2013/06/02

ドメーヌ・アストラック トゥトゥ イーヴル ブラン 2011 (ブラインドテイスティング:外す)

ドメーヌ・アストラック トゥトゥ イーヴル ブラン 2011
(1)ゲヴュルツトラミナー(独:ファルツ地域:QbA:11)\1290
(2)シュナン・ブラン、シャルドネ(仏:ロワール地方:AOCソーミュール:11)\1180
(3)シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ブールブーラン他(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPセヴェンヌ:11)\1080
(4)グルナッシュ・ブラン、ソーミュール・ブラン(仏:コート・デュ・ローヌ地方:IGPアルディッシュ:11)\798
(5)リースリング(チリ:セントラル・ヴァレー:12)\735
(6)グルナッシュ・ブラン35%、ヴェルメンティーノ25%、シュナン・ブラン5%、シャサン15%、モーザック10%、ソーヴィニヨン・ブラン10%(仏:ラングドック・ルーション地方:IGPペイ・ドック:11)\728

の6本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:グリーンがかった、イエロー
濃淡:やや淡い
ディスク:やや厚い
粘性:やや強め
泡立ち:スティル
外観の印象:若々しい、輝きがある、金属質

【香り】
豊かさ:やや強め
特徴:石灰のようなミネラル、やや石油香、カリン、柑橘系、レモン、爽やかなハーブ
香りの印象:ミネラル感が強い硬質で、爽やかな印象

【味わい】
アタック:柔らかい、ほんのり甘い
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊か
酸味:おだやか、フレッシュ
バランス:スリムでフレッシュ、溌剌とした
苦味:コク(深み)を与える
アルコール:やや強め
余韻:やや短め

【フレーヴァー】
ミネラリー、フレッシュ

【評価】
スリムでフレッシュ、シンプルだが、深い味わいがある

【供出温度】
8-10度

【グラス】
小ぶり、中庸

【判定】
外観は若々しく、色付きは弱め。
金属質なギラギラした輝きを持っている。

香りはミネラル感が中心で、やや石油香も感じる。
柑橘系の印象と、やや甘い果実感もある。
ニューワールドのリースリングが候補。

味わいは柔らかいアタックで、残糖の甘みがある。
これくらい残糖があるのは、ドイツ?と思うが、少なくともゲヴュルツトラミナーではないだろう。
そうなるとまたニューワールドのリースリングが候補になる。

もう一つ候補は、シュナン・ブランを使ったロワール。

全体的に上品に軽くまとまっている感じは、ニューワールドというよりはロワールかも。
ヒンヤリした印象が、北の産地のイメージ。

時間とともに樽香も出てきて、複雑性も出てきた。

ファイナルアンサーで、シュナン・ブラン、シャルドネのソーミュール
で、ブー

なんと、ペイ・ドック。

【総評】
ドメーヌ・アストラック トゥトゥ イーヴル ブラン 2011
Domaine Astruc Tou Tou IVRE BLANC 2011

フランス:ラングドック・ルーション地方:IGPペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:グルナッシュ・ブラン35%、ヴェルメンティーノ25%、シュナン・ブラン5%、シャサン15%、モーザック10%、ソーヴィニヨン・ブラン10%
リカーランドトップで、728円で購入。

全然北じゃない、南仏のワインでした。
たくさんの品種が混ざっているのに、とても素直なまとまりで、造り手のセンスの良さを感じます。

外観はやや淡めのグリーン・イエローで、ギラギラした金属質な輝き。
粘性も強めです。

香りは、注いでから、どんどん変化します。
最初は、石灰のような硬質なミネラル感と柑橘系、そこからだんだん、穏やかな南の方の果実感に変わってきて、熟した印象になります。
百合のような重いフローラル香もあって、それほど強めではないけど、香りは複雑。

口当たりはとにかく穏やか。
優しい、柔らかいアタック。

スリムなので、ボリューム感はそんなにありませんが、ソフトなふっくらとした印象が最後まで続き、アフターはほんのり苦味を残しジューシー。
余韻はチャーミングな果実感が良い感じに残りますね。

何というか、シンプルに「美味しい」って感じ。
だれが飲んでも美味しいっていいそうな、優等生的な美味しさがありますね。

今日の晩御飯は、筑前煮。
このワイン、ほんのりした甘みが、和風の煮ものにもフィットします。

カミさんに、価格感を聞いたら、780円でほぼ正解。

ちょっと酸っぱくて、水っぽくて、バランスが悪いという評価。
あれれ?意外と辛口です。

多分、お酒飲みにはちょっと物足りない、ソフトな味わいなんですね。

飲み進むと、微妙にバランスがずれてくるような感じはありますが、コストパフォーマンスは良いのではないでしょうか。

■ジャン・クロード・マスのワイン

・クロード・ヴァル 白 2009
・クロード・ヴァル 赤 2010
・ドメーヌ・ポール・マス クロード・ヴァル ロゼ 2011

■楽天ショップへのリンク

トゥトゥ・イーヴル ブラン [2010] 【あす楽対応_関東】

※サイトより引用
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驚愕のコストパフォーマンスで世界を席巻する南仏の旗手、ジャン・クロード・マス氏。
その彼が愛犬ソクラテスをモチーフに自らラベルを描いたこの「トゥトゥ・イーヴル」は、独特のリラックス&カジュアルな世界を提案しており、ラベルには自身と愛犬の肉球のサインが入っています。

トゥトゥ・イーヴルのワインは、ジャン・クロード・マスがそのポテンシャルに魅了され、彼のフィロソフィーを実現すべく心血を注ぎこんでいる「ドメーヌ・アストラック」で作られた、自信作です。

=味わい=
緑がかった明るい黄金色。
白い花とシトラスの複雑な香りに、トロピカルフルーツのアロマ。
フルーティでリッチ。鮮明な味わい。長く余韻の残る、バランスの取れた豊満な味わい。

=お料理=
スズキの香草焼き、サーモンのフライ、焼き鳥(塩)、チキンカレー、小海老のピッツア

<テクニカルデータ>
砂利の混じった粘土質石灰質土壌。わずかに片岩土壌。気候は地中海性気候。
品種ごとに別々に醸造。除梗後、4~8日間6℃でスキンコンタクト。
空圧式のプレス機でプレスし、果汁をろ過。低温で澱引きし、3週間18℃で発酵させる。
これにより、果実味やアロマ、柔らかさが最大限引き出される。

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