2009/06/30

北海道ワイン 道民還元 辛口 赤(ブラインドテイスティング:当てる)

(1)プリミティーヴォ(伊:プーリア州:IGT:07)\980
(2)品種不明(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\580
(3)セイベル主体、ツヴァイゲルト・レーベ、キャンベルアーリー(日本:北海道:NV)\558(798円を30%オフ)
(4)品種不明(イタリア:ヴィーノ・ダ・ターヴォラ:NV)\500

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

北海道ワイン 道民還元 辛口 赤
【外観】
やや落ち着いた紫の、きわめて明るい、ルビー色。
かなり明るい外観で、そこまではっきり見えるくらい。
赤味の強い色合いだが、黒っぽく落ち着いた印象。
粘性は中庸で、脚が多く現れるが、すぐに消える。
ディスクは薄く、フチまで色がついている。

【香り】
しぼったブドウの香り。
キャンディや、ややフローラルな印象。
イチゴの印象も強い。
グラスを回すと、ブドウの種の部分の香りが強くなり、よりブドウジュースの印象になる。

【味わい】
思いのほかセックで、ちょっとびっくり。
残糖はわずか。
ライトボディで、フレッシュ。
酸やタンニンはとても大人しいが、バランスは悪く無い。
飲み終わった後にやや舌が乾くような印象があるが、その後にジューシーさが出てくる。
アルコール度は弱い。11%程度。

【判定】
明るい外観からはどれも候補。
やや落ち着いているので、イタリアか?

ただ、香りで、バレバレ。
ブドウの香り。
これはこの間も飲んだ、北海道のパターン。
こんな香りのワインは世界中探しても無いだろう。

なーんじゃ、がっかり・・
と思っていたら、飲み口はジュースではない。
セックでちゃんとワインになっている。
よかったー、結構いけるじゃん、って感じ。

今回の北海道は当たり・・・
いや・・ちょっと待て。

このジュース感は濃縮果汁を輸入して作った国産ワインのパターン??
スペインが国内ブランドだったような・・・・

とあらためて確かめると、一応、ヴィノ・デ・メサでした。
スペイン国内で作っている、って事ですね。

ファイナルアンサーで、セイベル主体北海道
で、ピンポン

前回のキャンベルアーリーが撃沈で、このワインも開けるのが怖かったのですが、結構いけますね。

【総評】
北海道ワイン 道民還元 辛口 赤
HOKKAIDO WINE DOUMIN KANGEN DRY RED

日本:北海道
アルコール度:11%
ブドウ品種:セイベル主体、ツヴァイゲルト・レーベ、キャンベルアーリー

グルメシティで、798円の30%オフ、558円で購入。

香りの段階では撃沈しましたが、味わいはドライで、すっきり飲みやすいワインです。
食事にも合わせやすそう。

まずお土産の、崎陽軒のしゅうまいに合わせてみました。

赤ワインには絶対合わないアイテムだと思いますが、あえて挑戦。

しゅうまいの強い味に、右往左往して完全に裏方に回りますが、帆立の風味を生臭くしたりするような悪さはしませんね。

今日のメインのおかずは、よりによってイカのフリッター。
みるからに合いませんが、恐る恐る合わせてみると・・・それほど悪く無い?

しゅうまいもフリッターも油がワインとのつなぎをしているみたいですね。
揚げたり、炒めたりした魚介類にはわりと合いそうです。
さすが北海道ワイン。

ちなみに、ミモザサラダにも合わせてみましたが、問題なし。

食卓に、きゅうりのぬか漬けがあったので、勇気を振り絞って?合わせてみました。

思ったほど破綻しない?? でもオススメできません。
んん、後味が結構悪いかも・・・口直し口直し。

とてもライトなまとまりなので、赤ワインと思わなくても大丈夫そうですね。
ロゼくらいの合わせ方で、考えるといいのではないでしょうか。

そうなると中華なんて良く合うかもしれません。
あと、豚肉料理にもいいかも。

豚肉に合うワインって、難しいですよね。

そういう点で「しゅうまい」もワインに合わない筆頭なんですが、このワインの微妙なタンニンがなかなかうまくバランスをとっているような気がします。

しかしこのワイン・・・
グラスを顔に近づけると香ってくる、なんとも生ブドウの感じが、やっかいですね。
多分、ヨーロッパで言われる、フォクシーフレーバーってやつだと思うのですが、まあ、普通食事に合わせるのは難しい香り。

居酒屋メニューとか、バーベキューとか、そういった、大雑把な食事に合わせるのが良さそう。

ライトで飲みやすいし、香りもブドウなので、カジュアルなシーンでは活躍しそうです。

間違っても、カミさん(彼女)と週末に、とか、記念日に、とか、そういうタイプではありません。

みんなで集まってわいわい飲む、そんなワインですね。
北海道出身の人がいるパーティに持っていくと盛り上がりそう。

ちなみに・・・
カミさんは最後まで納得しませんでした。残念。

2009/06/29

マリアージュの力関係:ベージュ アラン・デュカス東京 石田 博氏による、フォローアップセミナーより

ワインアドバイザー・ワインエキスパートフォローアップセミナー
2009年6月27日(土)
講師:ベージュ アラン・デュカス東京 石田 博氏
セミナー概要

今回のセミナーのメインテーマが「ハーモニー」。

料理とワインのハーモニーの事を、「マリアージュ」(結婚)と表現しますが、男女の結婚と同様、さまざまな力関係が影響するようです。

1つ目のパターンは相性を中心とした考え方。

いわゆる普通のマリアージュですね。
お互い対等の力関係で幸せになる、みたいな。

2つ目のパターンは、料理中心の考え方。

レストランではこれが普通。
料理を食べにくるところがレストランで、ワインを飲みにくる人はほんの一部のマニアですからね。
ワインはあくまで料理の引き立て役。
決して料理に勝ってはいけません。

3つ目のパターンは、ワイン中心の考え方。

オーナーソムリエのいるお店なんかはこのパターン。
また、今日は特別いいワインを開けるので、それに合わせて、みたいな時もそう。
このときばかりは、料理の完成度は二の次です。
付け合せの野菜なんか、ワインに合わないものはドンドン取っちゃうそうです。

日頃、料理に気遣いながらワインを選んでいるソムリエは、胸のすく瞬間??
いえいえ、裏方に回って料理を引き立てる、そんなワインをキチンと選べるのがプロのソムリエです。

マニアックなワイン好きはソムリエには向かないって言ってましたが、そうでしょうね~。

2009/06/28

ソーヴィニヨン・ド・スガン 2004(ブラインドティスティング:当てる)

・アリゴテ(仏:ブルゴーニュ:ブーズロンAC:03)\1880
・甲州(日本:山梨県:甲州市:勝沼:08)\1450
・シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:プティ・シャブリAC:06)\1280(特売品)
・ソーヴィニヨン・ブラン(仏:ボルドー地方:ボルドーAC:04)\950

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ソーヴィニヨン・ド・スガン 2004
【外観】
ややグリーンがかっている、中庸な色調の、レモンイエロー。
輝きはやや大人しめのわずかに熟成してる?って感じの雰囲気。
粘性は中庸。
ディスクは薄い。
フチに向かって、無色になる。

【香り】
柑橘系。
ミネラル。
ややリンゴ。
グラスを回すとリンゴとクリームの印象が強くなる。
青リンゴのような爽やかな印象。
いわゆる酸化のリンゴでは無さそう。

【味わい】
セックで、強い酸味。
ボディは薄いが、芯がしっかりしている。
アルコールはやや強く感じるが、バランスは良い。
やや熟成感を感じる。
余韻は短い。
後味はちょっとアルコールの印象が残る。

【判定】
中くらいの黄色の外観からは甲州が消える。
やや大人しい雰囲気は、低価格なのか、熟成しているのかどちらか。
香りの印象は青リンゴが特徴的。
これはアリゴテ。
飲んだときの、やや酸化をイメージさせる、シードルのような雰囲気もアリゴテ。
熟成感も03くらいの印象。

ほぼアリゴテだが、他の可能性も考える。
プティ・シャブリはシャルドネの印象がほぼ無いので、違う。
甲州もまず違う。
ボルドーが、ちょっと怪しい。
ソーヴィニヨン・ブランのヴァラエタルアロマを感じるかがポイント。
しかも04なので、熟成のイメージも近い。
これは、結構あるかも??

このリンゴっぽさ、ってボルドーで良く感じるんですよね。
しかも最初のミネラル感はボルドーっぽい。
酸とのバランスとか、トータルなまとまりはボルドーかな?
アリゴテだともうちょっと癖があるかも。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

おお、逆転勝利。おいしいボルドーブランですね。

【総評】
ソーヴィニヨン・ド・スガン 2004
Sauvignon de Seguin 2004

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン

リカーランドトップで、950円で購入。

やや過熟した、力も落ちてきた感じですが、なんとかギリギリOKなコンディション。
でも、美味しいワインです。
それにしても、ソーヴィニヨン・ブラン100%って感じがしないんですよね。
セミヨンが多いセパージュのボルドーって感じがします。
フルーティさが弱く、辛口のソリッドな味わい。
今日の晩御飯はカツオのたたき。
もちろん、合いません。
キューブチーズだと結構いける。
というか、やっぱり食事が入った方が美味しいタイプです。

アサリバターとか、合いそう。

それにしても、950円は超お買い得。

最初の印象は1500円超のワイン。
カミさんは、1900円くらい、って言ってました。

熟成感がありながら、下降するギリギリでもっているので、ちょっと深みが出てるのかも。

そのまま飲むと、ちょっと酸化が気になりますが、ちょっとチーズくらいで、ぐっと美味しくなります。

まあ、今でギリギリ?って感じなので、あまりオススメはできないかな。

ベージュ アラン・デュカス東京 石田 博氏による、ワインアドバイザー・エキスパートフォローアップセミナー

社団法人 日本ソムリエ協会
平成21年度 関東支部 第2回分科会
ワインアドバイザー・ワインエキスパートフォローアップセミナー

日時:2009年6月27日(土)14:30~16:30
講師:ベージュ アラン・デュカス東京 石田 博氏
会場:日本ソムリエ協会ビル 3階会議室

日本ソムリエ協会の、50名くらい入りそうなセミナールームで開催されました。

セミナー形式の正面を向いた席ではなく、各席6名のテーブルで、8テーブル程度。
向かい合わせの席でちょっと珍しいなと思いましたが、懇親会のときに話がしやすい事が目的だったみたいです。

男女の比率は半々くらいでしょうか。

最初に料理とワインのハーモニーについての講義。
それから、オープンテイスティングでした。

テイスティングワインは、ベージュ アラン・デュカス東京で提供しているグラスワイン。
レストランのグラスワインを並べてテイスティングできるのは、貴重な体験ですね。

石田 博氏は、以前のロワールのテイスティングセミナーで一度講義を受けた事がありますが、その時はちょっと怖い印象だったんですよね。
緊張して登場を待っていたのですが、とても気さくでフレンドリーで、さらにお話が面白いトップソムリエでした。

料理とワインのハーモニーを中心にお話を聞きましたが、とても参考になる事ばかり。

マリアージュといっても、相性を中心に考えたもの、料理を中心に考えたもの、ワインを中心に考えたもの、また、お客様の好みや、季節など、様々な軸や視点で考えられるという、目からウロコがポロポロ落ちるセミナーでした。

懇親会も最初は固くやや緊張した空気でしたが、みなさん気さくな方で、楽しく盛り上がりました。
時間を過ぎても盛り上がっていて、会場にちょっとご迷惑をかけたくらい。

講師の石田 博さん、貴重なお話ありがとうございました。

それから同テーブルのみなさん、またイベントでご一緒したら、楽しく盛り上がりましょう。

かなり盛りだくさんな内容だったので、何回かに分けてレポートアップします。

-----------------------------------
Vol.1 マリアージュの力関係
Vol.2 ソムリエの恥辱
Vol.3 春はロワール

閲覧数の多い記事