(2)グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ(仏:ラングドック・ルーション地方:コスティエール・ド・ニームAC:08)\920
(3)シュナン・ブラン、グルナッシュ・ブラン、ヴェルメンティーノ、シャザン、ユニ・ブラン、テレ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:09)\780
(4)シャルドネ(仏:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:06)\733
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
グリーンがかった、やや淡めのレモンイエロー。
輝きがあり、艶っぽい。
小さな気泡が少し見られる。
粘性はやや強めで脚があとからゆっくり降りてくる。
【香り】
柑橘系のグレープフルーツのようなフルーツ香。
グラスを回すとシロップ漬けのモモのような甘い印象。
フルーツ香が主体だが、ミントのようなハーブのような要素が爽やかさを出している。
香りは控え目だが、チャーミングで優しい印象。
【味わい】
やや残糖を多めに感じるセック。
少しとろみを感じる、ネクターのような飲み口。
酸味はまろやかで柔らかい。
苦味が強く、爽やかさを感じる。
アルコール度は低そう。
後味は酸味が優しく残り、ジューシー。
余韻は少し続く。
【判定】
グリーンがかった若々しい外観からは、リースリング。
香りはグレープフルーツのような印象で、ソーヴィニヨン・ブラン。
ちょっと空気にふれるとまろやかな果実香になるので、少し南の印象。
アロマティック品種が少し混ざっている感じ。
飲み口はトロっとした感じの柔らかい口当たり。
これも南の感じを受ける。
少なくともリースリングのペトロール香は感じないので、外す。
あとは全部ラングドック・ルーション地方のヴァン・ド・ペイで品種違い。
これはまさに品種当て。
シャルドネっぽさはあるが、単一品種では無さそうなので、シャルドネは外す。
あとはローヌタイプか、何でも入りか。
何でも入りは、シュナン・ブランとかソーヴィニヨン・ブランが入っているが、特徴を出すほど入っているか分からない。
価格は920円と780円だが、920円でもおかしくない品質感。
生産年は08と09だが、印象としては08くらいの落ち着き感。
そうなるとローヌタイプ?
確かにローヌの白って感じがしてきた。
ファイナルアンサーで、グルナッシュ・ブラン、マルサンヌ、ルーサンヌ
で、ブー
何でも入り、の方でした。
【総評】
クロード・ヴァル 白 2009
CLAUDE VAL BLANC 2009
フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シュナン・ブラン、グルナッシュ・ブラン、ヴェルメンティーノ、シャザン、ユニ・ブラン、テレ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン
リカーランドトップで、780円で購入。
カミさんの評価は、「微妙に美味しくない、680円」。
確かに苦味が強くて、低価格ワイン用品種の印象を感じます。
ただ、ブドウ品種の良し悪しはともかく、とても丁寧に作られた感じがあって、個人的には好印象なんですよね。
食事と合わせると変わるタイプかもしれないので、そそくさと晩御飯をセット。
今日はひき肉のオムレツです。
合わせると、男っぽい感じというか、「酒」って感じが強くなります。
ワイングラスのボウル部分をガッチリ掴んで飲みたくなるような男っぽさ。
さらに飲み進むとアルコール感が強くなってきて、塩気のあるものなら何でもOK、って感じになってきました。
いや、このワインの特徴は強い苦味ですね。
食事との相性が、ちょっとビールっぽい。
脂分がさっぱりするような合い方をするので、揚げ物でも合うのでは、と思ってしまいます。
やっぱりこの味の構成は、女性よりは男性に受けるのではないでしょうか。
と、結論づけようとしたのですが、このワインまだ、変化しますね。
時間とともに、まろやかさが強くなってきました。
やっぱり女性ウケしそうな、フレッシュなジューシーさを感じます。
う~ん。
このワイン、ダテに数多くのブドウ品種をブレンドしてませんね。
勝手な印象ですが、それぞれの品種が特徴を発揮するタイミングが違ってて、飲むにつれて、次々とキャラクターが登場する、とでもいいましょうか。
というか、これだけの数をブレンドして、この一体感は素晴らしいと思います。
カミさん評価は低かったけど、私は結構このワイン好きですね。
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ポール・マス・クロード・ヴァル・ブラン 2008 税込 924 円 送料別
※サイトより引用
オランダ評価誌[パースヴェイン]においてなんと【品質だけで選び抜くTOP100】に選ばれた逸品
この[パースヴェイン]は、政府で使うワインを決める権限を持つという、オランダ・ワイン・アカデミーから厳選された審査員たちで構成されており、その審査方法も「価格と味とのバランス」すなわちコストパフォーマンスで選ぶのではなく、純粋に「品質」だけで選び抜く、まさに味わい勝負のワイン専門誌なのです!!
そこになんと880円のワインが選ばれてしまったのですから、さぞかし現場でもどよめきが起こったことでしょう。
しかしその一方で「彼が造ったんだから当然さ」なんてコメントもあったかもしれません。
『白は輝くイエローに淡いグリーンの色合い。柑橘系のフレッシュな香りが口いっぱいに広がり、丸みのある酸味が心地よい、やさしい味わい!!』
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