2010/08/31

アベス・デル・スール カベルネ・ソーヴィニヨン 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・ノワール、ドルンフェルダー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1300
(2)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー:09)\598
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(アルゼンチン:メンドーサ州:09)価格不明
(5)マルベック(アルゼンチン:メンドーサ州:09)価格不明

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

アベス・デル・スール カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
【外観】
若い色合いの、濃いガーネット。
深い透明感があるが、底がギリギリ見えないくらい。
フチは若さを感じるバイオレットだが、2年前くらいの印象。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
ジャムのような凝縮感のある果実香。
焦げ臭。
スモーク香。
グラスを回すと、フレッシュな果実の印象と、赤身の肉のような動物香。
ケミカルな印象もある。
グリーン香も少し。
厚みのある香りだが、やや粗野な印象。

【味わい】
少し残糖を感じるセック。
フルーティな口当たり。
酸味が強く、フレッシュ感もある。
ミディアムからフルボディ。
アルコール度は高め。
酸味はしっかりしていて味の基本になっている。
タンニンもやや強めながら、柔らかい。
バランスよくまとまっていて、しっかりした印象ながら飲みやすい。
余韻は少し続く。

【判定】
濃い外観からは、ピノ・ノワール以外が候補。

香りはフルーツ感と焦げ臭。
グリーン香も入って、ニューワールドのカベルネ・ソーヴィニヨンって感じ。

ただ味わいは、伝統産地のシラー?
甘い印象があるが、シラーっぽい、上品な甘み。
香りもあらためて嗅ぐと、スパイシーさが特徴的。

実は、アルゼンチンのカベルネ・ソーヴィニヨンとマルベックはすでに飲んだことがあって、新酒のようなテイストだったので、この2本は外れる。

チリのカベルネ・ソーヴィニヨンか、ヴァン・ド・ペイのグルナッシュ、シラーか。

で、改めて香りを嗅いで飲み直してみると、やっぱりカベルネ・ソーヴィニヨン独特なグリーン香があって、飲み口もニューワールドらしい、残糖を残したタイプ、と思われる。

ファイナルアンサーで、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

このワイン、なかなか美味しいですね。

【総評】
アベス・デル・スール カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
aves del sur CABERNET SAUVIGNON 2009

チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、598円で購入。

コストパフォーマンスの高い、チリワインです。

フルーティで飲みやすいタイプなのですが、軽くないというか、バランスがいいというか。

今日の晩ご飯は鶏の煮物だったのですが、結構合いました。
ちょっと醤油の感じに合いますね。

甘辛のタレをつけた手羽先のから揚げなんて、良く合いそうな感じ。

和食に良く合いそうなテイストです。

なんだか、ふんわりとした穏やかさがあるんですよね。
それでいて、安っぽさをあまり感じない。

微妙に地味な味わいですが、良く言えば、ちょっと自然派ワインをイメージさせます。

洗練されているタイプではないけど、素直で信用できる、って感じ?

500円台ではお買い得ワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

デル・スール・カベルネ・ソーヴィニヨン[2009] 税込 500 円 送料別

※サイトより引用
『旨安』を代表する国、チリで、1825年創業と、すでに長い歴史を持つ、ヴィカール社が、その歴史と誇りをかけて、世に送り出したのが、このD.O.マウレ・ヴァレーのシリーズです。
各品種の個性に溢れる果実味とバランス、適度なボリューム感、想像以上のコストパフォーマンスは、試飲に立ち会ったスタッフ誰もが、早速販売準備に取り掛かるほど、あまりのお値打ちにただただ感心…(驚)
飲食店さんも、毎日飲みたいワイン好きも、1本500円でこんなのが飲めちゃったら、価値観変わって、私達の商売もあがったりです(汗)
ブラックベリーやカシスなどの深みを感じる香りに、滑らかなタンニンは、リッチで丸い果実味に溶け込んでいて、カベルネ好きも大満足の1本♪

2010/08/29

リンデマン・カワラ セミヨン シャルドネ 2009(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\1650
(2)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC:07)\1575
(3)ゲヴュルツトラミネール(チリ:アコンカグア:カサブランカ・ヴァレー:09)\1250
(4)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエI.G.T.:09)\980
(5)セミヨン、シャルドネ(豪:ニュー・サウス・ウェールズ州:09)\860

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

リンデマン・カワラ セミヨン シャルドネ 2009
【外観】
グリーンがかった、輝きのあるレモンイエロー。
色味はグリーンっぽさが強く、輝きが強い。
グラスの内側に小さな気泡が多く付着する。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
柑橘系。
蜜。
クリーム。
香りはそれほど強く無いが、厚みがあり、華やかで複雑。
グラスを回すとヴァニラの香り。
ハーブ香やフローラルの印象も混ざる。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
酸味はやや収斂性のあるタイプ。
アタックは柔らかいが、そのあと収斂性を感じる酸が立ってくる。
アフターはキレイに消えて、心地良い余韻が残る。
ボディは中肉中背。
それほど強くない。
品の良いバランスでまとまっている。

【判定】
輝きの強さは、やや高めの印象。
ボルドーかブルゴーニュっぽいが、かなりグリーンなので、ソーヴィニヨン・ブランの印象。

香りはそれほど強くないがしっかりしている。
ヴァニラとグリーン系のハーブの印象はボルドーっぽい。

味わいは、とても品よくまとまっている。
やはり伝統産地の印象。

ただ、ゲヴュルツトラミネール以外はすべて候補。

まず、品種の確認。
かすかに香る青草香はやはりソーヴィニヨン・ブラン。

価格の印象も1500円を超えている感じ。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

ひぇ~、オーストラリアのシャルドネ・・・

【総評】
リンデマン・カワラ セミヨン シャルドネ 2009
LINDEMANS CAWARRA SEMILLON CHARDONNAY 2009

豪:ニュー・サウス・ウェールズ州
アルコール度:12%
ブドウ品種:セミヨン、シャルドネ

リカーランドトップで、860円で購入。

久々に大外し。
品種も産地も、間違えました、とほほ。

ネタバレしてみれば確かにシャルドネですね。

樽熟成の印象で、撹乱された感じでしょうか。
しかも、香りの印象も味の印象も800円台とは思えない完成度。(以上言い訳)

でも確かに、ジェイコブス・クリークのシャルドネにも近い感じがありますね。
バターリィなニューワールドのシャルドネです。

ちなみにカミさんに価格を聞いたら、780円。
あれ~、やっぱりそんなもの?

いやはやブラインドテイスティングって怖いですね。

これ、ワインエキスパートの二次試験前だったら、愕然としてるでしょうね~。

それにしてもこのワイン、なかなかのコストパフォーマンスです。

今日の晩ご飯はチキンソテーだったのですが、よく合いました。

カミさんは、「ちょっと軽いね。全然酔わない。」って評価ですが、嫌味がなくて飲みやすくて、スイスイ進みます。

ワインとしての品を感じるというか。

このワインオススメですね。

■楽天ショップへのリンク

リンデマン カワラ セミヨン・シャルドネ 2009 990円 (税込) 送料別

※サイトより引用
1843年、イギリスからの移民で元軍医のヘンリー・リンデマンにより創業。1858年には早くもイギリスへの初輸出を果たし、国内はもとより海外でも高い評価を受けるようになりました。その輸出量はオースラリアのトップに位置し、「世界のリンデマン」と讃えられています。また、ワインメーカーのグレッグ・クレイフィールド氏は、オーストラリア全土でたった3人しかいない「インターナショナル・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」受賞者のひとりで、伝統の技と近代技術を融合させながら、見事なワインを生み出しています。
オーストラリアワインのパイオニア、リンデマンの原点とも言えるワイン。オーストラリアの太陽の恵みをたっぷり浴びて育った葡萄ならではの、モモやメロンを思わせるフルーティな香りが口いっぱいに広がります。優しい口当たりの白ワインです。
ちなみにCAWARRA「カワラ」とは・・
創業者のドクター・リンデマンが最初に葡萄園を開拓した土地の名前なんです!先住民アボリジニの言葉で、その意味は何と偶然にも日本の「河原」と同じ!何だか親しみのもてるワインですよね~

ミニミニワインアンケート:ワインの資格をとったらどうなった?

 
今回はワインの有資格者限定。
頑張ってワインの資格を取ったのはいいけど、その後どう?って質問です。

【質問】

ワインの資格取ったらどうなった?

【回答】

■■ 感心された 2 (33%)
■■ 不思議がられた 2 (33%)
□■ 人生変わった 1 (16%)
□■ 何も変わらない 1 (16%)

回答数は少なかったのですが、みごとに「人それぞれ」って答えですね。

飲み会とかで、「お酒は何飲むんですか~」って聞かれたときに、「ワイン」って答えると、ちょっと微妙な雰囲気になりますよね。

でも、実は資格を持っていて、って続けると、ちょっと興味をもって聞いてくれます。

ただのワイン好きだとちょっと面倒な印象を与えてしまいますが、資格を持っていると、素直にワインの話が出来ますね。

そういう点では資格をとって良かったかなと思います。

しかしこのワインの資格を、飲食業や販売店以外の素人にも広げたところが、ソムリエ協会の戦略のうまさですね。

資格を取るために、2年間くらいほとんどワインしか飲まなかったら、他のお酒を飲む比率がグッと減ってしまいました。

しかもブログで一生懸命ワインの宣伝してるし。

ソムリエ協会から少し宣伝費もらわないと・・・

コンドール・アンディーノ マルベック 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

カベルネ・ソーヴィニヨン(アルゼンチン:メンドーサ州:09)
マルベック(アルゼンチン:メンドーサ州:09)

の2本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コンドール・アンディーノ マルベック 2009
【外観】
若々しい色調の濃いルビー色。
深い透明感があり、かすかに底が見える。
フチに小さな気泡が多く現れる。
色調はほとんど黒に近いがフチはバイオレット。
粘性は弱く、サラッとしている。

【香り】
濃厚な果実香。
ドライフルーツのような印象。
ジャムのような甘い印象もある。
グラスを回すとなめし革のような動物香。
香りはそれほど強くないが、少し刺激的。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
柔らかくフルーティなアタック。
ミディアムボディ。
アルコール度はそれほど高くない。
タンニンも柔らかく、飲みやすい。
まだジュースのような印象が強い。
ワインになりかけ、みたいな感じ。
余韻は短い。

【判定】
今回はカベルネ・ソーヴィニヨンとマルベックの2択。

外観では判断出来ないが、香りはフルーツ香が主体。
やや青っぽい印象もある。
飲み口は素直なフルーツ感で優しい感じ。

これはマルベックっぽい。

ファイナルアンサーで、マルベック。
で、ピンポン

カジュアルで飲みやすいタイプです。

【総評】
コンドール・アンディーノ マルベック 2009
CONDOR ANDINO MALBEC 2009

アルゼンチン:メンドーサ州
アルコール度:13%
ブドウ品種:マルベック

いただきものなので、価格不明。

ジューシーでカジュアルなマルベックらしいワインです。

ちょっとヌーボーのような、未熟な感じがあって、食事に合わせるとよりジュースっぽくなります。

同じシリーズのカベルネ・ソーヴィニヨンと比べると優しいフルーツ感があって、何ともふんわりとした飲み口にまとまっています。

でも単調なので、だんだん飽きてくるのが欠点でしょうか。

800円くらいの印象ですね。
1000円だと高い感じ。

マルベックらしい、チャーミングな果実感があって、カジュアルにまとまっているので、パーティ向けのワインだと思います。

コンドール・アンディーノ カベルネ・ソーヴィニヨン 2009(ブラインドテイスティング:当てる)

カベルネ・ソーヴィニヨン(アルゼンチン:メンドーサ州:09)
マルベック(アルゼンチン:メンドーサ州:09)

の2本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コンドール・アンディーノ カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
【外観】
若々しい色調の濃いルビー。
深い透明感があり、底がうっすら見える。
フチはバイオレットで若々しい。
小さな気泡がフチに多く現れる。
粘性は弱くサラッとしている。

【香り】
凝縮感のある果実香。
プルーンのようなイメージ。
グラスを回すと生木のようなスパイス香。
赤身の肉のような動物香。
少しスモーク香。
まだ閉じている感じ。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
ミディアムボディ。
アルコール度は高め。
酸味は優しいがしっかり効いている。
タンニンは弱めで、少し乾く感じ。
フルーティな口当たりだが、飲み終わりはアルコール度が高いので乾く印象。
ちょっと新酒っぽい、醗酵中みたいなテイスト。
余韻は短い。

【判定】
今回はマルベックとカベルネ・ソーヴィニヨンの2択。

外観では判断出来ないが、カベルネ・ソーヴィニヨン特有のグリーン香がある。
味わいは甘さがあってジュースっぽいが、それなりの力強さもある。

ファイナルアンサーで、カベルネ・ソーヴィニヨン
で、ピンポン

まあ、2択なので。

【総評】
コンドール・アンディーノ カベルネ・ソーヴィニヨン 2009
CONDOR ANDINO CABERNET SAUVIGNON 2009

アルゼンチン:メンドーサ州
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

いただきものなので、価格不明。

フレッシュでジューシーな、カジュアルなまとまりです。
でもカベルネ・ソーヴィニヨンらしい強さもあって、やや刺々しい感じもあります。

ワインとしての出来はいまいちで、ヌーボーのような未熟感を感じるワインですね。

それが欠点でもあり、良さでもあるのかも。

飲み進むとだんだん飽きてきて、グラスが進まなくなってしまいました。

ジュースっぽさが強いので、合わせる料理も難しそうな気がします。

価格が分かりませんが、800円くらいだったらまあ納得感はあるのでは。

2010/08/25

プリマテッラ ピノ・グリージョ 2009(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ゲヴュルツトラミネール(チリ:アコンカグア:カサブランカ・ヴァレー:09)\1250
(2)シャルドネ(伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエI.G.T.:09)\980
(3)ピノ・グリージョ(伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエI.G.T.:09)\980
(4)ビウラ(スペイン:カスティーリャ地方:ヴィノ・デ・メサ:NV)680
(5)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(日本:チリ産輸入ワイン使用)\640

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

プリマテッラ ピノ・グリージョ 2009
【外観】
やや淡い、グリーンがかったレモンイエロー。
グレーっぽく、グリーンっぽい。
淡い色調で、濃い日本酒くらい。
小さな気泡がフチに多く見られる。
微発泡?ってくらいの泡。
粘性は低く、サラッとしている。

【香り】
炭酸の印象。
日本酒の酵母のような香り。
アルコールの印象が強い。
少し焼酎っぽくもある。
グラスを回すと少し果実感が出てきた。
わずかに柑橘系。
香りはとても弱く、細い。
しかもワインっぽくない。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
ライトな飲み口。
苦味が強く、あとまで残る。
酸味は弱めで、苦味に負けているが、縁の下で支えている感じ。
とても軽いが、バランスはよくまとまっている。
余韻も少しある。

【判定】
若々しく炭酸を多く含んでいる外観からはイタリアを想像させる。
ただ、スペインのヴィノ・デ・メサも怪しい。

香りは日本酒っぽい酵母の印象。
これは日本のワインか?
ブドウ由来の香りはあまり感じず、醸造とアルコールの印象が強い。
グラスを回すとわずかに柑橘系の香りが出る。

飲み口はライトでバランスよくまとまっている。

価格は安そうだが、繊細にまとまっている感じは、980円のイタリアも可能性あり。
品種の印象では、スペインのビウラが一番近い。

ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンという高貴品種のイメージではない。
もっとローカルで粗野な感じ。

しかも最初に感じた日本酒や焼酎の印象がシェリーっぽい感じに変わってきた。
これはスペインだな。

ファイナルアンサーで、ビウラ
で、ブー

なんと!伏兵のピノ・グリージョ・・・

【総評】
プリマテッラ ピノ・グリージョ 2009
PRIMATERRA PINOT GRIGIO 2009

伊:ヴェネト州:デッレ・ヴェネツィエI.G.T.
アルコール度:12%
ブドウ品種:ピノ・グリージョ

リカーランドトップで、980円で購入。

思いっきり気泡を含んでいた段階で、イタリアがかなり怪しかったのですが・・・外してしまいました。

イタリアワインにしてはちょっと陰気な雰囲気の飲み口ですが、バランスは良くて、美味しいワインだと思います。

軽いので、最初に飲むと安い印象もありますが、少し飲むとバランスの良さが分かりますね。

冷やしてグイグイ飲んだ方が良いワインです。

今日の晩ご飯は、イサキの刺身と、もやしのナムルと、昨日の残りの夏野菜のカレー。

もやしのナムルに合わせてみると、ワインの完全に負け。
ナムルが生くさく感じます。

イサキの刺身は、わさび醤油だと全く合いません。
生臭さが立ってダメですね。

とっておきの技、わさび醤油にワインを加えてみましたが、まだダメ。
10分くらい漬けにしてみたら・・・なんとなく合わなくもない??
いやいや、この生魚の生臭さには完全に合いません。
口に残る魚の生臭さをワインが強調してしまいますね。

イサキってちょっと青魚に近い印象があるのかな?
この刺身がやや鮮度落ちてるのか?

昨日の残りの夏野菜のカレーも完全にワインの負け。
何だか、とりつくしまがありません。
深く大きな河が料理とワインの間に流れてる感じ・・・

今日の食事は全敗です。

味わいも弱く、香りも弱いので、香りの強い料理はダメじゃないでしょうか。
合いそうなのは野菜ですね。
ナスとか、エリンギとか、ソテーしたものに合いそう。

あとは白身の魚のグリル?
でも魚系はちょっと危険な香りがします。

このピノ・グリージョ、落ちぶれた貴族のプライド、みたいなものを感じますね。
誰も分かってくれなくてもオレは偉いんだ、みたいな。

料理にも合わせにくそうだし、第一印象ちょっと安っぽいし。

でも何となくプライドみたいなものを感じるんですよね。
プライドというか、伝統というか。

個人的には嫌いじゃありません。
甲州にも、ちょっと似てる感じ?

でも人に勧めるには勇気がいりますね。
ワインを結構飲みつけている人か、あまり強いワインが好きじゃない人。
ワインに対してフトコロが深いひとかな。

カミさんに意見を聞いたら・・
「このワイン軽いよね。でもアルコールっぽい。アルコールっぽいのに酔わない。何か損した気分。」
だそうです。

やっぱり最初に感じた日本酒っぽさ、みたいなアルコール感が嫌いに人にはダメかもですね。
女性ウケしないワインかな~。

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ピノ・グリージョ・デッレ・ヴェネツィエ[2009] プリマテッラ 税込 1,050 円 送料別

※サイトより引用
プリマテッラは、ワイン造りで有名ないくつかの州から素晴らしいブドウ栽培者を探し出し、その土地のテロワールを表現したワインを造ろうという、新しいプロジェクトです。
ピエモンテ州ガヴィの著名な造り手である、『ヴィッラ・スパリーナ社』のオーナー、「ステファノ・モッカガッタ氏」を中心に生まれました。ワイン造りのスタイルは、ブドウと土地が持つ本来の風味と、アロマを最大限にかもしだすようにと、控えめ、かつ自然に造られています。シンプルに土地のワインを楽しんでもらうために、極めて、クリーン、フレッシュ、フルーティな味わいで、非常にコストパフォーマンスに優れたワインです。
このラベルは、このシリーズで一番お気に入りです!
魚が、サングラスして日光浴なんて!!
もっとしっかり焼いてください!!(ちょっと違うかも?)
洋ナシ、トロピカルフルーツの甘い香りが、ふんわり心地良く、味わいは、ドライ。
程よい酸と、戻るように微かに残る甘みの余韻が、とてもキレイです!

2010/08/23

ソムリエ試験対策(フランス基本品種赤白12本セット)

 
ワイン呼称資格認定試験の一次試験をうけたみなさん、大変お疲れ様でした。
ひと山超えて、ホッとしているのではないでしょうか?

でも一次試験合格したらもう大丈夫なんて思っちゃダメですよ。

私のように二次試験で落ちて、2年越しの試験になる、なんて人もいますからね。
(T_T)シクシク

ブラインドテイスティング試験のシミュレーションは絶対やっておくことをお勧めします。

過去2回買った事のある、ル・ヴァン・ヴィヴァンさんの、ソムリエ試験対策のハーフボトルセットですが、今年は12本になってますね。

去年まで10本でしたが、何の品種が増えたんでしょうか?

白のラインアップを見ると・・・

・シャルドネ(シャブリ)
・シャルドネ(ヴィレ・クレッセ)
・ミュスカデ(ロワール)
・リースリング(アルザス)
・ソーヴィニヨン・ブラン(サンセール)
・ゲヴュルツトラミネール(アルザス)

シャルドネが2本になってます。
しかも両方フランス。
最近、ニューワールドのシャルドネとか試験に出るので、1本はニューワールドでも良かったような気がしますね。

赤はどうかというと・・・

・ガメイ(ボージョレ)
・ピノ・ノワール(ブルゴーニュ)
・シラー(コート・デュ・ローヌ)
・マルベック、メルロー(カオール)
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン(オー・メドック)
・メルロー、カベルネ・フラン(ボルドー右岸タイプ)

マルベックは出ないんじゃないの~、って思わずつっこみが。

参考までに、去年の試験で出た品種はというと。

<ソムリエ>

・シャルドネ(日本)
・カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ)
・シラーズ(オーストラリア)

<ワインアドバイザー>

・ソーヴィニヨン・ブラン(フランス)
・リースリング(ドイツ)
・サンジョヴェーゼ(イタリア)

<ワインエキスパート>

・ソーヴィニヨン・ブラン(フランス)
・サンジョヴェーゼ(イタリア)
※もう一本は状態不良で問題不採用

何と、フランス比率減ってますね~。
これは結構難しいのではないでしょうか。

でもまあ、このワインセットはすべてフランスってところがミソで、品種の特徴を学べるのがいいんですね。
まずこのセットで品種の特徴を抑えておいて、次のステップで違う生産国のワインを飲み比べるといいと思います。

しかも、みんなしっかりした生産者ばかりなので、外れが無さそう。
いろいろな種類がいっぺんに飲めるって贅沢ですよね~、いいな、このセット。

毎年そうですが、試験を受けなくても欲しくなるワインセットです。

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ソムリエ試験対策(フランス基本品種赤白12本セット)テイスティングシート付き【送料・クール便込】税込 13,800 円

※ル・ヴァン・ヴィヴァンさん、無くなっちゃったみたいですね。
今年はイーエックスワインさんで、品種別ハーフセットを売ってます。




ワインショップ・イーエックス
品種別ハーフセット 12本 19800円(税込)
情野博之ソムリエによる模範コメントシート付き!

2010/08/22

ミニミニ ワインアンケート:ワインを勉強する理由は?

今回のアンケートは、ワインを勉強する理由。
ワインって勉強しなくても生活には全然支障がありません。
でもなんでワインの勉強するの?って質問です。

【質問】

ワインの勉強をする理由は?

【回答】

■■■■■■■■■ ただワインが好き 9 (69%)
■■■□□□□□□ ワインを仕事にしたい 3 (23%)
■□□□□□□□□ ライバルに差をつける 1 (7%)
□□□□□□□□□ モテたいから 0 (0%)

ワインを勉強する理由って、なかなか一つには絞れませんね。

私もワインを本格的に勉強して資格を取ろうと思ったのは、こんなにワイン飲んでるのに、何か形に残したい、というのがそもそもの理由でした。

でもそれに加えて、ワインに詳しい事を自認する知り合いがいて、そいつに差をつけたいという気持ちも、正直ありました。

それから本格的に勉強を始めると、これが結構大変で、試験を受ける1年間ワイン以外は飲まないくらいの気持ちが必要なんですよね。

本当にワインが好きじゃないと試験を受けるのはなかなか大変。

最終的なモチベーションは、ただワインが好き、なんでしょうね。

でもさらにここから、コンクールに出場する、というレベルになると、「ライバルに差をつける」というのがモチベーションになるのかもしれません。

ワインは勉強するものではなくて楽しむもの、というのは大前提ですが、大人の好奇心をくすぐり、さらに深みを知りたいと思わせるのがワインの良いところではないでしょうか。

シャトー・オート・ガリーヌ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・ノワール、ドルンフェルダー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1300
(2)サンジョヴェーゼ(伊:シチーリア州:シチリアI.G.T.:08)\980
(3)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
(4)グルナッシュ、カリニャン、シラー(仏:ラングドック・ルーション地方:ミネルヴォワAC:08)\920
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー:09)\598

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・オート・ガリーヌ 2008
【外観】
ほとんど黒に近い、濃いガーネット。
フチはバイオレットで、若々しい。
透明感はほとんど無い。
粘性はやや強めで、脚が多く現れる。
雫に色素が残る。

【香り】
凝縮感のある果実香。
パンのような酵母の印象。
アルコールの印象が強め。
グラスを回すと動物香が出てくる。
香木のようなグリーン系のスパイス香。
それほど強く無いが、ボリューム感を感じる香り。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
アルコール度が高い。
酸味は柔らかいがフレッシュ。
タンニンはきめ細かい。
ボリューム感のあるフルボディ。
濃厚でフルーティなアタックから、それほど膨らまず、中盤辛さが強くなり、フィニッシュはやや乾く印象。

【判定】
かなり濃い外観で、しかも若さがある。
チリのカベルネ・ソーヴィニヨンかミネルヴォワ。最近のイタリアのサンジョヴェーゼも可能性がある。

香りは濃厚な果実香に香木のようなスパイシーさがある。
カベルネ系の印象だが、ローヌのシラー的でもある。

味わいは少し甘さのあるタイプ。
濃厚さと相まってシラーっぽい。

普通に考えるとミネルヴォワ。
でもほぼ同じセパージュのプロバンスのワインもある。
生産年が2008年か2006年だが、若々しさがあって、2006年では無さそう。

チリのカベルネ・ソーヴィニヨンもちょっと怪しいが、価格感は1000円越えくらいの印象。

ファイナルアンサーで、ミネルヴォワ
で、ピンポン

とっても濃いんだけど、なんか上品さがあって、いい感じ。

【総評】
シャトー・オート・ガリーヌ 2008
CHATEAU HAUTE GALINE 2008

フランス:ラングドック・ルーション地方:ミネルヴォワAC
アルコール度:14%
ブドウ品種:グルナッシュ、カリニャン、シラー

リカーランドトップで、920円で購入。

濃いワインってあまり好きじゃ無いんですが、このワインはいいですね。
ただ濃いだけじゃなくて、繊細さを兼ね備えてます。

アルコール度も強いけど、そんなに気になりません。
全然気にならないというと嘘になりますが。

今日の晩ご飯は豚肉のステーキ。
和風のステーキソースがかけてあります。

赤ワインって大体豚肉には合わないと勝手に思っているのですが、このワインは案外OKでした。

ワインの甘みが豚肉の甘みとマッチしたみたい。

カミさんに価格を聞いたら、880円。
わずかに下の評価。

可もなく不可もなくって感じらしいです。

複雑でスパイシーな印象があるので、一般的な家庭料理には合いにくそうですが、そんなに強さは無いので、少し工夫すればおうちでも十分美味しく飲めるかもしれません。

良いワインなので、何とか料理と合わせてやりたいって感じがします。

カミさんは醤油が合いそうだと言ってましたが、確かにオリエンタルスパイスのような印象があります。

そういう点では中華料理なんていいのかな?
というか、すき焼きなんて合わないかな?

ちょっといろいろ試してみたいワインですね。
1000円ちょっとだったら、とってもお買い得だと思います。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・オート・ガリーヌ・ミネルヴォワ 2008 税込 1,029 円 送料別

※サイトより引用
南仏の中でも群を抜く最高峰の産地から最初で最後の超破格980円が日本上陸!!
銘醸地ミネルヴォワの中でも一線を画す『ラ・リヴィニエール』からとんでもない激安旨が来たぁー!!
パーカーさんも大注目!!『南仏で最も可能性の高いアペラシオンだ』!!
日本ではほとんど出回らない未体験の味!!最高テロワールから生まれた贅沢ブドウ100%!!
『凝縮した果実味にスパイスの香り!!』こんな味わい通常は980円では体験できません!!
その味わいは
『口に含んだ瞬間に、獣の妖しい香りが非常に魅惑的で、舌の先から喉の奥までトロリと広がる苺ジャミー感はまさにミネルヴォワ!!太陽光をタップリ浴びた麦藁のような懐かしい香りの中に、ペッパーやバラなどの魅惑の刺激的な香りも感じつつ、こんな複雑チャーミングで個性的なワイン・・。』

コンドール・アンディーノ ソーヴィニヨン・ブラン 2009

 
コンドール・アンディーノ ソーヴィニヨン・ブラン 2009
CONDOR ANDINO SAUVIGNON BLANC 2009

アルゼンチン:メンドーサ州
アルコール度:13%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

いただきものなので、価格不明。

【外観】
わずかにベージュがかった中庸な黄色。
輝きは少し強め。
粘性は弱めでさらっとしている。

【香り】
マスカットのような種の部分の印象。
スモーキーさのあるグリーン香。
スモーキーさが強い。
グラスを回すとクリームのような乳製品の印象。
でもすぐに青い果実のようなイメージに戻る。
香りはそれほど強くないが、刺激的な感じ。

【味わい】
少し残糖を感じるセック。
やや軽めの味わい、ボリューム感は無い。
酸味は柔らかいが、しっかりしている。
やわらかいアタックで酸味がじわっと広がり、酸の印象がが長く続いて、アフターはスッキリしている。

【総評】
ソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかさのあるワインです。
口当たりは柔らかいので、飲みやすいですね。

ちょっと優等生的なまとまりなので、強い個性とかはありません。

サバサバした味わいは、マカロニサラダくらいに良く合いそうです。
あとはグリルした魚とかでしょうか。

もらいものなので価格は分かりませんが、1000円前後の印象ですね。
800円だったらお買い得、1200円するとちょっと高い?

やや軽めのボディですが、バランスよくまとまってます。

アルコール度が13%と、白ワインにしては結構高めですが、そんなに強く感じ無いのも、バランスがいい証拠ではないでしょうか。

ただちょっと人工的な香りがあるのが気になりますね。
あとから木片を入れたような感じというか。
ナチュラルな感じではありません。

カジュアルに楽しむタイプでしょうか。
品質は良いと思います。

■楽天ショップ

コンドール・アンディーノ白ワイン2種6本 価格 4,980円 (税込) 送料込

※サイトより引用
アンデアン・ヴィンヤーズは1914年創業の歴史あるワイナリー。
アルゼンチンワインの中心地として知られるメンドーサ地区とサン・ジュアン地区に450haのぶどう畑を所有しています。
標高900mにあり、昼夜の寒暖の差が大きく、ぶどう栽培には最適の環境。
醸造責任者のステファン・マクウェイン氏は、アルゼンチン・ワインアワードでは全土で1本だけに贈られるマルベックのゴールド・トロフィー受賞ワインを生み出すなど、凄腕の造り手。
コンドール・アンディーノはそんな彼が新たに造った 低価格・高品質の新ブランドです。
アプリコット、ライム、シロップ漬けのチェリー、干し草、ナッツの香り。
しっかりとした酸味が果実の甘味を抑え、生のフルーツを食すような爽やかさがあります。

コンドール・アンディーノ シャルドネ 2009

 
コンドール・アンディーノ シャルドネ 2009
CONDOR ANDINO CHARDONNAY 2009

アルゼンチン:メンドーサ州
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ

いただきものなので、価格不明。

【外観】
わずかにベージュがかった、中庸な濃さのイエロー。
輝きは大人しい。
粘性はやや強く、脚がゆっくり降りてくる。

【香り】
カリンのような果実香。
蜜のような甘い印象。
香りはやや弱め。
少しリンゴのような印象もある。
グラスを回すとクリームのような乳製品の印象。
ちょっとスパイシーさもある。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
酸味はやや酸化している感じのすっぱさがある。
ボディはそれほど膨らみはない。
ちょっとギスギスした味わい。
最初のアタックで酸味と甘みが広がるが、酸味だけそのまま残って、アフターはややエグ味が残る。

【総評】
ちょっとバランスの悪い、チグハグ感のあるまとまり。

冷やしすぎると余計にまとまりの無い味わいになりますね。

香りも若干人工的な印象を感じます。
ある意味ニューワールドらしい味わいですね。

温度が少し高めの方が美味しいみたい。

飲み進むと、時間とともに全体にまとまりが良くなってきました。

なかなか評価の難しいワインです。

で、次の日にまた飲んでみました。

香りはバターっぽいシャルドネらしい香り。
でも味わいはちょっとギスギスした感じで、いまいち。
ところが、飲み終わったあとの印象がいいんですね。
なんかまたグラスに手が伸びる。
後味がいいのかな?

ちょっとこのワイン、酸化してるみたいなんですよね。
保存とか輸送状態が悪かったんじゃないかって気もするんですよね。

また機会があったら飲んでみたいと思います。

■楽天ショップ

コンドール・アンディーノ白ワイン2種6本 価格 4,980円 (税込) 送料込

※サイトより引用
アンデアン・ヴィンヤーズは1914年創業の歴史あるワイナリー。
アルゼンチンワインの中心地として知られるメンドーサ地区とサン・ジュアン地区に450haのぶどう畑を所有しています。
標高900mにあり、昼夜の寒暖の差が大きく、ぶどう栽培には最適の環境。
醸造責任者のステファン・マクウェイン氏は、アルゼンチン・ワインアワードでは全土で1本だけに贈られるマルベックのゴールド・トロフィー受賞ワインを生み出すなど、凄腕の造り手。
トロピカルフルーツの香りに、トーストの香り。
口に含むと、爽やかな酸味とともに、バターリーな味わいがバランスよく絡み合い、複雑さを出しています。

2010/08/21

ワイン&デイズ フランス・ルージュ(赤)NV

 
ワイン&デイズ フランス・ルージュ(赤)NV
Wine&Days France-Rouge NV
ワイン&デイズ フランス・ルージュ(赤)NV
フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:不明

ファミリーマートで、680円で購入。

【外観】
鮮やかな色調の透明感のあるルビー色。
少し黒っぽいルージュで、1年くらいの熟成感。
底がハッキリ見えるくらいの透明感。
少し輝きがあって、艶っぽさのある液面。
粘性はやや弱めで、脚が出来てもすぐに消える。

【香り】
乾いた果実の印象。
なめし革。
グラスを回すと動物香が生っぽくなる。
かすかにフローラルな印象もある。
香りは弱めだが、少し刺激的な印象がある。

【味わい】
かなりライトな味わい。
残糖をあまり感じないセック。
甘さの無いフルーティ。
軽い口当たりで、酸味も控え目。
ただバランスは悪くない。
タンニンは溶けて細かいが、舌の表面が少し乾くような印象がある。
優しいライトなアタックで、そのまま広がらずにフィニッシュ。
口先だけで味わうタイプ。

【総評】
ちょっと水増ししてるようなライトタイプです。
でもバランスがいいので、品質としては悪くないと思います。
ライトで辛口、伝統産地のテーブルワインって感じ。

グイグイ飲めるタイプですね。
アルコール度の低さが特長で、それが良さにつながっているのでは。
でも、お酒の強い人には物足りないかも。

今日は週末なのに家に帰れないので、コンビニのミートソース。

コンビニのパスタくらいがちょうど合うかと思ったらそうでもありません。
ワインの辛さが強くなって、ちょっと折り合わない。

おつまみに買ってきた、さけるチーズ・とうがらし味に合わせると、唐辛子の辛さとワインの辛さがもろにぶつかってダメ。

このワイン、ちょっと神経質さがあって、食事を選ぶ印象がありますね。

と、最初は気になったものの・・・
結構この二つでワイン飲めるみたい。

ミートソースの甘いデミグラスソースみたいな部分は合わないけど、肉自体にはよく合います。

伝統的なワインの印象なので、焼肉のたれ、みたいな甘さのあるソースには合わなさそうです。

塩コショウで焼いた肉、くらいが合いそう。

とはいえワインに力がないので、ステーキって感じでもありません。
豚肉の甘さにも合わなさそうですね。

シンプルな塩コショウで焼いた鶏のグリルなんか合いそうですね。
という事は、焼き鳥の塩には合いそう?
でも塩の辛さとワインの辛さがケンカしそうな気もします。

軽いのでそれなりに食事に馴染みますが、合わせる食事のイメージがいまいち浮かびません・・・

結構温度高めでもそれなりに飲めるワインです。
680円って、デイリーワインではちょっと高めですが、このワインちょっと特長があるので、いいかも。

無理やり濃くて破綻してるワインよりは、こういった価格なりにライトなまとまりの方が安心感がありますね。
結構好きかも、このワイン。

2010/08/20

酸化防止剤無添加のおいしいワイン。 ほんのりやわらか白

 
酸化防止剤無添加のおいしいワイン。
ほんのりやわらか白
酸化防止剤無添加のおいしいワイン。
日本:輸入ぶどう果汁使用
アルコール度:11%
ぶどう品種:不明

グルメシティで、398円で購入。

【外観】
ほとんど無色に近い、淡いレモンイエロー。
濃い目の日本酒くらいの色調。
グレーにほんのり黄色。
フチに小さな気泡が少し見られる。
粘性は中庸。

【香り】
日本酒のような酵母の香り。
コクのあるオリの印象。
わずかにナシのような果実香。
アルコールの印象とあいまって、粕漬けのような感じ。
香りは弱めだが、少し鼻をつく刺々しさがある。
昔ながらの日本のワインって印象。

【味わい】
残糖を多くふくんだ、やや甘口。
酸味はしっかりしていて、甘さとバランスをとっている。
軽いバランスで、後味に少し柑橘系のフルーツの印象が残る。
苦味などは少なく、素直で大人しい印象。
アルコール度は低い。
最初のアタックで甘さと酸味が同時にきて、そこで終わる、って感じ。
口の先の方だけで完結するワイン。
余韻なし。

【総評】
最近はすっかり甘口は人気がありませんが、和食に合わせるには少し甘いくらいの方が良かったりします。
このワインも家庭の和食をイメージしてるみたいで、日本酒に置き換わろうとしてる感じをうけます。
甘さの感じとかが、日本酒っぽい。
でもフルーティさがあって、アルコール度が低いので、若い人には受け入れられるのではないでしょうか。

ナスを炒めて味噌であえた惣菜にもばっちり。
甘さが味噌に合いますね。

サンマの竜田揚げにも合わせてみました。
青魚とワインって結構合わないんですが、これもやっぱり生臭さを抑えきれませんでした。

ちょっと弱いんですね。
というか味わいが繊細なので、強い香りに負ける感じ。

それを考えると、意外と合わせる食事の幅って狭いのかも。

たとえば日本酒に合うカツオのたたきも、このワインだと負けてしまいますね。

煮物とか漬け物とかおひたしとか、軽い和食に合いそうです。

ダメもとで明太子に合わせてみましたが、やっぱり合いません。
微妙な味わいが口に広がります。

これが焼酎だと不思議なもので、明太子の旨みがジワッと膨らむんですよね。

やっぱり和食にお酒を合わせたい人は、日本酒か焼酎にいきますね。

そうなるとこのワインはどこに活路を見出せばいいのでしょう。

個人的な感想では、洋食向きじゃないんですよね。
味噌にはよく合います。

よく合いそうなのは野菜、それに味噌といえば・・・

もろきゅう?

野菜スティックに、和風ソースだとよく合いそうです。
そうですね、やっぱり野菜ですね。

女性で、野菜中心の食事をしている人だと合わせやすいかもしれません。

お肉だと、鶏のささみくらいがいいですね。
バンバンジーなんて合うかも。

ちょっとピリ辛のタレでも、甘さがフォローしてくれそうです。

なんというか、甘いワインなんですが、繊細なバランスでまとまっていて、センスの良さを感じさせます。

ウイスキーを見事に復活させたサントリーですから、甘いワインも流行らせるかもしれませんね。

多分、カミさんの評価は悪いと思いますが、個人的にはリピートしそうなワインです。

■楽天ショップへのリンク

サントリー 酸化防止剤無添加のおいしいワイン。(白) 税込 504 円 送料別

※サイトより印象
本来、ワインは酸化しやすいために、ワインの故郷であるヨーロッパでも昔から酸化防止剤を使ってきました。
けれども、この酸化防止剤が気になるという声があるのは事実です。
そこで酸化防止剤無添加ワインをつくることに決めました。
同じような商品が、いまの世の中にはたくさんあります。サントリーは考えました。
「酸化防止剤無添加」という機能性は大切にしながらも、こうしたワインを飲まれている皆さんにおいしいと喜んでいただける味を目指そう。
家庭でのいつもの食事によくあうのは、言うまでもありません。ほんのりと、ゆったりと、くつろぎの時間のそばに寄り添うワインになりたいのです。
今日のこの時を、ちょっと明るくしていきます。
みずみずしい香りとさわやかな甘さが特長です。

2010/08/18

アンペログラフィー シャルドネ 2008(ハーフボトル)

 
アンペログラフィー シャルドネ 2008(ハーフボトル)
AMPELOGRAPHIE CHARDONNAY 2008 375ml
アンペログラフィー シャルドネ 2008(ハーフボトル)
フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

ナチュラルローソンで、ハーフボトルを978円で購入。

【外観】
中庸な濃さの、中庸な色調のイエロー。
輝きがあり、キラキラしている。
色合いはオレンジっぽくもグリーンっぽくも無い、中庸な黄色。
粘性はやや強く、脚がゆっくり降りてくる。

【香り】
熟した果実。
柑橘系の果実。
ミントのようなハーブ。
グラスを回すと、クリームっぽい乳製品の印象と、熟したマンゴーのような香り。
香りはあまり強くないが、上品にまとまっている。

【味わい】
少し残糖を感じるセック。
酸味は優しいがしっかりしていて、味の中心になっている。
フルーティさが強く優しい口当たり。
ボディは膨らみを感じる。
アルコール度は強め。
後味は苦味が残るものの、スッキリしている。
柔らかい口当たりのアタックから、中盤酸がちょっと浮いてきて、フィニッシュはかすかに苦味を残して消える。
抑揚のない飲み口だが、安定感はある。

【総評】
ハーフボトルで、978円は相当高い。
でもそれなりに美味しい。

今日の晩ご飯はコンビニのパスタサラダだけど、もうちょっと素直な味じゃないと合わないみたい。
コンビニ食の人工的な味付けがとても気になるワインですね。

パスタだったら、ペペロンチーノとかカルボナーラくらいで合いそうです。
あまりひねらなくてストレートな方がいい感じ。

何となく、魚介というよりはチキンくらいの方が合いそうな気がするんですよね。

ワインが優しいので、魚介だと負けそうな感じがします。

クセのないナチュラルチーズくらいが良さそうですね。

ただ、ハーフボトルで1000円近い価格ってのは、ちょっと高いですね。

週末に有機野菜の料理と一緒に楽しむ、といった特別なシチュエーションをイメージしてしまいます。

まあ、価格は高いですが、嫌味もクセもなく良いワインですね。
ナチュラルな味付けの料理には合いやすそうです。

一度試してみる価値のあるワインではないでしょうか。

2010/08/15

シャトー・セレスタン・ラランド メドック 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・ノワール、ドルンフェルダー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1300
(2)カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ20%、カベルネ・フラン10%(仏:ボルドー地方:メドックAC:06)\950
(3)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
(4)グルナッシュ、カリニャン、シラー(仏:ラングドック・ルーション地方:ミネルヴォワAC:08)\920
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー:09)\598

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・セレスタン・ラランド メドック 2006
【外観】
少し落ち着いた色調の濃いルビー。
深い透明感があり、底がうっすらと見える。
色合いは落ち着いていて、彩度の低いルージュ。
粘性はやや強く、脚が長く残る。

【香り】
パンのような酵母の印象。
スミレのようなフローラル。
華やかさのある香り。
グラスを回すと、フローラルの印象が強くなる。
果実香は枯れていて、ドライフルーツ。
シナモンのようなスパイス香も混ざり複雑で華やか。

【味わい】
残糖をほとんど感じ無いセック。
ミディアムとフルボディの中間くらい。
酸味は穏やか。
タンニンは細かいがしっかりと全体を締める。
アルコール度は高い。
温度がちょっと高いので、やや締りのないまとまり。
でもバランスは良く、上質感を感じる。
タンニンの渋みが味の主体になっている。
後味はやや乾く印象。

【判定】
落ち着いた外観からは、2006年のメドックとヴァン・ド・ペイが候補。

香りの印象はボルドー。
特徴的な、スミレの印象のある、華やかな香り。

味わいは辛口で、タンニンが強く、これまたボルドーって感じ。

でも、グルナッシュ、シラー、サンソーの可能性も検討。

あらためて品種の特性を探ると、カベルネ独特なグリーン香がある。
なんというか、典型的な、カベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドーって感じ。

カベルネ・ソーヴィニヨンはチリもあるが、熟成感と味わいが違う。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

軽めですが、メドックらしい味わいです。

【総評】
シャトー・セレスタン・ラランド メドック 2006
CHATEAU CERESTIN LALANDE MEDOC 2006

フランス:ボルドー地方:メドックAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ20%、カベルネ・フラン10%

リカーランドトップで、950円で購入。

今日の晩ご飯は鶏のトマト煮込み。
一度ソテーした鶏肉を、ニンニク、タマネギ、トマトの水煮缶などで作ったトマトソースで煮込んだもの。

ブルゴーニュに合いそうなメニューですが、このワイン、軽いまとまりなのでピッタリと合いました。

逆にラムのソテーとかに合わせたらちょっとワインが負けるかも。

我が家的にはピッタリの軽さで、家庭料にも合わせやすくて、とってもいいメドックですね。

カミさんに価格を聞いたら、1780円。

料理にピッタリ合った、というのも影響してると思いますが、軽い中にも上質感を感じるのと、後味がいいので、評価が高かったと思います。

軽くて繊細なワインが好きな人には、超オススメ。
もちろんこの価格だと超お買い得ですが、1500円弱くらいまではお買い得だと思います。

ちょっと卵白を感じる口当たりといい、スケールダウンしたグラン・クリュって感じで、なかなか楽しめますね。

ボルドーの中でも、特にメドック入門編として良さそうです。
これは超オススメ。

ボルドーが高級路線にシフトするらしいので、これからはこういった手軽な価格で手に入るボルドーは減ってしまいそうですね・・・残念ですが。

ワイン専用ブドウの鉢植え栽培:4ヶ月ちょっと

 

暑い日が続いて、ブドウの葉っぱもすっかり元気がありません。

とりあえず水をあげて様子を見てますが、「ブドウ (NHK趣味の園芸・よくわかる栽培12か月)」で、ちょっと調べてみました。

鉢植えの場合、強い日射で容器自体の温度が上昇して根を痛める事があるので、一時的に容器を土に埋めるか、半日陰のところへ移動させる、と書いてあります。

よしずなどの日よけで、日射を弱めてあげてもいいみたいですね。

またこの時期、鉢植えの場合、水やりは毎日必要とのこと。

簡単なようで奥深いのが水やりで、「水やり3年」と言われていて、植物の要求する時期に、必要な量を、適切な方法で与える事ができるようになるには、3年くらいの修行が必要だそうです。
ε=( ̄。 ̄;) フー・・

水やりだけでも細かいノウハウがあって、この本には詳しく書いてあります。
勉強になりますね。
( ̄- ̄ )フムフム


上の方の葉っぱは元気ですが・・・


下のほうの葉っぱはクテッってなってます。

まあ、まだ実が成っていないのでちょっとラフでも大丈夫?

ミニミニ ワインアンケート:ワインの氷割り(ロックワイン)はどう?

 
暑い日はキンキンに冷たい飲み物が欲しくなりますね。
基本的にワインはキンキンに冷やしませんが、ワインが普及している地域では、オンザロックで楽しむ事もあるみたいです。

日本ではあまり普及していないロックワイン、みなさんに聞いてみました。

【質問】

ワインの氷割り(ロックワイン)

【回答】

■■■■■■■■ やりたくない:8 (57%)
□□□■■■■■ やってみたい:5 (35%)
□□□□□□□■ 美味しい:1 (7%)
□□□□□□□□ 不味い:0 (0%)

ワインの氷割りは、ほとんどの人がやった事が無いみたいですね。
まあ、普通やらないと思います。

アンケート結果は、「やりたくない」が一番多いですが、意外と多くの人が「やってみたい」と思っているようです。

九州の実家に帰省したら、去年のボージョレ・ヌーヴォーがあったので、試しに氷を入れて飲んでみました。

家族で飲んで、私以外の3人には不評。
薄くなるのがダメみたい。

不味いワインが好きな私は、案外OKでした。
でもやはり、ワインが薄くなるのを何かで工夫しないとダメでしょうね。

オレンジジュースを混ぜたりすると、サングリア風になって美味しいかもしれません。
まあ、そこまでやると、ワインと言えるかどうか疑問ですけど・・

ワインを純粋に楽しみたい人にはロックワインは向いてませんが、ちょっと工夫してパーティに出すと盛り上がるかもしれませんね。
ポイントは「甘さ」じゃないでしょうか。

ホットワインも蜂蜜とシナモン入れますからね、それと同じイメージで考えると美味しくなりそうです。

美味しいロックワインのレシピを知っていたらぜひ教えてください。

2010/08/14

シャトー・オー・グラン・パリ 白 2007(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC:07)\1575
(2)ゲヴュルツトラミネール(チリ:アコンカグア:カサブランカ・ヴァレー:09)\1250
(3)セミヨン37%、ソーヴィニヨン・ブラン36%、ミュスカデル27%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:07)\1120
(4)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(日本:チリ産輸入ワイン使用)\640

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・オー・グラン・パリ 白 2007
【外観】
鮮やかな、やや濃いイエロー。
グリーンっぽくもオレンジっぽくもない中庸な黄色。
やや濃い黄色は熟成というよりは、果実の色のイメージ。
輝きはややある。
粘性は中庸。

【香り】
熟したカリンのような香り。
花の蜜のような印象。
グラスを回すとクリームのような乳製品の印象と、ミネラル。
バニラの印象。
厚みがあって熟成感を感じる香り。

【味わい】
残糖をほんのり感じるセック。
軽い口当たり。
やや酸化したリンゴのようなイメージ。
酸味はやや頼りない。
ボリューム感はなく、スレンダー。
飲み口は安いイメージ。

【判定】
濃い外観からは、特に品種を特定出来ないが、若々しくは無いので、2007年くらいかノンヴィンテージ。

香りは熟成感のある、果実香。
複雑性もあり、厚みもある。
少なくともゲヴュルツトラミネールではなく、シャルドネでも無さそう。
ボルドーのセパージュの2本が候補。

味わいは、軽い。
やや水っぽくもあり、価格は安そう。
締りの無い感じが、テーブルワインクラス。

ファイナルアンサーで、日本のソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
で、ブー

おっと、ボルドーでした。

【総評】
シャトー・オー・グラン・パリ 白 2007
Chateau Au Grand Paris Blanc 2007

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:セミヨン37%、ソーヴィニヨン・ブラン36%、ミュスカデル27%

リカーランドトップで、1120円で購入。

飲み口がちょっと軽くて安い印象があるものの、不味くはありません。
というか、好みの問題で結構美味しいかも。

メリハリが無くて、うすら甘い感じなんですよね。
その分優しくて、柔らかい味わい。

シャープな印象のワインが好きな人には合わないと思います。

そういえば、ボルドーワインが高級路線へシフトするというニュースがありました。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2742287/5996206

最近、ボルドーが安くなって手に入りやすくなった反面、ちょっと品質の落ちたボルドーも多くなってました。
確かにここ数年、ボルドーというブランド力が少し落ちているのかも知れません。

ボルドーとブルゴーニュだと、最近ではブルゴーニュの方が明らかにブランド力を上げてます。
生産量が少なくて稀少価値がある分、ブルゴーニュには高いワインが多いですからね。

とはいうものの、ボルドーがワイン文化をリードしていく存在であることは間違いありませんね。
今回の改革で、安いボルドーは減りそうですが、きっと全体的には品質が上がって美味しくなるのでしょう。

このワイン、ちょっと水っぽいのですが、後味が良くてまたグラスに手が伸びますね。

ボルドーらしい上質感を感じさせる、デイリーワインです。

カミさんに値段を聞いたら、1680円。
嫌味がなく、スッキリしてるのが、ポイント高かったみたいです。

なんでしょうね、このハッキリしない味わいが気になるのですが、飲み進むとだんだん馴染んできます。
品質は良いみたいで、後味がとてもキレイです。
何となく、オーガニックワインをイメージさせますね。
実際にはどうか分かりませんが。

メリハリの無い地味な味わいですが、素朴で素直なワインが好きな人にはオススメでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・オー・グラン・パリ・ブラン 2007 税込 1,239 円 送料別

※サイトより引用
最新版【バリューボルドー2009】の大本命、最安値白ワイン!!
清廉な白い花と完熟果実がたわわに咲き乱れる、とてもリッチな香り!!
さらに、その濃厚な香りのイメージどおりの、ふくよかでジューシーな味わい!!
みずみずしくキレのよい酸味は、がぜん食欲を掻き立てる!!
あふれんばかりの果実味満載の味わいにして、なんと、たったの1180円だなんて!!
これからの時期にとっても活躍しそうなこのワイン、ゼッタイ見逃すべからず!!
若々しく淡いグリーンイエロー。
白桃、ゴールデンデリシャス、白い花のフローラルな香り。
ソーヴィニョン・ブランの酸とセミヨンの果実味、ミュスカデルのフレッシュ感がきれいに溶け合う、ボルドー・ブランの見本のようなワイン。
6℃くらいにしっかり冷やして、アペリティフとして。
シンプルな魚介類や冷製前菜ともベストマッチ。

2010/08/07

ミニミニ ワインアンケート:一緒に飲みたくないタイプは?

 
恒例になったミニミニアンケート。

今回は、一緒にワインを飲みたくないタイプを聞いてみました。

【問題】

一緒にワインを飲みたくないのは?

【回答】

■■■■■■ ワインおたく:6 (33%)
□■■■■■ 香水の強い女性:5 (27%)
□■■■■■ オヤジ臭い男性:5 (27%)
□□□□■■ ビジネスの接待相手:2 (11%)

意外と接戦でしたね。

このアンケート、香水のきつい女性とは飲みたくないなー、って思ったのがきっかけで、誘導尋問のように、香水の強い女性がダントツ一位、ってのを想定していたのですが、最終的にトップにきたのが「ワインおたく」。

香水のきつい女性とは飲みたくないなー、と思っているワインおたくが、あんたとは飲みたくないわよ!って逆ギレされた、って展開ですね。

以前、飲み会の席でどんなタイプのワインが好きなんですか?って聞かれて、「神経質で、突き放すようなワインが、意外と好きですね。」って答えたら、「ワインが神経質なんですか?どうやって突き放すんですか?」って聞かれてしまいました・・・

ワインおたくを自認してるみなさん、飲み会の席では十分気をつけましょう。

ワイン専用ブドウの鉢植え栽培:4ヶ月

 

4月11日に剪定枝を鉢植えして、ほぼ4ヶ月。

成長は止まってます。
夏場で暑いせいか、葉っぱも元気が無い。

この時期、何をしてあげればいいんでしょうね?

とりあえず、水をいっぱいあげて、葉っぱにも水をかけてあげるくらいしか出来ません・・

芽の出ないシャルドネは、当面このまま経過を見ることに。
来年の春とかに期待すればいいのかな?


なんだか白い斑点が出てる葉っぱがありますね。
病気なのか?


虫のえさになった葉っぱもあります。
美味しかったかー!


シャルドネは相変わらず芽が出ない。
しばらくほっとく事にしました。

ブリー ホワイト シャルドネ 2009(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シャルドネ(フランス:ブルゴーニュ地方:マコネ地区:マコン・ヴィラージュAC:07)\1575
(2)ゲヴュルツトラミネール(チリ:アコンカグア:カサブランカ・ヴァレー:09)\1250
(3)シャルドネ(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1180
(4)セミヨン37%、ソーヴィニヨン・ブラン36%、ミュスカデル27%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:07)\1120
(5)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(日本:チリ産輸入ワイン使用)\640

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
若々しさのある、グリーンがかった、レモンイエロー。
やや薄めの色調。
輝きはある。
小さな気泡が少し見られた。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
強い果実香。
マスカットのようなイメージ。
スモーキーな印象もあり。
グラスを回すと、クリームのような印象。
香りは最初強く香ったが、だんだんと弱くなってきた。
少し落ち着いて上品な印象に変わる。
ハーブや、ミネラルのイメージあり。

【味わい】
残糖を多めに感じるセック。
少し炭酸も含んでいる。
炭酸を含んだジュースのようなイメージ。
酸味もフレッシュな果汁の様な酸味。
ワインらしくないまとまり。
というか明らかに果汁を足しているような味わい。
ボディは膨らまず、飲んだそのままの印象でフィニッシュする。
アルコール度はとても低そう。

【判定】
若々しい外観からは、2009あるいはノンヴィンテージが候補。

香りは最初強いフルーツ香があり、ゲヴュルツトラミネールかと思ったが、香りは続かず、大人しく上品な印象になる。
品種の特定は難しいが、何となくシャルドネっぽい。

飲み口はとても個性的。
ほとんどジュース。
ブルゴーニュでもボルドーでもゲヴュルツトラミネールでもない。
この特殊なジュースのような味わいは、ドイツか日本。
品種がシャルドネとソーヴィニヨン・ブランなので、ここは品種判定になる。

改めて嗅ぐと、石油っぽい鉱物香とグリーンっぽさがあり、ソーヴィニヨン・ブランのイメージ。
ワインになりきれていない味わいも、何となく、日本でブレンドしたワインっぽい。

ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン
で、ブー

ううん、ドイツのシャルドネでした・・

【総評】
ブリー ホワイト シャルドネ 2009
BREE WHITE CHARDONNAY 2009

ドイツ:ファルツ地域:Q.b.A.
アルコール度:12%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、1180円で購入。

ワインを飲み慣れている人は、こりゃワインじゃないな、って思うような味わいですが、ワインを日頃飲まない人にとってはフレッシュでジューシーで美味しいかもしれません。

20数年前に、ドイツワインがフレッシュフルーティな味わいで世界を席巻した事がありましたが、その伝統を感じますね。
いわゆるズーズレゼルヴェという、あとから果汁をブレンドする醸造方法だと思います。

ちなみに、ソムリエ協会教本には以下のように解説されてます。
ズースレゼルヴェ
収穫後の果汁の一部を醗酵させないまま保存したもので、ワインの甘みの調整、あるいはバランスをとるため仕上げの時に定められた範囲内(25%以内)の量を加えることが許されている。trocken、haibtrockenなどもこの方法を使用することがある。このズースレぜルヴェは同じ地域で採れたワイン用のぶどうから造った未醗酵のぶどう果汁であり、無菌濾過・無菌貯蔵、炭酸ガスによる高圧貯蔵、瞬間加熱殺菌貯蔵、高濃度亜硫酸貯蔵、0℃貯蔵などにより保存する。

後味というか、余韻が生のぶどうを食べたあとみたいなんですよね。
種の部分の印象が残るというか。

飲み物としては美味しいと思いますので、好きな人ははまるんじゃないでしょうか。

炭酸のイメージが強く、スパークリングみたいな味がします。
微妙にシュワシュワするし。

微妙な甘さも気になるんですよね。

カミさんの感想を聞いてみたら、「悪くないけど、ちょっと甘い」。

料理との相性ですが、飲み会的なメニューだったら、幅広く合いそうな気がします。

ただ、料理を美味しさを高める、みたいな合い方はしませんね。

このブランド、赤ワインは超モダン?な印象でしたが、白に関しては、やや昔の印象をひきずった、完成度の低い印象があります。

後味もいまいち。
飲んでてだんだん飽きてくるタイプかな?

第一印象と、見た目はいいので、パーティ向けですね。

■楽天ショップへのリンク

Bree(ブリー)ホワイト シャルドネ 税込 1,380 円 送料別

※サイトより引用
ベルンカステルに本拠を構える家族経営の生産者。
世界的権威であるレッド・ドットデザイン賞を2009年に受賞。
レッド・ドットデザイン賞とは?
ドイツ主催。プロダクト分野の著名なデザイン賞と、広告・広報分野のデザイン賞 が統合されて生まれた世界最大のデザイン・コンペティションの1つです。
ワインでは初受賞。
“女性による女性のためのワイン”
「お店でワインを購入するか否かを決定するかの決断は70%以上が女性に委ねられる」という市場調査に基づいて開発されました。
開発チーム自体も全て女性。“見て、飲んで楽しむワイン”をコンセプトに開発。
ブリーの名称は開発チームのメンバーに由来しています。
やや緑がかった淡い黄色。
フレッシュで新鮮な香りが特徴。
南国の果実のような味わいとまろやかな酸味のバランスが絶妙な一品。
フィンガーフードをつまみながら小粋に飲むのもオシャレ。

2010/08/04

ドメーヌ・ドゥ・ペルデゥリクール プティ・シャブリ 2007

(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:プティ・シャブリAC:07)\1780
(2)ゲヴュルツトラミネール(チリ:アコンカグア:カサブランカ・ヴァレー:09)\1250
(3)シャルドネ(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1180
(4)セミヨン37%、ソーヴィニヨン・ブラン36%、ミュスカデル27%(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:07)\1120
(5)ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン(日本:チリ産輸入ワイン使用)\640

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドメーヌ・ドゥ・ペルデゥリクール プティ・シャブリ 2007
【外観】
ほんのりグリーンがかった、レモンイエロー。
色の濃さは中くらい。
輝きは少し強い。
粘性はやや強く、脚があとからゆっくりと降りてくる。

【香り】
強い果実香。
酸の影響も強く、シードルのようなリンゴの印象。
グラスを回すとクリーミーな乳製品のイメージ。
香りはそれほど強くないが、上質な印象を感じる。

【味わい】
まろやかで軽いアタック。
残糖をほとんど感じないセック。
ただ軽い味わいなので、強い辛さは無い。
酸味は穏やかだが、しっかりしている。
柔らかいアタックで酸味が広がるが、すぐに萎んでしまう。
アフターは少し苦味が残る。

【判定】
外観はグリーンっぽく若い印象。
ここでは特に品種を特定出来ないが、輝きはやや強めなので、価格は高めかも。

香りはフルーツが最初に来るが、酸化をイメージさせるリンゴのようなフルーツ香。
ボルドーによくあるタイプ。
グラスを回すと乳製品の印象が広がるので、マロラクティック発酵をしているイメージ。

味わいはかなり軽い。
低価格ワインか、と思わせながら、意外としっかりしている。

ボルドー品種を使った日本のワインが一番の候補。
だけどボルドーの可能性も十分ある。

他の品種の可能性を検討すると、まずゲヴュルツトラミネールは違う。

シャルドネの可能性もあるがシャブリでは無いだろうから、あるとしたらドイツのシャルドネ。

このドイツのワインは赤を飲んでいるがとても人工的な味わいだったので、これは違いそう。

日本か?ボルドーか?

香りもしっかりしているし、ボルドー??

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

え~、プティ・シャブリ・・・

【総評】
ドメーヌ・ドゥ・ペルデゥリクール プティ・シャブリ 2007
DOMAINE DE PERDRYCOURT PETIT CHABLIS 2007

フランス:ブルゴーニュ地方:プティ・シャブリAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、1780円で購入。

生産年も、品種も、生産地も、すべて外しました・・

ネタバレして改めて飲んでみると、あー、なるほどね、たしかにシャルドネかも。
ちょっとアリゴテっぽいまとまりなんですよね。

リンゴの印象が強いというか。

しかし・・ブラインドの印象は1000円そこそこ。
ネタバレして飲んでみても、う~ん、ちょっと高い?って気がします。

シャブリってブランド力だけ先行して、品質が追いつかないというイメージがずっとありますね。

テロワールの個性って感じでもないし。

ひと昔前の、強烈に酸っぱいのを我慢して飲む、みたいな時の方がまだ美味しかった気がします。

何か方向性を失っているというか、産地の個性を失っているというか。

今日の晩ご飯はカツオの刺身。

ショウガ醤油とニンニク醤油があるので、それぞれ合わせてみましたが、どちらも醤油の味が強すぎてアウト。

ちょっと炙ってみたら合うかと、やってみましたが、漬けを炙ってもやっぱり味が濃いですね。

そういえば田崎さんの本に、刺身をワインに合わせるには、お醤油にワインを少し垂らす、というのがあったので、早速実践。

ニンニクと、ワインと、醤油のブレンド。
いや、さすがですね、バッチリ合います。

カルパッチョみたいな感じになりますね。
口に含むとすぐにワインに手が伸びます。
さすが田崎さん!

ちょっとした工夫で、お刺身もワインに合うようになるものです。

ただ、カミさんに食べさせたら、微妙な反応。
ワインには合うけど、食べ物としては普通のニンニク醤油の方がいいみたい。

まあ、刺身の話はともかく。

まずこのワイン、プティ・シャブリっぽく無いですね。
それから、人工的なニュアンスが強いです。
華やかさにも欠ける。

う~ん、まあ正直あまり良い点が見つけられません。

ワインとしては、しっかり造ってあるのでしょうが、なんか、センスが感じられない?

我が家的にはいまいちオススメ出来ないワインですね。

ジャスト メルロー 赤 NV ハーフボトル

 
ジャスト メルロー 赤 NV ハーフボトル
Just Merlot NV 375ml
ジャスト メルロー 赤 NV ハーフボトル
フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー

ナチュラルローソンで、ハーフボトルを、613円で購入。

【外観】
若々しさのある濃いルビー色。
透明感があり、底がしっかり見える。
色合いは単調。
輝きは弱め。
粘性はやや強めで脚が長く残る。
雫に色素が残る。

【香り】
パンのような酵母の香り。
フレッシュな黒い果実。
グラスを回すとなめし革のような動物香。
スパイシーさも少し。
香りは弱めだが、しっかりした印象。

【味わい】
少し残糖を感じるセック。
ミディアムボディ。
酸味はしっかりしていて、フレッシュ感がある。
タンニンは細かいが、渋みはしっかりある。
柔らかいアタックで酸味がすぐに広がり、すぐ絞みながらも余韻が少しあって、アフターは辛くて乾く感じ。
ボリューム感は少ないが、芯はしっかりしてる感じ。

【総評】

今日の晩ご飯は、チキンとトマトのレッドカレー。byローソン。

夏休み前で忙しく、おうちに帰れず、コンビニメシです。

コンビニ食の中では美味しい方だと思いますが、それでもやっぱり味が強いですね。
どんなワインでも蹴散らすくらいの強さがあります。
しかも唐辛子の辛さが強いので、ワインに合いませんね。

やっぱり辛い料理って合わせるのが難しいですよね。

カレーでも、あまり辛くなければワインにも合いますが、コンビニのカレーはことごとく合いませんね。

カレーの中にチキンのブロックがあったので、それに合わせてみると、ようやくワインの出番って感じ
いままで、完全に負けてたワインがイキイキします。

単調でフルーティなワインなので、ちょっとジュースっぽい感じになりますが、でもようやくワインの味が分かったって感じの安心感がありますね。

コンビニのカレーと合わせるときは、カレーの味を薄める素材を用意しておくといいんですね、きっと。

茹でた野菜とか、グリルしたチキンとか。。
ホールトマトとかで味を薄めても美味しいかも。

カレーが無くなってしまったので、やはりローソンで買った、ベビースターラーメン細麺に合わせてみました。

最近この、ローソンでしか売ってないベビースターラーメン細麺にはまってるのですが、もちろん、ワインには合いません。
というか、赤ワインに合う要素がないですね。

でもこのワイン、食事なしで美味しく飲めるタイプじゃないですね。
何か欲しくなります。

残糖が少しあってアタックは少し甘さを感じるのですが、飲み終わりは辛くて乾く感じなので、そのギャップを食べ物で埋めて欲しい、って感じになるんですね、きっと。

コンビニで買えるハーフボトルのライバルは、ジェイコブス・クリークのシラーズ/カベルネ。
飲み比べはしてませんが、印象としては、このワインの負けですね。
完成度がイマイチって感じがあるので。

まあこのワイン、ちょっと単調な味わいではありますが、コンビニで買えるハーフボトルのワインとしては、まあまあではないでしょうか。

きっとまた買う事があると思います。

2010/08/01

ワイン専用ブドウの鉢植え栽培:もうすぐ4ヶ月

 

4月に鉢植えして、そろそろ4ヶ月。
いままですくすく育ってきてましたが、ここのところ成長はあたまうち。

鉢が小さいんですかね?

植え替えたシャルドネはいっこうに芽が出ないので、このままずっと待ってみることにしました。

それにしても暑い日が続いて、ブドウもちょっとバテ気味?
葉っぱに元気がないので、水をふりかけてあげました。


水滴がつくと葉っぱも元気に見えますね。
ちなみにこれは甲州の葉っぱ。


シャルドネはいまだ芽が出ず・・
奇跡を信じてじっくり待ちますか。

カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:08)\1350
(2)ピノ・ノワール、ドルンフェルダー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1300
(3)カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ20%、カベルネ・フラン10%(仏:ボルドー地方:メドックAC:06)\950
(4)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
(5)グルナッシュ、カリニャン、シラー(仏:ラングドック・ルーション地方:ミネルヴォワAC:08)\920

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン 2008
【外観】
若々しい色調の濃いガーネット。
ほとんど黒で、底はまったく見えない。
フチは鮮やかなピンク。
粘性はやや強めで、脚が長く残る。
しずくに色素が残る。

【香り】
濃縮感のある果実。
ブルーベリージャムの印象。
焦げ臭。
茎のようなグリーン香。
グラスを回すとスパイス香が強くなる。
グリーンっぽさを感じるスパイス香。
香りはそれほど強くないが、芯がしっかりしている印象。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
かなりの辛口。
アルコール度は高い。
酸味は弱めで、タンニンが強い。
高めのアルコール度とあいまって、口の中がカラカラに乾くような飲み口。
ボディはミディアムからフルボディ。
余韻は短い。

【判定】
とても濃い外観で雫に色素が残る感じは、ニューワールドか、南フランス?

香りの印象は、スパイシーだけどグリーン系の印象があり、ローヌのシラーっぽい。
またはカベルネ・ソーヴィニヨン?

味わいはガツンと辛い。
男のワインって感じ。

シラーやグルナッシュにしては辛すぎる。
甘い印象がほとんど無い。

印象としては南西地方。
濃い黒ワインって感じ?

やっぱり品種はカベルネ・ソーヴィニヨンかな、煤けたようなグリーン香がある。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ブー

チリのカベルネ・ソーヴィニヨンでした。

【総評】
カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン 2008
Casillero del Diablo Cabernet Sauvignon 2008

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、1350円で購入。

まさか、カッシェロ・デル・ディアブロがこんなに辛いなんて・・
このシリーズのシラーは、とてもチャーミングなフルーツ感があって、悪魔というよりは天使のイメージだったのですが、このカベルネ・ソーヴィニヨンはちょっと悪魔っぽいです。

完全に伝統産地のワインかと思いましたが、チリワインの幅も広がっていますね。
ひと昔前のチリカベとは大違いです。

飲み進んでみると、ちょっとフルーツ感が出てきます。

でも辛くて強いので、家庭の食事に合わせるのは大変。

今日の晩ご飯は鶏のから揚げだったのですが、まったく相手になりません。

ビーフジャーキーがあったので合わせてみたら、味がクドくなりすぎて、共倒れ。

脂身の多いカルビとか、サーロインのステーキとかだと、この辛さがサッパリさせてくれるのかもしれませんが・・・でもやっぱり重そうな気がします。

ワインに甘みが少ないので、食事の方は少し甘さが欲しくなりそうですね。

飲み進むと、やっぱりニューワールドワインって感じが出てきます。
単調な強さが、ちょっと飽きてくるかも。

少なくとも、夏場に飲むワインじゃないですね、重苦しい感じ。

まあ、あれこれ文句はあるものの、ワインとしての品質は間違いないと思います。

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カッシェロ・デル・ディアブロ・カベルネ・ソーヴィニヨン[2008]年コンチャ・イ・トロ 税込 1,207 円 送料別

※サイトより引用
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カシス、甘草、シナモン、丁子などのスパイシーな香りに、ブラックベリーなどの果実味がやさしく溶け込む。アフターには、干草や枯れ葉などの熟成香も感じられるので、数年寝かせてその変化を楽しみたい。
Best Marriage:仔羊のロースト、八角を利かせた豚バラ肉の煮込み、トリッパ、モツ煮込み
そうですね、ラム肉には合いそうな気がします。
もう少し涼しくなってきたら、また飲んでみたいワインです。

■関連情報(カッシェロ・デル・ディアブロ シリーズ)

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