サンタ・ヘレナ アルパカ シャルドネ・セミヨン 2014
Alpaca Chardonnay Semillon 2014
チリ:セントラル・ヴァレー
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ、セミヨン
リカーランドトップで、税抜き447円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、レモンイエロー
濃淡:やや淡い
粘性:やや強め
外観の印象:若々しい、色付きは弱め、輝きがある
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>洋梨のような熟した果実、南国系果実
<花・植物>白い花
<香辛・芳香>石灰のようなミネラル、グリーン系のハーブ、クリーム
<化学物質>硫黄
香りの印象:第1アロマが強め、2つの品種のブレンドなので複雑性がある
【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):少し残糖の甘みと、アルコールのボリューム感
酸味:爽やかな、シャープな
苦味:コク(深み)を与える
バランス:まろやか、ふくよか、爽やか
アルコール:やや強め
余韻:少し続く
【フレーヴァー】
熟した厚みのある果実感
【評価】
熟した厚みのある果実とふっくらボリューム感があり、酸味も強く爽やかさもあるが、後味にちょっと嫌なえぐ味が残る
【供出温度】
8-10度 冷やしすぎず、ちょっとひんやりくらいが美味しそう
【グラス】
小ぶり、中庸
【総評】
外観はやや淡く、若々しいグリーンがかったイエローで、輝きと艶があります。
香りは、最初に硫黄と硫黄由来のミネラル、グラスを回すと過熟した果実と南国系の果実、その後グリーン系のハーブや、クリームやシロップ、若干ケミカルな要素も感じますが、全体的には悪くありません。
味わいは、しっかりしたフルーツ感の厚みのあるアタックから、じわっと甘みが広がり、強めで爽やかな酸味とふっくらしたボディが支えて、だんだん苦味とえぐ味が強くなってフィニッシュ。
2011年ビンテージから毎年飲んでる、あちこちで評判の良い、アルパカシリーズです。
2014年も期待して開けましたが、安定感はあるけどそれほど感動はない感じ。
ここまで有名になると期待感が強くて、最初のハードルが高いのかもしれませんね。
2013年はイケイケな感じでしたが、2014年はちょっと大人しいタイプみたいです。
また食事が入ると変わるかもしれないので、飲み進んでみます。
今日の晩御飯は、かき揚げとキスの天ぷら、それに残ったキーマカレー。
かき揚げを天つゆにつけて、完全な和食の味で合わせてみましたが、これが意外と大丈夫。
キスの天ぷらもそこそこいけますが、やっぱり果実感がちょっと邪魔をします。
繊細な高級天ぷらだとアウトだと思いますが、家庭の天ぷらならまったく問題ないですね。
天つゆたっぷりつけて、天丼風で合わせると、ワインがちょっと遠慮して場違いな印象になります。
キーマカレーだとワインが遠慮しないけど、ちょっとギャップがあって何だかフィットしません。
カレーには「ゲヴュルツトラミネール」の相性がいいですが、このワインはちょっと固くて真面目な印象なんですね。
食事と合わせると、なんか変に固いですね。
ちょっとブレーキをかける感じがあります。
おつまみで、オリーブオイル&ハーブのクラッカーに、フィラデルフィアのクリームチーズを乗せて合わせてみると、いままでで一番合うけど、ちょっとよそよそしい感じ。
ワインの苦味が、食事にブレーキかけてるのかも。
塩せんべいだとさらにワインの苦味が強くなります。
クリームチーズだけだと、なんか物足りません。
2014年のアルパカは、品質感は問題ないけど、プラスアルファの楽しさみたいなものが足りない印象ですね。
香りもイマイチ良くなくて、最後まで強めのえぐ味が残るのが気になりました。
また機会があったら飲んでみたいと思います。
ちなみに残ったワインを次の日に飲んだらまだまだ大丈夫でしたね。
しかもちょっと良くなってるかも。
一日で飲み切らない方が楽しめるワインかもしれません。
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