(1)バッカス(英:イングランド南東部:05)\2400
(2)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCシャブリ・プルミエ・クリュ:10)\1880
(3)ムロン・ド・ブルゴーニュ(仏:ロワール地方:AOCミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ:10)\1040
(4)ソーヴィニヨン・ブラン(NZ:マールボロ:10)\880
(5)フィアーノ(伊:シチリア州:IGTシチリア:10)\700
の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
若々しい麦わら色をした、レモンイエロー。
色調はグリーンがかってて、ちょっとグレーっぽい。
輝きはかなり強い。
粘性は強め。
【香り】
マスカットやライチのような強い果実香。
柑橘系の印象もあり。
グラスを回すとクリームっぽさが出てくる。
青草のようなグリーン香。
シャープと爽やかさのある印象。
アロマティック品種のイメージ。
【味わい】
残糖をわずかに残したセック。
シャープでキレのあるアタック。
酸味は強烈に強い。
アルコール度はそこそこ高そうで、後味にアルコール感が残る。
ボディはシャープでスレンダー。
口に含んでも膨らまず、シャープな酸味が広がり、後味に微かな苦味を残す。
余韻は少し続く。
【判定】
若々しさのある淡めの外観からは2010年のものがすべて候補になる。
かなり強い輝きがあるので、価格は高めか。
香りはマスカットのような果実香に青草香。
ソーヴィニヨン・ブランの印象。
ペトロール香に近いミネラル感もある。
味わいはシャープで強烈な酸味。
ほんのり甘みもあって、ニューワールドのソーヴィニヨン・ブランって感じ。
ほぼニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランで決定だが、他の選択肢も検討。
フィアーノはイタリアっぽい香りが無いので除外。
ムロン・ド・ブルゴーニュはシュール・リーの印象が無いので除外。
シャブリ・プルミエ・クリュはちょっと迷うところだが、これだけソーヴィニヨン・ブラン香があれば間違い無いだろう。
ファイナルアンサーで、ソーヴィニヨン・ブラン
で、ピンポン
かなりシャープなタイプのソーヴィニヨン・ブランです。
【総評】
サテライト ソーヴィニヨン・ブラン 2010
Satellite Sauvignon Blanc 2010
ニュージーランド:マールボロ地区
アルコール度:14%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
西友で、880円で購入。
振り切れてるというか、迷いのない感じが好印象。
かなりシャープなタイプで、後味もいいです。
この価格でニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランが飲めるのはありがたいですね。
安いからといって品質が悪いわけではありません。
カミさんに価格感を聞いたら、880円。
ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランってブランドを考えないと、確かにそんな感じ?
シャープで、ボリューム感が無いところが、あまり高そうでは無いですけどね。
以前は、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランってだけで、2000円を超えるものがほとんどでしたが、最近は大分安くなってきました。
でも、このワインみたいに1000円切るような価格は珍しいですね。
基本的にスレンダーで、シャープな味わいですが、グラスが空になると、残り香に樽の印象があります。
今日の晩御飯は春巻き。
このワイン、ビールみたいな合い方をします。
塩気と油をさっぱりさせる、みたいな。
そういう点では、いろんな料理に幅広く合うのかも。
食事が終わって、ワインだけで飲んでると、酸味が強すぎるのが難点です。
胃酸が強めの人(実は最近私も・・)には、厳しいかも。
おつまみで、ナッツとドライフルーツのミックスに良く合いました。
ワインのフレッシュさが活きてきます。
合わせる食事によってはすごく活きてきくる、素直な味わいのワインだと思います。
とにかく、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランがこの価格で買える、というのがポイントですね。
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