2017/03/12

フィリップ・ダルジャンヴァル コート・デュ・ローヌ ブラン 2014

フィリップ・ダルジャンヴァル コート・デュ・ローヌ ブラン 2014
フィリップ・ダルジャンヴァル コート・デュ・ローヌ ブラン 2014
Philippe d'Argenval Cotes du Rhone Blanc 2014

フランス:コート・デュ・ローヌ地方:A.O.C.コート・デュ・ローヌ
アルコール度:13%
ブドウ品種:品種不明

やまやで、1058円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、ねっとりした印象

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、洋ナシ、青りんご、白い花
<香辛料・芳香・化学物質>クリーム、シロップ
香りの印象:若々しい、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:収斂性があり酸っぱい感じ
苦味:穏やかな
バランス:スリムだけど、ちょっと酸化の印象
アルコール:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
えぐ味のある柑橘系フルーツ

【評価】
スッキリとシンプルなまとまりながら、収斂性とえぐ味のが残り、ひっかかるような口当たり

【供出温度】
8-10度 コンディションがイマイチなので、冷やして飲んだ方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、若さのあるグリーンがかったレモンイエローで、輝きがあります。

香りは弱めで、洋ナシ、青りんご、グリーン系のフローラル、クリーム、ちょっと甘い印象もあります。

味わいは、軽めのアタックから、酸化した引っかかるような印象とフレッシュな果実感がふわっと広がり、その後強い収斂性とえぐ味が出てきて、「いがいが」した感じでフィニッシュ。

3年前の白ワインなので、ちょっとコンディションは気になったのですが、酸化が始まっているような感じですね。
飲めないほどではなく、個性と捉えられるくらいの範囲かもしれませんが、ベストコンディションではなさそうです。

それとも元々こういった味わいなのか?
ちょっと酸化しているワインは、食事に合わせやすい事も多いので、もう少し飲み進めてみます。

温度が低めだと酸化の印象はほぼ気にならないですね。
どちらかというとワイン品種の個性で、やや生っぽい青さがあるように感じます。

A.O.C.コート・デュ・ローヌの白の主要品種は「ブールブーラン」「クラレット・ブランシュ」「グルナッシュ・ブラン」「マルサンヌ」「ルーサンヌ」「ヴィオニエ」。

いわゆるグローバル品種が入っていないので、ローヌらしい個性的な味わいになりますが、飲み進むとじわじわと良くなってきました。

シャルドネやソーヴィニヨン・ブランのようなグローバル品種に慣れてしまっていると、最初ちょっと戸惑いますが、クセというか個性があって、面白いですよね。
ニューワールドにはない味わいがあります。

10度くらいが、冷えすぎてもなく、ワインのマイナスポイントもうまく隠せて、爽やかさもある最適な温度のようです。

気軽に計測できるワイン温度計、ホントに役立ってます。

今日の晩御飯は「ブリの照り焼き」。
ワインに合わないやつですね。

合わせてみると、距離感はあるものの、なんとなく受け入れてくれて、邪魔はしません。

和食だったら天ぷらとか、魚の塩焼き系が良さそうですね。
洋食は、白身魚のフライとか、チキンカツ。
パスタだったら魚介系でしょうか。

おつまみで「フォアグラパテ」に合わせてみたら、レバー独特の血の印象をカバーできないので、フィット感はイマイチ。
「クリームチーズ」には良く合いました。

最初に感じたマイナスポイントはだんだん薄らいで、最終的にはチャーミングで魅力的な味わいに変わってきました。

ワインだけでも美味しいですね。
ニューワールドの明るい派手な印象ではなく、はにかむようなチャーミングな魅力があります。

人に例えると、ちょっと頬を赤らめてうつむいている、素朴で愛らしい少女って感じ?
ローカル品種の持っている個性が、チャームポイントになっている、とても絶妙なバランスです。

ニューワールドでは味わえない、魅力をもっていますね。

1000円ちょっとだったらこれはありだと思います。

この生産者の他のワインも飲んでみたいですね。

1000~2000円のおすすめワイン

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※サイトより引用
Philippe d’Argenval Chablis ブルゴーニュ最大手ネゴシアンのひとつ。
ライムやパイナップルのフルーティなアロマとミネラル感あふれる味わいで、なめらかな後味が長く続きます。

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