2013/10/20

レ・オート・ド・ベレール 2011

レ・オート・ド・ベレール 2011
(1)ガルナッチャ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%(スペイン:北部地方:DOカンポ・デ・ボルハ:03)\2000
(2)メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%(フランス:ボルドー地方:AOCボルドー:2011)\1980
(3)シラーズ100%(オーストラリア:GIサウス・イースタン・オーストラリア:12)\850

の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:少し紫がかったルージュの、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、深い透明感と、輝きがある。

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:カシス、ブラックベリー、なめし革、黒胡椒、プルーン、カラメル、グリーン系ハーブ
香りの印象:やや弱め、第1アロマが強め

【味わい】
アタック:軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):ドライ
酸味:はっきりした、シャープな
タンニン分:緻密、軽め
バランス:心地よい、流れるような
アルコール度:やや弱め
余韻:少し続く

【フレーヴァー】
スパイシー

【評価】
シンプルでストレート、ドライなまとまり

【供出温度】
11-14度

【グラス】
中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【判定】
深い透明感があり、輝きがある。
まだ若いので、この中ではボルドー。

香りは控えめで、スパイシーな印象が強め。
フルーツ感は弱く、硫黄の影響のようなミネラル感もある。
カベルネ・ソーヴィニヨンのグリーン香を感じる。

味わいは、ミディアムボディで、ドライで、ソリッド。
固い印象で、ボリューム感は無い。
フルーティさも少なく、伝統産地のイメージ。

3択で、10年前のワインが外れて、オーストラリアのシラーズと、ボルドーという2択。
少なくともオーストラリアのシラーズでは無い。

ファイナルアンサーで、ボルドー
で、ピンポン

シンプルで、素直な印象のボルドーです。

【総評】
レ・オート・ド・ベレール 2011
LES HAUTS DE BEL AIR 2011

フランス:ボルドー地方:AOCボルドー
アルコール度:12.5%
ブドウ品種:メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%

セラー専科の通販で、12本セット6600円、1本あたり550円で購入。
参考価格は、1980円。

深い透明感があって、底光りした輝きのある外観。
色味は若々しいですが、紫色は控えめで、キレイな色調です。

香りは、あまり強くありません。
果実感は控えめで、スパイスやミネラルの印象が強め、時間が経つとカラメルのような樽の印象が出てきます。
華やかさがなく、地味なタイプですが、悪くはありません。

味わいは、ミディアムボディでシンプル。
軽めで爽やかなアタックから、ふくらまずに、すーっと爽やかに流れて、じわっと旨みを残して、ややエグミをもった後味でフィニッシュ。
乾く感じはなく、フレッシュな印象ですね。

シンプルでドライ、素直で、清潔感のある素直な味わいですが、ちょっと真面目すぎる?

今日の晩御飯はロールキャベツとピラフ。
ロールキャベツはトマトソース付きです。

このワイン、シンプルな味わいなので、ぴったり合うわけではありませんが、特に問題ありません。
トマトソースがつなぎになります。

やや地味な雰囲気、固いイメージがありますが、実直で素直なワインですね。

でも、このワイン、2000円近くする印象はまったくなくて、せめて1000円くらいのイメージなんですよね。

時間が経っても変化もなく、逆に力が落ちてくる感じは、1000円でもちょっと高い、って感じ?

きらいじゃないけど、オススメできるワインではありませんね。

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