CHATEAU DES ILLARETS ROUGE 2013
フランス:南西地方:A.O.C.ベルジュラック
アルコール度:12%
ブドウ品種:メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%
ヤオコーで、税抜き838円で
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:弱め
色調:若さがあるが落ち着いた黒っぽい色調の、濃いルビー
濃淡:やや濃い
粘性:強め
外観の印象:色付きが良い、深い透明感と輝きがある
【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:
<果実>ドライフルーツ、黒い果実
<花・植物>ドライ、
<香辛・芳香>少しピーマン、なめし革
<化学物質>少しケミカル
香りの印象:まだ閉じているのか、ちょっと固い印象
【味わい】
アタック:軽い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:シャープ、ちょっと酸化の印象
タンニン分:サラサラした、収斂性がある
バランス:ライトだが、アルコールがやや浮いた印象
アルコール度:やや強め
余韻:短い
【フレーヴァー】
ドライなフルーツ感とスパイス
【評価】
ライトでドライな口当たりで、フルーツ感は弱めの固い印象ながらスッキリと飲みやすい
【供出温度】
10-13度 軽めの味わいなので温度低めの方が良さそう
【グラス】
小ぶり、中庸
【デカンタージュ】
必要なし
【総評】
外観は、若さがあるけど黒っぽい色調の、深い透明感のある濃いルビー。
香りは、まだ閉じている固い印象で、なめし革、黒い果実、ピーマン、などを感じます。
味わいは、ライトでドライな果実感弱めのアタックから、少し酸化したような印象があり、スレンダーなボディと軽めのタンニンで、収斂性のある短めのフィニッシュ。
ちょっと固くて甘みやフルーツ感の少ない伝統産地のタイプですが、クリーンでクールな印象があるのでワインとしては悪くないと思います。
ベルジュラックはボルドーの上流にあたる南西地方ですが、このワインはボルドーと同じ品種を使っていて、印象はほぼボルドータイプ。
安価なボルドー・ルージュのイメージですが、伝統産地らしいまとまりで、第一印象は悪くありません。
スッキリした味わいで、ワインだけでも美味しく飲めますね。
フルーツ感は弱めですが、上品なフルーツ感が効果的にふっと顔を出して、ちょっとじらされるような奥深さを感じます。
魅力の見せ方をよく分かってる、ちょっと悪女タイプみたいな?
飲み進むと魅力がだんだん出てきますね。
今日の晩御飯は、ミートボールのトマト煮込み。
軽めの肉料理ですが、このワインはちょうど良く合いました。
軽いけどタンニンが強めなので、肉系が良さそうです。
鶏肉だとトマト煮込み、ビーフだとハッシュドビーフとかカレーとか。
しっかりワインらしい香りなので、和食は難しそうですね。
人に例えると、見た目は細身で真面目な印象のサラリーマン、でも脱ぐと細マッチョで面白い趣味を持ってる、みたいな感じでしょうか??
軽めなんだけどちょっと本格的な味わいという点では、あまり一般ウケはしなさそうだけど、良いワインだと思います。
ワインだけで飲んでると、だんだん渋みが気になってくるので、ちょっと食べ物が欲しくなりますね。
パーティワインって雰囲気でもなく、家庭で飲むにはちょっと扱いが難しい印象ですが、でも良いワインだと思います。
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シャトー・デ・ジラレは、16 世紀の哲学者モンテーニュの生誕地として知られる、サン・ミッシェル・ド・モンテーニュ村に位置します。A.O.C. はベルジュラック地区ですが、畑はボルドーのカスティヨン地区に極めて近いところに位置する為、メルローを主体にボルドースタイルが強く出たワインに仕上がっています。■関連リンク(ヤオコーのワイン)
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