Melozal Reserve Chardonnay 2014
チリ:セントラル・ヴァレー:マウレ・ヴァレー
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:シャルドネ
リカーランドトップで、税抜き925円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:オレンジがかったイエロー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色付きが弱い
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>カリンやパイナップルの熟した果実、リンゴのようなちょっと酸化のイメージ
<花・植物>グリーン系ハーブ香、ミント、シナモン
<香辛・芳香>ややミネラル、バタークリーム
<化学物質>なし
香りの印象:熟した印象と、爽やかな印象が同居している、時間が経つと木樽の影響が強く出てくる
【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープで尖ったイメージ
苦味:コク(深み)を与える
バランス:果実感控えめのドライで辛い印象
アルコール:強め
余韻:少し続く
【フレーヴァー】
リンゴのようなちょっと酸化した印象
【評価】
ドライで辛い、強さがある
【供出温度】
11-14度 温度が低いと辛く感じるので、ちょっと温度を揚げて飲んだほうが良さそう
【グラス】
中庸
【総評】
外観は、ちょっとオレンジ色がさしたイエローで、酸化したイメージがあります。
香りは、カリンやパイナップルのような熟した果実、酸化をイメージさせるリンゴ、グリーン系のハーブ香、揮発性のあるミントやシナモン、時間が経つと木樽の影響が強くなり、ヴァニラやバタークリームのような濃厚な印象に変わってきました。
味わいは、やや強めのドライなアタックから、抑えめのフルーツ感と強めの酸味、あまり膨らまずにしっかりした辛さが出てきて、じわっと味わいを残して余韻のあるフィニッシュ。
最初は、辛くて強い印象でしたが、グラスに入れて時間が経つとだんだん様子が変わってきました。
木樽の影響が強い、濃厚でバターリィなタイプですが、飲みくちは爽やかで、あまりトロトロ感はありません。
ドライで爽やかな味わいに、こってりした香りがあってちょっと不思議な印象ですね。
これだけ木樽の影響が強いと、お化粧感が出ることが多いですが、このワインはギリギリセーフな感じです。
今日の晩御飯は、タラのフライ。
中濃ソースにちょっと辛子を混ぜて合わせてみると、バランスは悪くないけど、香りでワインが余る感じ。
樽香がとても強いので、普通の家庭料理だとちょっと合わせにくいかもしれません。
ちなみに裏ラベルには、
スモークサーモン、スモークハム、野菜のテリーヌ、ソースを添えた鶏肉、ハーブをトッピングしたフレッシュチーズなどに良く合います。と書いてあります。
確かに樽香を活かすにはスモーク系の料理がいいかも。
おつまみだと「いぶりがっこ」とか合わせてみたいですね。
このワイン、時間が経つとまたじわじわ変貌してきて、こんどは果実感と甘みが出てきました。
味に慣れて、感じるようになってきたのか、温度が上がってきたからかは分かりませんが。
少なくとも1000円弱のワインでこれだけ変化が楽しめるのは珍しいですね。
なんだか、いろんな側面を持ってます。
おつまみモッツァレラプレーンに合わせると、チーズが大人しいので、ワインが完全に優位にたちます。
スモークチーズならいいのかというと、これもなかなか微妙そう。
試しにビーフジャーキーに合わせてみると、塩辛さが強調されてイマイチ。
最終的にはこってり感は薄れて、フレッシュなまとまりになりますね。
スレンダーでシャープなイメージ。
若干酸化の印象も残りますが、これがフランス産と間違えそうな感じで、いわゆるニューワールドのワインとはちょっと雰囲気が違います。
グラスに残り少なくなると香りも弱まってきて、あまり力はありませんが、逆にお化粧感もありません。
そういう点ではコンクールワインでもなさそうです。
人に例えると、おしゃれしてて一見チャラい印象に見えるけど、実はしっかりした考え方をもってる30代男子、って感じ?
ちょっと気になるワインですね。
この生産者の他のワインも飲んでみたくなりました。
コストパフォーマンスは高いのではないでしょうか。
■楽天ショップへのリンク
メロザル・レゼルヴ・シャルドネ
※サイトより引用
長年にわたる葡萄栽培とワイン造りの伝統を誇るボデガス・イ・ヴィネドス・メロザル社は、樹齢20年を超える葡萄の木と確固たるワイン造りの技術によって高品質のワインを生み出しています。
チリワインの一大産地であるマウレ地方、ロンコミージャ・ヴァレーのメロザル地区にあるワイナリーは、最先端技術を用いた設備で優れた品質のワイン造りを行っています。
色調は金色がかったイエロー。桃、マルメロやメロンなどのフルーツと、トーストしたナッツのニュアンスがバランス良い香りです。味わいは新鮮でクリーミー。凝縮した果実味とエレガントなオークが相成って、洗練されたワインに仕上がっています。スモークしたハム、野菜のテリーヌやソースを添えた鶏肉料理、またハーブ風味のフレッシュチーズにも良く会います。
■1000円以下のおすすめワイン
0 件のコメント:
コメントを投稿