2011/03/21

サン・タムール 2009 テラ・ヴィティス ドメーヌ・デュ・クロ・デュ・シャピトル(ブラインドテイスティング:当てる)

 
(1)ガメイ(仏:ブルゴーニュ地方:AOCサンタムール:09) \1920
(2)グルナッシュ60% シラー30% ムールヴェードル10%(仏:ローヌ地方:AOCコトー・デュ・トリカスタン:08)\1680
(3)ピノ・ノワール(仏:ブルゴーニュ地方:AOCブルゴーニュ:09)\1499
(4)カベルネ・ソーヴィニヨン(チリ:セントラル・ヴァレー:マイポ・ヴァレー:09)\1080
(5)テンプラニーリョ(スペイン:バレンシア州:DOバレンシア:09)\980

の5本のうちから1本を開けてもらい、ブラインドテイスティング。

サン・タムール 2009 テラ・ヴィティス ドメーヌ・デュ・クロ・デュ・シャピトル
【外観】
鮮やかな色調の、深い透明感のある、濃いルビー色。
色調は鮮やかで、フチは少し青みがかったバイオレット。
深い透明感があり、底がうっすら見える程度。
底光りするような輝きを持っている。
粘性は中庸。

【香り】
キャンディ。
フローラル。
赤い果実。
なめし革。
香りは華やかで、チャーミング。
グラスを回すと、やや動物香が強くなるが、あまり印象は変わらない。

【味わい】
残糖を少し感じるセック。
ライトからミディアムボディ。
穏やかなフルーティさを感じるアタック。
アルコール度は強めで、後味にアルコールの印象が残る。
酸味はフレッシュでちょっと若々しい荒っぽさがある。
タンニンは穏やかで、舌の表面が少し乾くくらい。
若いのに、干しぶどうのような味わいがある。
余韻は長めに続く。

【判定】
若々しくて、透明感を感じる外観からは、サンタムール、ローヌ、ピノ・ノワールが候補。

香りは、キャンディ、干しぶどう、なめし革、の印象があり、ほぼガメイ。

味わいもボージョレ・ヌーヴォーを思わせる、軽さ、ジューシーさ、酸の強さ、タンニンの弱さがある。

ファイナルアンサーで、サンタムール
で、ピンポン

ボージョレらしさをしっかり持っていながら、力強さもあります。

【総評】
サン・タムール 2009 テラ・ヴィティス ドメーヌ・デュ・クロ・デュ・シャピトル
Saint-Amour 2009 Terra Vitis Domaine du Clos du Chapitre

フランス:ブルゴーニュ地方:AOCサン・タムール
アルコール度:13%
ブドウ品種:ガメイ

リカーランドトップで、1920円で購入。

軽いのですが、プルーンのような濃厚な果実感を持っています。
干しぶどうのジュースみたい、というか。

ガメイは好き嫌いがある品種ですが、このワインはとってもガメイっぽい味わいなので、元々ガメイが嫌いな人にはダメでしょうね。

ボージョレが嫌いじゃない、って人には、リーズナブルなクリュ・ボージョレとしてオススメです。

カミさんに価格感を聞いたら、1780円。
実際の価格よりは安く感じたみたいですが、華やかで美味しいと、好評価です。
花粉症で鼻がつまっていても、口に含んだ時に華やかな印象が広がる、らしいです。

なんかこの、プルーンジュースみたいな、濃縮された果実感がクセになりそうですね。

飲み口も、だんだん、とろみが出てきて、全体的にまったりした味わいになってきました。

バランスも良くなってきましたね。

飲み進むとどんどん美味しくなります。
いいですねー、このワイン。

今日の晩ご飯は自家製のチャーシューだったのですが、イマイチかみ合わない感じ。

華やかな香りもそうですが、アルコールの強さが合わせる料理によっては辛く感じてしまいますね。

ライトボディで優しい飲み口なので、家庭料理にも合いそうなイメージがありますが、意外と神経質。

料理を選びそうなワインです。

ちなみにナッツに合わせてみたら、アーモンドは辛くなるけど、カシューナッツはOKって感じでした。
油脂分が多くて、塩味が少ないものが合うのかな?

でもこのワイン、それだけで飲んでも十分美味しいです。

クリュ・ボージョレってなかなか手が出ませんが、たまには飲んでみることをオススメします。

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