2015/11/07

ワイン展 -ぶどうから生まれた奇跡-

ワイン展-ぶどうから生まれた奇跡-
ワイン展-ぶどうから生まれた奇跡-に行ってきました。

場所:国立科学博物館 東京・上野公園
開催期間:2015年10月31日(土)~2016年2月21日(日)

■一般に人には反応が薄い企画展

「ワイン展に行く」というと、ほとんどの人は「ワインたくさん飲めるの?」と聞いてくるのですが、「いや、一滴も飲めないみたい」「じゃ何があるの?」「ワインの造り方とか歴史とか・・」「ふ~ん・・どんな人が行くんだろうね?」という会話になってしまいます。

確かにワインの勉強してるような人じゃないと行かなさそうな、ちょっと特殊な企画ですよね。

東京モーターショーをやってるタイミングを選んで、空いている事を期待して行ってきました。

■チケット売り場と入り口はガラガラ

午前中早いうちに着いたのですが、チケット売り場も入り口もまったく人がならんでない、ガラガラ状態・・
展示室中にはぼちぼち人がいましたが、かなり空いてる状態で、しっかり展示は楽しめました。

展示は大きく3つのゾーンに分かれています。

1つ目はワイナリーゾーンで、ブドウの種類や栽培、ワインの醸造などを展示してあるゾーン。
2つ目はワインの歴史ゾーン。
3つ目はワインの味わい方や珍しいワインの展示ゾーンです。

■ワイナリーゾーン

1つ目のワイナリーゾーンは撮影可だったので展示物をたくさん写真に収めてきました。

ソムリエ協会教本に書いているような内容が写真やイラスト付きで説明されていて、とても分かりやすく興味が持てるように展示してありました。

ワイナリーゾーンで面白かったのは「フィロキセラの模型」「ブドウの足踏み体験」「ピジャージュ体験」。
ピジャージュは醗酵中の赤ワインの上にたまってくる果皮や茎などを櫂棒で付き沈める作業ですが、これが結構重いんですね。
ワインを醗酵させる大樽に人が入って、足で押し込んでいるような光景を写真で見ますが、確かにこれは手でやっていると結構重労働だと思います。

■ワインの歴史ゾーン

2つ目の歴史ゾーンは撮影禁止だったため写真はありませんが、8000年前のワイン発祥の地と言われるジョージア(グルジア)から始まり、ワインがそれぞれの時代でどのような扱いをされてきたか年代によって説明があり、貴重なワイン用の器も数多く展示してあって、なかなか見応えがありました。

ワインの器もいろいろな種類があって、祭礼用の杯「フィアレ」、角杯(かくはい)の「リュトン」、保存用の「アンフォラ」、古代ギリシアでワインと水を混ぜるのに使われた大型の甕「クラテル」、取っ手付きの酒杯の「キュリクス」などが展示されていました。

日本のワインの歴史も詳しく展示してあり、あまり知られていない明治政府の殖産興業によるブドウ栽培ワイン生産の試みなども当時の資料などと一緒に展示されていました。

ワインは8000年前、ビールは5500年前に造りはじめられましたが、ワインはブドウだけで出来るものなので「発見」、ビールはデンプンの糖化のプロセスがあるので「発明」と言われているそうです。

■ワインを楽しむゾーン

3つ目のワインを楽しむゾーンでは、テイスティングの方法や香りの分類の紹介や、様々なタイプのワイングラスの展示、香り体験、貴重なワインの展示などがあり、その中でも面白かったのは「香り体験」。

「バラ」「イチゴ」「グレープフルーツ」「ピーマン」の4つの香りが体験出来て、その後にシークレットの香りがあり、それを当てるゲームになっているのですが、最後のシークレットの香りは4つの香りのどれかを熟成させたもの。
もちろん熟成とはいっても、いわゆる熟成香の一種をプラスしているだけなのですが、プラスしている香りが分かれば元の香りも分かる感じです。
ちょっと迷いましたが、ちゃんと正解しました。\(^-^)/

ネタバレはしませんので、会場で挑戦してみてください。

ワイングラスの説明では、シャンパーニュグラスの変遷が解説されていました。
シャンパーニュが発明された当時は口が広い「クープ」タイプで、これは甘いシャンパーニュにパンなどを浸して食べたからだそうです。
それから泡がキレイに見える細長い「フルート」タイプが主流になりましたが、現在ではシャンパーニュの香りを楽しむために「たまご型」タイプが多くなってきているようです。

ワイン展示は、海底で発見された世界最古のシャンパーニュや、2000年前栽培されていた古代品種をその当時の栽培方法で再現してワインを造る「ヴィッラ デイ ミステリ」、ドン・ペリニヨンのアートラベル、シャトー・ムートン・ロートシルトのアートラベルの展示などがありました。

■まとめ

あまり期待しないで行ったせいか、かなり面白く見ることができました。

ワインエキスパートの試験を受けようと思っている人にはオススメですね。
ソムリエ協会教本に文字だけで書いているような内容が、実際の道具や写真、製造工程の映像などで紹介されていますので、とても勉強になるのではないでしょうか。

■過去のセミナー・ワイン会の記事はこちら

2015/11/06

キュヴェ・ルイ・ルコント 白 NV

キュヴェ・ルイ・ルコント 白 NV
キュヴェ・ルイ・ルコント 白 NV
CUVEE LOUIS LECOMTE BLANC NV

フランス:地理的表示無し
アルコール度:11.5%
ブドウ品種:不明

miniピアゴで、615円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ほんのりオレンジがかった、イエロー
濃淡:中庸
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しいがややオレンジっぽいのが気になる

【香り】
第一印象:やや弱め
特徴:
<果実・花・植物>カリン、パイナップル、リンゴ、ややナッティ
<香辛料・芳香・化学物質>硫黄、ハチミツ、カラメル
香りの印象:開いている、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘み
酸味:爽やか、やや軽め
苦味:控えめ
バランス:スリムな、コンパクトな
アルコール:軽め
余韻:短い

【フレーヴァー】
ちょっと酸化したリンゴ

【評価】
ライトでやや水っぽい味わいで、酸化の印象がある

【供出温度】
7度以下 やや水っぽいので冷やして飲むのが良さそう

【グラス】
小ぶり

【総評】
外観は、ややオレンジがかったイエローで、少し輝きがあります。

香りは、最初ちょっと硫黄の印象があり、熟した果実、カリンやパイナップル、酸化をイメージさせるリンゴ、カラメルやハチミツ、独特なハーブの印象もあります。

味わいは、水っぽいくらいのライトなアタックから、控えめのフルーツ感とちょっと頼りない酸味が弱々しく広がり、細身のボディに苦味も弱めで、えぐ味の残るフィニッシュ。

第一印象は、水っぽい出来損ないのワインって感じ。
でもそんなに嫌な印象はありません。

ワンコインの中でもかなりランクが低い方でしょうか。

ヨーロッパの場末のテーブルワインって感じなので、飲み進むと変わってくるかもしれません。

今日の晩御飯は、コンビニのクラムチャウダーのスープパスタ。
合わせるとちょっとギスギスした酸味が浮き気味でイマイチ。
料理が大人しいので、もうちょっと強めの料理の方が良さそうです。

ちなみにあさりだけに合わせると、ワインが負けて存在感がなくなりますが、後味にえぐ味と変な酸味だけ残りますね。
これは料理を持ちあげないタイプのワインですね。

酸化したワインって、料理に合わせると急に良くなる場合があるのですが、このワインは料理に合わせると酸化の印象が強くなります。
へんなえぐ味もあって後味を悪くしてるんですね。

飲めば飲むほど悪い部分が目立ってきます・・・

おつまみで、クレージーソルトバタピーに合わせると・・んん・・これはなんだかフィットしますね。
ジャンキーなツマミの方がいいみたい。

合わせる食べ物が強めだと、ワインが引き立て役になって、欠点が隠れるようです。

ピーナッツブロックチョコだとワインが完全に消えますが、後味に恨みののようにえぐ味を残します。

なんだかんだ文句を言いながらボトルが1本空きそう。

人に例えると、ものすごく中身のない、みんなから信頼されない若い男子みたいな。。。

これはさすがにオススメできないですね~。

■1000円以下のおすすめワイン

2015/11/05

アウトバッグ カベルネ&メルロー 2014

アウトバッグ カベルネ&メルロー 2014
アウトバッグ カベルネ&メルロー 2014
OUTBACK CABERNET MERLOT 2014

オーストラリア:地理的表示無し
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー

リカーランドトップで、税抜き500円で購入。

【外観】
清澄度:濃くて分からない
輝き:強め
色調:若々しい紫色のフチをした、ほぼ黒に近い濃いガーネット
濃淡:とても濃い
粘性:強め
外観の印象:色付きが良い、若々しい

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>若い黒い果実、メントール、針葉樹、杉
<香辛料・芳香・化学物質>硫黄、赤身の肉、血液、なめし革
香りの印象:木樽の影響、若々しい

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):やや多めの残糖の甘み
酸味:シャープな、爽やかな
タンニン分:サラサラしているが、後味にしっかり残る
バランス:スマートな、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
フレッシュなブルーベリー

【評価】
フレッシュでジューシーながら、しっかりしたタンニンが締めている

【供出温度】
10-13度、あまり冷やし過ぎるとタンニンがキツく感じるかも

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若々しい紫色のフチをした、ほぼ黒に近い濃さのガーネットで、輝きと液面のツヤがあります。

香りは、最初に硫黄の印象で、フレッシュな黒い果実、メントール、針葉樹や杉、血液や赤身の肉、時間が経つとちょっと青臭いグリーン香が出てきました。

味わいは、ライトでスムーズなアタックから、フレッシュな果実感と甘みが爽やかに広がり、スマートなボディながらタンニンが強めに出てきて、やや舌が乾く感じがありながらもジューシーなフィニッシュ。

ニューワールドらしいジューシーさにあふれていて、とても飲みやすく、それでいてワインとしての存在感もしっかり持ってますね。
第一印象はとても好印象で、マイナス要素をあまり感じません。

ワインだけで飲んでるとえぐ味と苦味がたまってくる感じですが、まったく問題ありません。
ワンコインの中ではかなり良い方ではないでしょうか。

今日の晩御飯は自家製のチキンカレー。
普通のルーのカレーです。

合わせると、ワインがジュースのようになって、グイグイいってしまい、ちょっと危険。

でも相性は良さそうですね。
カレーにもしっかり対応して負けません。

おつまみで、ビーフジャーキーに合わせてみると、塩気とワインの辛さがケンカするようで、なんだかイマイチ。
堅揚げポテトは渋みが強くなってイマイチ。
ピスタチオも苦味がケンカしてイマイチ。

意外と、ちゃんとした料理の方が良さそうですね。
パーティ向きではなさそうです。

タンニンがちょっと主張しすぎで、一見フレンドリーなようで実はそうでもない、みたいな。

人に例えると、キャピキャピしてて、楽しいんだけど、周囲のことをあまり考えない若者みたいな?

飲み進むとちょっとトゲトゲしてきましたが、ワンコインとしてはコストパフォーマンスは高いと思います。

2015/11/03

ストーニー・ヒル シラーズ 2014

ストーニー・ヒル シラーズ 2014
ストーニー・ヒル シラーズ 2014
STONY HILL SHIRAZ 2014

オーストラリア:地理的表示無し
アルコール度:13%
ブドウ品種:シラーズ

イオンで、710円で購入。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:若々しい紫がかった色調の、明るめのルビー
濃淡:やや淡め
粘性:やや弱め
外観の印象:若々しい、底がうっすら見えるくらいの透明感があり、輝きとツヤがある

【香り】
第一印象:しっかりと感じられる
特徴:
<果実・花・植物>加熱した黒い果実、干しぶどう、タバコ
<香辛料・芳香・化学物質>硫黄、ケミカル、なめし革、血液
香りの印象:硫黄の印象、ちょっと還元的?

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:爽やか、はっきりした
タンニン分:軽くてほとんど感じられない
バランス:スマートで流れるような
アルコール度:弱め
余韻:短い

【フレーヴァー】
干しぶどうやプルーン

【評価】
ライトでまろやか、渋みも弱く飲みやすいが、ややジュースっぽい

【供出温度】
10度以下、かなり軽くてスマートなので、温度低めにしてグイグイ飲むタイプ

【グラス】
小ぶり

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は淡く、若々しい紫がかった色調の明るいルビーで、底がうっすら見えるくらいの透明感と輝きがあります。

香りは、硫黄やケミカルな印象、なめし革や血液、干しぶどうのような果実香、タバコの葉、やや還元的な状態かもしれません。

味わいは、かなり軽いアタックから、控えめな果実感とかすかな甘味、やさしい酸味が広がり、スマートなボディでタンニンは弱く、すーっと流れるように続いて、少し渋みが残るのものジューシーなフィニッシュ。

ライトでとても飲みやすいワインです。
角が取れすぎの国産ワイン的な印象もあるものの、ワインとしての存在感は持ってます。

今日の晩御飯は、自家製のチーズハンバーグ。
ワインが控えめなので、料理の後ろの回って支える感じで合いますが、存在感はなくなりません。

食事に合わせやすいタイプみたいですね。

カミさんに感想を聞いたら「メルロー?1,980円くらい。」と高評価。
軽いけど味わいがしっかりしているので、意外と高いワインじゃないかと思ったとのこと。

たしかに全体のバランスはとてもまとまっていて、しっかり旨みも持っているので、ブラインドで飲んだら結構高く評価するかも。
香りも、時間が経つといい感じに出てきました。

これはかなりの高コストパフォーマンスワインかも。

おつまみでピスタチオに合わせると、これはまたいい感じで良く合います。
ワインのジュース感をサポートしてくれて、ちょっと上等なソースみたいになりますね。

最初はちょっとドライでそっけないかと思ったけど、飲み進むとほんのり甘みがあってワインだけでも飲めるタイプのようです。

人に例えると、若いけど育ちが良くてしっかりしてて、将来が有望な若い女子みたいな。
このワインはオススメです。

■関連リンク(トップバリュー/イオン/グルメシティのワイン)


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