2017/03/31

セブンプレミアム シリングス シラーズ 2015

セブンプレミアム シリングス シラーズ 2015
セブンプレミアム シリングス シラーズ 2015
SEVEN PREMIUM SHILLINGS SHIRAZ 2015

オーストラリア:南オーストラリア州:クレア・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラーズ

セブンイレブンで、861円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しいピンクがかった紫の、濃いルビー
濃淡:少し明るさがある
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、明るめ

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>ジャム、プルーン、タバコ
<香辛料・芳香・化学物質>血液、肉、チョコレート、スパイス
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:はっきりした、シャープな
タンニン分:サラサラした、軽め
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
ライトでスマート、スムーズな味わいだけど、タンニンが効果的に締めている

【供出温度】
14-16度 冷えている方が飲みやすいけど、温度高めの方がワインの味がしっかり出る

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しいピンクがかった紫の濃いルビーで、底がうっすら見えるくらいの明るさがあります。

香りは、血液、生肉、ジャム、プルーン、タバコ、チョコレート、強めのスパイス、などシラーらしい印象。

味わいは、軽めのアタックから、果実感と甘みがじわっと広がり、細身のボディながらスパイシーさがアクセントになって、タンニンが効果的に締めてきて軽く乾く感じでのフィニッシュ。

軽めでスムーズで飲みやすいタイプですが、人工的な感じとか安っぽさは無くて、しっかりワインらしさを持ってますね。
ちょっとケミカルでゴムっぽい感じが気になりますが、第一印象は悪くないです。

グラスに注いだときはイマイチなんですが、時間とともにだんだん良くなってきますね。
温度もちょっと高めの方が良さそうです。

個性的で魅力もあって、ワインだけでもどんどんいっちゃいますね。

今日の晩御飯はセブンイレブンの「ビーフカレー」。
飴色になるまで炒めた玉ねぎと牛肉のうま味を加えたルーをじっくり煮込んだ欧風カレーです。隠し味にフルーツを加え、甘さとコクをプラスしました。
というやつです。

合わせると、甘みがつなぎになってて、辛さをフルーツ感が補うみたいな、南国系の合い方をして、バッチリハマります。
ただ、ワインがガンガン進むのでこれは要注意ですね。

「ストリングチーズ スモーク味」に合わせると、スモークの印象がワインのケミカルな感じを強調してこれはちょっとイマイチ。
「揚塩ピー」は完全に裏側にまわるけど、存在感を残します。

スパイスの効いた肉料理は全般的に合いそうですね。
豚肉だとポークチャップくらいの濃いソースで、鶏だとトマト煮込みくらいでしょうか。

いろいろなシーンで使えそうですが、スクリューキャップが安っぽいタイプなのがちょっときになるポイントでしょうか。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2017/03/28

ラポサ ソーヴィニヨン・ブラン 2016

ラポサ ソーヴィニヨン・ブラン 2016

ラポサ ソーヴィニヨン・ブラン 2016
RAPOSA SAUVIGNON BLANC 2016

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

まいばすけっとで、599円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:やや淡い
粘性:やや強い
外観の印象:若々しい、色付きは弱め

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>熟した果実、南国系果実、柑橘系、
<香辛料・芳香・化学物質>ミネラル、硝煙、シロップ
香りの印象:若々しい、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、強め
苦味:穏やかな
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
しっかりした果実感、ちょっとゴムっぽさが残る?

【評価】
フレッシュでフルーティ、爽やかな味わいながら、ちょっと足りない味わいと、ゴムっぽい後味が気になる

【供出温度】
8-10度 多少温度が上がっても大丈夫そうだけど、冷やしてカジュアルに飲むのが良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は淡めの、グリーンがかったレモンイエローで、輝きがあります。

香りは、熟した果実や南国系果実が主体で、ミネラル、硝煙、シロップなどがあり、シンプルな印象。

味わいは、軽めのアタックから、爽やかな果実感と酸味、ほのかな甘味がパッと広がり、細身でやや頼りないボディで、すっと早めに終わり、酸味の残るジューシーなフィニッシュ。

飲んだ瞬間が一番美味しくて、そのあとちょっとしりすぼみって感じで、後味があまり良くないかも。
一口目がとても爽やかで美味しいので、そう感じるのかもしれません。

第一印象はちょっとまだ評価出来ない感じ。

今日の晩御飯は冷凍食品の「ボンゴレビアンコパスタ」とお惣菜の「ポテトサラダ」。

ボンゴレビアンコはワインの甘みが強調されて、食事という感じではなくなりますが、まあ邪魔もしないし、普通に美味しいかも。

ポテトサラダはレモンを絞ったような合い方で、これは悪くないですね。

一番良かったのは、「塩だけで味付けしたトルティーヤ」にポテトサラダを乗せたおつまみで、香ばしい香りがプラスされて、このワインにピッタリフィットしました。

トップバリュグリーンアイの「塩だけで味付けしたトルティーヤ」はとても素直な味わいなので、いろいろなディップをつけてワインと合わせられますね。

飲み進むと、このワイン、どんどん良くなってきました。

温度が上がっても溌剌感があって、爽やかで飲みやすく、食事の邪魔をしないし、余韻にじわっと柑橘系の果実感が残って心地よい。

最初に感じたゴムっぽい感じは消えたのですが、これはグラスのせいだったかもしれません。

人に例えると、爽やかで、人に気を使って、自分より相手を立てる好青年、みたいな。

コストパフォーマンスは高いと思います。
リピートしてもいいですね。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2017/03/26

ドナ・ヘレナ ヴィーニョ ブランコ 2013

ドナ・ヘレナ ヴィーニョ ブランコ 2013
ドナ・ヘレナ ヴィーニョ ブランコ 2013
Dona Helena Vinho Branco 2013

ポルトガル:ペニンシュラ・デ・セトゥーバル地方
アルコール度:12%
ブドウ品種:フェルナン・ピレス70%、モスカテル20%、アリント10%

おとぎの国の通販で6本セット3,980円、1本あたり663円で購入。
参考価格は、1170円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若い、

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、洋ナシ、グリーン系のハーブ、菩提樹
<香辛料・芳香・化学物質>シロップ
香りの印象:第1アロマが強め、開いている

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:爽やか、ちょっと弱め
苦味:控えめだけど、後味に残る
バランス:スリムだけど、アルコールの印象が浮き気味
アルコール:やや強め(に感じる)
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
熟した果実

【評価】
優しく個性的な味わいながら、ちょっと足りない感じがある

【供出温度】
7度以下、8-10度 キンキンに冷えていても良さそうだけど、少し温度が上がってきても大丈夫

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、グリーンがかったレモンイエローで、少し輝きがあります。

香りは、甘い果実香が中心で、洋ナシ、柑橘系、グリーン系ハーブ、グリーン系フローラル、シロップ漬けのモモ、などちょっと楽しめる感じ。

味わいは、優しいアタックから、個性的な果実感と甘みがふわっと広がり、酸味がやや足りず、おだやかな印象だけど、最後はアルコールが強めに出てフィニッシュ。

ポルトガルワインらしい、穏やかな優しい味わいで、グローバル品種にない個性的なハーブや果実の印象があります。
グリーン系の印象も強くて、モヒートのようなハーブを加えたカクテルのような印象もあります。

4年前のワインなので、酸化が進んでいたり、力が落ちているかと思いきや、ベストコンディションの印象ですね。
今一番美味しいのではと思わせる味わいです。

このワインセットは定価の半額くらいの価格でかなり安かったのですが、届いてみたら全部4~5年まえの在庫処分のパターンで、これはハズレかな~、と思っていたら、今のところ3本飲んでハズレ無しですね。

「おとぎの国」さんの管理が良かったのかなと、お店の評価がグッとあがりました。

今日の晩御飯は「クリームシチュー」。
なぜかお土産の「焼き鳥」付き。

このワイン、やさしくて主張が弱く食事を引き立てるのと、若干のクセが食事とのつなぎになっていて、フィット感がありますね。
シチューでも焼き鳥でも全部受け入れてくれる感じ。

時間が経っても静かな強さというか、主張は少ないけど存在感があります。
最初に感じた、もの足りなさやアルコールが浮いた感じはなくなりました。

良いワインですね、オススメです。

■楽天ショップへのリンク

白ワイン Dona Helena Vinho Branco ドナ・ヘレナ ヴィーニョ ブランコ 750ml 【酒類】

※サイトより引用
コーポラティバ・アグリコラ・デ・ポゴエス社は、1958年に設立された名門ワイナリーです。
エントリーレベルのテーブルワインからDOP、リゼルバクラスのワイン、ポートワイン、スパークリングワインなど幅広い商品を手掛けています。また、この10年間で300以上の国際的なワインコンクールで賞を受賞。さらに、2012年には世界中のワインジャーナリストが集まる協会WAWWJでTOP100ワイナリー中68位に選出され、たちまち世界中に高評価を得る、人気ワイナリーの仲間入りを果たしたのです。
WAWWJとは、世界各国で行われたワインコンテストから、各ワイナリーの評価結果をランキンク形式で案内、その年最も多くの賞を受賞したワイン&ワイナリーを表彰する偉大なワインコンクールのひとつです。
フェルナン・ピレス種は、セトゥーバル半島で最も多く栽培されている白ブドウですが、ポルトガル全土で栽培されています。フルーティでライム、レモン、オレンジ、ローズなどの香りが魅力的なブドウ品種です。
カステラン種は、ポルトガルで最も栽培されている黒ブドウの品種です。最も素晴らしいカステラン種ワインは、セトゥーバル半島で造られており、コクがあり、凝縮したワインに仕上がります。
柑橘系の香りが広がる爽やかな印象
グレープフルーツやレモンの皮など、柑橘系の香りが広がる爽やかな印象です。
キレのよい軽快な酸味と心地よいボディ感を備えた、非常にバランスのとれた仕上がりです。
<マリアージュ>魚介類やサラダと好相性です。

2017/03/25

モンテ・ダ・バイア ヴィーニョ ロゼ 2013

モンテ・ダ・バイア ヴィーニョ ロゼ 2013

モンテ・ダ・バイア ヴィーニョ ロゼ 2013
MONTE DA BAIA Vinho Rose 2013

ポルトガル:ペニンシュラ・デ・セトゥーバル地方
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カステラン40%、トゥリガ・ナシオナル30%、シラー30%

おとぎの国の通販で6本セット3,980円、1本あたり663円で購入。
参考価格は、1210円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:赤味が強く、強い色のロゼ
濃淡:ロゼとしては濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若い、よく熟した

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>赤い実の果実、根菜のような印象
<香辛料・芳香・化学物質>石灰っぽいミネラル
香りの印象:弱いが上品さがある

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、なめらか
タンニン分:ロゼとしては強い方
バランス:スマートな、流れるような、後味に強さがある
アルコール度:後味が辛いので強めに感じる
余韻:短い

【フレーヴァー】
ちょっと野菜っぽい

【評価】
スマートで優しい味わいだけど、味や香りにとても個性を感じる

【供出温度】
10度以下 冷えていると普通に美味しいけど、温度が上がるともっと個性が出てきそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、赤味の強い濃いロゼで、輝きはやや弱め。

香りは弱く、赤い果実、硫黄のようなミネラル、野菜、ハーブ、時間が経つとだんだん硫黄の影響が強くなってきました。

味わいは、優しくライトなアタックから、品の良い果実感と甘み、優しい酸味がふんわりと広がり、じわーっと複雑な味わいが出てきて、ちょっと渋みのある穏やかなフィニッシュ。

ポルトガルのワイン好きなんですが、これも当たりですね。
グローバル品種にない個性というか、優しく穏やかな味わいの中に複雑な味わいを持っていて、沁みるような深みがありますね。

ニューワールドのようなパーティ感ではなく、上品な紳士淑女の集まりみたいな雰囲気?
決して派手でもゴージャスでもないけど、清楚で品のある、教養のありそうな味わいです。

今日の晩御飯は自家製の「麻婆豆腐」。

ロゼと中華は相性が良いと言われますが、このワインも個性的なスパイスの印象があって、中華との馴染みはとても良いです。

おつまみの「テングビーフジャーキー」も「柿の種チョコ」も、うまく絡め取るような貫禄のある合い方をしますね。
ワインだけだと優しく穏やかな印象ですが、食事が入ると急に存在感が出てきて、世渡り上手でやり手な、只者じゃない感を出してきます。

樽なのか、ウッドチップなのか、木樽のような印象が出てきて、それが深みに貢献しているのが分かります。
ローカル品種の個性と、樽の熟成が重なってこの個性が出てるんですね。

4年前のワインなので、酸化が心配でしたが、まったく問題なし。
というか、ちょっと熟成して深みがでてるかも?

飲み進むにつれてどんどん良くなってきますね。
穏やかで上品なんですが、包み込むような包容力と深みを感じます。

いままで飲んできたロゼのなかでもかなり上位に入りますね。
人に例えるt、チャーミングで上品な、底知れない包容力を持った、育ちの良い女子みたいな?

このワインいいですね。
また飲んでみたいです。

■楽天ショップへのリンク

ロゼワイン MONTE DA BAIA Vinho Rose モンテ・ダ・バイア ヴィーニョ ロゼ 750ml 【酒類】

※サイトより引用
果実のピュアな甘みを活かした非常に軽快な飲み口のロゼワイン
ロンドン・インターナショナル ワインチャレンジ2014銅賞受賞
ワイン評論家:ロバート・パーカー 86点
ワイン雑誌:Wine Enthusiast2014 85点
カーサ・エルメリンダ・フレイタス社は、1920年にデオニルデ・フレイタス氏により設立されました。
現在は、孫娘のエルメリンダと妹のレオノールが後を継ぎ、家族伝統のワイン造りを守り続けています。
カーサ・エルメリンダ・フレイタス社では、1997年まで生産されていたワインは、ブランド名もなくバルクで販売されていました。
しかし、一人娘のレオノールが「テラス・ド・ボー」というボトル入りの赤ワインを造り始めたことにより、2002年から全ての商品に自社ブランド名をつけて販売するまで規模を拡大していきましした。この功績が認められ、2009年にポルトガル大統領から勲章が授与されました。
今では、数々の世界的なワインコンクールで賞を受賞したり、評論家ロバート・パーカーJr.のガイドブックでも高得点を頂くなど世界的に活躍しています。
イチゴやカシスの甘い香り、口に含むとフレッシュな果実味が口いっぱいに広がります。
果実のピュアな甘みが引き出された、飲み飽きない味わいのロゼワインです。
<マリアージュ>お寿司や刺し身などの魚介類と相性抜群です。

2017/03/24

MV トロンテス 2015

MV トロンテス 2015
MV トロンテス 2015
MV TORRONTES 2015

アルゼンチン:地理的表示無し
アルコール度:13%
ブドウ品種:トロンテス

ドン・キホーテで、753円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ほんのりオレンジがさした、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若さのある、良く熟した

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>ライチ、グレープフルーツ、柑橘系、グリーン系のフローラル
<香辛料・芳香・化学物質>コーヒーやカカオ、アーモンド、シナモン
香りの印象:アロマティック、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖は少ないがアルコールのボリューム感がある
酸味:強い、しっかりした
苦味:強い
バランス:スリムな、強さのある
アルコール:強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
ビターなフルーツ

【評価】
香りは華やかだけど、甘みが少なく強い味わい

【供出温度】
11-14度 辛くて強いので、ちょっと温度高めが良さそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、ほんのりオレンジがかったイエローで、輝きがあります。

香りはアロマティックで、ライチ、グレープフルーツ、グリーン系のハーブやフローラル、コーヒーやカカオ、アーモンド、シナモン、時間が経つとどんどん変化していきます。

味わいは、やや強めのアタックから、ドライな果実感がグッと出てきて、固めのボディに苦味も強めに出てきて、旨みが残るものの渇いた印象でフィニッシュ。

香りはすごく華やかさがあるのですが、飲みくちは辛くて硬派な印象。
男っぽい味わいですが魅力もあって、無口だけど色っぽい、サッカーの吉田麻也選手とか山口蛍選手みたいな感じ?

香りがフルーティなわりに辛口だったので、少しびっくりしましたが、第一印象は悪くありません。

今日の晩御飯は、成城石井の「和風ボンゴレパスタ」。
ニンジン、たけのこ、菜の花、あさり、が入ったあっさり味です。

このワイン、香りが強めですが、食事の邪魔をする感じではなく、苦味も食事によく合います。

春っぽい味わいというか、和食の食材の苦味にもよく合って、これはなかなか秀逸かも。

ワインの苦味が食材の苦味とのつなぎになって、春の食材に良く合いそうです。

不思議な力を感じるワインで、懐が深いというか、大親分みたいな度量を感じて、この価格帯にはないアイデンティティや、存在感を持っていますね。
香りの強さと苦味の強さがいいバランスで、存在感を出しているのかも。

他のワンコインにはない魅力を持っていて、また飲んでみたいですね。
この生産者の他のワインも飲んでみたいと思いました。

■楽天ショップへのリンク

メンドーサ・ヴィンヤード・MV・トロンテス 2015【アルゼンチン】【白ワイン】【750ml】【辛口】【メディアムボディ】【Mendoza Vineyard】

※サイトより引用
なんと980円(税別)にして、日本最大のワイン・コンテストにて、2年連続最高賞【ダイアモンド・トロフィー】獲得!!
もちろん【ベスト・コストパフォーマンス賞】も受賞!3,543アイテム中、ダントツのコスパ!!
アルゼンチンの銘醸産地メンドーサで畑を持たず、契約栽培家から買い付けたブドウを使いダントツのコスパを実現!
柑橘系の爽やさにライチやマスカットのアロマティックなフレーバーが潜む爽やかなワインです!!

ワイナリーは平均標高900メートルの高地に位置し、平均気温は14℃と涼しく、加えて雨が少ないことが特徴の地域で、年間の降雨量の平均は200~280ミリリットルと、日本の8分の1にあたる、乾燥した気候で凝縮した果実がうまれます。
完熟したブドウを優しく搾り、ステンレスタンクにて低温で発酵させています。
その味わいは、『レモンやグレープフルーツといった柑橘系の香りが、まず立ち上がり、スイカ、オレンジ、ライチ、マスカットといったアロマティックな香りも追いかけてきます。酸はおだやかでさらっとした口当たり、余韻に少し苦味が感じられるので、野菜の天麩羅や揚げ出し豆腐といった和食とも合わせやすい味わい!!』

2017/03/20

ムッソ・スモール・ゲーム シャルドネ 2012

ムッソ・スモール・ゲーム シャルドネ 2012

ムッソ・スモール・ゲーム シャルドネ 2012
Musso Small Game Chardonnay 2012

スペイン:地理的表示なし
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:シャルドネ100%

おとぎの国の通販で6本セット3,980円、1本あたり663円で購入。
参考価格は、1400円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、トパーズに近いイエロー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:酸化が進んだ、熟成した

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>酸化をイメージさせるリンゴやシードル、熟した果実、リンゴの蜜
<香辛料・芳香・化学物質>ミハチミツ、カンロ飴、ちょっとシナモン
香りの印象:酸化熟成の段階にある、開いている

【味わい】
アタック:当たりが強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:すっかり酸化したトゲトゲしい酸
苦味:強い(突出した)
バランス:スリムでコンパクトだけど、酸化熟成により厚みが出ている
アルコール:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
シードル、酸化したリンゴ

【評価】
完全に酸化していて通常では飲めるレベルではないが、酸化熟成がちょっと面白い要素を加えている

【供出温度】
11-14度 酸化熟成が進んでいるので、少し温度高めが良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、茶色がかったトパーズに近いイエローで、輝きがあります。

香りは、酸化をイメージさせるリンゴやシードル、熟した果実、ハチミツ、カンロ飴、リンゴの蜜、シナモンなど、酸化してるけど甘い印象があって、意外と悪くありません。

味わいは、トゲトゲしたアタックから、酸化した印象とチャーミングな果実味、甘みがじわっと広がり、収斂性のある苦味とえぐ味のある辛いフィニッシュ。

5年まえの白ワインなので、完全に酸化していて、アウトなレベルなのですが、なんとなく魅力があります。
キャンディっぽい果実感がチャーミングで、絶望の世界の中にある一つに救いみたいな、不思議な世界観をもっていますね。
ハズレワインだけど、ちょっと面白いですね、これは。

今日の晩御飯は、アジの干物、九州の実家から送ってきたでっかいやつです。
普通だと干物にワインはまったく合わないのですが、毒をもって毒を制すというか、ワインのクセが強すぎて、干物の生臭さもあまり気になりません。

明太子もありましたが、これもそこそこ問題なし。
これははじめてのパターンかも。

レーズンチョコはワインが完全に負けますが、マイナス部分も消してくれて、余韻に果実感を加えてくれるので、これはこれでよいですね。
トリュフチョコも同じようにワインが完全に負けるけど、ふわっと余韻を残します。

チョコに合わせるとウィスキーっぽい感じになりますね。
今はフレッシュなワインが当たり前ですが、昔はこのくらい酸化熟成したワインは当たり前だったかも。

昔のお酒は、我慢して飲んでると、だんだん美味しさが分かってくるみたいところがありましたからね~。

グラスが空になると、樽の影響を強く感じます。
しっかり樽熟成をしているので、5年経ってもそれなりに飲めるんでしょうね。

人に例えると、人生の機微を知っている、深みのある、可愛らしい熟女って感じ?
チャーミングで愛されるタイプですね。

次はコンディションの良いやつを飲んでみたいですね。
きっと良いワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

白ワイン Musso Small Game Chardonnay ムッソ・スモール・ゲーム シャルドネ 750ml オーガニックワイン 逸品 プレゼント ギフト 専門店 輸入ワイン 直販 ワイン屋さん 人気ワイン【酒類】

※サイトより引用
このワインを手掛けるカサ・ホロは、スペインの複数の若手醸造家やソムリエなどからなるワイン造りのエキスパート集団です。
彼らは、「その土地のキャラクターやテロワールを完全に反映したワイン造り」をモットーとし、ブドウの栽培からワインの醸造、さらにはラベルのデザインまでワイン全体をプロデュースし品質の高いワイン造りを行っています。
有機栽培ブドウを100%使用したオーガニックワイン
青りんご、熟した桃、トロピカルフルーツのアロマに、イキイキとした酸味やミネラル感が感じられ、明るく開放的な印象の白ワインです。なめらかな口当たりで、長い余韻へと続きます。ボトルデザインにも描かれているように、魚介類と合わせて、その相性の良さをお楽しみください。

コンビニやスーパーで買える、春のロゼワイン

春のロゼワイン

春のワインと言えば「ロゼ」。
ピンク色が春らしくて、きれいですよね。

■ロゼの魅力

・ピンク色の見た目がキレイ
・合わせる食事の幅が広い
・お花見にぴったり!

■ロゼワインとは

ワインの色は大きく分けて3色。

白ワインは「白ブドウ」、赤ワインは「黒ブドウ」から造られるのが一般的ですが、ロゼワインは「黒ブドウ」、あるいは「白ブドウ」と「黒ブドウ」両方から造られます。

■ロゼワインの造り方

白ワインは、果汁だけにして醗酵させるので、色は着きません。
赤ワインは、皮や種などと一緒に醗酵させるので、果皮から赤い色がワインに着きます。
ロゼワインは、赤ワインを造る方法で少し色が着いたところで絞り、果汁だけでさらに発酵させるという方法が一般的です。

EU以外では赤ワインと白ワインを混ぜて造る方法も許可されていますが、これは色を着けられた白ワインです。
黒ブドウが、赤ワインでは見せない一面を見せてくれるのが、ロゼワインの魅力と言われていますね。

■コンビニ・スーパーで買えるロゼワイン

フロンテラ ロゼ



コンビニだと700円台、スーパーだと600円台で売っていますが、これは超コスパワインですね。
フレッシュな果実感があって飲みやすく、食事にも合わせやすいのですが、さらにハーブの印象がアクセントになってて、飲み飽きないタイプです。
手に入りやすいというのも重要なポイントですね。

フロンテラ ロゼ 2013

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アルパカ ロゼ



このワインも超コスパワイン。
大人気のアルパカシリーズのロゼで、コンビニだと600円台、スーパーだと500円くらいで売っているところもあります。
見た目は可愛らしいですが、実はしっかりした味わいで、スパイスの印象も強く、合わせる食事にはちょっと気を使います。
オードブルにパーティ感覚で合わせるのがオススメでしょうか。
お花見には最適ですね。

サンタ・ヘレナ アルパカ ロゼ 2014

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マテウス・ロゼ



スーパーで、1000円弱くらいでしょうか。
過去大ブームがあったので「マテウス・ロゼってまだ売ってるんだ?」って人も多いと思いますが、このワインちゃんと進化しています。
微発泡でアルコール度も低め、すっきりした果実感が心地よく、薬草のようなスパイスや軽い苦味がワインに深みを与えていて、とてもバランス良くまとまっています。
微発泡の優しい泡立ちは、アウトドアで昼間から飲むには最適ですね。
見た目も可愛いので、お花見に持って行ってみてはいかがでしょうか。

マテウス ロゼ NV

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フレシネ セミセコ ロゼ



人気が出てきて、だんだん高くなってきてるようですが、今はスーパーで1600円くらいでしょうか。
シャンパンと同じ瓶内二次発酵製法によるカヴァ、セミセコなので「辛口」ではなくて「やや甘口」。
発泡も控えめ、甘さも控えめ、アルコール度も低めですが、バランス良くまとまっていて飲みやすく、グリーン系のハーブの印象もあって、炭酸が抜けてきても美味しく飲めます。
お花見でもフルート型のグラスを持って行きたくなるワインですね。

フレシネ セミセコ ロゼ NV ハーフボトル

■プラスチックのワイングラス

アウトドアで使えそうなワイングラスをいくつかピックアップしてみました。


脚が取り外せるタイプですが、ピンクやグリーンがあって、ちょっと可愛いですね。


アンティークなデザインで安っぽくないのが魅力ですが、ワインの色が分からないのがちょっと難点。


これはかなり本格的なワイングラスですね。形はリーデルそっくり・・・
柔らかい樹脂で出来ているみたいですが、どのくらいガラスっぽいのか気になります。

★買って見ました!レビューはこちら★


それではみなさん、お花見楽しんでくださいね~。
(o^∇^o)ノ

2017/03/19

ジョセフ・ベルラン コート・デュ・ローヌ ルージュ 2014

ジョセフ・ベルラン コート・デュ・ローヌ ルージュ 2014
ジョセフ・ベルラン コート・デュ・ローヌ ルージュ 2014
Joseph Pellerin Cotes du Rhone 2014

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:A.O.C.コート・デュ・ローヌ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:品種不明

やまやで、1058円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若いが少し落ち着いている、深い透明感がある

【香り】
第一印象:弱め
特徴:
<果実・花・植物>赤い果実、ドライフラワー、タバコ
<香辛料・芳香・化学物質>血液、なめし革、硫黄
香りの印象:酸化還元が始まっている、やや閉じた印象

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:なめらか、やさしい
タンニン分:サラサラした、溶け込んだ
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
軽くスパイシー、収斂性がある

【評価】
かなり軽くてスッキリした味わい、後味をタンニンがしっかり締めるので、メリハリもある

【供出温度】
10-13度 軽いのでしっかり冷えていても飲めるが、少し温度を上げた方が味わいが広がりそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若さがあるものの、大人しい色調の濃いルビーで、底がうっすら見えるくらいの透明感があります。

香りは弱めで、赤い果実、硫黄、血液、なめし革、還元的でちょっと閉じた感じがあります。

味わいは、とても軽いアタックから、上品な果実感とほんのり甘みがゆっくりと広がり、ライトボディの優しくスッキリした印象がスーッと続いて、じわっと余韻を残すフィニッシュ。

とても軽いのですが、品が良いというか、すっきりしたクールな印象と沁みるような味わいがありますね。
香りはイマイチですが、フィネス系の味わいで第一印象は悪くありません。

ただ、飲み進むと飽きてきそうな雰囲気もあるかな。

今日の晩御飯は、自家製の「シューマイ」。

ワインが軽いので、これくらいの肉料理でも良く合います。
煮物とか焼き鳥とか、和食の肉料理にも全般的に合いそうですね。
香りが主張していないのも和食に合わせやすいポイントです。

少し酸化熟成が始まっている感じも、醤油との馴染みを良くしてますね。

おつまみの「一口チーズ」は、ニセモノ感があって、ワインが拒否する感じ。

お土産の「ごまたまご」には良く合いました。
「チョコレーズン」にはバッチリ合います。

人に例えると、普通で目立たないけど、優しく人当たりが良くて、いつも微笑んでいる若い女子みたいな?

香りはイマイチですが、味わいは優しく穏やか、上品で深みを感じます。
コストパフォーマンスは価格なりですが、和食にも合わせやすそうで、家庭で飲むには良い選択かも。

リピートしたいほどではないけど、オススメできると思います。

■楽天ショップへのリンク

【5,000円以上送料無料】ジョゼフ ペルラン コート デュ ローヌ ルージュ 750ml

※サイトより引用
美しい紫色。
ブラックカラントやラズベリーのアロマにほんのりとシトラスのニュアンスも感じられます。
フルーティかつすっきりとした味わいのミディアムボディです。

2017/03/18

コンティ・ゼッカ  サラチェーノ マルヴァジーア ビアンカ 2013

コンティ・ゼッカ  サラチェーノ マルヴァジーア ビアンカ 2013 500ml
コンティ・ゼッカ  サラチェーノ マルヴァジーア ビアンカ 2013 500ml
Conti Zecca Saraceno Malvasia Bianca 2013 500ml

イタリア:プーリア州:I.G.P.サレント
アルコール度:12%
ブドウ品種:マルヴァジーア ビアンカ主体

セブンイレブンで、500mlを798円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかったイエロー
濃淡:濃い
粘性:やや強め
外観の印象:酸化が進んだ、良く熟した

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>炒ったアーモンド、シードル、酸化したリンゴ
<香辛料・芳香・化学物質>カラメル、バタークリーム、硫黄、ヨード?
香りの印象:酸化が進んでいる

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:酸化した、収斂性がある
苦味:穏やかな
バランス:スリムな、まろやかな
アルコール:やや弱め
余韻:酸化した印象が残る

【フレーヴァー】
酸化したリンゴ、シードル

【評価】
完全に酸化しているが、それなりに味わいはある

【供出温度】
11-14度 酸っぱいので、あまり冷やしすぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、完全に酸化しているオレンジ色で、輝きがあります。

香りは、リンゴやシードル、アーモンド、バタークリーム、硫黄、ちょっとコンポート、シェリーっぽい感じになってます。

味わいは、軽めのアタックから、完全に酸化した饐えた果実感が広がり、スリムながら収斂性があって、キューッとしまった後に、えぐ味の残るフィニッシュ。

これは売ってはいけないレベルで酸化していると思うのですが、返品に行ったら完全にクレーマーですよね~。
がっかりですが、酸化した中にもそれなりに味わいがあるので、もう少し飲み進んでみましょう。

4年前のワインと分かっていたら、コンビニでは絶対買わないですね。
ちゃんと生産年を確認すれば良かった・・・

今日の晩御飯は、冷凍パスタの「生パスタ海老のクリームソース」と「豆のサラダ」。
食事に合わせると、ワインが乱暴で雑なことが分かります。

酸化したワインは食事と合わせると大人しくなる事が多いですが、このワインは荒々しいままですね。

でも、なんだかんだ文句言いながらもどんどん飲んじゃいますね。
きっとベースは良いワインなんでしょうね。

「揚塩ピー」くらいの塩辛さだと、ワインとのバランスがいいみたい。

おすすめはできませんが、まあ飲めました。
コンディションが良ければ美味しいワインじゃないでしょうか。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2017/03/12

フィリップ・ダルジャンヴァル コート・デュ・ローヌ ブラン 2014

フィリップ・ダルジャンヴァル コート・デュ・ローヌ ブラン 2014
フィリップ・ダルジャンヴァル コート・デュ・ローヌ ブラン 2014
Philippe d'Argenval Cotes du Rhone Blanc 2014

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:A.O.C.コート・デュ・ローヌ
アルコール度:13%
ブドウ品種:品種不明

やまやで、1058円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、ねっとりした印象

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、洋ナシ、青りんご、白い花
<香辛料・芳香・化学物質>クリーム、シロップ
香りの印象:若々しい、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:収斂性があり酸っぱい感じ
苦味:穏やかな
バランス:スリムだけど、ちょっと酸化の印象
アルコール:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
えぐ味のある柑橘系フルーツ

【評価】
スッキリとシンプルなまとまりながら、収斂性とえぐ味のが残り、ひっかかるような口当たり

【供出温度】
8-10度 コンディションがイマイチなので、冷やして飲んだ方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、若さのあるグリーンがかったレモンイエローで、輝きがあります。

香りは弱めで、洋ナシ、青りんご、グリーン系のフローラル、クリーム、ちょっと甘い印象もあります。

味わいは、軽めのアタックから、酸化した引っかかるような印象とフレッシュな果実感がふわっと広がり、その後強い収斂性とえぐ味が出てきて、「いがいが」した感じでフィニッシュ。

3年前の白ワインなので、ちょっとコンディションは気になったのですが、酸化が始まっているような感じですね。
飲めないほどではなく、個性と捉えられるくらいの範囲かもしれませんが、ベストコンディションではなさそうです。

それとも元々こういった味わいなのか?
ちょっと酸化しているワインは、食事に合わせやすい事も多いので、もう少し飲み進めてみます。

温度が低めだと酸化の印象はほぼ気にならないですね。
どちらかというとワイン品種の個性で、やや生っぽい青さがあるように感じます。

A.O.C.コート・デュ・ローヌの白の主要品種は「ブールブーラン」「クラレット・ブランシュ」「グルナッシュ・ブラン」「マルサンヌ」「ルーサンヌ」「ヴィオニエ」。

いわゆるグローバル品種が入っていないので、ローヌらしい個性的な味わいになりますが、飲み進むとじわじわと良くなってきました。

シャルドネやソーヴィニヨン・ブランのようなグローバル品種に慣れてしまっていると、最初ちょっと戸惑いますが、クセというか個性があって、面白いですよね。
ニューワールドにはない味わいがあります。

10度くらいが、冷えすぎてもなく、ワインのマイナスポイントもうまく隠せて、爽やかさもある最適な温度のようです。

気軽に計測できるワイン温度計、ホントに役立ってます。

今日の晩御飯は「ブリの照り焼き」。
ワインに合わないやつですね。

合わせてみると、距離感はあるものの、なんとなく受け入れてくれて、邪魔はしません。

和食だったら天ぷらとか、魚の塩焼き系が良さそうですね。
洋食は、白身魚のフライとか、チキンカツ。
パスタだったら魚介系でしょうか。

おつまみで「フォアグラパテ」に合わせてみたら、レバー独特の血の印象をカバーできないので、フィット感はイマイチ。
「クリームチーズ」には良く合いました。

最初に感じたマイナスポイントはだんだん薄らいで、最終的にはチャーミングで魅力的な味わいに変わってきました。

ワインだけでも美味しいですね。
ニューワールドの明るい派手な印象ではなく、はにかむようなチャーミングな魅力があります。

人に例えると、ちょっと頬を赤らめてうつむいている、素朴で愛らしい少女って感じ?
ローカル品種の持っている個性が、チャームポイントになっている、とても絶妙なバランスです。

ニューワールドでは味わえない、魅力をもっていますね。

1000円ちょっとだったらこれはありだと思います。

この生産者の他のワインも飲んでみたいですね。

1000~2000円のおすすめワイン

■楽天ショップへのリンク(これは同生産者のシャブリです)

【5,000円以上送料無料】フィリップダルジャンヴァル シャブリ 750ml

※サイトより引用
Philippe d’Argenval Chablis ブルゴーニュ最大手ネゴシアンのひとつ。
ライムやパイナップルのフルーティなアロマとミネラル感あふれる味わいで、なめらかな後味が長く続きます。

2017/03/11

ミッション・サン・ヴァンサン レゼルヴ ロゼ 2014

ミッション・サン・ヴァンサン レゼルヴ ロゼ 2014

ミッション・サン・ヴァンサン レゼルヴ ロゼ 2014
Mission Saint Vincent Bordeaux Rose 2014

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

やまやで、1058円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、サーモンピンクのロゼ
濃淡:ロゼとしては中庸
粘性:弱め
外観の印象:若々しいが少し落ち着いのある印象

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>赤い実の果実、キャンディ、クランベリー
<香辛料・芳香・化学物質>グリーン系のスパイス、カラメル、ミネラル
香りの印象:第2アロマがつよい?

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープな、爽やかな
タンニン分:軽め
バランス:しっかりした強さがある
アルコール度:強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
辛口でしっかりした味わいだが、やや地味な印象

【供出温度】
10-13度 ドライで強めなので、あまり冷やさない方がいいかも

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、オレンジがかったサーモンピンクのロゼで、キラキラした輝きがあります。

香りは弱めで、硫黄やミネラル、赤い実の果実、カラメル、グリーン系のハーブなど、あまり広がりません。

味わいは、やや強めのアタックから、しっかりした酸味と抑えた果実感がじわっと時間をかけて広がり、スマートなボディながらアルコールの強さを感じて、辛さと酸味が残るジューシーなフィニッシュ。

まっとうな感じのロゼですね。
正々堂々としていて、潔い感じですが、ちょっと面白みがないかも。

ワインだけで飲んでいると、ちょっと単調で飽きてそうですね。

若干香りに難がある??
グラスに注いだばかりのときに、微妙に腐臭のようなものがありました。

ロゼワインって「リゾート感」が欲しいですが、このワインは浮ついた感じはまったく無く、ビジネスライクで真面目な感じです。

今日の晩御飯は自家製の餃子。

合わせてみると、異質なものが手を組んで深みを出すような感じで幅が広がり、悪くないですね。
中華系は合いそうです。

バジルドレッシングのサラダは同じカテゴリでフィットします。

餃子にバジルドレッシングをかけてみたら、餃子自体が美味しくなくなり、これはダメですね。

飲み進むとちょっと魅力が出てきたかも。
温度が上がった方が味に深みがでますね。

「フォアグラパテ」を「ラスク」に乗せて合わせると、レバーの香りをフォローしきれずに距離感があり、「クリームチーズ」を「ラスク」に乗せて合わせるとすっと合います。

やや魅力に乏しい印象はあるもの、ベースはしっかりしていて、コストパフォーマンスは高いと思います。

1000~2000円のおすすめワイン

2017/03/10

マルケス・デ・ラ・エラドゥーラ テンプラニーリョ NV

マルケス・デ・ラ・エラドゥーラ テンプラニーリョ NV

マルケス・デ・ラ・エラドゥーラ テンプラニーリョ NV
MARQUES DE LA HERRADURA TEMPRANILLO NV

スペイン:南東部
アルコール度:12%
ブドウ品種:テンプラニーリョ主体

リカマン ショップの通販で12本セット6,480円、1本あたり540円で購入。
参考価格は、734円

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫がかった色調の濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>赤い果実、茎っぽいグリーン香
<香辛料・芳香・化学物質>ケミカル、なめし革、血液
香りの印象:控えめ、第1アロマが強め、ややケミカル

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:やさしい、やや頼りない
タンニン分:弱い、溶け込んだ
バランス:スマートな、流れるような、渇いた
アルコール度:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
水っぽいフルーツ

【評価】
軽めで水っぽい、全体的に頼りない印象

【供出温度】
10度以下 ワイン自体に力が無いので、しっかり冷やして飲んだ方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いルビーで、深い透明感と輝きがあります。

香りは弱くケミカルで、赤い実の果実、血液、なめし革など、若干閉じた印象。

味わいは、水っぽいくらい軽いアタックから、頼りない酸味とほのかな果実感がなんとなく広がり、痩せたボディで、そのままストンとフィニッシュ。

なんとも存在感の薄いワインです。
悪いやつでは無さそうですが、第一印象はハズレ。

今日の晩御飯は「チキンソテー照り焼きソース」。
ワインは弱いのに、何か食事に当たりますね。フィット感がありません。

「ドライカレー」があったので合わせてみると、これはそこそこ合いました。

弱いのに、そこはかとなワインらしさがあるので、食事はちょっと気を使いそうですね。

「ストリングチーズスモーク味」は、まったくワインと並行線でからみませんが、オリーブオイル、バジル、ブラックペッパーとか、つなぎがあると合いそうです。

「チョコビスケット」は思いのほか馴染みが良かったですね。

チョコレートは、普通のミルクチョコレートにもトリュフチョコにもバッチリ合います。
このワイン、渋みが弱いので、チョコレートとケンカしないで、ワインボンボンのような感じでフィットしますね。

イメージとしてはワンコインのレベル。
とにかく頼りなくて存在感が薄いので、物足りないのですが、傷んでいたり酸化していたりする感じはなく、素直な味わいです。

人に例えると、素直でいい人なんだけど、ものすごく頼りなくて面白みがない人みたい?

リピートしたいとは思わないタイプかな~。

■楽天ショップへのリンク

マルケス・デ・ラ・エラドゥーラ テンプラニーリョ[長S]

※サイトより引用
柔らかなタンニンのテンプラニーリョ
美しいルビー色。エレガントでフルーティーなアロマ。滑らかで、柔らかなタンニンが感じられます。

2017/03/09

チラノ シャルドネ 2016

チラノ シャルドネ 2016

チラノ シャルドネ 2016
Chilano Chardonnay 2016

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12%
ブドウ品種:シャルドネ

ドン・キホーテで、462円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:少しオレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色づきが良い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>キンモクセイ、熟した果実、パイナップル、ナッティ
<香辛料・芳香・化学物質>バタークリーム、硝煙
香りの印象:若々しい、開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:しっかりした、優しい
苦味:コク(深み)をあたえる
バランス:溌剌とした、まろやかな
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
熟した果実

【評価】
フルーティでカジュアルだけど、人工的な印象があり後味が良くない

【供出温度】
11-14度 リッチ系のシャルドネなので、あまり冷やしすぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、若さはあるけどオレンジがかったイエローで、ギラギラした輝きがあります。

香りは、熟した果実、パイナップル、キンモクセイ、バタークリーム、硝煙など、リッチ系のシャルドネの印象。

味わいは、軽めのアタックから、引っかかるようなえぐ味のある果実感がパッと広がって、甘みと酸味があるものの、全体にえぐ味が覆ったような印象でフィニッシュ。

最初から最後までえぐ味があって、香りも人工的で、工場ワインって感じの味わい。
下手な化粧をされている、ゴージャスを目指したシャルドネ?

最初から最後までひっかかるような抵抗感があって、スーッと入っていきませんね。

低価格ワインとはいえ、第一印象はイマイチ。
完全にハズレって感じではありませんが、フツーに美味しくないですね~。

温度高めで飲み始めたので、冷やしてどう変わるか期待しましょう。

冷蔵庫で冷やしながら飲んでると、やはり温度低めの方が引っかかり感は少なくなりますね。

16度はまだ引っかかりますが、14度くらいになると、ピチピチ感が出てきて、えぐ味が爽やかさに変換されるみたいな感じ。
これは面白いですね。温度が低いと断然飲みやすくなります。

今日の晩御飯はコンビニ弁当の「マルゲリータ風チーズグラタン」。
コンビニ弁当の強い味に負けませんが、融和はなくて、ちょっとぶつかってクドさが増す感じ。

そう、このワイン過剰に味付けされた料理みたいな、クドさを感じるんですよね。

ワインのクドさを料理がフォローしてくれるような合い方になってます。

そういう点では、コンビニ食に良く合ってるのかも。
ダメなパターンのマリアージュですね。

時間が経つと、だんだん納得感が出てきました。

しっかり冷やしておけば、芯はしっかりしてるし、これはアリかな。
次の日も持ちそうですね。

冷やして飲む事を前提で、またリピートしてもいいかも。

1000円以下のおすすめワイン

2017/03/05

ブリケット トレッビアーノ NV

ブリケット トレッビアーノ NV

ブリケット トレッビアーノ NV
BRICCHETTO TREBBIANO NV

イタリア:エミーリア・ロマーニャ州:I.G.P.ルビコーネ
アルコール度:11%
ブドウ品種:トレッビアーノ

グルメシティで、861円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ほぼグレーに近い、グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色づきが弱い

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、梨、青りんご、白い花、グリーン系ハーブ
<香辛料・芳香・化学物質>石灰のようなミネラル
香りの印象:若々しい、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:しっかりした、爽やかな
苦味:穏やか
バランス:スリムな、フラットな
アルコール:やや強め(に感じる)
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
柑橘系のフルーツ

【評価】
フレッシュで爽やかな味わいながら、ややアルコールが浮き気味に感じる

【供出温度】
7度以下、8-10度 フレッシュで爽やかな味わいなのでしっかり冷やした方が良さそうだけど、ちょっとアルコール感があるのが気になるところ

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は淡く、ほぼグレーに近いグリーンがかったレモンイエローで、金属質な輝きがあります。

香りは、硫黄由来のミネラル、柑橘系、酸っぱい梨、青りんご、白い花、グリーン系のハーブなど、硫黄の影響を強めに感じます。

味わいは、ライトなアタックから、フレッシュで爽やかな柑橘系の果実味としっかりした酸味がじわっと広がり、甘み少なめのドライで、スレンダーなボディがスーッと続いた後に、アルコールが浮き気味に出てきて、軽いえぐ味のあるフィニッシュ。

最近、甘みのあるタイプが増えてきているので、このワインは、かなりドライに感じます。
ただ、フレッシュで爽やかな味わいなので、飲みづらさはありませんね。

ワインだけでもスーッと飲める感じで、爽やかで静か、落ち着いた印象で、パーティ的ではありません。
ただ、食事に合わせやすいかというとまたちょっと微妙かも。

飲み進むと、後味のアルコールの強さは馴染んで気にならなくなってきました。
シュール・リーのような酵母の旨み、みたいなものを感じるようになってきましたね。
甲州とかミュスカデに近い感じ。

今日の晩御飯は、デリバリーのピザ。
照り焼き味とかパイナップルの入ったやつとか3種類ありましたが、味が強いのでワインが完全に負けてしまいます。
ピザだから合うだろうって普通は思いますが、デリバリーのピザは味が強すぎてワインには合わないですよね。
シンプルな、マルゲリータとかだと合いそうですが。

開けてから時間が経つと、だんだん力が落ちてきました。
アルコール度も低めなので、早めに飲みきった方が良さそうです。

ニューワールドのようなメリハリやフルーティさを求めると、タイプが違ってがっかりするかと思いますが、穏やかで品のある伝統産地のワインが好きな人には好まれそう。

コストパフォーマンスはそこそこで価格なりな感じでしょうか。

■楽天ショップへのリンク
ブリケット トレッビアーノ 750ml [イタリア/白ワイン]

※サイトより引用
1963年に創立されたイタリアのエミリア・ロマーニャ州に拠点を置く大手ワイングループ。“リーズナブルでよい品質のワインを提供する”をポリシーに掲げる同社は急成長を遂げ、イタリアワイン生産量NO.2(2015年現在)の地位を獲得しました。最新鋭の設備から造り出されるワインは、陽気でカジュアルな高品質のイタリアワインとして世界各地の人々に愛飲されています。(イオングループ限定商品)果実味あふれるさわやかでフレッシュな香りと、グレープフルーツやメロンまた青りんごを思わせる味わいが印象的です。ワインだけでも楽しむことができますし、魚介類のパスタや鶏肉料理ともよく合います。(イオングループ限定商品)

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2017/03/04

29 Twenty−nine メイドフォーミート カベルネソーヴィニヨン 2015

29 Twenty−nine メイドフォーミート カベルネソーヴィニヨン 2015

29 Twenty−nine メイドフォーミート カベルネソーヴィニヨン 2015
29 Twenty−nine Made for Meat Cabernet Sauvignon 2015

南アフリカ:ウエスタン・ケープ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン100%

グルメシティで、1058円で購入。

【外観】
清澄度:濃くてわからない
輝き:強め
色調:若々しい紫色のフチをした、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
第一印象:弱め
特徴:
<果実・花・植物>黒い果実、ブラックベリー、メントール、白木、グリーン系スパイス
<香辛料・芳香・化学物質>ケミカル、なめし革
香りの印象:ケミカルな印象、やや閉じている?

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、なめらかな
タンニン分:緻密、溶け込んだ
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め(に感じる)
余韻:短い

【フレーヴァー】
チャーミングなフルーツ感とちょっとスパイス

【評価】
穏やかでまろやか、優しい味わいで後味にピリッとした渋みが残る

【供出温度】
14-16度、17-20度 少しヒンヤリしているとフレッシュな印象、温度高めだと優しく穏やかな味わいになる

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかったフチをした濃いガーネットで、底光りするような輝きがあります。

香りは、ケミカルな印象があり、なめし革、黒い果実、ちょっとメントール、グリーン系スパイスなどで、ちょっと閉じているかも。

味わいは、軽めのアタックから、穏やかな果実味と優しい酸味、ほんのり甘味がじわっと広がって、ミディアムボディでスーッと続き、まろやかな印象のまま軽い苦味を残したフィニッシュ。

肉専用ワインということで、ラベルデザインもハードで濃くて強そうな印象のデザインですが、実際飲んでみると、とても優しく穏やかですね。

南アフリカのワインって、特有の樽の印象や重い後味のものが多いですが、このワインは洗練されていてスマートな味わいです。

ラベルデザインが「いかつい」ので、ビス付きの革ジャンとか着ていてパンクだけど、ちゃんと挨拶して周囲に気を使うミュージシャン、みたいな違和感がありますね。

個人的に南アフリカワインはタイプじゃないのですが、まさかこんなに穏やかで洗練されているとは思いませんでした。

でも香りは良くないんですよね。
時間が経つと開いてくるかな?
まろやか過ぎて、飲み飽きてしまうタイプかも・・という心配もあります。

輸入果汁を使った国産ワインの「ニセモノ感」はありませんが、アメリカ産安ワインのようなツルツルに角が取れた、ファストフードワイン的な印象がちょっとあるかも。

今日の晩御飯は、自家製「ガパオライス」。
目玉焼きとか野菜が乗っているので、肉感は弱めですが、ワインとの相性は悪くないですね。

肉専用とうたいながら、スマートで控えめな印象なので、合わせる食事幅は広そうです。

デザートでフルーツケーキがあったのですが、生クリームにとても良く合いました。
乳製品とかフルーツとの相性も良さそう。

開けてから時間が経って、温度が上がってきて18度くらいになってもダレてこないので、ベースがしっかりしてるみたい。
コストパフォーマンスは悪くないと思います。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2017/03/03

アンデス・キーパー カベルネ・ソーヴィニヨン NV (2017年購入)

アンデス・キーパー カベルネ・ソーヴィニヨン NV

アンデス・キーパー カベルネ・ソーヴィニヨン NV
ANDES KEEPER CABERNET SAUVIGNON NV

チリ・セントラルヴァレー産のブドウを使用したワイン原酒を日本で国内ボトリング
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体

セブンイレブンで、408円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、よく熟した

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>ジャム、香水っぽいフローラル、ちょっとメントール
<香辛料・芳香・化学物質>血液、肉、カラメル、ちょっと腐臭
香りの印象:ちょっと人工的、嫌な要素がある

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、はっきりした
タンニン分:サラサラした、やや弱め、収斂性がある
バランス:スマート、痩せた、渇いた
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
ライトでフレッシュな味わいながら、キレがなく後味が重い

【供出温度】
14-16度 軽くても渋みと苦味があるので、あまり冷やしすぎない方がいいのでは

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の、少し透明感のある濃いルビーで、底光りするような輝きがあります。

香りは、血液、生肉、ちょっと腐臭?、ジャム、カラメル、やや人工的なフローラル、シナモンなどがあって、時間とともに生木のような嫌な感じが出てきました。

味わいは、ライトなアタックから爽やかな果実感と酸味がパッと広がるものの、そのままストンと落ちて、後味にえぐ味と苦味が残るフィニッシュ。

価格が価格なので、あまり厳しいことは言えませんが、あまり良いワインではないかな~。
ふっと腐臭のような香りがあって、さらに人工的な感じもあります。

今日の晩御飯はコンビニ弁当の「バターチキンカレー」と「ポテトサラダ」。
合わせると、とたんにジュースのようになりますね。
ゴクゴク飲んでしまうので、ちょっと危ないかも。

赤ワインには普通合わない、惣菜のポテトサラダにもとても良くフィットします。

ワインだけだとイマイチでしたが、食事に合わせると良さが出てきますね。
ジュースっぽいけど、ギリギリワインらしさもあって、素直な印象です。

食事が一緒だと、悪い要素が裏に隠れて分からなくなるからのようです。

ちょっと人工的で、シンプルすぎて物足りないけど、マイナスポイントは少なく飲みやすいので、この価格ならまあOKのレベルではないでしょうか。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


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