2015/02/25

センシィ ボルゴシプレッシ ロッソ NV (2015年購入)

センシィ ボルゴシプレッシ ロッソ NV
センシィ ボルゴシプレッシ ロッソ NV
SENSI BORGO CIPRESSI ROSSO NV

イタリア:トスカーナ州
アルコール度:13%
ブドウ品種:不明

ローソンで、税込み576円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:落ち着いた黒っぽい色調の、やや濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや弱め
外観の印象:落ち着いた色調、底がうっすら見えるくらいの透明感

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:
<果実>赤い果実、キャンディ
<花・植物>グリーン系のスパイス
<香辛・芳香>エーテル香、カラメル
<化学物質>やや硫黄
香りの印象:弱くて控えめ、地味な印象ながら、悪い要素はない

【味わい】
アタック:かなり軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:おだやか、やわらか
タンニン分:弱め、サラサラした
バランス:ライトでやわらか
アルコール度:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
ちょっとゴムっぽい印象が残る

【評価】
かなり軽く、全体に大人しい印象ながら、バランスよくまとまっている

【供出温度】
10-13度 冷蔵庫で冷やしても飲めそうだけど、ちょっと温度高めの方がワインらしい味わいになる

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、落ち着いた黒っぽい色調の、やや濃いルビーで、底が見えるくらいの透明感があります。

香りは弱く、最初は硫黄やアルコール香がありますが、時間が経つと「べっこう飴」のような甘い印象が出てきました。

味わいは、かなり軽めのアタックからじわっと甘みが広がり、やさしい酸味がふわっと支えて、ソフトなタンニンが後半グッと収斂性を出して、ちょっとゴムっぽいケミカルな印象でフィニッシュ。

相当軽いワインですがファーストアタックはバランスが良く、意外といけるじゃん、と思っていると、最後のフィニッシュでゴムっぽい印象が出てきて、ちょっとガッカリ。

軽くて飲みやすいのですが、ワインだけで飲んでると、どんどんゴムっぽい後味が強くなってきました。

今日の晩御飯は、コンビニのマッサマンカレー。
アメリカの情報サイト『CNNGo』で、世界で最もおいしい食べ物に選ばれたというタイカレーですね。

ココナッツミルクの甘みと、カルダモンやシナモン、クローブなどスパイスが強く、赤ワインに合うメニューではありません。
どちらかというと、アロマティックな白ワインの方がすっと馴染む感じ。
ゲヴュルツトラミネールとか、華やかさのある白ワインが良さそうなメニューですね。

このワインを合わせてみると、とても控えめに、地味に仕事をこなします。
香りの強い華やかさのあるメニューに、乗って行くのではなくて、大人しい方向に抑えこむような合い方ですね。
イケイケなメニューに、ブレーキをかける合い方で、それでいて食事との相性は悪くありません。

ワイン自体が控えめなので、完全に裏方に回る感じで料理をサポートします。

それにしても何とも献身的に働くというか、よくやってる感があって、なかなか好印象。
バタバタ走り回ってる感じ?

食事が終わって、歌舞伎揚げに合わせてみると、さすがにワインらしさが出て、突き放す感じで、バカにするなって感じになります。
このワイン、軽いけどワインらしさがしっかりあるんですよね。

ナッツの入ったチョコウエハースに合わせると、抱きあうようにしっかり合います。
フィットするポイントがいろいろありそうですが、ナッツ、チョコ、ウェハースそれぞれがワインに合う要素をもってて、そこにうまく馴染んで、アルコールの深みを与えるような、スイーツ的な合い方。
いろいろ合わせた中ではこれが一番いい感じですね。

このワイン、家庭の肉料理系だと大体合いそうな気がします。
ハンバーグとかカレーとか、豚肉系の料理もいけそうで、ポークチャップなんて良さそう。

このワイン軽いのでスイスイ飲んで、へたすると1本明けそうな勢いで飲んでしまうのですが、なんとアルコール度は13%。
1本開けたら次の日は仕事になりませんね。これは危ない。

ワインだけになると、食事中は気にならなかったゴムっぽいケミカルな後味が、また気になりだしました。
とはいえ、全体的になまとまりは良いと思いますね。

人に例えると、落ち着いた雰囲気の、飾りっけのない、大人な女性で、いろいろ相談したくなるタイプ?

この価格帯で、ニューワールドタイプじゃない、軽い伝統的なタイプを好む人にはオススメでしょうか。

■関連リンク(ローソンのワイン)


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