2013/05/18

ヴィーニャ・ルナ レッド 2011 (ブラインドテイスティング:外す)

ヴィーニャ・ルナ レッド 2011
(1)カルメネール(チリ:コキンボ地区域:エルキ・ヴァレー:10)\1299
(2)サンジョヴェーゼ50%、モンテプルチアーノ30%、メルロー20%(イタリア:ラツィオ州:IGPラツィオ:12)\1180
(3)カリニャン90%、ガルナッチャ10%(スペイン:地中海地方:DOモンサン:11)\980
(4)品種不明(スペイン:ラ・マンチャ州:DOラ・マンチャ:11)\780
(5)シラー(チリ:セントラル・ヴァレー:12)\735

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:やや薄め
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、色付きが良い

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:カシス、タバコの葉、グリーン系のスパイス、フリンティ、ヴェジェタル
香りの印象:やや閉じ気味、木樽からのニュアンス

【味わい】
アタック:弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱め
酸味:強め、収斂性がある
バランス:芯が弱く、バランスが悪い?
タンニン分:突出した強さ、後味に強く残る
アルコール度:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
強さを持っているが、バランスが悪い

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
若々しくて、とても濃い外観は、ニューワールドが候補。

香りは、茎っぽいグリーン香が強く、鉄さびのような印象もある。
ムールヴェードルのような感じ?

味わいは、アタックが弱いけど、渋みとアルコール度は強め。
バランスが悪くて、ちょっと出来損ないな印象。
ドライで甘みやフルーツ感は少なめ。

ニューワールドは外して、イタリアかスペイン。
鉄さびっぽい感じがスペインかと思ったけど、トータルの印象はサンジョヴェーゼ?

かなり濃いので、サンジョヴェーゼを選択するのは、ちょっと冒険。

ぶどう自体がちょっと特殊な印象、という点では、カリニャンあたりも怪しい。

やはりイタリアよりはスペインかも。

ファイナルアンサーで、カリニャン、ガルナッチャ
で、ブー

品種不明のスペインの方でした。

【総評】
ヴィーニャ・ルナ レッド 2011
Vina Luna Red 2011

スペイン:ラ・マンチャ州:DOラ・マンチャ
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:不明

KISSYOで、780円で購入。

フチは鮮やかな紫で、かなり濃い外観は、ほぼニューワールドワイン。

香りは弱く、鉄さびとか、ちょっとゴムっぽいような印象があります。
閉じているせいだったら、これから開いてくるかもしれませんが、あまり期待は出来なさそうな雰囲気。

飲みくちは、ちょっとダレた、フレッシュ感のないアタックで、ほぼ膨らまず、渋みが強く出てきて、後味はカラカラに乾く感じ。
収斂性が残って、後味はイマイチですね。

全体的に、完成度が低く、バランスが悪い感じです。

温度がやや高めだったので、ちょっと冷やしてみましたが、温度低めの方が飲みやすいみたい。

飲み進むと、嫌味がなくて、意外といいやつ、というのが分かってきました。
飲んでてストレスがない感じ。

今日の晩御飯は、ミートボールとキャベツのトマト煮込み。
合い挽きなので、ちょっと軽めの肉料理ですが、このワインはちょうどいい感じに合います。

食事があったほうが美味しいタイプですね。

焼いたバゲットにキューブチーズを乗せて合わせると、バゲットの香ばしい香りとチーズの味わいがワインを引き立たせて、さらにワインが美味しく飲めます。

第一印象はイマイチだったけど、飲み進むと、なかなか美味しいかも。
最初は温度低めで飲み始めて、後半はやや温度高めで、まったり飲む、ってのが良さそう。

時間が経つと、まろやかさが出てきます。
基本的には、あまり冷やさない方が美味しいワインみたいですね。

信頼出来る感じの、なかなかいいワインだと思います。
ラベルデザインがイマイチで、ちょっと安そうに見えるのが、マイナスポイントかな。

見た目はワインコインでも味わいはしっかりしてますね。
1000円弱のなかでは良い方だと思います。

■関連リンク(KISSYOのワイン)

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