(2)シャルドネ(チリ:セントラル・ヴァレー地方:NV)\500
の2本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。
【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:やや強め
色調:ベージュっぽい、やや強いイエロー
濃淡:やや濃い
ディスク:やや薄い
粘性:弱め
泡立ち:スティル
外観の印象:色付きは良いが、やや大人しい外観
【香り】
豊かさ:弱め
特徴:洋ナシ、モモ、柑橘系の皮、コンポート、ハーブ、バタークリーム
香りの印象:開いてるが、控えめ
【味わい】
アタック:弱め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):まろやか
酸味:なめらか、スムーズ
バランス:まろやか、溌剌とした
苦味:穏やか
アルコール:やや強め
余韻:やや長い
【フレーヴァー】
フルーティ(ややボリューム感のある)
【評価】
ややふっくらとした、ボリュームのあるカジュアルな果実感。
【供出温度】
8-10度
【グラス】
小ぶり、中庸
【判定】
やや濃い外観は暖かい地域のシャルドネか。
香りは濃縮感のある果実香が中心で、シャルドネ特有のスモーキーさや熟した印象を持っている。
味わいは軽めのアタックながら、ふっくらとボリューム感のある味わい。
いかにもシャルドネっぽい。
ファイナルアンサーで、シャルドネ。
で、ブー
なんと、メルセゲラ、マカベオ、でした。
【総評】
ヴィーニャ・アルカンタ 白 2010
VINA ALCANTA WHITE 2010
カミさんに感想を聞いたら、「もっとスッキリしているかと思って開けたけど、結構コテコテ、あまり美味しくない。480円。」と低評価。
シャルドネ嫌いなカミさんなので、このコッテリ感と、後味に残る「えぐ味」が嫌いなポイントだったみたい。
と、言いながら結構いいペースで飲んでたけど・・・
ネタバレしてみると、確かに、シャルドネっぽくない部分に気が付きます。
ちょっとローカル品種らしい、クセというか、口当たりの荒さ、みたいなものでしょうか。
香りもスペインらしい、シェリーっぽい感じが少しありますね。
私はこのワイン、決して嫌いじゃありません。
飲む進むとじわじわ出てくる個性があって、やはりグローバル品種には無い、個性的な味わいがあります。
今日の晩御飯は、いか団子と、棒々鶏風サラダ。
いか団子は、そのまま合わせると、イカの強い香りを、ワインが抑えられません。
辛子マヨネーズ醤油をつけて合わせてみると、色々な味が交錯して、どさくさに紛れて、まあOKみたいな感じ?
ゴマの効いた、棒々鶏風サラダに合わせると、ワインがスッキリとした印象になって、これは良い感じ。
黒胡椒を効かせた、鶏がらスープに合わせると、苦味がやや浮く感じ。
でも、食事全般に良く合いました。
食事が終わって、ワインだけになっても、心地良いフルーツ感が良くて、そのままでも大丈夫。
これは結構オールマイティなタイプですね。
ちょっと、のどに残る感じがあるものの、この価格帯では十分な品質だと思います。
クールでクリーン、爽やかで、空に抜けるような、イメージを持ってますね。
後味はやや辛いものの、軽めでクールな飲みくちなので、ドンドン飲んでしまいます。
これはオススメです。
■楽天ショップへのリンク
ビィーニャ アルカンタ 白
※サイトより引用
「価格からは想像できない味わい」・・・と言ってしまえば月並みですが、まさにその言葉を体現したといえるリカオーのベストセラーです。
リーズナブル過ぎ(!?)て信じられないかもしれませんが、スペイン・ワイン法で厳しい基準が設けられているDO(原産地呼称)規格に認定されている品質には折り紙つきのワインです。
つまり価格はスーパーなんかで比較的安く売られてるワインと一緒(よりちょっと安い?)くらいですが、そのクラスはスペイン・ワイン法で定められた6つの規格で最上級から数えて3番目にあたる高級ワインなんです。
透き通った薄い黄色と、熱帯のフルーツやジャスミンを想わせる爽やかな香りが特徴で、口中に新鮮で爽やかな味わいが長く続きます。
エビや白身魚などの素材とはもちろん、鍋料理や刺身、酢の物といった日本の家庭料理との相性も良く、コストパフォーマンスも含めて日常の食卓にぴったりのワインです。
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