(2)セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル(仏:ボルドー地方:アントル・ドゥー・メールAC:06)\2080
(3)コルテーゼ(伊:ピエモンテ州:ガーヴィDOCG:08)\1750
(4)シャルドネ(チリ:カサブランカ・ヴァレー:08)\1350
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
少しオレンジがかっている、やや濃いイエロー。
輝きがあり、黄金色に近い。
少しムラのある色調で、フチの透明度は高い。
粘性はやや強く、脚があとからゆっくりと降りてくる。
【香り】
熟したカリンのような果実香。
パイナップルやモモやバナナなどの南国系の果実香。
シロップ漬けの果実の印象も。
強い果実香が主体。
グラスを回すと蜂蜜のような甘い香り。
そこにグリーンっぽいハーブやミネラルの印象が爽やかさを出している。
【味わい】
残糖を多く感じるセック。
やや辛口、くらい?
しっかりした酸味。
後味まで酸味が残りジューシーな後味。
ボリューム感があり、爽やかさもある。
フレッシュでフルーティな飲み口だが、アルコール度は意外と高い。
余韻は少し続く。
【判定】
濃い、黄金色に近い外観からは、ゲヴュルツトラミネールかシャルドネが候補。
でもボルドーもあるかも。
香りは果実香の強いアロマティック品種の印象。
ゲヴュルツトラミネールか、ボルドーだが、どちらかというとボルドーの印象が近いか。
飲み口は残糖をやや多めに感じるセック。
しっかりした酸味が全体を締めて、フレッシュな印象。
でもボディはしっかりしていて、アルコール度も強い。
香りはだんだん落ち着いてきて、ゲヴュルツトラミネールって感じでは無くなってきた。
意外とガヴィとかあるかも?
でもセミヨンの持っている、貴腐ワインのような香りの印象と、ソーヴィニヨン・ブランのパッションフルーツ、グリーン香って感じがする。
ただ、ちょっと残糖が多い感じがボルドーっぽく無く、やや気になる。
あれ?これ意外とシャルドネだったり・・
飲み口がニューワールドっぽいんですよね~。
ここまで来ると、ほぼヤマカンの世界だな。
口に入れて咀嚼してみると、シャルドネっぽい苦味が強く残る。
これ、フランスでもイタリアでも無いな。
ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ピンポン
当たるには当たったけど、最初の印象は完全にハズレてましたね。
【総評】
カッシェロ・デル・ディアブロ シャルドネ 2008
Casillero del Diablo Chardonnay 2008
チリ:カサブランカ・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ
リカーランドトップで、1350円で購入。
ニューワールドらしい、フレッシュでリッチなテイストのシャルドネです。
ほんのりと甘さもあって、とても飲みやすいのではないでしょうか。
アルコール度は高いですが、すっきりとフルーティにまとまってます。
上出来なワインですね。
飲み口がドライだったら、2000円台のフランスと間違ってました。
カミさんに値段を当ててもらったら、1280円。
1000円以上、1500円未満って印象だそうで、まあ正解ですね。
今日の晩御飯は、九州の実家から送ってもらった干物のオンパレード。
アジの開きはともかく、甘鯛の開きにはちょっと合うかな~って思ったけど、やっぱり無理でした。
和食には絶対合わないワインでしょうね。
豚の角煮くらいなら合うのかな?
ちょっと甘い料理だとまだいけるかもしれません。
それにしてもこのワイン、フレッシュなフルーツ感がとてもいいですね。
グレープフルーツの果実の粒を、プチッって潰したようなフレッシュな果実感です。
ソーヴィニヨン・ブランは、よくグレープフルーツに例えますが、シャルドネでこんなにグレープフルーツっぽいのは珍しいのではないでしょうか。
ニューワールド系があまり好きじゃないカミさんも、このワインは美味しかったみたい。
確かに万人受けする、ナチュラルなフルーティさがあるんですよね。
カッシェロ・デル・ディアブロって悪魔の蔵って意味ですが、シラーの時もそうでしたが、悪魔というよりも天使に近いキャラクターを感じます。
陽気で、社交的で、誰からも好かれるワインではないでしょうか。
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■関連情報(カッシェロ・デル・ディアブロ シリーズ)
コンチャ イ トロ カッシェロ デル ディアブロ シャルドネ 2008
南米でその名を轟かせた「悪魔の蔵」のワイン!! オーク樽からの由来のパイナップルやトロピカルフルーツの人気辛口白ワイン!!ワイン王国38号で超特選ベストバイ5つ星★★★★★に輝きました!
ワイン・スペクテイター86点。
ワイン&スピリッツ88点。
タイムス誌、2003年夏のワイントップ100。
ワイン・エンスージアスト誌86点およびベストバイ。
酸とミネラルのバランスは最高。
料理との合わせやすさは抜群。
ややグリーンがかった淡イエローの色調。アタックから感じられる強い樽香に加え、熟したリンゴ、ロースト、カシスの芽、ハチミツ、ナッツ、ミネラルなどの香りが溶け合い心地よい。さらに、やさしい酸味も加わりバランスのよさはピカイチ!豊かな酸味とミネラルが中心にあり、果実味がこれらを後押しするような、広がりのある味わいを持つ。スパイスを利かせた若鶏のソテーやホルモン焼きなど、ボリュームのある料理と合わせても負けないほど、仕上がりもしっかりしている。
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