Carl Sittmann Oppenheimer Krotenbrunnen Auslese NV
ドイツ:ラインヘッセン地域:ニアシュタイン地区:オッペンハイム村
アルコール度:9.5%
ブドウ品種:ピノ・グリ、ケルナー、ショイレーベ
リカーランドトップで、税抜き925円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強い
色調:オレンジがかったイエロー
濃淡:中庸
粘性:弱め
外観の印象:若々しい、輝きがある
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>カリン、パイナップル、洋梨など複雑な果実香
<花・植物>菩提樹のようなグリーン系フローラル
<香辛・芳香>ハチミツ、グリーン系のスパイス
<化学物質>なし
香りの印象:アロマティック、第1アロマが強め
【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):甘口
酸味:爽やか、優しい
苦味:軽め
バランス:思ったより甘みが強くなく、スマート
アルコール:やや弱め
余韻:長めに続く
【フレーヴァー】
濃縮感のあるカリンやパイナップルのような印象で、ちょっとスパイシー
【評価】
ライトでスマートな飲み口で、優しい甘みとフルーツ感がある
【供出温度】
7度以下 しっかり冷やして爽やかに楽しむのが良さそう
【グラス】
中庸
【総評】
外観は、オレンジがかったイエローで、強い輝きがあります。
香りは、カリン、パイナップル、洋梨など複雑な果実香、強めのフローラル、アカシアのハチミツ、ちょっとスパイシーな印象もあります。
味わいは、軽めの口当たりで、甘みはしっかりあるもののベタベタした印象は無く、果実感と酸味が爽やかさを加えて、スマートな印象のまま、ややえぐ味の残るジューシーなフィニッシュ。
アウスレーゼで1000円以下というのはかなりビックリする価格ですが、飲んだ印象は、なるほどこれはカジュアルだって感じです。
ブラインドで飲んだらカビネットくらいをイメージしますね。
というかドイツの甘口ワインってあまり飲まないので、最近の傾向がどうなのか、よく分かりませんね~。
昔のアウスレーゼを知っている人にはやや物足りないと思いますが、ほどほどに抑えられた甘みが悪くなく、後味もベタベタした感じが無いので、これはこれで良いかも。
甘いワインが嫌いなカミさんに飲ませると、「うわっ、甘っ、このぶどうの種みたいな感じがダメ。」と完全否定。
今日の晩御飯は豚しゃぶうどん。ゴマだれがかかってます。
なんというか、まったく気兼ねがいらない感じで合いますね。
おつまみで、茂蔵の「むき枝豆の昆布だし浅漬け」「牛たんと豆腐のつくね」に合わせると、どれもカジュアルに馴染んで特に問題なし。
おみやげで貰った、山形のさくらんぼカレー(レトルト)も大丈夫。
薄皮付きピーナッツも問題なし。
甘いワインですが、家庭料理に何となく合わせる、というシーンでは活躍しそう。
ドイツワインは和食に合わせやすいと言われていますが、今回改めて実感しました。
筑前煮とかたけのこの煮物、角煮くらいも合いそうな気がします。
今回生魚を合わせてませんが、刺身とかお寿司もいけそうですね。
しめ鯖とかでもいけそうな、懐の深さを感じます。
甘くて、マスカットのような香りも強いので、好みはあるかと思いますが、たまには甘いワインもいいですね。
アルコール度も低めなので、ランチとか、ピクニックというシーンにもいいかも。
ホームパーティでは、1本甘いワインを入れておくとアクセントになりますよね。
そんなときはオススメです。
甘いワインだけど、最後まで飲み飽きませんでした。
難点を言えば、アルコール度が低いので、1本開けてもちょっと物足りなさがありますね。。。
人に例えると、真面目で明るくて、人当たりもいいんだけど、ちょっと憂いもある好青年って感じ?
コストパフォーマンスも高く、オススメです。
■楽天ショップへのリンク
カール・ジットマンオッペンハイマー・クレーテンブルネンアウスレーゼ[2012]
※サイトより引用
カール・ジットマンは、1879年にラインヘッセンに設立したワイナリーで、設立者のカール・ジットマンは、同地でワイン商を営んでおり、『高品質でありながら誰もが気軽に楽しめるワイン造り』の姿勢は今尚、受け継がれ現在に至ります。
カール・ジットマン社は、ラインヘッセン、モーゼルを主体にしたワインを生産していて、自社所有の畑と栽培家から買い付ける葡萄からワインを造り出しますが、著名な区画も数多く所有しており、それでも非常に安価な価格で提供してくれるワインメーカーとしてドイツでも有名。
今回ご紹介させて頂くのは、ラインヘッセンを代表する生産地の1つ“オッペンハイム”のワイン。畑名の『クレーテンブルネン』は“ひき蛙の泉”という意味のオッペンハイムを代表する畑です。
アウスレーゼ格付けのワインでもかなりお買い得感があり、使用品種は、ピノ・グリ、ケルナー、ショイレーベの3品種をバランスよく使用したもので、アウスレーゼと言う事もあり、甘口なのですが、ドイツの優れたワインらしく酸とのバランスが絶妙で、ベタベタしたような甘さは一切ありません。
色合いは淡く、透明感のあるライトイエローの色調。最初の香りはグレープフルーツやライムなどの柑橘系が主体で、しばらくすると蜂蜜やライチなどの華やかな甘さのある香り。
飲み口は甘口ですが軽やかで繊細。良いドイツらしい絶妙な酸が甘さはクドくさせず、ふんわりした優しさに溢れます。
これは、リースリング単一で造り出したワインでは無い、3品種使用ならではのバランスだと思います。
余韻は蜜のニュアンスが口の中に長く残りますが、一貫して爽やかなスタイル。甘いけど爽やか。グレープフルーツの皮のような風味も楽しめますよ。
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