ドンシモン・セレクション レッド NV
Don Simon Seleccion Vino Tinto NV
スペイン:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ
ジャスコで、398円で購入。
【外観】
黒っぽく濃いガーネット。
ディスクは薄く、粘性は中庸。
フチにマゼンタのような色調だが、色合いは落ち着いている。
透明感はほとんど無く、底はまったく見えない。
以外と粘性は高いみたいで、脚が長い間残っている。
【香り】
フレッシュな赤い果実。
酵母のような醗酵香。
グリーンっぽいスパイス。
香りはそれほど強くは無いが、複雑な印象。
グラスを回すと、テンプレニーリョ独特な、土っぽい動物香。
濡れた犬みたいな感じというか、野性味あふれる動物香。
香りの段階ではとても398円のワインとは思えない。
【味わい】
ライトボディで、渋味と酸味がたっぷり。
酸味が味の主体で、荒々しく、新鮮な印象。
渋みも酸味に隠れているが結構強く、飲み終わった後に舌に渋みが強く残る。
一口目は、やっぱ安いワイン、って印象を受けるが、実はワインとしては正統な印象。
しっかりしたテーブルワイン。
酸味も渋みも舌が慣れてくると、結構いける。
昔のテーブルワインというか、懐かしいような印象も受ける。
後味はとても爽やかな印象。
【総評】
今まで飲んだ激安ワインの中ではナンバーワンですね。
「メルシャンビストロ」みたいな、ライトでジュースっぽい感じが好きな人は飲みにくいかもしれません。
舌がちょっと痺れるような渋みと酸味で、最初はちょっと抵抗感がありますが、意外と結構クセになる味わいかも。
爽やかでアルコール度も低いので、グイグイいけちゃいます。
安いので平日ワインとしては最高なんですが、飲みすぎる危険がありますね。
アルコール度が低い印象があるのですが、実は12.5%もあります。
これはますます危険。
しっかり睡眠時間が取れる日じゃないと飲まない方がいいかもね。
ちなみに、今日の晩御飯は鶏のケチャップ炒め。
これが何とも良く合いました。
酸味がサッパリさせてくれる印象ですが、渋みが意外とポイントかも。
とてもフレッシュな合い方をしますね。
ちょっとこのワイン、苦味もあります。
ワインのグローバル化で、裏方に回っていたローカルワインに突然スポットライトが当たったような感じでしょうか。
渋くて酸っぱくて苦くて、何か文句あるか!
という痛快な開き直りが聞こえてくるようです。
結局、平日に二人で1本空いてしまいました。
ジャスコ行ったらまた買っとこ、と思わせる1本ですね。
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