2013/02/27

モンヴヌール ルージュ NV (ブラインドテイスティング:当てる)

モンヴヌール ルージュ NV
(1)サンジョヴェーゼ(伊:エミーリア・ロマーニャ州:DOCサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ:10)\498
(2)テンプラニーリョ、モナストレル主体(スペイン:地理的表示無し:NV)\498
(3)品種不明(仏:スペイン及びフランス産ワイン使用 フランスにて瓶詰め:NV)\490

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:かすかにオレンジを感じる落ち着いた色調の、やや濃いガーネット
濃淡:やや濃い
ディスク:薄い
粘性:弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:落ち着いた色調、力の無い印象

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:硫黄、なめし革、ブラックチェリー、茎っぽいグリーン香、鉄さび
香りの印象:弱い、やや木樽の印象?

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘み
酸味:たよりない
バランス:ライトでひょろひょろ
タンニン分:弱い
アルコール度:弱めだが、浮いた印象
余韻:短い

【フレーヴァー】
軽い果実感

【評価】
ライトで芯が弱く、人工的なイメージ

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
若々しさがなく、ちょっとどんよりした暗めの外観。

香りもとても弱く、ケミカルだったり、茎っぽかったりする。

味わいはライトで、水っぽくて人工的。
濃縮果汁を使った国産のワインのようなイメージ。

何の手がかりも無いが、サンジョヴェーゼでも、テンプラニーリョでもなさそう。
これは色々な地域のワインをブレンドしたワイン。

ファイナルアンサーで、品種不明のスペイン及びフランス産ワイン使用 フランスにて瓶詰め
で、ピンポン

ワイン的な飲み物、でしょうか。

【総評】
モンヴヌール ルージュ NV
MONVENEUR ROUGE NV

フランス:スペイン及びフランス産ワイン使用 フランスにて瓶詰め
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:不明
※ペットボトル

リカーランドトップで、490円で購入。

飲んだ瞬間に、がっかりするワインです。

軽くて水っぽいワインはたくさんありますが、魂が抜けてるような感じ。
何というか、虚無感が広がって、心が空っぽになるようなイメージ?

今日の晩御飯はハンバーグにミモザサラダ。

ハンバーグにに合わせると、極端に水ぽくなります。
邪魔はしませんが、赤ワインでこんなに水のようになるのは初めてかも。

ミモザサラダに合わせても、完全に負け。
ワインが上滑りしていきます。

ちなみに白米だけに合わせてみると、ちょこっとワインが主張しました。
なんだか、可愛い感じだぞ。

でも白米をかみしめて甘みが出てくると、ワインがすーっといなくなります。
このワイン、ある意味すごいレベルに達してますね。

食事が終わって、ワインだけになると、やっぱり魂が抜けてる感じ。
まったく気分が上がらないのと、心に穴が開いていくような、空っぽ感ですね。

とまあ、散々と悪口を書きましたが、このワイン、嫌味はないです。
全然面白みがないけど、良い人、みたいな。

ワインだけで飲んでも、何のおもしろみもありません。
空気のようにすーっと入っていきます。
悪さもしないけど、良さもない。

ココアパウダーのかかった、生チョコトリュフに合わせると、跡形もなく消えるんですけど、しっかりフィットします。
なんか、初めてイキイキした、みたいな。
ワインに足りない部分をトリュフが補ってくれるのかな?

カカオとの渋みがケンカしないからいいんですね、赤ワインなのに。

ある意味、合わせる食事はオールマイティかもしれませんね。
どんな食事でも、悪さはしません。

ただ、最大の欠点は、気分が上がらないって事でしょうか。
我が家的には、このワインをリピートすることはないでしょうね~。

■楽天ショップへのリンク

モンヴヌール ルージュ 750ml 700円

※サイトより引用
木イチゴのような軽やかで清涼感のある香りが感じられる、フレッシュでチャーミングな赤ワインです。 トマトソースのパスタや、ソーセージのトマト煮込みなどとよく合います。飲み頃温度は約13度から15度です。 生産国:スペイン・フランス 瓶詰国:フランス

2013/02/24

シャトー ブルディコット 2009 (ブラインドテイスティング:外す)

シャトー ブルディコット 2009
(1)ピノ・ノワール(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1280
(2)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック(仏:ボルドー地方:AOCボルドー・シュペリュール:09)\1280

の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:やや薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
豊かさ:弱い
特徴:硫黄の印象、チェリーのような果実香、なめし革
香りの印象:香りが非常に弱く特徴がつかめない

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱め
酸味:フレッシュ、強め
バランス:芯が強い、心地良い
タンニン分:強い
アルコール度:やや強め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
濃縮し、力強い。クールでドライ。

【供出温度】
15-18度

【グラス】
香りが弱いので小ぶりで十分だが、ワインの濃さで考えると中ぶりのグラス

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
かなり濃い外観で、若々しい。
普通だとピノ・ノワールは無いが、最近のニューワールドのピノ・ノワールはとんでもなく濃いものがあるので、外せない。
それに色味の感じからは、2011年くらいのイメージ。

香りはほとんどしない。
花粉症のせいかといろいろ嗅いでみるが、一応嗅覚は活きているので、ワインに香りが無いみたい。
温度が極端に低いせいもある。
ボルドーでこんなに香りが無いのも考えられないので、ここはピノ・ノワールか。

味わいは、濃いながらも、クールな印象。
タンニンがかなり強めだけど、後味には残らない。
アタックで甘みを感じるタイプで、やはりニューワールドの印象。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ブー

おっと、ボルドーでした。

【総評】
シャトー ブルディコット 2009
Chateau Bourdicotte 2009

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー・シュペリュール
アルコール度:14%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック

町田の蔵家さんで、1280円で購入。

ちょっと警戒しすぎましたね。
さすがにこんなに濃いピノ・ノワールは無いだろうって感じ。

ネタバレして、少し温度が上がってきたら、カベルネ・ソーヴィニヨンらしい、スモーキーなグリーン香が出て来ました。
タンニンもしっかりしているのですが、濃厚で甘みがあるせいか、ニューワールドテイストなんですよね。

このワイン、シュペリュールで、ちょっとアルコール度が高く、そのせいもあるかもしれません。
でも、飲んだ時のヒンヤリしたクールな印象は、伝統産地らしさを感じて、好印象。

香りは極端に弱いですが、全体のバランスはいいですね。
アルコール度も、14%もあるように感じません。

2009年で4年熟成なのに、まだまだ全然若々しいのは、アルコール度の強さのおかげでしょうか。

安いワインですが、10年くらいは熟成できそうなポテンシャルを感じますね。
もう少し寝かせて、落ち着かさせてから飲んだほうが美味しそう。

寝かせることで、香りがどのくらい出てくるかは分かりませんが。

今日の晩御飯は、鶏のじゃがいもの煮もの。
完全に和風です。

さすがに合わないかと思ったら、このワイン、意外と大丈夫。
香りが弱いからかも。

ワインの持っている甘みと、煮汁のみりんの甘みが、うまくシンクロする感じですね。

焼き鳥とか、甘みのあるタレだと、よく合いそうです。

ココアパウダーのかかった生チョコトリュフに合わせると、とても良い感じで合いました。
ワインがすーっと入っていきます。
この取り合わせはいいですね。

時間がたっても香りはあまり立ってきません。
カベルネ・ソーヴィニヨンらしい、グリーン香が強めです。

カミさんに聞いたら、「このワイン、濃いんだけど、バランスが良くない。 1380円くらい?」という感想。
高めに感じたようですが、あまり好みではないみたい。

女性にはこのアルコール度の高さがネックになるかも。

全体的なバランスもイマイチ感がありますが、コストパフォーマンスは悪くないと思います。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・ブルディコット 2009年Chateau Bourdicotte 2009
濃厚で複雑、エレガントで、肉厚な赤ワイン。
デカンター誌で、3.5ッ星獲得!
ボルドーコンクール2011 金賞受賞!!
イギリスで最も権威あるワイン専門誌“Decanter”(デカンター)で、
高評価を受けた2009年ヴィンテージのシャトーです。
赤ワイン 中重口
カシスやブラックベリーといった黒い果実にスパイシーさが感じられる濃厚で複雑な香り、エレガントで肉厚ある果実味が魅力です。

2013/02/23

イル・パッツォ ヴィニエティ・ザブ 2011 (ブラインドテイスティング:当てる)

イル・パッツォ ヴィニエティ・ザブ 2011
(1)ネレッロ・マスカレーゼ、ネーロ・ダーヴォラ(伊:シチリア州:IGTネレッロ・マスカレーゼ・シチリア:11)\1590
(2)ピノ・ノワール(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1280
(3)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック(仏:ボルドー地方:AOCボルドー・シュペリュール:09)\1280

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:よく熟した、色付きが良い

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カシス、チョコレート、タバコ、硫黄、ミネラル、赤身の肉、メントール
香りの印象:やや閉じ気味、木樽のニュアンス

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:なめらか、フレッシュ
バランス:肉厚な、心地良い
タンニン分:控えめ、サラサラした
アルコール度:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮感のある)

【評価】
濃縮感があるが、マイルドなまとまり

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
とても濃い外観でほぼ透明感が無い。
普通だとピノ・ノワールは外れるが、最近のニューワールドのピノ・ノワールはとんでもなく濃いのがあるので、まだ外せない。

香りは、硫黄由来のミネラル感と、木樽の印象。
やや青っぽさはあるが、カベルネ・ソーヴィニヨンのような強いグリーン香は無い。
シンプルな印象で、ボルドーっぽくは無い。

飲みくちは、ほんのり甘みがあって、タンニンが弱く、飲みやすい、ジュースっぽいタイプ。
ニューワールドの印象。

なかなか品種の特定は難しい。
イメージは完全にニューワールドなんだけど、ピノ・ノワールって感じじゃないし。
この甘い感じは、いままで飲んだことのないタイプかも。

ファイナルアンサーで、ネレッロ・マスカレーゼ、ネーロ・ダーヴォラ
で、ピンポン

独特なチャーミングな果実感がありますね。

【総評】
イル・パッツォ ヴィニエティ・ザブ 2011
ilpasso VIGNETI ZABU 2011

イタリア:シチリア州:IGTネレッロ・マスカレーゼ・シチリア
アルコール度:13%
ブドウ品種:ネレッロ・マスカレーゼ、ネーロ・ダーヴォラ

リカーランドトップで、1590円で購入。

温度が低いせいか、香りはなかなか立って来ませんが、もともとあまり香りが強いタイプでは無さそう。

味わいは、ほんのり甘い果実感がとても心地よいのですが、タンニンも弱めで、ワインとしてはちょっと物足りないタイプでしょうか。
ジュースっぽいというか。
濃厚な、しっかりした味わいなので、時間が経つと変わってくるかもしれません。

今日の晩御飯はハッシュドビーフと、温野菜のサラダ。
ハッシュドビーフにはよく合って、温野菜のサラダにも良く馴染みました。
ジュースっぽいけど、意外と食事に合わせやすそうですね。

ココアパウダーをまぶしてある、生チョコレートトリュフに合わせると、最初は良い感じで合いますが、ココアパウダーとワインの渋みが重なって、後味が苦くなりますね。

カミさんに感想を聞いたら、「このワイン、割と美味しいね。1280円くらい?」という感想。
高評価ながら、価格感はちょっと下め。

飲みくちはトロッとしたジューシーさがあるのですが、後味がドライで乾く感じなので、何がつまみが欲しくなるタイプですね。
グラスに残り少なくなると、樽の印象が強めに出てきます。

濃厚な果汁感が魅力的なのですが、バランスがイマイチかな。
我が家的にはリピートするタイプではないかも。

■楽天ショップへのリンク

【6本〜送料無料】イル パッソ 2011 ヴィニエティ ザブIl Passo 2011 Vigneti Zabu[イタリアワイン]

※サイトより引用
乾燥させたブドウをすでに醸造させたワインに加えて、再度発酵するという、アマローネの造り手が「リパッソ」を造るときに用いる手法を採用。これをシチリア産のネレッロ・カップッチョでやってしまうという画期的な醸造で造ったのがこの「イルパッソ」。とてつもないアタックのあとには極上のチョコレートのような滑らかな甘さが口の中に広がります。乾燥ブドウならではの独特な風味は他のシチリアワインと一線を画しています。
口の中に広がるたっぷりとした果実味のボリューム感。柔らかいタンニン。そして高級チョコレートのような甘さの中に存在する上品な苦み。成熟を迎えたブドウを、房から10cmのところで枝を切って、そのまま畑に10日間ほどぶら下げることでシチリアの強い太陽と、北アフリカからの風(シロッコ)により、ブドウは徐々に水分を失い、糖度が増す。そして30%ほど乾燥させたところで収穫。その干しブドウを、すでに発酵させていたネロ・ダーヴォラとメルローのタンクに入れ、再度発酵させる方法で造られる。

ディ・マーヨ・ノランテ ファランギーナ 2010 (ブラインドテイスティング:外す)

ディ・マーヨ・ノランテ ファランギーナ 2010
(1)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:DOCGガヴィ:11)\2040
(2)トロンテス100%(アルゼンチン:サンファン州:11)\1260
(3)ファランギーナ(伊:モリーゼ州:IGTテッレ・デリ・オスチ:10)\1180
(4)シャルドネ(豪:南オーストラリア州:11)\788

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:濃い
ディスク:やや厚め
粘性:強め
泡立ち:スティル
外観の印象:やや熟成感がある、色付きが良い

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:蜂蜜、白桃、白い小石のようなミネラル、若い草のようなハーブ
香りの印象:控えめ、上品

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:シャープな、強め
バランス:溌剌とした、強さを持った
苦味:コク(深み)を与える
アルコール:強め
余韻:やや長め

【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮した)

【評価】
濃縮感があり、フレッシュながら、強さをもっている

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【判定】
オレンジがかった外観は、熟成感ではなくて、品種の個性と思われる。
しっかり果皮に色がつくタイプ?

香りはやや控えめながら、上品さを複雑性を感じる。
全体的に感じる印象はイタリア。
トロンテスではなく、シャルドネでもない。

飲みくちは、厚みがあり、濃縮感もあって、やや高めの印象。
ガヴィって、色付きが弱い印象があるが、この中では、ガヴィ?

ただ、緯度的にはピエモンテよりはモリーゼ州の方が南なので、ファランギーナという可能性もある。

以前のコメントを見ると、ファランギーナって濃くて色付きがいいみたい。

全体の印象は、2000円近い感じはあるが、香りが弱いのがやや気になる。

う~ん、悩むところだけど、ここはガヴィか?

ファイナルアンサーで、コルテーゼ
で、ブー

ファランギーナの方でした。

【総評】
ディ・マーヨ・ノランテ ファランギーナ 2010
DI MAJO NORANTE FALANGHINA 2010

イタリア:モリーゼ州:IGTテッレ・デリ・オスチ
アルコール度:13%
ブドウ品種:ファランギーナ

リカーランドトップで、1080円で購入。

濃厚なタイプで、価格以上の品質感を感じます。
蜂蜜のような、カラメルのような、甘い香りが特徴的ですね。

飲みくちは、独特の酸味があって、個性的。
お屠蘇のような感じというか、ハーブ香が強いのかな?

今日の晩御飯は、ハッシュドビーフと、温野菜のサラダ。
さすがにハッシュドビーフには合いにくいですが、温野菜のサラダには良く合いました。
野菜の甘みと、ワインの甘みがうまくシンクロしますね。

食事が終わって、ココアパウダーのかかったチョコトリュフに合わせると、チョコレートボンボンみたいな感じで、悪くありません。

カミさんに聞いたら、「このワイン、ビミョー。980円くらい?」という感想。

グローバル品種のような、一般的な評価基準では測れないタイプなので、なかなか評価が難しいですね。

独特の、揮発性のある、ミントやメントールのような香りですが、やや重さを感じます。
飲みくちは、ややひっかかるような収斂性があるので、スムーズなワインではありません。

個性としてとらえるかどうかで、評価が変わりますね
コストパフォーマンスは悪く無いと思います。

■関連リンク

ディ・マーヨ・ノランテ サンジョヴェーゼ 2010

■楽天ショップへのリンク

ファランギーナ IGT [2010] ディ・マーヨ・ノランテ <白> <ワイン/イタリア>

※サイトより引用
「この圧倒的なお買い得感に肩を並べるワイナリーを想像出来ない!」と、ロバート・パーカー氏に絶賛される、ディ・マーヨ・ノランテ!
パーカー90点獲得のサンジョベーゼを始め、1000円台から飲める超お買い得イタリアワイン!
イタリア・セリエAを中心に活躍した、某日本人サッカー選手が大好きなワインとしてご存知の方も多いかもしれません。
イタリアの中でも屈指のコストパフォーマンスを誇るワイナリー「ディ・マーヨ・ノランテ」。
アメリカやイタリアのワインメディアから、「世界最優秀醸造家」の称号も受ける、リッカルド・コタレッラ氏が醸造に携わり始めて以降、飛躍的にその評価を上げています。
比較的安いお値段で飲めるのにも関わらず発揮される、その高い品質は、イタリアを代表するワイン評価誌「ガンベロ・ロッソ」が発行する、お買い得ワインのガイド、、、
●アルマナッコ・デル・べレベーネ誌で、モリーゼ州のナンバー1に選出!
など、世界中のワインファンから熱い視線を浴びています!
世界的ワイン評論家である、ロバート・パーカー氏も、毎年のように絶賛のコメントを発表し、今回ご案内する「サンジョヴェーゼ・テッレ・デリ・オスチ [2008]」も、、、
●パーカー90点を獲得!
更には、、、
「この圧倒的なお買い得感に肩を並べるワイナリーを想像出来ない!」
と、大絶賛のコメントまで発表しています!
それほどまでに高い品質を誇りながら、パーカー90点の「サンジョヴェーゼ・テッレ・デリ・オスチ」は1380円、某サッカー選手お気に入りの「ラミテッロ ロッソ」でも、2080円で楽しめます!
ワインの教科書に載っているような高級ワインを覚える事も必要ですが、こういった安くて美味しいワインの銘柄を覚えていく事が、日々のワインライフには必要だと思います!
モリーゼで古くから栽培されているブドウ品種、ファランギーナを使った白ワイン。
わずかに緑色を帯びた麦わら色、フレッシュで心地良いエニシダの花の香り。
適度な酸があって、ビターアーモンドのような後味があります。

2013/02/22

キュベ・ブラン ジャン・クロード・デボーヌ NV 500ml

キュベ・ブラン ジャン・クロード・デボーヌ NV 500ml
キュベ・ブラン ジャン・クロード・デボーヌ NV 500ml
CUVEE BLANC JEAN-CLAUDE DEBEAUNE NV 500ml

フランス:地理的表示無し
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:不明

セブンイレブンで、698円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡め
ディスク:やや薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、色付きが弱め

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:硫黄、ミネラル、カリン、スモーク、石鹸のようなハーブ、クリーム
香りの印象:弱い、やや還元状態

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:なめらか、スムーズ
バランス:ふくよかでチャーミング
苦味:コク(深み)を与える
アルコール:やや弱め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ(たっぷりした)

【評価】
軽めだが、まろやかで、ボリュームがある。

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり

【総評】
香りはとても弱いけど、複雑さを感じます。

味わいは、ふっくら優しい感じ。
後味はやや重さが残りますね。

今日の晩御飯は、コンビニのボンゴレパスタ。
このワイン良く合うのですが、ちょっと甘みが気になるかも。

「明治ボーノチーズ 十勝モッツアレラ」に合わせてみると、何故か苦味が強くなって、イマイチ。
何か、ワインとチーズが絡まない感じです。

ピスタチオに合わせると、ちょっと微妙な合い方をしますね。
でも、複雑味が出てきて、美味しいかも。

後味に残る甘みがとてもチャーミングなんですが、アルコールが浮くような感じが、ちょっと気になります。

ブドウ品種は、セミヨンとかシュナン・ブランのような、甘さが特徴の品種のイメージですね。
でも、南フランスなので、やはりグルナッシュ・ブラン?

ワインだけでもトロトロ感があって、美味しく飲めますね。
やや地味な印象ながら、品質感は悪くありません。

500mlなので、750ml換算だと1047円。
微妙なところですが、ちょっと高いかも。
同じ価格帯でフルボトルが買える、フロンテラあたりに流れそう。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2013/02/21

キュベ・ルージュ ジャン・クロード・デボーヌ NV 500ml

キュベ・ルージュ NV 500ml
キュベ・ルージュ ジャン・クロード・デボーヌ NV 500ml
CUVEE ROUGE JEAN-CLAUDE DEBEAUNE NV 500ml

フランス:地理的表示無し
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:不明(南フランス産)

セブンイレブンで、698円で購入

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:落ち着いた色調の、濃いルビー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや薄め
粘性:やや弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:明るさのある、落ち着いた印象

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:チェリー、青っぽいスパイス、ミネラル、硫黄、ややヴェジェタル
香りの印象:弱めで閉じた印象

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:フレッシュ、なめらか
バランス:流れるような、心地良い
タンニン分:弱めながら、後味に収斂性が残る
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティ(ややスパイシー)

【評価】
ライトながら、スパイシーさとタンニンがピリッと効いている。

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
軽めの味わいながら、嫌味がなく、飲みやすいワインです。

濃縮果汁をワインにしたような、人工的な感じがありますが、後味のタンニンとスパイシーさがピリッと効いていますね。

今日の晩御飯は、コンビニのカレー。
合わせると、ワインの甘みがちょっと浮いてしまいますが、特に問題なし。

ピスタチオに合わせると、しっかり絡みますが、後味の辛さがちょっと気になります。

時間が経つと、甘いカラメルのような香りが出てきました。

このワイン、角の取れたマイルドな印象ですが、ちょっと地味かも。
炭酸を含んでいるのか、ヌーボーっぽい感じもあります。

飲みくちはあくまでスムーズなのですが、なんか全体的に、ワインらしくない?
へんな甘みが気になるのですが、飲み物としては悪くないかな。

ちょっとカクテル感覚かも。

このワイン、500mlで698円なので、フルボトル750ml換算だと、1047円。
最近はワインコインワインの品質が上がってきているので、やや高めの印象をうけますね。

500mlという容量は、一人で飲むにしてはやや多いけど、二人だとちょっと足りないという微妙な量ですね。
二人の食事に、ちょっとワインが欲しい、というニーズでしょうか。

全体的に悪くはないのですが、コストパフォーマンス的にはイマイチかも。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)

2013/02/20

ヴェガ・シシリア ウニコ 1969

ヴェガ・シシリア ウニコ 1969
Vega Sicilia Unico 1969

スペイン:カスティーリャ・レオン州:DOリベラ・デル・ドゥエロ
アルコール度:13%(1970年)
ブドウ品種:ティント・フィノ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、メルロー+マルベック10%(1970年)

ワイン会で、ウニコ2000年ビンテージとの垂直、アリオン2001年との水平でいただきました。

【外観】

ラベルはカビだらけで、ワインの液漏れのような痕があったり破れていたり、これはダメかもって感じ。
でも、レストランサンパウの菊池ソムリエの見立てでは、液面がそれほど下がっていないので、品質は問題無いのでは、とフォロー。確かに見るところが違いますね。

コルクは、しっかりワイン色に染まっていて、嫌な香りはまったくありません。
というか、フルーツ感のある、心地良い香りを持っています。
コルク自体が美味しそうな感じ。


菊池シェフのプロの技で抜栓。
グラスに移すと、とても美しいルビー色です。
若いワインではこの色調は出せません。
見ているだけで、うっとりするくらい、素晴らしい。
良いワインは、熟成すると、澄んだ深い透明感が出てきますね。

【香り】

香りは、華やかで、ボルドーのグラン・ヴァンの印象。
もちろん熟成感はありますが、まだまだ若い印象を持っています。
フランスのオールドヴィンテージワインよりも、より若さを保っているような気がします。
熟成感が香りに深みを加えていて、土のような印象が、懐かしさを感じます。
湿った感じではなく、カラッとした清潔な感じ。
子供の頃の郷愁を感じる土の印象というか、人それぞれで、懐かしさを感じていたようです。

【味わい】

口あたりは、神秘的なくらい、優しく、ふわっと消えるイメージ。
心地良いフルーツ感があって、チャーミングな印象すらあります。
とてつもないポテンシャルを秘めている事が分かりますね。
44年経ても、まったく下り坂ではありません。
まだまだこれからいけそう。


【所感】

場が和んでくると、女性からは「このワイン、エロオヤジみたい。」という興味深い感想が出て来ました。
エロオヤジといっても、ジローラモさんよりは、成熟した色気のある、藤村俊二さんだそうです。

良いワインほど、素直で飲みやすく、誰にでも親しまれるような懐の深さを持っていますよね。
素直で飲みやすいって、簡単なようで、実はとてもむずかしいですね。

ボルドーの1級格付けや、スーパーセカンドで、こういった、とてつもなく深い世界観を感じたことはありますが、それに匹敵するか、それを超えてます。
さすがにスペインの至宝と呼ばれることはありますね。
口に入れた瞬間から、フィニッシュ、アフターまで、非の打ち所がありません。

菊池ソムリエが、40年前の水をブドウが吸い上げ、それがこうして今飲まれている事が素晴らしい、とコメントされていましたが、実に含蓄のある言葉です。
40年まえの水と土のおかげで、こうして今美味しく飲めるんですね。
今造られているワインも、40年後にこんなに美味しく飲めるのかしら。
そう思うと、本当にワインは一期一会ですね。

サンパウの菊池ソムリエが、2000年のヴェガ・シシリア ウニコを持ってきてくださいました。
素晴らしいお土産、本当にありがとうございました。

コレド日本橋のスペイン料理「サンパウ」。
素敵なソムリエさんがいますので、みなさん是非お出かけください。

そうそう、このワインとても素晴らしかったのですが、1つだけ気になる点がありました。

ウニコは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどのボルドーの品種が入っているのが特徴ですが、どうしても、ボルドーのイメージに感じてしまうんですよね。

スペインの至宝であることは間違いないですが、スペインワインの代表と考えると、ちょっと違う?
それとも、ボルドーとスペインは、技術交流も盛んだったので、もともと似ているって事?
まあ、美味しいワインってみんな、同じ方向に向かってしまうのかもしれませんね。

垂直、水平のテイスティングも行いましたので、感想を記しておきます。

◇ヴェガ・シシリア ウニコ 2000

なめらかな口あたり、深い香り。
当たり前ですが、十分に美味しいワインです。

1969年に比べると、ややヤンチャな印象。
落ち着きがないというか、まだうちに秘めた情熱を持っている感じ。
これから長期間熟成出来る、ポテンシャルを感じます。

一緒に飲んでいた女性は、若々しい印象、やや荒削りな感じが、1969年よりは好みと評価していました。
なるほど、年配者は熟成した落ち着きを好み、若い女性は荒削りでも将来性に魅力を感じる、って事でしょうか。
年齢による好みの違いって面白いですよね。

若い女性にワインをすすめる時は、荒削りでも若さを感じるタイプくらいが良いのかも。

◇ボデガス・イ・ビニェードス・アリオン 2001

ウニコに比べると、澱がかなりあります。
というか、ウニコは澱が少なめで、細かいですね。

テンプラニーリョ独自の、やや重い、鼻を突くような圧力を感じます。
とてもスムーズな飲みくちですが、後味にやや収斂性のある渋みがありますね。
アルコール度の高さもあって、人によっては、「辛い」と感じるみたいです。

ウニコと比べられてしまうと、どうしても否定的な感想になってしまいますが、このワインはウニコより前に開けて、これで十分って感じた美味しいワインでした。

【まとめ】

44年熟成のヴェガ・シシリア ウニコを飲むという、本当に貴重な機会をいただきました。

「ワイン持つ力」をいろいろな意味で再認識させられましたね~。
ワインが40年経ってもまったく衰えないという力、人に感動を与える力、人を結びつける力。
感動を分かち合ったみなさん、またご一緒しましょう。

■スペシャルサンクス

南青山4人の食卓
https://www.facebook.com/aoyama4ninshokutaku

レストランサンパウ
http://www.santpau.jp/

料理研究家 加瀬 まなみさんの「いっしょに!ワイン」
http://blog.nikkeibp.co.jp/wol/winemanami/

■楽天ショップへのリンク

[1969] ウニコ/ヴェガ・シシリア 750mlUnico Vega Sicilia

ヴェガ・シシリア・“ウニコ”[2000]年・D.O.リベラ・デル・ドゥエロ・ボデガス・イ・ヴィネドス・ヴェガ・シシリアVEGA SICILIA“UNICO”[2000] Bodegas y Vinedos Vega Sicilia

※サイトより引用
スペイン最高峰!高級フルボディ辛口赤ワイン!!
スペインの「至宝」と称される最高級ワイン!ワイン評論家のヒュー・ジョンソン氏に「引っ張りだこのこの高価なワインのウニコ Unicoは、オーク樽でゆっくりと熟成を続ける。12~15年たったものが最良。」と絶賛し、★★★★4つ星満点!
なんとロバート・パーカー氏は満点5つ星生産者に挙げ、「一貫してスペインで最も偉大なこのワイナリーは、わくわくするようなワインを生み出し続けている」と絶賛!!
ブドウの出来の良い年しか造られない“ウニコ”!!この[2000]年でワインアドヴォケイト満点近い驚異の97点獲得!(#189(2010年6月))スペイン権威評価誌ペニン誌2010年版でこのウニコの2000年が96点で大絶賛!高評価!スティーブン・タンザーの「インターナショナルワインセラー」でも驚異の95点獲得!!
ニール・ベケット氏「死ぬ前に飲むべき1001ワイン」の中で、1970年もののヴェガ・シシリアが登場!(なんと25年目にリリースされた)このワインについて「ヴェガ・シシリアが真のスペインの頂点に君臨するワイナリーであることを疑う人はいないだろう。色は深く、くらくらするような芳香を放ち、ヴェルヴェットのような質感で、新鮮で清澄、滑らかで鮮烈、バランスが取れ優美、複雑で純粋、輪郭のはっきりした深く長い余韻」と絶賛!!スペインがこれまで生み出したものの中で最高のワインであると多くの人が認めている至宝!!(飲み頃~2020年ずばり50年の寿命)ずばりスペインワインの王と呼ぶに相応しい風格と威厳を備えた、究極のフルボディ赤ワイン!!の大人気ヴィンテージが、インポーターさんとの協賛プライス!!今回爆発ヒット!インポーターさん最後のロットが限定で極少量入荷!

アリオン[2002]年・ボデガス・イ・ビニェドス・アリオン ALION [2002] Bodegas Y.Vinedos Alion

※サイトより引用
ベガ シシリアが伝統を重んじる醸造方法に基づいているのに対し、アリオンは近代的なボルドー・クリュ・クラッセのスタイルで醸造します。最新の設備と新樽を多用し、約14ヶ月間フレンチオーク樽で熟成させます。その後、瓶内熟成を約12ヶ月間行います。
ボデガ内での一定の熟成期間を経たワインのみリリースするという姿勢には、本家ベガ・シシリアと同様に一切の妥協を許さない真摯さが感じられます。また、リリース当初からワインスペクテーター誌で年間トップ100の中の1本に選ばれるなど、これからますます飛躍を予感さsるポテンシャルを秘めています。
ウニコとは性格がことなり、インターナショナルな印象が強く、果実味の濃いワインになっていますが、新樽の香りと葡萄のアロマが完璧なバランスで上損する、世界トップレベルの評価を受けている赤ワインです。

2013/02/17

エル・ボス・ロブレ 2011 (ブラインドテイスティング:当てる)

エル・ボス・ロブレ 2011
(1)ピノ・ノワール(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1280
(2)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック(仏:ボルドー地方:AOCボルドー・シュペリュール:09)\1280
(3)ティンタ・デ・トロ(スペイン:カスティーリャ・イ・レオン州:DOトロ:11)\1190

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:やや薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:カシス、茎のようなグリーン香、赤味の肉、ミントのようなハーブ。
香りの印象:温度が低いせいか、かなり弱め

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:フレッシュ、なめらか
バランス:ボリューム感は無いが芯が強め
タンニン分:後味に強く残る
アルコール度:強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮感のある)

【評価】
よく熟した濃厚なタイプながら、飲みくちは軽め。後味は強く乾く。

【供出温度】
15-18度

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
若々しくて、かなり濃い外観。
この中では、ティンタ・デ・トロ(テンプラニーリョ)。

香りは温度が低いこともあって、かなり弱め。
でも温度が上がってきても、それほど強くはなさそう。
品種の特徴はつかめないが、やはりティンタ・デ・トロが候補。

味わいは、濃縮感があるが、飲みくちは軽い。
ちょっとクールな印象があるが、タンニンが非常に強く、後味が強く乾く感じ。

ピノ・ノワールはまったく違うのと、ボルドーって感じでもない。

ファイナルアンサーで、ティンタ・デ・トロ
で、ピンポン

ちょっとシラーっぽい感じでしょうか。

【総評】
エル・ボス・ロブレ 2011
EL BOS ROBLE 2011

スペイン:カスティーリャ・イ・レオン州:DOトロ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ティンタ・デ・トロ100%

リカーランドトップで、1190円で購入。

1000円台前半のワインとしては、しっかりした印象。

香りはとても弱いですが、飲みくちは濃厚で、さらにクールな印象があって、なかなか良い感じ。

アルコール度は13.5%と高く、タンニンも強めなので、後味は乾く印象です。
ちょっと重い感じが残るので、ワインだけだと、だんだん辛くなってきそう。

DOトロについて、ソムリエ協会教本から引用すると
トロ(Toro)
焼けつくように暑い平野で優れた赤、ロゼ、白ワインが造られているが、中心は赤である。
極端な気温の差はスペインの他の地域と変りなく、雨量も少ない。ただ冬の大西洋低気圧が平均以上の雨を降らせることもある。土壌はおもに沖積土で、果汁たっぷりの太ったぶどうを育て、これらのブドウが、リッチ芳醇、パワフルなトロの赤ワインとなる。ワインは若飲みと樽熟成させたものと両方あるが、後者の熟成期間はかなり長い。
という事で、確かにパワフルな印象。

ワインだけで飲み進んでると、やっぱりちょっと鈍調な感じが出て来ました。

今日の晩御飯は、鶏のピリ辛炒め。
ちょっと甘いタレの中華風。

合わせてみると、ワインが強くて合いません。
やはり鶏肉だとワインが強くて、浮いてしまいます。

ビーフくらいじゃないとダメみたい。

おつまみで、ピスタチオに合わせてみてもイマイチ。
ワインの茎っぽいグリーン感が強調されますね。

ドライマンゴーも馴染みません。

ココアパウダーをまぶした、生チョコトリュフだと、ようやく合う感じ。
ワインとの力関係がバランスいい
でもチョコレートに持っていかれます。

合わせる食事は気を使いそうですが、コストパフォーマンスは高いと思います。

■e-shop NIGITAへのリンク

コビトロ エル・ボス・ロブレ [2011] (税込): 1,380 円

※サイトより引用
・葡萄品種:テインタ・デ・トロ(テンプラニーリョ)100%
・コメント:フレンチオークで2か月間。
・色あい:明るいダークルビーの中にバイオレットを見る事が出来る。
・香り:深い、よく熟したフルーツとトーストのアロマ。
・味わい:オークのニュアンスと熟した赤い果実味が心地よい、後味の長い味わいの赤ワイン。

2013/02/16

田崎真也監修 ワインボンボン

田崎真也監修 ワインボンボン
田崎真也監修 ワインボンボン

名称:チョコレート菓子
原産国名:ベルギー
販売会社:アラカルト

バレンタインでいただきました。
参考価格は、630円。

■パッケージの説明文

世界で活躍するソムリエの田崎真也さんが選んだ赤ワイン(フランス産バニュルス)を使用した風味豊かなボンボン。

お酒がもっと楽しくなる!田崎真也コラム付

田崎真也
1995年国際ソムリエ協会主催の世界最優秀ソムリエコンクール優勝。
2010年11月同協会会長に就任。
2011年11月黄綬褒章受章。
ワインとチーズのスクールやレストランの経営、各地で講演やディナートークショーなどを開催。
ワインの輸入、通信販売などを行う。

田崎真也監修 ワインボンボン
ワインも食事も美味しさを感じることが”楽しさ・幸せ感”に通じます。
このチョコレートギフトの味わいが、皆様の有意義な時間を過ごすためのきっかけになれば幸いです。

このチョコレートは、ソムリエ田崎真也がセレクトしたワインを使用したワインボンボンです。お酒とチョコレートのフレーバーのアッサンブラージュを商品化しました。(アッサンブラージュとは、ワインのブレンドなどに使う用語で”調合”という意味です。)

◇田崎真也が選ぶワインのボンボン◇
地中海の太陽の影響を一杯に受けたブドウから造られた天然甘口ワインのバニュルスは、チョコレートに最も合うワインと称されています。そのワインをボンボンにすることで相性を同時に楽しんでいただきます。

◇本場ベルギーのボンボンチョコレート◇
ベルギー北西部ウェスト=フランデレン州にある工房で作られるのは、砂糖のシェル(殻)にお酒を閉じ込める昔ながらの製法で製造されたボンボン。砂糖のシャリシャリ感が懐かしい、チョコレートの本場ベルギーの職人が一粒一粒丹精米て作る伝統の味です。

田崎真也監修 ワインボンボン
■感想

かなりアルコールは強めに感じますね。

ちなみに、これ中身がサラサラの液状なので、噛み割ると中のワインがドバっと出てしまうので、ご注意ください。

砂糖のシェルでワインを包んでいるので、チョコレートというよりは砂糖の存在感が強め。
確かに昔懐かしい、ウイスキーボンボンの印象でしょうか。

カミさんは、中のワインは美味しいけど、周りのチョコレートがちょっと・・・、という感想。

後味にはチョコレートの香りが残りますが、口の中には、ジャリジャリした粒の砂糖が長く残ります。

ワインとチョコレートのバランスはさすがにいいのですが、ただやはり砂糖が気になって、駄菓子っぽいというか、あまり上質感は無いかも。

最近は、なめらかな口あたりのチョコレートが人気で、さらに生クリームが入っている生チョコタイプだとワインに合うタイプも多いので、ワイン好きに贈るにはちょっと中途半端かもしれませんね。

ワイン好きに贈るなら、「田崎真也 お酒とチョコのマリアージュ ワインと愉しむ ベルギーチョコレート(赤ワイン・白ワインに合うアソート)」の方をオススメします。

試しに、スペインの濃厚タイプのワインに合わせてみると、かなり濃いワインでもまったく存在感が無くなります。
とはいえ、決して合わないわけではないので、ワインと一緒に楽しむのもありです。
濃厚でフルーティで、甘みのある、ニューワールドのシラーとか良さそうですね。

■楽天ショップへのリンク

【CHOCOLATE GIFT】 チョコレートギフト 田崎真也監修ワインボンボン 6個 (2013バレンタインチョコレート)

※サイトより引用
世界最優秀ソムリエコンクール優勝の実力者!
田崎真也氏プロデュースのボンボンチョコです。
地中海の太陽の影響をいっぱいに受けた葡萄から造られた天然甘口ワイン"パニュルス"を使用。
ベルギー産チョコレートと出会わせたことにより上質で優雅な大人の味わいに仕上がっています。
大きめのリボンとエレガントな包装紙で包んだセンス溢れる上質なラッピングもおしゃれ!
大好きな恋人・旦那様への本命チョコレートに、ご家族や同僚や上司へ贈る義理チョコレートに…♪
皆さまで上質な時間をお楽しみください。

イゲルエラ・ロブレ 2009 (ブラインドテイスティング:当てる)

イゲルエラ・ロブレ 2009(1)ピノ・ノワール(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1280
(2)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック(仏:ボルドー地方:AOCボルドー・シュペリュール:09)\1280
(3)ティンタ・デ・トロ(スペイン:カスティーリャ・イ・レオン州:DOトロ:11)\1190
(4)ガルナッチャ・ティントレラ65%、シラー35%(スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:DOアルマンサ:09)\1040

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや弱め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:やや薄め
粘性:やや強い
泡立ち:スティル
外観の印象:よく熟した、濃厚な

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:カラメル、ヴァニラ、タバコ、チョコレート、プルーン、シナモン、シダ
香りの印象:木樽からのニュアンス、濃縮感のある印象

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:フレッシュ、強め
バランス:力強さのなかに軽さを持っている、流れるような
タンニン分:サラサラした
アルコール度:やや強め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮感のある)

【評価】
濃縮感があり、力強さもあるが、ややバランスが悪い感じ

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
かなり濃い外観。
普通だとピノ・ノワールは外れるが、最近は濃いものが増えているので、ここは外せない。

香りは、木樽の影響が強めで、チョコレートやカラメルのような甘さを感じる。
茎系のグリーン香もあって、カベルネ・ソーヴィニヨンか、ローヌのシラーのような感じ。
スパイシーな感じも強いので、シラーが候補?

味わいはほんのり甘みを感じるタイプで、やはりシラーっぽい。

ニューワールドタイプのスペインって感じと、4年前の2009年もピッタリハマる感じ。

ファイナルアンサーで、ガルナッチャ・ティントレラ、シラー
で、ピンポン

何というか、ひと昔前に流行った味わいって感じ?

【総評】
イゲルエラ・ロブレ 2009
HIGUERUELA ROBLE 2009

スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:DOアルマンサ
アルコール度:13%
ブドウ品種:ガルナッチャ・ティントレラ65%、シラー35%

リカーランドトップで、1040円で購入。

コテコテに濃くて、樽香バッチリ、という、ある意味懐かしさを感じる味わい。
あー、こういうタイプ、流行ったよね~、って感じ。

我が家的には、かなり苦手なタイプです。

後味にも強い、樽の印象が残ります。
木のチップでも投入したのか、ってくらい。

口当たりの甘みはあるのですが、残糖は少なめで、後味は辛め。
なので余計に、樽の印象が気になりますね。

今日の晩御飯は、和風ハンバーグ。
生地には豆腐が入ってて、タレはかつおだしベース。

さすがに合わないかと思ったら、そうでもありません。
食事が入った方がワインの樽香が気にならなくなります。

しっかりした肉料理とか、焼肉くらいが良く合いそう。

ワインボンボンに合わせてみると、ワインの存在感がまったく無くなります。

ドライマンゴーに合わせると、ワインの渋みだけが残って、あとはマンゴー味。
いいか悪いか微妙ですが、個人的にはありですね。

ピスタチオも、渋みがややバッティングするものの、ナッツの油脂分が馴染んで、良く合います。

カミさんに感想を聞いたら、「このワイン、あまり美味しくない、味が雑な感じ。980円くらい。」だそうです。
茎とか種とか、まとめて醗酵させたような雑味が気になる、という感想でした。

バレンタインでもらった、ベルギー産の生チョコ・トリュフに合わせると、苦味が若干ケンカするものの、油脂分との相性が良くて、美味しい。

チョコレートだと普通の赤ワインは渋みがケンカしますが、トリュフや生チョコのような、クリームが入っているものは、渋みが穏やかなので、割とよく合います。

なんだかんだで、1本無くなってしまいましたが、我が家的にはあまり好みではありません。

■関連リンク

イゲルエラ 2008

■楽天ショップへのリンク

イゲルエラ・ロブレ[2009]年・オーク樽・D.Oアルマンサ・コオペラィーバ・アグラリア・サンタ・キデリアHIGUERUELA Roble [2009] D.O ALMANSA Coop Santa Quiteria

※サイトより引用
■ 樹齢:平均30年
■ 土壌:砂質・粘土石灰質
■ 栽培面積:10.2ha ■ 収量:22hl/ha
■ 年間生産量:30,000本
■ 発酵:ステンレスタンク発酵
■ 熟成:オーク樽熟成 3ヶ月(225L、新樽比率50%)
凝縮した果実味とボディで大人気のイゲルエラ。『神の雫』に登場したたことで、爆発的な人気を呼んだことは記憶に新しいのではないでしょうか?そのイゲルエラの兄弟ワインとも言える、ロブレが入荷いたしました!
オーク樽熟成を経て、より厚みを増した程よい飲み応えのあるロブレの驚くべきは、このプライス。改めてコストパフォーマンスの高さを再認識させられます。話題のイゲルエラとともに、ロブレも是非お試し下さい!
オーク樽に由来するコーヒーやキャラメルを思わせる複雑かつビターな香りが広がる。ガルナッチャ・ティントラとシラー、二種類それぞれのクリアーなアロマと味わいも感じられる。柔らかなタンニン。力強い味わいとともに心地よい余韻が最後を締めくくる。

カステル バロン・ド・レスタック ボルドー 白 2011

カステル バロン・ド・レスタック ボルドー 白 2011
(1)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:DOCGガヴィ:11)\2040
(2)トロンテス100%(アルゼンチン:サンファン州:11)\1260
(3)ファランギーナ(伊:モリーゼ州:IGTテッレ・デリ・オスチ:10)\1180
(4)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:11)\990
(5)シャルドネ(豪:南オーストラリア州:11)\788

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、色味の強いイエロー
濃淡:中庸
ディスク:やや厚い
粘性:強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、強い輝きがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:香水のような華やかな印象、白い花、ヴァニラ、カリン、リンゴ、爽やかなハーブ
香りの印象:開いている、木樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:しなやかで、豊か
バランス:厚みがあり、溌剌としている
苦味:深みを与える
アルコール:強め
余韻:長い

【フレーヴァー】
フルーティで、フローラル、華やか

【評価】
濃縮感があり、力強い

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸、大ぶり

【判定】
ギラギラと輝く力強い外観。
ちょっと高めの印象。

香りは、とても華やか。
フローラルな印象と、ちょっとグリーンっぽい果実香。
グローバル品種では無い感じ。

味わいは、口当たりはライトだが、その後厚みとボリューム感が出てくる。
後味は爽やか。
木樽の印象も強い。
ボルドーブランっぽいイメージ。

最初はグローバル品種では無いかと思ったが、これは完全にボルドーブランの味わい。
香りはすべて樽からの影響だと思われる。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

これはいかにも、バロン・ド・レスタックです。

【総評】
カステル バロン・ド・レスタック ボルドー 白 2011
BARON DE LESTAC BORDEAUX BLANC 2011

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン

リカーランドトップで、990円で購入。

ボルドーブランって、リンゴの印象というか、シードルのような、ちょっと酸化したような印象があるワインが多いですよね。
そこに樽の印象が加わると、木酢液のような感じになって、ボルドーブランの判定の一つのポイントにしています。

このワインは、ボルドーにしては、ソーヴィニヨン・ブランの酸味が強めで、とても特徴のある酸味。

以前飲んだ、2009年のビンテージでもやはりポイントは酸でした。
ちょっと酸化したような味わいで、樽香強め、家庭料理にはまったく合わない、と記録が残ってますが、このワインもやっぱりそんな感じかな。

カステル バロン・ド・レスタック ボルドー 白 2009

セミヨンとの比率は分かりませんが、何となく増えてそうな感じ。

今日の晩御飯は、和風ハンバーグ。
生地に豆腐が入ってて、タレはかつおだしベース。

完全に和風のハンバーグなので、さすがに合わないだろうと思っていたら、そうでもありません。
香りが料理の邪魔をするかと思ってたけど、そうでもない。
ワインだけで飲むと、家庭料理には合わせにくい印象がありますが、食事が入ると、ちょっと印象が和ぎますね。

水菜とワカメのサラダにもそこそこ合いました。

ただ、樽香嫌いなカミさんには、そうとう不評。
このワイン、傷んでない?ってくらい。

おつまみで、ドライマンゴーに合わせると、ワインが素直になって、美味しく飲めます。
この取り合わせはいいですね、樽香を緩和してくれます。

ピスタチオはよりワインの個性が活きる形で合いますが、後味の苦味がやや気になる。

ベルギー産の生チョコ・トリュフに合わせると、生クリームのところだけ、微かにフィットする感じ。

基本的には、しっかりした、コストパフォーマンスの高いワインだと思います。
ただ、強い樽香と、酸化したようなイメージは、やっぱり気になるかな。

■楽天ショップへのリンク

カステル バロン ド レスタック ボルドー ブラン

※サイトより引用
「バロン ド レスタック」は、ヴューパープ、カンブラスというテーブルワインの2大ブランドを所有する「フランスNo.1のワイン会社」カステル社が社命をかけて生み出したAOCボルドーのワインです。
“LESTAC”とは、カステル“CASTEL”の社名のアルファベットを逆さから読んで命名されました。1995年に初めて1994年のヴィンテージを発売しました。
カステル社の創設は1949年。フランス、ボルドー地方のワイン商としてスタートし、その後わずか半世紀で、ヨーロッパ最大、世界でもナンバー3という巨大ワイングループに生長しました。現在フランス全土に6つのボトリング工場をもち、アルザス地方を除くほぼ全域のワインを取り揃え、また、ヴァン ド ターブル(テーブルワイン)クラスでは、フランス国内でも圧倒的なシェアを誇っています。
1960年代からは、ボルドーでシャトーの経営も開始し、現在13シャトーを所有。そのうち3シャトーがブルジョワ級に格付けされています。さらに1997年には、北アフリカのモロッコに1500ヘクタールの広大な葡萄園を購入。2000年には中国北京郊外にボトリング工場を完成させるなど、その活動はますます国際色を強めています。
「バロン ド レスタック」は、フランス国内では非常に身近なブランドでボルドーAOCワインの中では売上No.1です。(IRI Secodip '05.1月データより)そして、パリ市内では多くの広告がみることができ、まさにフランス人から愛されつづけているブランドです。
<テイスティング>
ソーヴィニヨンブラン由来の柑橘系の爽やかな香りとすっきりした酸味、セミヨンならではの厚みに、オーク樽での発酵によるバニラの香りが心地よい調和のとれた白ワインです。幅広い料理と合わせてお楽しみいただけます。
<備考>
2010年ヴィンテージが【バリューボルドー2011】に選ばれました。
『男子食堂』国別グランプリ フランス白部門1位! ('12年NO.11“家呑み極旨ワイングランプリ”)

2013/02/14

ノービリ・デル・ボルゴ グレカニコ 白 2011

ノービリ・デル・ボルゴ グレカニコ 白 2011
(1)シャルドネ、セミヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:12)\500
(2)グレカニコ(伊:シチリア州:IGTシチリア・グレカニコ:11)\498
(3)マカベオ、アイレン(スペイン:地理的表示無し:NV)\498

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きが弱い

【香り】
豊かさ:弱い
特徴:ほぼ無臭、ミネラル、柑橘系、ちょっとグリーン
香りの印象:びっくりするくらい香りが弱い

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:弱め、頼りない
バランス:スリムで弱々しい
苦味:収斂性のある印象
アルコール:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
人工的でケミカルなイメージ

【評価】
非常に弱々しく、バランスが悪く、さらに舌にワックスのようなえぐ味が残る。

【供出温度】
7度以下

【グラス】
小ぶり

【判定】
ほぼ無色の外観はそれほど珍しくないが、ほぼ無臭のワインはこれが初めてかも。
花粉症が始まっているので、鼻が効かなくなってるかと思って他のものの匂いを嗅いでも大丈夫なので、はやりこのワインが無臭みたい。

味わいは、弱々しくて、人工的な「何か」が入っているような印象。

バランスもとても悪い。

これは品種当てにはならないけど、シャルドネとセミヨンのチリは以前飲んで美味しかったブランドなので、これは違う。

後はイタリアとスペインだが、低価格ワインでの安定感はスペインの方があるので、ここはイタリアか?

グレカニコという聞きなれない品種の特徴なのかもしれない。

ファイナルアンサーで、グレカニコ
で、ピンポン

これは久しぶりの大外れワイン?

【総評】
ノービリ・デル・ボルゴ グレカニコ 白 2011
NOBILI DEL BORGO GRECANICO 2011

伊:シチリア州:IGTシチリア・グレカニコ
アルコール度:12%
ブドウ品種:グレカニコ

スーパーフードワンで、498円で購入。

カミさんに恐る恐る感想を聞いたら、「これ結構美味しいね、880円くらい?」と、予想外の高評価。

あれ?
私の味覚がおかしい?

「でもこれ、何か変な匂いがする。何か入っているよね。」と、やはり変な香りを指摘。

ひょっとして、これは人工的に入れた「何か」ではなくて、グレカニコの品種の個性なのかも。
もう少し飲む進むと、何か分かってくるかもしれません。

でもこれは、冷やして嫌な香りを消さないと飲めないってことで、冷蔵庫で急冷。
冷えると、スッキリとした飲みくちになって、意外とクールでハンサムな印象に変わります。

今日の晩御飯は、かき揚げと、クリームシチュー。
エビと水菜と玉ねぎとちくわが入ってます。

合わせると、すっきりキレイに合います。
天ぷらくらいにちょうどいいですね。

食べ物が入ると、まったく欠点が気にならない、というか、とても美味しくなります。
天つゆにつけても、美味しいですね。
チキンのクリームシチューも合わせてみると、これもバッチリと合います。

タイコモチのように、どこにいっても、持ち上げる、みたいな合い方をしますね。

食事が終わって、子供の食べ残しの、チョコレートウエハースに合わせてみると、これも意外と問題なし。

時間が経つと、慣れてきたのか、酔っ払ってきたのか、最初に感じた欠点は気にならなくなってきました。
それでも、やっぱりすごく個性的な印象は変わりません。

ドライなフルーツ感、クセのあるハーブ香、香りはミネラルというか硫黄?
リピートするかは微妙ですが、個性があって、面白いワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

★文句なしにおいしい!★ノービリ・デル・ボルゴモンテプルチアーノ・ダブルッツォ

※サイトより引用
NOBILI DEL BORGO(ノービリ・デル・ボルゴ)は英語にするとNOBLE PEOPLE OF THE VILLAGE「村に住む高貴な人々」という意味です。 イタリアの小さな村でクオリティの高いワインと供に海の幸、山の幸などの美しい食べ物を楽しむ人々のイメージが名前の由来となっています。
フレッシュで繊細な風味が、イタリアの白らしい味わい。
飲み頃:6-8℃
おすすめマリアージュ:魚料理、チキンやポークなどの肉料理

2013/02/13

カーサ・スベルカソー メルロー 2012

カーサ・スベルカソー メルロー 2012
カーサ・スベルカソー メルロー 2012
CASA SUBERCASEAUX MERLOT 2012

チリ:産地不明
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー主体

ローソン100で、500円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:紫がかった、濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:薄め
粘性:やや弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:硫黄、なめし革、赤い果実、血液、木イチゴ、ヴェジェタル
香りの印象:やや閉じ気味

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:なめらか、フレッシュ
バランス:やや肉厚で、やわらか
タンニン分:緻密、心地良い
アルコール度:やや強い
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)

【評価】
ミディアムボディで、優しいフレッシュ感がある。

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
第一印象は、自然体で、穏やか、優しい印象。
バランスがいいですね。

フルーツ感とか、香りとか、甘みがやや控えめに、上品にまとまっている感じ。
タンニンも適度にあって、心地よい印象です。

これは意外とヒットかも。

2011年もビンテージも飲みましたが、最終的には単調な印象になってました。
このワインも、飲み終わりが、評価の分かれ目でしょうか。

今日の晩御飯は、レトルトのチキンマサラカレー。
レトルトっぽさを緩和するために、プチトマトを加えています。

カレーだけだと、ややワインが浮きますが、トマトが混ざると、相性がとても良くなりますね。

ワインをカレーに合わせるには、トマトを加えるってのは良いアイデアかも。
酸味がワインとのつなぎになります。

ただ、あまりトマトを入れすぎると、酸味ばかりで後味が酸っぱい感じになるので要注意。

食事が終わって、ピーナッツチョコレートに合わせると、ワインが爽やかに包み込む感じで、よく合います。

ワインが水のようになって、すーっと入るので、気をつけないといけませんね。
グビグビ飲んでしまいます。

チョコとナッツのブレンドが、いいバランスでワインに合うんですね。
本格的な味と香りの強いチョコレートだと、ワインが負けそうですが。

ワインだけになっても、それほど単調な印象は受けません。
バランスのいい感じが最後まで続きます。

香りはあまり変化が無く、やや重い印象は出てきますが、全然問題ありません。
心地良いフルーツ感があって、ワンコインのワインでは良い方だと思います。

■関連リンク(ローソンのワイン)

2013/02/11

ジェイコブス・クリーク クールハーベスト シラーズ ロゼ 2011

ジェイコブス・クリーク クールハーベスト シラーズ ロゼ 2011
ジェイコブス・クリーク クールハーベスト シラーズ ロゼ 2011
JACOB'S CREEK COOL HARVEST SHIRAZ ROSE 2011

オーストラリア:地理的表示無し
アルコール度:11.1%
ブドウ品種:シラーズ

イオンで、1280円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:鮮やかな、赤味の強い、マゼンタ色のロゼ
濃淡:ロゼとしては濃い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:赤い果実、グリーン系のスパイス、フルーツシロップ、フローラル
香りの印象:第1アロマが強い、開いている

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘さ
酸味:フレッシュ、爽やか
バランス:軽めで心地良い
タンニン分:かすかに感じられる
アルコール度:やや弱い
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(スパイシー)

【評価】
ライトでフレッシュ。カジュアルに楽しむ。

【供出温度】
7度以下

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
見た目はギラギラした感じがあって、香りもしっかりとスパイシーなのですが、飲みくちはとてもあっさりとしてカジュアルな味わい。

残糖が多めで、中辛口くらいでしょうか。
フルーツ感もフレッシュで、とても飲みやすいタイプですね。
ワインだけで、どんどん無くなりそう。

このワイン、クール・ハーベストという夜収穫されたブドウから出来ているというワインですが、味わいもクールな印象があって、好印象です。

ピリッとした炭酸を含んでるような印象もあって、口に残るフレーヴァーも強めなので、食事に合わせるのがちょっとむずかしいかも。
特に和食には合いにくそうです。

アセロラジュースみたいな感じというか、後味にちょっと苦味が残って、チンザノ・ロッソっぽくもあります。

このワイン、口当たりがいいので、グイグイ飲んじゃって、ヤバイですね。

華やかな感じだし、リゾートのイメージがあります。
真夏にキンキンに冷やして飲むと最高って感じ。

今日の晩御飯は、和風のとりのつくね。
タレは、大根おろしベースで、さらにわさびもつけて食べると、これはまったく合いません。

やはり、華やかさのある香りが、和食との相性を悪くしてるみたい。

キムチに合わせると、ワインが影も形も無くなって、玉砕。
ワインの天敵、納豆に合わせてみると、雑巾臭い感じが、ブワッと広がります。
まあ、そんなものに合わせてはいけませんね。
ワインがかわいそうです、すみません。

スナックとかナッツとかにもは良く合って、これはパーティワインですね。
みんなで、わいわい飲む時には良さそう。

ワインだけでもグイグイいけるし、唐揚げとか、ポテトフライとか、オードブルにもよく合いそうです。

大事な人と、二人でディナーで飲む、というようなシーンではなく、アウトドアに持っていくとか、旅行先で飲むとか、昼間テラスで飲む、なんてシーンに良いのではないでしょうか。

好みは分かれるかもしれませんが、ジェイコブス・クリークらしい、しっかりした品質感があります。
良いワインだと思いますね、オススメです。

■関連リンク

ジェイコブス・クリーク クールハーベスト ピノ・グリージョ 2013

ジェイコブス・クリーク クールハーベスト ソーヴィニヨン・ブラン 2011

■ボトルについていたPOPの内容

夜摘みされた冷たくフレッシュなブドウから生まれた、切れの良い酸が心地よい味わいのオーストラリアワイン。
最も冷たく、フレッシュな状態となる夜中に収穫されたブドウには、ナチュラルで切れの良い、果実のフレーヴァーを感じます。

2013/02/10

ヴィーニャ・ヴィジャール クリアンサ 2008 (ブラインドテイスティング:当てる)

ヴィーニャ・ヴィジャール クリアンサ 2008
(1)ピノ・ノワール(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1280
(2)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック(仏:ボルドー地方:AOCボルドー・シュペリュール:09)\1280
(3)ティンタ・デ・トロ(スペイン:カスティーリャ・イ・レオン州:DOトロ:11)\1190
(4)ガルナッチャ・ティントレラ65%、シラー35%(スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:DOアルマンサ:09)\1040
(5)テンプラニーリョ100%(スペイン:バレンシア州:DOバレンシア:08)\798

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:中庸なルージュの、濃いルビー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:落ち着いた色調、透明感がある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:グリーン香、フローラル、赤い果実、血液、なめし革、動物香
香りの印象:やや閉じ気味?落ち着いた印象

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):セック
酸味:フレッシュ、爽やか
バランス:ライト、心地良い、流れるような
タンニン分:サラサラした、弱め
アルコール度:弱め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)

【評価】
ライトでフレッシュ、カジュアルな印象

【供出温度】
11-14度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
深い透明感があり、やや落ち着いた色調。
熟成感があるわけではない。
2008年、2009年あたりが候補。

香りは、鉄サビのような血液のような印象がある。
たぶん、スペインの3本のひとつ。
候補は、ガルナッチャよりはテンプラニーリョ。

味わいは軽く、スッキリ、爽やか。
余韻も、すっと消えて、やや安めの印象。
ドライでフルーツ感は抑えめなので、やはりガルナッチャよりはテンプラニーリョ。

ティンタ・デ・トロもテンプラニーリョだが、DOトロの方が、濃いワインの印象なので、ここはバレンシアか。

ファイナルアンサーで、テンプラニーリョ
で、ピンポン

生産年と価格で当てた感じですね。

【総評】
ヴィーニャ・ヴィジャール クリアンサ 2008
Vina Villar Crianza 2008

スペイン:バレンシア州:DOバレンシア
アルコール度:13%
ブドウ品種:テンプラニーリョ100%

オーケーストアで、798円で購入。

スッキリと軽めの味わいですが、サビっぽいというか、なめし革っぽいというか、ちょっと引っかかるような収斂性を持っていて、それが個性になっています。

ライトでドライで、サバサバした、割り切りの良い味わい。
個人的には好きなタイプですが、ちょっと素っ気ない印象なので、人によってはダメかもしれません。

今日の晩御飯は、チキンソテーのホワイトソースがけ
ホワイトソースなので、イマイチ合わないかと思いましたが、このワインは問題なく合いました。

軽くて、クセのない味わいだからでしょうか。

カミさんに価格感を聞いたら、1680円と高評価。
軽いので安いかと思ったけど、バランスがいいので、品質が良くて軽く感じるタイプかと思った、とのこと。

ワインだけになっても、美味しく飲めますね。

飲みくちが素直で、クールでひんやりした感じあって、余韻もいいですね。
後味にやや収斂性がありますが、それほど気になりません。

おつまみで、ミックスナッツに合わせても大丈夫。
気軽に、カジュアルに飲めるのがポイントですね。

それにしてもこのワイン、軽めに感じるのですが、アルコール度は13%あるので、グビグビ飲むのは危険ですね。
コストパフォーマンスも高く、美味しいワインではないでしょうか。

■裏ラベルより
地中海沿岸のリゾート地として名高いバレンシアで収穫された良質な100%テンプラニーリョで造られ、豊かな香り・複雑な味わい・深いルビー色が特色です。12ヶ月以上の樽熟成がもたらす絶妙なバランス、フルボディの力強さ、スパイシーな味わいが楽しめます。
ワインのタイプ:渋みは控えめで、果実味が豊かな爽やかな飲み口の赤

2013/02/09

メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2008 (ブラインドテイスティング:当てる)

メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2008
(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ:08)\1780
(2)ピノ・ノワール(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1280
(3)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック(仏:ボルドー地方:AOCボルドー・シュペリュール:09)\1280
(4)ティンタ・デ・トロ(スペイン:カスティーリャ・イ・レオン州:DOトロ:11)\1190
(5)ガルナッチャ・ティントレラ65%、シラー35%(スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:DOアルマンサ:09)\1040

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ややオレンジがかった、落ち着いたルビー
濃淡:やや淡い
ディスク:厚め
粘性:強め
泡立ち:スティル
外観の印象:落ち着いた色調、透明感がある

【香り】
豊かさ:最初はしっかり感じられるが、だんだん弱くなる
特徴:スミレ、赤身の肉、動物香、ミネラル、黒い果実、プルーン
香りの印象:やや控えめで、華やか

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):上品な甘み
酸味:やさしく、爽やか
バランス:心地良い、流れるような
タンニン分:緻密でサラサラした
アルコール度:やや強め
余韻:長め

【フレーヴァー】
フルーティ(上質でチャーミング)

【評価】
軽めでクールな飲みくち、上質感がある

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
底がしっかり見えるくらいの透明感で、ピノ・ノワールが候補。

香りは華やかさのあるフローラルな印象。
やや硫黄の印象が強く、ミネラル感がある。

飲みくちは軽めながら、スッキリとクールな印象で、ブルゴーニュの上質感を持っている。
ただ、たまにボルドーのメルローが近い時があるので要注意。

さらにスペインも伏兵としては要注意。

ただ、素直に考えると、これはブルゴーニュのピノ・ノワール。

ファイナルアンサーで、ブルゴーニュのピノ・ノワール
で、ピンポン

【総評】
メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2008
MAISON ROCHE DE BELLENE BOURGOGNE HAUTES-COTES DE NUITS VIEILLES VIGNES 2008

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

リカーランドトップで、1780円で購入。

軽めですが、飲み口がクールで、好印象のブルゴーニュです。
ブルゴーニュは、気難しいタイプも多いですが、これは素直でスッキリとしたタイプ。

ただ、飲みくちはとてもいいのですが、香りがちょっと弱めですね。
これから開いてくるかもしれないので、期待しましょう。

AOCブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイは、AOCブルゴーニュより少し地域が限定されているので、ちょっと高めです。

コート・ド・ニュイはブルゴーニュでもやや北の方、ジュヴレ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネがある地域ですね。

クールでスッキリした印象が、ちょっと寒い地域を連想させます。

飲む進むと、あれ? ちょっと嫌な香りが出て来ました。
何だろう? 傷んだ果実が混ざっているような感じ?
ブショネまではいかないと思いますが、ちょっと気になります。

今日の晩御飯はサーモンフライ。
さすがに合わないだろうと思ったら、意外と合いました。

昨日の残りのカレーがあったので合わせてみると、ワインが負けてしまってこれはダメです。

おつまみのハモンセラーノに合わせると、塩気が強くなってダメ。
アーモンドも、ワインが負けてしまってダメ。
ピスタチオはワインの渋みが強くなってダメ。
カシューナッツは馴染まない。
ビーフジャーキーは味が強すぎて合わない。

このワイン、食事に合わせにくいタイプ?
軽めの赤身の牛肉とかだといいんでしょうかね?

カミさんに価格感を聞いたら、1680円で、まあほぼ正解。
カミさん好みのタイプで、美味しいと好評でした。

今回合わせた食事は、ほぼすべてダメで、ワインだけの方が美味しく飲めましたね。

最初に感じた、ちょっと傷んだような印象は、時間とともに解決しましたが、香りはそれほど強くはなってこないみたい。

次の日に飲んだら、飲みくちはちょっと酸っぱくなってましたが、香りの華やかさは増してました。

1000円台で、AOCブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイが飲めるってのは、とても貴重なワインではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

【全国送料無料】 ドメーヌ・ド・ベレーヌ ヴォルネイ [2008]750ml

※サイトより引用
ドメーヌ・ド・ベレーヌ&ロッシュ・ド・ベレーヌ
ニコラ・ポテル氏がMaison Nicolas POTELから独立し、Maison Roche de Bellene,Domaine de Belleneを新たに立ち上げ、今回特別に彼自らが選び抜いたCollection BELLENUM(コレクション・ベレナム)のワインが入荷してきました。
このCollection BELLENUM(コレクション・ベレナム)は、知りうる限りのドメーヌとコンタクトを取り、状態が良い事は当然として自らのワイン哲学と同じ、つまり「テロワールをきちんと反映したエレガントさ、フィネスが感じられる自然な味わいを持つワイン」を基準に試飲を重ね、納得できる味わいのワインのみを厳選してリリースしております。
昨年ニコラ・ポテル氏が当店に来てくれた時には何も言っていなかったのですが、その後に自ら設立した「ニコラ・ポテル」より急に脱退してしまいました。
理由ははっきりと分からないのですが、現在ニコラ・ポテル社の親会社であるコタン・フレール社の経営方針と生粋のヴィニュロンで芸術家気質のニコラとでは意見の食い違いが多々あったのではないのかと思いました。 そして彼は「ニコラ・ポテル」という商標はコタン・フレール社に権利があり、何とニコラ・ポテル自身が自分の名前を使えず、別の名称で始めなければならない事になりました。
そのような事からニコラ・ポテルは新たに自身のドメーヌとネゴシアン部門を立ち上げました。

インデシオ・ソアーヴェ NV (ブラインドテイスティング:当てる)

インデシオ・ソアーヴェ NV
(1)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:DOCGガヴィ:11)\2040
(2)トロンテス100%(アルゼンチン:サンファン州:11)\1260
(3)ガルガーネガ、トレッビアーノ(伊:ヴェネト州:DOCソアヴェ:NV)\850
(4)シャルドネ(豪:南オーストラリア州:11)\788

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
ディスク:厚い
粘性:強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、金属的な輝きがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ミネラル、酵母、スモーキー、白い果肉の果実、ペトロール香
香りの印象:鉱物的な印象がつよめ

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:豊か、強め
バランス:まろやか、ふくよか
苦味:爽やかさを与える
アルコール:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)

【評価】
ボリューム感があり、強いが、カジュアルな印象。

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
淡い色付きからは、イタリアの2本が候補。

香りはミネラル感が強く、ちょっと石油香もある。
温度低めなので、香りがいまいち、立ってこない。
しっかりしているので、ガヴィあたりが候補。

アタックは最初弱めだったが、アルコール度は強く、しっかりしたボディを持っている。
ドライな印象でアルコールがやや浮き気味。
少なくともトロンテスではなく、シャルドネも違いそう。

独特なクセのある香りがあるが、ソアヴェかガヴィかの決定的なポイントは分からない。

価格的には、2000円するとちょっと残念、850円だったらお得って感じ。

時間とともに、香りが変わってきたが、ちょっと生っぽいイマイチな印象。
これはソアヴェの方か。

ファイナルアンサーで、ガルガーネガ、トレッビアーノ
で、ピンポン

しっかりした印象のソアヴェです。

【総評】
インデシオ・ソアーヴェ NV
INDESIO SOAVE NV

伊:ヴェネト州:DOCソアヴェ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ガルガーネガ、トレッビアーノ

リカーランドトップで、850円で購入。

価格の割に力強さを感じる、ギラギラとした輝きを持っていて、ちょっと期待感がふくらみます。

香りは、プティ・シャブリをイメージさせる、ミネラルと酵母の印象。
でも独特のスモーキーさがあります。
ソアヴェで、こんなにスモーキーな印象は初めてかも。

飲みくちは、ややトロ味があって、口あたりはいい感じ。

スレンダーな印象で、ボリューム感はありませんが、コクというか、旨味を感じます。
ワインだけで、おつまみと一緒に飲んでるかのような、まとまりがあります。

スッキリ爽やかなタイプではなくて、ジワッと旨味を感じるタイプですね。
澱とワインと触れさせて旨味を引き出す、シュール・リーのような印象でしょうか。

なかなか美味しいですね。
これは期待以上です。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円。
しっかりした印象の味わいなので、やや高めの評価ですね。

今日の晩御飯は、サーモンフライ。
合わせてみると、問題なく合いました。

おつまみのナッツにもよく合います。

ワインだけでも美味しく飲めるタイプですが、食事との相性も良さそうですね。
味わいにコクのあるタイプなので、魚介のグリルから、クリーム系とか、チキンくらいまで合いそうです。

グローバル品種と違って、全面に出てこない感じというか、控えめな感じがあって、日本人好みかもしれません。
裏でしっかり支えてくれるような感じですね。

このワイン、コストパフォーマンスも良くて、オススメです。

2013/02/08

フランジア ペットボトル 白 NV

フランジア ペットボトル 白 NV
フランジア ペットボトル 白 NV
FRANZIA CALIFORNIA WHITE NV

アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:不明

セブンイレブンで、500円で購入

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや薄い
粘性:弱い
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きの弱い

【香り】
豊かさ:弱い
特徴:チューインガム、グリーン系スパイス、ムスク、やや体臭系、柑橘系
香りの印象:人工的、ちょっと臭い

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):添加された砂糖のような甘み
酸味:弱め、締りがない
バランス:ギクシャクしたバランスの悪さがある
苦味:弱い
アルコール:弱めだが、浮いて尖った感じ
余韻:短い

【フレーヴァー】
アルコール感が強い

【評価】
トゲトゲしい、バランスの悪さある

【供出温度】
7度以下

【グラス】
小ぶり

【総評】
あまり期待せずに買ったフランジアペットですが、想像以上に良くないですね。

体臭系のムッと鼻を突く香り、頼りないダレた飲みくち、トゲトゲしい浮いたアルコール、舌にワックスのように残るえぐ味。

ちょっと温度が高めだったことも原因かも。
冷蔵庫でしっかり冷やしてみます。

今日の晩御飯はコンビニの、エビのトマトクリームパスタ。

合わせてみると、何か馴染まない。
料理がワインの欠点をカバーしてくれるのを期待してましたが、まったくダメですね。

このワイン、何というか、幸せ感が無いんですよね。

しっかり冷やして飲めば、欠点はちょっと気にならなくなりますが、水っぽくなります。
しかも、ワインだけだと、美味しくない。
フルーツ感も希薄なので、これは冷やしても美味しくないかも。

欠点が多すぎて、冷やすと、一部の欠点は隠れるけど、新しい欠点が顔を出すみたいな感じ?

かなり不味いワインでも大丈夫な私ですが、このワインは苦手ですね。
といいながら、ほぼ1本飲んでしまいましたが。

あれこれ文句ばかり言ってしまいましたが、傷んでるとか、欠陥がある、というわけではありません。

こればっかりは好みの問題なので、個人的な感想ってことで。

■楽天ショップへのリンク

フランジア 白750ml ペット【カリフォルニアワイン】

※サイトより引用
フレッシュで爽やかな酸味とほのかな甘さが特長の白ワインです。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2013/02/06

プティ・モンテリア ブラン NV 300ml

プティ・モンテリア ブラン NV 300ml
プティ・モンテリア ブラン NV 300ml
Petit Monteria Blanc NV 300ml

日本:輸入ワイン使用
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、ペドロヒメネス

セブンイレブンで、300ml入りアルミ缶、298円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
ディスク:薄い
粘性:弱め
泡立ち:スティル(ちいさな気泡がグラスの内側につく)
外観の印象:若い、色付きが弱い

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:ミネラル、硫黄、グレープフルーツ、フリンティ、ナッツ
香りの印象:やや閉じた印象、ミネラル感が強い

【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い
酸味:弱め、爽やか
バランス:全体的に軽くてスリム
苦味:穏やか
アルコール:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュ)

【評価】
ライトでシンプル、カジュアル

【供出温度】
7度以下

【グラス】
小ぶり

【総評】
300mlで298円という、絶妙な価格感のアルミ缶入りワイン。

カミさんに価格感を聞いたら、(フルボトルで)390円くらい?水っぽくて、ワイン風のカクテルみたい、という感想。

今日の晩御飯はグラタン。

このワイン、カジュアルな食事にはよく合いますね。
非常に軽いけど、嫌味のない素直な味わいなので、食事の邪魔をしません。

このワインのブドウ品種は、ソーヴィニヨン・ブランとペドロヒメネス。

ペドロヒメネスは、スペインでは、辛口から甘口まで幅広く使用されていますが、極甘口のシェリーの印象が強いですね。
黒蜜のような味わいで、銀座しぇりークラブでは、バニラアイスにペドロヒメネスのシェリーをかけたデザートが出てきます。
とても美味しい、大人のデザートって感じ。

飲んだ瞬間にソーヴィニヨン・ブランは分かるのですが、ペドロヒメネスの役目が良く分かりません。

グラスに注いでちょっと時間が経つと、独特な酸化したような香りがあって、それがペドロヒメネス?
微かに甘みを加えているのかな?

テイスティング用にグラスに注いで飲んでましたが、ボトルから直接飲むと、さらにチューハイっぽい印象です。
でも、すっきり爽やかな印象があって、悪くはありません。

酒飲みには量が微妙に少ないかな。
せめてハーフボトル(375ml)くらいは欲しいかも。
しっかり飲みたいのであれば、398円のフルボトルワインを選びますね。

平日、食事にワインがちょっと欲しい、ってときには良さそうです。

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モンデ酒造 プティ モンテリア モンテリー 自宅で1人、飲みきりサイズの缶入りワイン!もちろん仲間とパーティやバーベキューなどでも、ボトルほどは飲めない場合など便利!

※サイトより引用
モンデ酒造 プティ モンテリア モンテリー 自宅で1人、飲みきりサイズの缶入りワイン!もちろん仲間とパーティやバーベキューなどでも、ボトルほどは飲めない場合など便利!

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)

2013/02/05

スピネッリ マッサイア トレッビアーノ・ダブルッツォ 2011

スピネッリ マッサイア トレッビアーノ・ダブルッツォ 2011
スピネッリ マッサイア トレッビアーノ・ダブルッツォ 2011
SPINELLI MASSAIA TREBBIANO D'ABRUZZO 2011

イタリア:アブルッツォ州:DOCトレッビアーノ・ダブルッツォ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:トレッビアーノ・ダブルッツォ

セブンイレブンで、500円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡め
ディスク:薄め
粘性:弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きが弱い

【香り】
豊かさ:弱め
特徴:ミネラル、硫黄、柑橘系、ちょっと太陽の印象、オレンジ色の実の果実
香りの印象:控えめ、ミネラリィ

【味わい】
アタック:弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):軽め
酸味:爽やか、なめらか
バランス:ライトながらまろやか
苦味:穏やか
アルコール:やや弱め
余韻:やや短い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)

【評価】
フルーティでシンプル、カジュアルな味わい

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり

【総評】
見た目も香りも軽め、アルコール度も味わいも軽めですが、ちょっとふっくらとした味わいです。
ほんのりある甘みと、フルーティさが心地よくて、ワインだけで美味しく飲めるタイプですね。

今日の晩御飯は、コンビニのボンゴレパスタ。
合わせてみると、ワインのフルーツ感が強くて、ちょっとギャップがあります。

このワイン、とてもチャーミングなフルーツ感があって、キャピキャピの女の子みたいで、食事がちょっと落ち着かない感じですね。

でも食事を飲み込んでから、ワインを飲むと、フルーツ感が心地よくて、リフレッシュする印象です。

おつまにに、「かっぱえびせん」に合わせてみると、塩気とエビの香りに、意外とフィットします。
ちょっと食事っぽくなるというか、エビの香りが際立つ感じ。
坂角のえびせんべい「ゆかり」みたいな感じになりますね。

チョコボールも意外と問題なし。
スナック系にには、良く合いそうです。

このワイン、なかなかいいですね。
食事無しでも、余韻のフルーツ感が良くて飲み過ぎます。
平日に飲むときは注意が必要かも。

食事も、カジュアルな合わせ方なら特に問題無さそうです。
ワンコインワインでは、良い方ではないでしょうか。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)

2013/02/03

シャトー・レイノン 2009 (ブラインドテイスティング:当てる)

シャトー・レイノン 2009
(1)ソーヴィニヨン・ブラン88%、セミヨン12%(仏:ボルドー地方:AOCボルドー:09)\2680
(2)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:DOCGガヴィ:11)\2040
(3)トロンテス100%(アルゼンチン:サンファン州:11)\1260
(4)ガルガーネガ、トレッビアーノ(伊:ヴェネト州:DOCソアヴェ:NV)\850
(5)シャルドネ(豪:南オーストラリア州:11)\788

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
ディスク:厚め
粘性:強め
泡立ち:スティル
外観の印象:色付きが弱い、強めの輝きがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:青草香、石油香に近いミネラル、フリンティ、柑橘系
香りの印象:アロマティック

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):セック
酸味:シャープ、爽やか、強い
バランス:ドライで、強い
苦味:後味に強めに残る
アルコール:強い
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
ミネラリィ

【評価】
ボリューム感は無いが、強めのボディで、かなりドライ。

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
しっかり輝きがあって、色付きが弱い外観からは、高めのソーヴィニヨン・ブラン。

香りは、青臭香とミネラル、スモーキーな印象があって、ソーヴィニヨン・ブラン。

飲みくちは、しっかりとした強さを持っていて、アルコール度も高め。
柔らかな印象はなく、強さと辛さがある。
堂々とした印象は、ボルドーブランっぽい。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
で、ピンポン

ボルドーブランにしては、ソーヴィニヨン・ブランの特徴がしっかり出たタイプです。

【総評】
シャトー・レイノン 2009
CHATEAU REYNON 2009

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン88%、セミヨン12%

町田の蔵家さんで、2680円で購入。

強いワインですね。
しっかりしたボディで、ポリシーがあって、強い意思を感じるというか。

サービス精神はあまりなく、ウエルカムな印象はありません。
我が道を突っ走るって感じ。

ボルドーブランって、ソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマを感じないものが多く、ブラインドテイスティングでは、難しいジャンルですが、これはもソーヴィニヨン・ブランらしい特徴が強く出ています。

微かに甘い印象があるのが、セミヨンなのか、アルコールの影響なのかは分かりません。
冷やしすぎない方が、このワインの良さが出ますね。

今日の晩御飯は、恵方巻きと自家製のチキンナゲット。

恵方巻きは、さすがにフィットしませんが、でもそこそこ問題ありません。
香りがそれほど強くないからでしょうか。

チキンナゲットはまあまあ合いますね。
でも、ぴったりフィットって感じではありません。

おつまみの、ポテトチップスにもそこそこ問題なし。

カミさんに価格感を聞いたら、「この食事じゃよく分からないけど、780円くらい?」という答え。
確かに、ニューワールドっぽいソーヴィニヨン・ブランの印象なので、安めに感じるかもしれません。

素直で美味しいけど、2500円を超えるような感じではないかも。

ドゥニ・デュブルデュー教授の代表的なワイン、クロ・フロリデーヌに比べると、ボリューム感とか、仕上がり感がまったく違って、カジュアルでライトな印象ですね。

まあ、これはこれで美味しいのですが。

時間とともに美味しくなってきて、最後の1杯が一番美味しくなりました。
ポテンシャルは高いワインですね。
余韻が魅力的です。

しっかり美味しいワインですが、1680円くらいだったら、お買い得な感じ?

■関連リンク

クロ・フロリデーヌ・ブラン 2004

■楽天ショップへのリンク

シャトー・レイノン [2009] 【あす楽対応_関東】

※サイトより引用
ボルドーの辛口・白の中でも定評のある超人気ワイン、シャトー・レイノン・ソーヴィニョン・ブラン2009年も入荷!
クロ・フロリデーヌやドワジィ・デーヌを所有し、白ワインの世界で権威のあるデュブルデュー教授が所有する超お値打ちボルドー白です。
しっかりとした辛口タイプで、ソーヴィニョン・ブランのアロマが非常によく出ている、秀逸な白です。
超お手軽価格なので、日頃飲むのに最適です!!!

2013/02/02

ディ・マーヨ・ノランテ サンジョヴェーゼ 2010 (ブラインドテイスティング:外す)

ディ・マーヨ・ノランテ サンジョヴェーゼ 2010
(1)ピノ・ノワール(チリ:アコンカグア地方:DOカサブランカ・ヴァレー:11)\1280
(2)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック(仏:ボルドー地方:AOCボルドー・シュペリュール:09)\1280
(3)ティンタ・デ・トロ(スペイン:カスティーリャ・イ・レオン州:DOトロ:11)\1190
(4)サンジョヴェーゼ(伊:モリーゼ州:IGTテッレ・デリ・オスチ:10)\1080
(5)ガルナッチャ・ティントレラ65%、シラー35%(スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:DOアルマンサ:09)\1040

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:やや濁った
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
ディスク:やや厚め
粘性:強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、色付きが良い

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:すみれ、赤身の肉、茎っぽいグリーン香、ブラックベリー、やや水っぽい感じ
香りの印象:華やかさがあるが、やや控えめ

【味わい】
アタック:やさしい
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:なめらか、フレッシュ
バランス:心地良い、流れるような
タンニン分:やや強め、サラサラした
アルコール度:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮感のある)

【評価】
柔らかな口あたりと華やかな香り

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
若さがあるが、少し落ち着いた印象の外観。

香りはフローラルで華やかさがある。
カベルネ・ソーヴィニヨンのようなグリーン香もあって、ボルドーの印象。

飲みくちはなめらかで優しい。
上質なボルドーって感じ。

これだけボルドーっぽかったらやっぱりボルドー?

可能性としては、スペイン。

ティンタ・デ・トロはテンプラニーリョ。

疑ってみると、ボルドーにしては、やや動物香が強めかも。
ちょっと重い感じも気になる。

おっと、この優しい果実感はグルナッシュだな、きっと。

ファイナルアンサーで、ガルナッチャ・ティントレラ、シラー
で、ブー

なんと、サンジョヴェーゼ。

【総評】
ディ・マーヨ・ノランテ サンジョヴェーゼ 2010
DI MAJO NORANTE SANGIOVESE 2010

イタリア:モリーゼ州:IGTテッレ・デリ・オスチ
アルコール度:13%
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ

リカーランドトップで、1080円で購入。

これだけ濃いとさすがにサンジョヴェーゼは候補に入りませんね。

サンジョヴェーゼってちょっと紹興酒っぽいオリエンタルスパイスみたいな印象がありますが、これはボルドーっぽい、華やかな香り。
でもそれは最初だけで、すぐに地味な印象になります。
ボルドーっぽい香りが、添加されてるって感じ??

時間が経つと、だんだん地味な感じになってきますが、じわっと旨味があって、これはこれで美味しいですね。

厚化粧でキレイにみせてるけど、実は化粧を落としても、素朴で可愛い女性、みたいな感じでしょうか。

今日の晩御飯は、野菜のたっぷりはいったミートローフ。
お肉の部分にはよく合いますが、さすがに野菜には合いません。

おつまみの堅揚げポテトに合わせると、塩気と渋みが強くなって合いません。

合わせる食事はちょっと気を使いそうですね。

このワイン、時間とともにサンジョヴェーゼらしさが出て来ました。

最近は、ピノ・ノワールでもサンジョヴェーゼでも、とても濃いワインが増えてきましたね。
いままでの印象とまったく違う方向にいっている場合が多いので、ブラインドテイスティングではなかなか当てられません。

はたしてそういうワインが、ブドウ品種の個性を活かせているのか、って疑問はちょっとありますが。

カミさんに感想を聞いたら、あまり美味しくない、という評価。

グラスに入れて、ちょっと時間が経つと、酸味が立って、角がたった味わいになってきました。
これは、我が家的にはリピートしないタイプですね。

■関連リンク

ディ・マーヨ・ノランテ ファランギーナ 2010

■楽天ショップへのリンク

サンジョヴェーゼ・サン・ジョルジョ [2010]年 ディ・マーヨ・ノランテSangiovese San Giorgioモリーゼからサンジョヴェーゼ100%のワイン

※サイトより引用
ディ・マーヨ・ノランテは、州都でもあるカンポバッソ県で1800年代からブドウ栽培に従事している生産者です。1960年にラミッテロ地域で見事に復活し、以来モリーゼ州で最も重要な生産者として世界に知られています。
ディ・マーヨ・ノランテのワインは、バートン・アンダーソンの「ワインアトラス オブ イタリィ」やヒュージョンソンの「ワールドアトラスオブ ワイン」 ヴェロネッリの「ヴィニ ディ ヴネロッキソ」等「ヴィニディ イタリア」でも高い評価を得ています。(’99年2グラス)’98年からはエノロジのリッカルド・コタレッラの指導を受け上り調子の造り手です。リカルド・コタレッラが指導を始めた味わいが素晴らしい。
美しいルビー色すみれや野生のベリーの香り。素晴らしい濃縮された果実味、バランスのとれたタンニンがあり、トスカーナ以外では最も印象深いサンジョヴェーゼといえます。ガンベロ・ロッソ「アルマナッコ・ベレベーネ2002」でモリーゼのオスカー「ヴィニ・デ・イタリア」で '00年が2グラス '01が1グラスロバート・パーカー「アドボケイト」で '98 '97連続86点獲得。

バーデン・シュペートブルグンダー・ロゼ 2009

バーデン・シュペートブルグンダー・ロゼ 2009
バーデン・シュペートブルグンダー・ロゼ 2009
Baden Spatburgunder Rose 2009

ドイツ:バーデン地域:Q.b.A.
アルコール度:12%
ブドウ品種:シュペートブルグンダー

バレンタインのプレゼントでいただく。
※マイワインクラブで、2480円

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:サーモンピンクの、落ち着いた色調のロゼ
濃淡:ロゼとしては濃い
ディスク:厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:色付きがよく、少し熟成感がある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:キャンディ、赤い果実、シロップ、生っぽいヴェジェタル
香りの印象:弱い

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:なめらか、フレッシュ
バランス:やわらかいが、アルコールが強め
タンニン分:ロゼとしては強め
アルコール度:やや強い
余韻:短い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュ)

【評価】
ちょっとバランスが悪いが、飲みくちはフレッシュ

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
バーデン・シュペートブルグンダー・ロゼ 2009
ボトルがとても赤いので、濃いロゼかと思っていたら、ボトルに色がついていたんですね。
ワイン自体の色は落ち着いたサーモンピンクのロゼ。

香りは、やや生っぽい野菜香があって、あまり良くありません。
ちょっと生臭い感じ?

味わいは、最初のアタックはフルーティでほんのり甘いのですが、その後にアルコールが浮いてきて、辛さが強くなって、後味は良くありません。

辛いし、えぐ味も残る感じ。

ボトルは可愛いのですが、ワインはあまり可愛くありませんね。
もうちょっと甘みが強くても良さそうな感じで、辛さがちょっと気になります。

第一印象はいまいちかな。

ところが、冷蔵庫でしっかり冷やしてみると、フルーツ感がキュッと締まって美味しくなりました。

このワイン、しっかり冷やして飲むことが重要ですね。
ワインクーラーには入りませんけど。。

今日の晩御飯は、野菜がたっぷり入ったミートローフ。

このワイン、ほんのりした甘さと、適度な辛さが、料理によく合います。
肉だけでも合うし、野菜にもよく合いますね。

つけあわせの、温野菜のサラダにも良く合いました。
あたためた野菜って甘みがありますが、ワインの甘みが、ほどよく合います。

ピザとかグラタンとか、ソーセージとかにもよく合いそう。

このワイン、2480円なんですが、味わいだけで考えると1200円くらい?
プレゼント用のワインとしては、魅力的ですが、自分で買って飲むワインではないですね。

2480円って、ギガルのタヴェルとか、プロヴァンスのロゼとか、ブルゴーニュのロゼも買える価格帯ですからね~。
自己買いにはオススメしません。(まあ、当たり前ですが)

食事が終わって、堅揚げポテトに合わせても、問題なく合います。
というか、スナックにちょうどいい感じ。

やはり、プレゼントで贈って、パーティで飲む、ワインですね。
そういう点では、活躍しそうなタイプです。

ただ、冷やした方が絶対美味しいですね。
ボトルを室内に置いておくと、温まって美味しくなくなるので、都度冷蔵庫から出して飲むとか、そのへんの工夫が必要。
大事なことなので2度言いました。

見た目インパクトあるし、ワイワイ飲むにはちょうどいいタイプだし、プレゼントには最適なのではないでしょうか。

■関連リンク

田崎真也 お酒とチョコのマリアージュ ワインと愉しむ ベルギーチョコレート
世界で活躍するソムリエの田崎真也さんが選んだワインにピッタリのベルギーチョコレート。
ワイン好きな人への贈り物にはピッタリですね。

バレンタインは、おうちでチョコ&ワインパーティ
今年のバレンタインは、チョコとワインで、ホームパーティ?

ミニミニワインアンケート:バレンタイン、ホワイトデーに贈るワインの予算は?
バレンタインにワインを贈る女性よりも、ホワイトデーにワインを贈る男性の方が多くて、しかも価格は3倍になる?

ミニミニワインアンケート:バレンタインに贈りたい(欲しい)ワインは?
定番バレンタインワインの中では、やはりカロン・セギュールが1位。

ミニミニワインアンケート:今年のバレンタイン、欲しいのは何?
バレンタインでワインを贈る人って少数派なんでしょうね。

ミニミニワインアンケート:バレンタインにワインを贈った(もらった)ことある?
少数派でもワインを贈る人はそこそこいるみたい。

もらって嬉しいバレンタインワイン(平成24年)
ハートラベルのカロン・セギュールのセカンド、オススメですが、ラベルはハートではありません。

バレンタインワイン 今年贈るなら?(平成23年)
ボトルに金色の文字で「好き!」と掘り込んであるワイン、勇気にある方はどうぞ。

バレンタインに贈るワインの定番は?
シャトー・カロン・セギュールがやはりダントツで定番でしょうか。
ちょっと高いですけどね。

■楽天ショップへのリンク

【送料無料】バーデン・シュペートブルグンダー・ロゼ3本セット[ドイツ][ロゼ:中辛口]

ハートボトルの中は「甘く香る春風や宝石」と讃えられるドイツワインです。
ドイツワインは素晴らしい香りと、さわやかな酸味があり、フルーティで芳しいのが特長です。
よく冷えた一杯のドイツワインは、気持ちのよい風に似て、さわやかな開放感をいっぱいに運んできてくれます。
また飲み終わった後のボトルは、お部屋のインテリアや花瓶としてもお使い頂けます。
大切な日に、大切な人への贈りものにもぜひどうぞ。
≪ギフトにおすすめ!≫
白桃、マスカット、草木やドライフラワーの香り。
やさしい果実の甘味と酸味で、後口にフルーティーさとクリーミーさが残ります。
なめらかな味わいで、甘味のキレは爽やか。

2013/02/01

コセチャ タラパカ シャルドネ NV

コセチャ タラパカ シャルドネ NV
コセチャ タラパカ シャルドネ NV
COSECHA TARAPACA CHARDONNAY NV

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、500円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
ディスク:やや厚め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、艶のある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ミネラル、フリンティ、ミント、柑橘系、爽やかなハーブ
香りの印象:若々しい、ミネラリィ

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:フレッシュ、爽やか
バランス:アルコールがやや浮き気味、爽やか
苦味:コクを与える
アルコール:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)

【評価】
フレッシュでカジュアル

【供出温度】
7度以下

【グラス】
小ぶり

【総評】
見た目は、艶っぽくて、しっかりした印象。
香りはミネラル感が強く、そこにミントのような爽やかさがあって、良く出来た南仏のシャルドネって印象です。

味わいは心地良いフルーツ感が先に来て、そのあとややアルコールが強く出てきて、辛さを感じます。
後味は、ややえぐ味が残る感じ。

第一印象はとても良かったのですが、飲み進むと、アラが目立ってきました。
後味は、アルコールの辛さと、苦味、えぐ味が残る感じ。

カミさんに感想を聞いたら、「ちょっと甘いけど、わりと美味しい。でも後味がイマイチ。498円くらい。」という評価。

今日の晩御飯は、イカの揚げものと、自家製のシャーピン(ニラ饅頭)。
合わせてみると、後味に苦味があるせいか、ちょっとビールっぽい感じで、どちらもよく合います。

脂っぽさもさっぱりしてくれるし、食べ物と一緒の方が、ワインのアラが気になりませんね。

イカの揚げ物は醤油ベースの味付けがしてあるのですが、合わせるとちょっと焼酎っぽい感じで意外と問題ありません。

気兼ねなく、いろいろな料理にあわせやすいタイプですね。

でも、食事が終わって、ワインだけになると、やっぱり後味が苦いんですよね。
何か食べ物が無いと、飲みにくいタイプです。

まあ、第一印象がとても良かったので、あれこれ期待してしまいますが、よく考えるとワインコインなんですよね、
価格を考えると、十分な品質だと思います。

■関連リンク

コセチャ・タラパカ カベルネ・ソーヴィニヨン

■楽天ショップへのリンク

【ワイン500円均一】コセチャ タラパカ シャルドネ NV [白] 750ml

※サイトより引用
これが500円とは信じられない!!
シャルドネ100%でこの価格!
スペイン語で「収穫」という意味をもつ「コセチャ」。
パイナップルやバナナ、桃の新鮮な果実の甘みと酸味が心地よく広がります。
バランス良い味わいで、ほのかに塩味が感じられる為、飲み飽きしないワインです。余韻も長く、こんな低価格とは誰も思えない味わいです。
ステンレスタンクで仕上げている為、樽をかけた『グラン・タラパカ』とは、またスタイルが違いますが、バナナや桃のような華やかな果実の香りと、クリアなボリュームが魅力的な、飲み応えある1本。
【タラパカ】
タラパカ社は1874年にチリ・マイポヴァレーに設立されて以来130年以上、伝統を受け継ぎながらも現代的でエレガントな質の高いワインを造り続けています。歴史、クオリティ、技術、名実ともにニューワールド、チリを代表するワイナリーです。
地中海性気候に属し、温暖な気候・降水量が極めて少ない乾燥した長い夏・豊富な日照量・太平洋とアンデス山脈から吹く冷涼な風による昼夜の気温差が非常に大きく、酸と糖分のバランスの良い、良質なブドウが栽培される。

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