Domaine Grand Roche Saint Bris 2012
フランス:ブルゴーニュ地方:A.O.C.サン・ブリ
アルコール度:12%
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
町田の藏家さんで、税抜き2076円で購入。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや弱め
色調:わずかにオレンジがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
粘性:弱
外観の印象:若々しいが、オレンジっぽい色味が気になる
【香り】
豊かさ:しっかりと感じられる
特徴:
<果実>柑橘系、南国系果実
<花・植物>白い花
<香辛・芳香>石灰のようなミネラル、クリーム
<化学物質>なし
香りの印象:開いている、第1アロマが強め
【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):弱い(ドライ)
酸味:フレッシュ、シャープ
苦味:爽やかさを与える
バランス:溌剌とした、芯の強さがある
アルコール:やや強め
余韻:少し続く
【フレーヴァー】
柑橘系や酸味の強い梨のような果実感
【評価】
爽やかでフレッシュな味わいを、しっかりした酸味とボディがさりげなく支えている
【供出温度】
8-10度 酸味が強くフレッシュなので、しっかり冷やしたくなるが、あまり冷やしすぎると良さが出ない
【グラス】
中庸
【総評】
外観はやや淡く、オレンジがかったイエローで、輝きがあります。
香りは、柑橘系と南国系の果実、ミネラルや白い花、バタークリームのような印象もあります。
味わいは、爽やかでフレッシュなアタックから、しっかりした酸味とボディが支えて、少し長めに続いて、軽いえぐ味と酸味を残した、ジューシーなフィニッシュ。
とても良くまとまっていますね。
オレンジっぽい外観が気になったけど、完熟したブドウの皮の影響かもしれません。
ソーヴィニヨン・ブランらしい、しっかりした酸味と爽やかさをもっていて、角がとれていながら自己主張は持っている感じ。
自分をしっかり持っている大人、って感じですね。
酸味が中心ですが、強さとマイルドさと、さらにフレッシュさのバランスが良くて、ついついグラスに手が伸びます。
なんというか、ワインに語りかけられてるような、なんか「?」な部分があって、「あれ?あれ?」って感じで飲んでしまうんですね。
面白いワインですね。素敵だと思います。
というか、個人的にサン・ブリが好きなんですね、きっと。
今日の晩御飯は、ブリの刺し身と「おせち」のおこぼれ。
ブリは脂がたっぷり乗ってて、刺身醤油で合わせると生臭くもならず、よく合いました。
一緒に飲んだ、日本酒の「上善如水」よりも良かったくらい。
酢だこはさすがに酸味が強くて、一口目は合わないけど、でも最終的に和解するような合い方。
錦糸卵はたまごのヨード香みたいなものが出てダメですね。
年越しそばも邪魔せずによく合って、鶏の煮物や、栗きんとんにもよく合いました。
このワイン、和食に合わせやすそう。
おだやかな感じがいいんですね。
食事が終わって、剣先するめをあぶったものに合わせても特に問題なし。
ピスタチオはバッチリ合います。
ワインだけになっても大丈夫だし、このワイン万能ですね。
しなやかで穏やかな強さを持ってるというか、周りにも合わせられるけど、しっかり自分を持っててブレないみたいな。
最後まで知的な、上質な爽やかさが続きます。
上品だけじゃなくて、何ともチャーミングな魅力も持ってるんですよね。
人に例えると、可愛さをもってる、知的な大人の女性、みたいな感じでしょうか。
次の日に残ったワインを飲んでもほとんど印象が変わりませんでした。
このワインはいいですね。オススメです。
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サン・ブリ[2012]年・ドメーヌ・グラン・ロシェ元詰・蔵出し・AOCサン・ブリ・自然派・ソーヴィニヨン・ブラン100%SAINT BRIS [2012] Domaine Grand Roche AOC Saint Bris
※サイトより引用
ブルゴーニュ辛口白ワイン愛好家大注目!ブルゴーニュで唯一のソーヴィニヨン・ブランのAOC!
シャブリ地区に隣接し、石灰岩がごろごろ転がるアジロアルケールから、自然派リュット・レゾネでソーヴィニヨンブラン100%で造られるこのワインは、ミネラルたっぷり。
口に溢れんばかりの爽やかさで、きれいな果実味とキレのある酸が特徴の究極辛口白ワイン!
しかも造り手は20年前にエリック氏が一代で築いた新進ドメーヌ!
シャブリに共通するミネラリーな辛口!石灰、グレープフルーツ、白い花の香り、広がりのある果実味としっかりとした酸味!
間違いなく現代サン・ブリでも上位に位置すると確信させられる人気辛口ソーヴィニヨン・サン・ブリが少量入荷!
粘土石灰 名の通り、大きな岩を破砕したもの=カルケールが表面にある。5.5ha 東向き斜面 (酸を残すには、南向き斜面は向かない。)
収穫後、すぐにプレスして果皮と種を取り除き、不純物を分離するために、約10度で一日半沈静化。その後25hlと50hlの小さなステンレスタンクを用いてパーセル(区画)ごとにアルコール発酵に移ります。
ソーヴィニヨンブランのきれいな果実味と芳香を引き出すために発酵期間を長くとり16~18度で12日程度発酵させます。コラージュ(清澄化)は行いませんが、珪藻土濾過を行います。
シャブリに共通するミネラリーな辛口。石灰、グレープフルーツ、白い花の香り、広がりのある果実味としっかりとした酸味。
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