(1)トリンカデイラ・ダス・プラタス、ブアル、アリカンテ、フェルナンピレス(ポルトガル:ヴィーノ・レジョナル・リバテジャーノ:02)\1180
(2)マルヴァジーア トレッビアーノ ソーヴィニヨン(伊:ラツィオ州:フラスカーティD.O.C.:08)\1080
(3)シャルドネ(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック:07)\940
(4)アイレン(スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ:NV)\398
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
やや濃い、わずかにグリーンがかったレモンイエロー。
輝きは強め。
色調にムラを感じる。
粘性はやや強く、脚がゆっくりと降りてくる。
【香り】
濃厚な果実香。
カリンや、パイナップル。
グラスを回すとバターの印象が出てくる。
そのあとに、ミントのような爽やかな印象。
焦げ臭というかスモーク臭というか樽の影響を強く感じる。
【味わい】
わずかに残糖を感じるセック。
ボディはややふっくら。
後味は細く消えるが、アルコール度は強め。
酸味がやや尖っていて、苦味も少しある。
樽の影響か、スモーク臭のようなものが口に残る。
【判定】
やや濃い外観で色合いにムラがあって、グリーンっぽい。
複数品種がブレンドされている、やや若いワインとイメージさせる。
フラスカーティが近い?
香りは樽の影響をバリバリに感じて、品種の特徴がわかりにくい。
バターっぽさはついついシャルドネをイメージしてしまうが、そこが落とし穴。
タバコの葉っぱを入れたようなスモーク臭がちょっといやらしい。
香りは強めなので、398円のスペインはまず違う。
味わいもスモーク臭に覆われているものの、やや特殊品種のイメージがある。
口の中に残る独特の苦味がシャルドネっぽくない。
そうそう、このワイン塩気がある。
イタリアワインは良く塩気を感じるものがあるので、やっぱりイタリアか?
ファイナルアンサーで、フラスカーティ
で、ブー
なんと、398円のスペイン・・・
【総評】
ドン・シモン・セレクション ホワイト NV
Don Simon Seleccion Vino Blanco NV
スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:11・5%
ブドウ品種:アイレン
ジャスコで、398円で購入。
このワイン、一度飲んだことがあるのですが、ブラインドで飲むと印象が全然違う。
安いワインって、マズイだろうってところから入るので、ちょっと美味しいとグッと評価が上がるものですが、1000円前後のものと混ぜてブラインドテイスティングしても遜色ないですね。
飲み口の水っぽさも、バランスがいいので口当たりがスッキリしてるという、良い方向で感じました。
ただ、1000円台のワインだとしたら、ちょっとマズイ感じかな。
まあ当たり前ですね。
今日の晩ご飯は大根とひき肉の煮物。
大根ってだけで、すでにアウトなんですが、このワイン邪魔ものにされながらも、なんとか食いついて行く感じ。
反発しあうような、落とし合うような相性では無いですね。
ワインの飲み口がとても軽いので、邪魔しないんですね、きっと。
もう一つはワインの天敵、アジのみりん干し。
どんなワインでも、生くさくなってダメなんですよね。
合わせてみると、さすがにちょっと生臭さが出ます。
でもこのワイン、普段の家庭料理には合わせやすそうですね。
ブラインドであんなに気になったスモーク臭も(安いと分かると)全然気になりません。
まあ、週末に飲むんだったら、もうちょっと良いワインが欲しくなりますが、ハズレの1000円台のワインよりは、こっちの方がまだいいかな~。
それにしてもドン・シモン・セレクションは、我が家の常備ワインになりそうです。
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