(1)ジンファンデル(米:カリフォルニア州:11)\1399
(2)カルメネール(チリ:コキンボ地区域:エルキ・ヴァレー:10)\1299
(3)シラー、メルロー、テンプラニーリョ(スペイン:カタルーニャ州:DOカタルーニャ:08)\1090(特売)
の3本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:紫がかった、濃いガーネット
濃淡:濃い
ディスク:厚め
粘性:強い
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、よく熟した
【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:カシス、プルーン、メントール、樹脂、ハーブ
香りの印象:新樽のような印象
【味わい】
アタック:優しい
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:なめらか、しっかりしている
バランス:心地良い、流れるような
タンニン分:弱め
アルコール度:やや弱め
余韻:やや長い
【フレーヴァー】
フルーティ(濃縮感のある)
【評価】
濃縮感があり、まろやかな優しいまとまり
【供出温度】
15-18度
【グラス】
中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【判定】
濃い外観ながら、深い透明感がある。
若い印象なので、2010年か2011年くらい。
香りは弱めながら、メントールのような揮発性の印象が強い。
すっきりしている。
味わいは、優しくまろやかで、タンニンが控えめ。
ニューワールドテイスト。
カルメネールが一番近い。
カルメネールって、いままでの印象では、スパイシーなメルローと濃いサンジョヴェーゼ。
そういう点では、濃いサンジョヴェーゼが近いか。
ジンファンデルは、フォクシーフレーヴァーというか、生のブドウのような印象があるパターンが多いですが、これはそういった要素はありません。
ファイナルアンサーで、カルメネール
で、ブー
なんとジンファンデルでした。
【総評】
レイヴェンスウッド ヴィントナーズ・ブレンド ジンファンデル 2011
RAVENSWOOD VINTNERS BLEND ZINFANDEL 2011
アメリカ:カリフォルニア州
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:ジンファンデル
リカーランドトップで、1399円で購入。
このワイン、2006年ビンテージを飲んだことがあるのですが、その時の感想は、フォクシーフレーバーと、香木のようなスパイス香。
フォクシーフレーバーは食用ブドウの持っている独特の香りで、ファンタグレープや巨峰のような香りと言われてますね。
確かに、生ぶどうのような味わいではありますが、バランスよくまとまっているので、あまり気になりません。
ほんのり甘さもあって、飲みやすいタイプで、いかにもカリフォルニアって感じ。
飲みやすいので、ワインだけで、どんどん飲んでしまいますが、アルコール度はそこそこ高めなので要注意ですね。
イメージ的には、プルーンジュースとか、干しぶどうをジュースにしたような感じがあります。
今日の晩御飯はタンドリーチキン。
このワイン、鶏肉くらいでちょうどいい感じ。
カレーのスパイスを、ワインの甘みが馴染ませてくれるような合い方をします。
カミさんに価格感を聞いたら、1280円でほぼ正解。
ワインだけだと甘い感じだったけど、タンドリーチキンには良く合った、という感想でした。
ちょっと甘みがあって、角の取れた、ジュースっぽい感じがカミさんの嫌いなタイプかと思ったら、意外と好評でした。
飲みやすくて、食事にも合わせやすそうですが、やや果実味が強めで、甘みもあるので、ドライなワインが好きな人にはちょっと受け入れられないかもしれません。
カリフォルニアワインがあまり好きじゃない私ですが、このワインは良いと思います。
納得感がありますね。
■関連リンク
フォクシー・フレーバー
レイヴェンスウッド ヴィントナーズ・ブレンド ジンファンデル 2006
フェッツァー ボンテッラ ジンファンデル 2001
スーラ・ヴィンヤード レッド・ジンファンデル 2007
ペッパーウッド・グローヴ・オールドヴァイン・ジンファンデル 2005
■楽天ショップへのリンク
レーヴェンスウッド・ヴィントナーズ・ブレンド・ジンファンデル・カリフォルニア[2011]年 Ravenswood Vintners Blend Zinfandel[california][2011]
※サイトより引用
1976年に327ケースのファーストヴィンテージを生産して以来、今やジンファンデルのトップ・プロデューサーの地位を確立したジョエル・ピーターソンにとって、はじめから「ジンファンデルが全て」でした。レーヴェンとは渡りガラスの意。アラスカ先住民族に伝わる「渡りガラスの神話」にちなみ、森を創造し自然を見守る幸運のカラスがラベルのモチーフになっています。
NO WIMPY WINES!「軟弱なワインなんか作ってられるか!」品質を追求するあまり経営難に直面する中、ホワイト・ジンファンデルがもてはやされるようとも首尾一貫してジンファンデルにこだわり続けたジョエル・ピーターソン。そんな彼が飲みやすく親しみやすいスタイルとして編み出したのがヴィントナーズ・ブレンドです。
フレンチオーク100%で12ヶ月熟成!スパイシーなオーク香にあふれ、しなやかなタンニンと長く続く見事な余韻が心地良い!
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