2010/08/22

シャトー・オート・ガリーヌ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・ノワール、ドルンフェルダー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1300
(2)サンジョヴェーゼ(伊:シチーリア州:シチリアI.G.T.:08)\980
(3)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
(4)グルナッシュ、カリニャン、シラー(仏:ラングドック・ルーション地方:ミネルヴォワAC:08)\920
(5)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー:09)\598

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

シャトー・オート・ガリーヌ 2008
【外観】
ほとんど黒に近い、濃いガーネット。
フチはバイオレットで、若々しい。
透明感はほとんど無い。
粘性はやや強めで、脚が多く現れる。
雫に色素が残る。

【香り】
凝縮感のある果実香。
パンのような酵母の印象。
アルコールの印象が強め。
グラスを回すと動物香が出てくる。
香木のようなグリーン系のスパイス香。
それほど強く無いが、ボリューム感を感じる香り。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
アルコール度が高い。
酸味は柔らかいがフレッシュ。
タンニンはきめ細かい。
ボリューム感のあるフルボディ。
濃厚でフルーティなアタックから、それほど膨らまず、中盤辛さが強くなり、フィニッシュはやや乾く印象。

【判定】
かなり濃い外観で、しかも若さがある。
チリのカベルネ・ソーヴィニヨンかミネルヴォワ。最近のイタリアのサンジョヴェーゼも可能性がある。

香りは濃厚な果実香に香木のようなスパイシーさがある。
カベルネ系の印象だが、ローヌのシラー的でもある。

味わいは少し甘さのあるタイプ。
濃厚さと相まってシラーっぽい。

普通に考えるとミネルヴォワ。
でもほぼ同じセパージュのプロバンスのワインもある。
生産年が2008年か2006年だが、若々しさがあって、2006年では無さそう。

チリのカベルネ・ソーヴィニヨンもちょっと怪しいが、価格感は1000円越えくらいの印象。

ファイナルアンサーで、ミネルヴォワ
で、ピンポン

とっても濃いんだけど、なんか上品さがあって、いい感じ。

【総評】
シャトー・オート・ガリーヌ 2008
CHATEAU HAUTE GALINE 2008

フランス:ラングドック・ルーション地方:ミネルヴォワAC
アルコール度:14%
ブドウ品種:グルナッシュ、カリニャン、シラー

リカーランドトップで、920円で購入。

濃いワインってあまり好きじゃ無いんですが、このワインはいいですね。
ただ濃いだけじゃなくて、繊細さを兼ね備えてます。

アルコール度も強いけど、そんなに気になりません。
全然気にならないというと嘘になりますが。

今日の晩ご飯は豚肉のステーキ。
和風のステーキソースがかけてあります。

赤ワインって大体豚肉には合わないと勝手に思っているのですが、このワインは案外OKでした。

ワインの甘みが豚肉の甘みとマッチしたみたい。

カミさんに価格を聞いたら、880円。
わずかに下の評価。

可もなく不可もなくって感じらしいです。

複雑でスパイシーな印象があるので、一般的な家庭料理には合いにくそうですが、そんなに強さは無いので、少し工夫すればおうちでも十分美味しく飲めるかもしれません。

良いワインなので、何とか料理と合わせてやりたいって感じがします。

カミさんは醤油が合いそうだと言ってましたが、確かにオリエンタルスパイスのような印象があります。

そういう点では中華料理なんていいのかな?
というか、すき焼きなんて合わないかな?

ちょっといろいろ試してみたいワインですね。
1000円ちょっとだったら、とってもお買い得だと思います。

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※サイトより引用
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