Marcel Deiss Riesling 2011
フランス:アルザス地方:A.O.C.アルザス
アルコール度:13%
ブドウ品種:リースリング
リカーランドトップで、税抜き3315円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:オレンジがかった、ゴールドに近いイエロー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:色付きが良い、輝きがある
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>カリン、熟した果実
<花・植物>菩提樹、杉
<香辛・芳香>ミネラル、紅茶、カンロ飴
<化学物質>ちょっとセメダイン?
香りの印象:開いている、華やかな印象
【味わい】
アタック:やや軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:スムーズな、やわらかな
苦味:コク(深み)を与える
バランス:スリムな、まろやか
アルコール:やや強め
余韻:長めに続く
【フレーヴァー】
少し熟した甘い果実感
【評価】
おだやかで優しく甘みのある味わいで、複雑性のある華やかな余韻が残る
【供出温度】
11-14度 華やかな芳香があるので、ちょっと温度高めで楽しむのが良さそう
【グラス】
中庸、大ぶり
【総評】
外観は、濃いめの黄金色に近い、オレンジがかったイエローで、輝きもあります。
香りは、カリンや熟した果実、菩提樹のようなグリーン系のフローラルと、杉のようなグリーン系のハーブ香、ちょっと紅茶や、カンロ飴のような甘い印象もあり、とても華やかな印象です。
味わいは、ソフトでやさしいアタックから、甘みがじわっと広がり、穏やかながらちょっと酸化した印象の個性的があり、えぐ味のあるフィニッシュ。
マルセル・ダイスは、アルザス・ブランがとても良かったので期待していた1本です。
確かに美味しいのですが、ちょっと酸化した印象とえぐ味が強く、第一印象はちょっと微妙。
期待感が強すぎたかも。
もうちょっと飲み進んでみます。
前回のアルザス・ブランと同様に、甘みがこのワインのポイントで、さらに香りはとても華やか、複雑性があります。
コストパフォーマンスはともかく、普通に美味しいワインであることは間違いありません。
今日は元旦なので、ブリの刺し身、ブリの塩焼き、コハダ、おせち料理。
このワイン、普通に刺し身に合います。
コハダは、酢締めの酸味が強くてさすがにイマイチ。
あとワインの天敵「かずのこ」には合わなかったですが、あとはほとんど大丈夫でした。
ちょっと甘い感じが日本酒に通じるものがあるんですね。
和食に合わせやすいワインです。
カミさんに価格感を聞いたら、1890円くらい。
3300円くらいと伝えると「それは高い。後味の炭酸のようピリピリするような感じが、があまり好きじゃない。」との評価。
確かにいわゆる高いワインっぽさはあまりないかもしれません。
後味もややえぐ味が残る感じですね。
間違いなく美味しいのですが、3000円を超えると考えるとコストパフォーマンスは微妙かも。
とはいえ、チャーミングな果実感とか個性的なハーブの印象とか、マルセル・ダイスのワインはまた飲んでみたいと思わせる魅力を持ってますよね。
カミさんが嫌いな後味のピリピリ感みたいなものも、逆に魅力のひとつかもしれません。
チャンスがあったら、また飲んでみたいと思います。
■関連リンク
マルセル・ダイス アルザス・ブラン 2011
■楽天ショップへのリンク
アルザス・リースリング[2011]年・蔵出し限定品・ドメーヌ・マルセル・ダイス・自然派・ビオディナミ・エコセール&AB公式認定ワインAlsace Riesling [2011] Domaine Marcel Deiss AOC Alsace Riesling
※サイトより引用
アルザス辛口白ワイン愛好家大注目!最高評価!アルザス辛口リースリング100%ファン大注目!
ロバート・パーカー満点5つ星★★★★★生産者であり(しかも“世界の最高級品と同等”のアルザス・ベストワインにマルセル・ダイスの5つのワインが選ばれています)ゴーミヨ誌も5つ星を付け、クラスマンでは最高評価の★★★3つ星(トリプルスター・3つ星はマルセル・ダイスとヴァインバックとズィント・ウンブレヒトの3人だけ)クラスマンをして「敬意を表すべきドメーヌ…“忘我の境”があなたに訪れるだろう」と言わしめ大絶賛させた大人気ドメーヌによる、特にリースリングとゲヴュルツに向くと言われるあの人気畑サン・イポリットの酸がきりっと立ち、しっかりとした構造のテロワールと、ヘブランのたっぷりとした果実味とフィネス・エレガントの両立と言う、それぞれのテロワールのブレンドにより巨大なスケールとなった名作!アルザス・リースリングの真骨頂!究極アルザス・リースリングがグッドヴィンテージ[2011]年で、しかも現地のセラー数ヶ月前の蔵出しで現地エ少量入荷!
ダイスのリースリングは2005年ヴィンテージ以降、従来は別々に商品化されていたサン・イポリットとベブランハイムをブレンドして一本化することになりました。それぞれのテロワールのブレンドにより、より一層複雑に、巨大なスケールとなった名作です。辛口。
サン・イポリット・・・1.8ha。平均樹齢25年。砂質、花崗岩質主体の軽めの乾燥土壌。酸がきりりと立ちしっかりとした構造を持つワインを生むテロワールで、特にリースリングとゲヴュルツトラミネールに向きます。花崗岩に由来する、塩辛くさえ感じる酸とミネラルも特徴的。
ベブランハイム・・・2ha。平均樹齢20年。古代には海岸だったというこの畑は、500~600メートルに及ぶ海洋微生物と砂礫質層が基盤で、表土は軽い石灰岩質。この土壌から、水捌けと保熱性が良く、高い酸と豊かなコクが得られます。たっぷりとした果実味とフィネス、エレガンスの両立。レモン、白桃、パイナップルなどを同時に想起させます。
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