2016/10/28
モンテマール カベルネ カルメネール 2015
モンテマール カベルネ カルメネール 2015
MONTEMAR CABERNET CARMENERE 2015
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール
イオンで、518円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若い、よく熟した
【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>茎っぽいグリーン香、スパイス
<香辛料・芳香・化学物質>硫黄、なめし皮、肉、ちょっとカカオ
香りの印象:若々しい、やや閉じ気味?
【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:強い、荒い
タンニン分:粗くて、少しザラついた
バランス:痩せた、渇いた
アルコール度:やや強め
余韻:短い
【フレーヴァー】
スパイシー
【評価】
ボディは弱いけど、アルコールやタンニンが強く、全体的にバランスが悪い
【供出温度】
10-13度 荒くてトゲトゲしい味わいなので冷やしてごまかして飲んだ方が良さそう
【グラス】
小ぶり、タンブラー
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
外観は、若々しい紫がかった濃いガーネットで、輝きがあります。
香りは、ケミカルで茎っぽいグリーン香があり、閉じた印象。
味わいは、軽めのアタックから、人工的な果実感と変な甘みがあって、ボディは腰砕けで頼りなく、苦々しいタンニンとアルコールの強さが出てきて、乾いて痩せたフィニッシュ。
第一印象は完全にハズレですね。
モンテマールって当たり外れが激しくて、ロットの差も大きいみたいで、同じカベルネ・カルメネールでも他の店で購入すると美味しいかもしれせん。
とにかく、今回当たったワインは外れ。
今日の晩御飯は、自家製ハンバーグの赤ワインソース。
合わせると妙な甘みが気になって、ジュースっぽさが強調されます。
にせもの感があるというか。
おつまみの「揚塩ピー」に合わせても、ワインの人工的な感じが気になります。
フレッシュさがなくて、濃縮果汁を使ったような淀み感というか、死んだ感じというか、べったりした甘さというか、
普通だったら絶対リピートしないのですが、以前モンテマールのロゼが同じ生産年でも全然違った事があったので、別の店でまた買ってみたい気はしますね。
■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)
2016/10/25
ラポサ シャルドネ ゲヴュルツトラミネール 2016
ラポサ シャルドネ ゲヴュルツトラミネール 2016
RAPOSA CHARDONNAY GEWURZTRAMINER 2016
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ、ゲヴュルツトラミネール
まいばすけっとで、599円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、輝きがある、色付きが弱い
【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>ライチ、マスカット、パイナップル、シロップ、キンモクセイ、ややナッティ
<香辛料・芳香・化学物質>ハチミツ、バタークリーム
香りの印象:開いている、第1アロマが強め
【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖とアルコールのボリューム感
酸味:しっかりした、爽やか
苦味:コク(深み)を与える
バランス:まろやか、ねっとりした、ふくらみのある
アルコール:強め
余韻:かすかに続く
【フレーヴァー】
南国系のフルーツ
【評価】
濃縮感のある果実味と甘みがあり、まろやかだけどアルコールの強さを持っている
【供出温度】
11-14度 たぶん冷やしても美味しく飲めるけど、温度高めの方が個性がしっかり出そう
【グラス】
中庸
【総評】
外観はやや淡い、グリーンがかったイエローで、輝きとツヤがあります。
香りはアロマティックで、ライチ、マスカット、パイナップル、キンモクセイ、バタークリームなどがあり、時間が経つとちょっと痛みかけたくらいの過熟した果実の印象が出てきました。
味わいは、強めのアタックから、濃縮感のある果実と甘みがふっくら広がり、やや厚みのあるボディで、その後にアルコールの強さが出てきてやや乾く印象でフィニッシュ。
フルーティでカジュアルですが、アルコールがやや強めですね。
温度高めで飲み始めたのですが、温度が冷えてくると急にシュッと細身になってきました。
温度高めだと14%くらいのアルコール度に感じますね。
温度によって大分印象が変わりそうなワインですが、やはり冷やして飲むのがオススメです。
今日の晩御飯は、冷凍の「あさりとほうれん草のクリームソース生パスタ」と「コーンサラダ胡麻ドレッシング」。
パスタは完全にワインがさらっていって、フルーツ感が強いデザートのような後味になってしまいます。
粗挽き胡椒をふってみると、ちょっとつなぎになりますが、やはりワインが先にゴールって感じ。
サラダは、キャベツの苦味とワインの苦味が反発するみたいで合いません。
おつまみの「揚塩ピー」パーティ的なスタンスで良く合います。
パーティに持っていくには良いチョイスで、コストパフォーマンスは高いのではないでしょうか。
シャルドネの持ち味とゲヴュルツトラミネールの持ち味、それぞれが活きてますね。
後味が重いのがちょっと気になるものの、またリピートしたいワインです。
■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)
2016/10/23
バロン・ド・レスタック ボルドー ルージュ 2014
バロン・ド・レスタック ボルドー ルージュ 2014
CASTEL BARON DE LESTAC BORDEAUX ROUGE 2014
フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン
リカーランドトップで、税抜き953円で購入。
【外観】
清澄度:少し濁った?
輝き:強い
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強い
外観の印象:若い、良く熟した、濃縮感がある
【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>スミレ、黒い果実、針葉樹
<香辛料・芳香・化学物質>肉、黒胡椒
香りの印象:最初は強く香るが、だんだん弱くなる
【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:収斂性のある、シルキーな
バランス:スマートで、やや渇いた感じ
アルコール度:やや強め
余韻:短い
【フレーヴァー】
スパイシー
【評価】
ボルドーらしさはしっかりあるけど、シンプルでソリッドな印象
【供出温度】
14-16度 冷えていても美味しく飲めるが、少し温度上げてボルドーらしさを楽しむのが良さそう
【グラス】
中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いガーネットで、強い輝きと液面のツヤがあります。
香りは、最初にスミレのようなフローラル、グラスを回すと、ブラックベリーやブルーベリー、血液や肉、揮発性のあるスパイスなど、温度が上がると変化があって楽しめそうです。
味わいは、ライトなアタックから、スッキリした果実感がじわっと広がり、スリムなボディに収斂性のあるタンニンが支配的になって、乾く印象でフィニッシュ。
余計なものを削ぎ落とした、ソリッドでシンプルな味わいですね。
ボルドーらしい印象をしっかり持っているけど、スリムでコンパクトにまとまっています。
前回、2006年を飲んでますがその時の感想は、
香りはボルドーらしく華やか。という感想。
味わいも、上質とまではいかないものの、とても抑制の効いた理性的なまとまりです。
リーズナブルな価格帯として、ひとつの完成形を表しているワインじゃないでしょうか。
今回もほぼ同じ印象ですが、変わっているのはワインを取りまく環境で、安くておいしいワインが多く出ている中での比較でしょうか。
コノスルなどの1000円弱のチリの高品質ワインと比べると、清涼感と上品さ、すっと背筋が伸びたような佇まいは、ニューワールドとはまったく違うアプローチで、コノスルは陽気でパーティ向きですが、このワインはやはり食事と合わせたくなる感じです。
ボルドーのプライドが感じられて、ちゃんとワインに合うメニューが欲しくなりますね。
とはいえ、ワインだけでもスッキリした味わいが良くてグラスが進みます。
良いワインですね。
冷えた状態から飲み始めましたが、温度が上がってくるとチャーミングな親しみやすさが出てきますね。
ほんのりとした甘みもとても効果的で、この絶妙なバランスはニューワールドには真似出来ないボルドーの底力を感じます。
と、ワインに合う食事が欲しくなると言いながら、今日の晩御飯は「カツ丼」。。。
案の定、料理とは世界観をまったく共有できずにフィットしませんが、主張の強くないワインなので、邪魔もしませんね。
ただ、ワインがもったいない感じですね。
おつまみで「シェフのラスク 黒胡椒とパルミジャーノ」に合わせてみましたが、やっぱりちょっと違います。
香りが華やか、味わいは素直でスッキリしているので、ステーキやラムを塩コショウだけで味付けしたメニューに合いそうです。
肉の味にシンプルに合わせるイメージでしょうか。
いわゆるボルドーらしい赤が欲しいときには鉄板の選択肢でしょうね。
人に例えると、真面目で素直、物静かで穏やかなんだけど、おしゃれにも気を使っている青年みたいな。
また飲んでみたいワインです。
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バロン・ド・レスタック(オーク樽熟成)赤[2014]年 AOCボルドー【wineuki_BDA】
※サイトより引用
バロンド・レスタックのこだわり
1:フランスでボルドーAOC NO.1ブランド '94年ヴィンテージから発売!以降この贅沢な味わいと品質が根強い人気を得て、2002年にはフランスのボルドーAOCブランドでスーパーハイパーでの販売数量がNO.1となった。
2:ボルドー指折りのカステルグループが社命をかけたボルドーの自信作です。LESTACは、カステルの社名を逆さに読んで命名されました。(名前にも心意気が伝わってきます。)
3:どのバロンドレスタックにも、ラベルに一本一本製造管理ナンバーを記載しています。品質重視のカステル社の思い入れです。
4:樽が語る品質。 赤ワインのラベル上にELEVE EN FUTS DE CHENEと書かれています。すべて6ヶ月以上オーク樽で熟成されたワインのみに許される表記です。
5:エチケットの樽のマークは、225リットルの樽約5万個を熟成させることのできるフランス最大級規模の樽熟庫をもつカステル社(当店オーナーいわく、わずか一区画中でキャッチボールが何人も出来る広さだったそうです。)のこだわりです。
2016/10/22
ビスケルト ラ・ホヤ グラン・レゼルヴァ ヴィオニエ 2015
ビスケルト ラ・ホヤ グラン・レゼルヴァ ヴィオニエ 2015
Bisquertt La Joya Gran Reserve Viognier
チリ:セントラル・ヴァレー:ラペル・ヴァレー:D.O.コルチャグア・ヴァレー
アルコール度:14%
ブドウ品種:ヴィオニエ
リカーランドトップで、税抜き1230円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:強め
外観の印象:若々しい、よく熟した
【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>モモ、洋梨、リンゴ、菩提樹
<香辛料・芳香・化学物質>石灰っぽいミネラル、グリーン系ハーブ
香りの印象:若々しい、第1アロマが強め
【味わい】
アタック:強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:しっかりした、やさしい
苦味:強く後味に残る
バランス:ねっとりした、強さがある
アルコール:強い
余韻:長めに続く
【フレーヴァー】
スパイシー
【評価】
とろみのあるフルーツ感で甘みがあるが、アルコールが強くさらに後味の苦味が強い
【供出温度】
11-14度 アルコールが強いので少し温度高めの方が良いかも
【グラス】
中庸
【総評】
外観は、オレンジがかったイエローで、輝きがあります。
香りは、モモ、洋梨、リンゴのような果実感が中心で、石灰のようなミネラルや、グリーン系のハーブの印象もあります。
味わいは、とろみのある強めのアタックから、果実感と甘みが広がるものの、強いアルコールと苦味が支配的で辛すぎる感じのフィニッシュ。
グラン・レゼルヴァなのでアルコールは高く、白ワインではかなり強い14%。
冷蔵庫で冷やしておいたのですが、温度低すぎるとバランスが悪いみたいです。
もう少し置くと馴染んでくるかも。
今日の晩御飯は、自家製の「コロッケ」。
ポテトのそのままの味がするプレーンなタイプです。
合わせてみると、ワインの苦味と辛さがちょっと浮くけど、邪魔はしません。
おつまみで、「オリーブオイルのポテチ」「サラミソーセージ」は邪魔しない感じですが、ワインの強さが浮きますね。
時間がたって馴染んできたら、トゲトゲしさがなくなってきました。
ふんわりしてきて果実感がおだやかです。
かなり温度高めでもベースがしっかりしているのでダレないですね。
このワインは果実感抑えめで、ヴィオニエっぽくないと思っていたら、最後の最後でヴィオニエらしい厚みのある果実感が出てきましたね。
個性的なタイプではないですが、そつなく品質感のあるまとまりで充実感があります。
家庭料理にはちょっと合わせにくく、パーティワインとしてもちょっと強いので、活かせるシーンがイマイチ浮かびませんが、魅力は持っているので、また飲んでみたいと思うワインですね。
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ラ・ホヤ グラン・レゼルヴァ ヴィオニエ [2015] ビスケルト <白> <ワイン/チリ> ※ヴィンテージが異なる場合があります。
※サイトより引用
「ネクスト・ナパ」とも言われるチリの銘醸地コルチャグア・ヴァレーから!
世界27カ国387種の中のTOP10に選ばれたシラーなど!
グランレゼルバにして、1,180円(税抜)でのご案内です!
安くて美味しいワインとして、しっかりと日本市場に根付いた印象のあるチリワイン。
ひと通りのブランドは出尽くした感も出てきましたが、まだドラジェでご案内していないチリワインの中で、抜群のコストパフォーマンスを誇るワインを発見致しました!チリワイン、まだまだ奥が深いです…。
今回ご紹介するのは、1978年創業のファミリーカンパニー「ビスケルト社」のワイン。チリの大手ワイナリーでは珍しく、葡萄栽培からボトリングまで全工程を自社で行うことにより、品質の高さ、安定性に高い評価を得ています。
元々は800ヘクタールの畑を所有していましたが、自社でしっかりと管理できる広さは300ヘクタールが限界という結論を出し、不必要な畑は全て売却!
●ワインの生産量はかつての10分の1近くまで絞りこみ
を行うなど、現在はプレミアムワイン(高品質ワイン)の生産に専念しています。
本拠地とするのは、ラペル・ヴァレーのサブリージョンである、コルチャグア・ヴァレー。カリフォルニアの銘醸地ナパ・ヴァレーと同じ緯度に位置し、チリの中でも屈指の産地と呼ばれ、
●米ワイン・エンスージアスト誌では2005年版のベスト・リージョン・オブ・ザ・イヤーに選出!
され、「ネクスト・ナパ」と称されています!
そんなビスケルト社のラインナップの中から、今回ご紹介するのが、「ラ・ホヤ」というシリーズ!
●熟成期間の長いグラン・レゼルバでありながら、1,180円(税抜)でご案内できるんです!
2016/10/18
セブン・プレミアム カープーカー ソーヴィニヨン・ブラン 2015
セブン・プレミアム カープーカー ソーヴィニヨン・ブラン 2015
Kapuka Sauvignon Blanc 2015
ニュージーランド:南島:マールボロ地区
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
セブンイレブンで、980円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い、輝きがある
【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>柑橘系、熟した果実、キンモクセイ
<香辛料・芳香・化学物質>やや石油香のあるミネラル、硝煙、クリーム、シロップ
香りの印象:開いている、第1アロマが強め
【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:爽やか、シャープ
苦味:コク(深み)を与える
バランス:スリムな、溌剌とした、まろやか
アルコール:やや強め
余韻:じわっと続く
【フレーヴァー】
やや甘い柑橘系
【評価】
フレッシュでジューシー、バランスが良く飲みやすい
【供出温度】
7度以下、8-10度 しっかり冷やして飲むのが良さそうだけど、少し温度が上がって大丈夫そう
【グラス】
中庸
【総評】
外観は淡く、グレーに近いグリーンがかったイエローで、輝きがあります。
香りは、柑橘系、強めのミネラル、硝煙、ヴァニラ?、シロップ、甘いフローラル、クリームなど、シンプルながら深みがあります。
味わいは、やや強めのアタックから、爽やかな果実感と酸味、程よい甘みがじゅわっと広がり、穏やかな印象のふっくらしたボディで、軽いえぐ味と苦味が出てきて、心地よい余韻でフィニッシュ。
バランスが良くて飲みやすく、心地よい果実感がじわっと残ります。
第一印象は抜群にいいですね。
ソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかさがあるのですが、程よい甘みと果実感がチャーミングで、とにかく余韻の果実感がとても良いです。
すーっと入ってくる感じもいいんですね~。
ワンコインとのランクの違いがハッキリと味に出ているのですが、このワイン、見た目が悪いんですよね~。
スクリューキャップも398円と同じ安っぽいタイプで、ラベルもシンプルなので、見た目はほぼ398円。
ただ、味は間違いないですね。
さすがニュージーランド。
今日の晩御飯は、冷凍の「カルボナーラパスタ」。
このワイン、ちゃんとした食事じゃないともったいかな、と思いきや、とても良くフィットしてくれます。
基本的にカジュアルなんですね。
とてもフランクで社交性があります。
それにしても、食事が入るとさらにグイグイ飲んでしまいますね。危ない危ない。
白ワインで13.5%あり、かなり高めなので、飲み過ぎは要注意。
というか、すでにやばいみたい。
「のり塩ポテトスティック」には遠くから見守るような感じで、歩み寄りません。
「揚塩ピー」はお祭りのような合い方をします。
ニュージーランドとはいえ、セブン・プレミアムというだけで家飲み用なのですが、1000円近い価格となるともうちょっとプレミアム感が欲しいですね。
特にスクリューキャップ周り!
ある程度ワインを知っている人にとってはニュージーランドで1000円弱という価格帯はかなり魅力的ですが、一般の人には商品アピールが難しいかも。
人に例えると、甘い夢をたっぷり持っている、世間に削られていないウキウキした新入社員みたいな?
残ったワインを冷蔵庫に入れてて次の日に飲んだら、まだまだ大丈夫。
3日目まで行けそうなくらいでしょうか。
ワンコインとの違いは、このへんにあるかも。
味は間違いないと思うのですが、見た目が悪いのが実に残念ですね~。
■関連リンク(セブンイレブンのワイン)
2016/10/14
カソラーレ ピノ・グリージョ 2014
カソラーレ ピノ・グリージョ 2014
Ca' Solare Pinot Grigio 2014
イタリア:ロンバルディーア州:I.G.T.プロヴィンチャ・ディ・パヴィア
アルコール度:12%
ブドウ品種:ピノ・グリージョ
成城石井で、税抜き1190円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:オレンジがかったイエロー
濃淡:中庸
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、ツヤと輝きがある
【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>洋梨、メロン、柑橘系、ややナッティ
<香辛・芳香・化学物質>石灰のようなミネラル、澱や酵母
香りの印象:若々しい、開いている
【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:やさしい、後から酸っぱい
苦味:穏やか、控えめ
バランス:スリムな、溌剌とした、真ん中が抜けた感じ
アルコール:やや弱めだが、後味にちょっと残る
余韻:短い
【フレーヴァー】
気が抜けたフルーツ感
【評価】
ライトでカジュアル、全体のバランスが悪く大事な何かが抜けた感じの味わい
【供出温度】
7度以下 バランスが悪いのでしっかり冷やして飲んだ方が良さそう
【グラス】
小ぶり
【総評】
外観は、オレンジがかったイエローで、輝きとツヤがあります。
香りは、澱や酵母、石灰のようなミネラル、洋梨、メロン、柑橘系、果実味が中心でシンプルな印象。
味わいは、軽めの穏やかなアタックから、地味な果実感と頼りない酸味がよっこらしょと広がり、何か足りない感じでストンと落ちて「?」な印象のフィニッシュ。
全体にバランスが悪くて、満足感が少なくて、ちょっと水っぽくて、第一印象はイマイチですね。
1000円超える価格でこれは無いわ、って感じです。
まあ、飲み進むとちょっと変わってくるかもしれません。
今日の晩御飯は、成城石井の「自家製ジェノヴェーゼのシーフードパスタ」。
これがまた実に良く合いますね。
両方とも何かしら足りない部分があるのですが、献身的に補い合う印象で、まさにマリアージュ。
まあ、低いレベルですが・・
しかし、食事が入るとワインが急に活き活きしてきますね。
食事と合わせた時の印象は、ワンコインとは違う存在感を発揮してくれます。
パスタもコンビニとは違い、オリーブやナッツがアクセントになっていて、飾らない素直な素材感で合う印象です。
食事が終わって薄焼きせんべいに合わせてみると、お互い軽いので、軽くさばく感じで、フィットしないけど、馴染みもしません。
ワインだけになると、やはりサバサバした感じが気になって、ちょっと物足りないんですよね。
コストパフォーマンスはイマイチだけど、悪いワインではなさそうで、特に食事との相性は良さそうですね。
香りも味もそんなに強くないので、和食にも合いそうな気がします。
人に例えると、真面目で勉強も出来るけど、素っ気なくて愛想が無い男子みたい?
個人的にはリピートしたいとは思わないタイプでしょうか。
2016/10/10
日本酒をワイングラスで飲むということ
最近、日本酒がどんどん美味しくなってて、ワイングラスで提供するお店も増えてきましたよね。
BSの番組で、醸し人九平次の代表「久野 九平治氏」が、ワイングラスで飲む理由として「喉が開く」と言っていたのがずっと気になっていたので、ぐい呑とワイングラスで飲み比べてみました。
■飲んだお酒
・獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分
・黒龍(こくりゅう)「吟醸」餘波(なごり)生貯蔵
■飲み比べたグラス
1.ぐい呑
陶器製でフチは厚めです。
2.ショットグラス
細身でフチはワイングラスと同じくらいの薄さ。
3.ワイングラス
リーデルのシャルドネタイプ。
■外観
ぐい呑:
器に色がついている事もあって色が分かりません。
ショットグラス
透明なのですが、グラスの反射が多く色が捉えにくいです。
ワイングラス
液面が広く平面で見えるので、繊細な色味までハッキリ分かります。
■香り
ぐい呑:
香りが捉えにくく、アルコールの印象を強めに感じます。
ショットグラス
口が狭いので、ぐい呑よりもさらに香りが捉えにくく、ほぼ感じられません。
ワイングラス:
香りが広がり、青りんごやモモのような果実香を強く感じる事ができます。
■味わい
ぐい呑:
ほぼ甘みが中心で、単調に感じます。
下向きで飲むので舌の前の方だけで味を感じて、舌全体にお酒が行き渡らないのが原因のようです。
また、自分だけかもしれませんが、飲むときに息を止めて飲んでる事に気がつきました。
みんなそうなのかな?
ショットグラス:
顎が上がるので、舌全体にお酒が行き渡り、味を幅広く感じられます。
ワイングラス:
香りと共にお酒が入ってくるので、華やかさがあり、味わいの繊細さを感じられます。
味の分析もしやすいですね。
■結論
「喉が開く」という表現は、顎が上がることで舌全体に行き渡って、味をしっかり感じられるという事ではないでしょうか。
さらにワイングラスの場合は、飲むときに香りも同時に楽しめるので、さらに日本酒の美味しさが引き立ちます。
ぐい呑の方が甘く重く感じられて、ワイングラスの方が軽く繊細に感じますね。
こんなに違うとは思いませんでしたが、吟醸、大吟醸はワイングラスで飲むのがオススメです。
また、ぐい呑とショットグラスは器が厚いため、お酒の温度が上がってしまうというのも味わいの違いにつながるようですね。
■グラスは回さない!
ワイングラスに入れてぐるぐる回してしまうと、繊細な日本酒は気が抜けて美味しさが飛んでしまうみたいです。
香りはそんなに変わらないのですが、味わいが一気に落ちてしまうみたいなので、スワリングはしないほうが良さそうですね。
ついついクセでやってしまうので気をつけないと・・・
2016/10/09
ボッターカルロ カーサ・ヴィニロニア アパッシメント 2015
ボッターカルロ カーサ・ヴィニロニア アパッシメント 2015
Botter Carlo Casa Vinironia Appassimento 2015
イタリア:プーリア州:I.G.T.プーリア
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:メルロー、プリミティーヴォ、ネグロ・アマーロ
リカーランドトップで、税抜き1280円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強い
色調:若々しい色調の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強い
外観の印象:若々しい、色付きが良い
【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>干しぶどう、プルーン、メントール
<香辛料・芳香・化学物質>ややケミカル、アルコール香、シナモン
香りの印象:パッシート特有の濃縮感がある
【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:なめらか、優しい
タンニン分:緻密、溶け込んだ
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:強い
余韻:短い
【フレーヴァー】
干しぶどう
【評価】
やわらかで穏やかな味わいで、甘みとフルーツ感が心地よい
【供出温度】
10-13度 甘みがあるので冷やして飲みたくなるけど、冷やし過ぎに注意
【グラス】
小ぶり
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
外観は、若々しい色調の濃いガーネットで、深い透明感と輝きがあります。
香りは、干しぶどうやプルーンの酒精強化ワインのようなイメージに、スパイシーさがあります。
味わいは、優しいアタックから、残糖多めの甘みとチャーミングな果実感がゆっくりと広がり、ボディは細身でタンニンは穏やか、あとからアルコールの強さが出てきて、甘い印象でフィニッシュ。
残糖を多く残した甘めのワインで、陰干しで糖度を高めているのでアルコールもそれなりに強いのですが、口あたりがいいのでスーッと入ってきますね。
これは危険なワインかも。
甘みが強く、一般的なワインとは違うので、好みは分かれると思います。
今日の晩御飯は「チキンフライ」。
中濃ソースをつけて食べましたが、馴染みもしないけど、フィットもしない感じ。
「なんこつのスモーク」も「ビーフジャーキー」もちょっと距離を置いて合う感じ。
「揚塩ピー」も同じ。
やはり甘みが食事との距離感を持っているみたいですね。
チョコレートが一番合いましたが、デザート系に合わせるという手がありますね。
ガナッシュとかチョコレートケーキとかに合いそう。
大人のランチ女子会にチョコレート系のデザートに合わせて出す、みたいなシーンでしょうか。
1000円代前半だとお買い得な品質感はありますね。
甘い赤ワインなので、あとは好みの問題でしょうか。
■楽天ショップへのリンク
あのアマローネに通じる飲みこたえタップリの味わい!!
カーサ・ヴィニロニア≪アパッシメント≫2015
※サイトより引用
≪新着2015年はコンクール金賞獲得!!≫ あのアマローネに通じる飲みこたえタップリの味わいがなんと1,480円(税別)!!
『値ごろ感があっても単調で深みの無いものはバリューとは言えない!!』
イタリア最強レベルのコスパ[ボッター]の極めつけの1本です!!
『プルーンやスミレの花にカカオやチョコレートを想わせる甘い香り!!』
いかにもパワフル!!濃縮された果実味にたっぷりのタンニン!!
濃厚果実味タイプがお好きなら絶対にご満足いただける1本です。
【アパッシメント】とは、イタリア語で「ブドウの乾燥」を意味します。その名の通り干して旨味を凝縮させたブドウを使用して仕込むワインで、イタリア好きの皆様なら、ヴェネト地方の銘酒【アマローネ】を思い浮かべるのではないでしょうか?
ただ、このワインは収穫したブドウを干すのではなく、ブドウの収穫を遅らせ(レイト・ハーベスト)、そのまま房を自然に乾燥させるという手法でがとられています。
これによって、ブドウ自体の糖度と濃縮度が上がり、濃厚で甘みを伴ったまろやかなタンニンのある風味豊かなフルボディでリッチなワインに仕上がっているのです。
まさに!!温暖なプーリアだからこそ成しえる技と言えるでしょう。
2016/10/08
メゾン・ジョゼフ・ドルーアン リュリー ブラン 2014
メゾン・ジョゼフ・ドルーアン リュリー ブラン 2014
Maison Joseph Drouhin Rully Blanc 2014
フランス:ブルゴーニュ地方;A.O.C.リュリー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ
リカーランドトップのワゴンセールで、税抜き1850円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:強め
外観の印象:若々しい、輝きがある
【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>花梨、パイナップル、メロン、キンモクセイ、青りんご
<香辛・芳香・化学物質>ミネラル、バター
香りの印象:木樽の印象、若々しい、第1アロマが強め
【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、優しい
苦味:旨みを伴った
バランス:スムースな、溌剌とした
アルコール:強め
余韻:長く続く
【フレーヴァー】
柑橘系や酸っぱい梨のようなフルーツ感
【評価】
上品だけど果実感がたっぷりあって、甘みと酸味のバランスが良く、余韻の長い味わい。
【供出温度】
8-10度、11-14度 冷えていても美味しいけど、温度が上がってもきっと美味しい
【グラス】
中庸
【総評】
外観は、若さのあるグリーンがかったイエローで、さらっとした印象。
香りは、花梨、パイナップル、メロン、青りんごなど、フルーツが様々に変化し、ミネラル、木樽、バターなど、しっかりしたシャルドネのイメージ。
味わいは、優しいアタックから、充実した品の良い果実感と程よい甘み、包み込むような酸味が口いっぱいに広がり、軽い苦味が出てきて短めにフィニッシュしたあとに、果実感の余韻が長く残ります。
久しぶりに良いワインを飲んでる感じですが、あれ?ちょっと後味がイマイチかも。
グラスに残り少なくなると、硫黄の印象がとても強くなります。鼻を突くような感じ。
舌にベタッとワックスのように残る感じと、酸が尖って収斂性があるような印象もあり、2年前の2014年ですでに酸化が進んでる?
第一印象はすごく良かったのですが、1杯目の終わりにはイマイチな感じに。。。
これからどう変わってくるでしょう。
今日の晩御飯は、家庭の「クリームシチュー」。
合わせると、オトナな対応で穏やかに合わせてくれますが、ワインが優位に立つ印象。
でも食事には合わせやすそうですね。
もう少しスパイスが強い食事だとバランスが良さそうです。
香草をふった、チキンのパン粉焼きみたいなやつが良さそうですね。
魚よりはチキンの方が合いそうです。
おつまみの「なんこつスモーク」「揚塩ピー」は、両方とも優しく包み込んでくれますが、身分が違う感じです。
後味のやや酸っぱい感じが、食事との相性を良くしていますが、ワインだけで飲むとやっぱりイマイチですね。
ワゴンセールだったからな~。
やはり安いワインには何かしらありますね。
元値は2500円超えだったと思いますが、このワインのコンディションはダメですね。
良い要素もたくさんあるので、今度は程度の良いものを飲んでみたいです。高いけど・・
■楽天ショップへのリンク
メゾン・ジョゼフ・ドルーアン・リュリー・ブラン 2014|お酒 誕生日プレゼント ギフト 出産内祝い 還暦祝い 退職祝い お返し 男性 女性 白ワイン お土産 お祝い 結婚記念日 妻 結婚祝い プチギフト 母 送別会 60代 フランス わいん 母の日 新築祝い バースデー 引っ越し祝い
※サイトより引用
その香りはアカシアの花、新鮮なシトラスフルーツ、ミネラル、アーモンド、微かに感じる白胡椒のアクセント。
そして口に含むと黄色い果実を感じさせるほどよいボリューム感と、キレイな酸味がもたらす爽快さと長い余韻は、一度飲んだらボトルが空っぽになるまで止まらない危険な(?)美味しさです!!!!
このワインは全体の20%をフレンチの新樽に8ヶ月熟成しているんですが、ほとんど樽の存在を感じさせないフレッシュでエレガントな味わいです。ドルーアンの樽は“スーパー・ライト・トースト(樽焼き)”といわれているほど、通常のワイン用に造られる樽のトースト加減に比べると、非常に軽くトーストされています。
ですからドルーアンのワインは、樽で長く熟成させてもトースティーな風味はほどほどに、それでいて複雑感と熟成感をワインに与えています。
またドルーアンはブルゴーニュの大手メゾンの中で初めて有機栽培を実践し、2007年には全ての自社畑のビオディナミ農法への転換を完了しています。有機栽培においてもドルーアンはブルゴーニュの中では時代の先端を走り続けています。
そしてドルーアンのワインを造るヴェロニク・ドルーアン女史は先代社長ロベールさんの娘さん。ブルゴーニュ大学でワイン醸造学の学位を取得した才媛で『ブルゴーニュ新世代の旗手!!』との呼び声高い女性醸造家です!!
2016/10/06
コスタネラ シャルドネ レゼルヴァ 2015 ハーフボトル
コスタネラ シャルドネ レゼルヴァ 2015 ハーフボトル
COSTANERA CHARDONNAY RESERVA 2015 375ml
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ
まいばすけっとで、ハーフボトルを499円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:強め
外観の印象:若々しい、輝きがある、テラテラしている
【香り】
第一印象:弱め ※温度低いからかも
特徴:
<果実・花・植物>香料っぽいフローラル、キンモクセイ、熟した果実、やや傷んだ果実、
<香辛・芳香・化学物質>アルコール香、硫黄、ケミカル、バタークリーム
香りの印象:香料の印象、アルコールが浮いている
【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:しっかりした、爽やかな
苦味:コク(深み)を与える
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや強め
余韻:少し続く
【フレーヴァー】
ややアルコールの印象が残る
【評価】
無理やり強さを出そうとして、バランスが悪い印象
【供出温度】
11-14度 アルコールを飛ばすのにちょっと温度高めの方が良いのでは
【グラス】
小ぶり
【総評】
外観は、若々しいグリーンがかったイエローで、テラテラしたツヤと輝きがあります。
香りは、アルコール香、香料っぽいフローラルが最初にあり、硫黄やケミカル、痛みかけたくらいの熟した果実、鼻を突くような感じもあってあまり良くないですね。
味わいは、やや強めのアタックから、甘みと果実感、ちょっと荒い酸味が広がり、全体にまとまりのない不協和音のような不安感を感じて、えぐ味と乾く感じのフィニッシュ。
まとまりが悪く、飲んでて安心感が無いというか不安になるというか、後味もちょっと引っかかるようなえぐ味があって、第一印象は良くないです。
安くて美味しいワインでも、レゼルヴァクラスはイマイチというパターンが割とありますが、このワインもそのパターンですね。
「無理している」「手を加えてる」「ナチュラルさがない」「ぎくしゃくしている」「バランスが悪い」という印象があります。
今日の晩御飯は、冷凍の「白ワイン仕立てペスカトーレパスタ」と「コーンサラダ シーザードレッシング」。
「ペスカトーレ」はまったりした味わいでメリハリがなく、ワインが暴走してしまいフィット感がありません。
「コーンサラダ」は、シーザードレッシングに粗挽き黒こしょうを足して、ワインとの馴染みを良くしてあげたものの、ワインが強すぎて浮いてしまいますね。
おつまみの「ミックスナッツ」もワインが何処かに行ってしまう感じ。
バランスの悪いワインは食事と合わせやすいケースもありますが、暴走気味のワインは食事との相性は難しいみたいですね。
これだったら、フルボトルでワンコインの普通の「コスタネラ シャルドネ」をオススメします。
■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)
2016/10/04
フィンカ・ラ・エスコンディダ シャルドネ 2015(ラベルデザイン変更)
フィンカ・ラ・エスコンディダ シャルドネ 2015
FINCA LA ESCONDIDA CHARDONNAY 2015
アルゼンチン:クージョ地方
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ
セブンイレブンで、500円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、輝きがある
【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>熟した果実、南国系の果実、ナッティ
<香辛・芳香・化学物質>硫黄、石灰のようなミネラル、硝煙、ケミカル
香りの印象:ちょっと鼻を突く硫黄の印象
【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:強い、しっかりした
苦味:旨みを伴った
バランス:溌剌とした、アルコールの荒さがある
アルコール:強め
余韻:少し続く
【フレーヴァー】
グレープフルーツのような柑橘系
【評価】
爽やかでフルーティだけど、強い酸味とアルコールの辛さがありやや暴力的
【供出温度】
8-10度 カジュアルな味わいだけどアルコールの主張が強いのであまり冷やさない方が良さそう
【グラス】
小ぶり、タンプラー
【総評】
外観は、若々しいグリーンがかったイエローで、金属質な輝きがあります。
香りは、硫黄やケミカル、石灰のようなミネラル、硝煙、熟した果実、ナッツ、時間が経つとちょっと生臭い感じも出てきました。
味わいは、強めのアタックから、ジューシーな果実感と酸味が一気に広がり、しっかりしたボディでアルコールの印象が強く、辛さと酸味が一緒に残るフィニッシュ。
全体的に荒々しいというか粗暴な感じで、幸せ感は無く、男っぽいウィスキーのような印象のワインですね。
とにかく主張が強くて、俺が俺がって感じ。しかも自己中で人の事は気にしないタイプ。
今日の晩御飯は、コンビニの「7種の具材のトマトソースパスタ」。
ミネストローネにパスタが入っているような味ですが、野菜が多いせいか甘みが強くてメリハリのない、まったりとした味わいです。
合わせると全く性格が違い、おっとりタイプと暴れん坊タイプで完全にすれ違います。
あまり合わないので、粗挽き黒こしょうを振ってアクセントを加えてみたら、ワインとのつなぎになって少し歩み寄りました。
同じゲームの話題で盛り上がってる、ヤンキーとおっとりした男子みたいな感じ?
おつまみの「ポテトスナック」「ピーナッツ」とはスナックの水割りのような合い方で、「わさび味の柿ピー」はワインがノックアウトされます。
時間が経つとだんだん落ち着いてきました。
とげとげしさもひいて、まとまってきましたね。
これは次の日の残して美味しいパターンかもしれません。
500円ポッキリのワインとしては、コストパフォーマンスは高いと思います。
人に例えると、昔ヤンキーだったけど、今はムードメーカーの明るい社会人みたいな?
冷蔵庫に入れておいた残りを次の日に飲んでみたら、かなり酸っぱくなってました。
荒々しいまま酸っぱくなった感じでこれはダメかも。
■関連リンク(セブンイレブンのワイン)
2016/10/02
ポール・ド・コスト ブラン・ド・ブラン ブリュット NV
ポール・ド・コスト ブラン・ド・ブラン ブリュット NV
Paul de Coste Blanc de Blancs Brut NV
仏:ヴァン・ムスー
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:品種不明
ワインショップ ドラジェの通販で6本セット5,378 円、1本あたり896円で購入。
参考価格は、1058円。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強め
泡立ち:発泡性 わりと長めに泡が続く
外観の印象:若々しい、色付きが弱め
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>青りんご、シードル、柑橘系、菩提樹
<香辛・芳香・化学物質>ミネラル、ハチミツ、べっこう飴
香りの印象:ちょっと酸化の印象が気になる
【味わい】
アタック:やや軽め、炭酸は粗い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、しっかりした
苦味:コク(深み)を与える
バランス:溌剌とした、シンプルな
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く
【フレーヴァー】
柑橘系のフルーツ
【評価】
フルーティで飲みやすいが、アクセントと深みを持っている
【供出温度】
7度以下
【グラス】
カジュアルな印象なので、ふつうのグラスで楽しむのが良さそう
【総評】
外観は、若さを感じるグリーンがかったイエローで、泡立ちは少し続きます。
香りは、シードルやリンゴ、柑橘系、ミネラル、ハチミツ、グリーン系のフローラル、時間が経つとべっこう飴のような印象も出てきます。
味わいは、泡立ち粗めのライトなアタックから、爽やかな果実味と酸味、ほんのりとした甘みが広がり、スッキリした印象の細身のボディで、そのままジューシーなフィニッシュ。
最初ちょっと酸化した印象を感じたのですが、実はそこがアクセントになっていて、フランスのヴァン・ムスーらしい深みを感じさせますね。
時間が経つと木樽の印象が出てきて、温度が上がっても楽しめる感じです。
今日の晩御飯は筋子をばらして醤油漬けにした「イクラ丼」。
食事の邪魔をしませんが、あまりフィット感はありません。
さすがに魚卵の和食は厳しいですかね。
デザートの「シュークリーム」もイマイチでした。
伝統産地らしい独特な深みというかクセがあるので、ニューワールドのスパークリングのようなオープンな印象ではないですが、少しシャンパーニュっぽい雰囲気も味わえます。
クセがあると言っても、万人受けするカジュアルなまとまりなので、誰にでも好かれそうなタイプだと思います。
時間が経って、炭酸が抜けてきてもベースのワインが美味しいので、それなりに美味しくいただけました。
印象としては、コロンバールやユニ・ブランがベースのような、ちょっと懐かしいような味わいでしょうか。
コストパフォーマンスも高くて良いワインだと思います。
■楽天ショップへのリンク
ポール・ド・コスト ブラン・ド・ブラン ブリュット NV <白> <ワイン/スパークリング>
※サイトより引用
●爽やかな果実味に溢れたフランス産ヴァン・ムスー!
花や青リンゴ、グレープフルーツなどの柑橘系の心地よい香りに、爽やかな果実味が特徴。
合わせる料理を選ばないフレッシュで爽快な味わいは、日々の食卓ではもちろんの事、バーベキューなど屋外シーンでも大いに活躍してくれます。
2016/10/01
ベンタ・レアル クリアンサ インペリアル 2013
ベンタ・レアル クリアンサ インペリアル 2013
Venta Real Crianza Imperial 2013
スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州:DOバルデペーニャス
アルコール度:13%
ブドウ品種:テンプラニーリョ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、シラー25%
リカーランドトップで、税抜き799円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:まだ若いが少し黒っぽい色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若い、深い透明感とツヤがある
【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>ドライフルーツ、メントール、針葉樹、茎っぽいグリーン香
<香辛料・芳香・化学物質>還元的、ケミカル、なめし皮
香りの印象:まだ閉じている印象
【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、やさしい、はっきりした
タンニン分:サラサラした、軽め
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い
【フレーヴァー】
スパイシー
【評価】
ライトでスッキリした味わい、心地よさがある
【供出温度】
10-13度 軽めなので少しひんやりしているくらいが良さそう
【グラス】
小ぶり、中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
外観は、黒っぽい落ち着いた印象の濃いルビーで、液面のツヤと輝き、深い透明感があります。
香りは鼻を突くようなイメージで、ケミカル、なめし皮、ドライフルーツ、メントール、アルコール、針葉樹など、まだ少し閉じている感じ。
味わいは、ライトでスッキリしたアタックから、穏やかな果実感と酸味がじわっと広がり、ほんのり甘みのあるスマートなボディでタンニンは軽め、軽いえぐ味を残してフィニッシュ。
ライトでスッキリした味わいの穏やかなまとまりで、ワインだけで美味しく飲めますね。
ニューワールドのパーティ的な感じとは違った、伝統産地らしい落ち着きと深みを感じます。
秋口にあう、しっとりした感じ。
今日の晩御飯は「さんまの蒲焼」。
青魚を赤ワインに合わせるという暴挙ですが、蒲焼きになってるのと、ワインが軽めなので、意外と悪くないです。
ただ、やはり青魚の匂いがグラスに残るので、あまりオススメできませんね。
おつまみで「ビスケット」「トマトバジル味のラスク」「のり塩ポテトチップス」どれもこなしてくれます。
ワインの主張が強くないのと、穏やかな味わいなので、合わせる食事の幅が広そう。
ただ、素直で悪くないのですが、個性が無いので、印象が残らないですね。
人に例えると、清潔感があって気持ちの良い若者なんだけど、真面目過ぎてイマイチ面白みが無いみたいな?
コストパフォーマンスは良いと思うので買って損はないと思いますが、リピートしたいと思うような魅力が欲しいところですね。
■1000円以下のおすすめワイン
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