・カベルネ・ソーヴィニヨン(ヴァン・ド・ペイ・ドック:レゼルヴ ベルトミュー)\1120
・シラー(米 マーカム グラスマウンテン)\880
・サンジョヴェーゼ(サンジョヴェーゼ ディ ロマーニャ)\980
の4本のうちから1本を空けてもらい、ブラインドテイスティング
【外観】
透明度の高い(澄んだ)
健全な外観
濃い色合い
紫色を帯びた
(明るい)ルビー色
粘性あり
透明度は中程度
【香り】
豊かな香り
濃縮感のある
カシス
ブラックチェリー
フルーティ
ヴェジェタル
コーヒー
焦げ臭
なめし革
黒こしょう
【味わい】
なめらかな口あたり
若々しさを感じるアタック
フレッシュな酸味
やわらかい酸味
辛口の
心地よい渋み
収斂性のある
バランスのとれた
現在飲み頃に入っている
余韻は10秒以上
スパイシーな風味
アルコール度:13%? →×13.5%
収穫年:2005? →×大外れ 2001年
飲用温度:15℃? →16~17℃くらいが正解だが、ライトボディなのでOKかな
【判定】
外観は底が見える程度の透明感。
やや紫色で若い印象。
クリュ・ブルジョワ以外はすべて入る。
香りは、濃縮感のあるフルーツ香から、やや動物香、それからスパイス香。
スパイスの印象が強く、これはシラーだな、という印象。
樽の影響も感じられて、コーヒーっぽい印象もある。
飲み口はフレッシュ感があり、酸味はほどほどに効いている。
甘さをほとんど感じないセックな印象だが、あと味にほんのり甘さが残る。
アルコール度は結構ある感じ。
ほぼシラーに決定するも、ややジュースっぽい飲み口が気になる。
酸味もやや軽い酸味でイタリアっぽさを感じる。
そういえば、動物的な印象も強く、サンジョヴェーゼの可能性が段々浮上してくる。
最後の決定打は、飲み口の軽い印象。
シラーは甘さを主に感じるが、イタリアは酸味を主に感じる。
ファイナルアンサーで、サンジョヴェーゼ
で、ぶーーー!
やっぱり、シラーだった、がっかり。
【反省点】
反省点だらけですが、香りの印象は間違いなくシラー。
サンジョヴェーゼと思ったポイント
・スパイシーなんだけど、なめし革のような動物香を強く感じた。
以前、テイスティング会の時に、20年くらいたったブルネッロ・ディ・モンタルチーノを飲んで、鶏小屋のようなムスクand動物香を感じて、それ以来サンジョヴェーゼは動物香というイメージが固まってしまった。
明るさの感じと、動物的な印象で、つい選らんでしまった。
・飲み口がややフレッシュで酸味が強い
シラーってちょっと落ち着いていて、甘さを感じる場合が多いが、これは全然違う。
カシスくらいだけど、果実味が主体の飲み口。
マーカム・グラスマウンテン・シラー 2001
GLASS MOUNTAIN SYRAH 2001
いいワインですよ。
コストパフォーマンスがとても高い。
香りはとても複雑性があって、味わいもフルーティとは言いながら、カシスくらいの落ち着いた印象。
最近、カリフォルニア当たり続きです。
■楽天ショップへのリンク
http://www.rakuten.co.jp/yanagiyawine/180610/294682/#1403365
※サイトより引用
色もそろそろオレンジが浮き出てきそうな深いガーネット色で、ほどよく熟成を経たことを示しています。レッグも十分にあり、ヴィンテージの良さと味わいの厚みを予感させます。
飲んでみると優しく柔らかい甘みと香り。マッシュルームや土などの重めの香りがあるものの、舌触りは軽快で、むしろ洗練度を直ぐに探り当てられるほど。ブルーベリーやスミレなどの華やかな果花のノーズも入り交じってきて、多彩なアロマが花籠のように美しく組み合わされています。
濃度や強いインパクトはありません。ですので凝縮爆発型のガンガンしたシラーがお好きな方には物足りないとお感じになられるでしょう。ですがこのしっかり整ったタンニン、軽快で優美な酸のスタイルは万人向け普段着シラーとして、この価格ならば是非ストック頂きたい1本です。
良い状態で5年の熟成を終え、果実味と酸味がちょうど練りこまれて溶け合い、エレガントな心地よさを放っており、この価格としてはその余韻も意外なほど長く感じ、楽しめます。仕上がりのよさ、熟成状態、頃合の旨み、どれもこの価格ならば納得の出来です。
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