Domaine Latour Giraud Meursault Cuvee Selectionee 2007
フランス:ブルゴーニュ地方:AOCムルソー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ
町田の蔵家さんで、4280円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強め
色調:少しオレンジがかった、色味の強いイエロー
濃淡:濃い
ディスク:やや厚い
粘性:強い
泡立ち:スティル
外観の印象:やや熟成感のある色調、よく熟した
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:ミネラル、リンゴ、蜜、白い花、バタークリーム、シードル
香りの印象:やや熟成感がある、濃縮感のある
【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:豊か、シャープな
バランス:厚みのある、シャープな
苦味:コクを与える
アルコール:強め
余韻:長い
【フレーヴァー】
フルーティ(熟成感のある)
【評価】
濃縮感があり力強いが、シャープな酸味が全体を締めている
【供出温度】
11-14度
【グラス】
中庸、大ぶり
【総評】
お正月なので、ちょっといいワイン。
香りもしっかりしていて、ボディも強いタイプですね。
前回飲んだムルソーは、ムルソー メゾン・サン・ニコラ 2009。
私が当たるムルソーは、ボディが強くても、ちょっと痩せた印象のものが多いのですが、これもそんな感じ。
主張の強さはありますが、頬がこけてる、とでも言うか、ちょっとギスギスした飲み口です。
樽の影響も強く、木酢液のような収斂性も感じます。
我が家的には苦手なタイプですが、時間とともに変わってくるかもしれません。
今日の晩御飯は、おせちと、ブリの刺身。
まあ、当たり前ですが、おせちも刺身も、まったく合いません。
しょうがないので、スモーク、ブリー、コンテ、パルミジャーノのチーズに合わせてみました。
スモークはまあまあ、ブリーは苦味がちょっと合わない、コンテはそこそこ、パルミジャーノは塩気が強くてダメ。
ミックスナッツにも合わせてみると、アーモンドにバッチリフィットしました。
カミさんに感想を聞いたら、「樽香が苦手。でも高そうなので、1780円くらい?」。
4280円と伝えたら、それは高いね、という答えでした。
このワイン、ホントに樽香が強くて、木のチップを投入したような感じです。
ムルソーって、最近、我が家的な当たりがありません。
でも飲み進んで、時間が経つと、だんだん全体のバランスが良くなってきました。
樽香の印象が弱まって、ミントのようなハーブ香に変わって来ましたね。
香りが落ち着いてくると、全体のまとまりはとても良いですね。
これは、飲み終わりが一番美味しいタイプかも。
メリハリのある、分かりやすい美味しさを目指しているような気がしますが、逆に繊細さは期待出来ません。
最後の最後に、ユーカリオイルのような揮発性のある香りが強くなって来ました。
デキャンタージュとかして、樽香を一度飛ばしてしまうと良かったのかも。
複雑性のある、味わい深いワインである事は間違いありませんね。
■楽天ショップへのリンク
【ドメーヌ・ラトゥール・ジロー】ムルソー キュヴェ・セレクション[2009]
※サイトより引用
ムルソーの地で16代に渡りワイン造りをしてきた歴史あるドメーヌですが、自社での瓶詰めを始めたのは先代ピエール・ラトゥール氏で、1982年のことでした。現当主ジャン・ピエール氏が 醸造学を身に付けてドメーヌに参加してからは、ステンレス・タンク醗酵等の近代技術を導入し、世界中で人気が上昇しています。日本ではまだ名が知られていませんが、ヨーロッパやアメリカでは近年トップ・ドメーヌの仲間入りを果たしたスーパー・スターとして注目されています。
ジャン・ピエール・ラトゥール氏のこだわり
限りなく自然に近いワインを追求すること。 全てのワインはノン・フィルター(1994年以来)
クリーンな果実味と樽香のバランスが良いそのワインは「熟成に 耐えるだけの力を持ちながら、若いうちからでも飲み頃を迎える」という現代的スタイルです。
透明感にあふれ、非常にパフォーマンスに優れたムルソーです。
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