ジャン・ド・モバスティ カベルネ・ダンジュー 2010
JEAN DE MAUBASTIT CABERNET D'ANJOU 2010
フランス:ロワール地方:AOCカベルネ・ダンジュー
アルコール度:12%
ブドウ品種:カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン(品種不明)
イオンで、1480円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:暗いサーモンピンクのロゼ
濃淡:ロゼとしては濃いめ
ディスク:やや薄い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若い、色付きの良い
【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:カラメル、野いちご、チェリー、少し薬箱、少しヴェジェタル
香りの印象:第1アロマが強い
【味わい】
アタック:弱い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):残糖の甘さ まろやか
酸味:なめらか、フレッシュ
バランス:心地良い、ふんわりしている
タンニン分:ほとんど無い
余韻:やや短い
【フレーヴァー】
フルーティ(チャーミング)
【評価】
ほんのり甘口で軽めだが、とてもバランスが良い
【供出温度】
8-10度
【グラス】
小ぶり、中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
以前、スーパーで買ったロゼ・ダンジュの甘みがイマイチで、それ以来、アンジュのロゼは買ってなかったのですが、このロゼはラベルデザインが良くて、ジャケ買い。
やっぱり、甘めの飲み口なのですが、とても上品で、心地良いバランスです。
後味に、ベタベタした甘みが残りませんね。
なんだか、幸せを感じるロゼですね。
とても穏やかな気持になります。
ほんのりとした甘みは、良い方に作用すると、とてもリラックスできる味わいになりますよね。
ただ甘めのワインって、飲み進んだ時に飽きてきやすいので、そこがポイントになりそうです。
少し飲み進んでも、優しい、穏やかな飲み口は変わりません。
印象はほとんど変わりませんが、それほど飲み飽きてくる感じでもない。
アルコール度が低くて軽めで、ほんのり甘いので、気が付くとグビッと飲んでますね。
これは結構危険なタイプかも。
今日の晩御飯は海鮮丼。
刺身を少し、イタリアンドレッシングで、カルパッチョ風にしてみました。
このワイン、ふわっと包み込むような懐の深さがあるので、カルパッチョにともよく馴染んで、さらに広がっていくような合い方をしますね。
マスタードを加えるととても馴染みが良くなります。
ピスタチオやクルミ、ビーフジャーキーなんかも、何となく丸め込んでしまいます。
穏やかで上品なまとまりだけど、意外とやり手、みたいな。
クルミはワインに合わせにくいナッツですが、油脂分とうまく馴染んで、渋みを甘さが丸め込む、みたいな絶妙な合い方をします。
ピスタチオも青臭さが広がらず、ふわっと丸め込んでしまいます。
このワイン実はすごいやつかも。
甘いワイン嫌いなカミさんも結構飲んでて、意外と美味しい、という評価。
辛口のワインしか飲まない人にはオススメしませんが、ワインのいろいろなバリエーションを楽しみたい人とか、女子会には、このワインいいと思います。
■カベルネ・ダンジューの特徴
フランスAOCワイン事典より
アンジューは「花と芸術の都」と謳われたアンジェ市を中心として、メーヌ・エ・ロワール、ドゥー・セーヴル、ヴィエンヌ、サルト、アンドル・エ・ロワールの各県にまたがる地域。
アンジューのAOC(AOP)は、アンジュー、アンジュー・ガメ、アンジュー・ムスー、アンジュー・フィーヌ・ビュル、ロゼ・ダンジュー、カベルネ・ダンジューがある。
ロゼ・ダンジューはグロロー種を主に使った甘口のロゼワイン。カベルネ・ダンジューはカベルネ・フラン種やカベルネ・ソーヴィニヨン種を使用した、半甘口、甘口のロゼワイン。
外観は済んで輝きがあり、サーモン・ピンクやオニオンスキン色を帯びた木イチゴ色。
イチゴやスグリなどの小さな赤い果実やミントの香りがし、白胡椒のニュアンスもある。
味わいは円く心地よくフルーティ。バランスのとれた甘口で、後味が爽やかである。
カベルネ・ダンジューの方が、ロゼ・ダンジューよりも芳香高く、柔らかいといわれる。
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