(2)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09)\1180
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(ルーマニア:オプリソール地区:06)\870
(4)ネロ・ダーヴォラ(伊:シチリア州:シチリアIGT:08)\494
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
深い透明感のある、濃いルビー。
底がうっすら見えるくらいの透明感。
フチは鮮やかな紫。
若々しさを感じる。
少し濁っているような印象があり、輝きや少ない。
粘性は中庸。
【香り】
赤い果実。
香りはとても弱い。
なめし革のような動物香。
グラスを回すと動物香が強くなる。
そこに少しスパイスのニュアンス。
空気に触れさせると少し香りが立つが、すぐに弱々しい香りになる。
【味わい】
やや残糖を感じるセック。
ライトボディ。
酸味はフレッシュでやや強め。
タンニンは弱めで、舌の中心部だけ少し乾くような印象。
ややジュースが混ざっているようなフレッシュ感があり、アルコール度は低い。
後味は、やや苦味と渋みがあるが、酸味が残りジューシー。
余韻はほとんど無い。
【判定】
少し透明感のある外観からは、シラー以外が候補。
若々しさがあるので、2009か、2008くらい。
ちょっと輝きの無い、安い感じがある。
香りは果実香主体で、とても頼りない。
低価格ワインの印象。
品種を特定出来るような特徴も無し。
味わいは少しジュースが混ざったようなデイリーワインの印象。
国産の輸入果汁を使ったワインのような感じ。
さすがにこの味わいは500円以下。
そうなると必然的に選択肢が無くなる。
ファイナルアンサーで、ネロ・ダーヴォラ
で、ピンポン
これは価格当て、でしたね。
【総評】
カンティナ・ラヴォラータ ネロ・ダーヴォラ 2008
CANTINE LAVORATA NERO D'AVOLA 2009
イタリア:シチリア州:シチリアIGT
アルコール度:2008
ブドウ品種:ネロ・ダーヴォラ
OKストアで、494円で購入。
とてもジュースっぽい飲み口で、ワインとしてはイマイチですが、アルコール飲料としては結構美味しいかも。
500円以下のワインの中では、戦える特長を持ってますね。
ものすごくライトでジューシーなのですが、ギリギリ、ワインの枠を外れてないというか。
食事に合わせるとジュースっぽさが減って、ワインらしさが顔を出します。
乾き物やスナックよりは、ピザとかパスタ、オードブルの方が合いますね。
ただ、とても軽いので、肉料理には合わないかも。
トマトとチーズくらいがバッチリでしょう。
ちなみに今日の晩御飯は、鶏のケチャップ炒め。
ケチャップの甘さにワインのフルーティさがマッチしますね。
とても安っぽい取り合わせですけど・・・
塩焼きの鶏皮もあったので合わせてみました。
フルーツソースを合わせた、オードブルみたいになるかと期待したのですが、鶏の脂にワインが負けてしまいます。
鶏のケチャップ炒めに合ったのは、鶏じゃなくて、ケチャップなんですね。
そういう点では、このワイン、ホットドッグとかハンバーガーにも合うのかも。
でもさすがに火を通して無いケチャップには合わないだろう、というわけで、実際に生ケチャップに合わせてみました。
なんでしょうね~、レーズンとの相性に近いというか、かなりシンクロする部分がありますね、ケチャップ。
ケチャップだけじゃ何なので、鶏皮を焼いたものに、ケチャップをつけて、ワインを合わせてみました。
これが結構、なかなかいい感じ。
塩味の鶏皮に比べると、ずっとワイン寄りになります。
というか、美味しい。
ケチャップとワイン、という新しいテーマが生まれてしまいましたね。
このワイン、安い、軽い、ジュースっぽいまとまりなのですが、どんどん飲んでしまう魅力があります。
少し樽の印象があって、ジュースっぽさを抑えているのですが、強すぎず、控え目でとても効果的。
なかなか良いワインだと思います。
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カンティナ・ラヴォラータ ネロ・ダーヴォラ[2008] 税込 699 円 送料別
※サイトより引用
造りの良さ証明!・・3日目も大満足の美味しさ!!
イタリア半島の最南端、カラブリア州にある50年続く家族経営のワインメーカー。
自社ブドウ畑の丁寧な管理、近代的な醸造技術、 設備等により常に高品質のワインを生産。
2006年ドイツ開催のワールドカップの際、イタリア代表チームの宿泊ホテルで採用されるほど、その品質には定評があり、多くの人々に親しまれれるワインを生産しています。
シチリアワインに用いられる、上質のブドウ品種。
鮮やかな赤で、しっかりとした味わいが楽しめます。
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