2015/03/15

シャトー・デ・ジラレ ルージュ 2013

シャトー・デ・ジラレ ルージュ 2013
シャトー・デ・ジラレ ルージュ 2013
CHATEAU DES ILLARETS ROUGE 2013

フランス:南西地方:A.O.C.ベルジュラック
アルコール度:12%
ブドウ品種:メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%

ヤオコーで、税抜き838円で

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:若さがあるが落ち着いた黒っぽい色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:色付きが良い、深い透明感と輝きがある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>ドライフルーツ、黒い果実
<花・植物>ドライ、
<香辛・芳香>少しピーマン、なめし革
<化学物質>少しケミカル
香りの印象:まだ閉じているのか、ちょっと固い印象

【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープ、ちょっと酸化の印象
タンニン分:サラサラした、収斂性がある
バランス:ライトだが、アルコールがやや浮いた印象
アルコール度:やや強め
余韻:短い

【フレーヴァー】
ドライなフルーツ感とスパイス

【評価】
ライトでドライな口当たりで、フルーツ感は弱めの固い印象ながらスッキリと飲みやすい

【供出温度】
10-13度 軽めの味わいなので温度低めの方が良さそう

【グラス】
小ぶり、中庸

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、若さがあるけど黒っぽい色調の、深い透明感のある濃いルビー。

香りは、まだ閉じている固い印象で、なめし革、黒い果実、ピーマン、などを感じます。

味わいは、ライトでドライな果実感弱めのアタックから、少し酸化したような印象があり、スレンダーなボディと軽めのタンニンで、収斂性のある短めのフィニッシュ。

ちょっと固くて甘みやフルーツ感の少ない伝統産地のタイプですが、クリーンでクールな印象があるのでワインとしては悪くないと思います。

ベルジュラックはボルドーの上流にあたる南西地方ですが、このワインはボルドーと同じ品種を使っていて、印象はほぼボルドータイプ。

安価なボルドー・ルージュのイメージですが、伝統産地らしいまとまりで、第一印象は悪くありません。
スッキリした味わいで、ワインだけでも美味しく飲めますね。

フルーツ感は弱めですが、上品なフルーツ感が効果的にふっと顔を出して、ちょっとじらされるような奥深さを感じます。
魅力の見せ方をよく分かってる、ちょっと悪女タイプみたいな?

飲み進むと魅力がだんだん出てきますね。

今日の晩御飯は、ミートボールのトマト煮込み。
軽めの肉料理ですが、このワインはちょうど良く合いました。

軽いけどタンニンが強めなので、肉系が良さそうです。
鶏肉だとトマト煮込み、ビーフだとハッシュドビーフとかカレーとか。
しっかりワインらしい香りなので、和食は難しそうですね。

人に例えると、見た目は細身で真面目な印象のサラリーマン、でも脱ぐと細マッチョで面白い趣味を持ってる、みたいな感じでしょうか??

軽めなんだけどちょっと本格的な味わいという点では、あまり一般ウケはしなさそうだけど、良いワインだと思います。
ワインだけで飲んでると、だんだん渋みが気になってくるので、ちょっと食べ物が欲しくなりますね。

パーティワインって雰囲気でもなく、家庭で飲むにはちょっと扱いが難しい印象ですが、でも良いワインだと思います。

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【赤ワイン】シャトー・デ・ジラレ ルージュ フランス 赤ワイン 750ml

シャトー・デ・ジラレは、16 世紀の哲学者モンテーニュの生誕地として知られる、サン・ミッシェル・ド・モンテーニュ村に位置します。A.O.C. はベルジュラック地区ですが、畑はボルドーのカスティヨン地区に極めて近いところに位置する為、メルローを主体にボルドースタイルが強く出たワインに仕上がっています。
■関連リンク(ヤオコーのワイン)

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