2017/01/28

ファロス・テンプラニーリョ 2014 ボデガ・クラシカ

ファロス・テンプラニーリョ 2014 ボデガ・クラシカ

ファロス・テンプラニーリョ 2014 ボデガ・クラシカ
PHAROS Tempranillo 2013 Bodega Classica

スペイン:北部地方:D.O.Ca.リオハ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:テンプラニーリョ

ワイナリー和泉屋の通販で6本セット8,640 円(送料別)、1本あたり1,440円で購入。
参考価格は、1,749円

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若さのある紫がかった、濃いルビー
濃淡:やや明るい
粘性:やや強め
外観の印象:若さのある、やや透明感がある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>ジャム、干しぶどう、ヴェジェタル、タバコ
<香辛料・芳香・化学物質>肉、なめし革、ちょっとケミカル
香りの印象:酸化熟成の段階にある、第2アロマが強め

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:なめらか、優しい
タンニン分:シルキーな、溶け込んだ
バランス:スマートな、流れるような、バランスが良い
アルコール度:やや弱め(に感じる)
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
チャーミングな果実感

【評価】
まろやかで優しい味わいながら、スッキリした品のあるまとまり

【供出温度】
14-16度 冷えていても美味しいけど、少し温度が上がった方がバランスが良い

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若さのある紫がかった透明感のあるルビーで、美しい輝きがあります。

香りはややケミカルな印象で、ジャムや干しぶどう、ヴェジェタル、なめし革、肉、タバコなど、テンプラニーリョ独特な暗い印象があります。

味わいは、ライトでマイルドなアタックから、上品な果実感と甘み、優しい酸味がじわっと時間をかけて広がり、すーっとクールな印象の後、シルキーなタンニンと軽いえぐ味が出てきて、乾く感じでフィニッシュ。

とても上品で優しい味わいの中に、良いワインに感じるクールさがあってタンニンも効果的で、後味にはじわっと旨みが残りますね。
これは良いワインですね。
いままで飲んだテンプラニーリョで一番いいかも。

香りが若干良くないのが、2000円を超えない感じなのでしょうか。

上質なカジュアルワインで、とてもスタイルの良い人がユニクロ着てるような感じ?

今日の晩御飯は、フツーのルーの「豚肉カレー」と「キャベツのスープ」。
このワイン、世界観がまったく合いません。

穏やかなので、最初はニコニコ合わせてくれる感じですが、だんだんワインと食事が乖離してきますね。
これはダメだ・・・

果実感があってカジュアルなので、合わせる食事が難しのかも。

ガパオライスとか、スパイシーでちょっと甘いタイ料理は意外といいかもしれません。
オニオンベースのステーキソースとかには良く合いそうです。

カミさんの感想は、「ジュースっぽくて生っぽい、780円くらい。」という感想。
ちょっと温度が低かったのもありますが、たしかに軽くてジュースっぽいので、人によってはとても安く感じるかも。

じわっと沁みる美味しさと、七色に変化するような独特な個性があるのですが、温度が上がってこないと出てきませんね。
冷やしすぎて飲まないように注意が必要です。

ちょっと高いけど、また飲んでみたいワインです。

■楽天ショップへのリンク

ファロス・テンプラニーリョ [2014] ボデガ・クラシカ【あす楽対応】

※サイトより引用
このファロス・シリーズのなんと言っても素晴らしいところはリオハ地区で最も素晴らしいテンプラニーリョが育つエリアと言われるサン・ビセンテ・デ・ラ・ソンシエラ村の葡萄だけで造られていると言うこと。
このエリアはザ・ワイン・アドヴォケイトが満点をつけたワイン、コンタドールのベンハミン・ロメオが拠を構えたり、ベガ・シシリアとロスチャイルド一族とのジョイント・ベンチャーもこのエリアの土地を購入し、ワイン造りを行います。
このファロス・シリーズが造られる畑は若い樹で40年、中には百年を超える古樹もあり平均で70~80年と言われています。
備考
収穫:手摘み
熟成:3~4ヶ月樽熟
サン・ビセンテ・デ・ラ・ソンシエラ村に植えられる樹齢50~70年の古樹を使用。
フレッシュ感のある果実味を楽しめる味わい。

ワイナリー和泉屋さんへのリンク
http://www.wizumiya.co.jp/item/11366.html

2017/01/22

クク 2014 バルコ・デル・コルネタ

クク 2014 バルコ・デル・コルネタ

クク 2014 バルコ・デル・コルネタ
Cucu 2014 Barco del Corneta

スペイン:カスティーリャ・イ・レオン州:V.d.T カスティーリャ・イ・レオン
アルコール度:13%
ブドウ品種:ベルデホ

ワイナリー和泉屋の通販で6本セット8,640 円(送料別)、1本あたり1,440円で購入。
参考価格は、3,402円

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:濃い
粘性:強い
外観の印象:よく熟した、酸化熟成のニュアンス

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>炒ったアーモンド、マーマレード
<香辛料・芳香・化学物質>ペトロール、ミネラル、香木
香りの印象:熟成感が現れている、第2アロマが強め

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:やさしい
苦味:旨みを伴った
バランス:まろやかな、ねっとりした
アルコール:高め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
濃縮したフルーツ感

【評価】
まろやかで果実味たっぷりで優しい味わいながら、お腹に落ちてからドスンとくる強さをもっている

【供出温度】
11-14度 しっかりしているが優しい味わいなのであまり温度が高くない方が良さそう

【グラス】
中庸、大ぶり

【総評】
外観は、オレンジがかった濃いイエローで、ねっとりしたツヤと輝きがあります。

香りは強めで、ペトロール香、ナッティ、焦げ臭、マーマレード、香木などがあります。

味わいは、とろっとした柔らかいアタックから、濃縮感のある果実味と甘み、優しい酸味がふわっと広がり、ふっくらしたボディでじわっと旨みが出てきて、軽い苦味のある、穏やかなフィニッシュ。

ものすごく物腰が柔らかいのですが、実は筋肉もりもりみたいな、お腹に落ちてからアルコール度が高いのが分かります。
いやー、これは良いワインですね。

普通に買うと3400円もするみたいなので、まったく手が出ない価格帯ですが、たまにはこういう高級カジュアルワインを飲みたいものです。

樽の印象があるのですが、全体にとても穏やか。
ものすごく絵が上手い人が、さらっと線だけ描いたスケッチみたいな、潜在能力の高さを感じますね。

今日の晩御飯は、「豆腐と挽肉の揚げ物のあんかけと大根サラダ。
ワインが優しいので、果実味はあるものの、相性は良いですね。
ニコニコ笑いながら歩み寄ってくるような感じ?

いわゆるグランヴァンのような風格はありませんが実にしなやかで、現代的なアプローチのカジュアルでありながら、品質感を感じさせます。

力が弱めのブドウ品種を最高の形で表現していて、無理やり厚化粧しているわけではなく、ナチュラルで素朴な美しさをそのまま引き出しているような感じで、すっぴんのモデルさんをモノクロで撮したポートレートみたいな雰囲気。

和泉屋さんの説明では
ステンレスタンクで土着の酵母を使用して発酵・熟成。
6ヶ月間のシュール・リー。
ということなので、いままで樽の印象と思っていたのは酵母とシュール・リーの影響なんですね。
なるほど~、これは奥深いですね。

最近、最後の一杯が名残惜しいというワインにあたってなかったのですが、1本空けてもまだ飲んでいたいと思わせるワインです。

ちょっとお金に余裕が出来たら、また買ってみたいですね~。

■楽天ショップへのリンク

クク [2014] バルコ・デル・コルネタ【あす楽対応】

※サイトより引用
ククッとカエルが鳴きました!
スペインや南米でよく知られた童謡、「Cucu Cantaba la Rana=ククッとカエルが鳴きました」。
畑のある場所が、カエルの歌!と呼ばれていたことからクク=Cucuと名付けられたワイン。
オーガニック農法で栽培された、本物のベルデホを消費者へ届けるため、天然酵母でワインを造り一人でも多くの人にベルデホを楽しんでもらうために出来たワイン、それがククです。
他のベルデホ種のワインとは、香りの複雑さ、良質の酸、奥行きのある味わいなど、全ての面で一線を画すような味わいで余韻の心地よさで、美味しい!=クク!っと言ってしまうワインです。
レストラン人気の高いワインです。

ワイナリー和泉屋さんのリンク
http://www.wizumiya.co.jp/item/11389.html

2017/01/21

カフェ・デュ・ミディ・カベルネ・ソーヴィニヨン 2015

カフェ・デュ・ミディ・カベルネ・ソーヴィニヨン 2015

カフェ・デュ・ミディ・カベルネ・ソーヴィニヨン 2015
Cafe du Midi Cabernet Sauvignon 2015

フランス:ヴァン・ド・フランス
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン

ファミリーマートで、798円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:やや弱め
外観の印象:若い、よく熟した

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>黒い果実、針葉樹、香水のようなフローラル
<香辛料・芳香・化学物質>血液、カラメル
香りの印象:控えめ、若干閉じた印象

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:やさしい、爽やかな
タンニン分:収斂性のある、サラサラした
バランス:痩せた、渇いた
アルコール度:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
ライトでドライ、すっきりした味わいながら、強めのタンニンと収斂性がある

【供出温度】
14-16度 ライトながら渋みが強いのであまり冷やしすぎない方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いガーネットで、底光りするような輝きとツヤがあります。

香りは弱く、黒い果実、グリーン系のスパイス、カラメル、ちょっとフローラルなどがあります。

味わいは、ライトなアタックから、すっきりした果実感と爽やかな酸味がじわっと広がり、スマートでドライな印象のあとにキューッと締まるような強めの渋みが出てきて、乾く印象でフィニッシュ。

スッキリ系のクールで爽やかな味わいですが、締め付けるような強い渋みがありますね。
ワインだけだと、えぐ味が溜まってきて飲みにくいタイプで、何か食べ物が欲しくなります。

今日の晩御飯は、コンビニ弁当の「バターチキンカレー」と「豆のサラダ」。
「バターチキンカレー」は、すーっと寄り添う感じで、ワインが力強くサポートします。
コーンや枝豆の入った「豆のサラダ」は、さすがにワインが強くてフィット感はありません。

おつまみの、だし塩味のせんべい「しゃり蔵」にもまったく合いません。
まあ、当たり前ですが。。。

コスパはまあまあで、ワインの素性は良い印象です。

軽くてもワインらしいしっかりした渋みがあるので、肉料理の時に食中ワインとしては良さそうですね。

■関連リンク(ファミリーマートのワイン)


2017/01/15

モナスティル・S・XII・システル 2010

モナスティル・S・XII・システル 2010

モナスティル・S・XII・システル 2010
MONASTIR s.XII cister 2010

スペイン:北部地方:D.O.ナバーラ
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:メルロー、テンプラニーリョ、カベルネ・ソーヴィニヨン

ワイナリー和泉屋の通販で6本セット8,640 円(送料別)、1本あたり1,440円で購入。
参考価格は、2,916円。

【外観】
清澄度:やや濁った?
輝き:強い
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強い
外観の印象:若い、よく熟した

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>すみれ、黒い果実、メントール
<香辛料・芳香・化学物質>血液、シナモン、黒胡椒
香りの印象:開いている、木樽からのニュアンス、華やか

【味わい】
アタック:やや強い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:力強い、溶け込んだ
バランス:しっかりした、流れるような
アルコール度:強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
濃縮感のある

【評価】
華やかさと濃縮感のある果実感があり、しっとりした味わい

【供出温度】
14-16度 温度が低くてもフルーティさがあって美味しいが、ちょっと温度が上がった方が開いてきそう

【グラス】
中庸、大ぶり

【デカンタージュ】
30分前くらいにデカンタージュしておくと、香りが楽しめるかも

【総評】
外観は、若々しい紫がかった色調の濃いガーネットで、輝きとツヤがあります。

香りは華やかで、すみれのようなフローラル、ジャムのような果実、血液、シナモンや黒胡椒のようなスパイス、時間が経つとコーヒーやカラメルのような印象も出てきました。

味わいは、やさしいアタックから、濃縮感のある果実と甘み、穏やかな酸味がじわっと深く沁みるように広がり、ふっくらしたボディが長めに続いて、強めのタンニンがキューッと締めるように出てきて、舌全体が乾くようなフィニッシュ。

香りは華やか、味わいはまろやかで果実感と甘みがあるけど、すっきりとクールな印象でまとまっていて、とても幸せ感があります。
タンニンは強めで、後味は乾いて辛さがありますが、心地よい余韻があって、ワインだけでもどんどん飲んでしまいます。

スペインらしい果実感を持ちながら、すっきりと華やかにまとまっている感じがとても良いですね。
モダンでカジュアルな印象ですが、しっかりしたバックボーンがあります。

今日の晩御飯は「けんちん汁」「鶏の味噌マヨネーズ炒め」「焼き明太子」というまったくワインに合わないメニュー。
ワインは大人な対応でケンカはしませんが、完全に並行線です。

今日のメニューはちょっとワインに謝るようですね。

おつまみのミックスナッツのアーモンドには、とても良く馴染みました。

果実感が強めで華やかさがありますが、素直な印象なので、甘みのあるソースの肉料理なんか合いそうです。
デミグラスソースのハンバーグとか、焼肉とか、焼鳥のタレもいけるかも。
バターチキンカレーとかも合いそう。

通常、単品で買うと3000円近いワインですが、スペインワインマニアとかじゃないと手が出ない価格帯ですよね。

いまどき3000円はかなり高級な部類に入るので、ブルゴーニュやボルドーの分かりやすいワインに行きがちですが、実際に飲んでみてどちらが美味しいかは、なかなか微妙。
ブランド力のあるワインほど外れることが多いので、このワインの方が美味しいってことは普通にありそうです。

最近のワインの傾向なのか、赤ワインですが甘みがちょっと強めですね。

果実感もしっかりしていて甘いので、ブラインドで飲んだら割と安く感じてしまうかもしれませんが、しっかりしたベースや華やかな香りは安いワイには出せない深みを持っています。

魅力のあるワインで、小悪魔的というか、「明日仕事だからちょっと控えよう・・」なんていう気持ちを見事な誘惑で打ち砕いていきます。

アルコール度は14.5%と、ワインの中では最も高い方ですが、飲みくちがいいので1本くらい空いちゃいそう。。。

日頃安いワインばかり飲んでますが、やはり品質感が違うというか、当たり前ですが一定のレベルをクリアした上での個性になりますね。
どこかを我慢して(妥協して)飲むというワインではありません。

香りは開いてくるかと思いましたが、最初が一番良くて、その後はケミカルで地味な感じになってきましたね。
ちょっと盛られてたのかな、って感じ。

とても美味しいワインですが、庶民的には2000円超えるとちょっと高いかな~って感じで、1800円くらいなら超オススメでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

モナスティル・S・XII・システル [2010] モナステル【あす楽対応】

※サイトより引用
葡萄品種:メルロー、テンプラニーリョ、カベルネ・ソーヴィニヨン
熟成:フレンチオーク&アメリカンオーク新樽14ヶ月
カラーはチェリーレッドで、色が深い。素晴らしく上品な香りで、赤い果実を香辛料に、かすかなバルサミコの香りがします。
心地よい上品な風味で、フルボディ。
熟した感じの果実味と香辛料のニュアンスがアフターを引き締める。

2017/01/14

アトランティス・ゴデージョ 2014

アトランティス・ゴデージョ 2014 マエティエラ

アトランティス・ゴデージョ 2014 マエティエラ
ATLANTIS GODELLO 2014 MAETIERR

スペイン:ガリシア州:D.O.バルデオラス
アルコール度:13%
ブドウ品種:ゴデージョ

ワイナリー和泉屋の通販で6本セット8,640 円(送料別)、1本あたり1,440円で購入。
参考価格は、2,818円。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若い、良く熟した

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>青りんご、柑橘系、菩提樹
<香辛料・芳香・化学物質>石灰のようなミネラル、硝煙
香りの印象:開いているが、温度が低くて香りが立ってこない

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、やさしい
苦味:コク(深み)をあたえる
バランス:溌剌とした、まろやかな
アルコール:低めに感じるが実は高め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
オレンジのようなチャーミングで爽やかな果実感

【評価】
たっぷり力を持っているけど、チャーミングで可愛らしいまとまり

【供出温度】
11-14度 しっかり冷やしても実に美味しいけど、温度が上がってきたほうが本来の味わいになりそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、オレンジがかったイエローで、輝きとツヤがあります。

香りは、石灰のようなミネラル、青りんご、柑橘系、グリーン系フローラル、硝煙など、温度が上がってくるとまた変わってきそう。

味わいは、柔らかいアタックから、チャーミングな果実感と優しい酸味、心地よい甘さがじわっと沁みるように広がり、ふっくらしたボディで長めに続いたあとに、個性的な苦味が出てきて、少しえぐ味の残るフィニッシュ。

果実味がとても心地よいワインです。

上品ですっきりまとまっていて、チャーミング。
ちょっと個性があって、これは良いワインですね。
高級カジュアルワインって感じで、2000円は超えてくる感じでしょうか。

今日の晩御飯は自家製の「餃子」。

もちろんピッタリは合いませんが、ワインのまとまりがいいので、食事の邪魔をしませんね。
果実感があるのですが、餃子だったら問題ありません。

おつまみの「ロースハム」は安物だったのでニセモノっぽい味がワインに拒絶されてしまいました。
「ストリングチーズスモーク味」もニセモノっぽい感じが出てしまいます。

ミックスナッツの「アーモンド」がフィットしましたが、ワインが後ろにまわってフォローする感じ。

このゴデージョって品種は初めてですが、ローカル品種らしい個性と、ちょっと引きこもったような内向きの感じがあります。
時間が経つとちょっと力が落ちてきますが、このへんもローカル品種っぽいですね。

青っぽさがあって、ザラッとした感じというか、収斂性やえぐ味があるのですが、とても大事に造られている感じがあって、ゴデージョへの愛情を感じます。

人に例えると、最初は女の子っぽさを感じましたが、飲み進むとやんちゃで可愛い男子のような印象に変わってきました。

ゴデージョはフェンネルの香りがあると言われているみたいですが、フェンネルの香りは「スパイス&ハーブの美味しい使い方・種類の大辞典」によると、
香味は品種、産地によってかなり異なりますべ乾燥させた種子はアニスによく似た甘い香りと若干の苦味に特徴があります。魚料理と相性が良く、欧米では「魚のハーブ」と呼ばれて家庭に深く浸透しています。
だそうです。
http://food-kitchen.net/supaisu-ha-bu/syurui/297spice-herb.html

独特な香りと苦味、収斂性があって、グローバル品種のシャルドネやソーヴィニヨン・ブランとは違う個性で、それでいてしっかり存在感があります。

あまり知られていないゴデージョという品種を知るには最適な1本ではないでしょうか。

■楽天ショップへのリンク

アトランティス・ゴデージョ [2014] マエティエラ【あす楽対応】

※サイトより引用
輝きのあるイエロー。
リンゴや桃などの程良く熟したフルーティーな香りにゴデージョ特有のフェンネルの香りが感じられる複雑な香り。
果実味と酸のバランスが良くリッチな味わい。

2017/01/13

セパス・プリヴァダス マルベック 2016

セパス・プリヴァダス マルベック 2016

セパス・プリヴァダス マルベック 2016
Cepas Privadas Malbec 2016

アルゼンチン:メンドーサ州
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:マルベック

ファミリーマートで、540円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい紫がかった色調の、やや明るめのルビー
濃淡:やや明るい
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、色づきが弱め

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>茎っぽいグリーン香、ガリーグ的なハーブ、赤くて酸っぱい果実
<香辛料・芳香・化学物質>硫黄、なめし革、血液、硝煙
香りの印象:若々しい、ちょっと閉じてる?

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:爽やかな、なめらかな
タンニン分:サラサラした、収斂性がある
バランス:スマートな、渇いた
アルコール度:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
渇いたスパイス

【評価】
かなり軽めながら、スッキリとバランス良くまとまっていて、しっかりしたタンニンがワインらしさを出している

【供出温度】
14-16度 軽めだけどタンニンがしっかりしているので、ちょっと温度高めの方が飲みやすそう

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は明るめの、若々しい紫がかったルビーで、透き通った輝きがあります。

香りは、硫黄、なめし革、血液、茎っぽいグリーン香、ガリーグ的なハーブなどで、あまり良くありません。

味わいは、軽いアタックから、チャーミングな果実感と爽やかな酸味、ほんのりとした甘みがじわっと広がり、スリムなボディが少し続いた後にしっかりしたタンニンが締めて、やや乾く印象でのフィニッシュ。

かなり軽いのですが、すっきりとバランスが良くて、ワインらしさもちゃんとあります。
ライトでもジュースっぽくないんですね。

ただ、飲み進むとちょっと国産ワイン的な人工的な印象が出てきました。
工場生産ワインって感じのやつですね。

今日の晩御飯は、冷凍パスタの「もちっと生パスタボロネーゼ」。

とてもカジュアルなフランクな合い方で、まったく問題ありませんが、高めあうマリアージュではなく、ライトなともだちくらいな感じでしょうか。
でもまあ、心地よい関係です。

トップバリュの「塩だけで味付けしたトルティーヤチップス」に「ギリシャヨーグルト」をつけて合わせると、カジュアルな部活みたいな、ライトで楽しさのある組み合わせになります。

オリーブオイルとかブラックペッパーをトッピングすると、ぴったり合いそうですね。

ワインだけだになると、国産ワイン的な人工的な印象が強くなってきて、これはダメだな~って感じ。
最終的には、人工的なイメージが強くなってきてイマイチでした。

■関連リンク(ファミリーマートのワイン)


2017/01/11

ガト・アンディーノ シャルドネ NV

ガト・アンディーノ シャルドネ NV

ガト・アンディーノ シャルドネ NV
Gato Andino Chardonnay NV

チリ:輸入ワインを日本でボトリング
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:シャルドネ

ファミリーマートで、498円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや強め
外観の印象:若い、良く熟した

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>南国系の果実、熟した果実、パイナップル
<香辛料・芳香・化学物質>硝煙、硫黄、ハチミツ、バタークリーム
香りの印象:若々しい、開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖
酸味:しっかりした、爽やかな
苦味:コク(深み)をあたえる
バランス:スリムな、溌剌とした、ねっとりした
アルコール:やや高め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
熟した南国系の果実

【評価】
凝縮感のある果実味とフレッシュ感があり、リッチ系の味わいながら、やや後味に荒さがある

【供出温度】
11-14度 ボリューム感としっかりした苦味があるので温度高めの方が良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、グリーンがかった中庸なイエローで、ギラギラした輝きがあります。

香りは、南国系果実、熟した果実、パイナップル、硝煙、ハチミツ、バタークリームなど、リッチ系のシャルドネの印象。

味わいは、少し強めのアタックから、凝縮感のあるリッチな果実味にしっかりした酸味と甘みが一気に広がり、細身のボディがすーっと続いた後に、強めの苦味とえぐ味が出てきて、乾く感じのフィニッシュ。

ラベルデザインは猫ですね。

最近人気の動物ラベルに便乗し、さらにブームのネコをあしらった企画商品っぽい上に、いままで当たりが少なかった南アルプスワインの商品なので正直まったく期待してませんでした。

ところが、消費税込みのワンコインにもかかわらず、リッチ系のシャルドネで味わいもしっかりしていて、第一印象はとても良いです。

甘みと果実味があって、酸味もしっかりしているので、ワインだけで美味しく飲めるタイプですね。

今日の晩御飯は、冷凍の「ボンゴレビアンコパスタ」と、お惣菜の「ポテトサラダ」。

「ボンゴレビアンコ」に合わせると、完全に無視して我が道を行くって感じですね。
でもワインがあった方がちょっと華やぐので、パスタがワインに片思いしているような感じでしょうか。
パスタがワインの引き立て役になる感じ。

ちょっと甘いお惣菜のポテトサラダは、お互いにぶつかって、台無しになるような感じ?
どちらも活きないですね。
粗挽きコショウをふってもダメです。

トップバリュの「塩だけで味付けしたトルティーヤチップス」にポテトサラダを乗せて合わせてみると、劇的に合うようになりました。
トルティーヤチップスの香ばしさがワインにフィットするみたいで、塩味がプラスになるのもいいみたい。

「塩だけで味付けしたトルティーヤチップス」はワインのつまみにかなり良さそうですね。
ディップとかクリームチーズ、レバーペーストとかいろいろと組み合わせができて重宝しそうです。
ただ、そのままだと塩気が前面に出てきて、ワインにはフィットしないですね。
粗めに砕いてサラダにトッピングしても良さそう。

このワイン、ワンコインでは良い方ですが、ちょっとバランスが悪いというか、荒っぽい感じがありますね。
悪くないけど、良くもない、みたいな。

■関連リンク(ファミリーマートのワイン)


2017/01/09

ナバレグア ボデガス・ロベカソペ 2013

ナバレグア ボデガス・ロベカソペ 2013

ナバレグア ボデガス・ロベカソペ 2013
Navalegua 2013

スペイン:カスティーリャ・ラ・マンチャ州
アルコール度:14.5%
ブドウ品種:ガルナッチャ

ワイナリー和泉屋の通販で6本セット8,640 円(送料別)、1本あたり1,440円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しいが少し黒っぽい色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:やや強め
外観の印象:若い、若い状態をやや抜けている、良く熟した

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>ジャム、プルーン、干しぶどう、少し腐葉土
<香辛料・芳香・化学物質>オリエンタルスパイス、カラメル
香りの印象:熟成感が現れている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:収斂性がある、強め
バランス:スマートな、固い、渇いた
アルコール度:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
軽めでスッキリした味わいながら、甘み少なめのドライで、しっかりしたタンニンがあり辛い後味

【供出温度】
14-16度 タンニンがしっかりしているので、冷えていると辛く感じる

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若さがあるものの黒っぽい色調の濃いルビーで、底光りする輝きがあります。

香りは、シェリーやポートワインのような加熱された果実、ジャムやプルーンや干しぶどう、オリエンタルスパイス、カラメル、ちょっと土っぽい感じなど、シンプルで素直な印象。

味わいは、軽めのアタックから、スッキリした果実感と爽やかな酸味がじわっと広がり、甘み控えめのドライで、スマートなボディが長めに続いたあとに収斂性のある強いタンニンが出てきて、辛く乾く印象でフィニッシュ。

チャーミングなファーストインプレッションから、しっかりした底力を見せる強いタンニンで締めてくる、それでいて全体のバランスは良い、高級カジュアルという印象のまとまりですね。

強いタンニンに慣れてくると、じわっと残る果実感がとても心地よい事に気がつきます。
辛いんだけど、またグラスに手が伸びるんですね。
これは良いワインです。

アルコール度は、12.5%くらいかなと思ったら、なんと14.5%!
明日仕事なのに大丈夫だろうか・・ これ、絶対飲み過ぎるパターンです。

ワイナリー和泉屋さんはスペインワインのスペシャリストですが、スーパーで売っている安いスペインワインとはまったくジャンルが違いますね。

安いスペインワインを飲む機会が多くて、あまり美味しくないものも多く、スペインワイン自体のブランドは低く見られていますが、こういった、キレイで力強いワインを飲むとスペインワインのイメージも変わるんだと思います。

ただ、独特なシェリーっぽい感じというか、果実感が重いので、そこは好き嫌いが分かれそうです。

今日の晩御飯は、自家製の「油淋鶏」。
ネギの味が強い中華なので、赤ワインには合わせにくいメニューです。
このワインを合わせてみると、力関係では対等で渡り合いますが、方向性がまったく違うのでフィットしません。

軽めながらも、ベースがしっかりしていて香りも強いので、家庭料理に合わせるのは大変ですね。
チーズハンバーグ、焼肉、塩コショウのステーキなど、シンプルな肉料理がいいのかもしれません。

おつまみの「ドライフルーツ」はピッタリと合いました。
温度が低いと果実感が控えめですが、温度が上がってくるとポートワイン的な果実感が出てて、ドライフルーツに良く合いますね。

価格の印象としては、1500円から2000円くらいでしょうか。
チャーミングでしっかりとしたベースのある、魅力のあるワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

●3●デイリーorウィークリー用に美味しいワイン3本セット

※サイトより引用
基本的にはレストランアイテム。現行はすでに2014ヴィンテージですが僕が寝かせておいた2013年ヴィンテージをセットに組みました。
世界遺産に登録される古都トレド、そのトレド近郊に拠を構えるボデガス・ロベカソペのワイン。
トレドNo.1ワインであるシリエスの弟的なワインです。
ボデガが所有する畑の中から特に素晴らしい葡萄を収穫し醸した上級キュヴェ。特に古樹の木から収穫されたものを使用。
5つの畑から収穫されたガルナッチャから造ったワインの中から素晴らしい樽だけをセレクトし、ブレンドしたワインがこのシリエスになります。
そしてそれ以外のワインはナバレグアとなります。
もちろんシリエスと同じ素晴らしいガルナッチャから造られます。

貝印 Kai House SELECT ワイン専用温度計 (非接触タイプ) DH-7254

貝印 Kai House SELECT ワイン専用温度計 (非接触タイプ) DH-7254

貝印 Kai House SELECT ワイン専用温度計 (非接触タイプ) DH-7254

サイズ:11.8×2.5×1.3cm
本体重量:28g
温度範囲:0~40度

ワインの飲み頃温度って、とても重要ですよね。
冷え過ぎたり温かすぎると、そのワインが持っている味わいが楽しめないのはもちろん、微妙な温度差でも美味しさが全然違う事もあります。

記録用に正確な温度を測りたいな~、とつねづね思っていましたが、ワインに差し込むタイプはちょっと抵抗があり、非接触型のワイン温度計はなかなか高価で手が出ませんでした。

ところが最近ぐっと安くなっていることを発見!
2000円くらいで手に入る事が分かり、このワイン温度計を即購入してしまいました。

■直感的にすぐ使えます

コンパクトで軽くて、操作もかんたん。
直感的にすぐ使えます。
  1. スイッチを押すと電源が入ります。
  2. ボタンを押したまま、液面に垂直に5センチくらいの距離に持っていくと温度が表示されます。
  3. スイッチから指を話すと計測した温度で表示が固定されます。
    そのまま押し続けていると計測を続けるため、グラスの外に出したとたんに外気温を表示してしまいます。
  4. スイッチから指を離して15秒で自動的に電源がOFFになります。



■付属の電池はすぐに無くなります

付属の電池は、数回使っただけで電池低下の「Lo」表示になってしまいました。
造りがしょぼいのか、電池をホールドする部分がゆるくて電池がしっかりと収まらないみたい。

ペチペチ叩いたりするとまた使えるのですが、昭和の家電みたいな感覚ですかね。

ただ、新しい電池を買って入れ直したら動作が安定しました。
電池のホールドのせいではなかったみたいです。

交換してから1週間、わりと頻繁に使っていますが、まだ電池は持ってます。

<追記:2017年2月5日>
週に3~4回くらいの頻度で使っていますが、1ヶ月経ってもまだ電池は大丈夫です。

■ケースが欲しい

軽くて携帯性も良いので持ち歩きたいのですが、そのままバッグに入れると電源スイッチが入りっぱなしになったりしそうなので、何かケースが欲しいですね。
2~3本くらいのペンが入る小さなペンケースが良さそうなので、100円ショップで探してみよう。

■ビンで計った温度と液面の温度との比較

液面での測定を推奨していますが、ビンでも温度は測れます。
液面の測定値と、どのくらい違うが調べてみました。

液面温度:9.5度

ビンの裏側のガラス面に垂直に当てて測定:10.0度
ビンの肩で測定:13.0度
ラベルの部分で測定:11.5度

※測定値にゆらぎがあるので、0.5度単位に換算しています

ガラス面のストレートな部分に垂直に当てると、中の温度とほぼ変わらずに計測できるようです。
飲む前に、適温かどうか測ってから開けるという使い方も便利ですね。

■ワインに落とさない

電源はワイングラスの外でプッシュ。
そのまま押した状態で、ワイングラスに差し入れます。

ワイングラスに差し入れてから電源入れると、はずみで落とすかもしれないので、要注意ですね。
きっとワインも温度計もダメになってしまいます。(×_×;)

■かんたんに温度が測れて楽しい

気軽にワインの温度が測れて、とても楽しいですね。
自分で美味しいと思った瞬間に温度を調べてみると意外な発見があるかもしれません。
いろいろなワインのタイプで、自分の適温を調べてみてはいかがでしょうか。

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■ケース購入

後日、ダイソーでちょうど良さそうなペンケースを見つけたので買ってきました。
ダイソーなのに200円の高級品?です。



なかなかいい感じですね。(o^∇^o)ノ
持ち歩くのもちょっと安心。


2017/01/08

ラ・シャペル・デ・シュヴァリエ ボルドー・ブラン 2014

ラ・シャペル・デ・シュヴァリエ ボルドー・ブラン 2014

ラ・シャペル・デ・シュヴァリエ ボルドー・ブラン 2014
LA CHAPELLE DES CHEVALIERS BORDEAUX BLANC 2014

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン

カルディで、10%オフの1243円で購入。(元値は1382円)

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:強め
外観の印象:若い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>花梨、熟した果実、ナッツ
<香辛料・芳香・化学物質>樽の影響のあるウッディ、バター、硫黄っぽいミネラル
香りの印象:木樽からのニュアンス、第2アロマが強め、開いている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:しっかりした、強い
苦味:コク(深み)をあたえる
バランス:まろやかな、コンパクトな
アルコール:やや強め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
少し酸化をイメージさせるリンゴ

【評価】
フレッシュでフルーティながら、しっかり樽香があり厚みを感じる

【供出温度】
11-14度 冷えていても美味しく飲めるけど、温度が少し上がって来たほうが楽しめそう

【グラス】
中庸

【総評】
外観は、グリーンがかったイエローで、ギラギラした輝きがあります。

香りは樽の影響が強く、スモーキー、ウッディ、硫黄、ミネラル、花梨、熟した果実、ナッティなど、ボルドーブランらしいまとまり。

味わいは、軽めのアタックから、樽のスモーキーさと果実感と甘みがすーっと広がり、スマートなボディが長めに続いて、ちょっと酸化したようなえぐ味が出てきて、じわっと旨みを残すフィニッシュ。

フレッシュなタイプかと思っていたら、伝統的なボルドーブランのタイプですね。
しっかりと樽の影響があって、ライトながら複雑性と深みを感じます。

樽も効果的で、嫌味がなく、いいバランスでまとまっています。

ニューワールドのフルーティなタイプが好きな人には、ちょっと酸化した感じとか樽の香りが気になるかもしれませんね。

今日の晩御飯は「鶏つくね鍋」。
樽香が強いので、和食にはさすがに合いません。

おつまみの「レッドチェダーチーズ」にはビタット合います。
「ドライフルーツ」もバッチリ合いました。
「柿ピーわさび味」にはさすがに負けますね。

時間とともに硫黄というかケミカルな感じが気になってきました。
開けてから時間が経つと、力が落ちてきてちょっと荒れた印象になりますね~。

硫黄の印象も最後まで気になったので、最終的にはイマイチかも。

■関連リンク(カルディコーヒーファームのワイン)


2017/01/06

セパス・プリヴァダス トロンテス 2016

セパス・プリヴァダス トロンテス 2016

セパス・プリヴァダス トロンテス 2016
Cepas Privadas Torrontes 2016

アルゼンチン:メンドーサ州
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:トロンテス

ファミリーマートで、540円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強い
色調:少しオレンジがかった、グレーに近いイエロー
濃淡:淡い
粘性:やや強い
外観の印象:若々しい、色づきが弱い

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>南国系果実、パイナップル、グリーン系のフローラル、ハーブ
<香辛料・芳香・化学物質>硫黄、ミネラル、硝煙
香りの印象:アロマティック、第1アロマが強い、開いている

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やかな、しっかりした
苦味:コク(深み)をあたえる
バランス:まろやかな、コンパクトな
アルコール:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フレッシュな柑橘系の果実

【評価】
ライトで果実味が強いが、やや水っぽい素っ気なさがある

【供出温度】
8-10度 冷やしすぎると味がなくなりそうだけど、温度が高いとダレる感じ

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は淡く、少しオレンジがかったグレーに近いイエローで、ねっとりしたツヤがあります。

香りはアロマティックで、硫黄の印象、パイナップル、ミネラル、グリーン系のフローラルやハーブなど、主張が強め。

味わいは、ライトなアタックから、穏やかな果実味と甘みがじわっと広がり、酸味が効果的に締めた後に収斂性のある苦味が出てきて、えぐ味の強い乾く感じでフィニッシュ。

トロンテスなんですが、ちょっとやさぐれた感じで、荒っぽくて水っぽいですね。
あんまり幸せ感が無くて、ちょっと薄幸そうなイメージ。

ただ、軽くて素直なのでワインだけでもドンドン進みます。
まあワンコインなので、しっかり感を求めてはダメですね。

今日の晩御飯は、冷凍の「カルボナーラパスタ」と「枝豆」。
冷凍にしてはあっさりした味わいのパスタで、ワインが勝ってしまうものの、力関係はいい感じ。

普通のトロンテスだと主張が強めですが、このワインはちょっと力が抜けた感じがあって、食事には合わせやすいかもしれません。

「枝豆」はジュースを合わせているような印象になります。
おつまみの「ジャイアントコーン」もワインが勝ち気味ですが、悪くありません。

人に例えると、地味で大人しくてつまらないけど、悪いヤツではないって感じ?

リピートしてもいいかな、と思うワインですね。

■関連リンク(ファミリーマートのワイン)


2017/01/02

ラ・シャペル・デ・シュヴァリエ 赤 2014

ラ・シャペル・デ・シュヴァリエ 赤 2014

ラ・シャペル・デ・シュヴァリエ 赤 2014
LA CHAPELLE DES CHEVALIERS ROUGE 2014

フランス:ボルドー地方:A.O.C.ボルドー
アルコール度:13%
ブドウ品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン

カルディで、10%オフの1243円で購入。(元値は1382円)

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:若々しい紫がかった色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、よく熟した、少し透明感がある

【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>黒い果実、ジャム、すみれ
<香辛料・芳香・化学物質>なめし革、薬箱、ヴァニラ、カカオ、カラメル
香りの印象:若々しい、開いている

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱め(ドライ)
酸味:爽やかな、はっきりした
タンニン分:収斂性のある、サラサラした
バランス:スマートな、やや渇いた
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フレッシュ

【評価】
ドライでスマート、時間とともに香りが開いてきてボルドーらしくなる

【供出温度】
14-16度 16度を超えるとちょっとダレてくるような印象があります。

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい色調の濃いルビーで、輝きとツヤと深い透明感があります。

香りは、最初はなめし革や薬箱のような印象がありますが、時間が経つと、ブルーベリージャム、すみれ、カカオ、ヴァニラ、カラメルなど、どんどん開いてきます。

味わいは、ライトなアタックから、チャーミングな果実感と爽やかな酸味がじわっと広がり、甘み控えめのドライで、スレンダーなボディが長めに続いて、少し収斂性のある乾く感じのフィニッシュ。

ドライで素っ気ない感じがありますが、時間が経つとじわじわと良さが出てきました。
香りが立っててタンニンがとても強い、伝統産地らしい味わいなので、合わせる食事で評価がまったく変わりそうですね。

今日の晩御飯は、自家製の「豚の角煮」。
和がらしをアクセントにしてワインに合わせてみました。
バランス的にはちょうどいいのですが、やはり「和」と「洋」の距離感はありますね。

おつまみの「白トリュフ香るミックスナッツ」は、人工的な香りにワインが嫌気をさす感じで距離感を感じます。

このワイン、ちゃんとした料理を欲しがりますね。

生ハム「ハモン・セラーノ」は、塩気でワインが負けますが、後からじわっと果実味を加えてくれて味わいが深くなります。
「レッドチェダーチーズ」には、とても良く合いますが、パンとかクラッカーとかのつなぎが欲しいかも。

食事によってはグッと良くなりそうですが、合わせる料理がちょっと難しそうですね。
裏ラベルには「グリルした肉や燻製料理、ハンバーグ、白カビ系チーズ」とありますが、ローストビーフとか合うかも。

軽めですが、ボルドーらしい深みのある味わいで、コストパフォーマンスは高いと思います。

■関連リンク(カルディコーヒーファームのワイン)


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