(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:プティ・シャブリAC:07)\1780
(2)ゲヴュルツトラミネール(チリ:アコンカグア:カサブランカ・ヴァレー:09)\1250
(3)シャルドネ(伊:ピエモンテ州:ピエモンテDOC:08)\1180
(4)リースリング(豪:オーストラリア南東部:マルチ・リージョナル・ブレンディング:09)\990
(5)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー:09)\598
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しい外観のグリーンがかったレモンイエロー。
色合いは若々しく、小さな気泡が多くグラスにつく。
輝きは大人しい。
粘性は弱め。
【香り】
熟れた甘い印象の果実香。
グラス回すと、シロップ漬けの果実の印象に変わる。
香りは弱めながら、厚みを感じる。
少し重めの果実香が中心。
ヴァニラの印象もある?
乳製品のニュアンスもあり。
時間と共に香りがまとまってきて、ソツのない印象を与える。
【味わい】
やや残糖を多めに感じるセック。
まろやかな口当たりながら、酸味はしっかりしている。
厚みがあって、ふくよかなボディ。
アルコール度は高く、後味が乾く印象。
アタックはまろやかさと酸味が同時に感じられて、そのあとあまり膨らまず、尻すぼみに辛さが残る。
何となく良さそうだけど、もう一頑張り欲しい感じ?
余韻は少し続く。
【判定】
かなり若々しい外観なので2009年が候補。
香りの印象は、少し重い、熟したカリンのような感じがまさにシャルドネ。
飲み口もボリューム感があり、トロっとした感じは、いまどきのシャルドネって感じ?
今回シャルドネが3本あるが、少なくともプティ・シャブリでは無さそう。
イタリアかチリだが、残糖を多く残した感じは、ニューワールドの印象。
でも最近、イタリアでもスペインでもニューワールドっぽいワインが多いので、やや注意が必要。
価格帯の印象は、やや落ちる。
後から出てきたが、何だか、チップ臭い。
焦げた木のような、とってつけたような香りがある。
全体のバランスもイマイチだし、これはやっぱり安い方かな。
ファイナルアンサーで、シャルドネ、チリ
で、ピンポン
シャルドネっぽく見せようとしてる、シャルドネ?
【総評】
アベス・デル・スール シャルドネ 2009
aves del sur CHARDONNAY 2009
チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ
リカーランドトップで、598円で購入。
ワインとしてはちょっと不誠実な感じ?
ちょっと、ごまかしてるようなイメージが、なんとなく。
でもこの価格帯では、十分コストパフォーマンスは高いと思います。
そのままで飲むといろいろと気になる部分もありますが、食事に合わせると、ちょっと気にならなくなります。
今日の晩ご飯はから揚げとサラダ。
さすがに白ワインなので、から揚げはダメですね。
お互いのマイナスポイントを引き出す感じ。
でもサラダはいい感じです。
バルサミコのドレッシングがつなぎになってます。
週末なので、おつまみにストリングチーズのバジルトッピング。
ちょっと乳製品の印象のあるワインなので、チーズは良く合います。
ただ、グラスに入れて時間がたつとちょっと香りに生臭さが出てきました。
この価格帯のワインなので、贅沢は言えませんが、ちょっと気になるかな~。
フルボディのワインを目指してるような印象なので、逆に気になるのかも。
安いワインは、価格なりのバランスでまとまっていた方がいいのかもしれません。
598円という価格は、最近では激戦区なので、ちょっとシビアに見てしまいますね。
このブランドのソーヴィニヨン・ブランは納得感がありましたが、シャルドネはいまいち。
まあ、このへんは、個人の好みの問題かもしれませんね。
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