2014/01/11

ドメーヌ・マズール コート・デュ・ローヌ カルト・マロン 2000

ドメーヌ・マズール コート・デュ・ローヌ カルト・マロン 2000
ドメーヌ・マズール コート・デュ・ローヌ カルト・マロン 2000
Domaine Mazurd Cotes du Rhone Carte Marron 2000

フランス:コート・デュ・ローヌ地方AOCコート・デュ・ローヌ
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ、カリニャン、サンソー

リカーランドトップで、1580円で購入。

【外観】
清澄度:ちょっと濁ってる?
輝き:やや強め
色調:落ち着いた色調ながら、まだちょっと紫がかった、黒っぽい、濃いガーネット
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:14年前のワインの割には若さを感じる

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:ちょっと閉じた印象、血液、なめし革、鉄さび、ドライフルーツ、オリエンタルスパイス
香りの印象:まだ閉じている印象、熟成感がある

【味わい】
アタック:ソフト
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:なめらか、はっきりした
タンニン分:なめらか、優しい
バランス:やわらか、心地良い、フレッシュ感がある
アルコール度:やや高め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
熟成感のあるフルーティさ

【評価】
14年前のワインとは思えないフレッシュ感、程よい熟成感もある

【供出温度】
15-18度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし、飲む寸前

【総評】
このワイン蔵出しの古酒なので、実にしっかり管理された熟成感がとても好印象です。
この価格で、14年前のワインがこれほど品質が安定しているというのは、蔵出しならではでしょう。

出荷後の瓶内熟成は、バクチみたいなものなので、こうやってしっかりワインメーカーで熟成させたものは、これから人気が出そうですね。

でも、メーカーに10年以上置いておくというのは、その期間お金にならないし、場所もとるので、コストがかかっているはずなんですよね。
コート・デュ・ローヌでこの価格ってのは、とても良心的なワインだと思います。

外観は、熟成感のある落ち着いた色調ながら、まだ紫色がかっていて、若さを感じます。
底光りするような輝きを持っていて、粘性も強く、液面もツヤがあります。

香りは、まだ閉じている感じながら、鉄さびやドライフラワー、ドライフルーツなどの熟成感のある印象がありますね。
まだ開いていないので、これからどう変化するか楽しみです。

味わいは、マイルドで優しいアタックから、ジワッとジャムのようなフルーツ感が広がって、それほどボリューム感はないけど、フワッとソフトなボディで、フレッシュな果実感がアフターに残ります。

このワイン、美味しいですね。
ちゃんと管理された熟成感が素晴らしいと思います。
フルーティさとフレッシュ感を残した熟成感が、ワンランクもツーランクも上のワインを飲んでるみたい。

香りが開いてこないので、高い感じはあまりしませんが、スムーズでマイルド、熟成しているのにフレッシュという味わいは、20年熟成のシャトー・オーゾンヌとか、15年熟成のベルナール・デュガ・ピィ ジュヴレ・シャンベルタン クール・ド・ロワを思い出しました。

何とも、このワインは素晴らしい、と思っていたら・・・ あれ?アフターにちょっとカビ臭?
あれれ?このワイン、微妙にブショネ?

もうちょっと様子を見てみよう。

今日の晩御飯はトマト鍋。
鶏肉とキャベツなどなど入ってます。

パルメザンチーズを入れて合わせると、とても良く合いました。

熟成したワインって、懐が深くなって、合わせられる食事の幅が広がりますよね。

ピザとかパスタよりも、ちゃんとした食事に合わせたいですね。
和食も結構いけるかも。

この価格でこの安定した熟成感は抜群にいいですね。
ブショネっぽい感じも気のせいだったようで。

とても良いワインだと思います。

■楽天ショップへのリンク

[2000] コート・デュ・ローヌ カルト・マロン ヴィエイユ・ヴィーニュ (ドメーヌ・マズール)Cotes du Rhone ”Carte Marron” V.V.(Domaine Mazurd)

※サイトより引用
16世紀より代々コート・デュ・ローヌ地区でワインを造り続けているマズール家。
現在では、150ヘクタールもの自社畑を所有する由緒ある蔵元です。
代々続く蔵元だけあって、樹齢100年以上のぶどうの木が植えられている畑や、丘の上に広がる日当たりの素晴らしい斜面に畑を所有しています。
伝統的な醸造法を継承しながら造られるワインは、その生き生きとしたパワフルな生命力に驚かされます。
オーナーのマズール氏が言うには、「ワイン醸造においてはぶどうの品質が一番大事で後は、そのぶどう本来が持つポテンシャルを最大限にワインに浸透させることが必要」と力説します。
彼は、良く出来た年のワインを長期間タンクや樽で寝かせて熟成させています。
彼の造るワインの真価は、その長期熟成が可能である上に素晴らしい状態に変貌することです。
マズール家のワインは、フランス国内ではレストランや専門店のみに販売しており、欧米のワイン専門家や有名評論家が目を付けて接触して来ますが、彼の性格がそういった投機的なビジネスマンたちを受け付けなく門前払いしてしまうことも彼の魅力かもしれません。
何といってもそのワインの魅力は、時間が経つにつれて広がる華やかな香りと甘み。
じっくりと楽しみたい素晴らしいローヌワインです。

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