2010/04/30

ジェイコブス・クリーク リースリング 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(2)インゾリア(伊:シチリア州:シチリアIGT:08)\1040
(3)リースリング(豪:南東部:08)\990
(4)グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ(仏:ラングドック・ルーション地方:コスティエール・ド・ニームAC:08)\920

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジェイコブス・クリーク リースリング 2008
【外観】
グリーンがかった、少し淡いレモンイエロー。
色合いはほぼ中庸だけど、グレーっぽくて、少し淡め。
ちょっとムラのある感じ。
輝きは強く、硬質な力強さがある。
粘性はやや強く、脚があとからゆっくり降りてくる。

【香り】
柑橘系。
ミネラル。
小石。
パッションフルーツのような南国系フルーツ。
白い花。
爽やかで清々しい印象の香り。
グラスを回すと少しフルーツ香が重くなる。
基本的にはフルーツ主体。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
酸味はかなりしっかりと強く、後から盛り上がるように酸っぱくなる。
ボディはややスレンダーながら、アルコール度は高く、芯の強さがある。
酸味が主体のシンプルな味わい。
若々しくフレッシュ。
苦味もあるが、酸味の強さに隠れている。
やや後味にエグ味が残る。
喉につっかかる感じ。
余韻は少し残る。

【判定】
若々しく、グリーンっぽい外観からは、リースリングが怪しい。
輝きも強く、オーストラリアのリースリングって感じ。

香りはリースリングの特徴であるペトロール香を感じない。
でもミネラル感が強く、リースリングっぽくはある。
いろいろな要素があって複雑なようでいて、結構シンプルなフルーツ香主体の香り。
何となく単一品種っぽい。

味わいは強烈な酸味が特徴。
いかにもリースリングっぽい。

ほぼリースリングに決まりだけど、やっぱりペトロール香が無いのがひっかかる。

シャルドネも、グルナッシュ・ブランも、インゾリアもありそうだけど、イタリアぽさが無いのでインゾリアは外す。

怪しいのがグルナッシュ・ブラン。

かなりドライなので、ニューワールドっぽくないのもひっかかるポイント。

グルナッシュとマルサンヌ、ルーサンヌなら、何となく納得感がある。

でもシャルドネもありそう・・
あ~、分からなくなってきた。

まず整理して・・・

シャルドネはちょっと香りの印象が違う。
リースリングも、ちょっと違う。
グルナッシュ、マルサンヌ、ルーサンヌのローヌタイプは、妙に納得感がある。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ
で、ブー

ぎゃふん・・リースリングでした・・・

【総評】
ジェイコブス・クリーク リースリング 2008
JACOB'S CREEK RIESLING 2008

オーストラリア:南東部
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:リースリング

リカーランドトップで、990円で購入。

ペトロール香がしないときは、リースリングを選ぶべからず!
という家訓?があったのですが、見事に外しました。

少し時間を置くとかすかに出てきたかな、ペトロール香。

ブラインドテイスティングって、第一印象がかなり重要ですよね。
途中で考えを変えて外す、ってパターンが結構あります。

最初からあんなにリースリングっぽかったんだから素直に選んどけばいいのに・・・
と、思うのは後から何ですよね。

今日の晩御飯は、ハムカツにアラ汁という不思議な取り合わせ。

あら汁美味しいですよねー。
でも魚の匂いが強すぎて、普通ワインには合いません。

このワインは結構大丈夫な方ですが、でもギリギリの線ですね。

アラ汁のスープだけだと大丈夫ですが、鯛のアラ部分と合わせるとさすがにちょっと生臭さが気になります。

一方、ハムカツは全然問題なし。
ビールのような、揚げ物をサッパリさせる合い方です。

しかもこのワイン、ドイツっぽさがあるので、ソーセージと合わせたような親和性を感じますね。

それにしても、ハムカツとアラ汁って・・・全然合わないぞ。

例えると、ボルドーと、ポートワインを交互に飲んでるような感じ。

舌が変化についていけません。

それにしても、こういった幅の広い味の領域をまとめて面倒みてしまうビールって、すごいですよね。

ワインだと、収集のつかなかったこの食卓を、ビールが入るだけで、びしっとまとめました。

日本人がビール好きなのは、こういったごちゃごちゃした食卓を一手に引き受けてくれるからでしょうね。
和洋中なんでもOKみたいな。

と、話が脱線してしまいましたが、このワイン、ちょっと素っ気ない感じが気になります。

1000円程度のまとまりはあって、品質にも問題は無いのですが、なんかもう一声、みたいな。
プラスアルファの魅力が無いというか。

シンプル過ぎるんでしょうかね。
ベースはしっかりしてるのですが、990円はちょっと高い印象です。

カミさんに価格を聞いたら、980円。
確かに値段なりの品質はあるんですけどね。
カミさん評価もいまいち。

もう一頑張り欲しい感じのリースリングでしょうか。

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ジェイコブス・クリーク リースリング[2006](白) 税込 1,048 円 送料別

※サイトより引用
「ジェイコブス・クリーク」は南オーストラリア州・バロッサ・ヴァレーで創業されて以来150年以上の歴史を持っており、安定した品質でコストパフォーマンスも優れている、人気のオーストラリアワイン。
「ジェイコブス・クリーク」の醸造責任者・フィリップ・ラッファー氏は2002年度オーストラリアの「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」(カンタス航空とオーストラリアン・グルメ・トラベラー・ワイン誌が共同で年1回選出)を受賞しています。
世界中のワインコンテストでも数多くのメダルを受賞し、その品質の高さが認められています。
全体的にこの価格からは想像できないほど品質が高く、ケース買いして楽しみたい肩のこらないワインばかりです。

2010/04/29

カスターニョ モナストレル 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、メルロー(仏:ヴァン・ド・ターブル:Lot2007)参考価格2625円(6本セット10500円)
(2)モナストレル(スペイン:ムルシア州:イエクラDO:08)\1180
(3)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09)\1180
(4)シラー、グルナッシュ(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\980

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カスターニョ モナストレル 2008
【外観】
深い透明感のある、濃いルビー。
フチはバイオレットで若い印象。
底がうっすらと見えるくらいの透明感。
色調はやや単調な印象で、輝きは弱い。
粘性は中庸。

【香り】
濃厚な果実香。
ややケミカル?
閉じている印象。
なめし革のような動物香。
グラスを回すと生っぽい赤身のような動物香。
茎っぽい、グリーン系のスパイス香。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味と渋みがしっかり強い。
ミディアムからフルボディ。
特に渋みの印象が強く、舌全体が乾くというか痺れるような強さ。
渋みと合わせて、苦味もある。
後味はタニックでやや乾く感じ。
余韻は5秒程度残る。

【判定】
やや濃いけど透明感がある、という点では、ローヌタイプの2本が怪しい。
モナストレルも外れない。

香りの印象はシラー入り。
ローヌの、やや茎っぽいグリーン香のあるタイプ。
よくカベルネ・ソーヴィニヨンと間違えるやつ。

味わいはかなりドライ。
しかも渋い。

万人受けするタイプでは無いので、価格的にはちょっと低めと予想。
そうなると、980円のコート・デュ・ローヌ。

ただ、モナストレルも考えられるので、ちょっと検証。
以前飲んだモナストレルは鉄サビの印象が強かった、と書いてある。
んん・・このワイン、まさに鉄サビ。
という事はモナストレル?

色調や味わいは複雑性が無く、単一品種をイメージさせる。
ローヌじゃないかも。

ファイナルアンサーで、モナストレル
で、ピンポン

逆転勝利、ですね。

【総評】
カスターニョ モナストレル 2008
CASTANO MONASTRELL 2008

スペイン:ムルシア州:イエクラDO
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:モナストレル

ジャスコで、1180円で購入。

モナストレルってタンニンが強いんですかね?

また独特な鉄サビというか、血の印象というか、赤身の肉というか、少し野趣を感じます。
ジビエ、とかに合うのでしょうか?
でもこれ、ハト肉とか合わせたら、かなりの肉食男子、肉食女子じゃないと耐えられないかもです。

それにしても飲めば飲むほど、パワーを感じるワインですね。

牛肉のブロックを豪快に焼いて厚くスライスしたやつ、くらいが合いそうです。
荒挽きのソーセージとかも美味しいかも。

肉食の為のワインって感じですね。

今日の晩御飯はハヤシライスだったのですが、やっぱりビーフに良く合います。

辛口なので食事には合わせやすいと思います。
ちょっと強めなので、肉の味の強いものがいいですね。

最初は口当たりが強くて渋い、飲みにくい印象でしたが、ほんのりと控え目なフルーティさと、さっぱりした辛口なので、飲み進んでも飽きません。

肉厚なビーフと合わせたい感じですが、そのままでも意外と美味しく飲めますね。

ちょっと硬派な辛口ワインで、香りや味に少しクセがありますが、個人的には好きなタイプです。

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ボデガス・カスターニョ モナストレル 2008 税込 980 円 送料別

パーカー氏もモナストレルの2005年に90点を与え、「正気ではないほどの価値を持つワインです」とベタ褒めしています。
2005のモナストレルは、40~60年の樹齢のブドウ樹からなる3つの畑から生まれた、 正気ではないほどの価値を持つワインです。濃厚な紫色で青い果物、プラムや プルーン等のいい香り。熟していて、幾層にも重なるパワフルな香りがあります。 この快楽主義的な努力の賜物は、今すでに楽しむことができ、2~3年の間は進化していきます。牛肉やラム肉と一緒に。 予想される飲み頃:2007年~2010年。
高品質で低価格、おまけにリピーター率が最も高いカスターニョ。 eS!では常にランキング上位であることはもちろん、 楽天のお酒部門で何度もTOP3入りしている大人気ワイン≪ヘクラ≫を造っているワイナリーです。
お客様からの★★★★★も多数。もちろん、ご紹介の≪モナストレル≫も大の売れ筋。 コストパフォーマンスの高さを実感するには申し分ないワインです。

2010/04/28

KWV ケープ・ブラン 白 NV

KWV ケープ・ブラン 白 NV 
KWV Cape vin Blanc NV

KWV ケープ・ブラン 白 NV 
南アフリカ
アルコール度:13%
ブドウ品種:シュナン・ブラン、ミュスカデル

ファミリーマートで、780円で購入。

【外観】
グレーがかった、淡いレモンイエロー。
色味はほんのりとついている程度。
彩度が低く、グレーっぽい。
小さな気泡が少しグラスにつく。
粘性は中庸。
ディスクは薄め。

【香り】
柑橘系。
シトラス?
甘さを感じる果実香。
少し人工的な香料のような印象がある。
白い花が少し混ざって、石鹸のような印象。
シロップ漬けの果実のような甘い要素もある。
いろいろな要素があるが、ちょっとバラバラな印象。

【味わい】
残糖をやや多めに感じるセック。
酸味は強く、ややキツイ。
アルコールの印象が強く出ている。
甘さがあって酸味も強いが爽やかさが無い。
後味はアルコールの印象が残り、乾くような印象。
バランスが悪く、まとまりが無い。
余韻は少し残る。

【総評】
ちょっと温度高めで飲み始めたせいか、やや鈍調で重い感じ。
少し冷やしてみる。

今の状態はアルコールにフルーツ果汁を混ぜたようなチグハグ感がある。

ちょっとバランスは悪いものの、意外とグラスが進む。

少し冷やしたものを飲んでみると、今度は苦味が強くなる。
重くてまったり、から、ちょっとギスギスした味わいに変わる。

割と炭酸を含んでいるので、それが口当たりを悪くしてるのかも。

温度高めの方がまだ美味しく飲めるかもしれません。

冷蔵庫で冷やしたらダメでしょうね。
春先くらいの季節の床下収納、くらいの温度がいいのではないでしょうか。

飲み進むと、案外フルーティですね。

食べ物が入ると、どんどんグラスが進んでしまいます。

このワインは、食事と合わせるのが基本ですね。

ワインだけだとちょっと飽きるかも。
シュナン・ブランとミュスカデという、品種自体がもっている果実感は良いのですが、全体のまとまりがイマイチでしょうか。

それから、780円という価格はちょっと高いかな~。
まあコンビニで買ったのでしょうがないですね。

あれこれ気になる点はあるものの、セパージュに特徴があるので、楽しめるワインだと思いますね。

2010/04/25

シャトー・ドゥ・グラシアス コルビエール 2007(ブラインドテイスティング:外す)

(1)グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、メルロー(仏:ヴァン・ド・ターブル:Lot2007)参考価格2625円(6本セット10500円)
(2)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(3)モナストレル(スペイン:ムルシア州:イエクラDO:08)\1180
(4)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09)\1180

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・ドゥ・グラシアス コルビエール 2007
【外観】
深い透明感のある、濃いルビー色。
底がちゃんと見えるくらいの透明感。
色合いは紫っぽく若々しい。
穏やかな輝きで、底光するようなルビー。
粘性はやや高く、脚がゆっくりと降りてくる。
雫に少し色素が残る。

【香り】
赤い果実。
搾りたてのブドウのような印象。
茎のような、種のようなグリーン香。
ブドウ由来の香りがとても強い。
グラスを回すと、ほんのり動物香が出てくる。
ドライフルーツのような香りも出てきた。
あとから控え目に花の香り。
香りは弱めだが、繊細で複雑な印象がある。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味がしっかりあり、渋みと、苦味を強く感じる。
ライトボディでアルコール度もそれほど高くなさそうだが、味わいは強い。
後味は意外と乾く印象。
思いのほかアルコール度が強いのかも。
余韻は短め。

【判定】
底がしっかり見えるくらいの透明感は、濃いガメイくらいの印象。
若々しく青っぽいバイオレットは、2009か2008。

香りは控え目ながらブドウ由来の香りが強い。
ちょっと閉じているような印象もあって品種の特徴が掴みづらいが、印象としてはガメイ。
ヌーボーではないガメイの印象。
少し時間をおくと、フローラルな印象と、なめし革のような印象が出てきてますますガメイっぽい。
味わいは、ライトボディながら、かなりの辛口。
伝統産地の印象。
品種でいくとシラーやモナストレルの印象ではない。
消去法じゃなくても、全体の印象は完全にガメイ。

ファイナルアンサーで、ガメイ
で、ブー

ええっ。。コルビエール??

【総評】
シャトー・ドゥ・グラシアス コルビエール 2007
CHATEAU DE GRATIAS 2007

フランス:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%

成城石井で、1290円で購入。

えーっと、言い訳させてもらうと、昨日手術だったので、まだ抗生剤とかのクスリを飲んでるんですよね。
(クスリ飲んでるのに、ワイン飲むなー!)

水を飲んでもちょっと苦く感じるので、ちょっと味覚が変わっているみたいです。

今の味覚では、かなり辛くて苦いのですが、カミさんに言わせると「甘い」そうです。

なので今回、このワインの評価は無しですね。

ちなみに今飲んでいるクスリは、フロモックス錠、ロキソニン錠、セルベックスカプセル。
抗生剤、痛み止め、胃薬です。

体調によって味覚とか嗅覚が変わってしまうので、みなさん、試験前には体調を整えておきましょう。

なので、このあとはカミさんの意見。

飲み進むと、カミさんも、ちょっと苦いね、って言ってました。
あれ?味覚はおかしくなかったのかな?

食事と合わせると美味しく飲めるタイプで、そのままだとちょっとキツイ感じだそうです。

価格の印象は1280円で、ほぼドンピシャ。

価格なりのまとまりながら、飲むシーンを選ぶワイン、って感じでしょうか。

確かに、いいワインなんだけど、個性が見えない、という印象をうけました。

ワイン専用ブドウの鉢植え栽培:2週間経過

 

ブドウの剪定枝を鉢植えにしてから、2週間。

見た目は変化無し。

そんなに早く葉っぱが出たりするものではないでしょうが、根がちゃんと出ているかが心配ですね。

よくよく観察してみると、甲州は上の節がちょっと湿気ったようになってて、水を吸っている感じがあります。
よしよし・・( ̄ー ̄)


でも逆にシャルドネは、乾燥して木の皮が裂けているような感じ。
大丈夫かな・・( ̄□ ̄;)


こうやってじっくり観察してると、それぞれの品種で枝の模様にも個性がありますね。
シャルドネはストライプ模様で、ちょっとおしゃれ。

お水をあげて、根気良く観察してみます。

2010/04/23

クロード・ヴァル 白 2009(ブラインドテイスティング:外す)

(1)リースリング(豪:南東部:08)\990
(2)グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ(仏:ラングドック・ルーション地方:コスティエール・ド・ニームAC:08)\920
(3)シュナン・ブラン、グルナッシュ・ブラン、ヴェルメンティーノ、シャザン、ユニ・ブラン、テレ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\780
(4)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:06)\733

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

クロード・ヴァル 白 2009
【外観】
グリーンがかった、やや淡めのレモンイエロー。
輝きがあり、艶っぽい。
小さな気泡が少し見られる。
粘性はやや強めで脚があとからゆっくり降りてくる。

【香り】
柑橘系のグレープフルーツのようなフルーツ香。
グラスを回すとシロップ漬けのモモのような甘い印象。
フルーツ香が主体だが、ミントのようなハーブのような要素が爽やかさを出している。
香りは控え目だが、チャーミングで優しい印象。

【味わい】
やや残糖を多めに感じるセック。
少しとろみを感じる、ネクターのような飲み口。
酸味はまろやかで柔らかい。
苦味が強く、爽やかさを感じる。
アルコール度は低そう。
後味は酸味が優しく残り、ジューシー。
余韻は少し続く。

【判定】
グリーンがかった若々しい外観からは、リースリング。

香りはグレープフルーツのような印象で、ソーヴィニヨン・ブラン。
ちょっと空気にふれるとまろやかな果実香になるので、少し南の印象。
アロマティック品種が少し混ざっている感じ。

飲み口はトロっとした感じの柔らかい口当たり。
これも南の感じを受ける。

少なくともリースリングのペトロール香は感じないので、外す。
あとは全部ラングドック・ルーション地方のヴァン・ド・ペイで品種違い。
これはまさに品種当て。

シャルドネっぽさはあるが、単一品種では無さそうなので、シャルドネは外す。
あとはローヌタイプか、何でも入りか。
何でも入りは、シュナン・ブランとかソーヴィニヨン・ブランが入っているが、特徴を出すほど入っているか分からない。

価格は920円と780円だが、920円でもおかしくない品質感。
生産年は08と09だが、印象としては08くらいの落ち着き感。
そうなるとローヌタイプ?
確かにローヌの白って感じがしてきた。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ
で、ブー

何でも入り、の方でした。

【総評】
クロード・ヴァル 白 2009
CLAUDE VAL BLANC 2009

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シュナン・ブラン、グルナッシュ・ブラン、ヴェルメンティーノ、シャザン、ユニ・ブラン、テレ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、780円で購入。

カミさんの評価は、「微妙に美味しくない、680円」。

確かに苦味が強くて、低価格ワイン用品種の印象を感じます。

ただ、ブドウ品種の良し悪しはともかく、とても丁寧に作られた感じがあって、個人的には好印象なんですよね。

食事と合わせると変わるタイプかもしれないので、そそくさと晩御飯をセット。

今日はひき肉のオムレツです。

合わせると、男っぽい感じというか、「酒」って感じが強くなります。
ワイングラスのボウル部分をガッチリ掴んで飲みたくなるような男っぽさ。

さらに飲み進むとアルコール感が強くなってきて、塩気のあるものなら何でもOK、って感じになってきました。

いや、このワインの特徴は強い苦味ですね。
食事との相性が、ちょっとビールっぽい。

脂分がさっぱりするような合い方をするので、揚げ物でも合うのでは、と思ってしまいます。

やっぱりこの味の構成は、女性よりは男性に受けるのではないでしょうか。

と、結論づけようとしたのですが、このワインまだ、変化しますね。

時間とともに、まろやかさが強くなってきました。
やっぱり女性ウケしそうな、フレッシュなジューシーさを感じます。

う~ん。

このワイン、ダテに数多くのブドウ品種をブレンドしてませんね。
勝手な印象ですが、それぞれの品種が特徴を発揮するタイミングが違ってて、飲むにつれて、次々とキャラクターが登場する、とでもいいましょうか。

というか、これだけの数をブレンドして、この一体感は素晴らしいと思います。

カミさん評価は低かったけど、私は結構このワイン好きですね。

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ポール・マス・クロード・ヴァル・ブラン 2008 税込 924 円 送料別

※サイトより引用
オランダ評価誌[パースヴェイン]においてなんと【品質だけで選び抜くTOP100】に選ばれた逸品
この[パースヴェイン]は、政府で使うワインを決める権限を持つという、オランダ・ワイン・アカデミーから厳選された審査員たちで構成されており、その審査方法も「価格と味とのバランス」すなわちコストパフォーマンスで選ぶのではなく、純粋に「品質」だけで選び抜く、まさに味わい勝負のワイン専門誌なのです!!
そこになんと880円のワインが選ばれてしまったのですから、さぞかし現場でもどよめきが起こったことでしょう。
しかしその一方で「彼が造ったんだから当然さ」なんてコメントもあったかもしれません。
『白は輝くイエローに淡いグリーンの色合い。柑橘系のフレッシュな香りが口いっぱいに広がり、丸みのある酸味が心地よい、やさしい味わい!!』

2010/04/22

カンティナ・ラヴォラータ ネロ・ダーヴォラ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(2)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09)\1180
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(ルーマニア:オプリソール地区:06)\870
(4)ネロ・ダーヴォラ(伊:シチリア州:シチリアIGT:08)\494

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カンティナ・ラヴォラータ ネロ・ダーヴォラ 2008
【外観】
深い透明感のある、濃いルビー。
底がうっすら見えるくらいの透明感。
フチは鮮やかな紫。
若々しさを感じる。
少し濁っているような印象があり、輝きや少ない。
粘性は中庸。

【香り】
赤い果実。
香りはとても弱い。
なめし革のような動物香。
グラスを回すと動物香が強くなる。
そこに少しスパイスのニュアンス。
空気に触れさせると少し香りが立つが、すぐに弱々しい香りになる。

【味わい】
やや残糖を感じるセック。
ライトボディ。
酸味はフレッシュでやや強め。
タンニンは弱めで、舌の中心部だけ少し乾くような印象。
ややジュースが混ざっているようなフレッシュ感があり、アルコール度は低い。
後味は、やや苦味と渋みがあるが、酸味が残りジューシー。
余韻はほとんど無い。

【判定】
少し透明感のある外観からは、シラー以外が候補。
若々しさがあるので、2009か、2008くらい。
ちょっと輝きの無い、安い感じがある。

香りは果実香主体で、とても頼りない。
低価格ワインの印象。
品種を特定出来るような特徴も無し。

味わいは少しジュースが混ざったようなデイリーワインの印象。
国産の輸入果汁を使ったワインのような感じ。
さすがにこの味わいは500円以下。
そうなると必然的に選択肢が無くなる。

ファイナルアンサーで、ネロ・ダーヴォラ
で、ピンポン

これは価格当て、でしたね。

【総評】
カンティナ・ラヴォラータ ネロ・ダーヴォラ 2008
CANTINE LAVORATA NERO D'AVOLA 2009

イタリア:シチリア州:シチリアIGT
アルコール度:2008
ブドウ品種:ネロ・ダーヴォラ

OKストアで、494円で購入。

とてもジュースっぽい飲み口で、ワインとしてはイマイチですが、アルコール飲料としては結構美味しいかも。
500円以下のワインの中では、戦える特長を持ってますね。

ものすごくライトでジューシーなのですが、ギリギリ、ワインの枠を外れてないというか。

食事に合わせるとジュースっぽさが減って、ワインらしさが顔を出します。

乾き物やスナックよりは、ピザとかパスタ、オードブルの方が合いますね。
ただ、とても軽いので、肉料理には合わないかも。

トマトとチーズくらいがバッチリでしょう。

ちなみに今日の晩御飯は、鶏のケチャップ炒め。

ケチャップの甘さにワインのフルーティさがマッチしますね。
とても安っぽい取り合わせですけど・・・

塩焼きの鶏皮もあったので合わせてみました。

フルーツソースを合わせた、オードブルみたいになるかと期待したのですが、鶏の脂にワインが負けてしまいます。

鶏のケチャップ炒めに合ったのは、鶏じゃなくて、ケチャップなんですね。

そういう点では、このワイン、ホットドッグとかハンバーガーにも合うのかも。

でもさすがに火を通して無いケチャップには合わないだろう、というわけで、実際に生ケチャップに合わせてみました。

なんでしょうね~、レーズンとの相性に近いというか、かなりシンクロする部分がありますね、ケチャップ。

ケチャップだけじゃ何なので、鶏皮を焼いたものに、ケチャップをつけて、ワインを合わせてみました。

これが結構、なかなかいい感じ。

塩味の鶏皮に比べると、ずっとワイン寄りになります。
というか、美味しい。

ケチャップとワイン、という新しいテーマが生まれてしまいましたね。

このワイン、安い、軽い、ジュースっぽいまとまりなのですが、どんどん飲んでしまう魅力があります。

少し樽の印象があって、ジュースっぽさを抑えているのですが、強すぎず、控え目でとても効果的。

なかなか良いワインだと思います。

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カンティナ・ラヴォラータ ネロ・ダーヴォラ[2008] 税込 699 円 送料別

※サイトより引用
造りの良さ証明!・・3日目も大満足の美味しさ!!
イタリア半島の最南端、カラブリア州にある50年続く家族経営のワインメーカー。
自社ブドウ畑の丁寧な管理、近代的な醸造技術、 設備等により常に高品質のワインを生産。
2006年ドイツ開催のワールドカップの際、イタリア代表チームの宿泊ホテルで採用されるほど、その品質には定評があり、多くの人々に親しまれれるワインを生産しています。
シチリアワインに用いられる、上質のブドウ品種。
鮮やかな赤で、しっかりとした味わいが楽しめます。

2010/04/18

モンテシエラ オーガニック 2005(ブラインドテイスティング:外す)

(1)グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、メルロー(仏:ヴァン・ド・ターブル:Lot2007)参考価格2625円(6本セット10500円)
(2)メルロー主体(仏:ボルドー地方:コート・ド・カスティヨンAC:02)\1450
(3)テンプラニーリョ、メルロー(スペイン:アラゴン州:ソモンターノDO:05)\1250
(4)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09)\1180

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

モンテシエラ オーガニック 2005
【外観】
ほとんど黒に近いが、深い透明感を感じるガーネット。
フチの赤身は少し落ち着いた色調。
中心部は黒に近い濃さだが、底がうっすら見えるような深い透明感がある。
雫に色素が残る。
粘性は弱め。

【香り】
ドライフルーツ。
エスニックなスパイス。
ちょっと紹興酒をイメージさせる。
酒精強化されたシェリーのようなアルコールの強さを感じる。
グラスを回すと、干したプルーンや、ドライフラワー。
火を通して煮詰まったような印象がある。

【味わい】
ライトからミディアムボディ。
残糖はほとんど感じないセック。
スッキリと軽くて飲みやすく、後味もキレイ。
酸味はしっかりしているが、柔らかい。
若干収斂性がある?
タンニンはきめ細かいが、舌の表面全体が乾くような印象がある。
ドライフルーツのような味わいが残る。
余韻は細いがちょっと長めに続く。

【判定】
濃い外観からは、ガメイ以外が候補。
ただ、深い透明感があるので、シラーやカベルネ・ソーヴィニヨンのような印象ではない。
香りは、ガメイ?
ドライフルーツの印象や紹興酒のようなイメージがガメイっぽい。
ただ、外観と香りからはかなりの熟成感を感じるので、2009って事はないだろう。
そうなると2002のメルロー。
味わいも、熟成感が強い。
ジェリーやポートのような熟成感を感じる。
一度加熱したような感じ、とでもいいましょうか。
品種だけの印象でいくと、サンジョヴェーゼとか、ガメイ。
ああ、分かった、この舌の表面を覆うようなタンニンの感じはメルローだ。
飲んだときはそんなにタンニンを感じないけど、後から舌にねっとりとまとわりつくようなタンニンの感じがメルローの特徴、だった気がする。

ファイナルアンサーで、メルロー
で、ブー

テンプラニーリョ、メルローの2005、そこがあったか・・・

【総評】
モンテシエラ オーガニック 2005
Montesierra Agriculture ecologica 2005

スペイン:アラゴン州:ソモンターノDO
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ、メルロー

リカーランドトップで、1250円で購入。

確かに2002って感じの熟成感ではない、2005が妥当なライン。
ちょっと野趣な感じの香りや味わいは、メルロー単一じゃないよな~。

でも熟成感のあるメルローって点では当たってました!(苦しい言い訳)

クセのある香りと味わいですが、キレイな飲み口で、とてもいい感じです。

なんか、美味しい。

今日の晩御飯は鶏の唐揚げ。

もうちょっと肉の味が強い料理が良さそうです。
牛か、ラムくらいじゃないと合わないみたいですね。

カミさんに価格を聞いたら、1680円。
しっかりしているので、1500円前後と評価したそうです。

ずっと印象が変わらないのがいまいちだけど、まあ美味しいとのこと。

やっぱりちょっとボルドーっぽさがありますね。
しっかりした肉料理と合わせると美味しく飲めるのではないでしょうか。

ちょっとクセのあるワインが好きな人にはオススメです。

■楽天ショップへのリンク

ボデガ ピリネオス モンテシエラ オーガニック 1,785円 (税込) 送料別

※サイトより引用
このワインは有機栽培でつくられたテンプラニーリョとメルロー種のブレンドです。紫がかったルビー色をしており、赤系果実、桃、イチゴや花のようなアロマが複雑に織り交じった力強いノーズがあります。良好でエレガント、口いっぱいに甘いタンニンがひろがります。

ワイン専用ブドウの鉢植え栽培:1週間経過

 

ブドウの剪定枝を鉢植えにしてから、1週間。

毎日、カミさんが水をあげてくれてます。

外から見たところでは、まだまだ何の変化もありませんね。

引っこ抜いて、根を確かめるわけにもいかないので、もうちょっと様子を見てみます。

カビとか、枯れてきたような印象はないので、うまくいってるのかな?

??( ̄-  ̄ )??

2010/04/17

ドメーヌ・デュ・タリケ ロゼ・ド・プレッセ 2008

 
ドメーヌ・デュ・タリケ ロゼ・ド・プレッセ 2008
DOMAINE DU TARIQUET ROSE DE PRESSE 2008
ドメーヌ・デュ・タリケ ロゼ・ド・プレッセ 2008
フランス:南西地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・コート・ド・ガスコーニュ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:メルロー、シラー、タナ

リカーランドトップで、950円で購入。

【外観】
赤味の強い、やや濃いめのロゼ。
輝きはしっかりしていて、ちょっとフルーツゼリーのような印象がある。
フチに向かって無色になるので、ディスクは少しある。
粘性はやや強い。

【香り】
最初はスモークの印象。
ややケミカルなクスリ箱のような香り。
いや、ローズマリーのようなスパイス香かも。
香木のようでもある。
グラスを回すと、急に優しい印象になる。
フルーツゼリーのようなちょっと甘い香り。
香りはとても複雑で魅力的。

【味わい】
残糖を多めに感じる中辛口くらい?
酸味は強く、わずかにタンニンを感じる。
香木のような印象が広がり、独特な味わいがある。
やや酸味が支配的な印象があるが、バランスは良い。
ボディはやや軽めだが、ほんのりとした甘さとしっかりした酸味でうまくバランスを保っている。

【総評】
香木のような独特な香りと味わいを持つロゼです。
ドライでスッキリした味わいながら、ほんのりとした甘い印象があって、いいバランスでまとまってます。

カミさんに価格を聞いたら、2480円。
確かに、飲み口の清涼感というか、ワインとしての佇まいが、1000円のレベルではない感じ。

ボディは軽いのですが、キレの良い後味が、上質な印象を与えますね。

ちなみに今日の晩御飯は、カツオのたたきと、鶏の炊き込みご飯。

カツオのたたきは、サクを炙って、ニンニクやレモン汁、醤油で漬け込み、水菜の上にのせたものです。

カツオは刺身の中でも特に生臭さが強いので、ワインに合わない食材ですが、漬け込んだニンニクやレモンの香りが少しつなぎになってます。

ボディが軽い分ワインが後ろに下がって、これは意外とOK?と思いきや、やはりどこかでケンカしてるようなギクシャク感がありますね。

鶏の炊き込みご飯は、まあまあの相性。

ロゼだと刺身や和食にも合いやすいですよね。

このワインはちょっとスパイスの香りが強いので、和食に合いにくいかと思いましたが、意外と大丈夫そうな気がします。

1000円前後のロゼとしてはオススメですね。
和食よりは、香りの強いスパイスを使った魚のグリル、なんか合いそうな気がします。

■楽天ショップへのリンク

ドメーヌ・デュ・タリケ ロゼ・ド・プレッセ 2008 税込 940 円 送料別

※サイトより引用
頬を赤く染めたタリケのロゼは、食前酒、コース料理のスターターとして最適である。美しいグラナデン・カラー(ザクロのシロップの色合い)。ソフトでスパイシーな香りが、野生の木苺や花のつぼみを思わせる、食欲を誘う香りのコンビネーションの幕開けとなる。洗練されたブーケ(深く複雑な香り)はほのかでかつ深い。このロゼワインはリッチでフルボディ、フレッシュな味わいがある。プレス・ロゼは赤ワイン用ブドウを白ワインと同じ方法で醸造したものである。軽く冷やして。食前、または食中酒に。タパス(スペインの小皿料理)や夏向きの軽い料理、イタリア料理、スパイシーでエキゾチックな料理に。

トレヴァー・ジョーンズ ヴァージン・シャルドネ 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シャルドネ(豪:サウス・オーストラリア州:バロッサ・ヴァレー:08)参考価格2100円(6本セット10500円)
(2)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(3)インゾリア(伊:シチリア州:シチリアIGT:08)\1040
(4)グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ(仏:ラングドック・ルーション地方:コスティエール・ド・ニームAC:08)\920

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

トレヴァー・ジョーンズ ヴァージン・シャルドネ 2008
【外観】
少しグリーンがかった、若々しさのあるイエロー。
輝きは強く、クリアな印象。
色味はわずかにグリーンがかっている中庸なイエロー。
色合いはシンプルで、単一品種のイメージ。
ディスクは薄く、粘性は中庸。

【香り】
熟したフルーツ。
カリン。
ミネラル。
ヴァニラ。
ハーブ。
香りは強く、厚みがある。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
酸味は強く、やや刺激的。
ボディは厚みがある。
アルコール度も高い。
後味は酸味が残るものの、ややアルコールが強く、乾く印象がある。
余韻は長めに続く。

【判定】
力のありそうな外観からは、価格の高いシャルドネ2本が候補。

香りは熟した果実やスモーキーさがあって、シャルドネっぽい。

味わいはやや甘さを残す、力強いタイプ。
かなりアルコール度も高い。
印象としては、ニューワールドのシャルドネ。

と、ここまで来て、他の選択肢を考える。
可能性としては、イタリアのインゾリア。

う~ん、何となく、後味がイタリアっぽい。
なんというか、苦味が強いというか。

しかも香りにラムネのようなお菓子っぽい要素があって、この間飲んだインゾリアに良く似てる。
時間とともに、だんだんシャルドネっぽさが無くなってきたな~。
こりゃシャルドネじゃないな。

ファイナルアンサーで、インゾリア
で、ブー

あ~れ~、やっぱシャルドネでした。。

【総評】
トレヴァー・ジョーンズ ヴァージン・シャルドネ 2008
Trevor Jones Virgin Chardonnay 2008

オーストラリア:サウス・オーストラリア州:バロッサ・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ

株式会社ミレジムの通販で、6本セット10500円で購入。(参考価格2100円)

最初の印象は力強さがあって、香りも豊かだったのですが、時間とともにだらしなくなってきました。
まとまりも乱暴な感じがして、う~ん、どうなの?って感じがあります。

カミさんに、パーカーポイントのついてるワインと教えて、価格を聞いたら、1680円。
パーカーポイントがついてなかったら、1500円以下だね、という評価。

飲み進むと美味しくなってくるのでしょうか。

今日の晩御飯は、カツオのたたきと、鶏の炊き込みご飯。

両方とも合いません。(当たり前ですが・・)

今日のおつまみに買ってあった、枝付きレーズンに合わせてみるとこれはもちろん大丈夫。

でもどのワインでもそうですが、レーズンに合わせると、全部持っていかれますよね。

ワインの味が無くなるというか。
レーズンの味しかしなくなるというか。

少し残ったので、明日また飲んでみよう。

■楽天ショップへのリンク

トレヴァー・ジョーンズ・ヴァージン・シャルドネ 2008 税込 1,974 円 送料別

※サイトより引用
『これはシャブリのグラン・クリュに匹敵するシャルドネだ!!』
パーカーが初ヴィンテージから12年間ずーーーと大絶賛!!
さらに『世界でもっとも素晴らしいオーク樽未使用のシャルドネの一つ!!』と破格の大絶賛!!極上エキスがたっぷり詰まったピュア・シャルドネ100%!!
造り手は史上初【2種同時のパーカー100点満点!!】を獲得した伝説の醸造家!!
一万円以上の超高級シャブリの味わいが1880円で堪能できる究極の極旨ワイン!!
『最初はグレープフルーツのような柑橘系フルーツの香りが際立ち、時間と共にピーチ、メロン、いちじく、洋ナシといった芳醇な香りとハチミツ、ミネラル、スパイスの複雑で華やかなアロマに変化していく。
口に含むと初めはフレッシュな果実の印象から、段々と芳醇なトロピカルフルーツや焼きりんごのようなリッチな味わいに移行。凝縮された濃厚な味わいに、幾層にも重なり合った複雑な味わいが柔らかい酸味とともに長く余韻に残る。』

トラピチェ マルベック 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(2)マルベック(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:08)\1060
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(ルーマニア:オプリソール地区:06)\870
(4)ネロ・ダーヴォラ(伊:シチリア州:シチリアIGT:08)\494

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

トラピチェ マルベック 2008
【外観】
フチがわずかにバイオレットで、ほとんど黒に近い、ガーネット。
真っ黒、って感じで透明感はほとんど無い。
フチは数ミリバイオレットで、若々しい。
小さな気泡がフチに多く見られる。
ディスクは無し。
粘性はやや強い。

【香り】
濃厚な果実香。
パンの酵母。
ややグリーンっぽい。
グラスを回すと生っぽい動物香。
やや重い、杉のようなグリーン香。
香りはそれほど強く無いが、重厚さがある。

【味わい】
ミディアムからフルボディ。
残糖をわずかに感じるセック。
酸味は穏やかで、チャーミングな印象。
タンニンもまろやかだが、渋みはしっかりある。
アルコール度が高いのと、フルーティさが強いので、かなり甘い印象がある。
口当たりはクールで、スッキリしているが、後から重さを感じる。
後味は乾く印象。
余韻は短い。

【判定】
真っ黒な外観は、コルビエールか、マルベック。
香りは、やや茎っぽいグリーン香を感じて、カベルネ・ソーヴィニヨンをイメージさせる。
でもシラーが混ざっているような印象。
味わいは見た目よりずっと、スッキリしていてフルーティ。
カベルネ・ソーヴィニヨンのフルーティさではない。
もっとメルローっぽいというか。
フルーティさを全面に出した、ニューワールドタイプのワイン。
そうなると必然的にマルベック。
このチャーミングなフルーティさは、確かにマルベックっぽい。

ファイナルアンサーで、マルベック
で、ピンポン

マルベックって独特のフルーティさがありますよね。

【総評】
トラピチェ マルベック 2008
TRAPICHE MALBEC 2008

アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:マルベック

リカーランドトップで、1060円で購入。

見た目チリカベなんですが、飲むとフルーツ感をとても強く感じます。
アルコール度は高い方ですが、スイスイ飲めるワインですね。

ニューワールドのワインは、食事と合わせなくても美味しいものが多いですが、このワインもまさにそのタイプです。

ピザ用の普通のチーズをのせて焼いたパンにバッチリ合いますね。
シンプルな味の方が、フルーティさを楽しめていいと思います。

ちなみに、レトルトのミートソースのパスタも食べたのですが、何だかやっぱり合いませんね。

家庭ですぐに用意出来る、このワインに最適なおつまみは、やっぱりパンにチーズかな。

このワインはとても素直な印象があって、無印良品的な、余計なものを削ぎ落したシンプルさを感じます。

リッチでもないし、深みがあるわけでもないのですが、品質は高いのではないでしょうか。

気になるのは、ラベルがシンプル過ぎて、1000円以下のイメージって事でしょうか。
外観の安っぽさでは、ちょっと損してますね。

でもその見た目のシンプルさは、ワインの味と結構マッチしてます。
見た目はリッチだけど、味はガッカリ、みたいなワインとは違って、正直に味の印象をラベルデザインにしてるような気がします。

素直なマルベックを飲みたかったら、オススメですね。

■楽天ショップへのリンク

トラピチェ マルベック 2007 税込 1,155 円 送料別

※サイトより引用
アルゼンチン一の生産地、メンドーサに1883年設立されたワイナリーです。
アルゼンチンNo.1の輸出量を誇り世界中で最も親しまれているアルゼンチンワイン。
ヨーロッパの最新技術を取り入れ、アルゼンチンの風土・気候にあった独自のワイン造りを確立していったトラピチェは、それまでのアルゼンチンワインの評価を一新するような素晴らしいワインを次々に生み出し、アルゼンチンが世界屈指のワイン産国へと発展していくことに大きく貢献したのです。
マルベック種はボルドーでは補助品種ですが、アルゼンチンでは主役ともいえる重要な品種です。現在、世界的醸造家ミュシェル・ロラン氏がコンサルタントを行っています。

2010/04/15

カンティナ・ラヴォラータ インツォリア 2009

(1)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:06)\733
(2)インツォリア(伊:シチリア州:シチリアIGT:09)\494

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カンティナ・ラヴォラータ インツォリア 2009
【外観】
ほんのりベージュがかった、中庸なイエロー。
色あいはシンプルで、ベージュっぽい。
輝きは大人しい。
小さな気泡がグラスの内側に多く現れる。
ディスクはやや厚く、粘性は中庸。

【香り】
モモ。
白い花。
シロップ。
少しグリーンっぽいハーブ。
軽やかで爽やかな印象。
グラスを回すと、炭酸の印象が強くなる。
ラムネ菓子のような香りもある。
フルーツガムやラムネ、フルーツのシロップ漬けといった、お菓子っぽい印象。

【味わい】
とてもライトな飲み口。
少し残糖を感じるセック。
炭酸のニュアンス。
酸味は強いが、爽やかにまとまっている。
飲み口が水っぽいくらい軽いので、アルコールが若干浮く瞬間がある。
わずかに苦味があり、後味はスッキリしている。
余韻はちょっぴりある。

【判定】
今回は安ワインの2択。
こういうのを案外間違えるので、注意が必要。

外観は若々しいのにベージュっぽくて、シャルドネって感じではない。
高貴品種ではみられない色調で、ローカルなブドウを想像させる。
気泡も多く見られ、イタリアの白の印象。

香りもシロップ漬けモモや、フルーツガムのような、イタリアの白によくあるパターン。
なんというか、楽しくなるような、ラテンな香り?

味わいは相当水っぽい。
かなり低価格なワインのイメージ。
スッキリしたドライな印象もイタリア。

ファイナルアンサーで、インツォリア
で、ピンポン

このワイン、なかなかいいですね。

【総評】
カンティナ・ラヴォラータ インツォリア 2009
CANTINE LAVORATA INZOLIA 2009

イタリア:シチリア州:シチリアIGT
アルコール度:12%
ブドウ品種:インツォリア

OKストアで、494円で購入。

イタリアらしい、陽気で楽天的なまとまりのデイリーワインです。

まず、香りがいいですね。
ガムやキャンディ、スイーツの要素が入ってて、陽気な感じなんですが安っぽくありません。

味わいは、最初びっくりするくらい軽いんですが、飲み進むと気にならなくなってきます。

今日の晩御飯は、ブリの照焼。

合わなくはないけど、「なんで?」って感じになりますね。
力が弱いので破綻は無いのですが、持っている良さを全部打ち消す、みたいな合い方になっちゃいます。

もやしを酢醤油であえたサラダは、お酢に完全に負けてアウト。

厚揚げの煮たやつも、微妙な感じ。

明日の朝のパンが焼けてたので、それに合わせてみたら、ようやく落ち着きました。(当たり前か)

小麦の香りに、このワイン独特のフルーティさが相まって、何ともいい感じ。

合わせる食事によってはグッと美味しくなりそうです。
ちょっと軽めの、トマトソースのパスタとか、ピザは合うでしょうね。

最初は、おおらかで可愛らしい、って感じでしたが、飲み進むと、苦くて辛い、おっさんワインの印象になってきました。

食事が欲しくなるタイプですね。
ついつい、明日の朝ごはんのパンをつまみ食いしてしまいます・・・

500円クラスの中では、コストパフォーマンスの高い、良いワインだと思います。

2010/04/13

レ・グランザルブル ヴァン・ド・ペイ・ヴィニョーブル・ド・フランス ブラン 2008(ハーフボトル)

 
レ・グランザルブル ヴァン・ド・ペイ・ヴィニョーブル・ド・フランス ブラン 2008(ハーフボトル)
Les Grands Arbres Vin de Pays des Vignobles de France 2008 (375ml)

レ・グランザルブル ヴァン・ド・ペイ・ヴィニョーブル・ド・フランス ブラン 2008(ハーフボトル)
フランス:ヴァン・ド・ペイ・ヴィニョーブル・ド・フランス
アルコール度:12%
ブドウ品種:グルナッシュ・ブラン、ユニ・ブラン、シャルドネ

ナチュラルローソンで、ハーフボトル650円で購入。

【外観】
わずかにベージュがかった、中庸な濃さのイエロー。
大人しい輝きがある。
粘性は弱くサラッとしている。
ディスクは薄い。
少しグレーがかった、硬質な外観。

【香り】
熟した、甘い印象のフルーツ香。
レモンのような酸味に聞いたフルーツ香もある。
グラスを回すと、ハーブのようなシナモンのような印象。
香りは弱めで、控え目だが、心地よい印象がある。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
酸味がとても強く、リンゴのような印象がある。
ちょっと酸化したリンゴのイメージ。
フルーティさと、舌に残るわずかな甘さがあり、スッキリと飲みやすい。
後味は酸味が残り、ジューシー。

【総評】
グランザルブル飲んだの久しぶりですが、ああ、こんな感じだったなー、と思い出しました。
オーガニックと関係あるかどうは分かりませんが、ちょっと酸化してるリンゴのような印象が特徴的。

でも以前より、随分とすっきりとクリアになった気がしますね。
独特なクセは持っていながらも、スッキリ飲みやすいです。

そうそう、この味わいはブルゴーニュの「アリゴテ」みたいな感じですね。

今日の晩御飯はコンビニで買ってきた、ベトナム風エビの生春巻き。

これは合うぞー、って思ってたら、ついてきた甘辛いソースが強烈で完全にワインの負け。
ソースつけないと、エビが生くさく感じてしまいます。

こりゃ駄目だ。

もう一つはレンジ食品の「ピリ辛チゲぞうすい」。
これはさすがに合わないだろう、と思いながらも合わせてみたら、やはり全くダメ。

このワイン、本格的な味の構成なので、合わせる料理を選びますね。

チーズを使った、パスタとか、グラタンみたいなものには合うかも。

ワインだけで飲んでいるときはスッキリ飲みやすかったのに、食事に合わせると、急にずっしり思い壁が出来てしまいます。

ちょっと酸の印象が重いんですよね。
アリゴテっぽい、って事は、昔風のワイン、とも置き換えられます。

しかしまあ、これだけ合わない食事と一緒に飲まれてるワインもかわいそうですが。

近くに「カロリーメイト(チーズ味)」があったので合わせてみたら、まったく絡まない印象。

というか、カロリーメイトをアルコールと一緒に食べると気持ち悪いぞ。
カロリーメイトの薬品っぽさが強調されますね、新たな発見です。

ワイン自体はとても良くまとまっていると思います。

ただ、テイスティング用語の中で、「リンゴ」というのは酸化を意味している、あまりいいワードではないと言われてますね。

オーガニックというのがこの酸化の印象とつながっているかは分かりませんが、品質は問題ない、というか高いワインだと思います。

2010/04/11

ワイン専用ブドウの鉢植え栽培

 
グレイスワインのインターネットショップ「キュヴェミサワ」のオープニングプレゼントで、ぶどうの剪定枝をもらいました。

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネ、甲州の4本です。

いや実はこれが欲しくてワイン注文したんですけどね。
自宅に、カベルネ・ソーヴィニヨンとか、メルローがあるなんて・・・なんて素敵。
(*´ー`*)

ワイン好きな人にはたまりませんよね。

ぶどうは鉢植えでも、うまく育てると実が成るそうなので、素人ながら挑戦してみる事にしました。

本とか、ネットでいろいろ調べて、まずこれだけ準備。

・プラスチックの鉢(5号)
・鉢受皿
・鉢底石
・さし芽・種まきの土

土はいろいろブレンドするみたいですが、さし芽の最適な土ってのがあったので、ひとまずこれで。

ホントに素人なので、説明書にそって、ひとつづつやってみます。

まず、鉢に「鉢底石」を入れます。

どのくらい入れていいのか分かりませんが、あまり入れると土が入らないし、少ないと土がこぼれてきそうだし。

何となく2~3センチみたいな事が書いてあるので、それくらいを目安にいれました。

そのうえに、ザーッと、土をいれて、土が底のスリットからこぼれてこないか確かめたら、ダダ漏れ。


え~、これでいいの?
( ̄△ ̄;)
すでにこの段階で、混乱。

いろいろ調べると、湿った土を入れると漏れてこないとか、いろいろテクニックはあるみたいだけど、土は出てくるものみたいなので、気にせず進める事に。

さし芽・種まきの土の袋にあった説明では、上から水をかけるのではなく、受皿の方に水をはって底から給水するようなので、説明書通りに鉢受皿に水をはってみました。

これでホントに土に水がまわるのかしらん?

で、剪定枝の方は、土に刺す方をカットして、30分くらい水に浸しておくといいそうなので、その通りにやってみます。

年季の入った剪定ハサミで、先をV字型にカット!

いまいち切れ味が悪く、ちょっとボロボロに・・・
大丈夫かな?


それを水差しに入れておきます。

ちょっと時間をおいて、鉢が水を吸い上げているかちょっと土を掘ってみると、おお、来てる来てる。

表面は乾いていますが、中は水を吸ってます。


30分過ぎて、いよいよ、土に剪定枝を刺すのですが、一回り小さな棒を一度刺しておいてやると、切断面が痛まなくて良いそうなので、割り箸で、ガイドになる穴を作っておきます。

大体、3分の1くらいを土に埋めるとのことなので、割り箸もその長さを測って、土にズブズブ入れてみると・・・なんと!土の深さが足りない!

底が深いタイプの鉢を選んだのですが、土はたっぷり入れないとダメみたいですね。

さらに土を足して、ふちギリギリまで入れました。

これで割り箸を刺してみると、おお、大丈夫。
3分の1入れても余裕があります。

ガイド穴も作ったので、いよいよ剪定枝を刺す事に。

でも、あれ?
なんだかうまく入りません。

上の乾いた土が穴に流れ込んで、穴を埋めているみたい。

土はまんべんなく湿ってないとダメみたいですね。(当たり前か?)

という訳で、上から水差しで給水。

土をしっかり湿らせて、再チャレンジ。

割り箸でガイド穴を開けて・・・剪定枝を刺します。

ぐぐっとしっかり入っていきます。
いい感じの手応えです。

土に枝を刺すだけだったらフラフラな状態じゃないの?って思ってましたが、湿った土に刺した枝は、思いのほかしっかりしてます。

なんか・・・成長してくれそうな雰囲気。

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネ、甲州、すべて作業が終り、並べて見るととても充実感がありますね。

これから成長するのが楽しみです。

早く葉っぱとか、出ないかな~。 o( ̄▽ ̄)o

デルタ・ヴィンヤード ピノ・ノワール 2008

(1)グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、メルロー(仏:ヴァン・ド・ターブル:Lot2007)参考価格2625円(6本セット10500円)
(2)ピノ・ノワール(NZ:マールボロ:08)参考価格2510円(6本セット10500円)
(3)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(ルーマニア:オプリソール地区:06)\870

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

デルタ・ヴィンヤード ピノ・ノワール 2008
【外観】
深い透明感のある黒っぽいルビー。
輝きがあり、黒く底光するような印象。
色味は、青みが強く、若々しい。
ディスクは少しある。
粘性は強めで、脚が長く残る。

【香り】
ベリー系の果実。
なめし革。
グラスを回すと、生っぽい、赤身のような動物香。
香りはそれほど強くないが、厚みがある感じ。

【味わい】
少し残糖を感じるセック。
アルコール度は強いが、ボディはミディアム。
酸味は柔らかく、しっかりしている。
タンニンは少なく、わずかに舌の中心が乾くような印象。
後味はジューシーながら、やや収斂性がある。
余韻は長めに続く。

【判定】
深く透明感のある外観は、コルビエール以外はありそう。
ピノ・ノワールにしてはやや濃い。
香りは、なめし革、ベリー系の香りでグルナッシュかな?って感じ。
グラスを回すと出てくる生っぽい動物香はシラーっぽい。
味わいは、ニューワールド系の甘さを残したまとまり。
グルナッシュかな、と思っていたが、ここでいきなりピノ・ノワールが急浮上。
あらためて香りを嗅ぐと、なめし革、ドライフラワーのようなピノ・ノワールテイスト満載。
口当たりの柔らかい、誰にでも受け入れられる、ニューワールドのピノ・ノワール。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

ブルゴーニュのピノ・ノワールとはまったく違う品種みたい。

【総評】
デルタ・ヴィンヤード ピノ・ノワール 2008
DELTA PINOT NOIR 2008

ニュージーランド:マールボロ地区
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

株式会社ミレジムの通販で、6本セット10500円で購入。(参考価格2510円)

口当たりも優しく、神経質なところは全然なく、誰にでも愛想を振りまく、みたいなピノ・ノワール。
とてもバランスよくまとまっていて、力強さもあって、美味しいワインだと思いますが、微妙に納得できないところがあります。

ブルゴーニュが絶対的に正解とはいいませんが、なんというか・・・人工的とでもいいましょうか。
品種の個性が若干、失われてるような気がします。

フルーティで飲みやすいので、すいすい無くなります。
そういう点では、とても美味しいワインなんですけどね。

飲んだ時にピリっと感じる、スパイスの印象がアクセントになっています。
そういう点では魅力もありますね。

ちなみにカミさんに価格の印象を聞いたら、1680円。

今日の晩御飯はチキンのグリル。

軽い飲み口なので、ちょうどいい感じ。
塩コショウだけのチキンに合わせると、フルーツのソースをつけて食べているような印象になります。

付け合せの、ジャガイモをふかしてソテーしたものにも合いました。
食事との相性は幅広そうですね。

でも案の定、飲み進むと飽きてきます。
だって印象が変わらないんだもの。

我が家的には好みじゃないですね、このタイプ。
2000円超えてる事を考えると、このワインをまた買う事はないでしょうか・・・

グレイスロゼ 2009

グレイスロゼ 2009
GRACE ROSE 2009
グレイスロゼ 2009
日本:山梨県:甲州市:勝沼
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン

ワインショップ 『キュヴェミサワ』で、2400円で購入。

【外観】
鮮やかな色合のサーモンピンク。
輝きは強めでキラキラしている。
粘性は中庸。
ディスクは薄い。
少し黒っぽさのある色調で、ロゼとしてはやや濃い方。

【香り】
カラメルのようなキャンディのような印象。
バラのようなフローラルの印象があって、花の香りのキャンディのよう。
グラスを回すと、炭酸のようなニュアンスが出てきて、ヌーボーのマセラシオンカルボニックをイメージさせる。
少しケミカルで、セメダインのような印象もある。

【味わい】
残糖が多めの、中辛口くらい。
酸味は優しく、それでいてしっかりしている。
かすかにタンニンが効いていて、口の中に渋みが残る。
甘さもあって、ロゼとしては少し重厚な印象。
後味にほんのりと甘さが残る。
喉の奥にエグ味も少し。

【総評】
期待していた味わいと少し違う。
甘さがあるので、ちょっとスッキリ感が無い。
ロゼ・ダンジューよりは甘くないけど、狙いはそのあたりなのでしょうか?

そうそうこのワイン、カラメルベースの飴みたいな香りがします。
純露、みたいな感じ。

ほんのり甘いのですが、全体に軽いので、嫌味な感じではありません。

今日の晩御飯、タケノコご飯に合わせてみたら、みりんのわずかな甘さにフィットします。

ちなみにこのロゼ、グレイスワインの甲州の白に味がそっくり。

今日はたまたまグレイス甲州とグレイスロゼを同時に開けたのですが、基本的な味が一緒で、ロゼの方が少し重みがある印象。

カミさんの価格では2480円。
グレイスワインは高いからな~、普通だったら1980円って言ってました。

和食に合う繊細なバランスはさすがですが、ちょっと高いかな~という印象。

特に、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンというヨーロッパ品種を使っているので、もうワンランク上の味わいが欲しくなってしまいます。

国産のロゼとしては十分な品質で、ここまで来たら世界レベルで上を目指して欲しいという期待があるからですね。

がんばれ、グレイスワイン。

グレイス茅ヶ岳 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(豪:サウス・オーストラリア州:バロッサ・ヴァレー:08)参考価格2100円(6本セット10500円)
(2)甲州(日本:山梨県:茅ヶ岳山麓:07)\2000
(3)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(4)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:06)\733

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

グレイス茅ヶ岳 2007
【外観】
ほとんど無色のわずかに色づいたレモンイエロー。
日本酒くらいの色合い。
黄色はほんのり、少しグレー。
輝きはやや大人しい。
粘性は弱い。
小さな気泡がフチに多く見られる。

【香り】
柑橘系フルーツ。
スモーク。
酵母の香り。
グラスを回すと華やかなフルーツとフローラルの印象が広がる。
香りは控え目で、上品。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ライトで、水?ってくらいのスッキリ感。
でもアルコール度は強めで、お腹が熱くなる。
酸味は優しい感じで、バランスよく効いている。
とても軽いながら酸味と苦味が味を締めている。
飲み口は軽いが、余韻は長めに続く。

【判定】
すでに外観が甲州。
日本酒くらいの色合い。
香りも上品で華やかな甲州の印象。
なんと表現していいかいまいち分からないが、ああ甲州、って感じ。
味わいはチョーすっきり。
でもジワジワ味わいが染みてくる。

ファイナルアンサーで、甲州。
で、ピンポン

拍子抜けするほど軽いのですが、ジワッと力を感じる味わいです。

【総評】
グレイス茅ヶ岳 2007
GRACE KAYAGATAKE 2007

日本:山梨県:茅ヶ岳山麓
アルコール度:11%
ブドウ品種:甲州

ワインショップ 『キュヴェミサワ』で、2000円で購入。

グレースワインらしいまとまりですね。
全体の力を抑えながら、香りや味わいの深みを出している。

最初の飲み口はホントに水ですか?ってくらいの軽さだったのですが、飲み終わりには充実感があります。

今日の晩御飯は、タケノコご飯とタケノコの煮物、ビンチョウマグロの刺身。

普通のワインにはまったく合わないメニューでなのすが、このワインはとても良く合います。

タケノコご飯に合うワインなんて、そうそうありませんね。

最近は、タケノコの旬になっても合わせる日本酒がなかなか見つからず困ってましたが、これからは甲州ワインで大丈夫かも。

タケノコの煮物も、マグロの刺身も、すーっと馴染みますね。

さすが、グレイスワイン。

ワインだけで飲むとやや軽すぎる印象を受けますが、和食に合わせるとその真価を発揮するってところでしょうか。

カミさんの価格評価では、1780円。
グレイスワインじゃなければ、1580円くらい、って評価。

確かにとても軽い飲み口なので、安い印象は受けてしまいますが、じっくり味わうとやっぱりそれなりの品質を感じる、と私は思うのですが。

ただ、ワインってブランドの印象で全然味が違ってきますので、最後までブラインドで飲んだらどういう評価になるか分かりませんが・・・

グレイスワインはここ数年でブランド力を急激に上げましたよね~。
国内ではトップブランドなので、高いのはしょうがない、って思うくらい。

とはいえ、ひと昔前に比べると、随分買いやすい価格になりましたね。

そうそう、この『キュヴェミサワ』のオープン記念で、ワイン専用品種の穂木(剪定枝)を4種いただきました。

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネ、甲州の剪定枝です。
うまく育てると、結実してブドウが収穫できるらしい・・・

植物の世話なんてやった事ありませんが、ここはひとつ、鉢植えでワイン専用品種のブドウが収穫出来るように頑張りたいと思います。

さらに、グレイスワインのロゴ入りグラスと、カワイイ花の形のグラスマーカーもついてました。

とってもトクした気分。

グレイスワインもオススメですが、ワインショップ『キュヴェミサワ』もオススメですね。
http://wine.jp/cuveemisawa/

2010/04/10

テラ・ヴィティス ドメーヌ・デュ・ランドロー・ヴィラージュ ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー グラン・レゼルブ 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(2)ミュスカデ(仏:ロワール地方:ナント地区:ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌAC:08)\1200
(3)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:06)\733
(4)インツォリア(伊:シチリア州:シチリアIGT:09)\494

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

テラ・ヴィティス ドメーヌ・デュ・ランドロー・ヴィラージュ ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー グラン・レゼルブ 2008
【外観】
淡い、グレーがかったレモンイエロー。
ほんのり黄色、くらいの色味。
小さな気泡がとても多く見られる。
微発泡?ってくらい。
フチに向かってほとんど無色になる、ムラのある色調。
ディスクは普通。粘性は弱めでサラッとしている。

【香り】
メロンのようなやや醗酵をイメージさせるフルーツ香。
ジャムを挟んだクッキーのような印象。
焼いたパンのような香りがある。
クラスを回すとさらにクリームのような印象。
スイーツがいくつも隠れているような、華やかで楽しい香り。
時間がたつとミントの印象も出てくる。

【味わい】
残糖は少なめのセック。
舌の途中で味が「どん」と止まるような不思議な飲み口。
喉の奥に流れていかない感じ。
ボディは軽い。
酸味も軽めだが、ややトゲトゲしい。
舌にひっかかるような収斂性を感じる。
余韻は短い。

【判定】
やや淡い外観からはミュスカデが候補。
炭酸を多く含んでいるのもミュスカデっぽい。
でもイタリアも可能性がある。

香りは、フルーツがのったケーキやタルトのようなスイーツ系の香り。
ブレッドやクリーム、ミントの香りもあって、なかなか楽しい。
この中ではやはりミュスカデか。

味わいは・・・あれ?って感じ。
香りでかなり期待したので、相当期待はずれ。
軽くて、スカスカなボディ。

バランスも悪く、相当低価格ワインだと思われる。
少なくともミュスカデではないだろう。
この中であるとしたら、一番安いイタリア。
インツォリアってよく知らないけど。

ファイナルアンサーで、インツォリア
で、ブー

ひぇ~、ミュスカデでした。

【総評】
テラ・ヴィティス ドメーヌ・デュ・ランドロー・ヴィラージュ ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー グラン・レゼルブ 2008
TERRA VITIS DOMAINE DU LANDREAU VILLAGE MUSCADET SEVRE ET MAINE SUR LIE GRAND RESERVE 2008

喉で止まるような感じは、炭酸が影響しているみたいです。
炭酸ものをあまり飲まないので、慣れてないだけかも。

かなり軽い飲み口ですが、品質は高そうな印象があります。
とにかく香りがいいですね。
エンターテイメントな感じ。

最近飲んでないので、ミュスカデ独特な味わいのバランスに少し戸惑ったのかもしれません。

軽いけど美味しいですね、どんどんいけます。

カミさんの価格評価は、1680円。

品質は悪くないんですよね。
ちょっとクセがあるので、人によっては美味しくないかも。

ミュスカデって、初夏に飲みたくなるんですよね。
スッキリした軽さが、ちょうど5月くらいの気候に合います。

でもなんか今回のミュスカデは、そういう一般的なミュスカデとちょっと違う気がする。

トータルのバランスにリッチ感を出そうとしているからでしょうか?

ミュスカデの持っている力は、シャルドネとかソーヴィニヨン・ブランよりはぐっと落ちて、甲州に近いくらいですよね。

力の無いワインは、持ってる力の範囲で最高のものをつくればいい、というのが最近のワイン造りの主流ですが、このワインはミュスカデの本来の個性を少し変えてるのでは、と思ってしまいます。

品質は高いのですが、品種の個性がスポイルされてる、みたいな?

とはいえ、1200円ではお買い得感がありますね。

2010/04/08

ドゥニ・シャルパンティエ メルロー カベルネ・ソーヴィニヨン 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン(ルーマニア:オプリソール地区:06)\870
(3)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\733
(4)ネロ・ダーヴォラ(伊:シチリア州:シチリアIGT:08)\494

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドゥニ・シャルパンティエ メルロー カベルネ・ソーヴィニヨン 2008
【外観】
フチは紫色の、濃く黒っぽいガーネット。
ほとんど透明感は無く、底はまったく見えない。
フチは青っぽい、若さを感じるバイオレット。
ディスクは薄いが、粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。
雫に色素が残る。

【香り】
フレッシュな黒い果実。
ちょっと煮詰めた、ジャムの印象。
少し焦げ臭。
グラスを回すとなめし革のような動物香。
ウッディな、杉のような?印象もある。
香りは弱めで、大人しい印象。

【味わい】
ライトからミディアムボディ。
残糖はあまり感じないセック。
軽くてフルーティなので、辛口でも飲みやすい。
酸味は控え目だけど、バランスよく効いている。
タンニンは細かく、飲み終わりに舌の表面がわずかに乾く感じ。
後味はやや乾く印象。
アルコールは少し高い?
後味はすっきりした印象。
苦味が残り、軽いながらも水っぽくはない。

【判定】
濃い外観という点ではどれも候補だが、生産年では2008年くらいの印象。

香りはやや茎っぽいグリーン香がカベルネ・ソーヴィニヨンっぽい。

味わいはかなりのセックなので、伝統産地が候補。

そうなると、ヴァン・ド・ペイ・ドックのメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン。
でも、ルーマニアのカベルネ・ソーヴィニヨンという線も捨てがたい。

ややヒンヤリした印象や、繊細な口当たりは、ちょっと寒い地域の印象もある。
でも、ルーマニアは2006年なので多分違う。

もう一つの可能性は、イタリアのネロ・ダーヴォラ。
あー、なんかありそう。

全体的な印象としては単一品種のような気がする。
外観も香りもシンプルというか・・・

飲めば飲むほどイタリアっぽく感じてきた。
ネロ・ダーヴォラの特徴は知らないけど、イタリアっぽくね。

ファイナルアンサーで、ネロ・ダーヴォラ
で、ブー

メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンでした。。

【総評】
ドゥニ・シャルパンティエ メルロー カベルネ・ソーヴィニヨン 2008
DENIS CHARPENTIER MERLOT CABERNET SAUVIGNON 2008

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン

OKストアで、733円で購入。

全然イタリアじゃねえし。
しかも単一品種でもありません・・・

カベルネ・ソーヴィニヨンの香りを嗅ぎとったまでは良かったのですが、メルローが入っているかが分からなかったのが敗因ですね。

メルローってあまり特徴が無いので難しいですよね。

今回のワインでいうと、スッキリフルーティ、な部分を受け持っているのがメルロー。
力強さと深みを出しているのがカベルネ・ソーヴィニヨン、って感じでしょうか。

相変わらずブラインドテイスティングは難しいですね。

それにしてもこのワイン、力が抜けた軽いバランスでよくまとまってます。
口当たりもクールでスッキリしてて、後味もキレイ。

品質が高い印象を受けますね。

今日の晩御飯は、豚丼とポテトサラダ。

豚丼は、親子丼の鶏が豚に変わって、さらに卵でとじてないやつ。

まあ当たり前ですが、赤ワインには合いません。

あえて合わせてみたら、よそよそしい感じ。
交わる部分がまったくありません。

ポテトサラダもまったく合いません。

どれもこれも合わないので、ベビースターラーメンをポテトサラダにトッピングしてみました。

ちょっとヤケクソな感じですが、意外といける??
食感が良くなるのと、チキンの香りがプラスされて、ちょっと味わいが増します。

チキンの香りで、ワインとのつなぎも少し生まれますね。

カミさんに食べさせたら、う~んって首をかしげてましたけど・・

安いワインなんですが、ワインとしての最低ラインは保ってて、余計なものを削ぎ落したシンプルさがあります。

飲み口は軽めですが、香りや味わいはしっかりしていて、安っぽさは無いですね。

カミさんに価格の印象を聞いたら、980円。
確かにそれくらいの感じがします。

安心して飲める品質ですね。

平日なのに、二人で1本すぐに無くなってしまいました。
飲み終わりはちょっと名残惜しい感じ。

コストパフォーマンスの高い、良いワインだと思います。

2010/04/07

コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2008(ハーフ)

 
コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2008(ハーフ)
Cono Sur Cabernet Sauvignon 2008 375ml

コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2008(ハーフ)
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

ナチュラルローソンで、588円で購入。

【外観】
濃く、若々しい色合いの、深いルビー。
黒っぽい濃い外観だが、深い透明感があり、色合いは若さを感じる。
輝きがあって、底光りするようなルビー色。
粘性は中庸で、雫に色素が残る。
ディスクは薄い。

【香り】
葡萄酒の匂い?
赤玉のような感じ。
フレッシュ感のある果実香と、アルコールの印象。
酒精強化したような印象を受ける。
奥になめし革のような動物香。
ドライフラワーのような印象やスパイシーな印象もチラチラ香る。
グラスを回しても印象が変わらない。

【味わい】
やや残糖を感じるセック。
ミディアムボディで、フレッシュ、フルーティ。
アルコールが強いので、少し重さもある。
酸味は、最初穏やかな印象で、後から強くなる。
タンニンもしっかりあり、舌全体が乾くような印象。
後味は酸味が残り、ジューシー。
余韻も長めに残る。

【総評】
低価格帯ワインの中ではずば抜けて品質の高い、コノスル。
カベルネ・ソーヴィニヨンは一番ベーシックなラインアップですが、ハーフボトルってのは珍しいですね。
見慣れたボトルが小さくなっているので、可愛らしくてなかなかいい感じ。

最初香りを嗅いだ時は、外れかな~と思いましたが、とても奥深い複雑性があり、ジワジワ良くなってきました。

少し温度が高めでも、ヒンヤリしたクールな飲み口なので、美味しく飲めますね。

時間がたつと、なんだか、ボルドーっぽいスミレの香りがたってきました。

いつもの事ながら・・・コノスルのワインにはやられますね。
う~ん、参ったって感じです。

香りが立ってきたことろでブラインドテイスティングをしたら、ほぼ間違いなくボルドーって言ってますね。

味わいはやや甘さが強くてニューワールドっぽいんですけど、この甘さとフルーティさのバランスも最高。

ボルドーのような繊細で深みのある香りを持ちながら、舌にすっと馴染む自然なフルーティさ。

ある意味、ボルドーには真似の出来ないジャンルですね。
しかも、それがとても新しい感じがします。

ワインの銘醸地が移り変わっていく、大きな歴史の過渡期にいるのかも・・・
なーんて思わせるくらいのコストパフォーマンスです。

このワイン、あまり冷やさない方がいいですね。
せっかくの素質が花ひらく前に飲み終わってしまいます。

温度高めでも口当たりがクールで十分美味しく飲めるので、冷暗所くらいの温度がいいですね。
冷蔵庫に入れる、なんてのはもっての外です。

それにしても、コノスルのワインって、ポテンシャルが最高に出る条件で飲んだら、メドックの「?」マークのつくグラン・クリュよりの美味しいかも、って思ってしまいますね。

いつもの事ながら、コストパフォーマンスの高いワインです。

■関連情報(コノスルのワイン)

2010/04/04

ボデガス・カリア アルタ シャルドネ トロンテス 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(豪:サウス・オーストラリア州:バロッサ・ヴァレー:08)参考価格2100円(6本セット10500円)
(2)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(3)ミュスカデ(仏:ロワール地方:ナント地区:ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌAC:08)\1200
(4)シャルドネ、トロンテス(アルゼンチン:サン・ファン州:バジェ・デル・トゥルン:08)\926 (6本セット5555円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ボデガス・カリア アルタ シャルドネ トロンテス 2008
【外観】
濃いめの少しベージュがかったイエロー。
単純な色調で、やや濃いめ。
わずかにオレンジというかベージュがかった色調。
輝きは強めで、粘性もやや強い。

【香り】
シトロン?
強い果実香。
ライチ。
パイナップル。
フローラル。
グラスを回すとミントのようなハーブ香。

【味わい】
なめらかな口当たり。
濃厚なフルーティさ。
残糖を多く感じるセック。
酸味は強めだが、優しい印象。
ボディはふくらみがあって厚め。
後味はすっきりしている。
アルコール度は高め。

【判定】
外観はシャルドネ。
濃い外観は、ちょっと熟成してるか、南の産地でしっかり色づいているか。
今回はすべて2008年なので、オーストラリアかアルゼンチンが怪しい。
香りは、ライチ。
シャルドネ以外にゲヴュルツトラミネールのようなアロマティック品種が混ざっている。
今回でいくとトロンテス。
かなり個性的な果実香なので、もう間違いない。
味わいは、トロっとしたネクターのようなまろやかさ。
甘さを残した、ニューワールドタイプのワイン。

ファイナルアンサーで、シャルドネ、トロンテス
で、ピンポン

トロンテスは個性的なので、すぐ分かりますね。

【総評】
ボデガス・カリア アルタ シャルドネ トロンテス 2008
Callia Alta Chardonnay Torrontes 2008

アルゼンチン:サン・ファン州:バジェ・デル・トゥルン
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ70%、トロンテス30%

ワインの店ちどり屋の通販で、6本セット5555円、1本あたり926円で購入。

まろやかでフルーティで、華やかな香り。
パーティ向けに良さそうなワインです。

香りが個性的で強すぎるので、食事に合わせるのは難しいかもしれませんね。

ウインナーとか、フルーツの乗ったオードブルとか、そうそう、カレーなんかいいかも。

変なチョイスですが、カレーパンとか合いそうな気がします。

飲み進むと、後味に少し重さを感じます。
印象の変わらなくて、ちょっと飽きてくるかな~。

ちょっとペースも落ちてきました。
この辺は好みの問題でしょうか?

じっくり飲むタイプじゃないですね。
パーティでワイワイ飲むには、華やかさもあって最適なワインではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

カリア・アルタ・シャルドネ・トロンテス[2008]年 税込 995 円 料別

※サイトより引用
シャルドネのアロマとトロピカルフルーツを想わせる清々しい果実味が特徴のアロマティックホワイト。
引き締まった酸、凝縮した果実味はバランスよくまとまってエレガントな余韻を楽しませてくれます。

カレ ティント シラー テンプラニーリョ 2007(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、メルロー(仏:ヴァン・ド・ターブル:Lot2007)参考価格2625円(6本セット10500円)
(2)ピノ・ノワール(NZ:マールボロ:08)参考価格2510円(6本セット10500円)
(3)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(4)シラー、テンプラニーリョ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:07)\1280

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カレ ティント シラー テンプラニーリョ 2007
【外観】
少し落ち着いた色調の濃いルビー。
深い透明感があり、うっすらと底が見える感じ。
ディスクは無し。
全体にまんべんなく同じトーンで、フチまで黒い。
色合いはやや落ち着いているものの若々しさがある。
粘性は強め。

【香り】
なめし革。
ドライフラワー。
タバコの葉のような焦げ臭。
グラスを回すと生っぽい動物香。
少し麝香のような悪臭系の要素あり。
香りは大人しいがしっかりと強い。

【味わい】
残糖がやや多めのセック。
ミディアムからフルボディ。
酸味は穏やかだが、しっかりしている。
タンニンは細かく、少し収斂性を感じる。
アルコールは高め。
やや単調な飲み口。
広がりが無いというか。
余韻は少し続く。

【判定】
濃い外観からは、ピノ・ノワール以外は候補。
グルナッシュもちょっと外れるか。
香りの第一印象はピノ・ノワール?
ただグラスを回すと印象が変わってくる。
口当たりも甘めで、シラーっぽい。
ニューワールド系でシラーだとスペインが怪しい。
やや重い動物香はテンプラニーリョを感じる。

ファイナルアンサーで、シラー、テンプラニーリョ
で、ピンポン

ニューワールドタイプのスペインです。

【総評】
カレ ティント シラー テンプラニーリョ 2007
CARE SYRAH TEMPRANILLO 2007

スペイン:アラゴン州:カリニェーナ
アルコール度:14%
ブドウ品種:シラー、テンプラニーリョ

ジャスコで、1280円で購入。

濃く重い印象のワインです。
凝縮感があってアルコール度が高く、いまどきのワインって感じ。

嫌味が無く、スッキリと飲みやすいタイプ。
多くの人に受け入れられそうな分かりやすい美味しいさがありますが、少し単調な印象も受けてしまいます。

奥深さが無いというか。
ずっと印象が変わらないというか。

意外と一日置くと美味しくなるタイプかもしれませんね。

テンプラニーリョだけの濃厚なワインと比べてシラーが入っている事でフルーティさが強くなっている気がします。

で・・・・

少しあまったので次の日に飲んでみました。

昨日とあまり変わりません。
まあ、ちょっと酸っぱくなってるのは、常温で放置してたからでしょうか。

でも少し飲みやすくなっているみたい。

アルコール度は高いのに、すいすい飲めます。

気のせいか、飲み終りにオレンジ(みかん)の味が残るんですよね。
なんでしょうか?

このタイプあまり好きじゃないのですが、これは結構美味しく飲めますね。いい感じ。

この価格だったらお買い得なワインだと思います。

2010/04/03

トゥー トラックス ソーヴィニヨン・ブラン 2008

(1)シャルドネ(豪:サウス・オーストラリア州:バロッサ・ヴァレー:08)参考価格2100円(6本セット10500円)
(2)ソーヴィニヨン・ブラン(ニュージーランド:南島:マールボロ:08)\1380
(3)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(4)ミュスカデ(仏:ロワール地方:ナント地区:ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌAC:08)\1200

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

トゥー トラックス ソーヴィニヨン・ブラン 2008
【外観】
少し淡い、グリーンがかったレモンイエロー。
小さな気泡が多くみられる。
やや淡い色調の黄色。
輝きは強め。
ディスクは薄めで、粘性は中庸。

【香り】
マンゴーやパイナップルのような南国系の果実。
シロップ漬けのモモのような印象。
石油香に近いミネラル香。
グラスを回すと青草香。
ヴァニラ?
まろやかで厚みを感じる香り。

【味わい】
残糖を多く感じるセック。
まろやかな口当たりで、フルーティ。
アルコール度は高い。
酸味も芯の強いしっかりした印象。
ボディはしっかりしていて豊か。
余韻も少し長めに続く。

【判定】
淡く、気泡が多く見られる外観からはミュスカデ。
香りは南国系の果実で、少し青草香があって、ソーヴィニヨン・ブランの印象。
飲み口はまろやかでボリューム感があってシャルドネ。

う~ん、こりゃ参った。

改めて香りを嗅ぐと、完全にソーヴィニヨン・ブランの印象。
味わいは少しふっくらしてるが、ボリューム感がある、って程でもない。
シャープさが強く、ソーヴィニヨン・ブランっぽい。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

少し厚みのある味わいのソーヴィニヨン・ブランです。

【総評】
トゥー トラックス ソーヴィニヨン・ブラン 2008
Two Tracks Sauvignon Blanc 2008

ニュージーランド:南島:マールボロ
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、1380円で購入。

やや甘い印象ながら、スッキリした味わいなので、食事(トマト鍋)にも良く合いました。

かなり炭酸を含んでいて、グラスに入れて少したつと内側に小さな気泡が一面に現れます。

ソーヴィニヨン・ブランにしては、少しボリューム感があってふっくらとしてる味わいですが、全体的にはカジュアルな印象。
普段の食事にもよく合いそうです。

カミさんに値段を聞いたら1680円。
確かに1500円を超えるような印象もありますね。

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランって、少し前までは2000円くらいしてましたが、随分と安くなりました。

コストパフォーマンスの高いワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

トゥー・トラックス・ソーヴィニヨン・ブラン[2008]年 税込 1,344 円 送料別

※サイトより引用
ウィザー ヒルズは、妥協せず、品質を追い求めるこだわりのワインづくりは世界中から高い評価を受け、ここ10年の間にニュージーランドのアイコン的なワインブランドへと成長し、今では13カ国、25万ケース以上のワインを供給しています。
ニュージーランドの南島のワイン産地マールボローのソーヴィニヨン100%で造られた若いベリーやグレープフルーツを想わせる生き生きとした香り、すっきりとした切れのよい酸味が特徴の大人気辛口白ワイン!

2010/04/02

ネダバーグ デュエット 2009(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(2)シラー、テンプラニーリョ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:07)\1280
(3)シラーズ、ピノタージュ(南アフリカ:コースタル・リージョン:パール:09)\950
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(ルーマニア:オプリソール地区:06)\870

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ネダバーグ デュエット 2009
【外観】
濃く黒っぽい色調のガーネット。
わずかに透明感があるが、そこは見えないくらい。
フチは鮮やかな紫がかったピンクで若々しさを感じる。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
閉じていて、還元的な印象。
その間から濃厚なフルーツ。
タバコの葉のような焦げ臭。
グラスを回すと生っぽい、赤味の肉のような動物香。
スパイスの印象も強くなる。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
ミディアムからフルボディでフルーティ。
酸味はしっかりしていて、後味もジューシー。
タンニンも細かいがしっかりしていて、舌の全面をタンニンが覆うような印象。
口当たりはやや若くトゲトゲしいが、その分フレッシュさもある。
アルコール度は高そう。
バランスはちょっとちぐはぐな印象を受ける。
酸味や渋みのバランスがズレてるというか。
後味がややものたりないというか。
余韻は少し続く。

【判定】
今回は4本中3本がシラー。
当たったらまぐれ?
濃く若さを感じる外観からは2009年の南アフリカ。
香りは弱めだが、濃厚な果実香やスパイスの印象はシラーっぽい。
でもカベルネ・ソーヴィニヨンもちょっと可能性があるかも。
味わいは、ミディアムでやや荒っぽくバランスの悪い感じがニューワールドをイメージさせる。
特に独特なバランス感覚は、普段飲み慣れない地域の印象もある。
ルーマニアのカベルネ・ソーヴィニヨンってのがやや浮上。
南アフリカか、ルーマニアに絞る。
時間とともにスモーキーな茎の青っぽさのような印象が出てきて、カベルネ・ソーヴィニヨンにちょっと傾く。
第一印象は、完全に南アフリカのシラーだったけど、印象が変わってきた。
ただ、何となくだけど、複数品種のブレンドのような気もする。
う~ん、難しい。
シラーにしてはドライかな。
タンニンもちょっとザラッとしてて、カベルネ・ソーヴィニヨンっぽい。
香りもますます、カベルネ・ソーヴィニヨン。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ブー

残念・・南アフリカのシラー、ピノタージュでした。。

【総評】
ネダバーグ デュエット 2009
NEDERBURG DUET 2009

南アフリカ:コースタル・リージョン:パール
アルコール度:14%
ブドウ品種:シラーズ、ピノタージュ

リカーランドトップで、950円で購入。

ネタバレしてみて、あらためて味わうと・・・
出来の悪いチリカベみたいな感じもありながら、やっぱシラーだよな、って感じがします。

このワインちょっと重いですね。

重いというのは重厚という意味じゃなくて、飲み口が鈍調というか、まったりしてるというか。
重苦しい、って感じですね。

ちなみに今日の晩御飯は、麻婆春雨と、刺身。

刺身は、得体のしれない、ちょっと色の変わった青魚みたいなやつだったのですが、怖いもの見たさにこの赤ワインに合わせてみました。

身震いするような生臭さに襲われる、と思いきや、そうでもない。
ニューワールドのフルーティさが主体の赤だと、刺身でも意外といけるのかも、ってちょっと発見でした。

生魚を食べるとお腹から生臭さが上がってきて、繊細な赤だと台無しになってしまいますよね。
なので、赤ワインの時は、絶対生魚は食べないと決めていたのですが、ワインの種類によっては意外と大丈夫?

ニューワールドのピノ・ノワールあたりだと、にぎり寿司でも合うのかもしれません。
ちょっと炙ってあったりすると、かなり美味しいかも。

ちなみに、麻婆春雨はお互い干渉なし、って印象。

残っていたウインナーパンがよく合いました。

しかしこのワイン、飲めば飲むほど、アラが目立ってきます。

取って付けたような樽香もだんだん気になってきました。

同じ銘柄の白もなんだか微妙な味わいだったのですが、赤もまったく同じで、つかみどころのない、微妙なバランスです。

たぶん、二度と我が家のテーブルには姿を見せない・・・でしょうね。

ワインと黒豆

なんだか「黒豆」流行ってるみたいですね。

普段、黒豆とワインなんて合わせる事はありませんが、お正月のおせちでは、唯一(といって言いほど)ワインにあう食材です。

黒豆のポリフェノールの印象が、赤ワインに似てるんですよね。

ほんのり甘くて、渋みがあって、味の構成が似ているので、赤ワインに合うのではないでしょうか。

「豆」つながりいくと、枝豆も意外と赤ワインに合うんですよね~、いやほんと。

枝豆のもってる植物性の油が、赤ワインを合わせる事で全面にグッと出てきます。
普段は気が付かない枝豆の味を知ることが出来ますね。

夏場になったらみなさんお試しください。

新しい発見があるかも。

2010/04/01

バルディビエソ ソーヴィニヨン・ブラン 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(2)ミュスカデ(仏:ロワール地方:ナント地区:ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌAC:08)\1200
(3)シャルドネ、トロンテス(アルゼンチン:サン・ファン州:バジェ・デル・トゥルン:08)\926 (6本セット5555円)
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(チリ:セントラル・ヴァレー:09)\926 (6本セット5555円)

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

バルディビエソ ソーヴィニヨン・ブラン 2009
【外観】
淡い色調のグリーンがかったレモンイエロー。
ほんのり黄色くらいの色合い。
グリーンがかっていて若々しさを感じる。
ディスクはやや厚め。
粘性も少し強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
石油香にちかいミネラル香。
青草。
柑橘系のフルーツ。
グラスを回すと、モモくらいの甘さを感じるフルーツ香が出てくる。
でもすぐ消えて、硬質なミネラルと青草の印象になる。
グラスを回しすぎると香りが飛んでいく。

【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
酸味も強く、全体にこってりとした印象。
ボディはやや肉厚。
後味に苦味がのこり、やや喉にエグ味が残る。
アルコール度は高く、余韻にアルコールの印象が出る。

【判定】
淡い外観からは、ソーヴィニヨン・ブランかミュスカデ。
炭酸を含んでなさそうなので、どちらかというとソーヴィニヨン・ブラン。
香りは青草香と少し石油香、柑橘系のフルーツで、ソーヴィニヨン・ブラン。
味わいは甘みを残した全体に力強い、ニューワールドタイプ。
苦味もあって、グレープフルーツのような味わい。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン

いかにもって感じのソーヴィニヨン・ブランです。

【総評】
バルディビエソ ソーヴィニヨン・ブラン 2009
VALDIVIESO SAUVIGNON BLANC 2009

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

ワインの店ちどり屋の通販で、6本セット5555円、1本あたり926円で購入。

最初の印象はやや荒っぽい飲み口のソーヴィニヨン・ブランだったのですが、時間とともに、落ち着いていい感じになってきました。

飲み口もまろやかで、優しい感じ。
後味もスッキリと消えてスマート。

ワインが落ち着いてくると、軽やかな飲み口になってきますので、家庭料理にも合わせやすそうです。

今日の晩御飯は豚肉のチンジャオロース。
全然問題ありません。

さっぱりしてくれる感じ。

大根の千切りを水でさらしてマヨネーズであえたサラダもあったのですが、そこそこ問題無し。

普通、大根とワインは合いませんが、不思議と大丈夫でしたね。
よく水にさらされて、大根から辛味が抜けていたからかも。

それにしてもこのワイン、アルコール度が13%もあるんですが、飲み進むと全然そんな感じはありません。
11.5%くらいの感じ。

カミさんに価格を聞いてみたら、1680円。

そうなんですよね、後味がスッキリしてキレイなので、ちょっと高めの印象をうけますね。

最近のチリのワインって、「センス」が良くなりましたよね。
前はちょっとクドくて田舎っぽい印象がありましたが、最近のチリワインはセンスがいいでね。

シンプルでライトな味わいですが、とてもバランスよく上品にまとまっているワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

バルディビエソ ソービニヨンブラン 2009 税込 829 円 送料別

※サイトより引用
銘醸地ロントゥヴァレーで1879年よりワイン造りを行う名門。
トロピカルフルーツのアロマと芝を想わせるノーズ。綺麗な酸を持つ
ワインはフレッシュでクリスピーな味わいが特徴。
醸造・熟成 ステンレス醗酵

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