クロード・ヴァル 赤 2016
CLAUDE VAL ROUGE 2016
フランス:ラングドック・ルーシヨン:I.G.P.ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:グルナッシュ50%、カリニャン25%、シラー15%、メルロー10%
ヤオコーで、税抜き898円で購入。
【外観】
清澄度:少し濁っている?
輝き:強め
色調:若々しい紫色のフチをした、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、よく熟した
【香り】
第一印象:控えめ
特徴:
<果実・花・植物>黒い果実
<香辛料・芳香・化学物質>血液、鉄さび
香りの印象:まだ閉じているようで、ほとんど香りがしない
【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、なめらか
タンニン分:サラサラした、シルキーな
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:中程度
余韻:短い
【フレーヴァー】
チャーミングな果実感
【評価】
ライトでフルーティでカジュアル、スッキリしたクールな心地よさがある
【供出温度】
14-16度(夏場) あまり冷えすぎると渋みの収斂性が出てくるので、ちょっとヒンヤリくらいが良さそう
【グラス】
小ぶり
【デカンタージュ】
香りが閉じているので、飲む直前にデカンタージュしてもいいかも
【総評】
外観は、紫がかったフチをした濃いガーネットで、輝きがあります。
香りは、還元状態で閉じてて、良く分からず。
味わいは、軽めのアタックから、チャーミングな果実感とほんのり甘み、優しい酸味がじわっと広がり、クールでフレッシュな心地よい印象が続いて、渋みがしっかり締めて、少しえぐ味の残るフィニッシュ。
香りは完全に閉じているのですが、飲みくちの心地よさやバランスの良さは、さすがにドメーヌ・ポール・マスって印象ですね。
かなり期待して開けましたが、その期待を裏切りません。
このワイン、2014年と2010年を飲んでますが、
2014年は
優しくチャーミングで幸せ感たっぷりな味わいだけど、ワインとしての品格を持っている。2010年は
濃いけどフルーツ感がいい、しっかりした強さがあってワンランク上の印象。という評価。
2016年は、2014年と同じく優しくチャーミングで幸せ感たっぷり、というタイプですね。
香りが開いてくるとさらに良くなるかもしれません。
今日の晩御飯は「海南鶏飯(シンガポールチキンライス)」。
ライトな肉料理なので、赤ワインは合わないかと思っていたら、意外と良く合います。
かぼすこしょう(ゆず胡椒のかぼす版)を加えても、ワインに良く合いました。
おつまみの「ビアサラミ」は塩気が強いせいかちょっと違和感があります。
残ったワインを冷蔵庫に入れて次の日に飲んでみたところ、香りが開いてきました。
南仏らしい、ガリーグのようなハーブ感やドライフラワーのような、とても華やかな印象です。
ここまでくると、1000円弱という価格帯を完全に飛び抜けてますね。
コンディションが最高の状態だったら、倍の価格でもおかしくないと思います。
すぐ飲みきらないで一日置いてみる、というのがオススメですね~。
最初にデカンタージュしてみるという手もあるかも。
このワイン、おすすめです!
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