2006/09/30

Vega de Aranjuez ヴェガ デ アランフェス

Vega de Aranjuez
ヴェガ デ アランフェス

国:スペイン
地域:カスティーリャ・イ・レオン
格付:ビーノ・デ・ラ・ティエッラ
輸入業者:中部貿易
買った店:OKストア
品種:アイレン

価格:298円くらい

最初の香りは発酵臭がメインでフルーティさ、はあまりない。
アルコール度の高めの辛口のワインかなと思って飲むと、あっけないほど軽い飲み口。

あー、これってテーブルワインだ
とすぐ分かる印象。
※実はテーブルワインではない

でも全体のバランスが良くて、決して悪くない。

全体的にか細いなかでもよくまとまっていて、嫌な印象はない。

だんだん香りには樽のニュアンスが出てくるが、決して嫌味でない。
洋梨のようなフルーツの香りもだんだんくっきりしてくる。
ミントのような香りも感じる。
とにかく、香りはいい、普段のみにはとてもよいかも。

樽からくるものか、品種からくるものか、スモーキーな香りの印象もあり、香りはとても楽しめる。

食事とあわせる、というタイプのワインではないので、ためしにピスタチオに合わせてみたらばっちり。

カミさんが、ワンタンの皮にチーズとパセリをのせてオーブンで焼いたつまみを作ってくれましたが、とてもよく合う。

宴会、飲み会用、って感じかなー。
だれでも受け入れてくれそうなワインです。

でもやっぱり、飲み口が水っぽいかなー、ちょっと。

香りがとてもいいだけに、
余韻0、みたいな飲み口が気になってしまいますが、
価格を考えると、とてもお買い得だと思います。

Dominique Laurent Mercurey 1er cru Les Saumons 1997 ドミニク ローラン メルキュレ プルミエ・クリュ レ ソーモン 1997

Dominique Laurent Mercurey 1er cru Les Saumons 1997
ドミニク ローラン メルキュレ プルミエ・クリュ レ ソーモン 1997

国:フランス
地方:ブルゴーニュ
AOC:メルキュレ
輸入業者:不明(たぶん蔵家さん)
買った店:町田の蔵家さん
※最近行ってなくてすみません

価格:2980円

3年前くらいに買って、
我が家のセラー(本当はワインクーラー)に入っていたもの。

ドミニク・ローランは何本か飲んだけど、あまり印象に残っていない。

新樽200%、で有名ですよね。
最近、樽香に対してやや批判的になってきているので、ちょっと時代遅れの味かも、って思ってあけたんですが、やはりしっかり作っているブルゴーニュはおいしい。

デキャンタに移した時の色の印象は、まさに「黒」でしたが、グラスにいれると割りと透明感があり、少しオレンジっぽくなっている色。
この透明感がとてもいいですね、ピノノアールは。
※ドミニク・ローランのものはオリある事が多いので、デカンタージュしました

最初は硬く、鉄のような、鉱物のような印象で、かなり収斂性のある飲み口。
飲むとやや甘さを強く感じる、全体的にフルーティ(ジャムのような)印象。

飲みすすんでいくとだんだん良くなってきました。

ピノノアールって、やや萎れたようなバラの香りと、なめし皮、動物的な香りが印象的だと言われてますが、まさにそんな感じ。

グラスの残りが少なくなると、樽香がふわっと香ってきます。

最後の一口の印象は、
香りはなめし皮に金属のビスが打ってあるような、たとえばバイクのサドルのような印象。
飲み口は収斂性が強く、やや人工的な印象。
インクとか、あるいは石油製品のニュアンスを感じる。
そう書くとなんだか美味しくなさそうだけど、とても好印象、深みを感じる。

しかし、なんでしょうか、いつもブルゴーニュを飲むと思うのが、とても美味しいんだけど、喉に渋みが残る。

アメリカのピノノアールなんてそのへん心得たもので、滑らかな口当たりで後味もいいものが多いですよね。
まあ、それはそれで、つまらないものも多いんですが。

我が家的な感想では、ピノノアール(とくにブルゴーニュ)は神経質でとっつきにくい。

1年間ピノノアールばかり飲み続けた年もありましたが、最後までピノノアールを理解した!というところまでいきませんでした。

いつも、なんかつかみきれない。

でもとても魅力的。

その不思議で深いところがブルゴーニュのピノノアールの本質でしょうか。

一生、ピノノアールの深みを探っていきたいとおもいます。

ピスタチオ

白ワインのつまみに、よくピスタチオを買ってきます。

塩気も強くないし、グリーンのニュアンスも感じて、ナッツの油脂もしっかり感じるし。

日常飲むワインには問題なく合うのでは、と思うのだけど、どうなんでしょうか。


新婚旅行で、一度だけギリシャにいきましたが、クルーズで回った島では、堤防を散歩しているおじいさんが、ジャケットのポケットからピスタチオを取り出して食べ、殻を海に捨てている風景を見ました。

ピスタチオ=ヨーロッパ

って印象が強くなった光景でしたね。

なぜだかヨーロッパって、懐かしい印象を覚えますね。

2006/09/29

MAISON FORGEOT Chablis フォルジョ シャブリ 2005

MAISON FORGEOT Chablis 2005
フォルジョ シャブリ 2005

国:フランス
地方:ブルゴーニュ
AOC:シャブリ
輸入業者:サントリー
買ったお店:グルメシティ
価格:1600円くらい

第一印象は、爽やか、ドライ、切れのいい、
って感じで、いわゆる「シャブリ」という印象が強い、
好印象なワイン。

発酵臭を最初に感じる、いわゆるシャブリらしいイメージ。

しかしながら、やや痩せ気味のボディや、残る酸味が気になり、
さらに進むにつれて、樽のニュアンスも鼻についてくる。

ひねくれものの我が家では、樽のニュアンスを感じたとたんに、シャブリらしさ、というものを半減させられた気になってしまう。
(ここには賛否両論あるかとは思いますが)

飲み進むにつれて、口の中に酸っぱさが溜まってくるのは、シャブリとしては許せるのだけど、ひょっとしてこの微妙な樽香が爽やかさを無くしてしまっていて、全体のバランスを崩しているのでは、と感じてしまう。

以前も飲んだことがあるのだけど、なんだか良い印象が残らない。

人にたとえると、割と好印象なんだけど、別れ際にそっけなかったり、複雑な表情をされたり、とかいった感じ。

絶対、この樽香がフィニッシュを重くしてると思うなー。

香りの印象は、白い花の香りとか、柑橘系の香りとか、ややグリーンな香りも混ざってとても爽やかなんですけど、飲んでみると、余韻がややもたついて重い印象なんです。

でも樽香で重みとか深みを与えないと、本当に安いワインの印象になってしまうのかな。

ビジネスとしては難しいですね。
樽のニュアンスが香りの底上げをしているような気もしますしね。

このクラスのワインにしてはアルコール度が高いんでしょうかね。
足のしっかり立つ、白としては強めの12.5%です。

香りを優先しすぎたのかなー。

2006/09/28

Jacob's Creek CHARDONNAY 2005

Jacob's Creek CHARDONNAY 2005
ジェイコブス・クリーク シャルドネ 2005

国:オーストラリア
地域:サウス・イースタン・オーストラリア
村名:バロッサ・バレー

ジェイコブス・クリークのシャルドネはもう何度飲んだか分からない。

2004では樽香がきつく、我が家的には合わないワインだったが、
2005になって樽のニュアンスが弱まり、非常に好感度が増した。

フルーティ、柑橘系、グレープフルーツのような香りに、
シャブリっぽい、発酵臭。
(ミネラルっぽいというか)

北部(オーストラリアでは南部)で作られたような、シャープな印象。

ベタベタした甘さはなく、すっきりとしているけど、
果実味はたっぷり、といった感じ。

グラスが空になると、ふっと樽香が香って、
樽使いの絶妙さが、感じられた。

http://www.jacobscreek.jp/our_wines/tasting_note/core/pdf/core-chardonnay05.pdf

ハーフで飲んだので、一本空けたときの印象は分からないが、
やや変化の無い、一本調子なところが今まではあったかな。

ちなみに、今日、シャルドネのグラスを一つ割ってしまった。

2006/09/27

Baron De Lestac Bordeaux Rouge バロン ド レスタック ボルドールージュ

Baron De Lestac Bordeaux Rouge
バロン ド レスタック ボルドールージュ
カステル社 

国:フランス
地方:ボルドー
輸入元:サントリー
買ったお店:グルメシティ

カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ
ボルドーAC

Eleve en futs de chene
オーク樽で熟成

バロンドレスタックにはかなり信頼をおいている。
サントリーが輸入するワイン全般にも。

透明感のあるワインが好きで、タンニンが沈殿しているようなワインはあまり好きじゃない。

どんなに濃いワインでも、透明感は必要だと思っている。

バロンドレスタックの赤も、期待通りの透明感。
そして、香りも複雑な要素を持っていて合格点。
飲み口がやさしく、まず、第一印象で「おいしい」。

すいすい、飲めてしまうのだけど、
飲み進めていくうちに、変化がなく、
最初の印象から変化が無いところが気になってくる。

優等生ワインによくある、とても上手に化粧されたイメージ。

ワインの醍醐味はやはり、「深み」にあると思うので、
やはり最初の印象がそのまま続くワインは途中で飽きてしまう。

しかし、特売980円で買ったワインにそんなことまで求めたくなるのは、やはりこのワインが良いからで、デイリーワインのクラスとして、非常に満足度が高いことは間違いない。

常備しておいても損は無いと思わせるワインの一つじゃないでしょうか。

2006/09/24

指がちぎれそうになった話

家の混合水洗を取り替える作業をしていたときの話。

水道の元栓を締めるのに塀を乗り越えて入って、また出るときに柵に手をついて飛び降りたら、なんと指輪が柵にひっかかってしまい、あやうく指がちぎれてしまうところでした。

指輪がひっかかった状態で足がついたからいいけど、もう少し高かったら・・・

指輪をはめていた左薬指は腫れてしまい、指輪がつけられないほど。

そういえば、カミさんの友達の旦那が自衛隊で、パラシュート降下練習の時に、指輪がひっかかって指が取れてしまった隊員がいたとか。
くわばらくわばら。

私の指にかかった衝撃は、ゆがんだ指輪が物語っていました。
どこかで修理しないと・・・結婚指輪だし・・・

Muscadet Sevre et Maine ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ

Muscadet Sevre et Maine ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ
DMガデ
Gadais Pere et Fils

Vieilles Vignes ヴィエイユ・ヴィーニュ
Sur Lie シュールリー

国:フランス
地方:ロワール(ナント)
AOC:ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ
買ったお店:成城石井
価格:1490円

香り、
柑橘系のフルーツの香り、グレープフルーツのような爽やかな第一印象。
そこに、ケミカルというかミネラルというか、
多分炭酸ガスに起因するものだと思うのだけど、もわっとした香りがかぶっている。
それから、ナッツのような印象も感じる。
爽やかな香りのベースに、そういった要素も加わって、やや複雑な印象。
味に期待を持たせる。


最初に口にいれると、あっけないほど軽い。
そして、きれいに消える。

アルコールが入っているの?って感じだけど、実はちゃんと12%ある。
ちょっと冷えすぎていたのかもしれないけど、良いワインによくある、拍子抜けする第一印象。

飲み進んで、中盤からややエーテル臭のような印象になって、
ちょっとダメかなー、と思うが、後半このワインの良さが出てくる。

まろやかに落ち着き、そして腰もくだけない。
穏やかで、しなやかなボディ。

香りも樽を少し感じるふくらみのある印象に変わるが、フルーティさはしっかり残る。

ある意味優等生的なワインだけど、
また飲みたいと思う。
とても好印象。

そうそう、シャンパーニュが好きな人は、いいんじゃないかな、って思ったけど、見当違いだったらごめんなさい。

それにしても、最近ネクターっぽい後味っていうのか、
トロッとした余韻のワインが多い気がする。

コート・デュ・ローヌの白とかにもあるけど、
ロワール産のワインにもあるような。

私はそんなに嫌いじゃないのだけど、酒飲みのカミさんはあまり好きじゃないみたい。
なんとなく、媚びているような感じがするのかな?

2006/09/23

TAVEL ロゼ

DOMAINE LAFOND
ROC-EPINE
TAVEL ROSE 2005

ドメーヌ ラフォン ロック・エビーヌ

買ったお店 成城石井
¥2090

ALC 13.5%

http://www.tavel.tm.fr/jp/Roc-EpineJ.htm

フランス3大ロゼワイン、タヴェル、アンジュ、プロヴァンスロゼ

タヴェルはグルナッシュが主体
他にシラー、ピクプール

今日のロゼは
Grenache noir 60%, Cinsault 15%, Clairette 9%, Syrah 5%, Grenache Blanc 5%,Carignan 3%, Mourvèdre 1%, Picpou 1%, Bourboulenc 1%.
らしい

はじめはフルーツや花の香りでわりと華やかなロゼらしい印象があるが、それが過ぎると、非常に骨格のしっかりした印象に変わる。

香りだけでいうと、最初はミネラルの印象のある白ワイン、後半になると木樽の印象のしっかりした赤に変わる。

しっかりしたロゼは苦いというが、これはそんなことはなく、非常に口当たりがよい。

ただロゼワインを飲みなれてないと、白を飲んでいるのか、赤を飲んでいるのか落ち着かない印象。
ロゼの楽しみ方を知ると、ようやく一人前でしょうか。

アルコール度が13.5%とやや高めなのに、飲んだ感じはやさしく、ライトな印象。

大変よく出来たワインであることは間違いないでしょう。

2006/09/22

なぜシャルドネを間違えたのか

ソーヴィニヨンブランや、リースリングにある、種や茎の青いスパイシーな香り。

これを感じてしまって、どちらかに選択肢を絞り込んだ。

かなりフルーティな香り、味わいだったので、リースリングを選んでしまった。

リースリングと思ったので、「菩提樹」なんてワードにもチェック入れてしまった。


サントリースクールの講師の女性は、ある日突然分かるようになる、
って言っていたけど、英語を話せる人が同じような事を言っていたな。

私にもその日は来るのか。

シャルドネの呪縛

予想以上に、
二次試験のテイスティングでシャルドネを間違えたことが、
心にひっかかっています。

これを克服するのはただ一つ。

来年も二次試験を受けて、リベンジするしかないでしょう。

もし受かってしまったら、
負い目を持ち続けなくてはなりません。

テイスティングの試験は品種当てゲームではなく、
品種を全部外しても受かる人は受かるらしいですが、
それでも、品種をきっちり当てるってのは、
テイスティングの醍醐味ですよね。

2006/09/19

そういえば夢の話

ワインエキスパートの試験前夜、
ものすごいスピードで走るピンクのナメクジを、黄色のムカデが追いかけている夢をみた。

しかも走っていたのは、私が転職するという設定のファミレスだった。
ファミレスなのに、床は土。

友人に「とりあえず研修ってことで現場で働いているんだけど」って言っていたけど、自分でもこのあとどうなるの、って思っていた。43にもなろうっていうのに。

これはワインの資格なんて取ってどうなるの?という自分自身の問いかけかー!!!

ワインエキスパート二次試験を終えて

分かったことあれこれ

・緊張して喉が渇くと舌がしびれる

・かといって、水分をたくさん補給するとトイレが近くなる
 口頭試問とデギュスタシオン続けて立席不可ってのは厳しい

・一番多く飲んでいるシャルドネを間違えて、改めてシャルドネの奥深さを知った
 というより、今まで何本飲んだと思ってるんだまったく、情けない・・・

・ピノノアール(アメリカ)、カベルネソーヴィニヨン(オーストラリア)は正解
 品種は合っていても、味香りの選択肢が間違っていたらアウトだけど

・ピノノアールにはとりあえず「なめし皮」「枯れたバラ」を入れといた

・カベルネソーヴィニヨンには、「すみれ」「木樽」「ヴァニラ」を入れといた

・アルマニャックは思い切り間違えて、日本のモルトウイスキーにしてしまった・・・

・しかし、シャルドネ、ピノノアール、カベルネソーヴィニヨン、アルマニャックって
 ストレートすぎじゃない?

・今後の課題としては、リキュール、シャンパン、ドイツワイン

・思ったより口頭試問は書き写せた

・焼酎も一通り飲んでおいた方がいい

・しかし、アルマニャックとコニャックの違いって分かるのかな?

・試験終わって、1ヶ月ぶりくらいにビール飲んだけど、あまりおいしくなかった

・ワインを飲むときのスタンスが変わった
 分析的に飲むようになった反面、 自分にとって   
 おいしいかおいしくないかという基準がややあいまいになったのでは

・半年くらいワイン中心で生活していて、
 試験が終わったらもうワインはいいかな、
 と思うんじゃないか思ったが、やっぱりワインはおいしい

・ラムも結構おいしいね

・シャルドネとはこれからも真剣に向き合っていかなければ・・・

・二次試験落ちたらmixiで二次試験落ちた仲間に入ろう

・まずはワインの呪縛から逃れて、通常の生活に戻ろう
 仕事で覚えないといけないものもたくさんあるしね

2006/09/13

ようやくブログ立ち上げ

無駄なアイデアとか、日々気がついたこととか、アップしてみましょう。

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