■ワインマスターズ・チャレンジ2012銀賞受賞(2011)
■Bacchus 2012銀賞受賞(2011)
■ワインマスターズ・チャレンジ2011銀賞受賞(2010)
■ブリュッセル国際コンテスト2011(2010)
■ジャパンワイン・チャレンジ2009銅賞受賞(2008)
■Revista Wine Passion賞受賞(2008)

2015/02/14

CARMビスパード・ティント 2011

CARMビスパード・ティント 2011
CARMビスパード・ティント 2011
CARM BISPADO TINTO 2011

ポルトガル:ドウロ、ポルト地方:D.O.C.ドウロ
アルコール度:14%
ブドウ品種:ティンタ・ロリス30%、トゥーリガ・フランカ30%、トゥーリガ・ナシオナル40%

メルカード・ポルトガルの通販で、5本セット4800円、1本あたり960円で購入
参考価格は、1,296円。

【外観】
清澄度:たぶん澄んだ
輝き:強め
色調:若々しさがあるが少し黒っぽい色調の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若さがある、色付きが良い、深い透明感と輝きがある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>プルーン、ブラックベリー
<花・植物>メントール、針葉樹
<香辛・芳香>なめし革、オリエンタルスパイス
<化学物質>ややケミカル、閉じている?
香りの印象:ちょっと固くてまだ閉じている感じ?

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘みがある
酸味:なめらか、はっきりした
タンニン分:軽い、サラサラした
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
チャーミングな果実香

【評価】
フレッシュでフルーティな味わいで、甘みがやや強め、すっきり軽いボディだが、後味はやや渋みが強め

【供出温度】
10-13度 軽めでフルーティなので、温度低めの方がキャラクターが活きる感じ

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しさがあるけど少し黒っぽい色調で、深い透明感と輝きとツヤがあります。

香りはまだちょっと閉じたケミカルな印象で、プルーンのような加熱された果実、針葉樹やメントール、んん?ちょっとブショネっぽいカビっぽい印象もある?

味わいは、軽めでフレッシュフルーティなアタックから、残糖多めの甘みの強い印象で、ライトでスマートなボディと優しい酸味が支えて、軽いサラサラしたタンニンが後味にやや強めに残るフィニッシュ。

とても口当たりが良くて、残糖の甘みも効果的でスッキリ飲みやすいのですが、香りがあまり良くないですね。
時間が経つと変わってくるかも。

今日の晩御飯は、焼き肉冷やしラーメン。
見よう見まねの自家製です。

ラーメンがかなり辛口になってしまったので、合わせるというよりは、辛さを流すための飲み物、みたいになってしまいました。
でもそういう点ではしっかり仕事をしてくれます。

果実感が強いので、普通の和食よりは、カジュアルな食事の方が合いそうですね。
パスタとかピザ、中華、韓国料理にも良さそうです。

バレンタインなので、いろいろなチョコに合わせてみましたが、どれもそこそこ問題なく合います。
ビターチョコでもクリーム多めのミルクチョコでも、幅広くマッチしますね。

抹茶チョコレートは、渋みがケンカして赤ワインに合わない事が多いですが、このワインは抹茶の渋みにもうまくマッチしてなかなか社交的です。
うまく丸め込むような、やり手な印象ですね。
赤ワインに合わせにくい薄皮付きピーナッツも、意外と馴染みます。

食事と楽しむというよりは、おつまみに合わせて楽しむパーティワインですね。
残糖の甘みもとても効果的で、ワインだけでどんどん進んで、1人ですぐに1本飲んでしまいそう。
ちょっとセーブしないと、危ないタイプです。

人に例えると、剛力彩芽のような、爽やかで素直で品のいい若い女性、って感じでしょうか。

ポルトガルワインの奥深さを感じる1本です。これはオススメ。

■楽天ショップへのリンク

【よりどり6本以上送料無料】CARMビスパード・ティント[2011]【赤】750ml【あす楽対応】

※サイトより引用
ワインもオリーブオイルもすごい!
世界一のワインとオリーブオイルを目指す!
あのCARMのデイリー用ワイン
CARMのワインとオリーブオイルに注ぐ情熱は計り知れず、畑のケアから瓶づめまで、すべてにおいて最高品質、最高級を目指しています。
畑の名前でもある「ビスパード」ブランドの一番スタンダードな赤ワイン。≪ぜいたくな家飲み≫に最適。
熟成とともに滓が出る場合がありますので、そっとグラスに注いでお楽しみください。
【ワインもオリーブオイルも一流】
CARMファミリーのすごいところは、ワインとオリーブオイルの両方に同等の力を注ぎ、最高グレードの商品を生産しているということ。
しかもそれらを品質に対して非常にリーズナブルな価格で市場に出しているということ。
ワインは美味しいけどオリーブオイルはそれほどでもなかったり、逆のパターンもよくありますが、両方にこれだけの情熱を注いで、それが形になっていることはとても珍しく、逆にとても難しいこと。情熱と限りない努力の賜物です。
□店長ヒロノのコメント(2011):
ダークチェリーのような色合い。新鮮なチェリーやブラックベリーなど果実のアロマ。ペッパーや、少しバターっぽい香りも。口に含むと、フレッシュな果実の第一印象の後、タンニンが口中に心地よく広がります。ワインのポテンシャルを感じさせる長い余韻と若干の苦みも楽しめます。エレガントな味わいの辛口赤ワインです。
□相性料理のご提案:
お肉料理、チーズ、ほとんどの地中海料理。15‐16度くらいで楽しみください。
□ワイン造り:
12‐24時間発酵前マセレーション、22度ステンレスで8日間発酵。ステンレスタンクおよびアメリカン樽とフレンチ樽で熟成。

2015/02/13

ミラモンテ 白 2014

ミラモンテ 白 2014
ミラモンテ 白 2014
MIRAMONTE SAUVIGNON BLANC-SEMILLON 2014

チリ:セントラル・ヴァレー地方:DOセントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン

肉のハナマサで、税込み429円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い、輝きがある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>白い果実、パイナップル
<花・植物>白い花
<香辛・芳香>石鹸のようなミネラル、クリーム
<化学物質>やや硫黄
香りの印象:やや人工的

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールの甘み
酸味:爽やかな、シャープな
苦味:穏やか
バランス:溌剌とした、強さのある
アルコール:やや高め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
苦味とえぐ味のある柑橘系

【評価】
フレッシュでフルーティ、ほんのり甘みと芯の強さがあるが、後味はえぐ味が強めに残る

【供出温度】
8-10度 しっかり冷やしても美味しそうだけど、芯の強さがあるので少し温度上げても良いのでは

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は淡めの、グリーンがかったレモンイエローで輝きがあります。

香りはちょっと人工的で、石鹸っぽいミネラル感、白い果実、白い花、クリームやヴァニラ、南国系の果実の印象もあります。

味わいは、フルーティでフレッシュなアタックから、ほんのり甘みが広がり、爽やかな酸味が支えて、しっかりアルコールの強さもあり、収斂性とえぐ味のあるフィニッシュ。

この価格で考えると、抜群に良い方なのではないでしょうか。
ちょっと人工的な香りとか、後味の収斂性やえぐ味が気になるものの、全体的には溌剌としたフレッシュでフルーティで、心地良い飲み口です。

今日の晩御飯は、コンビニのクラムチャウダーのパスタ。
合わせると、とてもカジュアルでフランク、まあいいじゃん!って感じ。
これはこれでいいだよなー高い料理とワインじゃなくても、って思わせる、説得力を持ったマリアージュですね。

イメージとしては、郊外の大型スーパーで買い物をする、幸せそうなヤンキーのカップルって感じでしょうか?

一週間頑張ったOLさんにも、手軽に、身近な幸せを提供できる組み合わせですね。

薄皮付きのピーナッツに合わせると、パーティー的な合い方で問題なし。
アーモンド・バター・トフィーに合わせると、ワインが負けるけど、後半盛り返して果実味とアルコール感を加える感じ。

幅広くいろいろな食事に合わせやすそうです。
余ったワインを次の日飲んでも大丈夫でした。

コストパフォーマンスは高いと思います。

■楽天ショップへのリンク

[ワイン]24本まで同梱可★ミラモンテ 白 750mlチリワイン 日本酒類販売株式会社【RCP】

※サイトより引用
チリ・セントラルヴァレー地方で太陽の光をしっかりと浴びて育ったブドウから造られるフルーティなワインです。フレッシュな柑橘類に似た香りと味わい、調和のとれた酸味が特長です。飲み頃温度は8度前後です。
VINA CASABLANCA -ブランドストーリー
90年代初頭に開発されたワイン産地であるカサブランカ・ヴァレーのパイオニア的ワイナリーのひとつでもある「ヴィニャ・カサブランカ」は1992年設立しました。現在は、サンタ・カロリーナグループによる品質管理システムと技術供与に支えられた、チリワインでも屈指の高品質ワイナリーのひとつでもあります。カサブランカ・ヴァレーのサンタ・イサベル・エステートを購入し、ブドウ畑は、フラッグシップとも言える、カサブランカ・ヴァレーのサンタ・イサベル(55ha)を筆頭に、マイポ、カチャポアル、コルチャグアなどのチリ各生産地域に存在します。サンタ・イサベルで栽培されるブドウから、このブランドの全部の白ワインと、プレミアムクラスのワインが生まれます。特徴としては、距離が長い丘陵地帯と、海抜350mのなだらかな斜面で、畑は区画別に、ブドウの樹の列ごとに監視され、管理されています。

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)


2015/02/11

フロンテラ ソーヴィニヨン・ブラン 2014

フロンテラ ソーヴィニヨン・ブラン 2014
フロンテラ ソーヴィニヨン・ブラン 2014
FRONTERA SAUVIGNON BLANC 2014

チリ:地理的表示無し
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨンブラン

OKストアで、税抜き548円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グレーに近い、グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強め
外観の印象:色付きが弱い、輝きがある

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:
<果実>レモンのような柑橘系
<花・植物>白い花、青草香
<香辛・芳香>シロップ、ミネラル
<化学物質>なし
香りの印象:ソーヴィニヨン・ブランらしい柑橘系とグリーン香

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、しなやかな
苦味:爽やかさを与える
バランス:溌剌とした、スリムな
アルコール:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
グレープフルーツのような柑橘系

【評価】
フレッシュでフルーティな味わいで、スッキリ爽やかな酸味、後味はややえぐ味と苦味のあるフィニッシュ

【供出温度】
8-10度 しっかり冷やしても美味しく飲めるタイプだけど、ワインらしさを味わうには冷やし過ぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡く、ほぼグレーに近い、グリーンがかったレモンイエローで、輝きが強めです。

香りは弱めながら、柑橘系や青草香など、ソーヴィニヨン・ブランらしい印象で、素直な感じ。

味わいは、フレッシュでフルーティなアタックから、ほんのり甘みとしっかりした酸味が広がる、爽やかでカジュアルな印象で、ややえぐ味と苦味のあるフィニッシュ。

ソーヴィニヨン・ブランの個性がしっかり出てて素直に美味しい感じは、簡単そうでなかなか真似できない、実によく出来た印象です。
一口目で、あっ美味しい、って感じるタイプで、第一印象はとても良いですね。

飲み進むとちょっとえぐ味がたまってくる感じがありますが、飲み進むとどう印象が変わるかですね。

スッキリ飲みやすいのに、アルコール度はかなり高めの13%。
これはグイグイ飲んでると、あっという間に酔っ払うタイプなので要注意です。

と言いながら、ワインだけでどんどん飲んじゃいますね。
フルーツ感と爽やかな酸味と、甘みのバランスがとても良いと思います。

今日の晩御飯は、タラのフライと、ポテトサラダ。
合わせると、ワインが完結しているので、よそよそしい感じで並行線ですが、悪くはありません。

ポテトサラダの方がまだ少し寄り添う感じだけど、最終的には自分のスタンスを崩しません。
食事の付け入る隙がない感じがしますね。

人に例えると、若くて元気なお兄ちゃんで、どんどん行っちゃうタイプ。
マイペースだけど憎めなくて、ペースに巻き込まれる感じでしょうか。

コストパフォーマンスは抜群で、またリピートしたいワインです。

■関連情報(フロンテラ)


日本ソムリエ協会関東支部 第1回例会セミナー「Château Haut Bailly(シャトー・オー・バイィ) テイスティングセミナー」

Château Haut Bailly テイスティングセミナー
日本ソムリエ協会関東支部 第1回例会セミナー「Château Haut Bailly テイスティングセミナー」

協力:Château Haut Bailly

開催日:2015年2月10日(火)

時間:14:00~16:00(受付13:30~)

会場:セルリアンタワー東急ホテル B2F「セルリアンタワーボールルーム」

テーマ:「Château Haut Bailly テイスティングセミナー」

講師:
ヴェロニック・サンデルス女史
Château Haut Bailly 醸造責任者兼 General Director
田崎 真也氏
日本ソムリエ協会 副会長

久しぶりのソムリエ協会のテイスティングセミナー。
関東支部長の、ロオジェ 中本 聡文ソムリエが入り口で出迎えてくれました。
いつも素敵な笑顔を、ありがとうございます。

会場は、セルリアンタワーボールルームで、スクール形式だと定員850名の大きなホール。
定員の400名を超えて、440名の申し込みがあったそうです。
世界的にはマスタークラスのテイスティングセミナーは20~50名くらいで行うらしいですが、日本で440名も集まる事を聞いて、シャトー・オー・バイィの社長ヴェロニク・サンデルス女史は驚いたそうです。
シャトーの知名度と田崎真也副会長の人気のおかげでしょうね。

ヴェロニク・サンデルス氏は、女性で初めてペサック・レオニャン協会の会長もやられたとのこと。
田崎真也副会長について、ボルドーに銅像を立ててもいいくらい貢献してくれていると感謝していました。

まずはボルドーとグラーヴについての説明から始まりました。

■グラーヴの特徴

栽培面積は約5000haで、ボルドー全体の4.5%。
ボルドー市はグラーヴにある。
コミューンは、ペサック・レオニャンのみ。
A.O.C.ペサック・レオニャンは1987年(1986年?)の制定された。
生産量の84%が赤で、16%が白。
クリュ・クラッセ・デ・グラーヴは16銘柄で、その中の順位は無く、赤と白が認められている。

◇◇◇ 赤のみの銘柄 ◇◇◇

Château Haut-Brion
(シャトー・オー・ブリオン)


Chateau de Fieuzal
(シャトー・ド・フューザル)


Château Haut Bailly
(シャトー・オー・バイィ)


Château La Mission-Haut-Brion
(シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン)


Château La Tour Haut-Brion
(シャトー・ラ・トゥール・オー・ブリオン)


Château Pape Clément
(シャトー・パプ・クレマン)


Château Smith-Haut-Lafitte
(シャトー・スミス・オー・ラフィット)


◇◇◇ 赤と白が認められている銘柄 ◇◇◇

Château Bouscaut
(シャトー・ブスコー)


Château Carbonnieux
(シャトー・カルボニュー)


Domaine de Chevalier
(ドメーヌ・ド・シュヴァリエ)


Château Latour Martillac
(シャトー・ラトゥール・マルティヤック)


Château Malartic-Lagraviere
(シャトー・マラルティック・ラグラヴィエール)


Château Olivier
(シャトー・オリヴィエ)


◇◇◇ 白のみの銘柄 ◇◇◇

Château Couhins
(シャトー・クーアン)


Château Couhins-Lurton
(シャトー・クーアン・リュルトン)


Château Laville Haut Brion
(シャトー・ラ・ヴィーユ・オー・ブリオン)



Château La Tour Haut-Brion(シャトー・ラ・トゥール・オー・ブリオン)は2006年よりChâteau Haut-Brion(シャトー・オー・ブリオン)のセカンドラベルに、Château Laville Haut Brion(シャトー・ラ・ヴィーユ・オー・ブリオン)は2009年よりChâteau La Mission-Haut-Brion(シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン)の白として、シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン・ブランになりましたので、現在は14銘柄になっています。

■シャトー・オー・バイィについて

シャトー・オー・バイィは1461年の書物に記録があり、1000年くらい前からワインを造っている歴史のあるシャトー。
1630年から4世紀にわたって畑の面積が変わらず、30ヘクタールを1区画としてシャトーの周辺で所有しているのは、ボルドーの中では珍しいことだそうです。

1945年にベルギー出身のワイン愛好家、ダニエル・サンデルスにより、サンデルス一族が所有。
1998年にロベール・G・ヴィルメールに経営が変わりましたが、ヴェロニク・サンデルスはそのまま続けて残りました。

ハーモニー・調和を大事にし、人員構成も半分が女性だそうです。
畑での作業者についても半分を女性にしているとのことでした。

土壌は砂利質、ピレネーの第三期地層、小石と貝殻でミネラルが豊富。
30ヘクタールのうち、4ヘクタールは100~120年の古樹、リュット・レゾネで栽培されています。
4ヘクタールの古樹には、カルメネールやマルベックなども含まれていて、それらが微量ながらブレンドされているそうです。
セパージュ比率では、カベルネ・ソーヴィニヨンに含めているようです。

収穫は手摘みで2回選果、ブドウ畑で選果を行うそうです。
醸造はステンレスタンクと耐熱性コンクリートタンク、マロラクティック醗酵はバリック(小樽)で行います。

醸造期間:3週間
発酵温度:30℃
樽での熟成期間:16ヶ月
新樽の使用:50%
卵白による清澄処理

木樽のメーカーは7社あり、その年の一番良いものを使用。

セカンドワインは1967年から造っていて(他のシャトーは1980年くらいが多い)1980年台にはサードワインを造りはじめました。

セカンドワインは、La Parde Haut-Bailly(ラ・パルド・ド・オー・バイィ)。
ブドウはファースト用と同様で、違いは新樽の使用比率。
ファーストは50%で、セカンドは20%前後。

サードワインは、Château Le Pape(シャトー・ル・パプ)。
ファースト、セカンドと違って、メルロー主体です。

2004年より、ROSE DE HAUT-BAILLY(ロゼ・ド・オー・バイィ)もリリースしています。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー50%。
個人的にはとても飲んでみたいワインです。
調べると2500円くらいなんですね。



Henry Guillier’s book “Grands Vins de la Gironde Illustrés” ではボルドーの8大ワインに選ばれています。

ラフィット、ラ・トゥール、オーゾンヌ、オー・ブリオン、マルゴーなどに並んで、シャトー・オー・バイィがリストされています。
やはり、歴史のあるシャトーなんですね。


■ラ・パルド・ド・オー・バイィ 2012

2012年は冬は寒かったが、春は湿度が高く、「花振るい」や「結実不良」などの心配があった。
8月は非常に良い気候で、日中暑くて夜は涼しく、酸がしっかりついた。
収穫は、通常10日くらいで行うが、9月27日から10月15日と長くかかった。

カベルネ・ソーヴィニヨンは畑での作業での差が出る年。

<田崎真也氏コメント>

若々しい色調で、深みがある外観。

香りは、20%の新樽によるロースト香やヴァニラ、健全な果実の印象、チェリーやブラックベリー、華やかさがあって、野ばらやスミレのようなフローラル、健全な収穫を感じさせる、カベルネの印象。

味わいは、メルローのスムーズな印象があり、タンニンと木樽のロースト香、やわらかでなめらか、ビロードのようでシルキー、若い味わいで後半の酸がエレガントなフレッシュ。
味わいのバランスが良い、タンニンの成熟度がありなめらか、12年ビンテージにしてはレベルが高い。

1980年からサードワインを造っている影響も、セカンドラベルのバランスの高さにつながっている。

<ヴェロニック・サンデルス氏コメント>

3つのキーワード、パワフル、やわらか、エレガント、を大事にしている。

■ラ・パルド・ド・オー・バイィ 2011

2011年は難しかった年。
畑の作業によりクオリティに差が出るので、テイスティングをして買わないといけない年。

<田崎真也氏コメント>

外観は熟成が進んだ色調で、黒っぽく深みがある。

香りは、果物の印象と木樽がセパレートせずに調和がとれている。メルロー65%の湿った土のような印象が前面に出ている。
土、フルーツ、木樽のロースト香が一体になっている。
カベルネ・ソーヴィニヨンの、ローズマリーやタイム、ヒマラヤ杉の樹脂、などが爽やかな印象で、バランスの良さにつながっている。

味わいは、なめらかでエレガントな酸があり、果実の味わいと、シルキーでなめらかなタンニン、アフターに複雑なフレーヴァー。
2011年は早くから楽しめるので、もうレストランのリストに載せられる。

<ヴェロニック・サンデルス氏コメント>

シャトー・オー・バイィでは、メルローは早めに収穫しフレッシュ感を出す。
代わりに、カベルネ・ソーヴィニヨンはできるだけ遅く収穫し熟成を待つ。
リスクは高く、たとえ3%の果実をそれで失っても無駄にはならず、遅ければ遅いほどよいワインになる。

2012年と2011年ではキャラクターが違い、セパージュの比率も変えている。

2009年、2010年と偉大な年が続いたが、2011年、2012年は難しい年だった。
自然はどうにもならないが、シャトー・オー・バイィは恵まれたテロワールがあるので、コンスタントに高いレベルのワインが造ることが出来て悪い年はない。

■シャトー・オー・バイィ 2012

2012年は、カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー40%。
春先の天候不良により収穫は少なく、38hl/haしか収穫できなかった。

<田崎真也氏コメント>

外観は、若々しい紫がかった、深みのある色調。

香りは、まだクローズした印象で、空気に振れさせるというよりは時間を置かないと開いてこない印象。
複雑性があり、グランヴァンにある重く沈んだ印象。
新樽比率60%はセカンドワインの3倍だが、他の香りにマスキングされている。
果実やスパイス、カベルネ・ソーヴィニヨンのメントール、木樽のヴァニラ、ナツメグ、シナモンなどが調和している。

味わいは、果実味があり、フレッシュな酸が広がる、タンニンが中盤から後半にかけて収斂性を与える。

カベルネ・ソーヴィニヨンは小石のある土壌で、日中の熱を蓄えて暖かい土壌が向いている、メルローは粘土質で冷たい土壌が向いている。
日中の熱を蓄える土壌で育ったカベルネ・ソーヴィニヨンは、スパイシーでタンニンが豊富になる。

2012年はカベルネ・ソーヴィニヨンのポテンシャルを感じる、長期熟成型のワイン。

■シャトー・オー・バイィ 2011

2011年は、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー47%、カベルネ・フラン3%。

<田崎真也氏コメント>

香りはまだクローズしているが、2011年はメルローのキャラクターが強い。最初の印象はメルローで、果実と土のイメージで、もう少し熟成が進めば腐葉土の印象が出てくる。
新樽での18ヶ月の熟成は前面に出ていない。

味わいは、セカンドワインと同じ構成ながら、ストラクチャーがアップしている印象。
ふくよかで、まろやか、2012とは違う。

2012は酸味がありフレッシュ、存在感がある。
2011は酸味やタンニンが溶けこんで、果実のふくよかさと同調している。

2011は早くから楽しめて、2012年は少し寝かせるタイプ。

■シャトー・オー・バイィ 2008

ピュアで繊細な素晴らしい出来。
開花時期は難しい天候、7月は恵まれた夏、8月は冷涼、9月10月は最高の天候で、収穫は長くかかり、9月25日から10月23日までかかった。
この年にヴェロニック・サンデルスさんのお子様が産まれたそうです。おめでとうございます。

36hl/haの収穫量。
カベルネ・ソーヴィニヨン70%で、メルローが30%。

左岸のカベルネ・ソーヴィニヨンの特徴がよく出た年で、遅く収穫されたカベルネ・ソーヴィニヨンは左岸のクラシックな特徴を出す。

<田崎真也氏コメント>

外観は、若々しく深みのある色調。

香りは、複雑でエレガント、余韻も長い。
フルーティでスパイシー、樹脂やメントールを果実がくるむようなまとまり、木樽のキャラクターは取り込まれてまだ閉じている。
香りは、熟成の進み具合によって強弱が出るが、これから強くなる少し手前にある。これから徐々に強くなっていく。

味わいは、酸味が特徴的で、数字的には2011年の方が多いが2008年の方が酸を強く感じる。
タンニンやスパイスと同調していて、フレッシュで複雑、長期熟成型の熟したカベルネ・ソーヴィニヨンの印象で、トリュフやキノコにつながっていく、2011年とも2012年とも違うキャラクター。

<個人的な感想>

個人的にとっても美味しく、なめらかでエレガント、とても飲みやすかったです。

<ヴェロニック・サンデルス氏コメント>

シャトー・オー・バイィでは酸は脊髄のようなものと考えている。
1900年のビンテージを複数の銘柄で開ける機会があったが、シャトー・オー・バイィが最も美味しかったという評価だった。

■シャトー・オー・バイィ 2007

カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー26%、カベルネ・フラン4%

<田崎真也氏コメント>

スッキリしたなめらかな果実感で、口にふくんだ瞬間に美味しいと感じるワイン。
エレガントでフレッシュ、タンニンのアグレッシブさはなく、溶け込んでいる。

ボルドーは食事と合わせることを重要視し、飲み飽きないワインを目指しているが、2007年はまさに今が飲み頃。

ビンテージチャートでは2007年は敬遠されてしまうが、オフビンテージで手頃な価格で手に入る。
生産者の資質を知るには良い年。
畑での作業、選定・選果などのブドウのコンディションで左右されるので、テイスティングして買わなくてはならない年。

<個人的な感想>

この日飲んだワインの中で一番美味しかったのが2007年でした。
買ってみてもいいかな~って思ったけど、調べると10,000円以上もするのでちょっと手が届かないかも。

■2013年、2014年ビンテージについて

2013年は非常に難しい年だった。
冬が寒くて雨が多く、夏は良かったが、9月10月が湿度が高く暑く、灰色かび病のリスクがあった。
収穫量は少なく、2000ケースのみ生産。
良いブドウだけを選定したので、品質には問題ない。

2014年は、冬が良く、春も良く、夏はあまり良くなかったが、9月に気温が高く、年間通じて良い年だった。
しっかり成熟したブドウを収穫し、フレッシュでピュア、パワフルなワインが期待できる。
期待出来る年になる。

■総評

やはり田崎真也氏のコメントはとても勉強になりますね。
日頃飲めないグラン・クリュの垂直テイスティングも出来る貴重な機会です。

シャトー・オー・バイィも、今まであまり馴染みのない銘柄でしたが、2007年などは今まさに美味しくて、ファンになりました。
たまには良いワインをじっくり飲みたいものです。。。

ソムリエ協会関東支部では、またこのようなセミナーを開催する予定があるそうなので、次回も是非とも参加したいと思います。

2015/02/10

エフ・ジャンテ コート・デュ・ローヌ 2012

エフ・ジャンテ コート・デュ・ローヌ 2012
エフ・ジャンテ コート・デュ・ローヌ 2012
F.JEANTET Cotes du Rhone 2012

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:A.O.P.コート・デュ・ローヌ
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ50%、シラー30%、ムールヴェードル20%

グルメシティで、1008円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色付きが良い、深い透明感がある

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:
<果実>あまりフルーツ感がない
<花・植物>茎のようなグリーン香
<香辛・芳香>カラメル、なめし革
<化学物質>ちょっと閉じた還元的な印象
香りの印象:閉じた還元的な印象

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:はっきりした、優しい
タンニン分:軽い、サラサラした
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
チャーミングな赤い果実

【評価】
軽めでスッキリした味わい、ライトなボディながら爽やかなまとまり。

【供出温度】
10-13度、軽めで爽やかなので、温度低めの方がキャラクターが活きる印象

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい色調の紫がかった、濃いルビー。

香りは閉じた印象で、カラメルや、生っぽいグリーン香があり、あまり良くありません。

味わいは、軽めでさっぱりしたアタックから、フレッシュで爽やかなフルーツ感と優しい酸味が支えて、しっかりしたタンニンが締めてフィニッシュ。

香りはイマイチですが、スッキリ爽やかな飲みくちはとても好印象です。

今日の晩御飯は、豚肉唐揚げの甘酢あんかけと、自家製チキンバターカレー。

豚肉唐揚げの甘酢あんかけは、ワインがギスギスした感じになって、ちょっと違和感があります。
チキンバターカレーも同じく違和感がありますね。

おつまみで、絹引ウインナーに合わせてみると、豚肉の甘みにワインがマッチせずに並行線。

ワインだけだととてもよい感じなのですが、食事が入ると急にわがままになる感じ?
まったく合わないってわけじゃないので、微妙に態度が固い、くらいでしょうか。

人見知りワイン?

焼きたての自家製チョコパンにあわせてみても、なんか馴染みません。
チョコレートにもイマイチで、普通に渋みが増します。

ワインだけだと美味しくて、カミさんと二人で1本すぐに空いてしまいそうですが、食事のイメージがイマイチわきませんね。

ちょっと食事をはねつけるような印象があるんですよね。

軽いけど、牛肉とかがいいのかも。
ミートソースのパスタとかも合いそうな気がする。

良いワインだと思います。
今後は違う食事で合わせてみたいですね。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2015/02/07

ポトロ・サルバヘ 白 2014

ポトロ・サルバヘ 白 2014
ポトロ・サルバヘ 白 2014
POTRO SALVAJE WHITE 2014

チリ:地理的表示無し
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:不明

OKストアで、税抜き299円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:無色に近い、グリーンがかったイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:
<果実>白い実の果実
<花・植物>人工的なフローラル
<香辛・芳香>硫黄由来のミネラル
<化学物質>香料っぽい
香りの印象:硫黄と、香料の印象

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘みがある
酸味:爽やかな、やわらかな
苦味:弱め
バランス:スリムな、爽やかな
アルコール:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
グレープフルーツのような柑橘系

【評価】
スッキリ飲みやすく、フルーティな味わいながら、香料っぽい香りが気になる

【供出温度】
7度以下 香りはイマイチなので、温度低めでグイグイ飲むのが良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は淡く、グリーンかがった色調で、輝きは弱めで大人しい印象です。

香りは、人工的な印象が強くアロマティックで、白い実の果実や、硫黄由来のミネラル、全体的にあまり良くありません。

味わいは、ライトでカジュアルな飲み口で、ほんのり甘みと優しい酸味が広がり、コンパクトで短い余韻で、やや人工的な香りを残してフィニッシュ。

この価格としては、まったく問題ないのですが、人工的な香りが気になる人はいるかもしれませんね。

食事終わってから開けたので、食事との相性は分かりませんが、おつまみの柿ピーにも負けるくらいのボディ。
カマンベール入りスモークチーズにも負けて、ビーフジャーキーは後に香料臭い感じを残します。

食事によってはこの香りがマイナスポイントになりそうですね。

味わいはいたって素直なので、デイリーワインにするには悪くないと思いますが、個人的には人工的な香りが気になってダメかも。

残ったワインを次の日に飲んでみたら、香りがおとなしくなってて、いい感じになってました。
一日で飲み切らないで、次の日まで残しておくといいかもですね。

あまり酸っぱくもなってないし、普通に冷蔵庫で大丈夫そうです。

税抜きで300円を切る価格を考えると、意外と良いワインかもしれませんね。

アバディン・ティント 2010

アバディン・ティント 2010
アバディン・ティント 2010
ABADIM TINTO 2010

ポルトガル:ドウロ、ポルト地方:D.O.C.ドウロ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ティンタ・バロッカ、ティンタ・ロリス、トゥーリガ・フランカ、トゥーリガ・ナシオナル

メルカード・ポルトガルの通販で、5本セット4800円、1本あたり960円で購入
参考価格は、1,188円。

【外観】
清澄度:濃くて分からない
輝き:強め
色調:若々しさのある紫色の薄いフチで、ほぼ黒に近い、濃いガーネット
濃淡:とても濃い
粘性:強い
外観の印象:かなり濃く、ほぼ黒で、透明感はまったくない

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>カシス、ブラックベリー
<花・植物>ちょっとフローラル
<香辛・芳香>赤味の肉
<化学物質>少し硫黄?
香りの印象:温度が低いのか、まだ香りが立ってこない

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:なめらか、キメ細かい
タンニン分:ヴィロードのような、キメ細かい
バランス:心地よい、まろやかな
アルコール度:やや軽め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
ジャムのような甘い果実感だけど、やや傷んだ果実のような印象も残る

【評価】
柔らかくまろやかなトロトロした飲み口で、果実感や甘みも心地よく、後味はしっかりタンニンが効いているが、アフターフレーヴァーにやや難あり?

【供出温度】
14-17度 まろやかでやさしい味わいなので、少し温度高めの方が美味しく飲めそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫色の薄いフチの、ほぼ黒に近い濃いガーネットで、透明感はほぼ無く、輝きがあります。

香りは弱めで、若干傷んだ果実とか麝香っぽい悪臭成分があって、酒精強化ワインのような甘い印象、赤味の肉、時間が経つとちょっと華やかなフローラルな印象も出てきます。

味わいは、やわらかくマイルドな口当たりで、爽やかな果実感とほんのり甘み、おだやかな酸味で、短めでしっかりタンニンの効いたフィニッシュ。
ちょっとアフターに腐臭のような印象があるのが気になりますが、そのうち消えるかな?

やさしく、トロトロした味わいで、なんだか幸せな味わい。
まったりしてくる感じで、ポートワインみたいな熟成感があって、脱力系で、お休みの日にちょうどいいですね。

ごく親しい人と一緒に飲みたい、あるいはごく親しくなりたい人と一緒に飲みたい感じ。
おだやかで主張が弱めなので、合わせる食事の幅も広そうです。

甘みがあるタイプなので、好みはあるかと思いますが、素直に美味しいと思わせるまとまりですね。
ただ、香りはなかなか良くなってきません。

今日の晩御飯は、ちょっとピリ辛の鶏肉の酢豚風。
合わせてみると、ワインが優しく包み込むような合い方をします。
どんな食事でもそれなりに合わせてきそうな、おおらかさがありますね。

おつまみに合わせてみると、ビーフジャーキーだとワインが完全に消えて、カマンベール入りスモークチーズは、お互いに尊重しあう感じで良く合います。

カミさんに聞いたら、「思ったより重い、1280円くらい。」という感想でしたが、結構飲んでたので、悪くなかったみたい。

後半、香りも立ってきました。
グラスに少し残っても華やかな香りがあって、これはいいワインだと思います。
ひょっとしたら、デキャンタージュしても良いタイプかもしれませんね。

このワイン、オススメです。

■楽天ショップへのリンク

【よりどり6本以上送料無料】アバディン・ティント[2010]【赤】750ml【あす楽対応】【RCP】

※サイトより引用
ドウロ川の渓谷を思わす深い色合い。これはデイリー飲みにはもったいないほど凝縮感のある辛口赤ワイン。ポテンシャルが高く、濃い熟成型の赤ワインを数多く産出するドウロ地方独自のブドウ品種をブレンド。甘いデザートワインとして知られるポートワインに使われるブドウと同じ品種で出来ているので濃厚な味わいのワインに仕上っています。
修道院を意味する「アバディン」は、昔ヨーロッパの美味しい食べ物、ワイン、 ビールなどすべてが修道院で作られていたことに由来しています。
赤い果実のアロマ、スパイスの香りも。エレガントでバランスのとれた酸味がワインに心地よい爽やかさをワインにもたらします。
ソフトで丸い印象の味わい。 お肉料理やチーズと合わせてぜひお楽しみください。

2015/02/05

カンティナ・ラヴォラータ ネロ・ダーヴォラ 2013

カンティナ・ラヴォラータ ネロ・ダーヴォラ 2013
カンティナ・ラヴォラータ ネロ・ダーヴォラ 2013
CANTINE LAVORATA NERO D'AVOLA 2009

イタリア:シチリア州:I.G.T.テッレ・シチリアーネ
アルコール度:13%
ブドウ品種:ネロ・ダーヴォラ

OKストアで、税抜き470円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい紫色のフチをした、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、深い透明感がある

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:
<果実>乾燥イチジク
<花・植物>ドライフラワー
<香辛・芳香>なめし革、血液
<化学物質>硫黄、還元的?
香りの印象:温度が低めなのもあって、閉じている印象

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:やさしい、シャープな
タンニン分:舌全体に残る強さと収斂性がある
バランス:心地よい、スマートな、後味は渋い
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
ピチピチしたチャーミングな赤い果実感

【評価】
ライトでスッキリした味わいで、心地良い果実感と、強い渋みがある

【供出温度】
10-13度 軽いフレッシュ感のある味わいなので温度低めが美味しいと思うが、渋みが強く出るのであまり冷やし過ぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫色のフチをした濃いガーネットで、輝きと深い透明感があります。

香りは、硫黄と還元的な印象で、ドライフルーツやドライフラワー、血液やなめし革の印象があり、まだ閉じた感じ。

味わいは、ライトでスッキリしたアタックから、心地良い果実感とほんのり甘みが広がり、おだやかな酸味が支えた後、強い渋みが舌全体を覆う、収斂性のあるフィニッシュ。

第1印象は、軽くて渋みが強すぎてイマイチ。
でも飲み進むと、心地よい果実感と渋みもアクセントになって、美味しくなってきました。
ヒンヤリしてて、スッキリ飲みやすい感じで、ワインだけでもドンドン飲めます。

ワンコインクラスの中では良い方ではないでしょうか。

今日の晩御飯は、自家製のメンチカツ。
中濃ソースと辛子をつけていただきます。

合わせてみると、ワインがソースと辛子に負けて、遠くから応援してるような合い方になりますが、悪くありません。

ソース無しだと、ワインがボソボソになって艶っぽがまったくなくなるので、ソースの香りと辛子のスパイシーさがワインとのつなぎになってるんでしょうね。

付け合せの小松菜のおひたしには、まったく合いません。
じゃがいものマヨネーズサラダは、ワインが素通りで、まったくからみませんが、食事の邪魔をしないので、一緒に食べててもまったく問題ありません。

軽くて主張が少ないので、家庭料理に合わせやすそうですね。

おつまみでチョコレートに合わせてみると、ワインが消えるけど裏でしっかり支えて、フルーツ感を加えてくれるような合い方をします。

食事が終わってワインだけになっても、チャーミングな果実感で、美味しく飲めますね。

人に例えると、フレンドリーで話しやすい、ざっくばらんな、チャーミングでカワイイおばさん、って感じ?

リピートしたくなるワインです。

2015/02/03

ゴールデン・ガーデン シャルドネ 2013

ゴールデン・ガーデン シャルドネ 2013
ゴールデン・ガーデン シャルドネ 2013
GOLDEN GARDEN Chardonnay 2013

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

肉のハナマサで、税込み409円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、輝きがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>カリン、南国系の果実
<花・植物>蜂蜜、キンモクセイ
<香辛・芳香>クリーム、ヴァニラ?
<化学物質>かすかに硫黄
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):わずかに残糖の甘み
酸味:爽やかな、シャープな
苦味:爽やかさを与える
バランス:溌剌とした、コンパクトな
アルコール:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フレッシュな柑橘系に、ちょっとキャンディのような甘みが残る

【評価】
フレッシュ、フルーティで溌剌とした味わいながら、えぐ味が強く荒いフィニッシュ

【供出温度】
8-10度 香りもしっかりあるので、あまり冷やし過ぎない方が楽しめそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、グリーンがかった若々しい色調で、輝きがあります。

香りは、カリンや南国系の果実の熟した甘い印象、ちょっと香水っぽいフローラル、クリームやヴァニラ香、ハーブ、ちょっと人工的な印象もあるものの、複雑で楽しめます。

味わいは、フレッシュでフルーティな爽やかなアタックから、しっかりとシャープな酸味が支えて、フルーティな印象のまま、えぐ味が強く出て、ややバランスの悪い荒れた印象のフィニッシュ。

税抜きだと400円を切る、ワンコイン以下の価格帯としては健闘してるのではないでしょうか。
香りがちょっと人工的で、お化粧されてる印象があって、このへんは評価が分かれそうですが、全体的な満足度は高いと思います。

カジュアルにグイグイ飲めますが、やはり飲み進むと香料っぽい香りがだんだん気になってきました。

今日の晩御飯は、コンビニのミネストローネパスタ。
このワイン、食事と合わせると、甘みが強くなります。

食事があると、荒っぽい飲みくちとか、香料っぽい感じが中和されて飲みやすくなりますね。
脂っこいコンビニパスタもサッパリと食べやすくしてくれます。

節分なので、炒った大豆にも合わせてみると、ワインが暴れだしました。
酸味やえぐ味が強調される感じですね。

節分豆ってワインに合わなさそう。
また今後他のワインでも合わせてみよう。

おつまみで、イチゴチョコにあわせると、こてんぱんにやっつけられて、消えていく感じ。
アフターもイチゴチョコになってしまいます。
香りが強いからですね。

ビスケットチョコに合わせてもイマイチで、ワインが活きません。
クリスピーチョコだと力関係は良い感じです。

このワイン、最終的には人工的な印象が強すぎてイマイチですね~。
人に例えると、パッと見はカワイイけど、話しているとだんだん鬱陶しくなる、元気な若い女の子って感じ?

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)


2015/02/01

ノルテ ヴィーニョ・ヴェルデ 2012

ノルテ  ヴィーニョ・ヴェルデ 2012
ノルテ ヴィーニョ・ヴェルデ 2012
NORTE Vinho Verde 2012

ポルトガル:ヴィーニョ・ヴェルデ地方:D.O.C.ヴィーニョ・ヴェルデ
アルコール度:9%
ブドウ品種:ロウレイロ、トラジャドゥラ、アリント

メルカード・ポルトガルの通販で、5本セット4800円、1本あたり960円で購入
参考価格は、915円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:弱め
泡立ち:微発泡性
外観の印象:泡はすぐに消える、オレンジっぽい色調が気になる

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>酸化をイメージさせるリンゴ、
<花・植物>菩提樹、グリーン系のハーブ
<香辛・芳香>白い石のようなミネラル
<化学物質>なし
香りの印象:大人しい、ちょっと酸化のイメージ

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:爽やか、やさしさのある
苦味:弱め
バランス:スリムな、溌剌とした、やや弱い
アルコール:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
爽やかな柑橘系

【評価】
炭酸は早めに抜けるが、爽やかでフレッシュ、アルコール度が低いのでかなり軽く感じる

【供出温度】
7度以下 フレッシュで軽いので、しっかり冷やして飲むのが良さそう

【グラス】
小ぶり、タンブラーとかでも可

【総評】
外観は、オレンジがかったやや淡いイエローで、少し輝きもあります。
微発泡で、グラスに注いだときは泡立ちますが、すぐに泡はなくなります。

香りは、最初に酸化をイメージさせるリンゴやシードル、菩提樹のようなグリーン系のフローラル、小石のようなミネラル感もあります。

味わいは、かなり軽いアタックで、甘み少なめのドライ、さわやかな酸味が広がりますが、アルコール度が低いので、ちょっと水っぽい印象でフィニッシュ。

酒飲みにはちょっと物足りないアルコール度ですね。
ちょっとジュースか、ワインカクテルでも飲んでるみたいな感じ。

全体的にはフレッシュで爽やか、最初酸化しているかと思いましたが、そんなことはありませんでした。

ヴィーニョ・ヴェルデってだいたいこんな感じなんですよね。
微発泡でライトで爽やか。だけど、ちょっと物足りない。

軽めながらバランスはいいので、ワインだけでグイグイいっちゃいますが、炭酸も含んでるので、おなかにたまってくる感じです。

人に例えると、爽やかなんだけど、自己主張の無い、あたま空っぽの好青年、みたいな感じでしょうか。

最初は、ポリシーとかアイデンティティみたいなものが感じられませんでしたが、飲み進むと、何となく個性が見えてきました。
温度が上がってくると、旨みが出てきますね。ちょっとコクがあるというか。
食事と合わせるとまた印象が変わりそう。

今日の晩御飯は、チキン南蛮。
ワインがちょっとチューハイっぽいので、食事の邪魔をせずに何となく合います。
積極的に合うというよりは、まあ問題ない、って感じ。

食事が終わってワインだけになっても、スイスイ飲めてしまいますが、ちょっと物足りない感があるので、食べ物が欲しくなりますね。

軽くてちょっと物足りない感はあるものの、とても良くまとまっていて美味しいと思います。
リピートしたいかというとちょっと微妙だけど、お酒の弱い女子がいる飲み会とか、使えるシーンはありそうな感じ。

飲み終わりは、最初感じた、「頭空っぽな爽やかな好青年」という印象から、「一見馬鹿っぽいけど、実は深く考えている、脳天気に見える好青年」って感じに変わってきました。
ポルトガルのワイン、面白いですよね。

ホワイトチョコのかかった焼き菓子に合わせてみると、いい感じで合います。
スイーツ系に合わせるといいかも。

やはり女子会ワインですね。

■楽天ショップへのリンク

【よりどり6本以上送料無料】ノルテ・ヴィーニョ・ヴェルデ【ヴェルデ】【スクリューキャップ】750ml【あす楽対応】【RCP】

※サイトより引用
ポルトガルの地図が目印!便利なスクリューキャップ!
店長ヒロノのおすすめコメント!!
見るからに爽やかで美味しそうなボトル!ブルーで描かれたポルトガルの地図と、ワイン名ノルテ(=North 北)を合わせれば、ポルトガルの北部で作られているワインであることがわかります。豊かなアロマとフルーティな味わいが特徴の微発泡ワイン♪非常に飲みやすく、リピート必至間違いなし
ポルトガル北部で品質の高いヴィーニョヴェルデを生み出しているワイナリー【ヴィーニョス・ノルテ】。1971年に創立された家族経営のこのメーカーは、現在3代目が中心になって、アロマ豊かな「地元のブドウの良さがわかるワインを造ろう」と、斬新なワインを多数市場に送り出しています。
ヴィーニョヴェルデ地方の典型的なブドウを使った、気軽に毎日飲めるカジュアルな造りのワインです。
適度な発泡があり、リンゴをかじった後のような、フルーティかつ甘酸っぱい爽やかな味わいです。「超」がつくほど飲みやすさが特徴!
味わい
フレッシュなリンゴを思わす香り。ほんのり甘い果実味とイキイキとした酸味が味わえます。まさしく、リンゴをかじった後のよう!適度な発泡が心地よい、フレッシュ&フルーティなヴィーニョヴェルデ(辛口白)です。
8-10度に冷やしてお楽しみください。

閲覧数の多い記事