2016/08/30

ラポサ メルロー 2015

ラポサ メルロー 2015
ラポサ メルロー 2015
RAPOSA Merlot 2015

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー

まいばすけっとで、599円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しいピンクっぽいフチの、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、色付きが良い、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>黒い果実、香水のようなフローラル、グリーン系スパイス
<香辛料・芳香・化学物質>肉、なめし皮、杉
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:サラサラした、溶け込んだ
バランス:スマートな、やや痩せた感じ
アルコール度:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
シンプルでフレッシュだけど、しっかりしたタンニンがありスパイシー

【供出温度】
10-13度 渋みは強いけどシンプルな印象なので、あまり温度が高くない方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、ピンクがかった紫のフチをした濃いガーネットで、底光りするような輝きがあります。

香りは、黒い果実や、血液、なめし皮、やや香水っぽいフローラル、グリーン系のスパイス、ややウッディ、時間が経つとカラメルの印象が出てきます。

味わいは、優しいアタックから、チャーミングな果実感としっかりした酸味がふわっと広がり、すーっと続いたあとに軽い苦味がだんだん強くなり、収斂性のある乾いたフィニッシュ。

最初はチャーミングで、後半はスパイシーですが、破綻無く良くまとまっていて、個性があっていい感じです。

メルロー特有の、細かいけど締め付けるような強いタンニンがあるタイプで、えぐ味と苦味が強めに残るので、好き嫌いはあるかもしれませんね。

今日の晩御飯は、冷凍食品の「銀座カレードリア」と「枝豆」。
ワインの苦味とカレーの辛さがケンカしますが、牛肉とかチーズが入るとちょっとつなぎになります。

枝豆は普通に馴染みますね。

おつまみの「小倉トーストラングドシャ」に合わせると、油脂分がワインを手懐けるみたいで、しっくりと馴染みます。
「揚塩ピー」には、フルーツ感はあるけど食事をしっかり支えるみたいな感じ。

苦味が強めなので合わせる食事は選びますが、フィットしたら引き立ててくれそうなタイプです。

冷蔵庫に入れておいて、次の日の問題無く飲めました。
全体的に馴染んでちょっと飲みやすくなってて、3日目くらいまでは大丈夫そうですね。

人に例えると、見た目はとても可愛らしいけど、考え方がしっかりしていて、ちゃんと挨拶の出来る若い女の子みたいな?

コストパフォーマンスも高いと思います。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2016/08/28

ルイ・アヴリーヌ シャブリ 2012

ルイ・アヴリーヌ シャブリ 2012
ルイ・アヴリーヌ シャブリ 2012
Louis Aveline Chablis 2012

フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.シャブリ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ100%

ワインショップ ドラジェの通販で6本セット5,378 円、1本あたり896円で購入。
参考価格は、1501円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:強め
外観の印象:よく熟した、酸化が進んだ

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>酸化をイメージさせるリンゴやシードル、パイナップル、バナナ、ナッティ
<香辛料・芳香・化学物質>ミネラル、ハチミツ、カラメル
香りの印象:酸化熟成の段階にある、開いている

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:しっかりした、酸化が進んだ
苦味:穏やかな
バランス:メリハリがあり、強さがある
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
ミネラル感のある、木樽からのニュアンス

【評価】
酸化が進んでいて酸っぱいが、ベースは悪く無さそう

【供出温度】
11-14度 酸化熟成が進んでいるので、ちょっと温度高めが良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、酸化熟成の進んだオレンジがかったイエローで、輝きはやや弱め。

香りは、酸化をイメージさせるリンゴやシードル、南国系の果実、ミネラル、甘いハチミツ、時間が経つと木樽の影響が出てきて、バタークリームやカラメルなどがあり、複雑性があります。

味わいは、酸化した強い酸が支配的で、メリハリがあり強さもあるけど、ああ酸っぱいって感じで完了。

あー、これは騙されましたね。。。

ワインセットって、飲み頃を過ぎた在庫処分のワインを入れて安くしている事が多いですが、今回のセットはちゃんと生産年が書いてあり、すべて最近のヴィンテージなので安心して買ったのですが、なぜかこのワインだけ生産年が違いました。

2014年って書いてあったはずなので、もう一度サイトを確認したら、「ヴィンテージが異なる場合があります。」と書いてある!
気が付かなかった・・・

通常この手の記述は、記載してある生産年が無くなって新しいヴィンテージになる可能性がある、というニュアンスなのですが、古いワインに変わるとは思わないですよね~。

4年前の白ワインで酸化が進んでいて、普通だったらワゴンセール行きのワインです。
あ~、だまされた~。

まあ、こういったダメワインは食事と合わせると活きてくる事があるので、そこに期待しましょう。

今日の晩御飯は自家製の「鶏の唐揚げ」と「トマトスープ」。

「唐揚げ」は、フィットする感じではありませんが、軽く果実感と酸味を加えてくれて、まあ悪くありません。
トマトベースのスープは、酸味がつなぎになって、とてもフィット感があります。

おつまみの「ミックスナッツ」は、パーティ的な表面的な合い方をします。
油脂分がワインの酸味をフォローする感じ。

それにしても、コンディションが悪くてなんとも評価のしようがない。
少なくとも、このコンディションではとても薦められるワインではありません。

とほほ・・

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シャブリ 2014 ルイ アヴリーヌ 白ワイン 辛口 750mlChablis [2014] Louis Aveline AOC Chablis

※サイトより引用
完全数量限定!最も人気のある辛口白ワイン!フルーティでフレッシュな柑橘系の香りが楽しめる、キリッと引き締まった辛口の味わい!
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1000~2000円のおすすめワイン

2016/08/27

サンライズ カベルネ・ソーヴィニヨン 2014


サンライズ カベルネ・ソーヴィニヨン 2014
Sunrise Cabernet Sauvignon 2014

チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

OKストアで、税抜き778円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色付きが良い、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>野ばら、カシス、ブルーベリー、メントール
<香辛料・芳香・化学物質>なめし皮、血液、肉、黒胡椒
香りの印象:若々しい、華やかさがある、開いている

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:シャープな、爽やかな
タンニン分:シルキーな、溶け込んだ
バランス:スマートながら、芯の強さがある
アルコール度:やや強め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
果実感たっぷりでスッキリした味わいながら、やや深みが無い印象

【供出温度】
14-16度 温度低めだとやや軽い感じになるので、少し高めの方が良いかも

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いガーネットで、底光りするような輝きがあります。

香りは、なめし皮、血液、生肉、バラのようなフローラル、カシスやブルーベリー、メントールや胡椒のようなスパイスなどがあり、華やかで複雑性があります。

味わいは、柔らかいアタックから、カジュアルな果実感と甘みがふわっと広がり、痩せた印象のボディで、ストンと落ちるような余韻の無いフィニッシュ。

香りは華やかで飲み口はとても優しいのですが、厚みが無いというか深みが足りないというか、後味がちょっと物足りない感じ。

薄っぺらで痩せた印象ですが、時間が経つと変わってくるでしょうか。
ワインだけだと物足りないので、何か食べ物が欲しくなります。

今日の晩御飯は「鶏のトマト煮込み」。
あっさりした味付けなので、ワインが勝ってしまいますが馴染みは良いようです。

おつまみの「ミックスナッツ」は社交的に合いますね。

家庭料理だったら「カレー」とか「焼き肉」でしょうか。
甘みと果実感があるので、和食には合わないと思います。

温度上がっても「深み」は出てこず、香りが少しケミカルになってきました。

人に例えると、社交的で明るくて楽しいけど、実は薄っぺらで深みのない若い男子みたいな?

個人的にはイマイチかな~。

サンライズ シャルドネ 2015

■楽天ショップへのリンク

サンライズ カベルネ ソーヴィニヨン 赤 750ml【チリワイン】

※サイトより引用
プラムのような豊かな香りの、滑らかでコクのあるワインです。
まろやかで深みを感じさせるワインです。

2016/08/26

サンティアゴ シャルドネ NV (2016年購入:2回目)

サンティアゴ シャルドネ NV
サンティアゴ シャルドネ NV
SANTIAGO CHARDONNAY NV

チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ

グルメシティで、537円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡め
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色づきが弱い

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、青りんご、
<香辛料・芳香・化学物質>硝煙、ミネラル
香りの印象:温度が低いせいか、あまり香らない

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:しっかりした、爽やかな
苦味:穏やかな
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや弱め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
フルーティ、ミネラル感のある

【評価】
ライトで爽やかな味わいだが、アルコールは強めで辛い後味

【供出温度】
8-10度 しっかり冷やしてもいいけど、少しぬるくなったくらいも良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は淡めの、グリーンがかったレモンイエローで、輝きはやや弱めです。

香りは弱く、柑橘系や青りんご、梨、石灰っぽいミネラル、硝煙など、これから変わってくるかもしれません。

味わいは、軽めのアタックから、爽やかな果実感と甘みが気持よく広がり、すーっと続いた後にアルコールの辛さとえぐ味が出てきて、苦味の残るフィニッシュ。

とても爽やかさがありますが、後味は辛く、やや強めの苦味が残ります。
飲み進むと、えぐ味もたまってくる感じ。

今日の晩御飯は「サバの竜田揚げ」「肉そぼろ」「ハムとレタスのサラダ」。

サバの竜田揚は、後味の苦味が強くなる感じで、しかめっつらで睨み合うような合い方。
肉そぼろとご飯に合わせると、爽やかさとフレッシュさが活きて、なかなかいい感じ。

黒胡椒の効いたハムをレタスに乗せたサラダは、スパイスが強くてワインが負けますが、相性はいいですね。

おつまみの、「揚塩ピー」には良く合いました。
「ミックスナッツ」も全般的に良く合います。

苦味が強めなので、フライとかカルボナーラなどの油脂分のある家庭料理が合いそうですね。

このワイン、アルコール度は13.5%なので白ワインではかなり高めですが、軽く感じるので飲み過ぎ注意ですね。

ピザとかオードブルには良く合いそうなので、パーティワインとしても良さそうですね。
唐揚げとか肉料理系も全般いけそう。

人に例えると、やや雑な印象はあるけど、すっきりサバサバした人気者の若い男子みたいな感じ?

ワンコインなりの味わいですが、割り切れば用途は広そうです。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2016/08/25

サン・ジョヴィアン レゼルヴ ボルドー・ブラン 2013

サン・ジョヴィアン レゼルヴ ボルドー・ブラン 2013
サン・ジョヴィアン レゼルヴ ボルドー・ブラン 2013
SAINT JOVIAN RESERVE BORDEAUX BLANC 2013

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル

まいばすけっとで、799円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、熟した果実、キンモクセイ、ややナッティ、グリーン系スパイス
<香辛料・芳香・化学物質>ハチミツ、トースト、バタークリーム
香りの印象:若々しい、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:やや頼りない
苦味:控えめ
バランス:スリムな、水っぽい
アルコール:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
水っぽいフルーツ感

【評価】
ライトで全体的に頼りなく、水で薄めたような印象

【供出温度】
7度以下 力がないので、温度が上がるとダレてきそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は淡く、グリーンがかったレモンイエローで、少し輝きがあります。

香りは弱めで、柑橘系、熟した果実、甘いフローラル、ナッツやトースト、ハチミツ、特徴的なグリーン系のスパイスの印象などがあります。

味わいは、ライトなアタックから、水っぽい果実感と頼りない酸味が申し訳なさそうに広がり、そのままストンと落ちて収斂性のある酸味が残るフィニッシュ。

これは800円の品質感ではないですね。
第一印象は、398円くらいのイメージです。

とにかく水っぽくて捉えどころのない、フニャフニャな感じのまとまり。
完全に水で薄めた感じですね。

今日の晩御飯は、冷凍の「ペスカトーレパスタ」。
合わせると、急にボルドーのプライドが顔を出す感じで、大人な対応をします。

ワインだけで飲むと物足りない感じですが、食事が入ると上品なまとまりになってワインが活きてくるみたい。

裏方にまわりながら爽やかなハーブの印象を加えてくれて、食事が引き立ちますね。
買った時は冷えてなかったので、冷蔵庫で冷やしながら飲んでますが、温度が下がってくると飲みやすくなってきました。

軽いので、グイグイ飲んでしまいますね。
レゼルヴって書いてありますが、アルコール度は低くて11.5%。

ボルドーの「シューペリュール」はアルコール度の規定がありますが「レゼルヴ」ってのはワイン法の定義では無いみたいですね。
生産者が勝手に付けてるのでしょうか?

おつまみの「スティックポテトうすしお」にはワインが活きる合い方じゃないけど、特に問題なし。
「揚塩ピー」にはまったくからみません。

このワイン、アルコール度も低くて飲みやすいので、1本空いてしまいそうな勢いで飲んでしましますね。

人に例えると、爽やかで真面目な青年なんだけど、独特の世界観を持っていて話が合わず、一緒にいても面白くない、みたいな?

コストパフォーマンスはイマイチだけど存在感があるので、またヴィンテージが変わったら飲んでみたいワインです。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2016/08/23

サンティアゴ メルロー NV (2016年購入)

サンティアゴ メルロー NV
サンティアゴ メルロー NV
SANTIAGO MERLOT NV

チリ:セントラル・ヴァレー:クリコ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー

グルメシティで、494円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい紫がかったフチをした、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色付きが良い

【香り】
第一印象:ちょっと鼻を突く印象
特徴:
<果実・花・植物>茎っぽいグリーン香、ドライフルーツ
<香辛料・芳香・化学物質>硫黄、血液、肉、ケミカル
香りの印象:ケミカルで荒っぽい印象

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、トゲトゲしい
タンニン分:収斂性がある、粗い
バランス:痩せた、渇いた、
アルコール度:やや強め(に感じる)
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー、ケミカル

【評価】
絞りすぎのような雑で荒い印象

【供出温度】
10-13度 冷やした方がアラが目立たなさそうだけど、渋みが強いので冷やし過ぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり、タンブラー

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかったフチをした濃いガーネットで、輝きがあります。

香りは鼻を突くケミカルな印象で、硫黄、茎っぽいグリーン香、血液、肉、ドライフルーツなど、やや荒っぽい感じです。

味わいは、やや軽めのアタックから、カジュアルなフルーツ感と甘みがじわっと広がり、その後に強めのタンニンがキューっと締めて、少しざらつくような乾く印象のフィニッシュ。

前回、2014年に飲んだ時は
軽くて荒い口当たり、頼りなくザラッとした味わい。
体的にとてもいい加減な印象を受ける。
という評価。

今回もほぼ同じような第一印象ですが、これから変わってくるのを期待しましょう。

時間が経って温度が上がってきたら、少し「まろやかさ」が出てきたようです。
2年前よりも、ちょっと良くなっているような気がしますね。

今日の晩御飯は、「照り焼きソースのチキンソテー」。
合わせてみると、果実感が強いものの、包み込むようなフィット感があります。

付け合せは「キュウリのサラダ」「茄子のつけもの」だったのですが、当たり前ですが合いません。

おつまみの「揚塩ピー」は塩気がケンカするものの最終的には歩み寄る感じで、「アーモンド」は力のバランスはいいけど、渋みがケンカします。
「クルミ」も渋み同士が当たって、「衣がけしたピーナッツ菓子」は相性がいいみたい。
「ジャイアントコーン」は油脂分が少ないせいか、ワインの辛さが強めに出ます。

最後まで香りは雑で味わいは荒っぽく、前回と同様、オススメできる感じではありません。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2016/08/21

ルイ・ド・ボーモン シャブリ 2014

ルイ・ド・ボーモン シャブリ 2014
ルイ・ド・ボーモン シャブリ 2014
Louis de Beaumont Chablis 2014

フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.シャブリ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

OKストアで、税抜き1392円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、レモン、菩提樹、グリーン系ハーブ
<香辛料・芳香・化学物質>小石のようなミネラル、硝煙、クリーム
香りの印象:若々しい、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:強烈に強い、爽やか
苦味:旨みを伴った
バランス:溌剌とした、芯の強さがある
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
フレッシュ、ミネラル感がある

【評価】
すっきり爽やかな柑橘系の果実味に、強烈な酸味がアクセントになっている

【供出温度】
8-10度 冷やし過ぎるとちょっと酸味がキツいかも

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、淡めのグリーンがかったレモンイエローで、輝きがあります。

香りは、シャブリらしいミネラルや硝煙、柑橘系、グリーン系のフローラルやハーブ、クリームっぽさもあります。

味わいは、やや強めのアタックから、フレッシュな果実感と強烈な酸味が広がり、爽やかな印象が続いて、軽くえぐ味のあるジューシーなフィニッシュ。

このワイン、強烈な酸味がポイントですね。

香りにクリームっぽさがあって、マロラクティック醗酵をしているワインかと思ったのですが、酸味は強いリンゴ酸が残っていて、マロラクティック醗酵していないイメージです。

「シャブリらしさとは何か?」という議論は昔から絶えませんが、ステレオタイプな、酸っぱいシャブリのイメージでしょうか。
レモンを絞って美味しくなるようなメニューが合わせやすそうです。

一味足りないというか、やや素っ気ない感じもありますが、しっかり冷やして飲むと夏場には良さそう。
とても爽やかでスッキリした味わいですね。

飲み始めはやや強めに感じましたが、飲み進むと軽やかで爽やかな味わいに変わってきます。

今日の晩御飯は自家製の「餃子」と「ブロッコリースプラウトのサラダ」。
餃子はニンニクと肉少なめ、野菜多めのさっぱり味です。

このワイン、レモンを絞ったチューハイみたいな感じで、餃子にも良く合います。
ブロッコリースプラウトのサラダの、ちょっと青臭い感じにも問題なく合いました。

おつまみで「ビアサラミ」に合わせると、方向性が違ってフィットしません。
俗っぽさを嫌うみたいな感じでしょうか。

強い味付けのあるメニューを嫌うみたいで、素材の味のするナチュラルな味付けのメニューが良さそうです。

「カシューナッツ」や「ピーナッツ」はフィットしますが「ジャイアントコーン」と「アーモンド」はちょっと離れる感じ。

このワイン、魅力的な部分があまりないのですが、コストパフォーマンスは悪くないと思います。

人に例えると、そこそこ美人なんだけど、そっけなくて愛想が無い、って感じ?

1000~2000円のおすすめワイン

2016/08/20

シャトー・ラ・クロワ・ド・ギヨ 2009

シャトー・ラ・クロワ・ド・ギヨ 2009
シャトー・ラ・クロワ・ド・ギヨ 2009
CHATEAU LA CROIX DE GUILLOT 2009

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ブライ・コート・ド・ボルドー
アルコール度:14%
ブドウ品種:メルロー85%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%

リカーランドトップで、税抜き1080円で購入。

【外観】
清澄度:濃くて分からない
輝き:強め
色調:若さのある鮮やかなフチの、ほぼ黒に近い濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:色付きが良い、まだ若い印象

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>すみれのようなフローラル、カシス、ブラックベリー、タバコ
<香辛料・芳香・化学物質>卵白、なめし革、ちょっとシナモン?
香りの印象:最初華やかだが、だんだん弱くなる

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープな、はっきりした
タンニン分:収斂性がある、緻密、溶け込んだ
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
軽めだけど、しっかりした味わいで、熟成感もある。

【供出温度】
14-16度 タンニンがしっかりして少し熟成感があるので温度高めの方が良さそう

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
デカンタージュすると香りが開くかもしれないけど、酸化が進みそう。

【総評】
外観はかなり濃く、若さのある鮮やかな色調のフチをした、ほぼ黒に近い濃いガーネットで、輝きがあります。

香りは、スミレのようなフローラル、卵白、カシス、シナモンっぽいスパイスなど、ボルドーらしい印象。

味わいは、ライトでなめらかなアタックから、上品なフルーツ感が穏やかに広がり、心地良い味わいが続いた後に強めのタンニンが締めて、ちょっと苦味が残る乾く印象のフィニッシュ。

ボルドー当たり年の2009年、シャトー蔵出しの7年熟成、しかも税抜き1080円!
あまり期待しないで買ってみたのですが、これは意外といいかも。

冷蔵庫で冷やしてあって温度低めでの飲み始めだったのですが、これから温度が上がってくるとまた変わってきそうです。

今日の晩御飯は「カツカレー」。
このワイン、しっかりした味わいなので、家庭料理には馴染みにくいですね。

かなり狭いゾーンで合わせる必要がありそうです。

おつまみの「ビアサラミ」も軽くタッチして素通りする感じで、全く合わない事はありませんが、フィット感は少なめです。
「ミックスナッツ」は意外と良く合いました。

「ミントチョコ」でもワインが負けずにしっかり渡り合いますが、ワインが活きる合い方ではありません。

時間が経過すると、香りが少しゴムっぽい、ケミカルな印象に変わってきましたね。
グレートヴィンテージらしい味わいという事ではありませんが、タンニンがとてもしっかりしていて、低価格でボルドーらしさを楽しめるワインです。

1000円でも十分楽しめて、コストパフォーマンスは高いのではないでしょうか。

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シャトー・ラ・クロワ・ド・ギヨ 赤 [2009]年

※サイトより引用
2009年は超当たり年!
グリュオ・ラローズ、シャス・スプリーン、オー・バージュ・リベラル、シトランなど数々の有名シャトーを所有するメルロー家が管理する右岸のシャトーです。
メルロー種が主体で、熟したプラムのような香り、果実味が豊かで、柔らかなタンニンがあります。
尖ったところがどこにも感じられないので肩肘張らずに素直に美味しいと感じることができるバランスの良い赤ワインに仕上がっています。
1000~2000円のおすすめワイン

2016/08/15

ムレダ オーガニック ブランコ 2015

ムレダ オーガニック ブランコ 2015
ムレダ オーガニック ブランコ 2015
Mureda Organic Blanco 2015

スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン35%、シャルドネ35%、マスカット30%

OKストアで、税抜き499円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱め、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>モモ、洋梨、青りんご、キンモクセイ、ミント
<香辛料・芳香・化学物質>石灰のようなミネラル
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:しっかりした、爽やかな
苦味:穏やかな、収斂性がある
バランス:スリムな、コンパクトな
アルコール:やや強め(に感じる)
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
柑橘系の印象でミネラル感がある

【評価】
ライトで爽やかな果実感があるが、アルコールが強く後味は辛く強め

【供出温度】
7度以下 アルコール強めなのがどうなるか分からないが、とりあえず冷やして飲んだ方が良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、淡めのグリーンがかったレモンイエローで、輝きがあります。

香りは、甘いモモからだんだん青りんごのような果実香に変化し、石灰のようなミネラル、キンモクセイから菩提樹に変化するフローラル、ミントのようなハーブなど、複雑性があって楽しめます。

味わいは、ライトでスッキリしたアタックから、爽やかな果実感が穏やかに広がり、スレンダーなボディが流れるように続いて、やや強めの苦味とアルコールの辛さが出てきて、乾く印象でフィニッシュ。

飲み始めはスッキリした爽やかな心地よい味わいなのですが、その後に苦味とアルコールの強さが出て、辛い感じになりますね。
飲み進むと変わってくるかもしれませんが、第一印象はかなり良いです。

フレッシュで複雑性を持っていて、ナチュラル感もあり、ワインとしての佇まいが良いですね。
このままの印象で最後まで続いたら、ワンコインの中でも抜群に良い方だと思います。

今日の晩御飯は「ゴーヤチャンプルー」。
このワイン、苦味強めですが、ゴーヤの苦味との相性がポイントです。

実際に合わせてみると、ゴーヤとも喧嘩せずにワインが穏やかに包み込みます。
柑橘系の爽やかさがあって、ドライで軽めなので、食事には合わせやすそう。

食事を飲み込んだあとにワインだけで飲んでも、リフレッシュしてくれるとても良い働きをします。

ミントチョコがあったので合わせてみたら、アッパーなアゲアゲな印象で良く合いました。
真夏のパーティみたいな感じ?

大人しくて清楚な感じかと思ったら、意外と弾ける要素も持ってますね。
まだまだ若いので、環境によって大きく変化するようです。

食事が終わってワインだけになっても、モヒート的な感覚で美味しく飲めますね。

このワイン、セブンイレブンにあった赤は753円だったので、税抜き499円というのはOKストアだけのセール価格だと思いますが、これでワンコインだったら家に常備しておきたいくらい。

フレッシュなグリーン感が強くて、初々しく、ナチュナルで清楚な印象。

人に例えると、一気にブレイクした時の剛力彩芽みたいな感じでしょうか。

良いワインですね~、オススメです。

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【スペインの有機ワイン】 ムレダ・オーガニック・ブラン 白 750ml】

※サイトより引用
スペインの有機農業認定団体「CAAE」よりオーガニック認証を受けたぶどうを使っています。バランスのとれた、新鮮でフルーティーな味わいの白ワインです。
パスタやパエリヤ、サラダ、シーフード料理に良く合います。
酸化防止剤  亜硫酸塩
1000円以下のおすすめワイン

2016/08/09

プードゥ メルロー カルメネール NV

プードゥ メルロー カルメネール NV
プードゥ メルロー カルメネール NV
Pudu Merlot Carmenere NV

チリ:地理的表示無し
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー85%、カルメネール15%

リカーランドトップで、税抜き458円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい鮮やかな色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、透明感がある

【香り】
第一印象:やや鼻を突く感じ
特徴:
<果実・花・植物>ジャムのような加熱された果実、茎っぽいグリーン香
<香辛料・芳香・化学物質>硫黄、ケミカル、生肉、血液
香りの印象:ケミカルで荒っぽい感じ

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:なめらか、優しい
タンニン分:溶け込んだ、緻密
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
ジャムのような果実

【評価】
ライトでチャーミングな果実感があるが、やや軽すぎる印象

【供出温度】
10度以下 軽くてやや物足りないのでしっかり冷やして飲んだ方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい鮮やかな色調の濃いルビーで、輝きとツヤがあります。

香りは、鼻を突く印象で、硫黄やケミカル、生肉、血液、茎っぽいグリーン香、加熱された果実など、ちょっと閉じているのかもしれません。

味わいは、軽くて柔らかいアタックから、チャーミングな果実感と甘みがふわっと広がり、じわっと旨みが続いて、軽くえぐ味のあるジューシーなフィニッシュ。

そうとう軽いのですが、バランスは良くて、まとまり感があります。
ワインだけでも、スイスイ飲めてしまいますね。

今日の晩御飯は、「豚肉と茄子の味噌炒め」。
ご飯が進む味付けで、普通はワインには合わせないメニューですが、このワイン軽くて素直な飲み口なので、意外とフィットします。
近所のおばちゃんの会話みたいな、フランクで「なあなあ」な馴染み方でしょうか。

家庭料理に幅広く合わせられそうですね。

おつまみの「揚塩ピー」は塩辛さがワインと喧嘩して、「ピスタチオ」意外とすれ違います。

人に例えると、おだやかで静かに微笑んでいる、警戒心がなくて純真な可愛らしい女の子って感じ?

ワンコインクラスでは十分な品質で、さらに食事にも合わせやすいので、またリピートしてみたいワインです。

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コンチャ・イ・トロ プードゥ メルロー&カルメネール

※サイトより引用
チリ最大にして世界でも最大級のワイン生産者であり
ムートン・ロスチャイルドと共同で世界最高峰級のプレミアムワイン”アルマヴィーヴァ”を生み出すなど、質、量ともに世界トップクラスのワイナリーであるコンチャ・イ・トロ。
そんな彼等の手によるワンコインワインは第一弾で登場してきたシャルドネにも驚かされました、通常雑味が多くシェリー酒に使われるペドロ・ヒメネスをブレンドすることにより、安いシャルドネにありがちなペラペラ感を見事に払拭。
王道を歩くべき巨人がちゃっかりと脇道を堂々と闊歩いてしまいました。
そして第二弾となるこのメルローブレンド
これはそれ以上の不思議ちゃん。
通常チリのメルロー&カルメネールと言えば、濃い深紅の色調、凝縮された果実味にカカオのニアンス的なものを想像しますし、ボトルもいかり肩のボルドータイプが使われることがほとんどです。
が、
ブルゴーニュタイプのボトルから注がれたエレガントな紫色の液体はセクシーな香りに包まれ・・・・これってピノちゃうの? 的な
こういった、どここのスーパーにもあるようなワインは普段あまり褒めないんですけど、
ゼヒ一度お試しください。
1000円以下のおすすめワイン

2016/08/07

ラ・キュベ・ミティーク ブラン 2014

ラ・キュベ・ミティーク ブラン 2014
ラ・キュベ・ミティーク ブラン 2014
La Cuvee Mythique Blanc 2014

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:I.G.P.ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:グルナッシュ・ブラン、マカベオ、ヴィオニエ、他

OKストアで、税抜き1440円で購入

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかったイエロー
濃淡:中庸
粘性:強め
外観の印象:酸化熟成が始まっている?

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>酸化をイメージさせるリンゴ、白い実の果実、白い花、清涼感のあるハーブ
<香辛料・芳香・化学物質>ミネラル
香りの印象:ちょっと酸化が進んでる?

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、強め
苦味:旨みを伴った
バランス:溌剌としているが、なめらか
アルコール:強め
余韻:かすかに続く

【フレーヴァー】
シードルのような酸化した果実感

【評価】
ちょっと酸化が進んで、全体的に重くなっている?

【供出温度】
11-14度 しっかりしているので、冷やし過ぎない方が良さそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、オレンジがかったイエローで、輝きがあるものの、ちょっと酸化が気になります。

香りは、酸化をイメージさせるシードルやリンゴのような果実感、白い実の果実、白い花、清涼感のあるハーブ、ミネラル、時間が経つと樽の印象が出てきました。

味わいは、やや強めのアタックから、リンゴのような果実感と、酸化が進んだ印象がじわっと広がり、中庸なボディがすーっと長めに続いて、軽いえぐ味のある、ジューシーなフィニッシュ。

OKストアで安く売ってたのですが、少しコンディションが悪いのが理由だったみたいですね。
昔のボルドーブランのような、クリーンさが無い酸化した印象の白ですね。

第一印象は「やられた」でしょうか。
ガサガサした雑な飲み口で、やさぐれた印象です。。。

「ホントはいい子なのにね~」って感じの、そこはかとないベースの良さを裏にあります。

でも、こういう荒れた飲み口のワインは食事には合わせやすケースもありますね。

今日の晩御飯は、自家製の「シンガポールチキンライス」。
柚子胡椒をつけていただきましたが、ワインが主張してフィット感はありません。

おつまみの「ドライフルーツ」はワインとの相性は抜群ですが、このワインも当たり前のように馴染みますね。
「ピスタチオ」はワインが勝ち気味です。

ワインが強くて酸化の印象があるので、合わせる料理のイメージがわきません。
しかも飲み進むと、ちょっと傷んだ果実のような印象も出てきてさらにイメージダウン。

前回は2007年を飲んでる飲んでるのですが、その時もコンディションが悪いという状態でした。
こう重なると、販売店の管理が悪いのか、そもそもの品質が悪いのか分からなくなりますね。

次に買うときは要注意のワインです。

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ラ・キュヴェ・ミティーク・ブラン[2015](白ワイン)[Y][P]

※サイトより引用
濃い色合いから想像できる通り、非常に濃厚な香りと、ヴァニラや、蜂蜜を思わせる甘いニュアンスが印象的です。
味わいは…
トーストを焼いたような雰囲気を感じさせながらも、辛口に仕上がっています。
万人受けするタイプです。
【オススメの料理】魚介料理、クリームシチュー、グラタンなど

2016/08/06

チャカナ トロンテス 2013

チャカナ トロンテス 2013
チャカナ トロンテス 2013
Chakana Torrontes 2013

アルゼンチン:地理的表示無し
アルコール度:14%
ブドウ品種:トロンテス

リカーランドトップで、税抜き1150円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強い
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:強い
外観の印象:若々しい、輝きが強い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>ライチ、柑橘系、グレープフルーツ、キンモクセイ、グリーン系スパイス
<香辛料・芳香・化学物質>白木、ミネラル、ちょっとシナモン?
香りの印象:個性的でアロマティック

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:爽やか、しっかりした
苦味:強めで収斂性がある
バランス:溌剌とした、強さがある、やや荒い
アルコール:強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
ハーブをまぶしたグレープフルーツって感じ

【評価】
個性的で華があるけど、アルコールの印象が強く辛い

【供出温度】
8-10度 苦味が強いのであまり冷やし過ぎない方が良さそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は淡く、グリーンがかったレモンイエローで、強い輝きとツヤがあります。

香りはアロマティックで、ライチやグレープフルーツ、キンモクセイ、グリーン系スパイス、ミネラル、白木、ちょっとシナモンのようなイメージもあります。

味わいは、強めのアタックから、充実した果実感とフレッシュな酸味が広がったあとに、強めのアルコールが支配的になって、苦味のある辛いフィニッシュ。

このワイン、キャラクターがつかみづらいですね。
最初は、楽しく華やかなワインかと思いきや、後から男っぽくて寡黙な感じに変わります。

香りが強めなので食事には合わせにくそうだけど、飲みくちが辛いので食べ物が欲しくなってきます。

今日の晩御飯は、自家製の「麻婆豆腐」。
辛さもスパイスもあっさりめです。

合わせてみると、ワインの香りと果実感が食事とフィットせずに浮いてしまいます。
タイのカレーとかだと合うのかな?

デザートの「冷凍マンゴー」はピッタリフィットしました。
「レーズン」や「クランベリー」のドライフルーツも相性が良いですね。
「ピスタチオ」は静かに合わせてくる感じ。

食事と合わせるというよりは、パーティワインのキャラでしょうね。

人に例えると、派手で華やかなんだけど、パワフルでうるさい肉食系女子って感じ、LiLiCo(リリコ)さんのイメージ?

悪いワインではないと思うのですが、イマイチ幸せ感がなく、リピートしたいかというと微妙な感じでしょうか。

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アンティノリやテスタマッタを手掛けたアルベルト・アントニーニによる、スーパー・アルゼンチン!

※サイトより引用
このチャカナを手掛けているのは、、、
●アンティノリやコンチャイ・トロで醸造責任者を務め、テスタマッタのコンサルティングも務めた、アルベルト・アントニーニ!
アンティノリは、「ティニャネロ」や「ソライア」といったワインで、スーパートスカーナ旋風を巻き起こした存在。テスタマッタも、VINEXPO2003で行われたブラインドテイスティングで、3万本の中から頂点に輝き話題となったワインです!
以前ワイン王国で4つ星半を獲得したカベルネや、人気のソーヴィニヨン・ブランなど、価格も1,000円ちょっとで飲めますので、あれこれ品種毎に飲み比べても楽しいです!
数々の名ワインを生み出したアルベルト・アントニーニ氏が手がけるアルゼンチン!
ワイン王国4つ星半獲得の超お買い得カベルネ・ソーヴィニヨンも!
1000円台前半で楽しめますので、どうぞこの機会に、アルゼンチンワインの実力をお試しください!!

2016/08/05

メディアノーチェ シャルドネ 2015

メディアノーチェ シャルドネ 2015
メディアノーチェ シャルドネ 2015
MEDIANOCHE CHARDONNAY 2015

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ

マルエツプチで、645円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、輝きがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>熟した南国系の果実、キンモクセイ
<香辛料・芳香・化学物質>バタークリーム、ハチミツ、硝煙
香りの印象:若々しい、だんだん落ちてくる

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:爽やか、しっかり
苦味:コク(深み)を与える
バランス:溌剌とした、まろやかな
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
熟れた果実とグレープフルーツのブレンド

【評価】
厚みのある果実にしっかりした酸味と苦味があるが、アルコールがやや浮き気味でバランスがちょっと悪い

【供出温度】
8-10度 あまり冷やし過ぎないくらいが良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、グリーンがかったイエローで、輝きがあります。

香りは、熟した南国系の果実、柑橘系、キンモクセイやクチナシのような甘いフローラル、バタークリーム、硝煙などを感じます。

味わいは、なめらかなアタックから、熟した果実感と甘み、しっかりした酸味が広がり、少しチグハグな感じで苦味とアルコールが出てきて、ややバランスの悪いフィニッシュ。

全体的にギクシャクしたような感じがあって、悪くは無いのですが、ちょっと残念な印象。
飲み進むと変わってくるかもしれません。

今日の晩御飯は、冷凍の「アラビアータパスタ」と「シーザーサラダ」。
「アラビアータパスタ」は、パスタの辛さとワインの強さが小競り合いしますが、でも最終的にお互い助け合うみたいな合い方。
「シーザーサラダ」はドレッシングのチーズがつなぎになるので、相性は悪くないですね。

おつまみの「揚塩ピー」はパーティ的な合い方をします。

飲み始めは温度高めで、冷蔵庫で冷やしながら飲んでましたが、冷えてくると軽やかになってきました。
時間が経って全体に馴染んできたのかもしれません。

気が付くと1本空いてしまいそうな勢いですね。

人に例えると、ちょっと荒削りなところはあるけど、気持ちは良い若者みたいな感じ?

ちょっと価格高めではありますが、基本的には悪くないと思います。

■関連リンク(マルエツのワイン)


2016/08/03

サンライズ シャルドネ 2015


サンライズ シャルドネ 2015
SUNRISE CHARDONNAY 2015

チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

セブンイレブンで、1008円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:やや淡め
粘性:強い
外観の印象:若々しい、色付きが弱い、輝きがある

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>実の固い梨、柑橘系、青りんご、菩提樹
<香辛・芳香・化学物質>張りのあるミネラル、酵母、クリーム、シロップ
香りの印象:キンキンに冷えてるせいかあまり香らない

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:爽やか、しっかりした
苦味:旨みを伴った
バランス:溌剌とした、シャープな強さがある
アルコール:強め
余韻:じわっと続く

【フレーヴァー】
南国系の甘い果実

【評価】
フレッシュでフルーティ、しっかりした強さがある

【供出温度】
8-10度 冷やしても温度高めでもそれぞれ美味しさがありそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は、淡めのグリーンがかったレモンイエローで、強い輝きがあります。

香りは温度が低いせいかあまり香らず、梨、柑橘系、グリーン系のフローラルやハーブ、ミネラル、クリームなどの印象があります。

味わいは、やや強めのアタックから、心地良い果実感と甘みがパッと広がり、しっかりした酸味が最後まで続いて、ジューシーさを残したフィニッシュ。

このワイン、アルコール度が13%もあるにもかかわらずスイスイ飲めてしまう、たいへん危険なタイプです。
バランスが良くて、スタイルが完成している印象ですね。

サンライズのシャルドネは、いままで2013年2009年2007年と飲んでますが、共通して「良いワインなんだけど、ちょっと重い」という感想でした。

ところが今回の2015年は、とても軽やかになっています。
甘みも効果的にあり、しっかりした酸味とフレッシュな果実感で飲みやすくてカジュアル、でもワインとしての存在感があるというか。

これまでの「サンライズ シャルドネ」の中では最高なのではないでしょうか。
ノンストレスでスーッと体に入っていくので、ボトル1本がすぐになくなってしまいそう。

今日の晩御飯は、コンビニの「ボンゴレビアンコパスタ」。

ワインだけだとノンストレスでスーッと進むのですが、食事が入ると暴走機関車みたいに、すべてを蹴散らして突進していくような印象になりますね。
まったく食事に歩み寄るというようなスタンスはありません。
ワインだけだととても美味しいのですが、食事と合わせるイメージがちょっとわかないかも。

ちなみにあさりだけに合わせると、赤ん坊を発見した巨人みたいな、大きな体でおろおろ戸惑ってる、みたいな雰囲気になりますね。

食べ物を飲み込み終わってから、口をさっぱりさせるために飲むにはちょうど良いですね。

おつまみの、「揚塩ピー」にもまったく馴染む気配はありませんが、邪魔はせずに、パーティ的に受け流します。

気が付くとすっかり酔っ払っていますが、まだまだ飲みたい感じで平日に開けるのは危険ですね~。
次は週末に開けよう。

食事と合わせるのはちょっと気を使いそうですが、良いワインだと思います。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2016/08/02

モンテマール ソーヴィニヨン・ブラン 2015

モンテマール ソーヴィニヨン・ブラン 2015
モンテマール ソーヴィニヨン・ブラン 2015
MONTEMAR SAUVIGNON BLANC 2015

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン主体

イオンで、518円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:弱め
外観の印象:若々しいがやや地味な印象

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>白い実の果実、柑橘系、グリーン系ハーブ、青草香、白い花
<香辛・芳香・化学物質>シロップ、クリーム、かすかに硝煙
香りの印象:爽やか、だんだん落ちてくる

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、フレッシュな
苦味:控えめ
バランス:フレッシュで溌剌としている
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
砂糖をかけたグレープフルーツみたいな

【評価】
フレッシュで爽やかな果実味があるが、甘みが邪魔してキレが悪い

【供出温度】
7度以下 夏場はキンキンに冷やして飲むと美味しそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は淡めの、グリーンがかったレモンイエローで、輝きが弱く地味な印象。

香りは、最初にソーヴィニヨン・ブランらしい青草香があって、白い実の果実、柑橘系、シロップ、クリームなど甘い印象に変わってきます。

味わいは、ライトでシャープなアタックから、フレッシュな果実感としっかりした酸味が爽やかに広がり、その後甘みがふんわりと落ち着かせて、ジューシーな印象のまま静かにフィニッシュ。

かなりジューシーですが、普通に美味しいですね。
昔のドイツワインみたいに、後から果汁を混ぜているような感じも受けます。

今のワンコインに求められている事に、正しく答えているワインだと思いますね。
難しいことを考えず、素直に美味しいって思う味わい。

しかもワンコインという引け目はまったくなく、正々堂々と自己主張しています。
カジュアルに楽しくやりましょうよ、と胸を張ってる感じ。

今日の晩御飯は、自家製の「親子丼」。
とても合うとは言えませんが、まあチューハイをあわせてるくらいの相性でしょうか。

おつまみで「クリームチーズ」は相性いいけど、お互いの良さは薄まります。
「アーモンド」は完全にワインの負けますが、でもふわっといい感じを残します。
「レーズン」は、親戚だけど仲が悪い的な合い方。
ドライフルーツの「クランベリー」は一番良く合いました。

砂糖のかかった「パインダイス」はワインに溶かされて消えるような合い方。
「クリームチーズ」を「カシューナッツ」に乗せて合わせると、かなりいいバランスで合います。
クッキー生地のレアチーズケーキに、レモンでアクセント、みたいなバランスでしょうか。

ワンコインのワインが、その立場を確固たるものにしている過程体現しているワインではないでしょうか。

高級ワインとは別の世界で、しっかり地位を築いているカジュアルワインの新しいスタンダードって感じがあります。

人に例えると、素直で溌剌とした希望に満ちている、爽やかな風に吹かれている青年、みたいな感じ?

このワイン、オススメです。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


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