2012/05/12

ロランジュレ・シャルドネ 2010(ブラインドテイスティング:外す)

ロランジュレ・シャルドネ 2010
(1)シャルドネ(仏:ブルゴーニュ州:AOCプイィ・フュイッセ:08)\3900
(2)ソーヴィニヨン・ブラン34%、セミヨン33%、ミュスカデル33%(仏:ボルドー地方:AOCアントル・ドゥ・メール:11)\2080
(3)甲州77%、竜眼22%、シャルドネ1%(日本:山梨県甲州市勝沼、長野県安曇野、山形県上山:11)\1428
(4)デラウェア(日本:山梨県:10)\1320
(5)シャルドネ100%(仏:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPペイ・ドック:10)\980くらい(6本セット@714円で購入)

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

【外観】
清澄度:澄んだ
輝き:強い
色調:オレンジがかった、イエロー
濃淡:濃い
ディスク:厚め
粘性:強め
泡立ち:スティル
外観の印象:やや熟成感がある、よく熟した

【香り】
豊かさ:やや弱め
特徴:洋ナシ、バタークリーム、白い肉の果実、ラムネ
香りの印象:控えめ、第1アロマが強い

【味わい】
アタック:やや強め
甘み(アルコールのボリューム感も含む):豊かな
酸味:優しい、しっかりしている
バランス:ふくよかな、厚みのある、溌剌とした
苦味:コク(深み)を与える
アルコール:やや強め
余韻:やや長い

【フレーヴァー】
フルーティ(フレッシュな)

【評価】
ふっくらとして厚みがあるが、香りが弱め

【供出温度】
8-10度

【グラス】
中庸

【判定】
オレンジがほんのり入っているが、若々しさがある。
これは品種の色みたい。
グローバル品種以外が候補になりそう。

香りは弱いけど、品のいい感じ。
独特なカラメルのような、アメのような、甘い印象がある。
これもちょっと特殊な感じ。

味わいは、香りの印象とは違い、ふっくらとした厚みがある。
じわっとくる強さ。
日本の2本が候補。

この香りにある、独特なカラメルのような印象は、ココ・ファームの農民ドライと似てる?
でも甲州って感じじゃないかな。

かといって、デラウェアって感じでもない。

うーん、悩む。

ひょっとしてボルドーって選択肢もあり?
なんだか、飲んでると、これはモダンなボルドーブランって気がしてきた。

さらに混乱。

でもやはり香りの弱さと、品種自体に力が無さそうなので、ここは日本のワインで。

ファイナルアンサーで、甲州、竜眼、シャルドネ
で、ブー

ラングドックのシャルドネでした。

【総評】
ロランジュレ・シャルドネ 2010
L'ORANGERAIE CHARDONNAY 2010

フランス:ラングドック・ルーシヨン地方:IGPペイ・ドック
アルコール度:13%
ブドウ品種:シャルドネ100%

ヴィノスやまざきの通販で、6本セット4280円で購入(1本あたり714円)。
参考価格は、980円。

なぜか全然シャルドネっぽくなくて、完全に外してました。

外した一つの要因は、外観のオレンジっぽさですかね。
日光に良く当たった、色づきの良い果実だったのでしょうか。

でもネタバレしてみると、ああ確かにシャルドネだわ、って感じ。
南の、おおらかな印象のシャルドネですね。

最初上品だった香りは、時間とともに、樽の影響がマイナスに出てきたみたい。
木酢液みたいな、ちょっと酸っぱい系の香りになってきてます。

でも時間が経って、温度が上がってきても、トロリとまったりと、ネクターのような、スイーツのような果実感を持ってますね。

ワインだけで美味しく飲めるタイプです。
フルーツデザートでもいただいているような感覚。

これは誰でも美味しいって言いそうですね。
特に女子には受けそうな気がします。

カミさんに価格感を聞いたら、1280円。
シャルドネをあまり好きじゃないカミさんも、これは美味しいね、という評価でした。

あまり冷やすよりも、ちょっと温度高めの方が、とろとろ感があって美味しいかもしれません。

1000円程度だったらオススメですね。

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