2015/01/16

ナティヴァ ゲヴュルツトラミネール 2013

ナティヴァ ゲヴュルツトラミネール 2013
ナティヴァ ゲヴュルツトラミネール 2013
NATIVA GEWURZTRAMINER 2013

チリ:地理的表示無し
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ゲヴュルツトラミネール

イオンで、1008円で購入

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色付きは弱い、小さな気泡が少しある

【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>柑橘系
<花・植物>青草香、針葉樹
<香辛・芳香>石油香、硝煙
<化学物質>硫黄
香りの印象:石油香が強い、果実感が少ない

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みとアルコールのボリューム感
酸味:シャープな、溌剌とした
苦味:コク(深み)を与える
バランス:強さや厚みがあるが、やや荒い
アルコール:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
20世紀梨のような酸味の立った果実感

【評価】
ドライで固い飲み口で、酸味と渋みは荒っぽく、後味も辛く収斂性がある

【供出温度】
8-10度 ドライでフルーツ感少なめなので、あまり冷やしても飲みにくそうだけど、温度高くても飲みにくそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【総評】
外観は淡く、ややグレーっぽいグリーンがかったイエローで、輝きがあります。

香りは、最初硫黄のようなケミカル、その後強い石油香で他の香りが隠されますが、青草香、硝煙の印象がちょっとあります。

味わいは、ドライで固い印象のアタックから、シャープだけどやや荒っぽい酸味としっかりしたボディが支えて、えぐ味と収斂性のある、やや辛いフィニッシュ。

ゲヴュルツトラミネールで、こんなに硬くて地味な印象のワインは初めてかも。
この品種の一番の特徴である、「ライチ香」が全く無いのも初めてな気がします。

石油香(ペトロール香)が強烈で、普通にブラインドしたらリースリングって答えると思います。
ドライに造られた、アルザスのリースリングって感じ?
ドイツよりはアルザスの印象でしょうか。

ニューワールドのゲヴュルツトラミネールで、こんなに固くて地味なタイプは珍しいですね。
ただ、食事には合わせやすそうな印象はあります。

あれ?、戻り香は、ちょっとゲヴュルツトラミネールらしいアロマティックな印象がありますね。
時間が経つと変わってくるかも。

華やかさはなくて、堅苦しい感じだけど、なんか信頼感があるというか、嫌いじゃないですね。
気が付くと、ワインだけで結構飲んでます。

なんだか、あれ?あれ?って感じグラスに手が伸びるんですよね。

今日の晩御飯は、鯖の竜田揚げ、豚汁、豆苗と卵とベーコンの炒めたもの。
青魚はワインの大敵ですが、このワインも普通に合わせると生臭くなります。

お醤油をつけてもダメ。
サバは、下ごしらえからワイン向けにやらないと合わないでしょうね。
豚汁もワインが邪魔をする感じ。

今日のメニューは日本酒だったら、とても幸せな組み合わせですが、無理にワインを合わせると料理がかわいそうですね。
ドライでフルーツ香が弱いので食事に合わせやすいかと思ったら、強い石油香が和食との相性を悪くしてるみたいです。

冷凍のカルボナーラがあったので合わせてみると、不味いパスタをワインが救うという、流れができます。
この組み合わせが合っていると言っていいものか、やや疑問ですが、和食よりは相性がいいですね。

質実剛健で、安定感のあるワインですが、1000円超えるとちょっとコストパフォーマンスは微妙かも。

でも何となく魅力があるんですよね。
人に例えると、固くて真面目な人なんだけど、人に好かれる魅力を持ってるみたいな。

この生産者のワインはもうちょっと飲んでみたいですね。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


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