2015/01/31

ウニオン ティント NV

ウニオン ティント NV
ウニオン ティント NV
UNIAO TINTO NV

ポルトガル:ベイラス地方:テラス・ド・ダン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ティンタ・ロリス、ジャエン、ティンタ・ピニェイラ

メルカード・ポルトガルの通販で、5本セット4800円、1本あたり960円で購入。
参考価格は、1080円。

【外観】
清澄度:少し濁った印象
輝き:強め
色調:若々しさのある、紫がかった色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、深い透明感と輝きがある

【香り】
豊かさ:少し鼻を突く印象
特徴:
<果実>黒い果実
<花・植物>茎っぽいグリーン香
<香辛・芳香>なめし革、血液
<化学物質>硫黄、ケミカル、還元的?
香りの印象:ケミカルで閉じた印象

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し多めの残糖の甘み
酸味:やさしい、はっきりした
タンニン分:サラサラした、弱め
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
チャーミングな果実感だが、ちょっと腐臭のような戻り香がある?

【評価】
ライトでカジュアル、甘み強めのフルーティな味わいながら、戻り香がちょっと悪い?

【供出温度】
10-13度 タンニン弱めで、香りにちょっと難があるタイプなので冷やして飲んだほうがいい?

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
アフターフレーバーが良くないが、ひょっとしたらデキャンタージュしたら香りが飛ぶかも

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いルビーで、深い透明感と輝きがあります。

香りは最初閉じた印象で、硫黄やケミカル、なめし革や血液、茎っぽいグリーン香などがあり、あまり良くありませんが、時間が経つと甘い果実香やカラメルの印象などが出てきました。

味わいは、ライトで甘みのあるアタックから、カジュアルでチャーミングな果実感と優しい酸味が広がり、タンニン弱めの優しい味わいで穏やかにフィニッシュ。
あれ?ちょっと腐臭のような戻り香がある?
ちょっと気持ち悪いけど、もう少し飲み進んでみよう。

飲みくちはとてもカジュアルで、甘みがあって、ちょっとジュースっぽいけど、ベタベタした感じはなくて、クールで上品な印象。
ちょっと強めの甘みも、個性としてとらえられると美味しいと思います。

最初に感じた腐臭のような戻り香はだんだん無くなってきました。
気のせいだったかな?

ただ、香りはあまり良くなってきません。

今日の晩御飯は、ホールトマトを使ったハヤシライス。
どちらかというとトマトシチューって感じで。ガーリックライスにかけていただきました。

トマトの味わいが強いメニューですが、ワインの甘いカジュアルな味わいがよく合いました。

ニューワールドのようなジュースっぽさでは無いんですね。
そういえば、最近の赤ワインって、ちょっと甘みがあるタイプがちょっと流行りっぽい気がします。

食事が終わってガーリックラスクとチェダーチーズに合わせると、これはまたバッチリ。

ほんのり甘いので、ワインだけでも美味しく飲めますね。
ニューワールドの甘みとまた違う、素直で美味しい甘みなんですよね。
ちょっとポートワインにつながるような印象でしょうか。

人に例えると、ピュアで純真キャピキャピしてて、ただ純真で明るい女の子、みたいな感じです。

良いワインではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

【よりどり6本以上送料無料】ウニオン・ティント【赤】【ダン】750ml【RCP】

※サイトより引用
若いブドウの果実味がたまらない!!!
店長ヒロノのおすすめコメント!!
この値段でも、決してシャバシャバでないところがスゴイ!!
作家 壇一雄が≪同じ名前≫であることから愛飲したといわれるダン地方の赤ワイン。若いブドウの甘味と、ダン地方の特色でもあるしっかりした酸味が、しっかりとした味わいのワインに仕上げています。酸味、果実味、ボリュームのバランスが素晴らしい!当店ワインスペシャリストのカルロスも大絶賛!ダン地方の協同組合UDACAで作られるデイリーワイン。

2015/01/30

レ・シャルトロン 赤 2012

レ・シャルトロン 赤 2012
レ・シャルトロン 赤 2012
LES CHARTRONS BORDEAUX ROUGE 2012

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン

肉のハナマサで、税込み753円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:穏やかなルージュの、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:落ち着いた印象で、深い透明感がある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>黒い果実
<花・植物>針葉樹
<香辛・芳香>なめし革、血液
<化学物質>硫黄、ケミカル
香りの印象:弱く、閉じた印象

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:やわらかな、やや頼りない
タンニン分:緻密な、舌全体に強めに残る
バランス:軽めで、スマート
アルコール度:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
なめし革のようなちょっとケミカルな印象

【評価】
軽めの飲み口ながらフルーツ感控えめで、辛さが強く、後味の渋みも強い

【供出温度】
14-17度 渋みが強いので、やや温度高めの方が飲みやすいかも

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、落ち着いた色調のルージュで、やや濃いめながら、底がうっすら見えるくらいの透明感があります。

香りは、硫黄やケミカルな印象が強く、なめし革や血液、針葉樹っぽいグリーン香、時間が経つとちょっとカンロ飴のような甘い印象が出てきます。

味わいは、ライトでドライ、フルーツ感の少ないキツ目の味わいで、酸味はやや弱め、タンニンがキューっと締まるように後半出てきて、辛く乾く感じのフィニッシュ。

安いボルドーって、あまり美味しいものがありせんが、これもちょっとなんだか、って感じの第一印象。
クールでヒンヤリした飲み口とか、ちょっと良い点もありますが、一番の難点は辛くてキツ目のタンニン。
舌全体に染みわたって乾くような渋みがあります。

こういうタイプは食事と合わせると印象が変わってくることがあるので、もう少し飲み進んでみます。

渋みに舌が慣れてくると、だんだん良くなってきました。
軽めなので、辛さが気にならなくなってくるとガンガン飲めますね。
ニューワールドにはない、伝統産地らしい、大人が飲むお酒ってイメージがあります。

今日の晩御飯は、レトルトカレーにトマトを入れたもの。
合わせると、ワインが負けてしまうけど、タンニンだけしっかり残って、ただ渋い印象。
でも、ワインがあった方が食事が美味しくなりますね。

おつまみのピーナッツチョコレートに合わせると、渋みが強くなってダメ。

食事が終わって、ワインだけになっても意外と飲めます。
ひんやりクールな印象が良いですね。
香りは相変わらずダメですが、まあ我慢出来る許容範囲内。

ちょっと飲みにくい感じはあるものの、合わせる食事によっては活きてくるワインではないでしょうか。

少し残ったので、次の日も飲んでみたら、ちょっと印象が変わりました。

一日経った方が美味しいですね。
すっきりした味わいで全体にまろやかになってます。

ひょっとしたらデキャンタージュした方が美味しいタイプかもしれません。
まあ、この価格帯でデキャンタージュすることはないですけどね。

見た目もちょっと高そうで、なかなか気になるワインですね。
これはまた飲んでみたいと思います。

■関連リンク(肉のハナマサのワイン)


2015/01/29

キンタ・ラス・カブラス シャルドネ 2014

キンタ・ラス・カブラス シャルドネ 2014
キンタ・ラス・カブラス シャルドネ 2014
QUINTA LAS CABRAS CHARDONNAY 2014

チリ:セントラル・ヴァレー地域:ラペル・ヴァレー地区:カチャポアル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ

セブンイレブンで、税込み514円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:少しオレンジがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、ちょっとオレンジ色

【香り】
豊かさ:弱い
特徴:
<果実>南国系果実、ちょっと熟した印象、柑橘系
<花・植物>キンモクセイ、蜂蜜
<香辛・芳香>ちょっと石鹸っぽいミネラル、グリーン系ハーブ
<化学物質>やや硫黄
香りの印象:控えめながら、個性的なハーブの印象

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、シャープな
苦味:コク(深み)をあたえる
バランス:溌剌とした、コンパクトな
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
グレープフルーツのような苦味のある果実感

【評価】
酸味の強い爽やかな飲み口ながら、しっかりしたボディと苦味で、やや重いアフター

【供出温度】
8-10度 しっかりしているのであまり冷やし過ぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は淡く、少しオレンジがかった色調で、輝きは強めです。

香りは弱めで、熟した果実や柑橘系、甘い花、蜂蜜やグリーン系のハーブ、時間が経つとカラメルの印象が出てきます。

味わいは、シャープで爽やか、少し炭酸を含んだアタックから抑えたフルーツ感があり、しっかりしたスレンダーなボディと強めの苦味が締めて、ややえぐ味を残した重い印象でフィニッシュ。

このワイン、2012年、2013年と飲んでますが、ちょっとタイプが変わってきたみたいですね。
いままではリッチ系のシャルドネの印象でしたが、今回はわりとシャープでスレンダーな印象です。

酸味がとてもしっかりしてて、優しさよりも元気さのあるタイプ。
この価格帯のワインはロットによってバラつきがあるので、たまたまシャープな味わいのタイプに当たったのかもしれません。
第一印象は良いですね。

今日の晩御飯は、コンビニ弁当の台湾まぜそば。
台湾ラーメンを汁なしにしたような味わいです。

合わせてみると、まったく理解しあえないけどケンカもしないって感じ。
ただトッピングの、海苔、ニラ、卵が、ワインとの相性を悪くしてますね。

食べ進むと、だんだん距離が広がってきたみたい。
そもそものチョイスを間違ってますよね。
とうがらしの辛さとワインの苦味がケンカを始めました。

おつまみで、チョコチップクッキーに合わせてみましたがイマイチ。
ピーナッツチョコレートも苦味ばかり強くなってダメでした。

酸味と苦味が強くて気軽に飲めるタイプじゃないので、パーティワインって感じではありません。
かといって、食事に合わせるにはちょっとむずかしい?

コストパフォーマンスは悪くないのですが、どういったシーンで活きるかやや悩みますね。

まあ、ワンコインなので気軽にガブガブ飲むタイプでしょうね。
いいワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

キンタ・ラス・カブラス・シャルドネ [2014] Quinta Las Cabras Chardonnay

※サイトより引用
料理: 魚介(塩焼き)、白身魚・海老(フライ)、天ぷら
180年の伝統と最新技術からつくられた、低価格・高品質ワイン。1度飲んだら常備ワインになること確実の1本。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2015/01/28

フロンテラ ロゼ 2013 (2回目)

フロンテラ ロゼ 2013
フロンテラ ロゼ 2013
FRONTERA ROSE 2013

チリ:地理的表示無し
アルコール度:12%
ブドウ品種:不明(カベルネ・ソーヴィニヨン?)

グルメシティで、税込み642円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ニュートラルな色調ながら少し黒っぽいロゼ
濃淡:ロゼとしては中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、ちょっと黒っぽい

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>ドライフルーツ、ジャム、キャンディ
<花・植物>グリーン系のハーブ、杉
<香辛・芳香>なめし革、少し鉄さび?
<化学物質>還元香?薬箱っぽい
香りの印象:やや閉じた印象

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘みとアルコールの甘み
酸味:やわらかな、はっきりした
タンニン分:ロゼとしてはしっかり残る
バランス:心地よい、まろやかな
アルコール度:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
カンパリのような薬草感のあるフルーツ

【評価】
すっきりフレッシュな飲み口ながら、個性的な香りと、しっかりしたタンニンがある

【供出温度】
8-10度 あまり冷やしすぎない方が個性が出そう

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、ニュートラルながら少し黒っぽさのある色調で、少し輝きもあります。

香りは、やや閉じた印象で、薬箱やなめし革、薬草っぽいハーブ香に、カラメルやキャンディのような印象があります。

味わいは、軽めでスッキリしたアタックから、チャーミングな果実感と心地良い甘みが広がり、おだやかな酸味としっかりしたタンニンが支えて、ややえぐ味の残る、薬草っぽいアフターでフィニッシュ。

最初の印象はスッキリ爽やかな印象で良かったのですが、飲み進むと、固い閉じた印象の香りと、後味のえぐ味がややゴムっぽいのがちょっと気になってきました。

アフターが薬っぽいんですよね。
というか、アルコール臭が残るのかな?

フロンテラ・ロゼは、私にとっては信頼のブランドだったのですが、今回ちょっと怪しい感じです。。。

今日の晩御飯は、自家製の和風ミートローフと豚肉と大根の煮物。
和風ミートローフは、でっかいつくね、ですね。

このワイン、なかなかいい感じで合います。
ワインの欠点だった部分がスパイスになって料理を引き立てる感じでしょうか。

ワインが進みますね、これは美味しい。

豚肉と大根の煮物もとても幸せな感じで合います。
やはり豚肉とロゼは良く合いますよね。
辛子をつけると、さらにワインとの相性もアップします。

ご飯と一緒になっても、お茶っぽい感じで問題ありません。

これは食事に合わせて活きてくるワインですね。
ワインだけの時と、評価がまったく変わってきました。

合わせられる幅が広く、これはワインには合わないだろう、って料理でも結構いけそうな気がします。
豚肉料理はバッチリで、特に煮物が良さそうなので、角煮がピッタリ合いそうですね。

あとは鶏肉料理でつくねとか、味噌系の味付けにも合いそう。
和食でも魚系は難しいでしょうね。ベースが黒ブドウなので。

後半だんだん良くなってきましたね。
以前飲んだ時の印象が良かったので、過剰に期待してしまうんですよね。

このワイン、いままでよりも個性が強くなってる気がします。

人に例えると、チャーミングで個性的なファッションだけど、意外と人付き合いのいい、社交的な若い女性って感じ?

またきっと買うことがあると思います。

■楽天ショップへのリンク

コンチャ・イ・トロ フロンテラ チリロゼワイン

※サイトより引用
コンチャ・イ・トロ それはチリNO.1のワイナリー
コンチャ・イ・トロ社のワインに反映されている「最高のワインを生み出すための情熱」は、その歴史やチリの風土なくしては、語れません。
19世紀、スペインのコンチャ侯爵家は、ヨーロッパの人たちが飲む高級ワインをチリで造ろうと、「新大陸」で理想の土地を探し、ヨーロッパを超えるワインを造るという夢に賭けたのです。コンチャ家の情熱を担ってチリへやってきた人物こそドン・メルチョー氏、現在のコンチャ・イ・トロ社を起こした人物でした。
ぶどう畑の中のぶどう畑 -成功の秘密ー
当初からの世界品質をめざすという高い理想を実現可能にしたのが、チリの気候と風土。
太平洋近くまで山裾が迫ったアンデス山脈のおかげで、チリのぶどう畑では病害虫の恐れが少なく、過去ヨーロッパ全土のぶどう樹に壊滅的な打撃を与えた害虫フィロキセラの難も受けませんでした。そして晴天率の高い地中海型気候。これらはぶどうにとって、ヨーロッパの各国がうらやむような理想的な条件でした。
ぶどう栽培に理想的な環境のチリに、コンチャ・イ・トロが自社で保有する畑面積は、合計すると7,000ヘクタール以上で、現在も拡大し続けています。
高品質ワインを造る条件。それは良質なぶどうと優れた醸造技術。この哲学に基づいてコンチャ・イ・トロ社では、栽培部門と醸造部門が協力して、ぶどう品種ごとに最適な立地条件の畑を選択し、畑を小さな区画に分け、畑の中にさらに畑をつくる“マッピング”という革新的なシステムを導入して、極めて良質のぶどうを生産しています。しかも、ここでぶどう畑の管理・栽培にあたっているのは計1,000人ものエキスパート・チーム。
こうして収穫された高品質のぶどうを伝統的な製法に従って処理し、優秀なワインメーカー達が、世界的に定評のあるワインを生み出しています。
これら優れた栽培技術、醸造技術の融合によって、コンチャ・イ・トロ社は、熱い情熱により生み出された世界トップ水準のワインを、世界中のお客様へ届けているのです。
商品説明
日本で一番売れている(食品産業新聞2009/2/6より)チリワイン、コンチャイトロ。鮮やかなピンク色。イチゴやラズベリーなどのあかい果実の香り。やや辛口ロゼワインです。

■関連情報(フロンテラ)



■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)

2015/01/27

マクギガン ソーヴィニヨン・ブラン 2014 500ml

マクギガン ソーヴィニヨン・ブラン 2014 500ml
マクギガン ソーヴィニヨン・ブラン 2014 500ml
McGUIGAN SAUVIGNON BLANC 2014 500ml

オーストラリア:サウス・イースタン・オーストラリア
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

セブンイレブンで、500mlボトルを税込み798円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色付きは弱め、輝きがある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>柑橘系、洋梨
<花・植物>少し白い花
<香辛・芳香>石灰のようなミネラル、イースト香
<化学物質>ちょっと硫黄
香りの印象:控えめな、第2アロマが強め

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:シャープな、爽やかな
苦味:深み(コク)を与える
バランス:スリムでコンパクト、溌剌とした
アルコール:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
搾ったレモンのような爽やかな柑橘系

【評価】
スリムでシャープな飲み口で、爽やかなフルーティさとほんのり甘みもあり、イキイキした味わい

【供出温度】
8度-10度 やや温度低めが美味しいが、あまり冷やし過ぎない方がワインが味わえる 

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡め、グリーンがかったイエローで、輝きがあります。

香りは最初に硫黄、石灰のようなミネラル、イースト香、柑橘系や白い花、硝煙やスモーキーな印象があり、やや重い感じ。

味わいは、すっきりスリムでシャープなアタックから、爽やかな酸味が広がり、ほんのり甘みとカジュアルなフルーツ感がじわっと広がり、苦味が後味をキュッと締めて、爽やかなフィニッシュ。

とても爽やかにまとまっているワインだと思います。
後味のえぐ味がちょっと気になるものの、ちょっと軽めでアルコール度も低く、ワインだけでガンガンいけるやつですね。

第一印象は良いけど、ちょっと飽きてくるパターンかもしれないので、もう少し飲み進んでみます。

今日の晩御飯は、コンビニパスタのボンゴレビアンコ。
合わせると、ワインが軽く、チューハイのような印象になりますが、爽やかさがあって、悪くありません。

でも、チューハイと比較したら、コストパフォーマンスで完全に負けるんですよね。
このワインは500mlで800円ですが、チューハイだったら、200円以下で買えてしまいます。

コンビニパスタではなくて、もうちょっとしっかりした料理じゃないとこのワインはもったいないですね。
爽やかで、フレッシュ、しかも品のいい感じで合うので、白身魚のフリッターとか香草焼きみたいな、レモンを搾って美味しいタイプの食事、しかもちょっと女子会的なものが良さそう。
シンプルなモッツァレラとバジルとトマトだけのピザとか、パスタはジェノベーゼみたいにちょっと香草が効いてる感じがいいかも。

おつまみで、塩せんべいに合わせると、ワインがちょっと香料臭くなる感じでした。

人に例えると、爽やかで溌剌とした、好青年なんだけど、表面的で思慮がちょっと足りないって感じでしょうか。

やはり、500mlで800円はやはりちょっと高いかな~。
リピートは微妙でしょうか。

■関連リンク(セブンイレブンのワイン)


2015/01/25

コアラ・ランチ カベルネ&グルナッシュ 2013

コアラ・ランチ カベルネ&グルナッシュ 2013
コアラ・ランチ カベルネ&グルナッシュ 2013
KOALA RANCH CABERNET GRENACHE 2013

オーストラリア:地理的表示無し
アルコール度:14%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、グルナッシュ

グルメシティで、1166円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫色のフチをした、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:強い
外観の印象:色付きが良い、深い透明感がある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>黒い果実、ドライフルーツ
<花・植物>茎っぽいグリーン香
<香辛・芳香>なめし革
<化学物質>やや還元的?
香りの印象:やや閉じた印象

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘みとアルコールの甘みがある
酸味:やわらかな、はっきりした
タンニン分:サラサラした、やや収斂性がある
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
チャーミングな赤い果実、ややジュースぽさもある

【評価】
ライトでフルーティ、残糖の甘みがチャーミングながら、クールな印象でスッキリとまとまっている

【供出温度】
10-13度 フルーティでカジュアルなまとまりなのでやや温度低めの方が良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫色のフチの濃いガーネットで、深い透明感があり、底光りするような輝きがあります。

香りは、やや閉じた印象でケミカル、なめし革の印象や、茎っぽいグリーン香など、あまり良くありません。

味わいは、ライトでスッキリしたアタックから、チャーミングな甘みのある果実感が広がり、ヒンヤリしたクールな印象で、流れるようなスマートなフィニッシュ。

かなりジュースっぽい、残糖の甘みと果実感強めのニューワールド的なまとまりですが、ベタベタした感じがなく、スッキリとスマート、クールにまとまっていて第一印象は良いですね。

ワインだけでも実に飲みやすくて、食事がまったくいらない感じです。
残糖の甘みと果実感が強いので、合わせる食事のイメージもイマイチわきません。

今日の晩御飯は、自家製の油淋鶏(ユーリンチー)。
お酢が入ってるのでワインとは相性が難しいメニューですが、このワインおおらかでフレンドリーな印象なので、料理をあまり拒絶しません。
ただまあ、ピッタリ合うわけではありませんね。

おつまみで、ナッツチョコレートに合わせてみると、渋みが強くなってダメでした。
食べ物が無くても美味しいというか、邪魔なものが無い方が安心して飲めますね。

ただ、あまりにジュースっぽいので、しっかりしたワインが好きな人には向いてなさそう。

最近はこういった角が取れてて飲みやすくてフルーティな赤も多くなってきてますが、ワインらしさや個性の加え方で深みや面白みが出てきます。
このワインはちょっとジュース寄りかな。

カミさんに感想を聞いたら、「ちょっと水っぽい、680円くらい。ハヤシライスとかオムライスに合いそう。これ、メルロー?」とのこと。

なんだかんだで、1本空きそうな勢いなので、決してマズイわけではないですが、ワインとしてはやや微妙。
コストパフォーマンスはイマイチで、印象としては800円くらいでしょうか。

人に例えると、チャーミングで明るくて元気な小柄な若い女性、って感じ?

カジュアルに気軽にフルーティなワインを楽しみたいという人には良いのではないでしょうか。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2015/01/20

モンテマール ロゼ 2012 (2回目)

モンテマール ロゼ 2012
モンテマール ロゼ 2012
MONTEMAR ROSE 2012

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール、ソーヴィニヨン・ブラン

グルメシティで、543円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかったサーモンピンクの、淡いロゼ
濃淡:淡い
粘性:やや強め
外観の印象:色付きが弱い

【香り】
豊かさ:弱め、ちょっと鼻を突く印象
特徴:
<果実>酸味の強い赤い果実、柑橘系
<花・植物>ヴェジェタル
<香辛・芳香>グリーン系のハーブ
<化学物質>硫黄、アルコール香
香りの印象:弱めだが、アルコール香が強め

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープな、ちょっと酸っぱい感じ
タンニン分:弱めだが、ちょっと収斂性がある
バランス:酸っぱくて、締まる印象
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
柑橘系のフルーツ

【評価】
爽やかで酸味の強い、白ワインベースの味わい

【供出温度】
7度以下、8-10度 酸味が強烈なのでしっかり冷やして飲んだほうが良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
このワイン、2012年は2回目なのですが、完全に白ワインベースの味わいですね。

ソーヴィニヨン・ブランが使っているので、白ワインと赤ワイン、あるいはロゼを混ぜて造った、ニューワールドタイプのロゼであることは間違いないのですが、白ワイン比率が高くて、目隠して飲んだら完全に白ワインだと思うでしょうね。

外観は、オレンジがかったサーモンピンクの、淡いロゼで、少し輝きがあります。

香りは、最初硫黄とアルコール、その後酸味の強い赤い果実、柑橘系、硫黄由来のミネラル感があって、グリーン系の印象もあります。

味わいは、酸味の強い、すっぱいアタックで、ほぼ酸味に支配された状態で、えぐ味と収斂性のある短めのフィニッシュ。

白ワインの味わいが強くて、ロゼらしさが少ないですね。
ちょっと攻撃的な酸味がまた白ワインっぽさを強調しています。

でもまあ、そんなに悪くないかも。意外といけますね。

今日の晩御飯は、自家製のシュウマイと、鯖の味噌煮。
鯖の味噌煮はワインに大敵で、ロゼや赤にはまったく合わないメニューですが、このワインは白ワインに近い味わいなので、意外と平気みたい。

シュウマイは豚肉の甘みとちょっとロゼっぽい感じが、じわっと良く合いました。
醤油とか辛子は控えめにしないと、ワインが持っていかれます。

大根のマヨネースであえたサラダも、何も考えないで合う感じ。
ピスタチオは、やや苦味がケンカします。

このワイン、ちょっと無意思で、ちょっとアホっぽい印象があります。

ロゼとしてはどうなの?って感じはあるものの、ワンコインのワインとしてはそこそこ問題ないと思います。
ただリピートしたいか、と言われるとちょっと微妙かも。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2015/01/18

日本酒テイスティングシートを作ってみました


初歩からわかる 日本酒入門―きき酒師が本気で選んだ、本当においしい日本酒82種がわかる (主婦の友ベストBOOKS)を参考にして、日本酒用のテイスティングシートを作成しました。

ワインのテイスティングシートは呼称資格認定試験の勉強用ですが、この日本酒テイスティングシートは記録用として作ってありますので、プリントアウトしてバインダーで管理したら、自分の好きなタイプが分かってくるのではないでしょうか?

項目は以下の通りです。

好み
飲んだ日
価格
飲んだお店
銘柄
蔵元
使用米
精米歩合
仕込水
使用酵母
日本酒度
アルコール度数
酸度
アミノ酸度
醸造用アルコール
割水
仕込み
貯蔵期間・方法
火入れ
濾過
搾り
温度
タイプ
外観
香り
味わい

それぞれの項目の詳しい内容については初歩からわかる 日本酒入門―きき酒師が本気で選んだ、本当においしい日本酒82種がわかる (主婦の友ベストBOOKS)をご覧ください。

日本酒のことをよく分かってないので、項目がおかしかったらご指摘ください。
バージョンアップしていこうと思います。

<2015年2月1日追記>

匿名さんから以下指摘がありました。
日本酒度は数値で出てきますが、実際に飲んだ時の感覚とかけ離れていますので、大辛、大甘はあまり意味がないかもしれません。
醸造用アルコールで、純米酒/本醸造/普通酒になっていますが、添加有無で良いのではないでしょうか。
仕込みで5種類が書いてありますが、3段仕込、貴醸酒などもあります。
貯蔵方法では実際には蔵独自の方法があるのでこれ以外にもたくさんあります。(蔵でほったらかしや、冷蔵庫保管)この場合半年以上寝かせた酒でも冷おろしにはなりません。
火入れで2回火入れが抜けています。また、生詰酒にも瓶燗火入れや、ヒートプレート火入れなど数種類の技術があります。特約店向けの日本酒を造っている先進的な小規模蔵は生酒と一度火入れの生詰酒がほとんどです。
ろ過は、無濾過かそれ以外で良いのでは。
搾りは、搾り方法のことではなく、搾った後の、どの部分(前半、中半、後半)なのかと、方法を記入されていますが、これは分ける必要があるかも。
例:上層後の部分=あらばしり/中取り/責め
搾りの方法=ヤブタ搾り/袋吊り/槽しぼり、など
シート更新したら、ver0.2でアップします。

<2015年2月8日追記>

匿名さんからの指摘を反映して再アップいたしました。

カンティ プレミアム・エステート ガヴィ 2013

カンティ プレミアム・エステート ガヴィ 2013
カンティ プレミアム・エステート ガヴィ 2013
CANTI PREMIUM ESTATE GAVI 2013

イタリア:ピエモンテ州:D.O.C.G.ガヴィ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:コルテーゼ

イオンで、1317円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:少しオレンジっぽさのある、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色付きは弱め、輝きとツヤがある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>白い実の果実、パイナップル、キャンディ
<花・植物>白い花
<香辛・芳香>石灰のようなミネラル、スモーク
<化学物質>なし
香りの印象:控えめ、上品

【味わい】
アタック:やや弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ほんの少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、やさしい
苦味:控えめ
バランス:スリムな、溌剌とした、おだやか
アルコール:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
20世紀梨のような、酸っぱい印象の果実感

【評価】
軽めですっきりした飲み口で、穏やかな酸味と爽やかさをもっていて、少しふっくらとしたボディ

【供出温度】
8-10度 少し冷えてるくらいの温度がだと穏やかさを爽やかさを楽しめそう。

【グラス】
中庸

【総評】
外観はやや淡く、ちょっとオレンジ色がさしているイエローで、強めの輝きとツヤがあります。

香りは弱めで、白い実の果実、ちょっと甘いパイナップルやキャンディ、石灰のようなミネラル、硝煙などがあって、全体的に上品な印象です。

味わいは、軽めでスッキリしたアタックから、穏やかな酸味と少しふっくらしたボディがあり、爽やかさを保ったまま、クリーンでジューシーなフィニッシュ。

上品な爽やかさがあって、第一印象はとても良いですね。
昨晩日本酒を飲み過ぎて、体がアルコールを受け付けない状態だったのですが、スッキリ爽やかでクリーンな味わいが染みていきます。

ナチュラル感と上品さがあって、体にスーッと馴染んでいくような感じで、清らかなミネラルウォーターを飲んでるような感じもありますね。

後味にややひっかかるようなえぐ味があって、そこがちょっと気になりますが、全体的にとても良いと思います。

今日の晩御飯は、カツ丼と、けんちん汁と、白菜のサラダ。
このワイン、どれも問題無く合いました。
すっきりしててフルーツ感弱めで、甘みも少ないので、食事に合わせやすいタイプみたいです。

ピスタチオに合わせると、ワインが負けてしまいますが、心地良い余韻を残します。

カミさんに感想を聞いたら、食事には合わせにくいけど、そのまま飲むには美味しい、ちょっとジュースみたい、780円くらい、という感想。
1300円と伝えるとそれは高いという感想でした。

たしかに軽めなので、人によっては安めに感じてしまうかもしれませんね。
濃厚リッチなタイプが好きな人には物足りないかもしれません。

個人的にはスッキリ爽やかで美味しいと思います。

人に例えると、素朴でナチュラルな服装をしている、ナチュラルメイクのクールビューティ、って感じ?
爽やかな風というか、空気感を感じる、素敵な印象のワインです。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


初歩からわかる 日本酒入門―きき酒師が本気で選んだ、本当においしい日本酒82種がわかる (主婦の友ベストBOOKS)


初歩からわかる 日本酒入門―きき酒師が本気で選んだ、本当においしい日本酒82種がわかる (主婦の友ベストBOOKS)

単行本(ソフトカバー): 176ページ
出版社: 主婦の友社 (2010/12/10)
ISBN-10: 4072752118
ISBN-13: 978-4072752111
発売日: 2010/12/10
商品パッケージの寸法: 21 x 14.8 x 1.4 cm

最近巷で日本酒がブームになってきているのと、先日飲んだ日本酒がことのほか美味しかったので、ちょっと本腰を入れて日本酒も勉強してみようかと思い、まずこの本を図書館で借りてきました。

ほぼフルカラーで、実にわかりやすくまとめてありますね。

これから日本酒を本格的に勉強しようと思ったら、手元に一冊あるといいのではないでしょうか。


吟醸酒、純米大吟醸酒などの特定名称酒の分類も分かりやすくまとめてあります。


お燗の名前もこんなにあるんですね。


日本酒の香りの表現って難しいですが、こういったチャートがあると助かります。


生酛仕込み、山廃仕込みなどの違いもチャート図で分かりやすく解説してあります。


冷やおろしなどの貯蔵についても解説があります。


都道府県ごとの特徴と日本酒製造場数がまとめてあります。


日本酒の醸造工程も写真があるとイメージがわきやすいですね。


醸造工程もチャートで分かりやすくまとめてあります。


シチュエーション別の日本酒カタログもあります。
特徴が端的にまとめてあるので、日本酒選びの参考になりますね。

やはり手元に置いておきたい一冊です。

初歩からわかる 日本酒入門―きき酒師が本気で選んだ、本当においしい日本酒82種がわかる (主婦の友ベストBOOKS)

2015/01/16

ナティヴァ ゲヴュルツトラミネール 2013

ナティヴァ ゲヴュルツトラミネール 2013
ナティヴァ ゲヴュルツトラミネール 2013
NATIVA GEWURZTRAMINER 2013

チリ:地理的表示無し
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ゲヴュルツトラミネール

イオンで、1008円で購入

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色付きは弱い、小さな気泡が少しある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>柑橘系
<花・植物>青草香、針葉樹
<香辛・芳香>石油香、硝煙
<化学物質>硫黄
香りの印象:石油香が強い、果実感が少ない

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:シャープな、溌剌とした
苦味:コク(深み)を与える
バランス:強さや厚みがあるが、やや荒い
アルコール:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
20世紀梨のような酸味の立った果実感

【評価】
ドライで固い飲み口で、酸味と渋みは荒っぽく、後味も辛く収斂性がある

【供出温度】
8-10度 ドライでフルーツ感少なめなので、あまり冷やしても飲みにくそうだけど、温度高くても飲みにくそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡く、ややグレーっぽいグリーンがかったイエローで、輝きがあります。

香りは、最初硫黄のようなケミカル、その後強い石油香で他の香りが隠されますが、青草香、硝煙の印象がちょっとあります。

味わいは、ドライで固い印象のアタックから、シャープだけどやや荒っぽい酸味としっかりしたボディが支えて、えぐ味と収斂性のある、やや辛いフィニッシュ。

ゲヴュルツトラミネールで、こんなに硬くて地味な印象のワインは初めてかも。
この品種の一番の特徴である、「ライチ香」が全く無いのも初めてな気がします。

石油香(ペトロール香)が強烈で、普通にブラインドしたらリースリングって答えると思います。
ドライに造られた、アルザスのリースリングって感じ?
ドイツよりはアルザスの印象でしょうか。

ニューワールドのゲヴュルツトラミネールで、こんなに固くて地味なタイプは珍しいですね。
ただ、食事には合わせやすそうな印象はあります。

あれ?、戻り香は、ちょっとゲヴュルツトラミネールらしいアロマティックな印象がありますね。
時間が経つと変わってくるかも。

華やかさはなくて、堅苦しい感じだけど、なんか信頼感があるというか、嫌いじゃないですね。
気が付くと、ワインだけで結構飲んでます。

なんだか、あれ?あれ?って感じグラスに手が伸びるんですよね。

今日の晩御飯は、鯖の竜田揚げ、豚汁、豆苗と卵とベーコンの炒めたもの。
青魚はワインの大敵ですが、このワインも普通に合わせると生臭くなります。

お醤油をつけてもダメ。
サバは、下ごしらえからワイン向けにやらないと合わないでしょうね。
豚汁もワインが邪魔をする感じ。

今日のメニューは日本酒だったら、とても幸せな組み合わせですが、無理にワインを合わせると料理がかわいそうですね。
ドライでフルーツ香が弱いので食事に合わせやすいかと思ったら、強い石油香が和食との相性を悪くしてるみたいです。

冷凍のカルボナーラがあったので合わせてみると、不味いパスタをワインが救うという、流れができます。
この組み合わせが合っていると言っていいものか、やや疑問ですが、和食よりは相性がいいですね。

質実剛健で、安定感のあるワインですが、1000円超えるとちょっとコストパフォーマンスは微妙かも。

でも何となく魅力があるんですよね。
人に例えると、固くて真面目な人なんだけど、人に好かれる魅力を持ってるみたいな。

この生産者のワインはもうちょっと飲んでみたいですね。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2015/01/14

カスティーヨ・サビナル 赤 NV (2015年購入)

カスティーヨ・サビナル 赤 NV
カスティーヨ・サビナル 赤 NV
CASTILLO del SABINAR VINO SECO NV

スペイン:地理的表示無し
アルコール度:11%
ブドウ品種:不明

デリドで、税抜き475円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:若々しいが少し落ち着いたルージュの、やや淡いルビー
濃淡:やや淡い
粘性:弱め
外観の印象:透明感がある、落ち着いた色調

【香り】
豊かさ:最初はやや鼻を突く印象
特徴:
<果実>加熱された果実、ジャム、プルーン
<花・植物>ちょっと紅茶、干しぶどう
<香辛・芳香>生肉
<化学物質>硫黄、酒精強化ワインの印象
香りの印象:一度加熱されたワインのような、酒精強化ワインのような感じ

【味わい】
アタック:かなり軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):変な残糖の甘み
酸味:おだやか、フレッシュ
タンニン分:弱め
バランス:スマートで、か弱い
アルコール度:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
人工的な甘い果実感

【評価】
ライトでチャーミングな味わいながら、ジュースっぽくて、ちょっと人工的な印象もある

【供出温度】
10-13度 かなりジュースっぽいので温度低めの方がいいが、キンキンに冷やすと美味しくなさそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若さがあるけど少し落ち着いた色調のルージュで、底がしっかり見えるくらいの透明感があります。

香りは、まず鼻を突く硫黄、加熱された果実やジャム、干しぶどう、青っぽい茎、その後酒精強化ワインのようなアルコール香、時間が経つとカラメルの甘い香りが出てきます。

味わいは、超ライトなアタックから、ジュースっぽい残糖の甘みがあり、まったく膨らまないスレンダーなボディと穏やかな酸味が支えて、短めのあっけないフィニッシュ。

かなりジュースっぽい味わいで、しっかりしたワインが好きな人にはアウト、国産ワインOKな人には飲みやすくて美味しいかもしれません。

今日の晩御飯は、コンビニのバターチキンカレー。
ちょっと甘い味付けです。

合わせると、ワインがさらに甘くなって、甘甘な感じ。
食事っぽくないというか、なんだか浮ついた味わいになってしまいます。

でもまあ、食事の邪魔をしないので、割り切ればこれはこれでありかも。
家庭料理には気兼ねなく合わせられるタイプでしょうか。

カレーに合わせると、水というかジュースでも飲んでるような感覚になるので、あまりがぶがぶ飲まないようにしないと。

食事が終わって、チョコレートに合わせると、ワインが完全に負けて、チョコの苦味が強くなります。
歌舞伎揚げは、なあなあな感じで、まあ合います。

ワインだけになると物足りない印象ですが、ジュースっぽいので、何もなくても飲めるタイプでしょうか。

人に例えると、明るくて誰にでも気軽に接するけど、その場しのぎで表面的な付き合いの若い女の子、って感じ?

個人的にはまったくリピートしないタイプですが、カジュアルで飲みやすいという点では存在価値を持っていると思います。

2015/01/13

ヴィラ・モリーノ ロッソ NV (2015年購入)

ヴィラ・モリーノ ロッソ NV
ヴィラ・モリーノ ロッソ NV
VILLA MOLINO ROSSO NV

イタリア:ヴェネト州:ヴェローナ県
アルコール度:11%
ブドウ品種:コルヴィーナ・ヴェロネーゼ80%、ロンディネッラ20%

グルメシティで、税込み597円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:黒っぽい地味な色調の、淡いルビー
濃淡:淡い
粘性:弱い
外観の印象:色付きが弱い、透明感がある、落ち着いた色調

【香り】
豊かさ:最初鼻を突く印象だが、時間とともに弱くなる
特徴:
<果実>赤い果実
<花・植物>ドライフルーツ
<香辛・芳香>なめし革、茎っぽいグリーン香
<化学物質>硫黄、ケミカル
香りの印象:弱い、人工的

【味わい】
アタック:極端に軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):変な残糖の甘み
酸味:弱い、頼りない
タンニン分:弱い
バランス:か弱くてバランスが悪い
アルコール度:弱い
余韻:短い

【フレーヴァー】
人工的な果実感で収斂性がある

【評価】
極端に軽い味わいで、全体的に弱々しくバランスが悪い

【供出温度】
7度以下 極端にボディが弱いのでキンキンに冷やして飲んだほうが良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし、やったらワインがすぐに飛びそう

【総評】
外観はかなり淡く、底がしっかり見えるくらいの透明感で、黒っぽく地味な印象です。

香りは、最初鼻をつくケミカルな印象で、時間とともに弱くなって、人工的な果実感やなめし革、茎っぽいグリーン香があって、あまり良くありません。

味わいは、極端に軽くて水っぽい飲み口から、頼りない酸味が足をひっぱり、さらに変な収斂性が出てきて、もう何だかダメダメな感じでフィニッシュ。

あー、久しぶりにハズレを引いてしまった・・・という感じです。
でも頑張って、もうちょっと飲み進んでみます。

後味に、変なゴムっぽいケミカルな印象が残って、飲んで平気だろうか??という印象も・・・

「えーい、やけくそだ!」って感じで、ガブガブ飲んでみましたが、アルコール度が低くて軽いのでそんなに酔わなさそうですね。

このワインはアルコール度数11%ですが、アルコール度13%のワインと比べると。

750ml×0.13%=97.5ml (アルコール度13%のワインのフルボトルあたりのアルコール量)
97.5ml÷0・11%=886.3ml (アルコール度11%が13%と同じアルコール度だった場合のワインの総容量)
886.3ml-750ml=136.3ml (11%と13%で同じアルコール量を取った時のワインの量の差)

136mlというのは、やや多めのグラス1杯くらいは違うってことですね。

やけくそな気持ちで飲んでたら、このワインに妙に親近感が湧いてきました。
お互い頑張ろうな的な。慰め合う感じ?

ダメな奴と飲んでる時の、あの独特なアイロニーというか、ちょっと悲哀を感じるワインです。
そんなものを感じるためにワインを飲んでるわけではありませんけどね。

でもひょっとしたら食事に合わせると変わってくるかも。

今日の晩御飯は、和風ソースの豆腐ハンバーグ。
このワイン、わびさび的な独特の哀愁で、何ともしっとり合わせてくれます。
和風ソースに使っている粉末の「あごだし」がかなり魚介の印象を加えていますが、このワインは大丈夫ですね。

付け合せのポテトサラダにも擦り寄るように合いますね。
ダメダメなやつかと思ったら、結構「したたかもの」です。

ワインじゃなくて、新しいカテゴリのアルコール飲料って雰囲気になってきました。
多分、ワイン好きにはまったく認められないタイプだと思いますが、これはこれでアリですね。

食事が終わっても、ワインが軽すぎて、何か食べ物が欲しくなります。

いろいろな種類が入っている「おせんべい」に合わせてみると、普通の赤ワインだとまったく合わない、エビ風味のせんべいでも問題ありません。
赤ワインとしてのプライドがありませんね、これは。

海苔が巻いているせんべいは磯臭さが出てしまい、これはさすがにアウト。
海苔と赤ワインはダメな取り合わせの代表格ですね。

その他の、カレー風味とか甘いやつとか塩せんべいとか、まったく問題ないですね。
マカダミアナッツのおかきにはとても良く合いました。
ナッツとの相性は良さそう。

バームクーヘンをチョコではさんだお菓子に合わせると、ワインはまったく消えて完全に裏方に回るけど、邪魔はしません。

これはなかなか侮れないです。
家庭料理との相性は抜群かも。

最終的には、このワインを援護してあげたくなりました。

人に例えると、まったくダメダメなヤツなんだけど、なんだか応援してあげたくなる、悪気のない素直な男子、みたいな?

ワイン好きにはまったく認められないタイプだと思いますが、最後まで付き合うと、意外と良い奴ってって感じのワインです。

でも、ちょっと人に勧めることは出来ないかも。。。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2015/01/11

シャトー・ムーラン・ローズ 1998

シャトー・ムーラン・ローズ 1998
シャトー・ムーラン・ローズ 1998
Chateau Moulin Rose 1998

フランス:ボルドー地方:A.O.C.コート・ド・カスティヨン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー80%、カベルネ・フラン20%

リカーランドトップで、税抜き1380円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:少し熟成感があるが、まだまだ若さを感じる色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強い
外観の印象:熟成感がある、深い透明感がある、輝きがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>ドライフルーツ、プルーン
<花・植物>ドライフラワー
<香辛・芳香>なめし革、腐葉土
<化学物質>還元的な印象
香りの印象:まだ閉じている印象

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:ちょっと酸化の印象、はっきりした
タンニン分:サラサラした、心地良い
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
ちょっと酸化した印象の、熟成感のある果実感

【評価】
すっきりとクールな印象ながら、ちょっと酸化したすっぱい味わい。

【供出温度】
10-13度、ちょっと酸っぱいので、温度を上げるとすぐに飲めなくなりそうな印象

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
香りは閉じた印象ながら、ボディが軽くてすでに酸っぱいので、デキャンタージュしたらあっという間に飲めなくなりそう

【総評】
外観は、熟成感はあるものの、17年前のワインとは思えない若さがあり、深い透明感と輝きもあります。

香りは、還元的な印象と硫黄の印象があり、まだ閉じた感じで、ドライフルーツやドライフラワー、なめし革や腐葉土のような印象もあります。

味わいは、すっきりクールで爽やかさのあるアタックながら、ちょっと酸っぱい味わいで細身のスレンダーなボディ、軽い上品なタンニンを残して、少し乾く印象のフィニッシュ。

17年前のワインですが、シャトーの蔵出しなので傷んでいるようなことはありません。
ただやはり、ボディが軽めなこともあり、ちょっと酸っぱい感じがありますね。
それでも、すっきりクールで、まだフレッシュさも残っていて、全体的には悪くありません。

飲み進んで、良い方向に開いていくか、どんどん酸っぱくなっていくか、そこがポイントですね。

今日の晩御飯は、豚しゃぶ。
ゴマだれに「かぼす胡椒」をつけて合わせました。

お互いに邪魔せずに、なんとなく寄り添うような合い方。
ピッタリフィットはしませんが、悪くありません。

熟成したワインは和食にも合わせやすいですよね。

食事が終わって、ビーフジャーキーに合わせると、ワインが完全に消えてしまいます。
普通だと少しは何かしら残るものですが、ホントに水を合わせたような消え方をします。
すーっと馴染んで飲み込まれるみたいな。
そういう点では合ってるのかも。

ワインを開けて、10時間を過ぎるとかなり酸化が進んで、ちょっと飲めない状態になってきました。
さすがにこの価格帯で17年熟成は厳しいものがありますね。

この価格帯で17年熟成は貴重な存在ですが、もっとフレッシュで美味しいワインを買った方がいいかも。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・ムーラン・ローズ[1998]

※サイトより引用
■大変状態の良いカスティヨンの熟成ワインが入荷!
飲み頃であるのはもちろん、カスティヨンならではの元来からのボリュームある味わいがこなれ、複雑で奥行きのあるリッチな味わいになっています。98年はメルローの当り年なので、それだけに、このシャトー・ムーラン・ローヌのクオリティの高さが光ります。
シャトー・ムーラン・ローズは、カスティヨンにあるプチシャトーで、斜面にある8haの区画を所有。平均樹齢も35年と高く、しっかり熟した葡萄が収穫されています。
熟成はあえて、樽を使用しておらず、葡萄本来の味わいがしっかり楽しめるようにステンレスで熟成。今回、1998年の入荷ですが、これは蔵出し品で、そのためトップショルダーも高く、15年近く経過したヴィンテージですが、非常に良い状態のものです。
【産地】フランス/ボルドー
【格付】A.C.コート・ド・カスティヨン
【使用品種】メルロー80%、カベルネ・フラン20%
【平均樹齢】35年
【発酵】セメントタンクによる伝統的な醸造法
【熟成】ステンレスタンクにより、長期間熟成
【タイプ】赤ワイン・ミディアムへヴィ
【ティステイングコメント】
色合いは15年近く経過していますが、まだ若さも感じさせる色合い。
香りは、開けた直後はインクの硬い印象を想わせましたが、すぐに濃厚な果実に変わり、熟したベリー、ヨード、キノコ、カラメルのような柔らかな香りがあります。
含むと、丸みを帯びた果実味があり、ボリューム感も十分で、じんわり染み渡るような感覚。粘度の高さを伺わせる、口の中で広がる果実の味わいと、熟成によるこなれたタンニン、酸。
緻密な味わいですが、満足感も高く、余韻は緩やかに長く続きます。

2015/01/10

ジェイコブス・クリーク クールハーベスト ピノ・グリージョ 2013

ジェイコブス・クリーク クールハーベスト ピノ・グリージョ 2013
ジェイコブス・クリーク クールハーベスト ピノ・グリージョ 2013
JACOB'S CREEK Cool Harvest Pinot Grigio 2013

オーストラリア:地理的表示無し
アルコール度:10.3%
ブドウ品種:ピノ・グリージョ

イオンで、1317円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ほぼグレーのレモンイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強め
外観の印象:色付きが弱い、小さな気泡がグラスの内側に付着する

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>白い果実、バナナ
<花・植物>菩提樹、ミント?
<香辛・芳香>グリーン系のハーブ
<化学物質>なし
香りの印象:個性的なグリーン系の印象がある

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:爽やかな、やわらかな
苦味:爽やかさを与える
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フレッシュな柑橘系の印象

【評価】
ライトでフレッシュ、炭酸を少し含んだ爽やかな味わいで、シンプルでドライなフィニッシュ

【供出温度】
7度以下 軽くてフレッシュなので、しっかり冷やして飲んだほうが良さそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は淡く、ほぼ無色のグレーで、グラスの内側に小さな気泡が付着します。

香りは、白い果実や、ちょっとバナナのような甘い印象に、青っぽいフローラルやハーブ、時間が経つと硝煙の印象も出てきました。

味わいは、少し炭酸を含んでいてライトでフレッシュ、上品な柑橘系の果実感、優しい酸味が穏やかに広がり、スレンダーなボディでクールな印象のフィニッシュ。

ライトなのですが、クリーンでクール、清潔感のある上品な存在感を持ってます。
品質感はとても良いですね。

クールハーベストというブランド名にもピッタリな、ひんやり涼しい、月の明るい夜のイメージ?
香りはグリーン系の印象が強く、ちょっと硝煙や酵母のような重い感じもありますが、個性的で悪くありません。

今日の晩御飯は、アジのひらき。
青魚の干物って生臭さが出てワインには合わないメニューですが、やはりこのワインもダメでした。
けんちん汁は、まあそこそこ問題なくて、普通の和食には合いそうな印象です。

おつまみで、「剣先するめ」をあぶって七味マヨネーズにつけて合わせると、これも大丈夫。
ベビースターおつまみは、ワインの繊細さが消えるけど、問題なし。
ドライいちじくはワインが完全に負けて、酸っぱく感じるのでイマイチ。

濃厚なワインが好きな人は、ボリューム感が無くて、やや水っぽい印象を受けるかもしれませんが、すっきりシンプルなタイプが好きな人にとっては美味しいタイプだと思います。
やや力不足で、グラスに入れて時間が経つと酸っぱくなるので要注意ですね。

良いワインだと思います。オススメです。

■関連リンク

ジェイコブス・クリーク クールハーベスト ソーヴィニヨン・ブラン 2011

ジェイコブス・クリーク クールハーベスト シラーズ ロゼ 2011

2015/01/09

ティエラ・ヌエバ トラディション メルロー 2013

ティエラ・ヌエバ トラディション メルロー 2013
ティエラ・ヌエバ トラディション メルロー 2013
TIERRA NUEVA TRADICION MERLOT 2013

チリ:セントラル・ヴァレー地域:ラペル・ヴァレー地区
アルコール度:14%
ブドウ品種:メルロー100%

Zinc(ジンク)の通販で、6本セット税込み4298円+送料740円の5038円、1本あたり840円で購入。
参考価格は、753円

【外観】
清澄度:たぶん澄んだ
輝き:強め
色調:若々しさがあるが黒っぽい紫色の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが良い、深い透明感があり輝きがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>黒い果実、ブルーベリー
<花・植物>針葉樹、青ピーマン
<香辛・芳香>なめし革
<化学物質>硫黄、ケミカル
香りの印象:硫黄が強く、やや閉じた印象

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:なめらかな、はっきりした
タンニン分:緻密、サラサラした
バランス:流れるような、まろやか
アルコール度:やや弱め(に感じる)
余韻:短い

【フレーヴァー】
フレッシュな果実と、ちょっとスパイシー

【評価】
香りは良くないが、スッキリと爽やかな果実感で、心地良い飲み口

【供出温度】
10-13度 飲みくちが心地よいのでちょっと温度低めの方が美味しそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しいけど少し黒っぽい紫色をした濃いガーネットで、深い透明感と輝きを持っています。

香りは、硫黄やケミカルな印象が支配的で、その裏にブルーベリーやなめし革、針葉樹、青ピーマン、などがあり、少し閉じた印象もあります。

味わいは、スッキリ心地良いアタックから、フレッシュな果実感が広がり、優しい酸味とタンニンが支えて、ちょっとヒンヤリしたクールな印象と、爽やかなジューシーさのあるフィニッシュ。

香りは全然良くないですが、飲みくちはとても心地よくて、スッキリクールでセンスがいい感じですね。
軽めの口当たりなので、ワインだけでどんどん飲んじゃいます。

このシリーズ、だいたいハズレがありませんが、このワインも良いですね。

今日の晩御飯は、フツーのルーのチキンカレー。
合わせると、急に爽やかさが消えて、固くてギスギスした印象になってしまいました。
でもまあ、そんなに悪くは無いかな。

口をさっぱりしてくれるという点では、ちゃんと仕事してくれます。

食事が終わって、ビーフジャーキーに合わせると、爽やかさは保ったまま、さっと良い所を持ってくみたいな。
スッキリ爽やかなんだけど、実はやりて?

どの料理に対しても一歩も引かない感じは、なかなか見どころがありますね。
ワインだけで美味しく飲めるので、食事やツマミは箸休めって感じでしょうか。

ベビースターラーメンおつまみに合わせと、適当にいなして盛り上げる感じ。
ワイン自体に説得力があるので、何を合わせてもスタンスは変わりません。

アルコール度が実際は14%もあるのですが、印象は12%くらいで、とっても危険なワインです。

コストパフォーマンスも高くて、良いのではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

チリワイン 飲み比べセット (赤4・白2)

※サイトより引用
収穫されたブドウの中から状態の良いもののみ使用し、酸化・劣化を防ぐために即時に房から分けられ、ステンレスタンクに保管されます。丁寧に正確に伝統的手法に従い作られています。
トラディション・シリーズとは、一般的に、単一の葡萄品種で造られており、オーク樽での熟成をしていない最もシンプルのベースのワインになります。

2015/01/06

トップバリュ コンドル ロゼ 2013

トップバリュ コンドル ロゼ 2013
トップバリュ コンドル ロゼ 2013
TOPVALU Condor Rose 2013

チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:品種不明

イオンで、580円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:黒っぽい色調の、やや濃いロゼ
濃淡:ロゼとしては濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色づきが良い、艶と輝きがある

【香り】
豊かさ:少し鼻を突く感じ
特徴:
<果実>赤い果実、あんず
<花・植物>ヴェジェタル
<香辛・芳香>カンパリっぽいハーブ香
<化学物質>硫黄、還元的?
香りの印象:ちょっと還元的な印象

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや残糖の甘み
酸味:シャープな、はっきりした
タンニン分:ロゼにしては強め
バランス:細身だが、後味に収斂性がある
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
やや水っぽさのある、赤い果実

【評価】
ライトですっきりしたフルーティさがあるが、後味にやや収斂性がある

【供出温度】
8-10度 しっかり冷やしても美味しそうだけど、やや温度高めでも問題なし

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、黒っぽい色調の濃いロゼで、輝きと艶があります。

香りは、還元的な印象が強く、赤い果実、カンパリ、ヴェジェタル、時間が経つとちょっとカラメルの印象が出てきました。

味わいは、ライトですっきりしたアタックから、抑えた果実感とフレッシュさが広がり、その後キューっと締めるように収斂性が出てきてフィニッシュ。
ちょっと炭酸を含んでる感じもありますね。

何とも評価が難しい感じですが、個人的には嫌いじゃないタイプです。
少なくとも、傷んでたり、粗雑な感じはありません。

今日の晩御飯は、豚肉の生姜焼きと、キャベツの千切り和風サラダ。

生姜焼きは、裏方に回るけど、しっかり裏で支えるみたいな合い方をします。
豚肉の脂は甘さが強いので、赤ワインには合わないのですが、ロゼワインは実に良く合いますね。
ちょっと残糖の甘みがあるからかもしれません。

キャベツの千切りサラダは、ワインの大敵の「海苔」がまぶしてあるのですが、意外と大丈夫でした。

カミさんに感想を聞いたら「水っぽい」とあまり好みじゃないみたい。

食事が終わって、セサミスナックミックスに合わせると、ピーナッツもセサミスナックも醤油味のあられも、どれも問題なし。

というかどれも表面的に合う感じですね。
食事もそうだけど、しっかり絡んで合うというよりは、ワインが裏方に回って、控えめに合うって感じ。
それはそれで悪くないのですが、もうちょっとピタッと合うものが無いかなって思ってしまいます。

このワイン、飲み進むにつれてだんだん良くなってきて、へたすると平日に1本空きそうな勢いですね。

ロゼワイン好きなひいき目もあるかもしれませんが、コストパフォーマンスは高いと思います。
家庭料理とも合わせやすいし、リピートしてみたいワインです。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


2015/01/03

シャトー・ピエルセル 白 2011

シャトー・ピエルセル 白 2011
シャトー・ピエルセル 白 2011
CHATEAU PIERROUSSELLE BLANC 2011

フランス:ボルドー地方:A.O.C.アントル・ドゥ・メール
アルコール度:12%
ブドウ品種:セミヨン50%、ソーヴィニヨン・ブラン30%、ミュスカデル20%

町田の藏家さんで、税抜き1200円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、輝きがある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>熟した果実、ややライチ、後半は柑橘系
<花・植物>青草香、グリーン系のハーブ
<香辛・芳香>やや硝煙、石灰のようなミネラル
<化学物質>なし
香りの印象:最初に強いアロマティックな印象があったが、その後落ち着いてソーヴィニヨン・ブランらしい青っぽい印象に

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:フレッシュ、爽やか
苦味:爽やかさを与える
バランス:スリムな、溌剌とした
アルコール:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
爽やかな柑橘系フルーツ

【評価】
すっきりしたドライな飲み口で、スレンダーなボディとしっかりした酸味で、爽やかなまとまり

【供出温度】
8-10度 しっかり冷やしても良さそうだけど、ちょっと温度上げてみても変化がありそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、オレンジがかった中庸な濃さのイエローで、輝きとツヤがあります。

香りは、最初に強いライチのような果実香がありましたが、その後落ち着いて柑橘系の印象、青草香や硝煙、ミネラル感もあり、ソーヴィニヨン・ブランの印象が強めです。

味わいは、すっきりしたドライなアタックから、爽やかな酸味と柑橘系の果実感がひろがり、スレンダーなボディで、やや長めに味わいが続き、さっぱりしたキレイなフィニッシュ。

グラスに注いだ時はセミヨンの果実感があって、その後ソーヴィニヨン・ブランの爽やかさが出てきて、フィニッシュにはミュスカデのサッパリ感みたいなものが出てくる。
それぞれしっかり役目を果たしている感じでしょうか。

バランスもよくて、第一印象は良いですね。
若干アルコールが浮いた感じがあって、ちょっと気になりますが。

爽やかさがあるので、ワインだけでも美味しいですが、ドライで辛めなので食べ物が入った方がワインが活躍しそう。

今日の晩御飯は、衣にバジルが入ったチーズチキンカツ。
お互いの香りもたって、バランスも良くて、ちょうどいい感じで合いました。

スレンダーでさっぱりした味わいなので、フライには特に合わせやすい感じですが、合わせる食事の幅は広そうですね。
食事が終わって、トマトバジル味のラスクにあわせてもバッチリでした。

ワインだけになっても、チャーミングな果実感で、美味しいですね。
最初はドライな印象でしたが、時間が経つとフルーツ感もグッと出てきました。

コストパフォーマンスも高いと思います。
良いワインですね、オススメです。

■楽天ショップへのリンク

シャトー・ピエルセル 白

※サイトより引用
パリ・コンクール金賞授賞ワイン
熟した果実の甘くフルーティーな香りが豊かで、程よく厚みがありながら、それでいて飲み口は爽やかなのでとても親しみやすい印象です。
貝類や白身の魚などと相性が良くてカジュアルな感覚で気軽に楽しめるのがこのワインの長所です。
ボルドーの老舗ネゴシアン、タイヤングループが葡萄栽培からワイン瓶詰めまで一貫した生産・品質管理とトレーサビリティーを実現し、その高品質なワインの証しとしてボトルの肩にクオリティーチャートのマークを刻んでいます。
ワインの供給元はジネステ社さんです。

2015/01/02

エール・ド・リューセック 2011

エール・ド・リューセック 2011
エール・ド・リューセック 2011
R de Rieussec 2011

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%

町田の藏家さんで、税抜き2933円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、輝きがある、色付きが良い

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>南国系果実
<花・植物>蜂蜜、タバコの葉
<香辛・芳香>バタークリーム、樽香、硝煙
<化学物質>なし
香りの印象:温度低めのせいか、閉じているのか、香りが弱め

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:爽やか、フレッシュ
苦味:爽やかさを与える
バランス:溌剌とした、まろやかな、フレッシュな
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
チャーミングなオレンジのような甘みのある果実感

【評価】
ライトでフレッシュ、甘みのあるフルーティな味わいで、樽の影響でコクもある。

【供出温度】
11-14度 フレッシュでフルーティながら深みと厚みがあるので、やや温度高めの方が楽しめそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、オレンジがかった少し濃いイエローで、強めの輝きがあります。

香りは弱めで、南国系の果実感とちょっと酸化をイメージさせるリンゴ、蜂蜜やバタークリーム、時間が経つと樽の影響が強めに出てきて、後半はほぼ樽の印象。

味わいは、軽めでフレッシュなアタックから、じわっと甘みとフルーツ感が心地よく広がり、爽やかな酸味としなやかなボディが支えて、とても心地よい印象でフィニッシュ。

セミヨン多めのボルドーブランのお手本のような、さすがのまとまりですね。
心地よい甘みがあってフルーティ。ワインだけでどんどん飲めるタイプです。

大事な日に開けたい、プレミアムなワインですが、自宅でも十分楽しめるクラス感がまた良い感じ。
樽の印象がこれからどう変わってくるかが、ちょっと気になるところです。

飲み進むと、舌に残るワックスのような感じが、ちょっと気になってきました。

今日の晩御飯は、ブリの塩焼きと、焼きタラバ、おせち、の正月メニュー。
焼きタラバとブリの塩焼きは、ピッタリ合わないけど、食事の邪魔をせずにそれになりに問題なし。
おせちでは、栗きんとんがピッタリ合いました。

酢だこは酸味が強くてイマイチ、伊達巻は卵の印象とあわなくてイマイチ、あとは何となく問題なしって感じです。
ピスタチオもバッチリ良く合います。

このワイン、樽香はあるものの、香りの主張が強くないのと、ライトなボディなので、家庭料理にも合わせやすそう。

食事が終わってワインだけでも、ほんのり甘みとフルーツ感で、そのまま美味しいタイプですね。
ニューワールドと違った、大人なチャーミングさを持っている、フルーティでカジュアルな感じ。

とても可愛らしい大人な女性なんだけど、人生の深みも知ってる、って感じ?

安心して人に薦められる1本だと思います。

■楽天ショップへのリンク

R(エール)・ド・リューセック[2009]年・AOCボルドー・ブラン・セック"R" de Rieussec [2009]

※サイトより引用
ソーテルヌ・アペラシオンの中心部に近づくと、シャトー・リューセックとその見晴らしい台が最も高い丘の斜面に見えてくる。ガロンヌ河の左岸を見下ろすファルグとソーテルヌの丘の斜面に広がるリューセックの畑は、ディケムに次ぐ標高にある。ボルドーのシャトーとしてはまったく驚きだが、単一区画の畑となっており、そのかなりの部分が神聖なるディケムの畑に隣接している。
リューセックは常に傑出した評価を得てきたが、1971年にアルベール・ヴュイエールに買い取られてからは、新樽が増えたことと、ボトリティス菌が多いブドウだけを収穫するためにより頻繁に畑に出るようになったことによって、品質がさらに大幅に改善された。実際には、リューセックの批評家の中には、ヴュイエールのワインは、熟成すると色があまりにも濃くなりすぎる(例えば1976年のように)と主張する者もいた。ヴュイエールは、リューセックをドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトに売却した。ロートシルトは、リューセックのワインづくりのためなら金を惜しまず、妥協を許さなかった。その結果、常にこのアペラシオンの最高の3つか4つに数えられる。真に深みのあるワインができ上がった。おそらく、裕福なコレクターたちは、2001年、1990年、1989年、1988年のどのヴィンテージが最も深みのあるリューセックであるか、何十年にもわたって論議し続けることだろう。
リューセックはまた「R」と呼ばれる辛口の白ワインをつくっている。このようなワインはキャッシュフローの問題を大幅に解決してくれ、「R」は辛口のソーテルヌの中で最も人気のある最良のワインの1つである。

ラフィットのロスチャイルド家所有のグランクリュ第1級シャトー、リューセックの辛口白ワイン!!リューセックの貴腐ワイン用のブドウ収穫が始まる前に厳選して摘みとられたわずか30%のセミヨン種とソーヴィニヨン種から造られる貴重なソーテルヌ地区を代表する辛口白ワイン!!
数ヶ月の樽熟も行われるため、ボルドー高級白ワインの個性豊かな持ち味が楽しめます。さすがラフィット ロートシルト家!! の辛口白ワイン!!ですねっ!!

2015/01/01

マルセル・ダイス リースリング 2011

マルセル・ダイス リースリング 2011
マルセル・ダイス リースリング 2011
Marcel Deiss Riesling 2011

フランス:アルザス地方:A.O.C.アルザス
アルコール度:13%
ブドウ品種:リースリング

リカーランドトップで、税抜き3315円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:オレンジがかった、ゴールドに近いイエロー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:色付きが良い、輝きがある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>カリン、熟した果実
<花・植物>菩提樹、杉
<香辛・芳香>ミネラル、紅茶、カンロ飴
<化学物質>ちょっとセメダイン?
香りの印象:開いている、華やかな印象

【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:スムーズな、やわらかな
苦味:コク(深み)を与える
バランス:スリムな、まろやか
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
少し熟した甘い果実感

【評価】
おだやかで優しく甘みのある味わいで、複雑性のある華やかな余韻が残る

【供出温度】
11-14度 華やかな芳香があるので、ちょっと温度高めで楽しむのが良さそう

【グラス】
中庸、大ぶり

【総評】
外観は、濃いめの黄金色に近い、オレンジがかったイエローで、輝きもあります。

香りは、カリンや熟した果実、菩提樹のようなグリーン系のフローラルと、杉のようなグリーン系のハーブ香、ちょっと紅茶や、カンロ飴のような甘い印象もあり、とても華やかな印象です。

味わいは、ソフトでやさしいアタックから、甘みがじわっと広がり、穏やかながらちょっと酸化した印象の個性的があり、えぐ味のあるフィニッシュ。

マルセル・ダイスは、アルザス・ブランがとても良かったので期待していた1本です。
確かに美味しいのですが、ちょっと酸化した印象とえぐ味が強く、第一印象はちょっと微妙。

期待感が強すぎたかも。
もうちょっと飲み進んでみます。

前回のアルザス・ブランと同様に、甘みがこのワインのポイントで、さらに香りはとても華やか、複雑性があります。
コストパフォーマンスはともかく、普通に美味しいワインであることは間違いありません。

今日は元旦なので、ブリの刺し身、ブリの塩焼き、コハダ、おせち料理。
このワイン、普通に刺し身に合います。

コハダは、酢締めの酸味が強くてさすがにイマイチ。
あとワインの天敵「かずのこ」には合わなかったですが、あとはほとんど大丈夫でした。

ちょっと甘い感じが日本酒に通じるものがあるんですね。
和食に合わせやすいワインです。

カミさんに価格感を聞いたら、1890円くらい。
3300円くらいと伝えると「それは高い。後味の炭酸のようピリピリするような感じが、があまり好きじゃない。」との評価。

確かにいわゆる高いワインっぽさはあまりないかもしれません。
後味もややえぐ味が残る感じですね。

間違いなく美味しいのですが、3000円を超えると考えるとコストパフォーマンスは微妙かも。

とはいえ、チャーミングな果実感とか個性的なハーブの印象とか、マルセル・ダイスのワインはまた飲んでみたいと思わせる魅力を持ってますよね。
カミさんが嫌いな後味のピリピリ感みたいなものも、逆に魅力のひとつかもしれません。

チャンスがあったら、また飲んでみたいと思います。

■関連リンク

マルセル・ダイス アルザス・ブラン 2011

■楽天ショップへのリンク

アルザス・リースリング[2011]年・蔵出し限定品・ドメーヌ・マルセル・ダイス・自然派・ビオディナミ・エコセール&AB公式認定ワインAlsace Riesling [2011] Domaine Marcel Deiss AOC Alsace Riesling

※サイトより引用
アルザス辛口白ワイン愛好家大注目!最高評価!アルザス辛口リースリング100%ファン大注目!
ロバート・パーカー満点5つ星★★★★★生産者であり(しかも“世界の最高級品と同等”のアルザス・ベストワインにマルセル・ダイスの5つのワインが選ばれています)ゴーミヨ誌も5つ星を付け、クラスマンでは最高評価の★★★3つ星(トリプルスター・3つ星はマルセル・ダイスとヴァインバックとズィント・ウンブレヒトの3人だけ)クラスマンをして「敬意を表すべきドメーヌ…“忘我の境”があなたに訪れるだろう」と言わしめ大絶賛させた大人気ドメーヌによる、特にリースリングとゲヴュルツに向くと言われるあの人気畑サン・イポリットの酸がきりっと立ち、しっかりとした構造のテロワールと、ヘブランのたっぷりとした果実味とフィネス・エレガントの両立と言う、それぞれのテロワールのブレンドにより巨大なスケールとなった名作!アルザス・リースリングの真骨頂!究極アルザス・リースリングがグッドヴィンテージ[2011]年で、しかも現地のセラー数ヶ月前の蔵出しで現地エ少量入荷!

ダイスのリースリングは2005年ヴィンテージ以降、従来は別々に商品化されていたサン・イポリットとベブランハイムをブレンドして一本化することになりました。それぞれのテロワールのブレンドにより、より一層複雑に、巨大なスケールとなった名作です。辛口。
サン・イポリット・・・1.8ha。平均樹齢25年。砂質、花崗岩質主体の軽めの乾燥土壌。酸がきりりと立ちしっかりとした構造を持つワインを生むテロワールで、特にリースリングとゲヴュルツトラミネールに向きます。花崗岩に由来する、塩辛くさえ感じる酸とミネラルも特徴的。
ベブランハイム・・・2ha。平均樹齢20年。古代には海岸だったというこの畑は、500~600メートルに及ぶ海洋微生物と砂礫質層が基盤で、表土は軽い石灰岩質。この土壌から、水捌けと保熱性が良く、高い酸と豊かなコクが得られます。たっぷりとした果実味とフィネス、エレガンスの両立。レモン、白桃、パイナップルなどを同時に想起させます。

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