2010/04/07

コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2008(ハーフ)

 
コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2008(ハーフ)
Cono Sur Cabernet Sauvignon 2008 375ml

コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン ヴァラエタル 2008(ハーフ)
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

ナチュラルローソンで、588円で購入。

【外観】
濃く、若々しい色合いの、深いルビー。
黒っぽい濃い外観だが、深い透明感があり、色合いは若さを感じる。
輝きがあって、底光りするようなルビー色。
粘性は中庸で、雫に色素が残る。
ディスクは薄い。

【香り】
葡萄酒の匂い?
赤玉のような感じ。
フレッシュ感のある果実香と、アルコールの印象。
酒精強化したような印象を受ける。
奥になめし革のような動物香。
ドライフラワーのような印象やスパイシーな印象もチラチラ香る。
グラスを回しても印象が変わらない。

【味わい】
やや残糖を感じるセック。
ミディアムボディで、フレッシュ、フルーティ。
アルコールが強いので、少し重さもある。
酸味は、最初穏やかな印象で、後から強くなる。
タンニンもしっかりあり、舌全体が乾くような印象。
後味は酸味が残り、ジューシー。
余韻も長めに残る。

【総評】
低価格帯ワインの中ではずば抜けて品質の高い、コノスル。
カベルネ・ソーヴィニヨンは一番ベーシックなラインアップですが、ハーフボトルってのは珍しいですね。
見慣れたボトルが小さくなっているので、可愛らしくてなかなかいい感じ。

最初香りを嗅いだ時は、外れかな~と思いましたが、とても奥深い複雑性があり、ジワジワ良くなってきました。

少し温度が高めでも、ヒンヤリしたクールな飲み口なので、美味しく飲めますね。

時間がたつと、なんだか、ボルドーっぽいスミレの香りがたってきました。

いつもの事ながら・・・コノスルのワインにはやられますね。
う~ん、参ったって感じです。

香りが立ってきたことろでブラインドテイスティングをしたら、ほぼ間違いなくボルドーって言ってますね。

味わいはやや甘さが強くてニューワールドっぽいんですけど、この甘さとフルーティさのバランスも最高。

ボルドーのような繊細で深みのある香りを持ちながら、舌にすっと馴染む自然なフルーティさ。

ある意味、ボルドーには真似の出来ないジャンルですね。
しかも、それがとても新しい感じがします。

ワインの銘醸地が移り変わっていく、大きな歴史の過渡期にいるのかも・・・
なーんて思わせるくらいのコストパフォーマンスです。

このワイン、あまり冷やさない方がいいですね。
せっかくの素質が花ひらく前に飲み終わってしまいます。

温度高めでも口当たりがクールで十分美味しく飲めるので、冷暗所くらいの温度がいいですね。
冷蔵庫に入れる、なんてのはもっての外です。

それにしても、コノスルのワインって、ポテンシャルが最高に出る条件で飲んだら、メドックの「?」マークのつくグラン・クリュよりの美味しいかも、って思ってしまいますね。

いつもの事ながら、コストパフォーマンスの高いワインです。

■関連情報(コノスルのワイン)

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