2010/01/31

スワリングの謎:右回りと左回りで香りが違う?

ワインのテイスティングの際に、グラスを回す事をスワリングといいます。

グラスを回す方向も、時計回りと反時計回りでいろいろ薀蓄があるようです。

一般的には自分の方向に回す、反時計回りでスワリングするのが良いとされているようです。
万が一ワインが飛び出しても、対面の人にかからないというエチケットですね。

それと、噂になっているのが、右回りと左回りで香りが変わる、という話。

コーヒーも、かき混ぜる時に右と左で味が変わるなんて話も聞いた事があります。

気になったので、本当に変わるものなのか、実験してみました。

同じタイプのグラスに同量のワインを入れ、どちらのグラスか分からないように、時計回りと、反時計回りで10回スワリングしてもらいました。

そしてその2つのグラス、「A」と「B」を嗅ぎ比べ。

まず最初の印象は・・・「同じ」。

温度が低い事せいかあまり香りがたたず、差を感じません。

そのままちょっと時間をおいて、さらに嗅いでみると、微妙な差が。

「A」の方がちょっとキツイ感じで、「B」の方がちょっと優しい感じ?

「A」はちょっとケミカルな印象が強く、鼻にツンとくる感じ?
「B」はちょっと優しく、ちょっと物足りない感じ?

でもこれは差というほどではないですね。

同じ方向で、追加で20回、回してもらいました。

で、再び香りを嗅いでみると、「A」の方がキツメで、「B」の方が優しい感じ。
アルコールの印象が「A」の方が強い気がします。

香りだけでは何なので、飲み比べてみました。

う~ん、何となく、「B」の方がまろやかな印象。
「A」の方がちょっとキツく感じます。

で・・・それぞれの回転方向を教えてもらうと、「A」が反時計回りで、「B」が時計回り。

「B」の時計回りの方が柔らかくなる?

グラスを回してもらったカミさんにいつもどっちの方向に回しているか聞いてみたら、「B」の時計回り。
回転の方向というよりも、回し慣れているかどうかという違いもあるかもしれませんね。

時間が経つとほとんど同じ印象になってきました。
結論的には、ほとんど変わらない、って感じかな~。

この実験、なかなか奥深いものがありそうなので、また機会があったら試してみたいと思います。

エリタージュ NV(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ピノ・ノワール(フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC:08)\1280
(2)シラー、テンプラニーリョ(スペイン:アラゴン州:カリニェーナ:07)\1280
(3)グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル、シラー(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\1220
(4)メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:08)\990 C

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

エリタージュ NV
【外観】
若々しい色合いの濃いガーネット。
濃く黒っぽい色合いながらフチはマゼンタ色で鮮やか。
深い透明感があり、底が何となく見える。
粘性は中程度。

【香り】
フローラルと悪臭系が混ざった印象。
バラの花のような華やかなフローラル香。
微妙に麝香のような悪臭系の香り。
黒いフレッシュな果実香。
グラスを回すと動物小屋のような悪臭系の香りが強くなる。
ただ、フローラルな華やかさも強くなり、悪臭系の香りが深みを出しているような印象。

【味わい】
すっきりした、フルーティな飲み口。
少し残糖を感じるセック。
アルコール度は強く、後味はやや乾く印象。
酸味は柔らかく優しい感じ。
タンニンは細かいがしっかりと後味に残る。
ミディアムボディくらいのやや軽さを感じるボディながら、芯はしっかりしている。
余韻も長く続く。

【判定】
濃い外観からはピノ・ノワールが消える。
香りはフローラルさが強く、ボルドーをイメージさせる。
独特の悪臭系の香りが混ざっているのでこれがポイントかも。
味わいはセックながら、やや残糖を感じる甘さがある。
甘さの印象はシラーかグルナッシュのイメージ。
でもトータルではボルドー。
ううん、難しい。
でもこの香りはシラーではないな。

ファイナルアンサーで、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン
で、ブー

グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル、シラーのローヌでした。

【総評】
エリタージュ NV
Heritage NV

フランス:ヴァン・ド・ターブル
アルコール度:14%
ブドウ品種:グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル、シラー

リカーランドトップで、1220円で購入。

良く間違えるんです、ローヌとボルドー。

ローヌも華やかなタイプが多く、香木のようなグリーン系の香りがあって、カベルネ・ソーヴィニヨンとよく間違えるんですよね。

今回のポイントは少し甘い飲み口と、独特な麝香のような悪臭系のクセのある香りでしょうか。
ボルドーとはやっぱり違います。

このワイン、訳あってヴァン・ド・ターブルみたいなんですが、各方面の評価は高いですね。

基本的にはローヌスタイルなんですが、しっかりした個性を感じます。

とにかく華やかな香りがいいですね。
複雑な香りの要素がこの華やかさを引き立ててます。

飲み口もすっきりしていて、飲みやすい。
ついついグラスに手が伸びてしまいます。

今日の晩ご飯は鶏の照焼。

ちょっと合わないんですよねー。
ワインが強く感じてしまいます。
アルコール度も、香りも強いからでしょうか。

もっとスパイスを使った料理じゃないとダメですね。

飲み進むと、チャーミングなフルーティさが際立ってきました。

とてもアルコール度が14%もあるようには感じません。
スイスイ飲めてしまうので、ちょっと危ないワインですね。

いいですね、このワイン。

カジュアルなテイストなので、チーズとかクラッカーで、オードブルを作って飲むといいかも。

華やかだし、パーティ向けですね。

この生産者の他のワインも飲んでみたくなりました。

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エリタージュ[2008]年・サンタ・デュック 税込1,239円 送料別

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人気漫画「神の雫」にも掲載された、ロバート パーカー5つ星生産者の人気ヴァン ド ターブル!!!「私に言わせればサンタ デュックはジゴンダスに君臨するチャンピオンである。」と言わしめたサンタデュックの最新ヴィンテージのびっくり!!ヴァン ド ターブル!!当店スタッフもさっそく試飲!例年よりボディがしっかりとしていて飲み応えがあるように思います!過去最高の出来栄えです!
コート デュ ローヌやラストーの葡萄を用いて造られた、最高のヴァン ド ターブル。平均樹齢は40年です。紫を帯びた赤色、チェリーを思わせる新鮮な香りと、スパイスの風味が感じられます。エレガントなボディ、存在感のあるタンニンがあります。

2010/01/30

シャンぱんだー登場!

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ジャン・バルモン カベルネ・ソーヴィニヨン 2008(ブラインドテイスティング:外す)

(1)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(2)グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル、シラー(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\1220
(3)マルベック(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:08)\950
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\920

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ジャン・バルモン カベルネ・ソーヴィニヨン 2008
【外観】
深い透明感のある、濃いガーネット。
底がうっすら見えるくらいの透明度。
色は黒っぽく、濃い。
赤味は落ち着いている。
粘性は中程度。

【香り】
濃縮感のある果実香。
パンのような酵母の香り。
赤味の肉や、タバコの印象。
グリーンっぽいスパイス。
ボリューム感のある香り。
グラスを回すと薬品箱のような印象が出てくる。
まだ閉じている感じ。

【味わい】
残糖を感じるセック。
ほんのり甘い飲み口で、フルーティ。
アルコール度は強い。
酸味も強く、渋みもしっかりしている。
フルボディでフルーティ。
後味はやや乾く感じ。
余韻も長めに残る。

【判定】
今回のブラインドは難しい。
まず、外観からは絞れない。
香りは濃厚なフルーツ。
ややグリーンっぽいスパイスの印象もある。
シラーよりはカベルネ・ソーヴィニヨン?
味わいは甘さの印象が強く、濃く、フルーティでニューワールドテイスト。
最近のフランスヴァン・ド・ペイもニューワールドチックなものが多いので、要注意。
時間とともに香りは弱くなり、味わいも単調な感じに。
独特なグリーンっぽいスパイス香は、マルベックか、カベルネ・ソーヴィニヨンと思われる。
味わいの印象はニューワールドなんですよね。

ファイナルアンサーで、マルベック
で、ブー

カベルネ・ソーヴィニヨンでした。。

【総評】
ジャン・バルモン カベルネ・ソーヴィニヨン 2008
Jean Balmont CABERNET SAUVIGNON 2008

仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

リカーランドトップで、920円で購入。

第一印象は、ニューワールドタイプのヴァン・ド・ペイ。
でも飲み進むと、すっきりした、クールな飲み口がなかなかいい感じ。

深い透明感と、雫に色素が残らないキレイにタンニンが溶けている感じは、いわゆるニューワールドタイプではないですね。

ちょっと甘い飲み口が損してますが、品質は良さそうです。

微妙にバランスが悪いんでしょうかね、このワイン。

なんかギクシャクしてるんですよね、良さもあるけど、欠点もある。

ちょっと荒削りな印象だけど、憎めないって感じでしょうか。

悪くないですね、だんだん美味しくなってきました。

今日の晩ご飯は煮込みハンバーグ。
これは合うかな、と思っていたら、ワインが強すぎていまいち。

トマトソースで煮込んだハンバーグなので、ちょっと軽いんですよね。
このワインだと、焼肉、ステーキくらいじゃないと合わないかも。

わりと主張の強いタイプなので、合わせる料理の幅は狭そう。

でも何となく魅力を感じるワインです。

飲み進むと、だんだん良くなるタイプですね。
コストパフォーマンスの高い、おすすめワインです。

そうそう、これちょっとビターなチョコレートにも合いそうです。

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ジャン・バルモン・カベルネ・ソーヴィニヨン 2008 税込 1,029 円 送料別

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ドン・シモン・セレクション ホワイト NV(ブラインドテイスティング:外す)

(1)トリンカデイラ・ダス・プラタス、ブアル、アリカンテ、フェルナンピレス(ポルトガル:ヴィーノ・レジョナル・リバテジャーノ:02)\1180
(2)マルヴァジーア トレッビアーノ ソーヴィニヨン(伊:ラツィオ州:フラスカーティD.O.C.:08)\1080
(3)シャルドネ(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\940
(4)アイレン(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:NV)\398

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドン・シモン・セレクション ホワイト NV
【外観】
やや濃い、わずかにグリーンがかったレモンイエロー。
輝きは強め。
色調にムラを感じる。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
濃厚な果実香。
カリンや、パイナップル。
グラスを回すとバターの印象が出てくる。
そのあとに、ミントのような爽やかな印象。
焦げ臭というかスモーク臭というか樽の影響を強く感じる。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
ボディはややふっくら。
後味は細く消えるが、アルコール度は強め。
酸味がやや尖っていて、苦味も少しある。
樽の影響か、スモーク臭のようなものが口に残る。

【判定】
やや濃い外観で色合いにムラがあって、グリーンっぽい。
複数品種がブレンドされている、やや若いワインとイメージさせる。
フラスカーティが近い?

香りは樽の影響をバリバリに感じて、品種の特徴がわかりにくい。
バターっぽさはついついシャルドネをイメージしてしまうが、そこが落とし穴。
タバコの葉っぱを入れたようなスモーク臭がちょっといやらしい。
香りは強めなので、398円のスペインはまず違う。

味わいもスモーク臭に覆われているものの、やや特殊品種のイメージがある。
口の中に残る独特の苦味がシャルドネっぽくない。
そうそう、このワイン塩気がある。
イタリアワインは良く塩気を感じるものがあるので、やっぱりイタリアか?

ファイナルアンサーで、フラスカーティ
で、ブー

なんと、398円のスペイン・・・

【総評】
ドン・シモン・セレクション ホワイト NV
Don Simon Seleccion Vino Blanco NV

スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:11・5%
ブドウ品種:アイレン

ジャスコで、398円で購入。

このワイン、一度飲んだことがあるのですが、ブラインドで飲むと印象が全然違う。

安いワインって、マズイだろうってところから入るので、ちょっと美味しいとグッと評価が上がるものですが、1000円前後のものと混ぜてブラインドテイスティングしても遜色ないですね。

飲み口の水っぽさも、バランスがいいので口当たりがスッキリしてるという、良い方向で感じました。

ただ、1000円台のワインだとしたら、ちょっとマズイ感じかな。
まあ当たり前ですね。

今日の晩ご飯は大根とひき肉の煮物。

大根ってだけで、すでにアウトなんですが、このワイン邪魔ものにされながらも、なんとか食いついて行く感じ。

反発しあうような、落とし合うような相性では無いですね。
ワインの飲み口がとても軽いので、邪魔しないんですね、きっと。

もう一つはワインの天敵、アジのみりん干し。
どんなワインでも、生くさくなってダメなんですよね。

合わせてみると、さすがにちょっと生臭さが出ます。

でもこのワイン、普段の家庭料理には合わせやすそうですね。

ブラインドであんなに気になったスモーク臭も(安いと分かると)全然気になりません。

まあ、週末に飲むんだったら、もうちょっと良いワインが欲しくなりますが、ハズレの1000円台のワインよりは、こっちの方がまだいいかな~。

それにしてもドン・シモン・セレクションは、我が家の常備ワインになりそうです。

2010/01/27

ポール・ヴァルメラス ロゼ 2008

ポール・ヴァルメラス ロゼ 2008
ポール・ヴァルメラス ロゼ 2008
PAUL VALMERAS ROSE 2008

フランス:ラングドックルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドゥ・レロー
アルコール度:11・5%
ブドウ品種:不明

ジャスコで、580円で購入。

【外観】
やや淡いサーモンピンク。
小さな気泡が多く見られる。
粘性は弱くさらっとしている。
輝きも大人しい。

【香り】
酵母の香り。
少しパンのようなイメージ。
炭酸の印象も強い。
果実香は、アプリコットやびわのような感じ。
グラスを回すと白い花と蜜のような香り。
ただ、全体的に香りは弱く、大人しい。

【味わい】
ほんのりと残糖を感じるセック。
軽くてほんのり甘いが、口当たりはドライ。
酸味は穏やかに効いている。
後味にややエグ味が残る。
少し水っぽさを感じるくらいの軽さ。
余韻はほぼ無い。

【総評】
この価格としては、納得感のあるロゼですね。
すっきりとした辛口で、爽やかさがあるので、食事には合わせやすいと思います。
上品なフルーツ感もいい感じ。

今日の晩御飯はコロッケ。
コロッケだったので、このロゼを開けたのですが、ちょうどいい感じ。

特にカレーコロッケが合いました。

ロゼって、ちょっとスパイシーな食事に合いますよね。

しかもこのロゼはとても軽いので、家庭料理には合わせやすいと思います。
気軽に合わせられますね。価格も安いし。

軽くてちょっと水っぽいかなーって感じもありますが、まあギリギリセーフでしょうか。
我が家的には全然OKですね。
逆にこのくらい軽いと平日に飲むには丁度いいかも。

一本常備しておくと重宝するロゼかもしれません。

ジャスコの激安ワイン、なかなかいいのが揃ってますね。

※裏ラベルの記述
ポールヴァルメラス・ロゼは、フランス南部のエロー県西部に位置するドメーヌで栽培されたブドウを用いて醸造されています。
石灰質と砂利を含んだ畑は丘と丘との間にあるため、穏やかな気候風土の恩恵を受けています。食前酒としてはもちろんのこと、魚介類やハム・ソーセージ類、和食など幅広い料理に合うワインです。

なるほど、ハム・ソーセージね。
いい感じで合いそうです。

2010/01/24

ドメーヌ・ヴィテコーレ・デ・ラ・ヴィユ・デ・コルマール ヴァン・ダルザス ゲヴュルツトラミネール 2004(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ゲヴュルツトラミネール(仏:アルザス地方:アルザスAC:04)\2280
(2)セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:アントル・ドゥー・メールAC:06)\2080
(3)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:ガーヴィDOCG:08)\1750
(4)マルヴァジーア トレッビアーノ ソーヴィニヨン(伊:ラツィオ州:フラスカーティD.O.C.:08)\1080

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
ドメーヌ・ヴィテコーレ・デ・ラ・ヴィユ・デ・コルマール ヴァン・ダルザス ゲヴュルツトラミネール 2004
【外観】
濃く輝きの強い黄金色。
ほんのりオレンジがかっていて、わずかに熟成感がある。
濃い黄色で、輝きは強い。
粘性は強く、脚が長い間残る。
少しムラのある色合い。

【香り】
強いライチ香。
白い花の香りや、パイナップルのような印象もある。
グラスを回すと、ライチ香が落ち着き、モモや柑橘系の香りが出てくる。
どちらにせよ、フルーツ香が主体。
スパイシーな印象もある。

【味わい】
かなり残糖を感じる、中辛口くらいの、甘辛度。
なめらかでネクターのような口当たりだが、アルコール度は強い。
酸味は穏やか、後味はアルコール度が強いせいか、やや乾く印象がある。
甘さも後に残る。
嫌な甘さでは無いが、トータルの印象はデザートワイン。
ワインとしては上質。
余韻も長い。

【判定】
黄金色の外観からは、ゲヴュルツトラミネールが候補。
香りは、ライチ香。
ゲヴュルツトラミネール以外でこんな香りのある品種は知らない。
味わいも残糖が多く、デザートワインのような濃厚な印象。
他に選択肢が無い。

ファイナルアンサーで、ゲヴュルツトラミネール
で、ピンポン

さすがにゲヴュルツトラミネールは外しようがないですね。

【総評】
ドメーヌ・ヴィテコーレ・デ・ラ・ヴィユ・デ・コルマール ヴァン・ダルザス ゲヴュルツトラミネール 2004
Domaine Viticole de la Ville de Colmar Vin d'Alsace Gewurztraminer 2004

フランス:アルザス地方:アルザスAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:ゲヴュルツトラミネール

町田の蔵家さんで、2280円で購入。

こってりとした蜜のような甘さを感じる、上質な味わいのゲヴュルツトラミネールです。
口当たりはなめらか、夢のような味わい、って感じ?

いわゆる甘口ワインでは無く、中辛口くらいだと思うのですが、全体の印象はすっかり甘口デザートワイン。

たまにはいいですね、こういった上質な甘いワイン。

飲み口は甘いのですが、後味がすっきりとしてるので上質な感じがするんですね。

いやいや、飲みば飲むほど美味しいです、このワイン。
アルザスワインの真価を垣間見た感じがします。

とても優しくて、包容力があって、人を幸せにする味わい。

しかも意外と、合わせる食事の幅も広そう。

最初に合わせたのが、唐辛子の入ったアメリカのチーズ、ペッパー・ジャック。
とにかくこのチーズ、チリペッパーの辛さが強いのですが、優しい甘さが包み込んでくれます。

今日の晩御飯は豆腐と鶏肉のハンバーグ。
これはまた違うタイプの合い方をします。

ペッパージャックは暴れる辛さをなだめるような合い方、豆腐のハンバーグは静かに語り合うような合い方。

ものすごく懐が深いワインですね。
しかもそのまま飲んでも完璧。

とはいえ・・・家庭料理の和食にはやっぱり合わせにくいです。
ワインの香りが強すぎるんですね。

逆にパンには良く合います。
焼きたてのパンなんて最高。

ゲヴュルツトラミネールってこんなに奥深い品種だったのかー、って思うワインです。
美味しいアルザスのワイン、もっと飲みたいですねー。
でも高いんですよね、アルザスのワインって・・・

ワインの美味しさの幅広さを感じさせてくれる、おすすめの1本です。

バレンタインに贈るワインの定番は?

そろそろバレンタイン。
定番のバレンタインワインをチョイスしてみました。

>2011年の旬な?バレンタインワインはこちら
>2012年 今年選ぶならこれ!
>2013年 バレンタインは、おうちでチョコ&ワインパーティ

■シャトー・カロン・セギュール
Chateau Calon-Segur


タイプ:赤・フルボディ
フランス:ボルドー地方:サンテステフAC:メドック格付け第3級
価格:10000円前後

ハートマークのラベルというだけで、すっかりバレンタインの定番ワインになっているカロン・セギュール。
ボルドー、メドック地区のグラン・クリュなので、価格は高め。

しっかりした力強さのあるワインなので、生産年や温度などによっては、渋くて飲みにくく感じるかもしれません。

私も以前に飲んだ事がありますが、そのときにはタニックで飲みにくかった印象があります。
とはいえ、ワインの好きな人には喜ばれる事間違いなしの1本ですね。

【375ml】シャトー・カロン・セギュール[2004]【赤】10P24Jan13
シャトー・カロン・セギュール[2005](赤ワイン)[S][J][Y]
シャトー・カロン・セギュール[2000](赤ワイン)[Y][S]


■バーデン・シュペートブルグンダー・ロゼ
Baden Spatburgunder Rose


ドイツ:バーデン地域:Q.b.A.
ブドウ品種:シュペートブルグンダー
価格:2480円(1本)

赤いハート型ボトルに入っているロゼワイン。
ワインそのものは、落ち着いたサーモンピンクのロゼです。
シュペートブルグンダーはピノ・ノワールの別名ですね。
ブルゴーニュのロゼのような味わいではありませんが、しっかり冷やして飲むと心地良いフルーツ感があって、飲みやすいタイプです。
甘さは控えめなので、食事にも合わせやすいのではないでしょうか。

【送料無料】バーデン・シュペートブルグンダー・ロゼ3本セット[ドイツ][ロゼ:中辛口]

■トーレス サン ヴァレンティン
TORRES SAN VALENTIN


タイプ:赤・フルボディ
スペイン:カタルーニャ州:カタルーニャDO
価格:1700円くらい

名前がバレンタイン、ちょっとハートっぽいラベル、しかも愛のキューピットのマスコットがついてる、バレンタインに最適なワインですね。
辛口の赤なんですが、ほんのりとした甘さを感じる、濃厚な味わいのスペインワインです。

世界的に有名な醸造家、ミゲル・トーレスのワインなので、安心して贈ることができます。
価格もこなれているし、おすすめの1本です。

サン・ヴァレンティン [2008] トーレス 税込 1,659 円 送料別


■バニュルス
Banyuls


タイプ:赤・天然甘口ワイン(V.D.N.)
フランス:ルーション地方
価格:3000円くらい

本当にチョコレートに合うワインは、このバニュルス。
醗酵中にアルコールを添加し、醗酵を止めて、天然の糖分を多く残した甘口赤ワインです。
やはり辛口の赤やシャンパンよりは、甘いワインの方がチョコレートには合いますよね。
なんて言いながらバニュルスは飲んだことありません・・・
誰かくれないかな?

<追記:2011年2月1日>
バニュルス飲みました。
バニュルス M・シャプティエ 2003
そのままで飲んでも甘くて美味しいワインですが、チョコレートに合わせると、香りも膨らみ、とても幸せな気分になります。
上質なフルーツショコラ?って感じ?

バニュルス・ルージュ500ml[1985]シャプティエ 税込 5,250 円 送料別

■サン・タムール
Saint-Amour


タイプ:赤・ミディアムボディ
フランス:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:サン・タムールAC
価格:2000円~3000円くらい

「聖なる愛」という名前の、ボージョレ地区村名ワイン。
ボージョレというとヌーボーのイメージが強いですが、クリュ・ボージョレは別格で美味しいですね。
ただし、ブドウ品種がガメイなので、ややマニアックな美味しさ。
ワインを飲み慣れていて、クリュ・ボージョレの価値が分かる人じゃないと、なにこれ?って言われることでしょう。
クリュ・ボージョレの説明も大変だしね。

【自然派ワイン】マルセル・ラピエール サン・タムール 2006 3,325円 (税込) 送料別

ジョルジュ・デュブッフ サンタムール 2007 750ml 1,980円 (税込) 送料別

2010/01/23

ルイ・ヴェルジェ コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ 2004(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:04)\1850
(2)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(3)グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル、シラー(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\1220
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:08)\920

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ルイ・ヴェルジェ コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ 2004
【外観】
やや透明度のある、落ち着いた色調のルビー色。
底がうっすら見えるくらいの透明感。
色味や輝きは大人しい。
粘性は中庸で脚が現れるがすぐに消える。

【香り】
パンのような酵母の香り。
少し加熱された黒い果実。
ケミカル。
なめし革。
ドライフラワーのような印象も少し。
グラスを回すと腐葉土のような香り。
香りは複雑で繊細な印象。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
酸味は強く、主張している。
渋みは柔らかく穏やか。
アルコール度はやや低め。
少し熟成感を感じる。
余韻は細く長め。

【判定】
透明感のある外観からは、ピノ・ノワールか?
でもピノ・ノワールにしてはちょっと濃い。
香りの印象は、ちょっと神経質でピノ・ノワールとかガメイのような感じ。
飲み口は酸味が主体。
少しクセがあり、ブルゴーニュっぽい。
サンジョヴェーゼっぽくもある。
ちょっと硫黄のケミカル臭が強く、まだ開いていない感じ。
熟成感も2004年くらいの印象。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

ちょっと濃い色調のピノ・ノワールです。

【総評】
ルイ・ヴェルジェ コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ 2004
Louis Verge et Fils Cote-de-Beaune Villages 2004

フランス:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC
アルコール度:13%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

リカーランドトップで、1850円で購入。

ブルゴーニュって、神経質だったり、ケミカルだったり、渋酸っぱかったり、素直に美味しいってタイプは少ないんですが、何となく惹かれる魅力があるんですよね。

このワインも、ちょっと人を撥ね付けるようなクセがあるんですが、でも何ともいえない魅力を感じます。

ケミカルで、ゴムのような収斂性があって、飲みにくさを感じますが、後味に心地よいフルーティさと華やかな香りが残ります。
で、また飲んでしまうんですね。

今日の晩御飯はチキンのグリル。
ちょうどいい感じでした。

色は濃い方ですが、飲み口は軽いブルゴーニュなので、チキンくらいが良く合いますね。

ゴムっぽい、ケミカルな香りが気になるものの、飲み口はチャーミングで最後まで美味しく飲めました。

ちなみにカミさんに価格を聞いたら、2380円。

確かにコート・ド・ボーヌ・ヴィラージュとしては破格なワインです。
でもブラインドで飲むと価格なり?

と思っていたら、飲み進むにつれて、ケミカルな印象は華やかなフローラルな香りに変わってきました。

どんどん美味しくなってきて、最後の一杯を飲み干すのがもったいない感じに。

魅力的な美味しいワインな事は間違いないですね。

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【参考上代の25%OFF!】コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ [2004] ルイ・ヴェルジェ 1,980円 (税込) 送料別

※サイトより引用
通常『コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ』の名がつくワインは3,000~5,000円が相場ですので、2,000円前後で味わえるものはまず有り得ません!
ブルゴーニュの黄金の丘と呼ばれる『コート・ドール』の南半分に位置する産地から生まれたワイン。熟成により少しレンガ色を帯びたルビーの色合いに、しっかりと深い果実味が楽しめる妖艶な味わいが魅力です。
当店入荷60本のみの超限定品!!

エル・ブオ グラン・レゼルバ 2000

エル・ブオ グラン・レゼルバ 2000
EL BUHO GRAN RESERVA 2000

エル・ブオ グラン・レゼルバ 2000
スペイン:バレンシア州:DOバレンシア
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ

リカーランドトップで、980円で購入。

【外観】
黒くやや大人しい色合いのガーネット。
底が見えないくらいの濃さ。
フチは落ち着いたピンク。
全体に黒っぽい色調。
粘性は中庸で、脚が薄く現れる。

【香り】
少し甘さのあるフローラル。
スミレよりももっと甘い感じ。
黒い果実。
ドライフルーツ。
グラスを回すと、なめし革や、ドライフラワー。
香りはしっかりとしていて、華やか。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
飲み口はミディアムボディで、フルーティ。
酸味はしっかりしていて、渋みも理性的に効いている。
全体にとても知的で紳士な印象。
少しクールな印象がとても良い感じ。
後味は舌が少し乾く印象。
余韻はキレイに続く。

【総評】
全然期待してなかったワインだったんですが、とてもいいです。
ブラインドで飲んでいたらボルドーと間違えてますね。
テンプラニーリョの野暮ったさみたいなものが全然ありません。
上品で華やか、とても理性的。
飲んでいて落ち着く感じです。

9年前のワインとは思えないくらいの若さを感じます。
それでいて、いい具合に成熟してる。

そうですね、このワインのキーワードは成熟した大人、って感じでしょうか。

安いワインなので、サバサバした飲み口で、ボリューム感やまろやかさはありません。
カジュアルだけど、大人の落ち着きは持っている、って感じでしょうか。

むやみに強くないのが大人な感じを出してるんでしょうね。
アルコールも、酸味も、渋みも、フルーツ感も、みんな抑制が効いてます。

今日の晩御飯はビーフカレー。
普通のルーのカレーです。

ワインの強さはルーのカレーでちょうど良い感じです。
合わせると少しカレーに負けて、フルーティさが出てきます。

ワインだけで飲んでいると、テンプラニーリョっぽい「重さ」のようなものが気になりだしていたんですが、食事が入ると気にならなくなります。

カレー食べてると、ちょっと水がわりみたいに飲んじゃいますね。
危ない、危ない。

福神漬の代りにもなってる感じ。

何となくですが、テンプラニーリョって、熟成させた方が美味しく飲めるような気がしますね。

コストパフォーマンスの高い、美味しいテンプラニーリョです。

2010/01/17

グレイス 甲州 鳥居平畑 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)甲州(日本:山梨県:甲州市:勝沼町:鳥居平地区:08)\2350
(2)ゲヴュルツトラミネール(仏:アルザス地方:アルザスAC:04)\2280
(3)セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:アントル・ドゥー・メールAC:06)\2080
(4)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:ガーヴィDOCG:08)\1750

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

グレイス 甲州 鳥居平畑 2008
【外観】
ほぼ無色に近い、淡い色調のイエロー。
日本酒くらいの色合い。
グレーっぽく、わずかに黄色が入っているくらい。
小さな気泡が多く見られる。
粘性は弱く、サラッとしている。

【香り】
グレープフルーツのような柑橘系の香り。
酵母の香り。
白い小石のようなミネラル感。
香りは控えめで上品。

【味わい】
残糖をわずかに感じるセック。
アルコールのニュアンスも少し。
ボディは繊細で細い。
酸味は上品で、穏やか。
後味にわずかに苦味が残る。
余韻は補足長く続く。

【判定】
日本酒くらいの淡さのワインって、甲州以外で見たことありません。
あってもミュスカデ、くらいでしょうか。
外観だけで、もう甲州決定。

念のため、香りを嗅ぐと、シュールリーっぽい酵母のような印象があり、甲州のもつグレープフルーツのような柑橘系の香りもあります。

味わいは繊細で、すっきりとキレのいい味わい。
素晴らしい味わい。
これは良い甲州ですね~。

ファイナルアンサーで、甲州
で、ピンポン

これだけ甲州っぽかったら、間違える方が難しいでしょうね。

【総評】
グレイス 甲州 鳥居平畑 2008
GRACE KOSHU TORIIBIRA VINEYARD 2008

日本:山梨県:甲州市:勝沼町:鳥居平地区
アルコール度:12%
ブドウ品種:甲州

リカーランドトップで、2350円で購入。

美味しい甲州ですね。
安定感があります。

甲州にしてはちょっと力強いというか、アルコール度もちょっと高めの印象。

少し甘さがある味わいなのですが、すっきりと上品な甘みです。

どんどん飲んじゃいますね。
止まりません。

最初ちょっと甘くて重いのかな、と思ったのですが、なんとも絶妙なバランスでまとまっていて、ケチのつけようが無いです。

甲州としては最高レベルなんでしょうね、このワイン。

個性がしっかりしていて、他の高貴品種とも十分戦えるワインじゃないかと思います。

日本酒が海外で人気らしいですが、甲州ワインも和食店を中心に流行するんじゃないでしょうか。

ちょっと高かったのでちょっと迷って、2本分の予算で買ったのですが、いやいや、買って良かった。
サイコーですね、とっても幸せな感じ。
ちょっと感動するくらいです。

今日の晩御飯はいただきもののカニ。

魚介の味が強いとちょっと負けますね。
磯の香りに勝てないというか。

もうちょっと上品な和食が合いそうです。

白身の魚の天ぷらとか、豆腐料理とか、合いそうな気がします。

でもこのワイン、そのままで飲んでも十分美味しい。
まとまりが良すぎて、パートナーが必要無い感じもします。

また飲んでみたいワインですね。
上質な湧き水、のようなナチュラルな味わいです。

■楽天ショップへのリンク

グレイス 甲州 鳥居平畑 2008 2,400円 (税込)

※サイトより引用
鳥居平とは、山梨県勝沼にあり、古くから甲州種の栽培最適地とされています。
標高約450m。
その標高の高さから昼夜の寒暖差があり、水捌けも良いという、好条件の鳥居平。
小粒で糖度と酸が高い、理想的なブドウが収穫されます。
その鳥居平地区の畑で収穫された甲州種を100%使用しています。
厚みとキリッと締まった酸が心地よい鳥居平畑の甲州。
畑のテロワールを生かした甲州に仕上がっています。

2010/01/16

エスティヴァル 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:04)\1850
(2)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(3)グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル、シラー(仏:ヴァン・ド・ターブル:NV)\1220
(4)グルナッシュ(仏:プロヴァンス・コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・メディティラネ:08)\1040

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

エスティヴァル 2008
【外観】
深い透明感のある、若い色調のルビー色。
底がうっすら見えるくらいの透明感。
色合いは若さを感じるが、色調は落ち着いている。
中心部は黒っぽい。
粘性は弱く、さらっとしている。
雫に少し色素が残る。

【香り】
フレッシュな黒い果実香。
ブルーベリーくらい。
グラスを回すと、赤身の肉のような印象。
グリーン系のスパイス。
ケミカルな印象もあり、なめし革のような要素もあり。
温度が低く、あまり香りが立ってこないが、あまり香りは弱め。

【味わい】
残糖をほとんど感じないセック。
ミディアムボディ。
酸味はしっかりしていて、渋みも程よくある。
サバサバした飲み口で、後味は酸味と渋みが残る。
あまり乾くような印象は無いが、アルコール度は意外と強そう。

【判定】
やや透明感のある、濃いめの色調。
ピノ・ノワールにしては濃い。
シラーにしては明るい。
4本中3本にグルナッシュが入っているが、グルナッシュっぽい。

香りはフレッシュな黒い果実のような香りで、ややカジュアル。
コルビエールって感じじゃないかも。

飲み口は、セックでサバサバしている。
ちょっと荒っぽい。
グルナッシュの単一品種のような感じがある。

価格帯の印象も1000円前後。

ファイナルアンサーで、グルナッシュ
で、ピンポン

カジュアルなグルナッシュです。

【総評】
エスティヴァル 2008
ESTIVALE 2008

フランス:プロヴァンス・コルス地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・メディティラネ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:グルナッシュ

リカーランドトップで、1040円で購入。

ちょっと荒っぽい飲み口ですが、カジュアルで飲みやすいタイプのワインです。

甘さの印象がほとんど無いので、かなり辛い感じで、男性的。
フルーティさも、それほど強くありません。
ニューワールドのフルーティなワインが好きな人にはちょっとキツイかも。

食事に合わせて活きるタイプでしょうか。

肉料理というよりはパスタくらいが合いそうです。
トマトソースのパスタとか合いそう。

肉料理だったらチキンのグリルにトマトソース?

ハンバーグくらいでも合うかな。

時間が経つと、ちょっと柔らかくなってきました。
チャーミングなまとまり、とでも言いましょうか。

ニューワールドワインに良くある、濃厚フルーティって感じではなく、チャーミングなフルーティさです。

バターをたっぷり使った焼きたてのクロワッサンがいい感じでしたね。

カジュアルなタイプなんですが、あまり冷やし過ぎない方がいいみたい。

少し温度高めの方が、まろやかなフルーティさが味わえます。

というか、時間とともに美味しくなってくるタイプみたいですね。

カミさんに値段を聞いたら、1280円。

確かに1000円前後だとお買い得感があります。

シャンパーニュの甘辛度の表示変更

シャンぱんだー

2009年7月14日より、シャンパーニュの甘辛度表示の規定が変更されたようです。

※CHAMPAGNE NEWS Vol.19より

・Doux(ドゥー)
50g/L以上

・Demi-sec(ドゥミ・セック)
32~50g/L以上

・Sec(セック)
17~32g/L以上

・Extra dry(エクストラ・ドライ)
12~17g/L以上

・Brut(ブリュット)
12g/L未満

・Extra brut(エクストラ・ブリュット)
0~6g/L

残留糖度が3g/L未満、もしくは加糖していない場合

・Brut nature(ブリュット・ナチュール)
3g/L未満

・Pas dosé(パ・ドゼ)
3g/L未満

・Dosage zéro(ドザージュ・ゼロ)
3g/L未満

この規定はプラスマイナス3gの許容範囲があるようです。

<2013年9月14日追記>

katabamiさんよりご指摘を受けましたので、以下追記します。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

2009年7月14日というのは以下の規定のことだと思います。

http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=CELEX:32009R0607:EN:HTML

ページの下のほうに「 ANNEX XIV INDICATION OF THE SUGAR CONTENT 」という規定があります。

日本語による概略がPDFファイルで公開されているので、そちらも参考になると思います。
www.meijigakuin.ac.jp/~cls/kiyo/88/88ebihara.pdf‎

また、以前の規定では
Brut : ≤ 15 g/l
Extra dry : 12-20 g/l;
Sec : 17-35 g/l
のように +3 g 重複していますが、誰かが「マイナス」も付け加えて「プラスマイナス3gの許容範囲」と広めてしまったのかと思います。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

2010/01/15

フランツ・リー ヴァイスブルグンダー トロッケン 2008 (ブラインドテイスティング:当てる)

(1)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:ガーヴィDOCG:08)\1750
(2)トリンカデイラ・ダス・プラタス、ブアル、アリカンテ、フェルナンピレス(ポルトガル:ヴィーノ・レジョナル・リバテジャーノ:02)\1180
(3)ヴァイスブルグンダー(ドイツ:ラインヘッセン地域:クヴァリテーツヴァイン トロッケン:08)\990
(4)シャルドネ(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\940

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

フランツ・リー ヴァイスブルグンダー トロッケン 2008
【外観】
グリーンがかった、やや淡いレモンイエロー。
やや弱めの輝きがあり、若々しい印象。
金属質な輝きを感じる。
粘性はやや強く、脚があとからゆっくり降りてくる。
色合いはちょっとムラのある感じ。

【香り】
グリーンっぽさや、花のような印象が強い。
フルーツは柑橘系?
グラスを回すと酵母のような印象。
ミネラルと、クリームのような乳製品の印象が少し。
温度が低いせいか、あまり香りは強くない。

【味わい】
ほんのりと残糖を感じる、フルーティなセック。
酸味はフレッシュで強い。
後味に酸味が強く残り、ジューシー。
ボディはやや細め。
シャープさが強いが、ほんのりとふくよかさも感じる。
後味にカルピスのようなエグ味が残る。
余韻は少し続く。

【判定】
グリーンっぽい若々しい外観から、02のポルトガルは消える。
なんとなく見た目はシャルドネっぽくない。
ガーヴィか、ヴァイスブルグンダー?

香りはちょっと冷えていて、良く分からない。
ただ、グリーンぽい、ソーヴィニヨン・ブランのような印象がある。

味わいもシャープな酸味で、ソーヴィニヨン・ブランっぽい。

もし選択肢にソーヴィニヨン・ブランがあったらそれに一票って感じ。

やや残糖があり、フレッシュな果実感があるので、ちょっとドイツっぽさを感じる。
果汁足してるような感じ。

価格帯の印象もガーヴィというよりは1000円前後の印象。

ファイナルアンサーで、ヴァイスブルグンダー
で、ピンポン

ソーヴィニヨン・ブランというよりは、リースリングの感じなんですね。

【総評】
フランツ・リー ヴァイスブルグンダー トロッケン 2008
FRANZ REH WEISSER BURGUNDER 2008

ドイツ:ラインヘッセン地域:クヴァリテーツヴァイン トロッケン
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ヴァイスブルグンダー

リカーランドトップで、990円で購入。

スッキリしてて、フルーティ。
とても飲みやすいフレッシュなワインです。

アルコール度が強すぎないのも好印象ですね。

今日の晩御飯は親子丼と大学いも。

大学いもは絶対合う!と思って、試してみましたが、ちょっと甘さが強くなりすぎますね。

レモン果汁のような酸味があるので、大学いもにレモンを絞ったような合い方をするかと思ったのですが、ワインの持っている甘さが、大学いもの甘さと重なってしまうみたい。

大学いもに負けないくらいの甘さなので、結構甘いですね、このワイン。

辛口じゃなくて、やや辛口、くらいの印象でしょうか。

親子丼にも合わせてみましたが、やっぱりイマイチ。

でも、食べ終わった後にこのワインを飲むと、口をサッパリさせてくれます。

そういう点では和食に意外と合うのかも。

いわゆるバタ臭さが無いので、砂糖やみりんを使った和食に良く合うかもしれません。

切り干し大根の煮物があったので試しに合わせてみたら、意外と大丈夫ですね。
貧乏くさい切り干し大根が、ちょっとおしゃれに変身、みたいな。

やっぱりこのワインのもっている甘さが、煮物との接点になっているみたいです。

だんだん石油香が出てきました。

ペトロール香ってリースリングが顕著に出ますが、他のワインでも感じる事がありますね。

ヴァイスブルグンダーも石油香の要素をもっている、って事だろうか?

もちろん、リースリングほど強くはありません。
でも感じますね、微妙に。

ヴァイスブルグンダーは、ピノ・ブランのシノニムです。
ピノ・ノワール、ピノ・グリは良く見かけますが、ピノ・ブランってあまりメジャーな品種じゃありませんね。

なかなか特徴がつかみにくい品種ですが、このワインはとてもバランス良くまとまっていると思います。

2010/01/13

フォンタマーラ トレッビアーノ・ダブルッツォ 2008

フォンタマーラ トレッビアーノ・ダブルッツォ 2008
FONTAMARA TREBBIANO D'ABRUZZO 2008

フォンタマーラ トレッビアーノ・ダブルッツォ 2008
イタリア:アブルッツォ州:トレッビアーノ・ダブルッツォD.O.C.
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:トレッビアーノ

セブンイレブンで、498円で購入。

【外観】
少しベージュがかった、やや淡いイエロー。
ややムラのある感じの色合い。
少し淡い黄色で、輝きは弱め。
粘性は弱い。

【香り】
柑橘系のフルーツ香。
モモや、オレンジのような甘い果実香。
グラスを回すと硫黄の香り。
ハーブのような印象があり爽やかさがある。
全体に力は弱く、頼りない。

【味わい】
やや残糖を感じるセック。
酸味が強くフルーティな味わい。
後味に酸味が強く残る。
苦味も強めで、爽やかさがあるが、ちょっと重い感じもある。
アルコール度は低め。
ボディも弱く、少し頼りない。
余韻はわずかに残る。

【総評】
セブンイレブンで買った、イタリアのハーフボトル。
ハーフボトルで、498円という価格帯はちょっと魅力的。
本当は350円くらいだともっといい。

普通の安いイタリアワインって感じで特に問題なし。

あまいフルーティな香りと、ドライだけど、フレッシュな果実感のようなものが、案外美味しい。

ワインだけだとやや重さを感じる飲み口も、食べ物が一緒に入ると軽やかでフルーティになる。

今日はコンビニのパスタだけど、相性はばっちり。

飲み進むとだんだん美味しくなってきました。

なんでしょうか、チャーミングなフルーツ感とでもいいましょうか。
プリッとしたフルーツ感があります。

ネクターっぽいのかな?

平日にコンビニで買うにはなかなか良いチョイスですね。

でもこのワインを置いているセブンイレブンはかなり大きな店舗でしょうね。
普通のセブンイレブンには置いてないかも。

なんだか、じわじわ良くなってきました。

この後半に盛り上がる感じがなんともいいですね。
ハーフだからか、とても無くなるのが惜しいです。

ハーフって、微妙に満足出来ない容量なんだけど、素面とは騙しきれない、中途半端な量ですよね。

まあ、平日に飲むには十分な量です。

この名残惜しいくらいでやめるのが大人、ってことで。

なかなか良いワインですね。
次も買うこと間違いなしです。

2010/01/11

カッシェロ・デル・ディアブロ シャルドネ 2008(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ゲヴュルツトラミネール(仏:アルザス地方:アルザスAC:04)\2280
(2)セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:アントル・ドゥー・メールAC:06)\2080
(3)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:ガーヴィDOCG:08)\1750
(4)シャルドネ(チリ:カサブランカ・ヴァレー:08)\1350

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

カッシェロ・デル・ディアブロ シャルドネ 2008
【外観】
少しオレンジがかっている、やや濃いイエロー。
輝きがあり、黄金色に近い。
少しムラのある色調で、フチの透明度は高い。
粘性はやや強く、脚があとからゆっくりと降りてくる。

【香り】
熟したカリンのような果実香。
パイナップルやモモやバナナなどの南国系の果実香。
シロップ漬けの果実の印象も。
強い果実香が主体。
グラスを回すと蜂蜜のような甘い香り。
そこにグリーンっぽいハーブやミネラルの印象が爽やかさを出している。

【味わい】
残糖を多く感じるセック。
やや辛口、くらい?
しっかりした酸味。
後味まで酸味が残りジューシーな後味。
ボリューム感があり、爽やかさもある。
フレッシュでフルーティな飲み口だが、アルコール度は意外と高い。
余韻は少し続く。

【判定】
濃い、黄金色に近い外観からは、ゲヴュルツトラミネールかシャルドネが候補。
でもボルドーもあるかも。

香りは果実香の強いアロマティック品種の印象。
ゲヴュルツトラミネールか、ボルドーだが、どちらかというとボルドーの印象が近いか。

飲み口は残糖をやや多めに感じるセック。
しっかりした酸味が全体を締めて、フレッシュな印象。
でもボディはしっかりしていて、アルコール度も強い。

香りはだんだん落ち着いてきて、ゲヴュルツトラミネールって感じでは無くなってきた。
意外とガヴィとかあるかも?
でもセミヨンの持っている、貴腐ワインのような香りの印象と、ソーヴィニヨン・ブランのパッションフルーツ、グリーン香って感じがする。

ただ、ちょっと残糖が多い感じがボルドーっぽく無く、やや気になる。
あれ?これ意外とシャルドネだったり・・

飲み口がニューワールドっぽいんですよね~。
ここまで来ると、ほぼヤマカンの世界だな。
口に入れて咀嚼してみると、シャルドネっぽい苦味が強く残る。
これ、フランスでもイタリアでも無いな。

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ピンポン

当たるには当たったけど、最初の印象は完全にハズレてましたね。

【総評】
カッシェロ・デル・ディアブロ シャルドネ 2008
Casillero del Diablo Chardonnay 2008

チリ:カサブランカ・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、1350円で購入。

ニューワールドらしい、フレッシュでリッチなテイストのシャルドネです。
ほんのりと甘さもあって、とても飲みやすいのではないでしょうか。

アルコール度は高いですが、すっきりとフルーティにまとまってます。

上出来なワインですね。
飲み口がドライだったら、2000円台のフランスと間違ってました。

カミさんに値段を当ててもらったら、1280円。
1000円以上、1500円未満って印象だそうで、まあ正解ですね。

今日の晩御飯は、九州の実家から送ってもらった干物のオンパレード。
アジの開きはともかく、甘鯛の開きにはちょっと合うかな~って思ったけど、やっぱり無理でした。

和食には絶対合わないワインでしょうね。

豚の角煮くらいなら合うのかな?
ちょっと甘い料理だとまだいけるかもしれません。

それにしてもこのワイン、フレッシュなフルーツ感がとてもいいですね。

グレープフルーツの果実の粒を、プチッって潰したようなフレッシュな果実感です。

ソーヴィニヨン・ブランは、よくグレープフルーツに例えますが、シャルドネでこんなにグレープフルーツっぽいのは珍しいのではないでしょうか。

ニューワールド系があまり好きじゃないカミさんも、このワインは美味しかったみたい。
確かに万人受けする、ナチュラルなフルーティさがあるんですよね。

カッシェロ・デル・ディアブロって悪魔の蔵って意味ですが、シラーの時もそうでしたが、悪魔というよりも天使に近いキャラクターを感じます。

陽気で、社交的で、誰からも好かれるワインではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

コンチャ イ トロ カッシェロ デル ディアブロ シャルドネ 2008

南米でその名を轟かせた「悪魔の蔵」のワイン!! オーク樽からの由来のパイナップルやトロピカルフルーツの人気辛口白ワイン!!ワイン王国38号で超特選ベストバイ5つ星★★★★★に輝きました!
ワイン・スペクテイター86点。
ワイン&スピリッツ88点。
タイムス誌、2003年夏のワイントップ100。
ワイン・エンスージアスト誌86点およびベストバイ。
酸とミネラルのバランスは最高。
料理との合わせやすさは抜群。

ややグリーンがかった淡イエローの色調。アタックから感じられる強い樽香に加え、熟したリンゴ、ロースト、カシスの芽、ハチミツ、ナッツ、ミネラルなどの香りが溶け合い心地よい。さらに、やさしい酸味も加わりバランスのよさはピカイチ!豊かな酸味とミネラルが中心にあり、果実味がこれらを後押しするような、広がりのある味わいを持つ。スパイスを利かせた若鶏のソテーやホルモン焼きなど、ボリュームのある料理と合わせても負けないほど、仕上がりもしっかりしている。
■関連情報(カッシェロ・デル・ディアブロ シリーズ)

2010/01/10

コディセ ドミニオ・デ・エグレン 2006(ブラインドテイスティング:外す)

(1)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:04)\1850
(2)テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:06)\1590
(3)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290
(4)マルベック(アルゼンチン:クージョ地方:メンドーサ州:08)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

コディセ ドミニオ・デ・エグレン 2006
【外観】
濃く若々しいガーネット。
色は濃く、黒っぽい。
フチは赤身が強く、マゼンタ色。
若さを感じる。
粘性はやや強く、脚があとからゆっくり降りてくる。

【香り】
黒いフレッシュな果実。
タバコ。
赤身の肉。
少しフローラルとスパイス。
果実香が中心で、フレッシュなイメージ。
あまり複雑性はなく、控えめな香り。

【味わい】
やや残糖を感じるほのかな甘みを感じるセック。
アルコール度がかなり高い。
酸味は強くフレッシュ。
ミディアムからフルボディながらフルーティ。
タンニンもしっかりしていて、舌の全体が乾くような印象。
飲み終わりに乾く印象は、アルコール度の強さも影響している。

【判定】
濃い外観からはピノ・ノワールが消える。
若々しい印象なので、07コルビエールか08マルベック?

香りの印象は、濃厚なフルーツ感で、ニューワールドっぽい。
外観と香りからは単一品種のような印象を受ける。
テンプラニーリョかマルベック?
これといって品種を特定できる特徴を嗅ぎとれない。

飲み口は濃厚フルーツでアルコール度が高く、ニューワールドっぽいんだけど、少し独特なクセがある。
テンプラニーリョっぽい感じ?
価格帯のイメージは1000円前後。
そうなるとやっぱりマルベック?
生産年では2008年くらいの印象なので、総合的に考えるとマルベックか。

う~ん、でもこれニューワールドっぽいスペインって感じがするんだよな~。
いやいや、この飲み口で、1590円は無いな。

ファイナルアンサーで、マルベック
で、ブー

ああ~、やっぱりテンプラニーリョ・・

【総評】
コディセ ドミニオ・デ・エグレン 2006
CODICE Dominio de Eguren 2006

スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ

リカーランドトップで、1590円で購入。

うちのやや苦手なタイプの、濃厚フルーティなスペインワインです。
こんなにニューワールドっぽくなくてもいいのに、なんて思ってしまいますね。

グローバル品種を使った、ニューワールドワインとちょっと違うのが、微妙にあるクセですね。
少し重い感じとでも言いましょうか。

メルローとか、カベルネ・ソーヴィニヨンにはない、抵抗感みたいなものが、香り、味わいともにありますね。
ちょっと引っかかるような印象。
マイナーな、陰調なイメージなんですよね。

カミさんに値段の印象を聞いたら、1480円。
結構近いです。

濃厚なフルーティさですが、ちょっとヒンヤリしたクールな印象があって、そこはいいですね。

ただ、ずっと印象が変わらず、単調な味わいでだんだん飽きてきます。

ワインに深みが感じられないんですよね。

フレッシュなフルーティさは続くので、濃いフルーツ感が好きな人にはいいかもしれません。

■楽天ショップへのリンク

コディセ[2006]/ドミニオ・デ・エグレン 税込1,607円

※サイトより引用
ロバート・パーカーが大絶賛するのが
「エストラテゴ・レアル」の上級キュヴェ【コディセ】!!
レアルの評価もさることながら、このコディセも毎年パーカー氏がが絶賛し素晴らしいコスト・パフォーマンスを誇るスーパー・スパニッシュなのです(^^)v
≪コディセとエストラテゴ・レアルの違い≫
エストラテゴ・レアルはラマンチャとトロのブドウをブレンドしているのに対し、コディセはラマンチャのテンプラニーリョ100%です!
エストラテゴ・レアルは低温浸漬を行ないますがコディセは行わず、発酵期間ははレアルの2倍となる16日間、熟成期間はコディセが3ヶ月長い6ヶ月間行います。
その為、コディセは、レアルより更に上品な味わいへと仕上がっています♪
よく熟した赤い果実やカカオ、チョコやバニラのアロマ。
果実の凝縮感と酸味のバランスがよく余韻まで滑らかな飲み口を形成します。

2010/01/09

クロズリー・デ・アリズィエ シャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2008

クロズリー・デ・アリズィエ シャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2008
CLOSERIE DES ALISIERS DOMAINE DES REVES CHABLIS VIELLES VIGNES 2008

クロズリー・デ・アリズィエ シャブリ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2008
フランス:ブルゴーニュ地方:シャブリAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

リカーランドトップで、1580円で購入。

【外観】
ややグリーンがかった、中庸な濃さのレモンイエロー。
ちょっとグレーで、金属質な輝き。
小さな気泡が少し見られる。
粘性はやや強で、脚が長く残る。

【香り】
柑橘系のフルーツ。
醗酵香。
ミネラル。
シャブリらしい香り。
香りは控えめ。
シャルドネらしい、少し熟した果実のような印象もある。

【味わい】
しっかりした酸味のシャープな味わい。
シャブリって感じ。
ボディのふくらみはあまりなく、少し筋肉質な感じ。
苦味も強めで、爽やかさを出しているが、後味はちょっと重さが残る。
ジューシーな酸味が長く残る。

【総評】
最近、シャブリに裏切られる事が多かったので、あまり期待してなかったのですが、結構美味しいワインです。
しっかりした酸味は、シャブリらしくて、安心感がありますね。

すっきりした、モダンなクリーンさもあります。
品質管理がしっかりとされているような感じを受けます。

飲み口にメリハリがあって、力強さも感じますね。

ただこのワイン、飲み進んでいくと、ちょっと印象が変わってきました。

ちょっと人工的な感じが出てくるというか。
第一印象はいいけど、飲み進むとだんだん飽きてくるタイプ?
印象がずっと変わらないんですよね。

食べ物が入ると変わりそうなので、食事に合わせてみることに。

晩御飯の残りの天ぷらに合わせてみると、しっかりした酸味が活きてきます。
美味しさが復活する感じですね。

青のりの入った衣のちくわの天ぷらはイマイチでしたが、ニンジンのかき揚げには良く合いました。
なんだか貧乏メニューですみません・・・

ニンジンのかき揚げって、ちょっと貧乏くさいですが、意外とワインに合いますね。
上品な甘さと、衣の油がいい感じ。
天ぷらなんだけど、味の構成が洋食っぽいのがいいのかも。

週末なのでレトルトのパスタも登場。
今日はボンゴレロッソですが、魚介類とトマト、という取り合わせがなかなかグッド。

レトルトのボンゴレなので乾燥アサリを戻したみたいな残念な感じですが、新鮮な魚介類だったらワインも美味しくなりそうです。

1580円は、まあ価格なりって感じですが、シャブリとしてはお買い得。

シャブリらしさもあって、良いチョイスだと思います。

2010/01/07

ドンシモン・セレクション レッド NV

ドンシモン・セレクション レッド NV
Don Simon Seleccion Vino Tinto NV

ドンシモン・セレクション レッド NV
スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ

ジャスコで、398円で購入。

【外観】
黒っぽく濃いガーネット。
ディスクは薄く、粘性は中庸。
フチにマゼンタのような色調だが、色合いは落ち着いている。
透明感はほとんど無く、底はまったく見えない。
以外と粘性は高いみたいで、脚が長い間残っている。

【香り】
フレッシュな赤い果実。
酵母のような醗酵香。
グリーンっぽいスパイス。
香りはそれほど強くは無いが、複雑な印象。
グラスを回すと、テンプレニーリョ独特な、土っぽい動物香。
濡れた犬みたいな感じというか、野性味あふれる動物香。
香りの段階ではとても398円のワインとは思えない。

【味わい】
ライトボディで、渋味と酸味がたっぷり。
酸味が味の主体で、荒々しく、新鮮な印象。
渋みも酸味に隠れているが結構強く、飲み終わった後に舌に渋みが強く残る。
一口目は、やっぱ安いワイン、って印象を受けるが、実はワインとしては正統な印象。
しっかりしたテーブルワイン。
酸味も渋みも舌が慣れてくると、結構いける。
昔のテーブルワインというか、懐かしいような印象も受ける。
後味はとても爽やかな印象。

【総評】
今まで飲んだ激安ワインの中ではナンバーワンですね。

「メルシャンビストロ」みたいな、ライトでジュースっぽい感じが好きな人は飲みにくいかもしれません。

舌がちょっと痺れるような渋みと酸味で、最初はちょっと抵抗感がありますが、意外と結構クセになる味わいかも。

爽やかでアルコール度も低いので、グイグイいけちゃいます。
安いので平日ワインとしては最高なんですが、飲みすぎる危険がありますね。

アルコール度が低い印象があるのですが、実は12.5%もあります。
これはますます危険。
しっかり睡眠時間が取れる日じゃないと飲まない方がいいかもね。

ちなみに、今日の晩御飯は鶏のケチャップ炒め。

これが何とも良く合いました。

酸味がサッパリさせてくれる印象ですが、渋みが意外とポイントかも。
とてもフレッシュな合い方をしますね。

ちょっとこのワイン、苦味もあります。

ワインのグローバル化で、裏方に回っていたローカルワインに突然スポットライトが当たったような感じでしょうか。

渋くて酸っぱくて苦くて、何か文句あるか!
という痛快な開き直りが聞こえてくるようです。

結局、平日に二人で1本空いてしまいました。

ジャスコ行ったらまた買っとこ、と思わせる1本ですね。

2010/01/02

クリストフ・パカレ・エ・マルセル・ラピエール ジュリエナス 2006(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ジュリエナAC:06)\2380
(2)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュAC:04)\1850
(3)テンプラニーリョ(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:06)\1590
(4)シラー40%、カリニャン40%、グルナッシュ20%(仏:ラングドック・ルーション地方:コルビエールAC:07)\1290

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

クリストフ・パカレ・エ・マルセル・ラピエール ジュリエナス 2006
【外観】
やや落ち着いた色調の透明感のあるルビー色。
底がはっきり見えるくらいの透明感。
輝きがあり、キレイなルビー。
色味はやや落ち着きがあるが、まだ紫っぽい。
粘性は弱く、さらっとしている。
と思いきや、脚がゆっくりと降りてくる。

【香り】
キャンディ。
フローラル。
いちご。
それほど香りは強くないが、華やかな印象。
グラスを回すとほんのりなめし革。
フローラルの印象が強く華やかさが続く。

【味わい】
ミディアムボディ。
残糖をほとんど感じないセック。
酸味はしっかりしていて、支配的。
タンニンは細かく控えめで。
酸味中心の味わいで、フルーティさは上品。
余韻は少し続く。

【判定】
明るい外観は、ピノ・ノワールかガメイ。
香りはキャンディっぽいさがあり、これはガメイ。
フローラルな印象もいかにもクリュ・ボージョレ。
味わいもボディが軽く、力強さは無いが、とても上品にまとまっている。
しかもとても華やかで、いかにもボージョレらしい。

ファイナルアンサーで、ガメイ
で、ピンポン

すっきりと上品なガメイです。

【総評】
クリストフ・パカレ・エ・マルセル・ラピエール ジュリエナス 2006
CHRISTOPHE PACALET ET MARCEL LAPIERRE Julienas 2006

仏:ブルゴーニュ地方:ボージョレ地区:ジュリエナスAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ガメイ

町田の蔵家さんで、2380円で購入。

ガメイとピノ・ノワールの違いは、香りではキャンディ香、味わいではボディの軽さでしょうか。
フローラルの香りの違いでいくと、ピノ・ノワールはドライフラワーのような感じがありますよね。
ガメイは生花の印象ですね。
とても華やかです。

ガメイは力が弱く、さらに香りもカジュアルなので、好き嫌いがある品種だと思いますが、クリュ・ボージョレクラスになると、ひとつのジャンルとして完成してますね。

このクリュ・ボージョレは、後味もすっきりしていて、フィネスを感じます。

カミさんに値段を聞いたら、3800円!

ボージョレ・ヌーボーが2500円くらいするので、それ以上の値段をつけたらしいのですが、それを考えると、ボージョレ・ヌーボーってやっぱ高いですね。

今日はおせちの残りなので、どれもこれも合いませんでしたが、すっきりしていてクリーンな印象が強く、そのままで十分美味しいワインです。

繊細な味わいなので、トマトとモッツァレラのパスタとか、シンプルなピザとか良さそうです。

ロゼに近い印象もあるので、豚肉料理なんかも意外といけるかも。
あとはチキンカツとか。

クラッカーにウォッシュチーズとトマトを乗せたおつまみは良く合いました。
やっぱりトマトがありますね。加熱したトマト。

少しオリがありましたが、最後の一滴まで美味しく飲めました。
ワインを飲み干したあとに残る、フルーティなカラメル香りも最高。

すっきりした上品な味わいが素晴らしいですね。
いままで飲んだガメイで一番美味しいかも。

■楽天ショップへのリンク

ジュリエナ[2006]年・ドメーヌ・クリストフ・パカレ・エ・マルセル・ラピエール・高級ロウ封印キャップ・自然派・有機ワイン・ビオディナミ
Julienas [2006]

※サイトより引用
太陽の光と大地の恵みをワインに変える造り手、有機農法の先駆者、マルセル・ラピエール。
・補糖しない。(葡萄の糖分が足りない時に糖分を加える事をしない。)
・培養酵母ではなく、葡萄の皮に付く天然酵母で発酵させる。
・除草剤を一切使わないで葡萄を育てる。
・酸化防止剤を加えない。
・ろ過せずに瓶詰めする。
ボージョレ地区の中でマルセル・ラピエールはひと際、傑出した生産者であると同時に、有機農法(ビオデナミ)ワインの実践者です。
マルセル・ラピエールは労を惜しまず彼のワイン造りに情熱を捧げて、素晴らしいワインを造り出し、太陽の光と大地の力を液体に変えると言われています。

2010/01/01

メゾン・ルロワ ブルゴーニュ・ブラン 2000

メゾン・ルロワ ブルゴーニュ・ブラン 2000
LEROY BOURGOGNE BLANC 2000

メゾン・ルロワ ブルゴーニュ・ブラン 2000
フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

町田の蔵家さんで5280円で購入。

【外観】
強い輝きがある、やや濃いイエロー。
オレンジがかっているが、グリーンっぽさも感じる、複雑な色調。
ディスクは厚く、粘性も強め。
脚がかなり長い間残る。

【香り】
レモンのような柑橘系。
強い酸を感じる。
クリームやバターっぽい乳製品の印象が少し。
ヴァニラが少し。
香りは強めで、ボリューム感がある。
時間とともにバターのような印象が強くなる。
コルクにかなりカビが生えていたので、ちょっとブショネが気になる。
去年のお正月にのんだサヴニエールが見事なブショネだったので、ちょっと警戒。

【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
ボディはそれほど強く感じないが、アルコール度は強そう。
酸味はしっかりしているが、ちょっと酸化をイメージさせる。
後味に収斂性があるような印象。
飲んだ後に香りが長く残る。

【総評】
今年最初のワインはルロワのAOCブルゴーニュブラン。

10年前の白とは思えない若々しさ。
しっかりしたワインは寝かせている年数が長くても、どこかにフレッシュさを感じますね。

見た目がまず、グリーンの印象があって、強い輝きがあります。
ブラインドで飲んだら、2006~2007年くらいって答えてるかも。

香りは最初冷えていたのと開いてなかったので、レモンのようなフルーツ香を強く感じましたが、だんだんバターのようなこってりした印象が強くなってきました。

味わいは香りのボリューム感とはちょっと違う、ややスレンダーな感じ。
もっとボディに膨らみがあるかと思っていたら、結構サバサバしてます。

酸味がちょっと荒いのかも。

でも欠点という感じではありません。
これも含めて個性という感じ。

シャブリのグラン・クリュって感じで、しっかりした酸がありながら、丁寧に作られている印象です。

ついついグラスに手がのびる、魅力的なワインで、ルロワのファンが多いのが良くわかります。

このワインはルロワの中でも一番弟分なんですね。
高そうな要素はあまり無いのですが、トータルのバランスというか、まとまりが素晴らしい。

何でしょうね~、何とも言えない魅力があるんですね。

ワインの魅力って結局分析出来ないんですよね。

ルロワだから美味しいのか、美味しいからルロワなのか、ブラインドで飲まないとワイン自体の本当の美味しさは分かりません。
人の味覚は騙されやすいので、ワインのブランドによって味の印象は変わります。

また逆に言うと、味の印象も体調や外的な要因によって変わるので、当てにならないですけどね。

楽曲は、楽譜によって正確に曲が再現されますが、ワインの味を正確に記録、再現する事は出来ないんですよねー。
と、新年そうそう酔ってからんでしまいました。

えーでも結局、結論としては、やっぱりルロワは美味しい!

いや、ホントにねー、美味しいです。

どこがどう美味しいってのはなかなか難しいですが、やっぱり美味しい。

世界中のワイン好きが欲しがるのが良く分かりますね。

最後の一杯になって、香ばしいパンの香り、さまざまな果実香、春の花のような香り、とても別れがたい、素敵な香りと味わいが出てきました。

バターのような香りを含めて、複雑な香りが嫌味なく溶け合っています。
香りだけでも、いつまでも楽しんでいたい感じがしますね。

味わいは最初の印象と同じく、ソリッドでシンプルですが、とても魅力的。
なんでしょうねー、この魅力は。

改めてシャルドネって品種はすごいなーって思わせるワインですね。

このネゴシアン物のAOCブルゴーニュはルロワのスタートラインですが、この先を十分に期待させる一本だと思います。

まあ、この先を味わう機会があるのかどうか分かりませんが・・・

■楽天ショップへのリンク

メゾン・ルロワ ブルゴーニュ・ブラン 1999年

※サイトより引用
1868年、ルロワ社(メゾン・ルロワ)はフランソワ・ルロワにより、ムルソー村に近い小さな村のオークセィ・デュレスに創設され、1880年代末からブルゴーニュ地方の中でも最良のワインを選んで育成するネゴシアンとして発展し、今日では、マダム・ビーズ・ルロワ女史のもと、ロマネ・コンティをはじめ、最高の品質のワインの仲買・輸出を行う、フランスでも名門のネゴシアンの一つです。
また、マダム・ビーズ・ルロワ女史は、1991年までDRCの共同経営者としても知られており、1988年に、ヴォーヌ・ロマネ村のドメーヌ・シャルル・ノエラを買い取ってスタートさせたドメーヌ・ルロワのオーナーです。
ルロワ社のワインは、「真の通のためのワイン」と評価されており、新鮮なフルーツ香、しっかりとしたタンニンと酸味がバックボーンにあり、熟成の過程で新鮮さや果実の香りを保つ神秘的な技術を持っているようで、熟成されたワインが期待を裏切ることは決してないとさえ言われています。

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