2014/03/09

プレ・ペール・エ・フィス ラングドック ルージュ 2012

プレ・ペール・エ・フィス ラングドック ルージュ 2012
プレ・ペール・エ・フィス ラングドック ルージュ 2012
POULET PERE & FILS LANGUEDOC ROUGE 2012

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:AOCラングドック
アルコール度:13.5%
ブドウ品種:グルナッシュ、シラー

カルディコーヒーファームで、1080円で購入。


【外観】
清澄度:やや濁った感じ
輝き:やや強め
色調:鮮やかな紫色のフチの、濃いガーネット
濃淡:濃い
粘性:強め
外観の印象:若々しい、色づきが良い、深い透明感がある

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:黒い果実、グリーン系スパイス、フローラル、ドライフラワー
香りの印象:温度が低いせいか香りが弱いが、じわじわ良くなってきている

【味わい】
アタック:やや軽め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:シャープな、フレッシュな
タンニン分:サラサラした、収斂性がある
バランス:心地よい、流れるような、後味が辛い
アルコール度:やや強め
余韻:長めに続く

【フレーヴァー】
渋みが強く残り、スパイシーな印象

【評価】
心地よい口当たりで、華やかさがあるが、後味は渋みが強く残り、辛い

【供出温度】
11-14度、15-18度

【グラス】
中庸、大ぶり(これから香りが良くなれば)

【デカンタージュ】
必要なし

【総評】
外観は、鮮やかな紫色のフチで、ほぼ黒に近い濃さですが、深い透明感と、底光りする美しい輝きを持っています。

香りは、温度が低めのせいか弱く、閉じた印象ながら、黒い果実や華やかなフローラル、刺激的なスパイスの要素があり、これからだんだん良くなってきそうな期待感がありますね。

味わいは、やや軽めで、ひんやりした心地良いアタックから、強い酸味がキューっと締めて、その後に収斂性のあるタンニンの渋みが強く出ます。
アルコール度も高いせいか、後味は辛い印象です。

第一印象は、ややバランスが悪い感じがあるものの、心地良い飲みくちや、華やかな香りは、これから良くなってきそうな期待感がありますね。

時間が経つと、南仏らしい、ガリーグのようなハーブ香が強くなってきました。
温度が上がってきても、ひんやりクールな飲みくちは変わらず、好印象です。

サービス精神旺盛な、万人受けするタイプではなく、自分のスタイルを持っていて、スタイリッシュでクールな印象があります。

今日の晩御飯は、豚肉ともやしの炒めもの。
甘辛の味付けです。

このワイン、食事の邪魔はしませんが、華やかさがあるので、こういった地味なメニューだとワインが活かしきれませんね。
ワインをちょっと持て余す感じ。

ガリーグというか、ハーブ香が強めなので、洋食メニューでも香りが強めのものがいいでしょうね。

肉の味が強めのビーフやラムだとワインが負けそうな印象もあるので、鶏肉の香草焼き、みたいなメニューでしょうか。
あとはハーブを使った、鶏肉やビーフのトマト煮込みとか。

おつまみでピスタチオに合わせうると、うまく馴染んで、料理のソースのようになります。
ピスタチオの油脂分とワインのタンニンのバランスがちょうどいい感じ。

合わせる料理によって、すごく活きそうなワインですね。

食事が終わって、ワインだけになると、だんだんワインが落ち着いてきて飲みやすくなってきました。
落ち着いた雰囲気で、ジワッと旨味が広がるような味わいです。

なんでしょうか、ちょっとブルゴーニュっぽいというか。
南仏らしさもありながら、ちょっと強い意思をもっているような感じ。

安いワインなので、香りは時間とともに弱くなりますが、素性の良い感じがあって、コストパフォーマンスは高いと思います。

この生産者は、サンタムールが美味しかったので、期待はしていたのですが、やはりジワジワ来る美味しさがありますね。
私はこのワイン、とても好きです。

■関連リンク(カルディコーヒーファームのワイン)


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