(2)ピノ・ノワール、ドルンフェルダー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:09)\1300
(3)メルロー(独:ファルツ地域:Q.b.A.:08)\1180
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ20%、カベルネ・フラン10%(仏:ボルドー地方:メドックAC:06)\950
(5)グルナッシュ50%、シラー30%、サンソー20%(仏:プロヴァンス-コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・ヴォークリューズ:06)\950
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
透明感のある若々しい色合いのルビー色。
底がハッキリ見えるくらいの透明感。
色合いは少し黒っぽいが若々しさのある紫がかったルージュ。
単調な色合い。
粘性はやや強く、脚がゆっくり降りてくる。
【香り】
化粧品のようなフローラル。
乳製品をイメージさせる醗酵香。
結構強めのヴァニラ。
なんだかとても人工的な香りの印象。
グラスを回すと硫黄の印象が強くなって、一緒に悪臭系の印象も出てくる。
時間がたってもあまり印象が変わらない。
少し鼻をつく刺激のある印象。
【味わい】
マイルドで優しい口当たり。
ライトボディからミディアムボディ。
酸味も柔らかいが、しっかりしている。
タンニンもきめ細かく優しい。
というかほとんど感じ無い。
アルコールは少し強め。
軽いが芯がしっかりしている印象。
でもやっぱり人工的な印象。
余韻は少し続く。
【判定】
単調で透明感のある外観からは、ドイツの2本が怪しい。
香りは人工的な印象がとても強い。
チリでもフランスでもなさそう。
時間とともにヴァニラの印象がやたらと強くなる。
これでは品種の特定は難しい。
飲み口は軽め。
口当たりは優しい。
この軽くてスムーズな、しかも人工的な味わいが工業製品っぽくて、ドイツっぽい。
ピノ・ノワール+ドルンフェンダーか、メルロー。
ドイツのメルローなんて飲んだことないので、なんとも言えないが、単一品種っぽくはある。
飲んだときに芯がしっかりしてる印象も、メルローっぽい。
ファイナルアンサーで、メルロー
で、ピンポン
チョーモダンな印象のワインですね。
【総評】
ブリー レッド メルロー 2008
BREE RED MERLOT 2008
ドイツ:ファルツ地域:Q.b.A.
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:メルロー
リカーランドトップで、1180円で購入。
このワイン、ボトルがとても斬新で、工業製品って感じなのですが、味の印象もボトルデザインにピッタリ合ってます。
ワインのアンドロイド、って感じ?
ナチュラルな印象が皆無です。
人が作ってるというよりは、工場でバンバン造られてる感じ?
でもとても飲みやすくて、万人受けするタイプですね。
カミさんに聞いたら、ワインだけでも飲みやすいって言ってました。
そうなんですよね、食事が無くてもワインだけで飲めてしまいます。
第一印象はイマイチでしたが、二人であっという間に飲んでしまいました。
今日はお祭りだったので、食事とは合わせられなかったのですが、おつまみでビーフジャーキーと合わせてみたら、パーティ風の合い方をします。
お互いの足を引っ張らない合い方とでもいいましょうか。
アンドロイドみたいな感情を感じられないワインなので、どんな食事を合わせてもブレる事が無い、という印象をうけますね。
気になったのは、最後まで硫黄の印象が続いたって事でしょうか。
それと、メルローって素材が活きてない感じ?
ちなみにこの斬新なボトルデザイン、カミさんには不評でした。
ワインっぽくない、ラムとかジンのような蒸留酒っぽい感じ、らしいです。
我が家的にはリピートしないワインですが、ボトルのデザインとか話題性のあるワインなので、パーティ向けには良さそうですね。
■楽天ショップへのリンク
BREE(ブリー)レッド メルロー 2008 1,400円 (税込) 送料別
※サイトより引用
1.世界的権威であるレッド・ドットデザイン賞を2009年に受賞。
レッド・ドットデザイン賞とは?
ドイツ主催。プロダクト分野の著名なデザイン賞と、広告・広報分野のデザイン賞 が統合されて生まれた世界最大のデザイン・コンペティションの1つです。ワインでは初受賞。
2.“女性による女性のためのワイン”
「お店でワインを購入するか否かを決定するかの決断は70%以上が女性に委ねられる」という市場調査に基づいて開発されました。開発チーム自体も全て女性。“見て、飲んで楽しむワイン”をコンセプトに開発。 ブリーの名称は開発チームのメンバーに由来しています。
紫がかったプラム色。スパイシーさと野性味溢れるベリーの香りが感じられ、シルクの様なソフトな味わいが楽しめます。肉料理だけでなく、パスタや赤身の魚料理にもよく合います。