2008/09/06

マリー・ルイズ・パリゾ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ40%(仏:メドック)\1980
・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラーズ(豪:南西オーストラリア)\1580
・ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ)\1380

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

マリー・ルイズ・パリゾ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2005
【外観】
明るいルビー色。
透明感が強く、底までハッキリ見える。
輝きを感じる。
色味は落ち着いた紫。
フチは透明感が強く、無色。
粘性は中くらいで脚が多く現れてすぐに消える。

【香り】
はりのあるなめし革。
赤い果実香。
ケミカルさも強い。
やや悪臭系の香りも混ざっている。

【味わい】
酸味が強く、シンプルな味わい。
セックで、ライトボディ。
タンニンはほとんど感じない。
余韻は5~6秒くらい。

【判定】
外観はピノ・ノワール。
香りもややケミカル臭が強いがピノ・ノワールのなめし革やドライフラワーの印象がある。
味わいもセックで酸味が強くやや収斂性があって、ピノ・ノワールらしい味わい。

ファイナルアンサーで、ピノ・ノワール
で、ピンポン

ちょっと神経質で繊細な感じの、ピノ・ノアールらしい味わいです。

【総評】
マリー・ルイズ・パリゾ ブルゴーニュ ピノ・ノワール 2005
Marie-Louise Parisot Bourgogne Rouge 2005

フランス:ブルゴーニュ地方:ブルゴーニュAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:ピノ・ノワール

グルメシティで、半額ワゴンセール、690円で購入。
元値は、1380円

ライトからミディアムボディで、とてもそっけない味わい。
酸っぱいワインって感じで、一般受けはしないかな。
だからグルメシティでワゴンセールになっていたのでしょうか。

ブルゴーニュのピノ・ノワールらしい、神経質で繊細なまとまりで、個人的には好きなタイプなのですが、人にお勧め出来るかというとやや微妙。
しかし、ワインも流行のスタイルがあるので、生産者も大変でしょうね。

決して悪いワインでは無いのですが、ちょっとぶっきらぼうな印象でしょうか。

2008/09/05

ドゥルト b ボルドー ルージュ 2006(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラーズ(豪:南西オーストラリア)\1580
・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\1380
・カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー(仏:ボルドー)\928

の4本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ドゥルト b ボルドー ルージュ 2006
【外観】
濃い外観。
深い透明感があるが底は見えないくらい。
黒っぽく落ち着いた紫。
粘性はやや強く、脚が多く現れる。

【香り】
やや硫黄のケミカルな印象。
濃縮感のあるフルーツ。
なめし革。
ちょっと生っぽい動物香もある。
コショウのようなスパイス。
ややグリーンっぽさ。
ちょっとヴァニラもある?

【味わい】
セックでミディアムボディ。
タンニンは割りと強く、やや収斂性を感じる。
酸味は少し弱く、ちょっと頼りない感じ。
余韻は短い。
後味は軽い印象。

【判定】
外観からはピノ・ノアールが外れる。
香りの印象はメルローかシラー。
かなりスパイシーなので、シラーズも怪しい。
でもメルローのまろやかな動物香とフルーティなイメージが強い。
飲み口はセックで収斂性があり、メルローと思われる。
そうなると、南アフリカかボルドーだが、違いはメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン以外に多種の品種が混ざっているかどうか。
何となく香りの印象ではボルドーっぽくない。
フローラルな華やかな印象がほぼ無い。
飲み口は、割と渋みが強く、フランスっぽさも感じるが、なんとなく全体のまとまりがニューワールドをイメージさせる。
飲み干すときにいろいろな味が出るようなイメージがあって、多品種がブレンドされている様なイメージがある。

ファイナルアンサーで、南アフリカ
で、ブー

ボルドーでした。

【総評】
ドゥルト b ボルドー ルージュ 2006
DOURTHE b Bordeaux Rouge 2006

フランス:ボルドー地方:ボルドーAC
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー

グルメシティで、928円で購入。

そうそう、ドゥルトのbってこんな感じだった記憶があります。
バロン・ド・レスタックと比べるとちょっと地味なんですよね。

ただ堅実な印象で、とてもいいワインだと思います。
1000円前後のワインの中では安心して買える1本ですね。

バロン・ド・レスタックよりもナチュラルな印象なんでしょうか。
素直なまとまりですが、飲み進むとちょっと単調な印象を受けてしまいます。

とはいいながら、まろやかでフルーティで素直なまとまりは万人に受け入れられる要素ですね。

メドックよりはサンテミリオンのような印象をうけてしまいますが、カベルネ・ソーヴィニヨンが先に書いてあるって事は比率が高いのかな?

チャーミングなまとまり、とでも言いましょうか。
フルーティさが長く続き、女性に受けそうなボルドーですね。

2008/09/04

ラ・キュベ・ミティーク 2003(ブラインドテイスティング:外す)

・メルロー33%、カベルネ・ソーヴィニヨン31%、ピノタージュ15%、マルベック9%、ピノ・ノワール7%、カベルネ・フラン7%(南アフリカ:ステレンボッシュ地区:シモンスベルク)\1680
・シラー、ムールヴェードル、カリニャン、グルナッシュ等(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1680
・ピノ・ノアール(仏:ブルゴーニュ)\1380

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ラ・キュベ・ミティーク 2003
【外観】
濃い外観。
底が見えないくらいの透明感だが、艶っぽい印象がある。
色味は黒っぽい紫。
赤味は強くないが、オレンジっぽさも無い。
粘性は強く脚がいつまでも残る。

【香り】
華やかで強いスミレの香り。
ボルドーっぽい。
やや艶っぽい動物香。
スパイシーさもある。
濃縮された果実の印象。
カラメルっぽい焦げ臭。
香りは複雑で強い。

【味わい】
まろやかなフルボディ。
タンニンと酸味が程よく効いている。
セックで、残糖はほとんど感じないが、アルコール度が高くほんのり甘みを感じる。
余韻も長いが、後味にやや水っぽさを感じる。

【判定】
濃い外観からは、ピノ・ノアールが外れ、メルロー主体とシラー主体の一騎打ち。
香りの印象はボルドー。
となるとメルロー?
フローラルな香りがあり、やや艶っぽい動物香。
スパイシーさもあるが、シラーって感じじゃないかな?
香りも複雑なら、味わいも複雑で複数の品種が混ざっている印象がある。
余韻が厚めに続いて、急にすっとライトな後味に変わるところなんて、ピノ・ノアールとか混ざっているでしょうって感じがある。
シラーは以前も飲んだ事があるミティーク。
ミティークはこんなにセックじゃなかったし、こんなにフローラルな香りもなかったぞ。

ファイナルアンサーで、南アフリカ
で、ブー

な、なんとミティークでした。

【総評】
ラ・キュベ・ミティーク 2003
LA CUVEE MYTHIQUE 2003

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シラー、ムールヴェードル、カリニャン、グルナッシュ等

グルメシティで、ワゴンセール半額、840円で購入。
元値は、1680円

ネタバレする前に、カミさんとこのワインは美味しいね、って言っていたのですが、ミティークと分かってびっくり。

ミティークは我が家的にはあまり評価の高くないワインだったんですよね。

もっと、ニューワールドワインみたいな印象だったんです。
濃厚・フルーティ、みたいな。

今回のミティークは洗練された「影」のような印象を感じます。
ちょっとマニアックというか、微妙に崩れたバランスが秀逸というか。
良くも悪くもフランスっぽさが出ていますね。

ボルドーが混ざっていたら、多分そこにいってますね。

飲み進むととてもシラーっぽさが出てくるのですが、いわゆる安いシラー、シラーズとは違うんですよね。

う~ん、多分言いすぎだと思うけど、一度だけ飲んだことのある、コート・ロティに近い?
ミティークの回し者のようなコメントになってきましたが、やっぱりみんなに支持されるワインってのは美味しいんですね。

2003年なので、もう5年熟成されています。
最初に感じたスミレのような印象や、微妙に崩れたバランスもそこに起因するのかもしれませんね。

とにかく最初は香りが強く華やかでしたが、だんだん落ち着いてきました。

飲み進むと、単調さが気になってきます。
やや単純なフルーティな印象も出てきて、なんかちょっと興ざめ。

あんなに絶賛していたのに、お恥ずかしい。

最初の印象はとてもいいのですが、すぐに正体がばれる、すぐそっぽを向く、いわゆる裏切り者のワインの分類なのかな。

なんか、キュベ・ミティークに恨みでもありそうなコメントになってきましたね。

2008/09/02

ロベール スカリ シャルドネ 2005(ブラインドテイスティング:当てる)

・ユニ・ブラン40%、テレ40%、マルサンヌ20%(仏:ラングドックルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー)\980
・ヴィオニエ 、マルサンヌ、ルーサンヌ等(仏:ラングドック地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1680
・シャルドネ(仏:ヴァン・ド・ペイ・ドック)\1280

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

ロベール スカリ シャルドネ 2005
【外観】
濃い黄色。
ややオレンジがかっている。
艶と輝きがあり、粘性は中程度。

【香り】
厚みのある果実香。
パイナップルのような南国系の香り。
グラスを回すとヴァニラとクリームの印象。
スモーキーな印象もあり、重いこってりとした香りの印象だが、ヴァニラやハーブの印象とフルーツが相まって、フルーツケーキのようなイメージがある。

【味わい】
まろやかで厚みがある味わい。
フルーティさが強く、柔らかい。
ボディは厚く、ボリューム感がある。
酸味は程よく、バランスよく効いていて、厚みのあるボディに爽やかさを与えている。
余韻は5~7秒程度は残り、後味はやや乾いた印象。

【判定】
濃い黄色の外観からはヴィオニエかシャルドネ。
香りはニュートラルなフルーツ香で厚みがあるので、ここはシャルドネか。
飲み口は、こってり系のシャルドネそのもの。
ややスモーキーさを含んだ厚みのある果実香ととろみのある飲み口、シャルドネ以外であるとしたらセミヨンかな。
でもセミヨンないし。

ファイナルアンサーで、シャルドネ
で、ピンポン

典型的なこってり系シャルドネです。

【総評】
ロベール スカリ シャルドネ 2005
ROBERT SKALLI CHARDONNAY 2005

フランス:ラングドック・ルーション地方:ヴァン・ド・ペイ・ドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ

グルメシティで、半額ワゴンセール、640円で購入。
元値は1280円。

以前も飲んで好印象だったワインです。
こってり感もありながら、フルーティでまろやかで飲みやすい。
アルコール度が高いせいか、フルーティなせいか、ほんのりと甘みを感じますが、基本的には残糖がとても少ないドライなタイプです。

ただ、飲み物として完結しているので、料理には合わせにくいのかな?

http://products.suntory.co.jp/wine/0000000565/0000001009.html
※サントリーのサイトより引用
柑橘系の香り、バタースコッチやナッツを思わせる樽香が溶け合った心地よい風味。甘やかな余韻が長く続く名品です。


たしかにナッツかも。
癖のあるフルーツ香ってナッツのニュアンスが混ざっている場合が多いですね。

バタースコッチもなるほど、って感じです。

もっとボキャブラリーを増やさないとダメですね。

参考までにロベールスカリのサイトから
http://www.robertskalli.com/vins/pdf/chardo_RS_en.pdf

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