(1)プリミティーヴォ(伊:プーリア州:IGT:07)\980
(2)品種不明(スペイン:ヴィノ・デ・メサ:NV)\580
(3)セイベル主体、ツヴァイゲルト・レーベ、キャンベルアーリー(日本:北海道:NV)\558(798円を30%オフ)
(4)品種不明(イタリア:ヴィーノ・ダ・ターヴォラ:NV)\500
の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
やや落ち着いた紫の、きわめて明るい、ルビー色。
かなり明るい外観で、そこまではっきり見えるくらい。
赤味の強い色合いだが、黒っぽく落ち着いた印象。
粘性は中庸で、脚が多く現れるが、すぐに消える。
ディスクは薄く、フチまで色がついている。
【香り】
しぼったブドウの香り。
キャンディや、ややフローラルな印象。
イチゴの印象も強い。
グラスを回すと、ブドウの種の部分の香りが強くなり、よりブドウジュースの印象になる。
【味わい】
思いのほかセックで、ちょっとびっくり。
残糖はわずか。
ライトボディで、フレッシュ。
酸やタンニンはとても大人しいが、バランスは悪く無い。
飲み終わった後にやや舌が乾くような印象があるが、その後にジューシーさが出てくる。
アルコール度は弱い。11%程度。
【判定】
明るい外観からはどれも候補。
やや落ち着いているので、イタリアか?
ただ、香りで、バレバレ。
ブドウの香り。
これはこの間も飲んだ、北海道のパターン。
こんな香りのワインは世界中探しても無いだろう。
なーんじゃ、がっかり・・
と思っていたら、飲み口はジュースではない。
セックでちゃんとワインになっている。
よかったー、結構いけるじゃん、って感じ。
今回の北海道は当たり・・・
いや・・ちょっと待て。
このジュース感は濃縮果汁を輸入して作った国産ワインのパターン??
スペインが国内ブランドだったような・・・・
とあらためて確かめると、一応、ヴィノ・デ・メサでした。
スペイン国内で作っている、って事ですね。
ファイナルアンサーで、セイベル主体北海道
で、ピンポン
前回のキャンベルアーリーが撃沈で、このワインも開けるのが怖かったのですが、結構いけますね。
【総評】
北海道ワイン 道民還元 辛口 赤
HOKKAIDO WINE DOUMIN KANGEN DRY RED
日本:北海道
アルコール度:11%
ブドウ品種:セイベル主体、ツヴァイゲルト・レーベ、キャンベルアーリー
グルメシティで、798円の30%オフ、558円で購入。
香りの段階では撃沈しましたが、味わいはドライで、すっきり飲みやすいワインです。
食事にも合わせやすそう。
まずお土産の、崎陽軒のしゅうまいに合わせてみました。
赤ワインには絶対合わないアイテムだと思いますが、あえて挑戦。
しゅうまいの強い味に、右往左往して完全に裏方に回りますが、帆立の風味を生臭くしたりするような悪さはしませんね。
今日のメインのおかずは、よりによってイカのフリッター。
みるからに合いませんが、恐る恐る合わせてみると・・・それほど悪く無い?
しゅうまいもフリッターも油がワインとのつなぎをしているみたいですね。
揚げたり、炒めたりした魚介類にはわりと合いそうです。
さすが北海道ワイン。
ちなみに、ミモザサラダにも合わせてみましたが、問題なし。
食卓に、きゅうりのぬか漬けがあったので、勇気を振り絞って?合わせてみました。
思ったほど破綻しない?? でもオススメできません。
んん、後味が結構悪いかも・・・口直し口直し。
とてもライトなまとまりなので、赤ワインと思わなくても大丈夫そうですね。
ロゼくらいの合わせ方で、考えるといいのではないでしょうか。
そうなると中華なんて良く合うかもしれません。
あと、豚肉料理にもいいかも。
豚肉に合うワインって、難しいですよね。
そういう点で「しゅうまい」もワインに合わない筆頭なんですが、このワインの微妙なタンニンがなかなかうまくバランスをとっているような気がします。
しかしこのワイン・・・
グラスを顔に近づけると香ってくる、なんとも生ブドウの感じが、やっかいですね。
多分、ヨーロッパで言われる、フォクシーフレーバーってやつだと思うのですが、まあ、普通食事に合わせるのは難しい香り。
居酒屋メニューとか、バーベキューとか、そういった、大雑把な食事に合わせるのが良さそう。
ライトで飲みやすいし、香りもブドウなので、カジュアルなシーンでは活躍しそうです。
間違っても、カミさん(彼女)と週末に、とか、記念日に、とか、そういうタイプではありません。
みんなで集まってわいわい飲む、そんなワインですね。
北海道出身の人がいるパーティに持っていくと盛り上がりそう。
ちなみに・・・
カミさんは最後まで納得しませんでした。残念。
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