(2)モナストレル(スペイン:ムルシア州:イエクラDO:08)\1180
(3)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ボージョレ・ヴィラージュAC:09)\1180
(4)シラー、グルナッシュ(仏:コート・デュ・ローヌ地方:コート・デュ・ローヌAC:07)\980
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
深い透明感のある、濃いルビー。
フチはバイオレットで若い印象。
底がうっすらと見えるくらいの透明感。
色調はやや単調な印象で、輝きは弱い。
粘性は中庸。
【香り】
濃厚な果実香。
ややケミカル?
閉じている印象。
なめし革のような動物香。
グラスを回すと生っぽい赤身のような動物香。
茎っぽい、グリーン系のスパイス香。
【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味と渋みがしっかり強い。
ミディアムからフルボディ。
特に渋みの印象が強く、舌全体が乾くというか痺れるような強さ。
渋みと合わせて、苦味もある。
後味はタニックでやや乾く感じ。
余韻は5秒程度残る。
【判定】
やや濃いけど透明感がある、という点では、ローヌタイプの2本が怪しい。
モナストレルも外れない。
香りの印象はシラー入り。
ローヌの、やや茎っぽいグリーン香のあるタイプ。
よくカベルネ・ソーヴィニヨンと間違えるやつ。
味わいはかなりドライ。
しかも渋い。
万人受けするタイプでは無いので、価格的にはちょっと低めと予想。
そうなると、980円のコート・デュ・ローヌ。
ただ、モナストレルも考えられるので、ちょっと検証。
以前飲んだモナストレルは鉄サビの印象が強かった、と書いてある。
んん・・このワイン、まさに鉄サビ。
という事はモナストレル?
色調や味わいは複雑性が無く、単一品種をイメージさせる。
ローヌじゃないかも。
ファイナルアンサーで、モナストレル
で、ピンポン
逆転勝利、ですね。
【総評】
カスターニョ モナストレル 2008
CASTANO MONASTRELL 2008
スペイン:ムルシア州:イエクラDO
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:モナストレル
ジャスコで、1180円で購入。
モナストレルってタンニンが強いんですかね?
また独特な鉄サビというか、血の印象というか、赤身の肉というか、少し野趣を感じます。
ジビエ、とかに合うのでしょうか?
でもこれ、ハト肉とか合わせたら、かなりの肉食男子、肉食女子じゃないと耐えられないかもです。
それにしても飲めば飲むほど、パワーを感じるワインですね。
牛肉のブロックを豪快に焼いて厚くスライスしたやつ、くらいが合いそうです。
荒挽きのソーセージとかも美味しいかも。
肉食の為のワインって感じですね。
今日の晩御飯はハヤシライスだったのですが、やっぱりビーフに良く合います。
辛口なので食事には合わせやすいと思います。
ちょっと強めなので、肉の味の強いものがいいですね。
最初は口当たりが強くて渋い、飲みにくい印象でしたが、ほんのりと控え目なフルーティさと、さっぱりした辛口なので、飲み進んでも飽きません。
肉厚なビーフと合わせたい感じですが、そのままでも意外と美味しく飲めますね。
ちょっと硬派な辛口ワインで、香りや味に少しクセがありますが、個人的には好きなタイプです。
■楽天ショップへのリンク
ボデガス・カスターニョ モナストレル 2008 税込 980 円 送料別
パーカー氏もモナストレルの2005年に90点を与え、「正気ではないほどの価値を持つワインです」とベタ褒めしています。
2005のモナストレルは、40~60年の樹齢のブドウ樹からなる3つの畑から生まれた、 正気ではないほどの価値を持つワインです。濃厚な紫色で青い果物、プラムや プルーン等のいい香り。熟していて、幾層にも重なるパワフルな香りがあります。 この快楽主義的な努力の賜物は、今すでに楽しむことができ、2~3年の間は進化していきます。牛肉やラム肉と一緒に。 予想される飲み頃:2007年~2010年。
高品質で低価格、おまけにリピーター率が最も高いカスターニョ。 eS!では常にランキング上位であることはもちろん、 楽天のお酒部門で何度もTOP3入りしている大人気ワイン≪ヘクラ≫を造っているワイナリーです。
お客様からの★★★★★も多数。もちろん、ご紹介の≪モナストレル≫も大の売れ筋。 コストパフォーマンスの高さを実感するには申し分ないワインです。
0 件のコメント:
コメントを投稿